東海道新幹線開業60年の節目を迎えた10月、東京メトロが、営団地下鉄民営化から20年で、東証プライム市場上場を迎えました。「聞く耳持たず」のイスラエルは国の内に外に戦線を拡大、ウクライナ戦争には北朝鮮が本格参戦の様相。世界で止む事がない戦争・紛争の戦地には、被爆者の苦しみを訴え続け、ノーベル平和賞受賞が決まった日本被団協の叫びも、届かないのか。そして、自公過半数割れの総選挙(モルドバ・ジョージアに比べれば、今回の選挙そのものは平和裏に終わったようだが)を経て生まれようとする新政権は、その枠組みがどうあれ、この現実とどう向き合おうというのか?袴田事件無罪確定に、中学生殺人事件の再審開始決定、司法の在り方が改めて問われた月でもあった。「人は死ぬまでは生きなければならない」(「武田信玄」山本 勘助)天竺を目指した豚の妖怪に、子育てに奔走するカメラマン、徳川八代将軍に薩摩の英雄、多彩な役柄で親しまれた大俳優が、突如世を去ってしまいました。新潟県中越地震から20年、今月は一体、何があったのでしょうか。
9月29日 上野動物園のパンダ「リーリー」「シンシン」 中国に出発
9月30日 韓国梨泰院「群衆雪崩」事故 当時の警察署長に実刑判決
1日 アメリカ東部等港湾地域 労働組合 一斉ストライキ突入
2日 遊覧船 エンジン停止で航行不能 三重県英虞湾
3日 桂 文枝師匠 創作落語披露 生成AIと対話で創造
4日 東京都 全国初のカスハラ防止条例成立
5日 「痛車」集合イベント 岐阜県垂井町で開催
6日 緊急時 LNG優先購入 イタリア政府と合意 覚書締結
7日 倒壊7階建てビル 公費解体工事開始 石川県輪島市
8日 楽天 辰巳 涼介 外野手「刺殺」プロ野球記録 76年ぶり更新
9日 知床観光船沈没事故 運行会社社長 業務上過失致死の罪で起訴
(11日に保釈)
10日 ファーストリテイリング 1年間決算発表 初の売り上げ3兆円超
11日 西武ライオンズ新監督に西口 文也二軍監督就任 記者会見
12日 荒川放水路通水100年 東京都北区で記念イベント
13日 マカオ行政長官 岑 浩輝氏選出 初の中国本土出身者
14日 オリンピック金メダリスト北口 榛花 出身地旭川で陸上教室
15日 J1町田ゼルビア SNS上誹謗中傷で刑事告訴
16日 イタリア 移民など収容施設 アルバニアに建設 運用開始
17日 バスケBリーグ「プレミア」 参入22チーム発表
18日 連合 来年の春闘基本構想決定 賃上げ5%・中小は6%要求の方針
19日 全日本スキー連盟 新会長に原田 雅彦氏就任
20日 インドネシア新大統領 プラボウォ氏就任
21日 サンフレッチェ広島 青山 敏弘 今季限り引退 記者会見
22日 「アポ電」強盗致死事件 被告3人全員に無期懲役判決
23日 円相場 1$≒153円台 3か月ぶり円安水準
24日 船井電機 破産手続き開始決定
25日 サブウェイ日本法人 ワタミが買収発表
26日 イギリス連邦首脳会議開催 奴隷貿易賠償問題 協議会開始で合意
27日 小型機 滑走路オーバーラン 崖下に転落 宮城県瀬峰飛行場
28日 明治神宮外苑再開発 樹木伐採開始
29日 女川原子力発電所2号機 震災以来13年半ぶり運転再開
今月はこの他、郵便料金値上げ、夕刊フジ・じゃらんが休刊発表、宮崎空港が不発弾爆発により閉鎖、料理評論家服部 幸應氏・タタグループのラタ タタン名誉会長・「ドラえもん」大山 のぶ代さん・ファッション評論家ピーコ氏・元大関旭國の太田 武雄氏・東京電力勝俣 恒久元会長ら死去、イギリス最後の火力発電所が運転停止、NATO新事務総長にルッテ前オランダ首相就任、ジャングルポケット・斎藤 慎二が性的暴行容疑で書類送検(吉本との契約も解除)、ノーベル文学賞には韓国ハン・ガン氏・藤田 菜七子騎手がスマホ不正使用で処分の後引退、NewJeansハニがいじめを韓国国会で証言、ワン・ダイレクションのリアム ペインが急死、マイコプラズマ肺炎患者数が過去最多更新、BRICS首脳会談・中印首脳会談がロシアで開催、文化勲章にちば てつや氏、英で性的画像要求の被告に終身刑、オリンパスCEOが違法薬物購入で辞任、ロサンゼルス・ドジャースがワールドシリーズV、などがありました。関東地方では「闇バイト」強盗が相変わらず頻発しています。
