№2800 中国地方 ローカル線めぐり 3.ローカル線じゃないが 廃止間近のスカイレールサービス

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 広島のスカイレールサービス(以下SRS)は、先月いっぱいを持ってバス路線に代替され、廃止となりました。
 ローカル線ではないが、廃止まであと1ヶ月を切っていたSRSと、代替となるEVバスに乗ってきました。

 4月10日(水)

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 西条から移動して着いた、山陽本線の瀬野駅前。
 まず、新バス路線「みどり坂タウンバス」(以下タウンバス)に乗ってみます。既に駅前に待機する姿があったが、一本見送り。

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 次の便が坂を下ってやってきました。オノエンスター9m車は、日本初。小ぶりでやや幅が狭いので、より背高に見える。

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 車体の後部には「SMART BUS」の文字も書かれている(特にバス路線の宣伝には使われていない)。

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 車内はやはりどこかしら、中国臭を感じる。窓がEVカットの名目で着色されているが、かなり茶色っぽい。メトロ窓だが、片方は嵌め殺し。
 このバスはICOCAを導入し、手持ちのPASMOで乗れる(PASPYは不可)。

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 USBハブもあります。あとシートベルトもある。

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 瀬野駅前を出発すると、いきなりの急坂。下りのSRSを見る。

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 最後部に座っていたが、後ろを見るとマイカーに混ざって、タウンバスの回送車両の姿も。朝方はみどり坂→瀬野駅という片道の便も設定されています。

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 SRSみどり中央駅に隣接して、タウンバス専用の車庫がありました。
 ガラス越しに撮っているのだが、画像処理ソフトでかなり補正しているものの、それでも茶色っぽい。

 この後住宅地の奥の方を循環します。確かにみどり中央駅から遠い場所に位置していて、バスになって便利だ、という人は少なくないかも。
(実はこの点、ローカル鉄道の議論でも、もう少し積極的に取り上げられても良い事ではないか?)

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 ただ、ラッシュ時ではあるが、まだそんなに混雑はしていない。SRSがまだ運行されている事もあるだろうが。

 という感じで、20分弱で一周して、瀬野駅前に戻ってきました。

 次は、SRSのお別れ乗車です。2年前に乗った時は曇天でガッカリ、と書いたが、最後の最後は快晴でニッコリ。

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 改めて一駅ずつ(といっても3つしかない)乗り降りする。瀬野駅直結のみどり口駅。

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 SRSのシステムの解説書き。モノレールとロープウェイの中間、という形態と言えたこのシステムも、結局他の地区に展開される事はなく、発展の余地がなかった。これが、早期の廃線につながったかも知れません。

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 唯一の中間駅・みどり中街で、みどり口行とすれ違う。この駅はまた後で降ります。

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 終点のみどり中央駅。

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 前回乗った直後にダイヤ改正が行われたようだが、基本的には大きな変更はない。

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 コンコースに掲げられていた絵画。

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 駅付近のマンホールにもSRSが描かれていた。ある程度はSRSの存在が、この住宅地の誇りになっていた部分も、あったのではなかったか。何か複雑…。

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 駅前を、タウンバスが通過していきます。この後住宅地の奥の方を廻って、左下に見える十字路に戻ってきます。

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 先にバス車内から見た、タウンバス専用の車庫を見る。右手にバス停があるが、これは平日の朝方に片道のみ運行される急行便の専用で、ここを発つとすぐに左折し、途中みどり中街のみに停車して瀬野駅に向かう。

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 みどり中央駅の南側は、公園になっています。

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 この公園もまだ桜が見頃で、しかも前日とは打って変わっての快晴だったから、SRSとの組み合わせも楽しむ事ができました。最後の桜。

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 駅のホームには、タウンバスの定期券の発売方について書かれた貼り紙もあるが、少なくともこの日の時点では、4月30日を持って廃止します、長い間ありがとうございました、みたいな文言は、どこにも書かれていなかった。

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 撮影マナーの貼り紙もあるが、これは廃止が近づいて、「鉄」が多くなると見て作られたのかも知れない。だからなのか、この後のみどり中街も含めて、警備員の姿がチラホラ見られた。

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 みどり中街駅。

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 駅の中はこんな感じ。左の扉が出口、乗車は右の自動改札を通る。上下で別。

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 ここからみどり口まで、本当にお別れ乗車。谷間のはるか向こうが、広島市の中心部。

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 みどり口、そしてJR瀬野駅が、タウンバスと共にかなりの急坂の真下に見えてくる。降りてしまえば、SRSとは、お別れ。
 みどり坂の住宅地は、瀬野駅からだと急坂を登らなければならない丘陵地帯に展開されただけに、急こう配をクリアできる軌道系交通が求められた、という事だったのだろうが、輸送量とコストのバランスが悪すぎた、のかも知れない。結局バス、それも準大型サイズで間に合ってしまうので。EVが普及し始めた今だから、廃線の決断もできたのかも知れないが、それぞれの住宅地に最適な交通は何か、正解を出すのは難しい。
 タウンバスに関しては、朝方の瀬野駅付近は結構マイカーの送迎が多くて(この事もSRSの廃止につながったかも)、駅前の交差点は時々渋滞が発生していた。定時性を確保できるか、が課題になるだろう。むろん運行を担当する芸陽バスだけで解決する事ではなく、自治体とか、やはり住民がもう少し考えて欲しい所だろうか。SRSは純粋なローカル鉄道ではなかったが、ローカル鉄道と同じような課題を抱えていて、それを解決できないまま消えていった、という所はなかったろうか?と、今書きながら思いました。

