№2785 鉄道と 温泉めぐる 山形路 1.磐梯熱海温泉と 仙山線

磐越西線.jpg
 先月「青春18きっぷ」を使って、2日間かけて山形に行ってきました。
 今回は若干趣向を変えて、鉄道のみならず、温泉地にも足を運んでみました。といってもせいぜい2時間、足湯につかる程度だったが。
 最後は山形新幹線E8系です。

 3月21日(木)

2024_0321-01.jpg
 上野駅。右は戸塚から乗ってきた初列車、高崎行1820E。左は宇都宮線(東北本線)の527M。この頃「青春18きっぷ」で東北を目指すとなると、この乗り継ぎが定番。

2024_0321-02.jpg
 7時51分、宇都宮着。
 宇都宮に限らないが、このようにエスカレーター上下が並んで配置されていると、片方(この場合は下り)が完全にデッドスペースになるので、渋滞が激しくなってしまう。階段があればそちらへ廻ろうという乗客もいるはず(私もその一人)だが、この配置は、考え直すべきではないか?スペースがない場合は、上下を分離すべき。
(エスカレーターを駆けあがる乗客が多くなるのは、その構造も一因では?)

2024_0321-03.jpg
 ホームの案内表示。左側の空白は時刻表だったのだろう。宇都宮ライトレールがまだ記されていない。

2024_0321-04.jpg
 黒磯行637M。E131系6連。

2024_0321-05.jpg
 その車内。E131系は、房総と相模線は乗った事があるが、宇都宮は初めて。

2024_0321-06.jpg
 那須の山々。

2024_0321-07.jpg
 E531系が来る。回送だが、やはり新白河~宇都宮間直通運転は、不可能なのだろうか?

2024_0321-08.jpg
 運転室。上部に車載のモニターが付いているのは、昨今のJR東日本のワンマン列車ではお馴染み。ホームは柵で仕切られていて、端の方には行けない。6連より長い普通列車はもう走らない、という事なのか。

2024_0321-10.jpg
 車内にはライトレールと、「Totora」の中吊り広告があった。

2024_0321-11.jpg
 黒磯着。駅舎内には模型と、115系あたりで使っていた、運行区間表示のホーロー板が並んでいる。

2024_0321-12.jpg
 新白河行4129M。右にはフレートライナーが着いて、乗務員が交代する。4129Mが先発。

2024_0321-13.jpg
 ドア上の表記は常磐線と水戸線だけで、東北本線については一切記載がない。どんなものかとは思う。

2024_0321-14.jpg
 豊原~白坂間の、黒川。これが栃木県と福島県の県境。

2024_0321-15.jpg
 新白河に着きました。白河の赤だるまと白だるま。

2024_0321-16.jpg
 新白河の乗り場の表示。中線を分割しているわけだが、他の駅でもできないものか?
 この頃、関東地方で地震があって、東北新幹線はダイヤが乱れていた。こちらの方も揺れたらしいが、全く気づかなかった。

2024_0321-17.jpg
 2129Mは701系4連。

2024_0321-18.jpg
 山形地域のSuicaエリア拡大の案内が窓上にあったが、この701系ではあまり意味がないだろう。

2024_0321-19.jpg
 郡山到着。有人窓口は、これもいつもどこでも、長い列。「青春18きっぷ」シーズンもあるだろうが、これもまた何とかならないか、と思ってしまう。

2024_0321-20.jpg
 磐梯熱海に行く。磐越西線1227M。E721系2連のワンマン運転。

2024_0321-21.jpg
 磐梯熱海駅から徒歩5分の、湯泉神社。

2024_0321-22.jpg
 駅から徒歩15分程とやや遠いが、ケヤキの森足湯。
 このすぐ近くを、磐越西線が通過する。線路の脇まで行って(もちろん十分距離を撮っていますよ)、快速3236Mを撮ってみました。それが、一番上。

2024_0321-23.jpg
 この足場のすぐ近くにいた鳥。おとなしそうではあるが、何という鳥なのか、知識が全くないのが悲しい…。

2024_0321-24.jpg
 改めて、磐梯熱海駅。昔は上野行特急・急行も停車していたが、今は郡山発着の快速・普通のみ。

2024_0321-26.jpg
 駅前にも、足湯があります。

2024_0321-25.jpg
 近くには、磐梯熱海温泉(萩姫伝説)について書かれた解説もあります。

2024_0321-27.jpg
 現在、日本各地の温泉地には、「鉄道むすめ」同様全国展開している「温泉むすめ」なるキャラクターがいて、ここでは「磐梯熱海 萩」が設定されています。駅舎内のタッチパネル式ガイドにも表れます。観光案内所には各種グッズあり。

2024_0321-28.jpg
 郡山行1230M。
 東北本線に戻り、福島行1139Mに乗り継ぎ。

2024_0321-29.jpg
 雪が残る山々を見る。

2024_0321-30.jpg
 福島は晴れていたけれど、14分しかなくて、バスを撮る時間がなかった。駅前にある、地元出身の作曲家・古関 裕而のモニュメント。4年前の今頃の朝ドラの主人公、でしたよね。

