№2842 2024年8月 今月は何があった 何をやった

 岸田首相退任表明で、一気にヒートアップする自民党総裁選に、立憲民主党代表選。ハリス指名で一転アゲアゲの民主党は、トランプ共和党にどう挑む?の米大統領選。来年の日米首脳の顔ぶれ、いや、日米同盟の枠組みは?ジェットコースターの如き値動きの株式市場に、投資家は右往左往。しかしそれ以上に、初の南海トラフ地震臨時情報と殺人的猛暑、7号そして今現在日本を襲う10号、2つの台風。空も地も日本を不安に陥れた8月。甲子園球場開場100周年、オーストラリア捕虜収容所から日本兵が脱走を試みた事件から80年、THE ALFEEデビュー50年、連続企業爆破事件勃発からも50年、沖縄国際大学への米軍ヘリ墜落事故から20年、広島の土砂災害から10年。五輪の興奮冷めやらぬまま、パラリンピックも目指せ、メダルラッシュ!今月は何が起きたのか。

 7月28日 マハトマ・ガンジーの胸像 東京都江戸川区 新田6号公園で除幕式
 7月29日 鈴木 宗男議員 再度ロシア訪問 漁業庁副長官と会談
 7月30日 「遺族厚生年金」 厚生労働省 審議会に見直し案提示
 7月31日 岐阜高島屋閉店 「百貨店なし」県4例目

 1日 旧ビッグモーター「WECARS」 新名称看板店舗 多摩市で営業開始
 2日 日経平均株価 2,200円以上大幅値下がり 過去2番目の下落幅
 3日 米軍ヘリコプター 神奈川県海老名市に不時着
 4日 日本ハム・宮西 尚正投手 通算400ホールド達成 プロ野球史上初
 5日 「まんが甲子園」 高岡龍谷高校 初の最優秀賞
 6日 NTT東日本 大宮アルディージャ株式 レッドブルに100%譲渡
 7日 タイ 最大野党「前進党」 憲法裁判所が解党命令
 8日 小林製薬新社長 記者会見で陳謝 紅麹事業から撤退発表
 9日 韓国新駐日大使パク・チョルヒ氏着任 羽田空港に到着

10日 スペイン・カタルーニャ州プチデモン元首相 一時帰国後再出国
11日 秋葉国家安全保障局長 モンゴル国家安全保障評議会事務総長らと会談
12日 イオン子会社のミャンマー駐在員 禁錮1年の有罪判決
(この直後に解放された)
13日 ウクライナ災害医療当局者 福島第一原発事故対応の放射線医学研究所視察
14日 タイ セター首相 憲法裁判所が解職命令
15日 広瀬 めぐみ参議院議員 公設秘書給与疑惑で議員辞職
16日 ドン・キホーテ運営会社 年間売上げ 初の2兆円超
17日 青森県鰺ヶ沢町・みなみ保育園 最後のねぷた運行 今年度で閉園
18日 韓国最大野党「共に民主党」 李 在明氏を党首に再度選出
19日 米GM 1,000人以上の人員削減発表

20日 「公文教育」委託企業 サイバー攻撃・個人情報漏洩公表
21日 シャープ 大型液晶パネル生産を停止
22日 イタリア海軍空母 横須賀基地に入港 日本初寄港
23日 使用済み核燃料再処理工場完成目標延期 日本原燃 青森県に報告
24日 「医療事故」専門弁護士 電話相談会 全国一斉に開催
25日 大阪箕面市長選挙 元大阪府議新人初当選 大阪維新の会現職首長 初の敗北
26日 中国軍情報収集機 長崎県沖領空に一時侵入 中国軍機の日本領空侵犯は初
27日 元NBAプレーヤー渡邊 雄太 千葉ジェッツ入団記者会見  
28日 藤井 聡太七冠 「永世王位」獲得
29日 香港 ネットメディア元編集幹部2人 湾仔法院(裁判所)が有罪判決

