№2836 名鉄河和線 高横須賀駅

 4月に訪れた名鉄の改良駅、最後は河和線の高横須賀駅です。
 前回書いた、常滑線の太田川から分岐して、最初の駅になります。

名古屋鉄道高横須賀01高架駅 2024_0427.jpg
 太田川と同じく、東海市にあります。乗降人員は不明。普通電車だけ停車で、平日は15分・土休日の日中以降は30分間隔で停車。駅ナンバリングKC01。

名古屋鉄道09-01高横須賀.jpg
 高架化前の高横須賀駅。ほとんどローカル線の駅の装いでした。当然、最初から無人駅。

名古屋鉄道高横須賀02エントランス 2024_0427.jpg
 高架下のエントランス。自由通路にもなっています。

名古屋鉄道高横須賀03券売機 2024_0427.jpg
 券売機。

名古屋鉄道高横須賀04改札口 2024_0427.jpg
 改札口。

名古屋鉄道高横須賀05精算機 2024_0427.jpg
 無人駅なので、精算機は切符の精算機能もあります。シャッターは窓口、なのかな?

名古屋鉄道高横須賀06コンコース 2024_0427.jpg
 改札を入ると、目の前の階段は、踊り場までは上下共用。その先で別れる形態です。その踊り場から撮っています。先の券売機や精算機は、やや安普請なプレハブ?小屋?に入っているのが特徴。高架駅と一体、という構造ではない。駅の内外は、金網で仕切られているだけ。

名古屋鉄道高横須賀07ホームエレベーター 2024_0427.jpg
 ホームのエレベーター。

名古屋鉄道高横須賀08接近表示装置 2024_0427.jpg
 ホームの接近表示。

名古屋鉄道高横須賀09ホーム 2024_0427.jpg
 最後に、ホーム。6連分あります。

 こうしてみると、簡素というか、正直なところやや殺風景かなあという印象もしました。最初から無人駅だった駅の高架化、という事もあるだろうが、次回書く予定の近鉄名古屋線・川原町駅と比較しても、もう少し「色」があっても良いかな、とも感じました。

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 台風5号は幸い大きな被害にはならなかったようだが、今度は台風7号が関東地方に迫っています。上陸はギリギリしないようだが、既に東海道新幹線は明日、東京~名古屋間で終日の運行の取りやめを発表しています。在来線も、房総半島の各路線や、東京メトロ東西線一部区間、小田急ロマンスカーの一部列車などで、計画運休が決まっています。今日22時現在では「嵐の前の静けさ」なのか、横浜はやや風が強くなっているのかなという程度で、おおごとになりそうな気配は感じないのだが、明日はどうなるのか。私は休みだが、自宅から出られずに一日が終わってしまうのか。せっかく「南海トラフ地震」の臨時情報が終わったのに、数時間前はまた神奈川で地震があって(小田急は伊勢原~新松田間が不通)、どうにも落ち着かないまま、今年のお盆は終わりを迎える事になりそうです。

《What's New》
13日 ウクライナ災害医療当局者 福島第一原発事故対応の放射線医学研究所視察
14日 タイ セター首相 憲法裁判所が解職命令
15日 広瀬 めぐみ参議院議員 公設秘書給与疑惑で議員辞職
posted by 菊池 正人 at 23:00Comment(0)

№2835 名鉄常滑線・河和線 太田川駅

名古屋鉄道太田川01高架駅 2024_0427.jpg
 4月に訪れた名鉄の改良駅3か所、2回目は太田川駅です。
 太田川駅は、名古屋の南に位置する東海市を代表する駅です。常滑線から河和線が分岐する、知多半島における名鉄の要衝、とも言えるでしょう。ただし、この駅自体の乗降人員は多くない。名鉄自身の公式HPには記載がないが、他サイトを検索したところでは、1日平均16,000人を超える程度、らしい。それでも、ミュースカイ以外の全列車が停車します(ミュースカイも、朝方の上り名古屋方面行は停車がある)。駅ナンバリングTA09。
 7年前には高架化が完成していたらしいが、訪れるのが遅くなってしまいました。

名古屋鉄道07-09太田川.jpg
 高架化前の太田川駅。駅舎が特徴的でした。当時は2面4線で、河和線は平面で分岐していました。留置線もあったが、高架化で大半が聚楽園に移設されています。