2024_0321-31.jpg
 白石行1183M。701系2連ワンマン。

2024_0321-32.jpg
 蔵王の山々。
 白石で457Mに乗り換え。同じホームだったが、時間が少ない…。

2024_0321-33.jpg
 間もなく桜が咲きそうだ、の船岡付近。

 仙山線はこの数年で2回乗っているが、どちらももう真っ暗で車窓とかは分からなかった。今回もやや遅いが、それでも春分の日を過ぎたばかりだし、車窓を楽しむ事は出来るはず。

2024_0321-34.jpg
 山形行843Mは、山形から来た840Mからの折返し。E721系4連。

2024_0321-35.jpg
 仙台市の中心部を、東側から回り込む形で走る。高層ビルも見る。

2024_0321-36.jpg
 一方で、棒線の駅もあったりする。葛岡。仙台近郊では国鉄時代末期から新駅の開業が目立つが、棒線の駅がほとんど(行き違いができるのは国見のみ)。

2024_0321-37.jpg
 沿線は山の上の方まで来ても、結構宅地開発が進んでいる。陸前落合付近は、マンションも目立つ。

2024_0321-38.jpg
 陸前落合で、愛子始発1868Mと行き違い。

2024_0321-39.jpg
 2面3線の愛子を過ぎると、急にローカル色が濃くなる。

2024_0321-40.jpg
 陸前白沢で842Mが待っているが、この辺はもうローカル線の装い。

2024_0321-41.jpg
 作並を過ぎると雪が現れ、奥新川の先は完全に積雪。
 線路の整備状態はさすがに良いが、カーブが多いし、勾配もさらにキツくなる。

2024_0321-42.jpg
 面白山トンネル内の信号場で、上り844Mを待つ。
 トンネルを抜けると、一転して下り勾配。

2024_0321-43.jpg
 山形県に入りました。山寺。

2024_0321-44.jpg
 羽前千歳では、奥羽本線1447Mがこちらの到着を待っていました。羽前千歳は、仙山線同士・奥羽本線同士の行き違いはできない。

2024_0321-45.jpg
 羽前千歳を発ったすぐ先で、奥羽本線の標準軌と、仙山線の狭軌が交差する。

2024_0321-46.jpg
 このまま、両線が単線並列で山形を目指す。だから、三線軌条にはならない。

2024_0321-47.jpg
 ブレブレだが、北山形で仙台行846Mとの行き違い。左沢線と合流するのは、この先。

2024_0321-48.jpg
 18時10分、定刻に山形に着きました。乗客はさっさと改札へ。右の左沢線のホームは、欠き取り式。

 仙山線は去年のダイヤ改正で運行形態が変わり、仙台~愛子間は全て各駅停車となって、仙台~山形間の快速は1時間20分かかるようになった。全線乗り通した感触では、線路の整備状態は良かったが、結局のところ、本質はローカル線そのものなので、仙台市内の都市圏輸送と、仙台~山形間の都市間輸送を両立させるのは、相当困難な作業だろうな、と感じました。仙台~愛子間が複線化できれば、もっとバランスが取れた良いダイヤが作れるだろうとは思うが、現状ではちょっと難しそうだ。

2024_0321-49.jpg
 山形駅前には、山交バスの姿もありました。エアロスターSだ(フロントに「FUSO」とある)。
 今晩は駅前のホテルに宿泊し、明日に備えます。久しぶりに、左沢線だ。

 当ブログでは直接のコメントは受け付けません。何かありましたら、引き続き本体の「日本の路線バス・フォトライブラリー」上からメールを下さい。折返し返事をしたいと思います。質問がありましたら、やはり本体上からメールを下さい。解かる範囲でお答えをしたいと思います。質問と答えは当ブログにも掲載します。
 当ブログ上からでは発表できない緊急の事態が発生した時は、本体でお知らせします。


《What's New》
14日 車いすテニス ジャパンオープン 小田 凱人 男子シングルス2連覇
15日 オープンAI 東京都内に拠点を開設
posted by 菊池 正人 at 23:00Comment(0)旅行

№2784 海老名駅にて

 今日は休みの日だったが、通院の必要があり(腰痛とは関係ない)、海老名に赴きました。
 いやあ、まるっきり変わったよねえ。相鉄の駅はまだ工事中だが、大規模ショッピングセンターあり、タワマンあり、ホテルもあり、小田急はロマンスカーミュージアムに、本社機能の一部の移転もあって、昭和の終わりの頃とは比較にならない気がします。人出も多いし。

