「JTB時刻表8月号」は、先月20日には発売になっていました。
表紙は、いきなりドドンと長岡の大花火大会。イベントが表紙の中心を飾るのも、鉄道の時刻表としては異例。
その下に〔かがやき〕を中心に〔つがる〕〔いなほ〕〔あずさ〕〔こまち〕とあるが、全部JR東日本の列車。
「のりもの情報局」は、今号は伊豆急行の「金目きっぷ(KINME KIPPU)」のみ。今号発売時点ではすでに発売を開始していて、来年3月いっぱいまで有効。伊豆高原~伊豆急下田間が1日フリーで、プラスこの区間の沿線で、豪華鯛料理などを提供する食事処での食事券がセット。食事券は、乗車券利用開始日から起算して7日以内(必ずしも乗車券と同じ日でなくて良い)。発売は伊豆高原・出羽田川・伊豆稲取・河津・伊豆急下田の各駅で、大人3,980円・小児2,980円。伊豆高原~伊豆急下田間の運賃は片道大人1,250円、往復で2,500円になるから、食事券分は1,480円になる。鯛料理ともなれば、やはりおトク?おめでたい日はキンメダイだ!?
臨時列車で行こう!花火大会&夏祭り 2024
ここで掲載されている中では、青森のねぶたは見に行ったことがあります。といっても(また年齢がバレそうな文言を並べるが)小学生の頃で、弟と共に母の実家(今の新青森駅の近く)に帰省して、その時に見たものでした。東北新幹線開業前の話、青森までは往復583系で、行きが〔ゆうづる〕、帰りが〔はつかり〕でした。
「阿波おどり」は運営体制を巡ってひと悶着もあったが、近年は安定して行えているようなのは何より。お盆期間中なのでバスも土休日ダイヤ(臨時便を運行)するが、変更の理由が「お盆休み」だからではなく、「阿波おどり期間中」だから、というのが、徳島らしくて面白い。
子供の頃は良かったが、近年は…花火も祭りも見に行く事はないなあ。行きたい・見たいという気持ちはあるが、一方で混雑が苦手になってきたので(コロナウィルスとは関係なく)。桜や紅葉と同じですねえ。
今回グラビアで特集された、場所によっては全国区レベルでTV中継されるほどの有名な大会はともかく、中小規模の花火大会やお祭りは、今後開催が難しくなるという話も聞こえてくる。人員の不足、花火の騒音などに対する苦情、などに加えて、近年の異常気象も要因で、現に遊佐町民花火大会は豪雨で中止になった(当然臨時列車も運休)。花火などの祭りの動向は鉄道の輸送にも影響を与えるはずで、来年以降はどうなるのだろうか。
特集のページ
「NEWS」の4文字は、阪急京都線の2300系、で良いですよね?「W」がプライベース車になっているが、今のところプライベース車は、9300系に組み込まれている方が多い。
臨時列車では、既に前号で記載済みだが、三陸鉄道の快速〔八戸リアスうみねこ号〕が、盛~八戸間で運行されます。
下り
8205D~8009D~8111D~9422D 盛8:55 → 15:52八戸 9月7日(土曜日)運行
上り
9421D~8112D~8014D~8216D 八戸11:18 → 17:40盛 9月8日(日曜日)運行
停車駅:綾里・恋し浜・三陸・唐丹・釜石・鵜住居・大槌・浪板海岸・岩手船越・織笠・陸中山田・津軽石・宮古・一の渡・田老・岩泉小本・田野畑・普代・堀内・野田玉川・陸中野田・久慈・陸中八木・種市・階上・鮫・本八戸
恋し浜での5分停車も目立つが、よく読むと、堀内でも比較的長い停車時間を取っている。ホームから太平洋の展望を楽しんでもらおう、という趣旨だろう。
なお、全車自由席なので、使用車両は記載されていない。JR東日本の公式WEBのリリースによれば、三陸鉄道の車両を使用するとの事で、三陸車が八戸線に入線するのは話題になるだろう。三陸鉄道のページでは確認できなかった。
「ロックインジャパン」(今年は8月3・4・10~12日)の臨時は、去年との比較では、千葉0時5分発大網行・蘇我22時41分発新習志野行は取りやめになり、東京→蘇我間の臨時2本は東京発19時台2本に変更。
今回、大規模な花火大会の臨時列車から、「諏訪湖祭湖上花火大会」の最寄り駅、上諏訪駅の、開催当日の時刻表を作ってみました。
特集のページ(24P)に記載された「臨時列車」に、特急も含めた定期列車を追加しているが、「臨時列車」の全てが、在来のダイヤに追加されたものではない。定期列車の延長運転や多少の時刻の変更もあるし、通常の飯田線直通を、岡谷で分断した列車もあります。
特に帰宅時は、もう少し運転間隔を平準化した方が良いのでは?と思うが、定期〔あずさ〕がある上に、下諏訪付近が単線なのがネックだろう。動員数次第でもあるが、いっそ定期列車も含めた特別ダイヤの策定も、考えても良いのかもしれない。
臨時列車は中央本線(東線)の他に飯田線(駒ヶ根まで)・大糸線(信濃大町まで)・篠ノ井線でも設定され、終点に最も遅い到着となるのは(特急〔諏訪湖花火大会号〕を除く)、長野1時56分の9539M。翌8月16日は普通の金曜日で、会社も夏休み、という所が多いだろうが、もし仕事があるとしたら、大変だなあ?
