№2835 名鉄常滑線・河和線 太田川駅

名古屋鉄道太田川01高架駅 2024_0427.jpg
 4月に訪れた名鉄の改良駅3か所、2回目は太田川駅です。
 太田川駅は、名古屋の南に位置する東海市を代表する駅です。常滑線から河和線が分岐する、知多半島における名鉄の要衝、とも言えるでしょう。ただし、この駅自体の乗降人員は多くない。名鉄自身の公式HPには記載がないが、他サイトを検索したところでは、1日平均16,000人を超える程度、らしい。それでも、ミュースカイ以外の全列車が停車します(ミュースカイも、朝方の上り名古屋方面行は停車がある)。駅ナンバリングTA09。
 7年前には高架化が完成していたらしいが、訪れるのが遅くなってしまいました。

名古屋鉄道07-09太田川.jpg
 高架化前の太田川駅。駅舎が特徴的でした。当時は2面4線で、河和線は平面で分岐していました。留置線もあったが、高架化で大半が聚楽園に移設されています。

名古屋鉄道太田川12駅入口北 2024_0427.jpg
 新高架駅は、南北に改札口があります。南がメインです。東側の出入り口。知多バスやコミュニティバスが発着する交通広場が隣接しています。

名古屋鉄道太田川02駅入口南 2024_0427.jpg
 西側の出入り口。

名古屋鉄道太田川03ファミリーマート 2024_0427.jpg
 入ってすぐのところにファミマがあります。

名古屋鉄道太田川04マツモトキヨシ 2024_0427.jpg
 マツモトキヨシもあります。

名古屋鉄道太田川05ATM 2024_0427.jpg
 ATM。大手は入っていない。

名古屋鉄道太田川06壁画「くすのき」 2024_0427.jpg
 パブリックアート「くすのき」。くすのきは東海市の木で、姉妹提携をしているトルコのブルサ市がある、ブルサ県のイズニックで生産されるタイルで作られているそう。

名古屋鉄道太田川07南エントランス 2024_0427.jpg
 南改札口付近のエントランス。

名古屋鉄道太田川08南券売機 2024_0427.jpg
 券売機。台数は少ないし、それでも行列ができる事はない。

名古屋鉄道太田川09南窓口 2024_0427.jpg
 窓口。

名古屋鉄道太田川10南改札口 2024_0427.jpg
 南改札口。

名古屋鉄道太田川11南チャージ機 2024_0427.jpg
 南口はチャージ機が置かれている。manacaのポイントチャージ機能もあるが、駅員が常駐しているからか、きっぷの精算機能はないようだ。


 一方、北側にも改札口があります。

名古屋鉄道太田川13北券売機 2024_0427.jpg
 北口の券売機。

名古屋鉄道太田川14北改札口 2024_0427.jpg
 北改札は駅員がいない。遠隔。

名古屋鉄道太田川15北精算機 2024_0427.jpg
 駅員がいないからか、北口の方は、きっぷの精算機能が付加されている。

名古屋鉄道太田川17改札内コンコース 2024_0427.jpg
 改札内のコンコース。

名古屋鉄道太田川18改札内コンコース東海市 2024_0427.jpg
 コンコースには、ランの花が飾られている。ランは東海市の花。

名古屋鉄道太田川19コンコース発車案内表示 2024_0427.jpg
 コンコースの発車案内表示。
 この名古屋方面の表示でお分かりと思うが、高架化後の太田川駅は少々特殊な構造になっていて、常滑線は上下とも2Fに発着するが、河和線の上りは3Fに到着し、名古屋方で常滑線と合流する形態になっている。なので名古屋方面に向かうには、2F・3Fどちらから出発するのか、確認する必要がある。
 どうしてこんな構造になったのかと思うが、下りの常滑・河和方面は1面2線で十分だが、上りの名古屋方面は2面4線が必要、と考えられたのだろう。しかし2Fが1面2線・3Fを2面4線とすると、駅全体の構造が無駄に大きくなってしまうし(駅自体の乗降がそんなに多くはないし)、旅客の動線が複雑になってしまう、という判断だろうか。ただこのため、河和線内の折り返し列車は、設定がほぼなくなっている。

名古屋鉄道太田川20ホームエレベーター2F 2024_0427.jpg
 その2Fのホームのエスカレーター。2Fは1・2番線が下り(中部国際空港・河和方面)、3・4番線が上り(常滑線の金山・名鉄名古屋方面)。

