№2816 北陸・東海 国内久々の長旅 4.あいの風撮影 と JR西日本高山本線

 夜行バスでの出発も含めて、3日目になりました。
 高山本線で岐阜を目指すが、好天だったので、先にあいの風の列車の撮影に向かいました。

 4月26日(金)

 呉羽まで一区間、あいの風の電車に乗って、そこから20分近くは歩いたのかなあ、踏切で撮影しました。

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 高岡発富山行533M。

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 金沢発黒部行429M。

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 城端線から直通の、JR西日本の1326D(下り列車ながら列車番号が偶数)。数年後に城端線があいの風の路線になると、車両はどうなるのか。

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 高岡始発富山行535Mは、413系「とやま絵巻」でした。個人的には、普通のブルー一色の編成が来てほしかったが(「とやま絵巻」は以前、IR線内で撮っている)、ともかく貴重な413系です。
(北陸地域色編成は6月1日に引退したが、その直前の5月14日、富山でのプロ野球(巨人vsDeNA)輸送で臨時列車としての運行があったようだ。意外に画像が上がっていないようだが)

 この後の431Mは、521系4連でした。これを撮って、呉羽駅に戻る。そうでないと、高山本線の普通列車に間に合わなくなるので。
 本数が少ない事自体は致し方ないが、IRの521系が来てほしかった。それと、貨物列車が来なかったのも残念。それにしても、新幹線開通までは「特急街道」だったのに…。

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 呉羽駅。

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 再び、富山駅。右に「スカイバス富山」の姿もある。この日の初便となる、10時00分発が乗客を待っている。

 ところで、当然ながらこの時期は「青春18きっぷ」シーズンではない。だから、富山の新幹線駅の窓口で、乗車券を購入しました。富山~高山本線~岐阜~東海道本線~名古屋~中央本線~八王子~横浜線~横浜市内で、10,010円。

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 10時10分発の高山本線856D。キハ120形で、331と348の2連。
 普通列車なのに、インバウンドのグループが乗っていた。

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「本線」ではあるが、最後部から見る線路は、やはりローカル線風情だなあ。

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 しかし速星は貨物列車の乗り入れがあって、DD200形の姿もあった。

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 富山は快晴だったので、立山連峰の見事な事(午後だったらもっと凄かったろう)。ただ、旅行者はインバウンドグループ以外はいなかったようで、車窓は関心がなさそうだった。

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 多少のアップダウンはありながら比較的平坦な区間が続いたが、越中八尾を過ぎると、急に勾配がきつくなってきた。完全にローカル線風情。楡原駅は、棒線化した駅。

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 猪谷到着。JR東海の25系が見えるが、なぜか、駅舎からも、25系列車からもかなり離れた所で折り返す。ここはJR西日本の駅なのに。
 8分で慌ただしく、富山へ折り返していった。

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 猪谷はJR西日本とJR東海の境界の駅で、西日本の管理駅。〔ひだ〕も停車する。
 なのに、最初から駅員がいない!券売機さえない。運賃・料金は車内精算になる。

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 ここからは、神岡線→神岡鉄道が分岐していました。2006(H18)年12月の廃止以降は、濃飛バスが代替バスを運行しています。猪谷は富山県の駅だが、濃飛バスのバス停があります。神岡までは、現在は1日5本(土休日3本)。

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 現在の猪谷駅の、列車の時刻表。どちらも本数は少ない。
 猪谷駅は、キハ25系の姿がなかったら、JR東海色はほぼ感じられない。富山県だし(猪谷は、JR東海で唯一の北陸地方の駅)。

 次回は、そのJR東海の列車を乗り継いで、岐阜を目指します。

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№2815 北陸・東海 国内久々の長旅 3.新黒部に降りて 富山地鉄鉄道線全線走破

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 午後は富山地鉄の鉄道線全線を走破します。途中、新黒部駅にも降ります。

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 前回書き忘れていたが、今回の富山地鉄乗りつぶしには、この1日フリーきっぷを購入しています。市内電車にも通用するが、今回は鉄道線のみ。

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 これは朝着いた時点で撮影していたものだが、宇奈月温泉駅のホームの先端には足湯があります。外からも、駅構内からも入れます(間にややチープだが柵がある)。