名古屋鉄道太田川12駅入口北 2024_0427.jpg
 新高架駅は、南北に改札口があります。南がメインです。東側の出入り口。知多バスやコミュニティバスが発着する交通広場が隣接しています。

名古屋鉄道太田川02駅入口南 2024_0427.jpg
 西側の出入り口。

名古屋鉄道太田川03ファミリーマート 2024_0427.jpg
 入ってすぐのところにファミマがあります。

名古屋鉄道太田川04マツモトキヨシ 2024_0427.jpg
 マツモトキヨシもあります。

名古屋鉄道太田川05ATM 2024_0427.jpg
 ATM。大手は入っていない。

名古屋鉄道太田川06壁画「くすのき」 2024_0427.jpg
 パブリックアート「くすのき」。くすのきは東海市の木で、姉妹提携をしているトルコのブルサ市がある、ブルサ県のイズニックで生産されるタイルで作られているそう。

名古屋鉄道太田川07南エントランス 2024_0427.jpg
 南改札口付近のエントランス。

名古屋鉄道太田川08南券売機 2024_0427.jpg
 券売機。台数は少ないし、それでも行列ができる事はない。

名古屋鉄道太田川09南窓口 2024_0427.jpg
 窓口。

名古屋鉄道太田川10南改札口 2024_0427.jpg
 南改札口。

名古屋鉄道太田川11南チャージ機 2024_0427.jpg
 南口はチャージ機が置かれている。manacaのポイントチャージ機能もあるが、駅員が常駐しているからか、きっぷの精算機能はないようだ。


 一方、北側にも改札口があります。

名古屋鉄道太田川13北券売機 2024_0427.jpg
 北口の券売機。

名古屋鉄道太田川14北改札口 2024_0427.jpg
 北改札は駅員がいない。遠隔。

名古屋鉄道太田川15北精算機 2024_0427.jpg
 駅員がいないからか、北口の方は、きっぷの精算機能が付加されている。

名古屋鉄道太田川17改札内コンコース 2024_0427.jpg
 改札内のコンコース。

名古屋鉄道太田川18改札内コンコース東海市 2024_0427.jpg
 コンコースには、ランの花が飾られている。ランは東海市の花。

名古屋鉄道太田川19コンコース発車案内表示 2024_0427.jpg
 コンコースの発車案内表示。
 この名古屋方面の表示でお分かりと思うが、高架化後の太田川駅は少々特殊な構造になっていて、常滑線は上下とも2Fに発着するが、河和線の上りは3Fに到着し、名古屋方で常滑線と合流する形態になっている。なので名古屋方面に向かうには、2F・3Fどちらから出発するのか、確認する必要がある。
 どうしてこんな構造になったのかと思うが、下りの常滑・河和方面は1面2線で十分だが、上りの名古屋方面は2面4線が必要、と考えられたのだろう。しかし2Fが1面2線・3Fを2面4線とすると、駅全体の構造が無駄に大きくなってしまうし(駅自体の乗降がそんなに多くはないし)、旅客の動線が複雑になってしまう、という判断だろうか。ただこのため、河和線内の折り返し列車は、設定がほぼなくなっている。

名古屋鉄道太田川20ホームエレベーター2F 2024_0427.jpg
 その2Fのホームのエスカレーター。2Fは1・2番線が下り(中部国際空港・河和方面)、3・4番線が上り(常滑線の金山・名鉄名古屋方面)。

名古屋鉄道太田川21ホーム待合室2F 2024_0427.jpg
 2Fのホームの待合室。

名古屋鉄道太田川22ホーム発車案内表示2F 2024_0427.jpg
 2Fのホームの発車案内表示。これは下りの1・2番ホーム。

名古屋鉄道太田川23ホーム2F 2024_0427.jpg
 2Fホーム。3番線にセントレアから来た、名鉄岐阜行の特急が停車中。

名古屋鉄道太田川24中3Fコンコース 2024_0427.jpg
 2Fと3Fの間には、中3Fと称する連絡通路があります。河和線から常滑線(セントレア方面)に乗り換えようとしたら、この通路を通る事になります。

