№2822 2024年6月 今月は何があった 何をやった

 発足から1000日。改正政治資金法はかろうじて成立させたが、野党からだけでなく、身内からもブーイングの嵐の岸田政権。選挙が金儲けの手段としか考えられていないかのような、東京都知事選の掲示板騒動。海の向こうでは極右の躍進に大慌ての欧州、年寄り2人が非難の応酬に明け暮れる米大統領選挙。政治の世界は、日本の内も外もカオスだ?大規模なサイバー攻撃にさらされたKADOKAWAグループは、「ニコニコ動画」をはじめ、ほとんどのWEBコンテンツが機能不全に陥る事態に。他にも多数のサイバー攻撃、情報流出が相次ぎました。「1冠」を失っただけで大ニュースになるとは、藤井 聡太はやはり大物!ノルマンディー上陸作戦から80年、松本サリン事件から30年、今月は何が起こったのか。

 5月30日 旧優生保護法は憲法違反 福岡地裁 国に賠償命令
 5月31日 ドラマ原作コミック作者死亡事件 日本テレビ 特別調査チーム報告書公表

 1日 前澤 友作氏計画 月周回旅行 プロジェクト中止発表
 2日 ヤクルト 石川 雅規 史上初 新人から23年連続勝利
 3日 欧州3位旅行会社 FTIツーリスティック 経営破綻
 4日 大リーグ・パドレス トゥクピタ・マルカーノ 野球賭博関与で永久追放処分
 5日 春闘 4900社 平均賃上げ率 5.08% 前回調査から0.09%低下
 6日 沖縄県うるま市津堅島 太平洋戦争末期の不発弾爆破処理
 7日 「つばさの党」代表ら3人再逮捕 他陣営の演説妨害容疑
 8日  石川県能登町のプラネタリウム「満点星」 5か月ぶり営業再開
 9日 男子ゴルフ・日本ツアー選手権 岩田 寛初優勝

10日 改正出入国管理法 今日施行
11日 国立市 分譲マンション「解体」問題 積水ハウス 説明文書公表
12日 BTS JIN 韓国軍兵役終了 除隊
13日 Mrs. GREEN APPLE  新曲ミュージックビデオ公開停止
14日 阪急阪神HD株主総会 宝塚歌劇団劇団員死亡事件で会長謝罪
15日 犯罪被害者等給付金引き上げ 政令施行
16日 台湾・頼 清徳総統 陸軍軍官学校で訓示・激励
17日 渋谷駅周辺路上飲酒 年間通じ禁止 条例改正案 区議会で可決
18日 タイ・タクシン元首相 不敬罪で検察が起訴
19日 旧大口病院患者殺害事件 東京高裁 無期懲役判決

20日 宝塚歌劇団宙組 講演再開 理事長が観客に謝罪
21日 内部文書「漏洩」鹿児島県警元生活安全部長 検察が起訴
22日 横浜市園芸博覧会「花博」 マスコット愛称「トゥンクトゥンク」に決定
23日 オリックス 古田島 成龍 初登板から22試合連続無失点のプロ野球タイ記録達成
 (次の登板で失点し、新記録はならず)
24日 特急列車内からタクシー予約 JR四国・配車システム会社 実証実験開始
25日 中国の無人月面探査機カプセル 内モンゴル自治区に帰還
26日 NATO 次期事務総長にオランダ・ルッテ首相 正式決定
27日 角川 歴彦元KADOKAWA会長 「人質司法」で国を提訴