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 17480系は中間のドア2つは使用していないが、この17484Fは、内外ともまるまる広告スペースにしています。バスのドライバー募集。地鉄も、修学旅行輸送優先で東京線の一時運休を余儀なくされるほどなので、ドライバー不足は例外なく大変だ。

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 現在、本線全線通しの特急の設定はないが、電鉄黒部~宇奈月温泉間には、特急〔くろべ〕が設定されています。舌山で待ち合わせ。

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 新黒部駅。
 駅員、ではないかも知れないが、降りた時点では女性職員がいて、集札や案内に当たっていました。

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「駅舎」の内部。

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 時刻表。普通列車は上下とも、1時間に1本はあります。

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 タッチパネル式の券売機。

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 観光ガイドで、やはり画面にタッチすると、いろいろガイドしてくれます。

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 外に出て、スロープ。

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 駅前広場には、黒部峡谷鉄道の旧型ELと、客車が静態保存されています。客車は2軸だ。

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 道路の反対側に、北陸新幹線の黒部宇奈月温泉駅が「聳えて」います。高架駅下の横断歩道を渡っていくのが順路。この駅はもう開業から9年経ちました。新幹線の駅で「温泉」の2文字が入った、初の駅でもあります。
(この後武雄温泉・嬉野温泉・加賀温泉・芦原温泉と続く)

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 新黒部駅に戻って、ホームを見る。職員がいても、きちっとした改札口はなくて、ホームからそのまま踏切を横断して、反対側に出る事も出来ます。

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 ホームの掲示板。真ん中の「黒部くろワンきっぷ」というのは、地元の公共交通利用促進のためのもののようで、3~4月の土休日、大人500円・小児250円で、黒部市内の地鉄の電車・バスが乗り放題になる、というもの。

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 最後に、ホーム。新幹線駅の真下を、地鉄電車が走っていくというのが分かると思います。これは電鉄富山行で、これを撮ってから、慌てて乗り込みました。ホームは3両分?
 前回書いた通り、この駅は、以前からある舌山駅から至近の距離にあります(300mしか離れていない)。なら、舌山駅を移転させて新黒部、とする手もあったとは思うが、舌山は交換駅なので、この機能を残したまま移転させるのは手間暇もコストがかかる。それに、旧駅の方が一般の民家が多く、こちらの方が便利、という人は少なくはないと思うので、この形になったのだろうと考えます。

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 下界も青空が広がってきて、雄大なアルプスが全容を表す。

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 上市には16010系の2連がいるが、お昼寝中の様子。
 全線踏破なら寺田で乗り換えても良いが、ここは一旦電鉄富山へ。

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 電鉄富山駅への進入は、こんな感じ。ホーム上に場内信号機が2つ連続して置かれている。ホーム上で閉塞が分割されている事が、よくわかる。

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 立山行まで時間があったのでバスターミナルに出てみたのだけれど、光線状態があまり合わなくて、きれいな画像はあまり撮れない。このエアロスターSは、元神奈中でしょう。

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 右側の14時47分発寺田経由立山行に乗車。

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 その寺田駅の、立山線ホームにあったベンチ。富山では「カール」って、まだ販売しているのかなあ?

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 寺田から岩峅寺にかけては、左手に白いアルプスの山々を見る。晴れて、良かった。

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 岩峅寺で4分停車。改めて、14769Fは一昨年から「富山もようトレイン」として運行されています。

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 岩峅寺駅の駅舎は、昔から変わっていない。駅員はいなくなっても仕方がないが(今のところはいる)、駅舎はこのまま残って欲しいな。

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 上横江駅の跡。現役だった頃の№576で取り上げた事があります。その後、ちょうど10年前に立山まで乗った時、「跡形もなくなった」なんて書いてしまったが、改めて見ると、ホームの跡がありました。昔は行き違いができたようだ。

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 有峰口の手前で、常願寺川を渡る。

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 有峰口では、電鉄富山行特急と交換。

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 本宮は、棒線化されて久しい。行き違いができた頃に降りた事がありました。

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 終点立山との間に、もう一つ駅の跡があって、これが当初の立山駅だったらしい。

 立山に着くと、アルペンルートからの観光客がどっと乗り込んできた。折返し時間も6分と短く、何やかやで立山の写真は撮っていません。スミマセン…。

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 五百石で20020系「キャニオンエクスプレス」と交換。今回は、本格的な撮影・乗車はなし。3両固定編成で車掌も乗る列車だから、運用は決まっているのだろうか。