名古屋鉄道太田川25中3Fコンコースエレベーター 2024_0427.jpg
 エレベーターがあります。東側は中3Fが終点で、2F(1・2番ホーム)を経由して、改札がある1Fとつながっています。

名古屋鉄道太田川26中3Fコンコースエレベーター 2024_0427.jpg
 西側は3F(5・6番ホーム)から中3F・2F(3・4番ホーム)を経由して1Fへ。

名古屋鉄道太田川27ホーム時刻表3F 2024_0427.jpg
 3F(5・6番ホーム)の時刻表。日中以降は中部国際空港→名鉄岐阜間特急・河和→名鉄名古屋間特急・河和→新鵜沼間急行・中部国際空港→新鵜沼間準急・知多半田→金山間普通が1:1:1:1:2(ただし土休日の普通は、昼以降は2本に1本は太田川始発)のパターンが繰り返される。夕方に「波」がないのは名鉄らしい?
(常滑線・常滑方面発着の普通は太田川折り返し)
 ちなみに、この他にミュースカイが毎時2本通過。このため、現在の太田川~神宮前間は毎時14本の運行があり、名古屋本線より多い。
 右には、構内の案内図があります。だいたい構造がお分かりいただけるでしょうか。

名古屋鉄道太田川28ホームエレベーター3F 2024_0427.jpg
 先にも記した、改札階までスルーするエレベーター。

名古屋鉄道太田川29ホーム待合室3F 2024_0427.jpg
 3Fホームの待合室。

名古屋鉄道太田川30ホーム発車案内表示3F 2024_0427.jpg
 3Fの発車案内表示。この通り、2F・3Fどちらからの出発かが表示されます。

名古屋鉄道太田川31ホーム3F 2024_0427.jpg
 最後に3Fのホーム。河和線から名古屋方面に向かう、5・6番ホーム。

 今回は、全体の規模からしたら、写真の点数がやや少なくなってしまいましたか。
 名鉄は、あと1駅残っています。次回で完結です。

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 今日は、日航ジャンボ機墜落事故から39年でした。JALの公式フェイスブックには、今年は鳥取社長自らがメッセージを発出しています(このためなのか、今日のJALの公式HPの国内線トップは、ずいぶんおとなしいデザインになっている)。毎年同じ事の繰り返しになるが、私の立場としては、ただただ亡くなられた520名の方々の冥福をお祈りし、このような大惨事が繰り返されない事を、祈るのみです(残念ながらブラジルで事故が起きてしまったが…)。来年は、節目の40年、ですね…。
 追悼も大事な事だが、それ以上に台風5号が大変だ、という方々、特に東北で多かったと思います。特に上陸地点の岩手県は、三陸の方で大変な雨になったそうです。三陸鉄道は、明日は釜石~宮古間(旧JR山田線区間)が運休し、代行バス4往復の運行になると発表されています。明日1日で済めばよいのだが。むろん人命最優先だが、私としてはやはり、鉄道の被災状況がどうしても心配になってしまいます。この数年、この時期になると必ずどこかで大規模な鉄道の被災(特に鉄橋の流出)が発生して、再開まで何年もかかる、という事態が繰り返されていますので…。

《What's New》
10日 スペイン・カタルーニャ州プチデモン元首相 一時帰国後再出国
11日 秋葉国家安全保障局長 モンゴル国家安全保障評議会事務総長らと会談
12日 イオン子会社のミャンマー駐在員 禁錮1年の有罪判決

 パリ・オリンピックが終わりました。日本の金メダル20個は米中(共に40個)に次いで3番目に多く、開催国フランス(16個)より多かったのは、大したものだと思います(銀・銅も含めたメダル獲得数では7番目)。悔し涙を流したアスリートも少なくなかったけれど、みな一生懸命やった結果なので、胸を張って日本に帰ってくれば良いと思います。3年前の、ほぼ無観客だった東京大会を思えば、各会場全体の盛り上がりは、うらやましかった…。
posted by 菊池 正人 at 23:00Comment(0)