 今月はこの他、定額減税開始、ゴルフ全米女子オープンで笹生 優華が日本人初の海外メジャー2勝目、エムバペが欧州CL優勝のレアル・マドリード加入、去年の合計特殊出生率は1.20で8年連続過去最低、歌手門倉 有希さん・落語家桂 ざこば師匠・元NBAスター・ジェリー・ウエスト氏・俳優久我 美子さんら死去(声優増山 江威子さんの死去も明らかに)、「エヴァ」製作ガイナックスが経営破綻、広島・大瀬良 大地がノーヒットノーラン達成、小田 凱人が全仏OP連覇、米バイデン大統領の次男に有罪評決、アニメ「窓際のトットちゃん」がアニメ映画祭で特別賞、富士山の山梨県側五合目に管理ゲート完成、「日本版DBS」法成立、ジャスティン・ティンバーレイクが酒気帯び運転容疑で逮捕、露朝首脳会談、メッカ巡礼で1300人超が死亡、中国・蘇州で日本人学校スクールバスが襲撃、中国の無人月面探査カプセル「嫦娥6号」が帰還、「ウィキリークス」アサンジ被告が司法取引でオーストラリアに帰国、天皇・皇后両陛下が国賓としてイギリス訪問、などがありました。
 株主総会が集中した月でもあったが、阪急阪神HD以外にもトヨタグループに日産・マツダの自動車大手、JALと、大企業グループのトップがあっちもこっちも、不祥事でペコペコ頭を下げていました。京成の英ファンド提案は否決、というニュースもあったが、株主総会の形が変わりつつあるのは、事実なのか。私にはどうでも良いが。
 今月は大きな交通事故が多かった。北海道ではバスが関係した事故もあったし、山形の観光バス事故は悲劇だった。
 一昨日、ANAとJALが共同で、「カスハラ」への対応策を共同でリリースしました。これまでJRなどでもいくつかが既に対応策を発表しているが、これを見ていても、やはり日本社会の世論には、「資本主義思考」がかなり色濃く浸透しているものだと感じます。交通ではないが、だいぶ前にファミレスでも見た事があるんですよね。バスのドライバーが集まらない原因の一つにもなっていて、「カスハラ」に限らないが、居丈高に怒鳴り散らすのではなく、少し穏やかに物事を解決する、という事を、上も下も皆で考えないと、コミュニティが自滅してしまう。もちろん私自身も、心しないと。
(特に航空の場合、保安要員でもあるCAへの「カスハラ」は、安全運航にもストレートに悪影響を与えかねない)

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≪今月この一枚≫

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 今月11日、旧塗装・デザインを復刻した6000系を撮りに、名鉄蒲郡線を日帰りで訪ねた事は、№2813で書きました。往復新幹線とは我ながら異例だったが(休みの都合で、今後もこういう事がありそう)。蒲郡には8時過ぎに着いたが、名鉄蒲郡線の列車まではやや時間があったので、駅前でバスの撮影をしていました。と言っても短時間だし、便数も希少なのでチャンスはほとんどなかったはずだが、うまい具合に2台来てくれました。その名鉄バスのエアロミディです。
 何度も書いているが、蒲郡地域のバスは、平成が始まった頃は名古屋鉄道の直営だったものが、サンライズバス→三河交通→名鉄バス東部→名鉄バスと、平成の30年の間に、名鉄グループ内で4回も事業者が変わりました。一方で路線は大幅な縮小を余儀なくされています。平成が始まった頃は、豊橋や名古屋本線の国府へ行く路線もあったが、今は2路線のみ、本数も1時間に1本程度です。むしろ大学輸送が今のメインの業務のよう(こちらでは大型車両が使用されている)。鉄道の方も、JRは高架化もして躍進著しいが、名鉄蒲郡線は、かつては名古屋直通の座席指定特急もあったのに、凋落が著しいです。撮りに行った旧塗装復刻車の運行や、アプリゲームとの連携など活性化の動きもあるが、このままだと蒲郡の名鉄は電車もバスも、じり貧のままでしょう。今一度の奮起を期待しています。むろん名鉄だけでなく、沿線の自治体など関係者にももっと考えてもらわないと。

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《What's New》
28日 富士急ハイランド「ド・ドドンパ」事故 調査部会報告書発表
29日 再生医療などの新拠点「Nakanoshima Qross」 大阪市に開業
30日 旭川市 女子中学生死亡事件 「いじめ原因の自殺」の再調査結果報告公表

 4月後半の北陸・東海旅行は、今月中の完結ができませんでした。申し訳ありません。遅くとも来月半ばには終わりにします。三岐鉄道後半の他、明智鉄道と中央本線の旅になります。来月もよろしくお願いいたします。

№2821 北陸・東海 国内久々の長旅 8.総取り替え間近か 三岐鉄道を行く(前)