相鉄バス 海老名市ユーバス.jpg
 海老名市のコミュニティバスは、去年の10月から一部ルートを「実証運行バス ユーバス」として運行しています。相鉄バスの日産キャラバンを使用。4ケタは日産ディーゼル(UDトラックス)の8000番台を使用しています。現在日産自動車とUDトラックスには資本関係はないのだが。今日は撮影だけ。ICカードが使えるようです。

相鉄バス 海老名駅時刻表.jpg
 実証運行バスはいいのだが、相鉄バス綾瀬営業所は、1月からの減便運行が未だに続いていて、バス停の時刻表上では、赤地に白文字の便は運休、という事になっています。本数がそれほどは多くないのに間引きとなると、待ち時間がすごく長くなって、非常に利便性を損なっている状況です。

海老名駅 神奈中バス時刻表.jpg
 一方神奈中バスは、緊急の減便は発生していないが、〔長16〕系統はインター付近や交差点などの渋滞で遅延が発生する事、また、相鉄線のダイヤ改正の影響で、踏切で渋滞が発生している(〔海10〕系統が該当)とのお知らせも掲げられています。後者は去年のものなので、東急との相直開始で運行本数が増加した事の影響でしょう。
 踏切の方も何とかなってもらいたいとは思うが、インターや交差点の渋滞というのも、今に始まった事ではないが、バスにとっては非常に困った事態です。ここにはないが大型ショッピングセンターの渋滞もそうですよね。全国的な事だと思うが、どうも日本は、路線バスがスムーズに運行できる、定時運行ができる環境にはないように見えて、いろいろな面で問題です。当然乗客にとっても時間が読めないのは困るし、また、バスドライバーの立場からしても、大幅な遅延が発生するという事は、休憩時間が削られる、帰りの時間が遅くなってしまうとか、直接労働条件に関わる事態になるわけです。当然ストレスもたまる事になり、慢性的なものになってしまうと、「こんなのイヤだ」と、人材がバス業界を敬遠する要因になるでしょう。給料さえ上げれば志望者がわんさか集まってくると考えているとしたら、大甘(もちろんそうなれば良いが、他の業界の給料も上がるなら、結局は少ない人材の取り合いに負け続ける事になる)。当然これは、バス会社単独ではどうにもならない。本当にバス路線網・バスダイヤの維持・向上を求めるのなら、行政も政治も(地方でも国のレベルでも)、政策として根本的に、道路交通におけるバスの地位の大幅な向上を図らなければ、ならないのではないでしょうか。

 当ブログでは直接のコメントは受け付けません。何かありましたら、引き続き本体の「日本の路線バス・フォトライブラリー」上からメールを下さい。折返し返事をしたいと思います。質問がありましたら、やはり本体上からメールを下さい。解かる範囲でお答えをしたいと思います。質問と答えは当ブログにも掲載します。
 当ブログ上からでは発表できない緊急の事態が発生した時は、本体でお知らせします。


《What's New》
12日 USスチール 臨時株主総会 日本製鉄の買収計画承認
13日 ソフトバンク 山川 穂高 2打席連続満塁ホームラン 史上2人目
posted by 菊池 正人 at 23:00Comment(0)日記

№2783 小野田線の「旅」 ANA便で帰宅

 昨日予告したとおり、今日は午前中に小野田線全線に乗って、そしていつもよりかなり早めの昼過ぎに、帰ってきました。

2024_0411-1 長門本山駅.jpg
 長門本山駅で折り返しを待つ、クモハ123-3。朝方2往復、夕方1往復だけの超閑散路線は、通学の足として存在意義を見出しているのか。

2024_0411-2 宇部新川駅前.jpg
 宇部新川駅前に並ぶ、宇部市営バス。新山口駅行セレガの姿も。もう少し上空がスカッとした青空、だったなら…。

2024_0411-3 ANA B737-800.jpg
 ANAのB737-800。昼過ぎ出発の便で羽田に帰るが、自分的には異例、かも。

 こんな感じで、今回の3日間の旅を締めくくりました。JR西日本のローカル線に関して感じる事は多々あったが(当然路線によって事情はだいぶ違うが)、それについては来月書きたいと思います。
 その前に、先月の東北への旅について書かないと、いけませんね。

 当ブログでは直接のコメントは受け付けません。何かありましたら、引き続き本体の「日本の路線バス・フォトライブラリー」上からメールを下さい。折返し返事をしたいと思います。質問がありましたら、やはり本体上からメールを下さい。解かる範囲でお答えをしたいと思います。質問と答えは当ブログにも掲載します。
 当ブログ上からでは発表できない緊急の事態が発生した時は、本体でお知らせします。


《What's New》
11日 ファミリーマート・ローソン 東北地方一部地域で共同運送開始

 元横綱・曙が亡くなったとの一報がありました。お悔やみを申し上げるが、まだ54歳なのにねえ。平成初期、「若貴兄弟」らと共に相撲ブームを引っ張ってきた、最大の貢献者の一人である事は、間違いないです。最近名前を聞かなかったですよねえ。

posted by 菊池 正人 at 22:00Comment(0)日記