台湾を始め東南アジア各地が台風で、米フロリダがハリケーンで、そしてスペイン・バレンシア州が大雨で、甚大な被害を受けました。
米ボーイング・独フォルクスワーゲン、名にし負う欧米の製造大企業が経営難に陥り、人員削減計画が発表になったが、当然大規模な労働争議も勃発、その行方は果たして。
イニエスタ・ナダルと、スペインのスタープレーヤーが、相次いで引退を表明しました。
JR九州の高速船の不祥事で海上保安部の捜索の手が入り、JR九州では年末まで、高速船の休航を決定しました。高速船会社は今日、改善報告書を国に提出しています。今日はJR貨物にも事業改善命令が出されているし、鉄道だけでなく、ANAでも空気圧低下で必要になったタイヤの交換を行わずに旅客機を運航させた事案も判明しました。月初にはいすみ鉄道で脱線事故が起きているし、交通業界全体で今一度、地に足をつけて、安全運行・運航を目指す体制を、きちんと整えて頂きたい。
トルコ・マレーシアで、日本人が犠牲になる観光バス事故が相次ぎました。タイのバス火災事故も、悲劇でした。
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≪今月この一枚≫
前回まで九州超弾丸旅行について書いたが、今月も月曜仕事終了から即出発・火曜日夜帰宅の弾丸旅行を繰り返しています(来週もやります)。むろんお金がすごくかかっちゃうんだけれど、煮詰まる部分が多々あって、息抜きが欲しいんですよねえ。「金に余裕があるうちに」という事もあります。21・22日も松本に行って(宿確保できなくて屋代まで行っちゃったけれど)、22日にはアルピコの電車も撮ってきました。昼前には松本駅に戻ってきて、午後は普通列車乗り継ぎ(で通したかったが、人身事故遭遇で甲府から〔あずさ〕にせざるを得なくなったが)で帰ってきました。その合間、12時前後にはわずかな時間だが、松本駅前でバスを撮影する機会もありました。と言っても普通のアルピコのバスは少なく(大半はバスターミナル発着)、コミュニティ系「ぐるっとまつもと」がほとんどだったのだが。
このポンチョはその「ぐるっとまつもと」なのだが、裾部の社名が「栄和交通」となっていました。「アルピコ交通」と書かれた上にステッカーで社名が貼ってあったのだが、栄和交通ってどこ?検索してみると、山梨県笛吹市に本社がある事業者で、基本的には貸切専業だが、山梨市で市民バスの運行を受託し、また甲斐大和から大菩薩上日川峠への路線も運行しているようです(土休日のみ)。松本市にも営業所があるようだが、ただし、今日WEBを閲覧した限りでは、「ぐるっとまつもと」については一切記載がない。バス停にも栄和交通の名がどこにも記されておらず、どうなっているんだろう?松本市は去年、市内バスが「公設民営」に移行していて、それもあるのだろうか?旅行については来月書きます。
当ブログでは直接のコメントは受け付けません。何かありましたら、引き続き本体の「日本の路線バス・フォトライブラリー」上からメールを下さい。折返し返事をしたいと思います。質問がありましたら、やはり本体上からメールを下さい。解かる範囲でお答えをしたいと思います。質問と答えは当ブログにも掲載します。
当ブログ上からでは発表できない緊急の事態が発生した時は、本体でお知らせします。