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 既に報じられている通り、三岐鉄道はこの春先、JR東海から211系を大量購入、一部は三岐線内への回送も行われました。
 譲渡先は意外、かも知れないが、三岐線は既に20m3ドア車で2・3連の運行を行っているのだから、車体のサイズとしては(やや幅広ながら)ぴったりなのかと思います。あとは界磁添加励磁制御方式が合うか、という事になろうが(三岐鉄道は抵抗制御車しか走った事がないはず)。
 しかし、という事は、これから三岐線の旅客車両は、211系に総取り替えとなる事が十分予想できます。なのでこの一報を聞いた時は最初に、「やべえ!」と思ったものでした。現有の三岐の編成は、個人的に751系あたりは撮っていないし、他形式も含めて旧塗装・西武時代の復刻塗装編成もまだなので、撮れる状況の内に撮っておかないといけない。
 という事で、天気予報は晴れ、と前日に聞いて、三岐行きを即決したのでした。去年の6月、大雨の中を往復した時、「晴れの日に時間を作って撮りに行きたい」とも書いているし。

 4月28日(日)

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 前日とは一転、朝から快晴の岐阜駅前。この日はハーフマラソン大会開催のため、ホテル近くの駐車場も、そして岐阜駅前も大にぎわいでした。岐阜バスもシャトル輸送を行っていたほか、一般路線もルートを変更していました.


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 今日は、名古屋まではJR。新快速。

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 稲沢で貨物列車との出会い。

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 名古屋到着直前、〔しらさぎ1号〕との出会い。681系はいつまで見られるか。

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 名古屋から(近鉄)富田までは近鉄の急行。

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 桑名で、ビスタカーと養老鉄道「ラビットカー」復刻色編成との出会い。

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 近鉄富田駅の、三岐鉄道側の駅舎。クジラを模している。

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 近鉄富田駅のホーム。右は8時49分発の西藤原行15列車で、「まだ撮っていない」751系の3連。西藤原行なら、戻ってきたところを撮れるだろうか。

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 ところで、車内には5月3・4日の工事について書かれていた。電気関係の工事のためらしいが、全体でも大幅減便、特に保々~西藤原間は1~2時間に1本程度しか設定がない。この区間は1閉塞にしてしまうようだ(3日と4日では、深夜に少し違いがあった)。ひょっとしたら、211系受け入れのため?とか思ってしまったが、実際はどうなのか。

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 まず、山城で下車。ここで上り16列車を待つ。この列車は折返しが303列車保々止まりで、このまま入庫が予想されるので、順光で撮影できるのは、このタイミングしかない。

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 山城からは、四日市へ行く三岐鉄道のバス路線があります。5月に本体のトップを飾ってもらったが、駅から歩いて2~3分程度、という場所ながら、相当ローカル色が濃く感じられます。大型バスが走る道にしては極めて狭い。バスは1時間に1本程度あります。

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 おお、西武「赤電」復刻の803Fが現れました。この駅は島式ホームだが、貨物列車が走るからかどの駅も有効長が長く、西藤原方で3両がきれいに収まる場所があります。早起きして出てきて良かった。

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 続いて、保々で下車。

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 いました。211系3連1本が、西藤原方の側線に。

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 ところで本当は、「ダークグリーン」+「イエロー」の旧塗装復刻の101Fも撮りたかったのだが、ご覧の通り車庫の中にいて、パンタグラフも上がっていないし、今日は少なくとも、日中は動く気配がなさそうだ。希望していた写真を全部は撮れない、とは思っていたが、これを一番撮りたかったのだけれど。また近いうちに来ないと。

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 側線の211系を、線路わきの道路から撮ってみました。クモハ211-5608。

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 モハ210-5056。

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 クハ210-5025。

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 今のところは全く手がついていなくて、正面の湘南色の帯の退色も著しいが、さて、どんな姿で再度動き出す事になるのだろう。

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 改めて、保々駅の駅舎。駅舎だけ見ると、ローカルそのもの。

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 駅舎には、ツバメの巣が。

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 20列車で西藤原から折り返してくる751Fは、保々駅では撮りづらい感じがした。昼前に期待して、ここでは田園地帯の下り勾配を下ってくるところを撮ってみました。産業鉄道のイメージがある三岐線だが、やはりローカル色も濃い。