一方で、塩尻からの中央西線(木曽福島方面)は、臨時は設定されていない。塩尻からの最終木曽福島行1844Mは22時42分発。この列車に乗りたければ、上諏訪22時22分発の449M(時刻変更)に乗る必要があるが、塩尻では乗り換え時間が1分しかない。むろん遅れても待ってくれるはずだが、臨時がないとは、JR東海も少々冷たいなあ、の印象がないわけでもない。
ところで、この臨時の普通列車は、この数年は中央線快速や南武線のE233系が応援で駆り出されてきたが、来年以降、中央線快速のグリーン車のサービスが始まったら、車両での工面は、どうするのだろう?
会社線は、JRバス関東の東京駅~東京港フェリーターミナル路線が、8月1日より2往復に削減。東京駅16時50分発・フェリーターミナル6時00分(日曜・祝日6時30分)発は、オーシャン東九フェリー(東京~徳島・門司航路)との接続を考慮していると思われる(なお、フェリーはお盆休みは全区間休航)。
本文
JR旅客6社で、お盆休みを土休日ダイヤで運行するのは、九州だけ。昨今の情勢からしたら、全体のダイヤはともかく、ライナー特急(〔湘南〕〔らくラクはりま〕など)あたりは運休にしてもよさそうな気もするが、そこまでは乗客が大きく減少はしない、とみているのだろうか。この先来年以降は分からないが。
(西鉄はカレンダー通りの運行になるようだ)
内房線・外房線・東金線・京葉線・武蔵野線は、「8月31日までの時刻」の注釈が、欄外に付記された。
会社線は今号から、定期観光バス・観光路線バスが高速バスの次に来るようになった。理由はちょっとわからないが。
私鉄は今号から、阪急京都線の特急(通勤特急・準特急・〔京とれいん雅楽〕含む)が全列車掲載になった。「プライベース」が7月21日よりサービスインしているが、今の時点では、日中は2~3本に1本でサービスを提供。まだコンスタントに利用できる、という環境ではない。
座席指定料金500円(全区間)は、京阪のプレミアムカーと同じ(京阪は、短距離は400円)。JRの新快速Aシートは、神戸・姫路方面への直通という事もあるが、全区間で840円と少々お高いし、本数がまだまだ少ない。チケットレスだと600円(この場合「青春18きっぷ」との併用は不可)。転換クロスシート車による特急・新快速の競争という、関東地方のファンから見たら羨望の対象として見られ続けてきた京阪間の競争だが、座席指定車両が3社で出そろって、新たな段階に入ったといえる。
前にも少し書いたが、「私鉄有料特急」というのは、乗車券以外の料金券(特急券・座席指定券など)を必要とする列車を意味すると思うのだが、名鉄には急行に特別車、京阪には快速急行にプレミアムカーが連結されている列車があるのに、一切記載がない。一方で全車自由席の特急は掲載されているが、本来の趣旨からしたらバランスを欠くのではないか?
バスは高速・空港バス、一般バス共に、状況の悪化に歯止めがかかっていない、という印象が否めない。渋谷~木更津線(747P)は8月1日にダイヤ改正を行っているが、京王バス担当便が運休になっているため(正式に撤退しているのではないと思う)、前後の便の時刻を調整している。川崎~木更津線(748P)は、大師橋駅入口の時刻が追加になった(東京ベイサービスの社名がまだ残っている)。
運休中の相鉄バス・海老名~御殿場プレミアムアウトレット路線(750P)は、再開されないまま廃止が発表になった。再開できないまま廃止となる路線が、このところかなり多く発生している。
大阪・京都~富山線(753P)は、いまだに3往復全便運休のまま。北陸新幹線敦賀延伸は料金レベルの引き上げまで招いている(乗り継ぎ割引も廃止)ので、低廉な足を求める客は多くなると思うのに。
復刻版シリーズで「1986(S61)年11月号復刻版」の刊行が、裏表紙の見返しに記されています。待望…かどうかは分からないが、刊行が予想されていた「国鉄最後のダイヤ改正」です。当時私鉄の乗務員私には、労働組合の行動から透けて見えた、国鉄(特に労組)が置かれていた状況を思い返すと、極めて重苦しいものも感じるのだが(刊行の直後、国会で分割・民営化が決定することになる)、一般の大衆の受け止め方は、正直どうだったのか。復刻版シリーズは、次は来年で50年となる、山陽新幹線博多延伸、になるのでしょうかねえ。
当ブログでは直接のコメントは受け付けません。何かありましたら、引き続き本体の「日本の路線バス・フォトライブラリー」上からメールを下さい。折返し返事をしたいと思います。質問がありましたら、やはり本体上からメールを下さい。解かる範囲でお答えをしたいと思います。質問と答えは当ブログにも掲載します。
当ブログ上からでは発表できない緊急の事態が発生した時は、本体でお知らせします。
遠州鉄道のバスの一件は、極めて残念と言わざるを得ない。炎天下を長時間歩かされた子供にとって、この経験がトラウマにならなければ良いのだが。以前起きた京都での一件もだが、ここもやはりバスドライバーだけ責めて終わり、にしてはならず、特に今後はバス未経験のドライバーがある程度の割合になる事も予想されるので、フォローする教育や、バックアップシステムの構築などが求められるし、やはりバスドライバーが接客にも余裕をもって臨めるような、運転など勤務環境の改善も、並行して必要なのではないか。運転以外の負担をできるだけ減らすような方策が求められると思います。
《What's New》
1日 旧ビッグモーター「WECARS」 新名称看板店舗 多摩市で営業開始
2日 日経平均株価 2,200円以上大幅値下がり 過去2番目の下落幅
3日 米軍ヘリコプター 神奈川県海老名市に不時着
本体の方ですが、どうやら転送設定ができました。明日の晩(8月5日付)で更新を行う予定です。お待たせいたしました。