№2845 「青春18きっぷ」 最後の1日分 茨城行で

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「青春18きっぷ」も、残り1日分となりました。
 今日は暑くなったけれど、とにかく晴れてくれたので、最後は茨城へ、ひたちなか海浜鉄道に乗りに行ってきました。

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 終点阿字ヶ浦駅の構内には、キハ222とキハ2005が、今でも留置されたままです。キハ2005は元留萌鉄道で、旧国鉄キハ22とほぼ同型だが、ベンチレーターの形状が独特です。末期には国鉄準急色となったけれど、これはムード本位、ですよね。キハ55形を意識したと思うが、むろんそれもいいが、ペアを組むキハ222(旧羽幌炭礦鉄道)共々、湊線に来る前のデザインを復刻してみても良かったのではないか、と思っています。留萌も羽幌も、もう知らないよ、という人の方が多かったはずだから。

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 一般のニュースでも大きく取り上げられた、湊線の延長計画。今のところは延長の気配は全くないが、同じ終着駅でも、前々回の吾妻線大前駅とは、大違いだなあ。

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 出発信号機は、222+2005が留置されている線路の方は使用停止、×のプレートで塞がれています。ただ、完全に使用をやめて撤去したのではない。延長時に行き違いを可能にするため、信号機自体は残しているのだろうか。

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 那珂湊駅には、ケハ601の模型がありました。ケハ601は今でも、車体が構内にあります。むろんもはや走行可能な状態に戻すのは不可能だろうが、それでも台車をどこかから調達して、車両という形で修復・保存という事は、できないでしょうか。日本初のステンレス製DCという歴史からも、これ自体がひたちなかの経営資源となりえると思えます。

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 水戸では、短い時間だったが、バスの撮影に費やしました。茨城交通はICカード「いばっぴ」を導入、旧日立電鉄交通サービス「でんてつハイカード」も統合したうえ、今ではQR決済・C/Cタッチ決済も導入されています。ただ、全国交通系ICカードとの相互利用はなく、PASMOを導入している関東鉄道との互換性がありません。それほど大きな都市ではない水戸で、2種類のICカードが並び立つのは、いい事なのだろうか。せめて茨城県内のバスだけでも、両ICカードの相互利用、という事は出来ないでしょうか。水戸市内には共同運行路線もあるので。なお、JRバス関東と関鉄グリーンバスは、今はありません。JRバスは3年前に廃止になっているのだけれど。

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 最後に、水戸で降りたのは、那珂湊で見かけた「ガールズ&パンツァー」ラッピング5号車を追いかけるためでもありました。車両自体は那珂湊駅前で撮っていたが、ラッピングを押さえておきたかったのです。なんとか前後左右撮れたので、車両共々、来月に本体で上げたいと思います。

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 ICカードといえば、南海バスは今日、自社ハウスICカード「なっち」の取り扱いを終了すると発表しました。来年3月いっぱいで発売・チャージを終了、8月いっぱいで利用を完全に終了、この後10年間、無手数料で払い戻しに応じる、という事です。

《What's New》
 6日 宝塚歌劇団劇団員死亡案件 阪急電鉄 西宮労働基準監督所からの是正勧告書受領を公表
(受領そのものは5日)

№2844 私が撮った スカンジナビア航空

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 先月末の№2842で書いたように、北欧のスカンジナビア航空(SAS)は、8月いっぱいを持って、自らが創設メンバーの一員でもあったスター・アライアンスを脱退し、昨日の9月1日より、スカイチームのメンバーとなりました。
 経営悪化により、エールフランス=KLMの傘下に入ったからだが、浮き沈みの激しい(コロナ禍後は特に)航空業界を象徴する出来事ともなりました。

 私は欧州の中でも特に北欧が好きで、何度も行ったことがあり(パンデミック直前の4年前にも行った)、またスター・アライアンスのANAやルフトハンザ(LH)と提携している事もあって、実際の搭乗の機会も数回ありました。そのほか、他の地域での空港での撮影で、SAS機を撮った事もあります。
 今回は、これまで撮影してきたSAS機を、ほんの一部にはなりますが、ご覧頂こうと思います。
 基本的には、撮影順です。