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「産業鉄道」と言えば、三岐線はセメント列車が知られるが、保々には、場内信号機と共に、貨物列車用の通過信号機があります。出発信号機を中継するものです。

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 ただしこの日は、運行がなかった。GWだから日曜日だから、ではなく、工場の定期修理(検査?)のため、6月初旬まで全面運休、という事らしい。

 この後さらに撮影を進めたうえ、四日市にも立ち寄ります。それは次回。

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 一昨日書くべきだったが、京成電鉄と新京成電鉄の合併が認可され、来年4月1日より、今の新京成電鉄は「京成電鉄 松戸線」となります。個人的には、今の「新京成」の3文字を残して欲しかったと思っています。とりあえず現行の新京成線の運行形態やダイヤ・運賃の変更はないという事だが、車両は今後京成と同デザインになっていくらしく、数年かけて京成に純化していくのだろう。だとしたら、今後はダイヤ面でも、千葉・千原線との一体化が進むのかも知れない。一体化と言えば、今後は運賃も、京成のレベルになっていく事になるのか。京成は現在、千原線が旧千葉急行電鉄を合併して以降、ずっと千葉中央を境にして別運賃になっているが、同一企業であるなら、やはり通算運賃として一体化を図るべきではないかと思う。新鎌ヶ谷でのスカイアクセス乗り継ぎもそう。ただ、現状は新京成の方が割安なので、統一運賃となると、特に新京成沿線の利用者は、ウーンとなるのかも。いずれにしろ、現代においては希少な大型の鉄道合併となり、うまく機能してもらいたいと願います。

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posted by 菊池 正人 at 23:00Comment(0)旅行

№2820 西武池袋線 スタンプラリー参加

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 今日は西武池袋線・吾野→池袋間の全線に乗ってきました。

終末トレイン どこへいく?.jpg
 いうまでもなかろうが、現在展開中の、TVアニメ「終末トレイン どこへいく?」のスタンプラリー参加のためでした。実はアニメそのものは見ていないので語り様がないが、突然の「事故」で世界観が狂ってしまった西武池袋線を、4人のJKが友達を探す目的で、なんと(新)2000系2連を駆って、池袋まで走っていく、というストーリーみたい(外れてしまっていたらゴメンナサイ)。例によって深夜アニメなので生で見る余裕はなかった。昨日最終回を迎えています(本当は17日だったが、延期になっていた)。いずれDVDレンタルか配信で見てみようかな。
 それにしても、「アニメの西武鉄道」そのものが、アニメの「舞台」になってしまったとは。

 一番上は、その物語の始まりとなる吾野駅です。池袋からここまでが池袋線、この先は西武秩父線になります。一番左のLaviewは〔ちちぶ9号〕で、上り各駅停車(一番右の列車)を待つべく運転停車をしていたものです。各駅停車は4000系が2本並んだが、数年以内には東急9000系になってしまうんだろうねえ。秩父運用に入るなら、せめてセミクロスシートにはして欲しいかなあとは、思っているが。

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 吾野への往路はJR八高線に乗り、東飯能駅、「ヒガハン」で乗り換えでした。ご覧の通り、駅員がいません(JRもいなかった)。西武もこのところ、駅務体制の縮小が目立っています。東飯能は遠隔で係員との通話ができるし、券売機も使われているが、秩父区間の一部駅ではそれらもなく、ICカードリーダーが置かれているだけのようでした。少し差がありすぎのような気がする(吾野は駅員がいる)。

小手指 小田急8000形.jpg
 いましたねえ!小田急8000形、小手指に。証拠写真レベルの出来でしかない画像で申し訳ないが、一番目立つ位置に置かれているとは、思わなかった。もう武蔵丘に運ばれていたりしているのかなあ、と思っていたのだが。
 アニメのような「カオス」?な世界にはならないだろうが、西武鉄道自体、これからまた数年で、車両も駅も沿線も、変わっていく事になるのでしょう。

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24日 特急列車内からタクシー予約 JR四国・配車システム会社 実証実験開始
25日 中国の無人月面探査機カプセル 内モンゴル自治区に帰還

 次回は北陸・東海旅行記に戻るが、今月中の完結は無理っぽくなりました。スミマセン。来月頭で終了とします。
posted by 菊池 正人 at 22:00Comment(0)日記