№2815 北陸・東海 国内久々の長旅 3.新黒部に降りて 富山地鉄鉄道線全線走破

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 午後は富山地鉄の鉄道線全線を走破します。途中、新黒部駅にも降ります。

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 前回書き忘れていたが、今回の富山地鉄乗りつぶしには、この1日フリーきっぷを購入しています。市内電車にも通用するが、今回は鉄道線のみ。

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 これは朝着いた時点で撮影していたものだが、宇奈月温泉駅のホームの先端には足湯があります。外からも、駅構内からも入れます(間にややチープだが柵がある)。

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 17480系は中間のドア2つは使用していないが、この17484Fは、内外ともまるまる広告スペースにしています。バスのドライバー募集。地鉄も、修学旅行輸送優先で東京線の一時運休を余儀なくされるほどなので、ドライバー不足は例外なく大変だ。

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 現在、本線全線通しの特急の設定はないが、電鉄黒部~宇奈月温泉間には、特急〔くろべ〕が設定されています。舌山で待ち合わせ。

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 新黒部駅。
 駅員、ではないかも知れないが、降りた時点では女性職員がいて、集札や案内に当たっていました。

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「駅舎」の内部。

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 時刻表。普通列車は上下とも、1時間に1本はあります。

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 タッチパネル式の券売機。

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 観光ガイドで、やはり画面にタッチすると、いろいろガイドしてくれます。

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 外に出て、スロープ。

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 駅前広場には、黒部峡谷鉄道の旧型ELと、客車が静態保存されています。客車は2軸だ。

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 道路の反対側に、北陸新幹線の黒部宇奈月温泉駅が「聳えて」います。高架駅下の横断歩道を渡っていくのが順路。この駅はもう開業から9年経ちました。新幹線の駅で「温泉」の2文字が入った、初の駅でもあります。
(この後武雄温泉・嬉野温泉・加賀温泉・芦原温泉と続く)

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 新黒部駅に戻って、ホームを見る。職員がいても、きちっとした改札口はなくて、ホームからそのまま踏切を横断して、反対側に出る事も出来ます。

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 ホームの掲示板。真ん中の「黒部くろワンきっぷ」というのは、地元の公共交通利用促進のためのもののようで、3~4月の土休日、大人500円・小児250円で、黒部市内の地鉄の電車・バスが乗り放題になる、というもの。

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 最後に、ホーム。新幹線駅の真下を、地鉄電車が走っていくというのが分かると思います。これは電鉄富山行で、これを撮ってから、慌てて乗り込みました。ホームは3両分?
 前回書いた通り、この駅は、以前からある舌山駅から至近の距離にあります(300mしか離れていない)。なら、舌山駅を移転させて新黒部、とする手もあったとは思うが、舌山は交換駅なので、この機能を残したまま移転させるのは手間暇もコストがかかる。それに、旧駅の方が一般の民家が多く、こちらの方が便利、という人は少なくはないと思うので、この形になったのだろうと考えます。

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 下界も青空が広がってきて、雄大なアルプスが全容を表す。

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 上市には16010系の2連がいるが、お昼寝中の様子。
 全線踏破なら寺田で乗り換えても良いが、ここは一旦電鉄富山へ。

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 電鉄富山駅への進入は、こんな感じ。ホーム上に場内信号機が2つ連続して置かれている。ホーム上で閉塞が分割されている事が、よくわかる。

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 立山行まで時間があったのでバスターミナルに出てみたのだけれど、光線状態があまり合わなくて、きれいな画像はあまり撮れない。このエアロスターSは、元神奈中でしょう。

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 右側の14時47分発寺田経由立山行に乗車。

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 その寺田駅の、立山線ホームにあったベンチ。富山では「カール」って、まだ販売しているのかなあ?

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 寺田から岩峅寺にかけては、左手に白いアルプスの山々を見る。晴れて、良かった。

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 岩峅寺で4分停車。改めて、14769Fは一昨年から「富山もようトレイン」として運行されています。

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 岩峅寺駅の駅舎は、昔から変わっていない。駅員はいなくなっても仕方がないが(今のところはいる)、駅舎はこのまま残って欲しいな。

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 上横江駅の跡。現役だった頃の№576で取り上げた事があります。その後、ちょうど10年前に立山まで乗った時、「跡形もなくなった」なんて書いてしまったが、改めて見ると、ホームの跡がありました。昔は行き違いができたようだ。

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 有峰口の手前で、常願寺川を渡る。

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 有峰口では、電鉄富山行特急と交換。

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 本宮は、棒線化されて久しい。行き違いができた頃に降りた事がありました。

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 終点立山との間に、もう一つ駅の跡があって、これが当初の立山駅だったらしい。

 立山に着くと、アルペンルートからの観光客がどっと乗り込んできた。折返し時間も6分と短く、何やかやで立山の写真は撮っていません。スミマセン…。

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 五百石で20020系「キャニオンエクスプレス」と交換。今回は、本格的な撮影・乗車はなし。3両固定編成で車掌も乗る列車だから、運用は決まっているのだろうか。

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 最後の不二越・上滝線、これも稲荷町から乗っても良かったが、電鉄富山からキチンと乗ります。17480系。今朝見た「マルK」マークが残った17485F。

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 1番乗り場からの出発で、このように出発信号機も2つ置かれ、両方とも青の現示で発車。

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 行く手には北アルプス連峰が、壁の如く聳えている。

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 月岡で、やはり17480系と行き違い。付近の田んぼからは、カエルの合唱が聞こえる。

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 再び岩峅寺駅で、不二越・上滝線ホーム。現在列車が停車している線路は行き止まりだが、右側は立山線とつながっている。かつては不二越・上滝線経由で立山へ行く列車の設定も、あったようだ。
 立山線両方向からの乗り換え客は、それなりにあった。

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 改めて、17480系の車内。ICカードリーダー以外は、東急時代そのままという感じ。この編成は、中央部のドアは広告スペースとしていない。

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 完全に雲がなくなった立山連峰は、雄大そのもの。若いころに室堂から登った事があるのだが、行ける機会をもし作れたら、また行きたいかなあ。

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 もうすぐ5月。沿線には鯉のぼりも見られるようになりました。

 こうして、鉄道線全線乗車が成りました。本線と不二越・上滝線に関しては、全線乗ったのはいつ以来だろう?富山地鉄も、コロナ禍で観光利用が失われた事もあって、経営状態が危機だと、社長が漏らしていた、という事もあったが、乗客は戻ってきているように思えるが、設備は近代化がやはり遅れている面が否めず、このままだとじり貧かも知れない。「アルプスエキスプレス」(現在運休中)などの観光列車も良いが、やはり基本的な線路・駅の近代化は必要だし、昨日も魚津のところで少し書いたが、鉄道事業者の枠組みを超えた、利便性の向上を図る試みも必要だろう。富山県はライトレールとか、先日の氷見・城端線の活性化策発表に見られるように、公共交通の維持・向上に関しては前向きな姿勢がみられる県、だと思うので、自治体と一体になった活性化策が、より強力に求められるのではないでしょうか。魅力的な鉄道であるし、私も及ばずながら力になれると、良いのだが。

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 最後に、今回は乗らなかった市内線。旧型デ7000形と、元富山ライトレール車との顔合わせも、すっかりおなじみになりました。ただ、やはりデ7000形は、そろそろ本格的な置き換えが検討されるべき時期、ではないでしょうか。

 この晩は市内のホテルに泊まり、明日は高山本線で岐阜に向かいます。それはまた次回。

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posted by 菊池 正人 at 23:00Comment(0)旅行