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B767-300ER OY-KDN
 と言っても、これは撮影日を特定できません。私の悪癖でした。1990年代に、成田空港R/W34(現34L)の脇で撮ったはずです。SASの日本路線は、長らくB767の時代が続きました。この時期は確か、コペンハーゲン路線が週5便・ストックホルム路線が週2便で、合わせてデイリーだったと思います。

Scandinavian Airlines A340-300 OY-KBA NRT.jpg
A340-300 OY-KBA
 これも撮影日を特定できず。新デザインのA340-300となりました。パンデミック前まで、このタイプを使用していたと思われます。成田空港のR/W16(現16R)の脇、通称「ゲジポイント」での撮影でした。

Scandinavian Airlines A340-300 STAR ALLIANCE OY-KBM 20190114 NRT.jpg
A340-300 OY-KBM
 これは2019(H31)年1月14日の撮影です。№1955でもご覧いただきました。SASのスター・アライアンス色は過去に見た事がなかったし、この先も、もう見る事はないはずです。

 長距離のワイドボディ機は撮影の機会があまりなくて、以降は小型機・ナローボディ機です。

3 DC-9-81 1996_0714.jpg
DC-9-81 OY-KGZ
 チューリヒ空港で、欧州縦横断の最中の1996(H8)年7月14日の、時間を作って撮影した中の1機です。

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MD-87 LN-RMU
 同じく、チューリヒ空港の展望デッキから撮影。当時のSASのナローボディ機は、マクドネル・ダグラスのDC-9→MD-80シリーズで統一されていたと思います。

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DC-9-41 SE-DOM
 1999(H11)年6月25日の撮影です。フィンランドに向かう途中、フランクフルトで乗り継ぎの間の時間を使って、第1ターミナルの展望デッキから撮影しました。№1219でも書いています。
(この時の成田→ヘルシンキは、LH同士の乗り継ぎだった)

01 DC-9-21 1999_0704.jpg
DC-9-21 OY-KID
 これはフィンランドからの帰りです。ストックホルムのアーランダ空港で撮影しました。ターミナルの脇から、だったかな?DC-9シリーズでも最小クラスです。

4 DC-9-82 1999_0704.jpg
MD-82 LN-RMD
 これもストックホルム・アーランダ空港。スペシャルカラーだったが、何だったっけ?赤いデザインもありました。

07 MD-87 1999_0704.jpg
MD-87 LN-RMH
 これもストックホルム・アーランダ空港。SASは新デザインが始まっていたが、実物を見たのは、これが初めてだった。
(この時のストックホルム→成田は、LH→ANAの乗り継ぎ)

08 737-600 2002_0516.jpg
B737-600 OY-KKD
 2002(H14)年5月16日、オスロのガーデモエン空港での撮影です。LHの乗り継ぎで成田からフランクフルト経由で到着した時に、ターミナルビルの歩道から撮影したものです。この頃からSASのナローボディ機は、B737シリーズにシフトしつつありました。600型はB737の第3世代では最小でした。

0 DHC-8-400 2002_0516.jpg
DHC-8-400 LN-RDW
 同じ日の、同じ場所での撮影。今回出す画像では、唯一のターボプロップ機です。

09 B737-700 2003_0519.jpg
B737-700 DTI
 翌2003(H15)年、またもノルウェーへ。この時はデンマークとのセットだったのだが、この辺の事情(というか、私個人の心情)は、過去の記事を読んで頂ければ。5月19日の撮影です。

11 MD-81 2003_0519.jpg
MD-81 OY-KHR
 MD機も、新デザインへの移行が進んでいました。
 なお、上2枚は、前年と同じターミナルビルの歩道から撮ったものだが、この時は西側からの撮影でした。しかしこの後、西側にはサテライトが建設され、ターミナルから連絡通路がつながって、目の前を遮る格好になったので、このような画像は、もう撮れません。