30日 米軍AH1攻撃ヘリ 沖縄・慶良間空港に緊急着陸

 今月はこの他、歌手園 まりさん・作曲家湯浅 譲二氏・落語家桂 米丸師匠・渡辺 秀央元郵政大臣・俳優アラン・ドロン氏・「はれときどきぶた」作者矢玉 四郎氏・作家石川 好氏ら死去、ハマス最高幹部殺害で中東情勢が緊張、ロシア・欧米間で大規模捕虜交換、小池都知事がプロ野球始球式で骨折、北京五輪フィギュアスケート団体にパリで銀メダル授与、テイラー・スウィフトのオーストリアのライブがテロ計画発覚で中止、バングラデシュでノーベル平和賞受賞者ユヌスが暫定政権最高顧問に就任、ウクライナのロシアへの大規模越境攻撃とF16戦闘機墜落、エムポックス(サル痘)感染拡大でWHO緊急事態宣言、松山 英樹が米ツアー10勝目、全国的にコメ不足、福島第一原発の核燃料デブリ取り出しが延期、大谷 翔平が「40HR 40盗塁」達成、「オアシス」が15年ぶり再結成発表、堀井 学衆議院議員も辞職、兵庫県斎藤知事「パワハラ疑惑」で証人尋問、などがありました。
 テレグラムのCEOがフランスで拘束されたが、イギリスでは反移民感情をあおるSNSから大規模暴動が発生、ブラジルでは最高裁が「X」全サービスの停止を命令し、イーロン・マスクらが反発するなど、SNSそのものの問題や、プラットフォームと公的機関の確執が相次いで明るみになりました。この後米大統領選を控えているだけに、SNSを巡る攻防は激しくなりそう。
 北陸新幹線延伸事業は、予定されている「小浜・京都ルート」では、事業費が大幅に膨らむ試算が示されました。これでまた、米原ルートの再検討を求める声が高まる事も予想される。一方現行区間は、今現在の台風10号災害で東海道新幹線の計画運休が続いている事から、関東~関西間の迂回ルートとして浮上、臨時列車の運行も行われました(JR西日本は臨時〔サンダーバード〕も運行)。
 福岡の路線バスと軽乗用車の衝突事故は、幼児のシートベルト着用・チャイルドシートのあり方について改めて問題を提起する事になりました。
 
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≪今月この一枚≫

202408photo スカンジナビア航空.jpg
 8月9日、羽田空港で撮影した、スカンジナビア航空(SAS)のA350-900です。SAS日本路線はDC-10、B767から長らくA340-300という時期が続いてきたが、コロナ禍と前後する格好で、いよいよA350という時代になりました。コロナ禍前は成田発着でデイリー運航(冬季週6便)だったが、ウクライナ紛争の影響もあるだろう、現在は羽田~コペンハーゲン路線で週4便(羽田発着火・木・金・日)の運航になっています。コペンハーゲンまでは13時間30分、コロナ禍前より2時間は遅くなっている。
 SASはスター・アライアンスの創設メンバーでありながら、今日を持って脱退、明日からスカイチームに乗り換えになります。エールフランス=KLMに買収されたからだが、浮き沈みの激しい航空業界の事ではあるが、ワン・ワールドも含めた三大アライアンスで、創設メンバーが脱退・他アライアンスに乗り換えるのは、初のケースになります。後に加盟したANAとの提携もあり、欧州域内路線では何度か搭乗した事があります(4年前にも急遽オスロ→コペンハーゲン路線に乗った)。ANAは来年1月31日のストックホルム線就航が予定されているが、SASとのさらに広範囲な提携も視野に入れての就航計画だったと思うのだが、今後どうなるのでしょうか(無論、ITAとやっているような個別提携もありうるが)。

 当ブログでは直接のコメントは受け付けません。何かありましたら、引き続き本体の「日本の路線バス・フォトライブラリー」上からメールを下さい。折返し返事をしたいと思います。質問がありましたら、やはり本体上からメールを下さい。解かる範囲でお答えをしたいと思います。質問と答えは当ブログにも掲載します。
 当ブログ上からでは発表できない緊急の事態が発生した時は、本体でお知らせします。


 小田急小田原線・伊勢原~秦野間は、どうやら明日の運行再開は厳しそう。現場は東海大学前~秦野間になるが、ニュースサイト掲載の画像を見ると、結構盛り土が削られてしまっていて、復旧には時間がかかりそうな気がします。まずは新学期が始まる2日には、運行再開にこぎつけられるのか。

《What's New》
31日 宮崎 駿監督 マグサイサイ賞受賞

 空模様同様、当ブログの更新も不安定なものになってしまいました。来月もおそらくこの程度の更新になると思うが、できるだけコンスタントな更新を目指します。9月もよろしくお願いいたします。