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30日 MIXI 子会社代表取締役解任 不適切な資金やり取り疑惑
31日 イオン・京成電鉄 資本業務提携で合意
日本シリーズは、DeNAが3勝2敗で王手をかけて、横浜スタジアムに戻る事になりました(ドームではないから土曜日の天気が心配だが…。海老名のバスのイベントが早々と中止を決める程だし)。正直、ホームの1・2戦で連敗した時、次も負けたら4タテもあるなあと思っていたのだが。2003(H15)年のダイエーvs阪神が、7戦全てホーム側が勝つ「内弁慶シリーズ」だったが、今回5戦までは全てビジター側が勝つ「外弁慶シリーズ」になっています。という事は、6・7戦はソフトバンクが勝って日本一、になりそう?だが、ソフトバンク側がそれを実現させるためには、ホームに戻ったら突然打てなくなった打線を、何とかしなくては。第3戦1回裏に1点取って以降、26イニング無得点、なので…。まさか福岡で1勝もできないとは思わなかった。さあ、横浜ではどうなる。
11月も公私に慌ただしくなりそうだが、できるだけ更新回数を増やします。来月もよろしくお願いいたします。
№2865 息抜き欲しくて 超弾丸九州縦断 4〔終〕.JAL696便(J-AIR)
「超弾丸旅行」の割に4回も費やすことになったが、17時前に宮崎を出発するJAL便で、早々と帰宅の途に就きます。新幹線で新横浜を経って、24時間経っていないのに。
改めて、JRの宮崎空港駅。
宮崎空港ターミナル。
ターミナル内のJALカウンター。
羽田便は通常通り出発するが、福岡行3632便は、機材の故障のため欠航、とアナウンスが入っていた。カウンターは慌ただしい。
ターミナル中央部の広場に立つヤシの木?は、「ナッシー」というポケモン、なのだそうだ(ソラシドエアにもこれが描かれた機体がある)。どこもかしこもポケモン、だなあ。
チェックイン後の時間があるので、展望デッキへ。
デッキには、航空大学校のビーチクラフト機が展示されている。元々は仙台の分校で使われていて、東日本大震災の大津波をかろうじて逃れた機体、なのだそう。
16時過ぎ、羽田からのJ-AIR機(JAL693便)が着陸。E190は、9年前にアメリカに行った時にジェットブルーで搭乗した事があるが、日本では初めてになります。
これを見て、保安検査場に向かう。
その保安検査場の入り口の出発案内表示。ここはまだ、ソラリーだ。3632便欠航の表示が、一番上にある。
搭乗待合室は、E190だからわんさか混雑しているわけでもないが、それでも旅行者の姿が多い。ビジネス色は濃くない。
搭乗開始。上級会員は多かったけれど。
機内は大半のシートが埋まったが、自分の席番32Kの隣は、幸い誰も来なかった。
ちょっと見づらいかもしれないけれど、JRの高架線を、813系が走り去っていくのが見えました。
出発前のアナウンスでは、「ワンワールドアライアンス J-AIR」と言っていた。
ほぼ定刻に出発。
離陸するとすぐ海上で、青島を見る。
一直線に上昇していくと、はるか南には大きな積乱雲が見える。あの真下は土砂降りの大荒れ、なのだろうか。
キャビン。ジェットブルーはモノクラスだったけれど、J-AIRでは前方に1-2アブレストのクラスJ、その後方に2-2アブレストの普通席が並んでいる。
ドリンクサービスが回ってきたのでコーヒーを注文、空港で買っておいたレモンケーキを食する。
E190ではスマホに配信されるビデオ・オーディオ(ただし「JET STREEM」のみ。今の「機長」は福山 雅治)プログラムがある。
その中から、アニメ「葬送のフリーレン」を観てみた。JAL本体でモニターがあるA350やB787ではもう少し話数があるようだが、この機体では第1話のみ(メモリーが小さいのか)。昨今の日本のアニメ好きインバウンドを意識しているのだろう、英語字幕が付記されている。