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 最後の不二越・上滝線、これも稲荷町から乗っても良かったが、電鉄富山からキチンと乗ります。17480系。今朝見た「マルK」マークが残った17485F。

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 1番乗り場からの出発で、このように出発信号機も2つ置かれ、両方とも青の現示で発車。

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 行く手には北アルプス連峰が、壁の如く聳えている。

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 月岡で、やはり17480系と行き違い。付近の田んぼからは、カエルの合唱が聞こえる。

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 再び岩峅寺駅で、不二越・上滝線ホーム。現在列車が停車している線路は行き止まりだが、右側は立山線とつながっている。かつては不二越・上滝線経由で立山へ行く列車の設定も、あったようだ。
 立山線両方向からの乗り換え客は、それなりにあった。

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 改めて、17480系の車内。ICカードリーダー以外は、東急時代そのままという感じ。この編成は、中央部のドアは広告スペースとしていない。

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 完全に雲がなくなった立山連峰は、雄大そのもの。若いころに室堂から登った事があるのだが、行ける機会をもし作れたら、また行きたいかなあ。

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 もうすぐ5月。沿線には鯉のぼりも見られるようになりました。

 こうして、鉄道線全線乗車が成りました。本線と不二越・上滝線に関しては、全線乗ったのはいつ以来だろう?富山地鉄も、コロナ禍で観光利用が失われた事もあって、経営状態が危機だと、社長が漏らしていた、という事もあったが、乗客は戻ってきているように思えるが、設備は近代化がやはり遅れている面が否めず、このままだとじり貧かも知れない。「アルプスエキスプレス」(現在運休中)などの観光列車も良いが、やはり基本的な線路・駅の近代化は必要だし、昨日も魚津のところで少し書いたが、鉄道事業者の枠組みを超えた、利便性の向上を図る試みも必要だろう。富山県はライトレールとか、先日の氷見・城端線の活性化策発表に見られるように、公共交通の維持・向上に関しては前向きな姿勢がみられる県、だと思うので、自治体と一体になった活性化策が、より強力に求められるのではないでしょうか。魅力的な鉄道であるし、私も及ばずながら力になれると、良いのだが。

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 最後に、今回は乗らなかった市内線。旧型デ7000形と、元富山ライトレール車との顔合わせも、すっかりおなじみになりました。ただ、やはりデ7000形は、そろそろ本格的な置き換えが検討されるべき時期、ではないでしょうか。

 この晩は市内のホテルに泊まり、明日は高山本線で岐阜に向かいます。それはまた次回。

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№2814 北陸・東海 国内久々の長旅 2.初めての黒部峡谷鉄道 残念ながら途中引き返し

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 夜行バスを降りて、本格的に旅が始まる2日目。「北陸」と言っても今回は富山だけに終わるが、乗った事がなかった黒部峡谷鉄道に、初めて乗る事としました。興味はあったけれどちょっと遠いし、観光鉄道なのでそれなりにコストもかかるので。ただし残念ながら能登半島地震の影響で、終点欅平を極める事ができなかったのが、何とも残念。

 4月25日(木)

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 早朝6時前の富山駅。右の地鉄のエアロエースは名古屋行。

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 富山地方鉄道の電鉄富山駅。

 中は閑散としている。ただ、立山行・宇奈月温泉行とも初列車はもう出発しているので、早起きの観光客は、それらに乗って行ったのかも知れない。

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 高架化工事はなおも進行中、切符売り場は移転して仮設に。

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 改札口も仮設。ちょっと狭いかなあ。その先の1番乗り場に見える元西武NRA・20020系は、6時06分発の不二越・上滝線岩峅寺行。

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 行先表示のプレートも、置き場所を残しながら残っていました。どの程度の使用があるのだろう?幟は地元のJリーグ・カターレ富山。

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 現在の電鉄富山駅は、完成した仮設の相対式2面2線に集約され、それぞれ前後を分割して使用している。1番乗り場の先に3番乗り場、2番乗り場の先に4番乗り場、という形態。

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 各線路はこんな感じでホームの真ん中に出発・場内信号機があって、直列に停車できるようになっている。ただ、これだと3・4番乗り場は、改札から相当遠いなあ。3番乗り場の17480系は立山線の岩峅寺行(6時28分発)で、1番乗り場に不二越・上滝線の岩峅寺行(6時35分発)が既にいるので、この位置に停まっている。

