№2802 中国地方 ローカル線めぐり 4.久しぶりの宇部線
1回お休みしたが、旅行記続けます。
宇部線に乗るのも、何年、いや何十年ぶり、だろうか。ほぼ記憶がなくなっていて、記録を残していない悪い癖もあるが、たぶん少なくとも、20年以上は前の話だ。だからほぼ記憶になく、初乗りに近くなってしまうだろうか。
広島が快晴だったので、もっとバスや広電などの撮影に費やしたかったが、前回のラストに書いた通り、翌日最終日は昼過ぎの便で早めに帰路に就くため余裕がなく(小野田線に乗る)、明るい内に宇部線に乗っておきたいと思い、広島を昼過ぎの山陽本線で発つ事としました。
山陽本線の普通列車。広島付近の電車列車は、227系に統一されています。電車は、ようやく近代化された感じ。
岩国で3331Mに乗り換え。115系3000番台4連だが、ワンマン運転…。2両目のモハ114-3513に乗車。元117系モハ116型。117系は事実上全廃したので、115系編入車両が最後の生き残り。
徳山まで、岩徳線の乗車も当然考えたが、今回は時間が合わず見送り、なるべき早く乗りたいとは思っています(その場合は錦川鉄道とのセットになるはず)。
山陽本線は西の大幹線、のはずだが、思いの他ローカル色が濃いし、波打ち際を走る区間も。藤代~由宇間。
周防大島にかかる、大島大橋。そういえばこの橋も6年前、船が橋に衝突して、水道管が使えなくなった、とかあったっけ。ボルティモアのような事にならなかったのは幸い。
農村地帯も見る。
徳山。115系にキハ47と、構内は国鉄型ばかり。もっとも、防府の先ですれ違った3336Mは227系だった。10年以内には変わるだろうか。
戸田~富海間。
新山口到着。やはりこの駅も、在来線に関してはもう無駄に広い、の印象は否めない。旧山口線3番線・宇部線9番線は使用がなくなり、フェンスでふさがれている。〔おき〕やSL〔やまぐち〕以外はもうローカル列車だけになったので、コンパクト化も考える必要が、あるのではないか。
それにしても、岩国から山陽本線に乗り通す形になったが、山陽本線にしても近年は急激に本数が減ってきているし、乗車も一部区間の学生の利用以外は多くはなく、ローカル線的な印象も、どこかにありました。
橋上駅舎のコンコースから見下ろす、宇部線のホーム。新幹線の高架駅も見る。
宇部線は、17時11分発の1853M。クハ104-11+クモハ105-11。国鉄時代末期から40年近く、ずっと宇部線の主。
沿線はもう少しゴミゴミしていたのではないかな?とうろ覚えだったがそんな事はない、田園地帯が広がっている。のどかだ。
車内は帰宅の学生が多い。そのためか、ワンマン運転で、しかも途中はほぼ全部無人駅なのに、駅ではどこも、全部のドアを開閉していた。
阿知須で上り1850Mと交換。
直線は長いが、アップダウンが多い。この点、正月に乗った、同じ私鉄から始まっている阪和線に共通しているように思えた。線路は貧弱とは言い切れないが、スピードが出ない。50~60㎞/h程度か。
草江駅からは、山口宇部空港のターミナルビルが見えます。確かに、歩いてせいぜい10分程度か。
ワンマン運転なので後方を確認できるものがホームに必要だが、宇部岬はミラーじゃなくて、モニターだった。ホームがカーブしているからかも知れない。
1854Mと行き違い。
宇部新川駅構内には、白+青・赤帯の旧塗装復刻編成がいました。
(宇部・小野田線の105系は、元々は黄色+青帯から始まっているのだが)
居能では、小野田線のクモハ123形と行き違い。そういえば、構内の線路の銅線が盗難に遭った、なんて一件が最近あったっけ。
宇部に着きました。行き止まりの0番線に到着する。
宇部もまた、ローカル列車だけになってしまっているから、ちょっと寂しいなあの印象のホーム。
何しろ時刻はこんな感じ。宇部線も少ないが、山陽本線もだいぶ少なくなってしまっている。少し前までは、毎時2本はあったのだが。
駅も、山陽本線の主要駅の一つ、と思っていたのに、現在は、一部の時間は改札に駅員がいない(到着時はいた)。
宇部駅は1年前に自動改札が導入された事で、各乗車券類の取り扱い方が書かれている。ICカードがコマゴマ制限があるように見える。特にJR九州方面は、定期券以外では行けない。東海⇔東日本・西日本と同じで、関門海峡を挟んだ流動も少なくないのに(比較的最近まで、JR九州の415系が小郡(新山口)まで乗り入れていたほどだ)、不合理だと思う。
代行バスの時刻も記されている。運休が長期化している美祢線・山陰本線に加え、山陽本線・岩徳線の工事運休時の代行バスも記されている。
最後に、宇部駅。思いのほか小駅だし、周辺は閑散としている。結局宇部市の中心は宇部新川駅の周辺であり、宇部駅は「街はずれ」という事になるのだろう。八戸などと同じか。
それでも、宇部市営バスや船木鉄道のバスの乗り入れは、少なくはない。
宇部線も状況は思わしくなく、廃線・BRT化などというウワサもあるらしいが、この路線に関しては、もう少しやり様があるのではないか。便数は、現状ではこんなものにならざるを得ない、のかも知れないが、2時間近く便が空いている時間帯もあり、通勤型が走る電化路線にしては利用し辛い。新山口からの山陽新幹線とのアクセス、という性格も十分担えるはずで、再度増発して60分間隔くらいのパターンダイヤを整備(新幹線との乗り継ぎもパターン化できる)し、利用の促進を図る事も必要だろう。むろんここもJR西日本だけでなく、宇部市などの自治体や、地元の人々などの協力も、欠かせない。
この宇部市営バスに乗って、最後の宿泊先のホテルに向かいました(宇部線の駅からは遠い国道沿いなので)。宇部市営バスはICOCAを導入していて、手元のPASMOで乗れた。
次回は最終日、朝方は小野田線に乗り、昼過ぎは山口宇部空港からのANA便で帰宅の途に就きます。
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大阪メトロが14日に、今年度の事業計画についてリリースしているので、ここに記します。大阪シティバスも含まれている。ただ、想定する営業収益・営業利益は記されているが、投資総額については記載がない。交通以外も多々あるが、まずリリースを読む限り、地下鉄は、今年度は新車両の導入はないようだ。万博輸送に必要な新車両は揃った、という事だろうか。その万博関連で、中央線の夢洲延伸を前倒しし、来年・2025(R7)年1月末開業を目指す。また、泊車線(夜間の留置線という意味だろうか)増設など、必要な設備の整備を進める。QRコード及びタッチ決済対応の改札機を432台設置し、顔認証改札を99台増設する。ホームドアは、谷町線・四つ橋線・中央線の合計23駅に導入する。御堂筋線3編成・中央線10編成に防犯カメラを設置する。新駅が予定されている森之宮は、暫定施設としてて「大阪の未来の交通」を体験できる施設を開業する。バスは、EVを大型54台・小型26台を導入し、合計で174台となる。また自動運転バスを大型・小型各3台開発し、万博会場外などで実証実験を行う。オンデマンドバスは、運行エリアを順次拡大する。この他、分譲マンション[METRISE TOWER大阪上本町」が竣工する。
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