(不正コピー防止のためか、スクリーンショットが撮れないようになっているので、念のため)
今日(9月17日)は「中秋の名月」。南東の方角に、満月がはっきり見えました。
右側はひたすら海、だったのだけれど、降下が始まってしばらくして、三宅島・御蔵島が見えてきた。すぐ真下は神津島、だった。
房総半島の上空にかかると、もうかなり暗い。「中秋の名月」が、海を明るく照らす。
房総半島を横断して、幕張上空から東京湾上空に出る。TDRのオレンジの明かりが目立つ。それと、主翼の上部に、スカイツリーの明かりが見える。
さらに、ライトアップされたゲートブリッジ。
中央防波堤の埋め立て地の上空から城南島をかすめ、R/W22にアプローチ。
着陸し、国際線ターミナルを見てスポットに向かう。ハワイアン航空機がいる。
ターミナルまではバスとアナウンスがあり、北側の貨物地区に到着。
バスは途中、JTA機のスポットインを待っていた事もあり、ターミナルまで5分はかかった。
以前もご覧頂いたが、バゲージクレームの紙飛行機。こういう遊び心、いいなあ。
京急線で帰宅の途に就くが、京急駅に向かうあたりは工事を行っていて、少々薄暗い。
エアポート…ではなくて急行、で帰宅。600形。
こんな感じで、何とも慌ただしい超弾丸九州旅行は終わりました。でも良い息抜きになりました。晴れて福岡で飛行機の撮影もできたし。JRに関しては前回の通り、特急であってもいろいろ考えさせる部分がありました。
この後もしばらくは、仕事帰りで出発、翌日には早々と帰宅、というパターンの旅行?を繰り返す事になります。今月も2回ありましたし、来月頭にも予定しています。今月の分は、来月書きます。
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JR東日本・JR西日本の両社は、利用が希少な地方路線の輸送状況について、情報の開示を行いました。後日改めて書きたいが、状況はさらに悪くなっているようです。久留里線・久留里~上総亀山間では昨日、検討会議が「自動車中心の交通体系に移行した方が良い」旨の報告書をまとめています。津軽線・蟹田~三厩間は再開せずに廃止になりそうな公算だし、これからの数年で、存廃の議論がかなり白熱したものになりそうです。もちろん全部残って欲しいけれど、そんなに甘くはないだろう、とも思っています。列車が走っているうちに、これらの路線を訪ねる事が出来れば。
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28日 明治神宮外苑再開発 樹木伐採開始
29日 女川原子力発電所2号機 震災以来13年半ぶり運転再開
№2865 息抜き欲しくて 超弾丸九州縦断 3.九州縦断 特急乗り継ぎで宮崎へ
博多から、〔ソニック13号〕〔にちりん7号〕と乗り継いで、一気に宮崎空港を目指します。所要5時間33分の旅。
博多駅の「みどりの窓口」は、行列が長い…。焦るほどの事はなかったけれど。券売機は、JRグループ共通のスタイルなので、操作で悩む事もなかった。新横浜で新幹線の切符を購入する時と同じだったし。ただ、行列は何とかした方が良さそう。
列車の出発案内がモニターで表示されるが、今一つ分かりにくい(読み取りにくい)気がする。
日田彦山線のBRTがスタートして、もう1年経ったのか。
(車両はBYDのEVだけで、エルガミオがない…)
3・4番ホームの発車案内表示。
そして、〔ソニック13号〕の表示。この通り、大分で宮崎空港行に接続する事が、ホームでも列車でも強調されている事がわかる。もともと〔ソニック〕は〔にちりん〕を大分で分断して生まれた列車で、宮崎へも接続がある事を示す事が必要、と考えているのだろう。JR九州は新幹線連絡(〔リレーかもめ〕と〔かもめ〕)もそうで、2本の列車に一体性を持たせたい、という傾向が強いようだ(もちろん、特急料金も通し)。