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 2番線に停車中の6時17分発・宇奈月温泉行で出発。14762Fは「立山あーととれいん」のヘッドマークを掲げていた。

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 車内にはこんな感じで、地鉄とその沿線の写真が、天井からぶら下がっている。

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 東新庄で、上り電鉄富山行と行き違い。17480系は元東急8590系で、17485Fは田園都市線時代のマルK(東武乗り入れ非対応)マークがそのまま残っている。

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 今回乗車している14760系は、もうデビューから42年。当時は中小私鉄としては画期的な、2ドア転換クロスの新造車で、それもあってその年の鉄道友の会ローレル賞を受賞していました。

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 中加積駅の駅名標。注目は下の「ますのすし」の広告で、もちろんそれ自体は今も変わらず人気だが、もう少なくとも、在来線のホームや列車内で買い求める事は、できなくなってしまった。

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 この中加積付近から魚津までは、あいの風とやま鉄道(旧北陸本線)と併走する。正直、規格が違いすぎるなあ、の印象は否めない。

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 両線は魚津で接続する(地鉄は新魚津)が、ここも使われなくなった線路がそのまんまで、乗り換えが少々不便。
 突飛な発想を承知で提案すれば、両線の駅を完全に統合した上で線路を接続し、富山方面~あいの風~魚津~地鉄~宇奈月温泉、という相互直通運転というのも、検討されて良いのではないか?利便性向上も兼ねた、近代化への設備投資も、生き残りのためには必要な施策と検討されても良いのではないか、と思っている。
(あいの風の521系は直流区間へも入れるはず)

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 あいの風と分かれる直前、後方からEF510形の貨物列車が迫ってきた。辛うじて抜かれずに別れていく。

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 後方に新幹線の黒部宇奈月温泉駅が見えるが、ここは舌山。行き違う電鉄富山行も、カターレ富山ラッピング。新幹線駅隣接の新黒部駅は、黒部峡谷鉄道に乗った後降ります。
 この電車は、観光客の姿はなかった。途中通学の学生の姿もあったが、浦山を出たら、乗客は自分を含めて3人のみ。

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 宇奈月温泉駅に着きました。電鉄富山から1時間49分。ちょっと時間がかかりすぎかなあ?今は全線通しの特急もないし。
(先のあいの風との相互直通の提案は、これも理由)

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 駅前には、黒部峡谷鉄道の旧型ELと、客車が保存展示されています。

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 さて、いよいよ黒部峡谷鉄道に初乗りです。起点の宇奈月駅。

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 この日の一番、8時17分発の猫又行。乗ろうと思えば乗れたかも知れないが、ここは余裕を持たせて見送り。この列車の乗客は、まだそんなに多くはなかった。

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 9時00分発に乗ろう、というお客さんは多かった。団体もいるようだ。
 猫又までの単純往復は、2,820円。乗車券は時刻を指定して購入する。

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 ヘッドマークとか標識とか、あとブレーキのハンドルや計器も展示されている。
 
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 構内ではELの入換えが行われていたが、運転はなんだか重機感覚?

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 重機と言えば、こんな貨車も。

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 車両基地はこんな感じ。広いのか、こじんまりなのか。左は地鉄の宇奈月温泉駅。

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 9時ちょうど発の、猫又行。この列車はリラックス車の連結はなく、オープンの、それこそトロッコ的なタイプのみ。備忘録的に、編成を記しておきます。

EDR20+EDR28+ボハフ1171ーボハ1172-ボハ1173-ボハ1174-ボハ1175-ボハ1176-ボハフ1177+ボハ1112ーボハ1113-ボハ1114-ボハ1115-ボハ1116ーボハフ1117

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 出発してすぐ、新山彦橋を渡る。大鉄橋(それが、一番上)。

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 新山彦橋の上から見る、宇奈月の町と渓谷。
 この列車では、富山県出身という俳優の室井 滋が、ガイドがてらいろいろアナウンスしてくれる。

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 今通った、新山彦橋。

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 宇奈月ダムによってせき止められてできた湖。

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 これは発電所だが、ヨーロッパの古城を模して造られた、そんな事もアナウンスしてくれる。貨物の支線が乗り入れている。

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 2両目から、列車をけん引するED重連を見る。思っていたよりは、速く走っていたかもしれない。