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 改めて、瀬野駅。昔は機関区まであって、オールド鉄道ファンなら「セノハチ越え」を連想させる駅も、今はそれこそニュータウンを控えた、広島都市圏の通勤・通学の利用がメインの、SRSがなければごく普通の橋上駅舎。

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 227系に乗って広島駅へ移動。改めて、工事中の広島新駅ビル。

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 広島駅前を発着する広島バス、なんとナンバープレートが「広島22」。

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 竹原に向かう芸陽バスの高速バスには、普通ならかぐや姫が描かれている車体中央に、竹原舞台のアニメ「たまゆら」のキャラクター・沢渡 楓が描かれていました。「たまゆら」も息が長い。

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 しばらくは広島駅前の信号で、広電を撮っていました。この交差点の線路も、まもなくなくなる。広島東洋カープのラッピング電車。

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 先頭部の「カープ坊や」。

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 その後は駅前大橋に移動してバス撮影。久しぶりに広島でバスを多数撮れた。いずれ本体でご覧頂くが、そんな中現れた、広島電鉄のEV。予備知識がなかったので、ちょっとビックリした。

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 駅前大橋から見た、猿猴川。ここも桜が咲いている。

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 広電の9号線に乗るべく、電車で八丁堀に移動するが、駅前大通りから直接広島駅に向かう、新しい線路が見えた。この路線が開通すると、広電はどう変わるのだろう。

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 最後に、9号線を走る、元京都市電の1900形。前日も思ったが、広電は少なくとも広島駅付近は、700形より古い電車を見る事はなかった(朝方は分からないが)。1900形もいつまで走るだろうか。まあ、そろそろこの種の旧型車も、基本的には一掃されないと、「路面電車」は次の段階に進めないだろう。

 せっかくの快晴だから広島でもっと撮影に費やしても良いのだが、翌日の最終日は山口宇部空港から昼の航空便で帰る事になっていてあまり時間を取れず、宇部線には明るい内に乗っておきたかったので(翌日は小野田線)、昼過ぎには新山口に移動する事になります。それは次回。

 当ブログでは直接のコメントは受け付けません。何かありましたら、引き続き本体の「日本の路線バス・フォトライブラリー」上からメールを下さい。折返し返事をしたいと思います。質問がありましたら、やはり本体上からメールを下さい。解かる範囲でお答えをしたいと思います。質問と答えは当ブログにも掲載します。
 当ブログ上からでは発表できない緊急の事態が発生した時は、本体でお知らせします。


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 小田急と南海が昨日、今年度の事業計画を発表しました。

小田急 … 今年度はホームドアの整備が中心になり、相模大野・海老名・中央林間・大和の各駅の全ホームで使用を開始し、豪徳寺・喜多見・狛江各駅などで整備に向けた補強工事などに着手。5000形2編成を新造して8000形を置き換え、3000形6連3編成をリニューアルする。中央林間駅ではホームドア整備と合わせて駅改良工事を、鶴川・藤沢両駅では橋上駅舎化の基礎構築工事を行う。ロマンスカー2編成・通勤車32編成に車内カメラを整備。投資総額413億円。VSEが引退したが、代替のロマンスカーの新造計画は聞こえてこない。当分は現状で推移するのか。

南海 … 関西の大手私鉄が年度の設備投資計画を発表するのは、過去はほぼ(少なくとも、私がこのブログを始めたあたり以降は)なかった。なぜだろう?南海も、今年度が初見になった。車両面では、8300系を12両(4連×3編成か)新造し、1000系1編成の床下機器を更新する。難波・今宮戎両駅は美装化を引き続き推進し、新今宮は階段の段鼻を明示(段の縁の部分の色を変える。踏み外さないように、という事だろう)、紀見峠・紀伊清水・九度山は点状ブロックを再整備。2016(H28)年度から推進している「駅トイレリニューアルプロジェクト」は、今年は河内長野・白鷺・和歌山大学前・湊・萩ノ茶屋で行う。ホームドアは、中百舌鳥駅3番線に導入する。高師浜線・和歌山港線でのGOA2.5 自動運転導入を目指し、引き続き実証実験と安全性評価を推進する。連続立体化は、羽衣付近は高師浜線が再開し、今後は高架下の整備工事を行う。また堺市内は、南海線は引き続き高架橋建設工事を推進し、高野線は詳細設計を進める。投資総額140億円は、関東大手と比べてしまうと、だいぶ低く見える。

《What's New》
14日 シャープ TV液晶パネル生産停止発表
15日 かんぽ生命・大和証券グループ 資本提携で合意
posted by 菊池 正人 at 22:00Comment(0)旅行