〔ソニック13号〕は883系の7連。883系は乗った事があったはずだが、いつ以来かは忘れてしまったなあ。(小倉まで)先頭の自由席7号車に乗車する。クモハ883-5。
車内はあまり変化を感じない。「○ッ○ー○ウ○」を連想させるヘッドレストもそのまま。ただし、フットレストは撤去されていた。入線時は窓のカーテンを全部下ろしていたので、車内が少々薄暗い。
博多定時出発。博多湾を右に見る。
検札に回る車掌は、制帽を被っていない。最近、夏季は乗務員が制帽を被らないところが多くなった。小田急もそう。「勤務条件改善」+「猛暑対策」に違いない。今後もこのようなケースは全国で見られるようになるだろう。
さすがにJR九州随一の幹線の特急、となると、早い。125㎞/h出るところも。EF81の貨物列車とすれ違う。運転士も制帽を被っていないし、運転台の右側には扇風機があるようだ。
黒崎を過ぎ、右手には帆柱山が見えてきた。
小倉で方向転換し、7号車は最後部になる。
テーブル裏面に貼られた列車の案内。これを見ると、883系は基本的に〔ソニック〕に特化、最初から〔かもめ〕〔みどり〕などに入れる事は考えていなかったようだ。
大分県に入ると、農村地帯も見る。多少ゴツゴツした感覚はあるが、日豊本線内でも、さすがに早い。
博多から約2時間、別府を過ぎて、左手に別府湾を見る。
大分到着。右側にいる〔にちりん7号〕に乗り換え。
右の787系が〔にちりん7号〕。左の885系は〔ソニック28号〕。3号車・モハ786-1に乗車。ファーストナンバーだ。
車内は、こちらも基本的には変化はないか。フットレストがなくなっているのは同じ。一昨年〔リレーかもめ9号〕に乗った時はあったが、最近撤去されたのか、〔にちりん〕だけなのか。なお、車いすスペースがある座席のみ指定席。
しかし、変わったのはここ。自動販売機が使用されなくなり、内部はガランドウ…。
思えば、この車両が〔つばめ〕としてデビューした時にはビュッフェまであって、JR九州のイメージアップに大きな貢献をしたはずの787系なのだが、4連だからワンマン運転でもあり、正直どこか気が重くなったのは、事実。それと、洗面台に石鹸がない。〔リレーかもめ9号〕の時にも書いたが、特急列車としては基本的にあるべき「設備」の一つでもあり、ましてコロナ禍で公衆衛生に対する考え方が強化された現代では、なおさら問題になるべき事項、ではないか?
臼杵が近づき、上臼杵通過の直前で臼杵側を渡る。すでにローカル色が濃くなってきている。単線だし。
津久見駅の構内には、使用されなくなった415系(鋼製車体)が、未だに留置されたまま。
佐伯が近づき、左には佐伯湾。
佐伯からは、日豊本線いち、全国でもトップレベルになってしまった「秘境区間」を通過する。6年前にも通っているけれど。しかし佐伯~延岡間は6年前も今も、〔にちりん〕以外の選択肢がほぼなくなってしまっている。普通列車で行きたいのだけれど…。
当然中間は皆通過(運転停車もなかった。北川では〔にちりん10号〕の方が待っていた)。島式ホームの上岡。
最大の「秘境駅」、宗太郎。それでも時刻表の隣に、787系を描いた広告があるようだ(「36ぷらす3」?)。赤い箱は、最初はポストかと思ってしまったが、集札箱らしい。どの程度乗車券が放り込まれるものやら。それに、その回収は誰がいつ、やるのだろう?なお、宗太郎付近は電波の状況が良くないようで、スマホ・ケータイは要注意、か。
ちなみに、この佐伯→延岡間の乗客数を数えてみたら、①号車…7人(うちグリーン室1人)・②号車…17人・③号車…10人・④号車…17人 だった。
乗客は…ひょっとしたらまだ多い方、かも知れないが、やはり少ない。一方で、宮崎県警の警察官2人組が、佐伯から乗っていた。県境を超える区間だが、欧州の国境と違って、何か良からぬ事が起きそうな雰囲気は、まったくないのだが。