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 仏石。

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 今現在の運行区間では唯一、中間の旅客営業駅となる黒薙駅。そこからも貨物支線が分岐している。このトンネルの先には、何があるのだろう。

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 黒薙駅を出発。最後部はまだホームにかかっている。

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 終点が近づいて、出平ダムが造ったダム湖を見下ろす。

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「終点」の猫又。宇奈月から44分。
 一般の旅客は扱わない駅だから列車からは降りられず、即折り返し。けん引してきた機関車の機回しではなく、既に待機していた別の機関車が宇奈月方に連結される。

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 慌ただしく出発。それでも、手を振って見送ってくれる。

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 黒部川の対岸の、黒部川第二発電所。ここにも川を渡って、貨物支線が延びている。黒部峡谷鉄道とは純粋な観光鉄道、というだけでなく、黒部川沿いの重要な生活インフラを支える施設への重要な輸送路になっている、と感じられた。先の貨車もそうだし。

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 空はみるみる晴れて、青空が広がってきた。新緑がとてもまぶしく感じられる。

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 出平で、後続の宇奈月発列車と交換。右の壁には小さく「冬季歩道」と書かれている。鉄道は冬季運休で、道路もないから、冬は歩いて行くしかない(もちろん関係者だけ)。特に雪が降ると、すごく大変だろうなあ。

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 笹平で、トイレ休憩の停車があった。

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 もう一度、黒薙駅に戻る。4か国語の駅名標がある。この列車は乗客は多かったが、インバウンドはいなかったような気がした。

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 森石でも行き違い。先頭のED重連は新型のようで、Vの字があしらわれている。

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 再び、新山彦橋。帰ってきました。

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 宇奈月到着。

 当初は10月1日の全線再開を目標としていた黒部峡谷鉄道だったが、このあと5月27日になって、今シーズンの全線再開を断念すると発表がありました。鉄橋だけでなく、斜面にも危険な個所があるようで、先に書いたようにそもそも現場へのアプローチ自体が難儀な路線なので、まあ致し方ない。でも、猫又往復でもそれなりに楽しかったけれど、やはり来たからには、欅平まで極めたかった…。次に来た時には当然終点まで乗り通す、が、その日はいつ作れるだろうか。

 この後後半は、富山地鉄の立山線、不二越・上滝線にも乗ります。その前に新黒部駅にも降ります。それは次回。

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 一昨日の事だが、京都市営バスで、回送車に外国人乗客2人が間違って乗り込み、2人は止めるようドライバーに申し出たが、バスはそのまま走り続け、2人の110番通報によって途中で止まった、という事態があったそう。ドライバー(西日本JRバス委託)は営業所まで行って対応しようと考えたらしい。西日本JRバスは対応に問題があり、処分を行う、としているようだが、これはいろいろな問題を多分に含んでいて、該当ドライバーを処分してそれで終わり、にして良い事では、決してない。ドライバーからすれば言葉が分からなくてどうしたら良いから分からず、とにかく営業所まで行って何とかしようと考えたのだろう(途中で止まって営業所に対応を求めるやり方もあったろうが、すぐに解決できるのか)し、日々の運転業務だけで精いっぱいのドライバーに、さらに言葉が分からないインバウンド旅客への対応まで任せてしまっているのなら、やはり問題ではないか?このままだと、接客でのトラブル発生を恐れて、さらにドライバーが集まらなくなる危険性も、十分にある。特に京都だとこの手の事態は今後も起きるはずで、まずキチンとしたマニュアルや情報伝達方法の整備が必要だし、地上に常時職員を配置する事も必要かもしれない。あと京都だけでも、バスだけでもないが、インバウンド対応、特に異常時には、これこそAI技術の活用はできないものか?と、近頃は強く思います。タクシーがGPSのマップの搭載をドライバー募集のPRの一つに使うように、バスも賃金面だけでなく、特に接客面でのバックアップ体制を整備し、「こういうのがありますよ」と売りにする事も、考えられるべきではないでしょうか。
(私も乗客として、経験があるんですよねえ。富士五湖で中国人カップルと富士急バス車内で一緒になって、その2人が忍野で降りたくてドライバーにいろいろ聞くが、向こうは中国語を理解できないから対応に苦慮していた。2人は英語も話せるので、私がカタコトの英語を駆使して、何とか目的地まで乗ってもらった、という事がありました)

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