名古屋鉄道太田川21ホーム待合室2F 2024_0427.jpg
 2Fのホームの待合室。

名古屋鉄道太田川22ホーム発車案内表示2F 2024_0427.jpg
 2Fのホームの発車案内表示。これは下りの1・2番ホーム。

名古屋鉄道太田川23ホーム2F 2024_0427.jpg
 2Fホーム。3番線にセントレアから来た、名鉄岐阜行の特急が停車中。

名古屋鉄道太田川24中3Fコンコース 2024_0427.jpg
 2Fと3Fの間には、中3Fと称する連絡通路があります。河和線から常滑線(セントレア方面)に乗り換えようとしたら、この通路を通る事になります。

名古屋鉄道太田川25中3Fコンコースエレベーター 2024_0427.jpg
 エレベーターがあります。東側は中3Fが終点で、2F(1・2番ホーム)を経由して、改札がある1Fとつながっています。

名古屋鉄道太田川26中3Fコンコースエレベーター 2024_0427.jpg
 西側は3F(5・6番ホーム)から中3F・2F(3・4番ホーム)を経由して1Fへ。

名古屋鉄道太田川27ホーム時刻表3F 2024_0427.jpg
 3F(5・6番ホーム)の時刻表。日中以降は中部国際空港→名鉄岐阜間特急・河和→名鉄名古屋間特急・河和→新鵜沼間急行・中部国際空港→新鵜沼間準急・知多半田→金山間普通が1:1:1:1:2(ただし土休日の普通は、昼以降は2本に1本は太田川始発)のパターンが繰り返される。夕方に「波」がないのは名鉄らしい?
(常滑線・常滑方面発着の普通は太田川折り返し)
 ちなみに、この他にミュースカイが毎時2本通過。このため、現在の太田川~神宮前間は毎時14本の運行があり、名古屋本線より多い。
 右には、構内の案内図があります。だいたい構造がお分かりいただけるでしょうか。

名古屋鉄道太田川28ホームエレベーター3F 2024_0427.jpg
 先にも記した、改札階までスルーするエレベーター。

名古屋鉄道太田川29ホーム待合室3F 2024_0427.jpg
 3Fホームの待合室。

名古屋鉄道太田川30ホーム発車案内表示3F 2024_0427.jpg
 3Fの発車案内表示。この通り、2F・3Fどちらからの出発かが表示されます。

名古屋鉄道太田川31ホーム3F 2024_0427.jpg
 最後に3Fのホーム。河和線から名古屋方面に向かう、5・6番ホーム。

 今回は、全体の規模からしたら、写真の点数がやや少なくなってしまいましたか。
 名鉄は、あと1駅残っています。次回で完結です。

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 今日は、日航ジャンボ機墜落事故から39年でした。JALの公式フェイスブックには、今年は鳥取社長自らがメッセージを発出しています(このためなのか、今日のJALの公式HPの国内線トップは、ずいぶんおとなしいデザインになっている)。毎年同じ事の繰り返しになるが、私の立場としては、ただただ亡くなられた520名の方々の冥福をお祈りし、このような大惨事が繰り返されない事を、祈るのみです(残念ながらブラジルで事故が起きてしまったが…)。来年は、節目の40年、ですね…。
 追悼も大事な事だが、それ以上に台風5号が大変だ、という方々、特に東北で多かったと思います。特に上陸地点の岩手県は、三陸の方で大変な雨になったそうです。三陸鉄道は、明日は釜石~宮古間(旧JR山田線区間)が運休し、代行バス4往復の運行になると発表されています。明日1日で済めばよいのだが。むろん人命最優先だが、私としてはやはり、鉄道の被災状況がどうしても心配になってしまいます。この数年、この時期になると必ずどこかで大規模な鉄道の被災(特に鉄橋の流出)が発生して、再開まで何年もかかる、という事態が繰り返されていますので…。

《What's New》
10日 スペイン・カタルーニャ州プチデモン元首相 一時帰国後再出国
11日 秋葉国家安全保障局長 モンゴル国家安全保障評議会事務総長らと会談
12日 イオン子会社のミャンマー駐在員 禁錮1年の有罪判決

 パリ・オリンピックが終わりました。日本の金メダル20個は米中(共に40個)に次いで3番目に多く、開催国フランス(16個)より多かったのは、大したものだと思います(銀・銅も含めたメダル獲得数では7番目)。悔し涙を流したアスリートも少なくなかったけれど、みな一生懸命やった結果なので、胸を張って日本に帰ってくれば良いと思います。3年前の、ほぼ無観客だった東京大会を思えば、各会場全体の盛り上がりは、うらやましかった…。
posted by 菊池 正人 at 23:00Comment(0)