前述の通り、乗っていて少々気重になったのは、やはり「787系」というのが一番大きいと感じる。これがJR東海の373系や、JR西日本のキハ185系(先日〔スーパーおき〕で乗った)のような、特急用でも最初からローカル向け、の系列であれば、そうは感じなかったのかも知れない。ましてワンマン運転、だし…。
山越えが終わって、延岡が近づいてきた。
延岡はもちろん乗車が多かったが、降車もそれなりにあった。今の〔にちりん〕の存在意義は、延岡にあるのかも知れない。
「秘境区間」を越えてきた身には、延岡は「大都会」に映った。
延岡を過ぎると、高速化事業を行った区間でもあり、再びスピードが上がってきた。ただ、直線区間は長いようだが、ロングレールではなく、乗り心地はイマイチ。
6年前はもう真っ暗になってしまって見えなかった、日向灘も見る。
門川を過ぎると、JRの制服の職員が検札に回ってきた。ネームプレートには「宮崎乗務センター」と記されていたが、車掌ではないようだ。
かつてのリニア実験線の高架橋がまだ残っていて、太陽光発電パネルが並べられている。南北に伸びている高架橋なので、パネルは進行方向を向いて並んでいた。
宮崎到着。もちろん降車も多いし、空港アクセス列車として(ここからの乗車は特急料金免除)、乗車も多い。
田吉から宮崎空港線に入り、左手にはターミナルと、駐機する機体が並んでいるのが見える。
宮崎空港到着。
6年前に乗った時、「佐伯~延岡間は、特急も本数そのものがまた削減されるかもしれない」と書いたのだが、コロナ禍もあるだろうその通りになってしまい、今は〔にちりん〕でさえ下り9本・上り8本、普通列車との合計でも、重岡~延岡間は10往復のみになってしまった。またこの区間は年に数日、特急が走っていても平気で工事運休がある(次回は明後日29日)ほどで、おそらくは特急を含めても、存続が「危うい」レベルにあるのは間違いない。JR九州としては、この路線がないと事実上、南九州に向かう在来線がなくなるので、何とか維持を図る事になるはずだが。
それにしても、宮崎からは大分へも鹿児島へも、特急列車は先細りなのだが、一方で高速バスも、大分行も鹿児島行も廃止になってしまっていて、手段に関係なく移動そのものが一苦労、という感じ。一方で福岡や新八代(九州新幹線連絡)へ行く高速バスの運行は活発で、鉄道事情もあるが、今の九州はなんだか、福岡一極集中が進んでいるように感じられます。日豊本線の、大分を境にした「南北格差」は、それを反映しているのかも知れません。
宮崎空港からは飛行機で帰ります。前日の、新幹線での九州入りから(というか、新横浜を出発してから)まだ24時間経っていなくて、慌ただしいにもほどがあるのだが、それは次回です。
当ブログでは直接のコメントは受け付けません。何かありましたら、引き続き本体の「日本の路線バス・フォトライブラリー」上からメールを下さい。折返し返事をしたいと思います。質問がありましたら、やはり本体上からメールを下さい。解かる範囲でお答えをしたいと思います。質問と答えは当ブログにも掲載します。
当ブログ上からでは発表できない緊急の事態が発生した時は、本体でお知らせします。
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26日 イギリス連邦首脳会議開催 奴隷貿易賠償問題 協議会開始で合意
27日 小型機 滑走路オーバーラン 崖下に転落 宮城県瀬峰飛行場
衆議院総選挙は予想通りというべきか、自公連立政権が大苦戦になっているようです。22時の時点では、政権交代まで行くかどうかは微妙なようだが。もう少し様子を見たいと思います。個人的には、山梨で起きた高速バスと乗用車の衝突事故の方が一大事だが(とりあえずは犠牲者がいなくて良かった)。