12 MD-90 2004_0610.jpg
MD-90 OY-KIL
 さらに翌年、2004(H16)年6月10日の撮影です。アイルランドへ行く途中、またもフランクフルトのターミナルの展望台から撮影したものです。この時はフランクフルトで一泊して、その翌日でした。

10 B737-800 2013_1008.jpg
B737-800 LN-RRF
 今度はうんと後になって2013(H25)年10月8日。ロンドンへの旅の最中、ヒースロー空港で撮影の時間を作って、R/W27Rの脇で撮りました。

13 A320-200 2013_1008.jpg
A320-200 OY-KAR
 SASはこの頃には、さらにナローボディ機はエアバスにシフトしつつあったようです。

14 CRJ-900LR 2018_0305.jpg
CRJ-900LR EI-FPE
 最後に、2018(H30)年3月5日、ノルウェーのベルゲンで撮影したCRJ機です。市中からLRTに乗っていきました。地方路線向けだったのでしょうか。EIはアイルランドの国籍記号で、リースだったのか。

 以上、本当にささやかながら、私が撮影したSASの旅客機の画像を並べてみました。
 なお、上のA350に見られる通り、近年のSASはデザインがマイナーチェンジしていて、「SAS」のロゴが胴体に大きく記されるようになりました。一方でエンジン部は赤→グレーになっているようです。赤は良いアクセントだと、思っていたのだけれど。

 ちなみにSASはこれまで7回搭乗しているが、うち5回はフランクフルト発着便でした。冒頭に書いたように、同じスター・アライアンスのLHやANAと提携していた事があります。さて、スカイチーム乗り換え後のSAS便に乗る機会は、今後あるでしょうか(というか、次に欧州に行く機会を作れるのはいつなのか)。スカイチーム統一色の機体は、いつ見られるのか。羽田で見られるといいけれど。

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№2843 吾妻線大前駅 2024年

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 今年の夏、記録的「殺人的猛暑」は、少なくとも私はまだ耐えられるが、先日の台風10号がもたらしたが如き局地的大雨に毎日のように悩まされ、せっかく買った「青春18きっぷ」も、ほとんど持ち腐れに近い状態になってしまいました。こうも毎日毎日、天気が悪いとはねえ。本当は北関東のローカル鉄道とか、4年ぶりに成田空港で旅客機の撮影とか行ってみたかったが、その機会を得られないまま、今夏シーズンはあと一週間。しかしあと2日使い残してしまっていて、今日は曇天を承知で、早起きして吾妻線に乗りに行ってきました。
 千葉県の方が大雨で、京成線でダイヤが乱れて、帰りの京急線にも一部影響が出ていたが、群馬県は幸い、雨まではいきませんでした。

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 大前駅の、待合室に掲げられた時刻表。1日5本しかないし、これから乗る10時50分発(532M)に乗らないと、次は夕方、7時間近く列車がない。終着駅としては、全国でも一・二を争う「秘境駅」ではないか? 

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 踏切を挟んだ反対側には嬬恋村の公営住宅があるが、基本的には何もない(トイレはホームの待ち合わせ小屋と一体である)が、一方で電話ボックスなんてあるんだねえ。都会でさえほとんど見られなくなっているのに。

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 ホームの階段の脇には、「乗合送迎サービス」という「チョイソコつまごい」という乗り物のプレートがあります。オンデマンドバス、でしょうか。電車の折り返し時間の間には、姿を見せませんでした。

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 改めて駅を見ると、架線柱と踏切の警報機が真新しいです。
 乗客の大半は、高崎からの525Mに乗ってきた旅人たち(やはり「青春18きっぷ」か)の折り返しが大半で、532Mに乗り込んだ地元の人は、見た限りでは2人だけでした。嬬恋村に乗り入れる長野原草津口~大前間に関しては今年になって、今後の在り方をめぐる自治体とJR東日本の会合が行われています。果たして5年後・10年後には、どのような姿になっているでしょうか?

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