№2834 「南海トラフ地震」臨時地震情報 鉄道影響まとめ

 昨日夕方、宮崎の方で震度6弱の地震が発生しました。この地震自体は、津波の発生や家屋の損傷などを招いたものの、幸い人的な犠牲を出さずに済んだが、問題はこれにより、「南海トラフ地震」の想定震源域内での大地震の発生の可能性が高まっていると判定されて、臨時地震情報の発出がなされました。
 実際、この記事を書き始めようとした直前、神奈川県西部で震度5弱の地震が発生、これも「南海トラフ地震」と関係があるのかどうかは、これを書いている時点では不明だけれども、ともかく、正月の能登半島地震等に続いて、また十分な警戒が必要な事態になったようです。能登半島地震同様、お盆の帰省の時期というのに。

小田急江ノ島線 湘南台駅.jpg
 当然交通にも広範囲に影響は出ているが、私は今日の日中、小田急とJR東海道本線に乗る機会があったけれど、この時点では、特に運休とか大幅な遅延という事態はなく、普通に乗り降りできたと感じました。
 とりあえずここでは、臨時地震情報発令を踏まえての、鉄道事業者の運行状況・計画をまとめてみます。全部は見切れていないです。その点はご勘弁ください。〔サンライズ瀬戸・出雲〕は、明日出発までの分の全区間運休が発表になっています。

JR東日本 東海道本線・大磯~熱海間、中央本線・大月~茅野間、および伊東線全線で徐行運転を実施。運休は〔サンライズ瀬戸・出雲〕以外は計画されていない。

JR東海 特急〔南紀〕〔ふじかわ〕〔伊那路〕が全列車運休。快速〔みえ〕は運行している。東海道新幹線は三島~三河安城間で、徐行運転を一週間程度は行う見込み。このため10分程度の遅延が発生する。

JR西日本 特急〔くろしお〕は、和歌山以南のきのくに線(紀勢本線)区間が運休。山陽新幹線は直接の影響はないが、東海道新幹線の徐行の影響で、一部列車に遅延が発生する。

JR四国 土讃線・土佐山田~高知~須崎間で、普通列車の一部が運休(「当面の間」としている)。この他、牟岐線・牟岐~阿波海南間、土讃線・吾桑~土佐久礼間で徐行運転を実施。特急の運休はない。

JR九州 JR九州は直接の影響はないが、九州新幹線は、東海道新幹線の遅延の影響で、一部列車に遅延が発生している。
(今日は日豊本線・西都城~国分間で不通になっていて、〔きりしま〕も運休になっているが、これは雨規制のため)

小田急 昼間の時点では、小田原線・本厚木~小田原間で徐行運転を実施。運休の発生はなかった。

近鉄 8月15日まで、五十鈴川~賢島間の特急の運行を取りやめる。名阪ノンストップ特急は全列車、大和八木・津・白子・近鉄四日市・桑名に停車。明日・明後日運転予定だった「海女さん列車」も取りやめ。

伊豆急行 全線で徐行運転を実施。

阿佐海岸鉄道 当面の間、阿波海南~甲浦間で徐行運転を実施。

 なお、直接の影響がありそうだと予想されたところでは、土佐くろしお鉄道は、運行情報はX(旧ツィッター)のみで、古い記事しか読めなかったため詳細は不明。紀州鉄道も、最新の運行状況は確認できなかった。このほかの鉄道でも、今後の状況によっては運転見合わせ・遅延などが発生すると予告しています。
 地震そのものは、地球に住んでいる限りは逃れようがないけれど、やはり願わくば、阪神・淡路大震災や東日本大震災、能登半島地震などなど、のような、一度に多くの人命が失われ、遺された人々も、何年何十年と生活に難儀するような、悪夢のような事態は、起こらないでほしいです。それがまた、鉄道・バス等の交通のためでもありますので…。

 21時20分現在、小田急は海老名~小田原間が不通。目視による点検を行うため、運転再開までには相当な時間がかかる見込み。東海道本線・小田原~熱海間、箱根登山電車全線、伊豆箱根鉄道大雄山線も不通。東海道新幹線は全線で運行を再開している。この他、運行している鉄道・路線でも、広範囲で運休や大幅な遅延が発生している。

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《What's New》
 8日 小林製薬新社長 記者会見で陳謝 紅麹事業から撤退発表
 9日 韓国新駐日大使パク・チョルヒ氏着任 羽田空港に到着
posted by 菊池 正人 at 22:00Comment(0)日記