№2788 JTB時刻表2024年5月号(JTBパブリッシング)

「JTB時刻表2024年5月号」、先週金曜日発売になりました。

 表紙は、山形新幹線のE8系。さくらんぼ東根~東根間の橋梁を通過する所だが、古い鉄橋(白水川の橋梁だろうか)+最新鋭「新幹線」車両、のミスマッチを狙ったの構図、なのだろうか。

「乗り物情報局」は、「北海道中央バス レバンガ北海道ラッピングバス運行中」「白山市 『トレインパーク白山』オープン」。

 新型車両コレクション 2024

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 今春の鉄道の最大のトピックスは北陸新幹線敦賀延伸だったが、車両面では在来のE7系・W7系をそのまま使用するので、車両の面では、山形新幹線のE8系、となるのだろうか。
 先日乗ってきたばかりだが、旅行記でも記した通り、普段から山形新幹線を利用している、というわけではないので、在来車両と比較してどこがどう優れている、というのは表現し辛い。むろんE8系に限らないが、ゆとりのある座席回りなどは、高速バスや新幹線にはないアドバンテージだと思うし、コンセント設置も、近年の新幹線・特急列車では、もはや常識だろう。
 既に若干のスピードアップも図られているようだが、本領を発揮するのは、〔つばさ〕全車両がE8系置き換え、そして福島の上りの連絡線が完成・供用開始となった時点、ではないだろうか。
〔やくも〕の273系は、先日一瞬すれ違ったのを見ただけ。座席のカラーリングが、グリーン車・普通車ともE8系とは真逆なのが面白い。6月15日には、置き換えが完了するようだ。
 阪急京都線の2300系は、先日現物が姿を現したそう。「PRIVACE」車はドアが中央部にあるのが、私鉄としては異例かも。当面は1編成だけで、あとは在来の9300系に「PRIVACE」車を組み込む形になりそう。それにしても、クロスシートの特急・新快速がしのぎを削ってきた京阪間で、有料座席サービスが展開されるとは時代も変わったもので、JR西日本もこれを見て、「Aシート」車の拡充を急ぐことになるのではないか?
 中央線快速のグリーン車は試運転が繰り返されているが、今現在も金沢文庫でせっせか製造されているのが、京急の電車からも良く見えますねえ。グリーン車組み込みだけでなく、中央快速線そのものの運行形態も、かなり変わる事になるのではないかと予想される。
 東武アーバンパークライン(野田線)の新車両80000系は、先日リリースが出ました。
 観光列車も相変わらず、JR各社でいくつか発表があり、「SATONO」は既に運行を開始しているが、今後は日本の国内で、JR・私鉄ひっくるめた観光列車同士の競争も起きるのか。「新車」からは多少外れるが、個人的には、もう少し肩ひじ張らず、気楽に乗れる列車が欲しいと思う。グルメも「B級グルメ」でいいんじゃないの?高級一辺倒ではない、大衆性も出すなどの差別化が、今後観光列車の課題として出てくるのではないか、と思っています。

特集のページ
「NEWS」の4文字は、〔やくも〕の273系。6月15日には、置き換えが完了すると思われる。

 会社線は、富山地方鉄道の富山市内線(南富山駅前~富山大学前)間軌道線の、土休日ダイヤ。現状は、日中は7~8分毎で、南富山駅前側・富山大学側双方とも、1時間間隔で富山港線に直通。なお富山港線と環状線は記載がない。
(現在発売中の「私鉄時刻表 関西 東海 2024」には、平日も含めて全線全駅(停留所)の、朝夕の時刻が掲載されている)

本文
 北陸新幹線が開業する前の北陸本線から転換された、ハピライン・IR・あいの風・トキめき(日本海ひすいライン)の敦賀~直江津間が、今号から一体で掲載されるようになった。
 基本的にハピラインは福井で、IRは金沢で系統が分断されている。また、泊~市振間はあいの風の区間だが、1往復を除いてトキめきのDCで運行される。
〔あいの風ライナー〕(土休日運休)を利用せず、普通列車・ハピラインの快速だけで敦賀~直江津間を乗り通すと、乗り継ぎが成り立つのは、下りが9回・上りが12回。最速は6時間05分となった。直江津を18時09分に発って、敦賀は日付が変わるが、0時14分。ただし、泊~富山間の582Mは土休日運休なので、平日でないと成り立たない。土休日の場合は、直江津13時15分発→19時25分敦賀着(福井→敦賀は快速)の6時間10分。全体的に、上りの方が早め。下りは乗り換えの相手が区間運転、というケースがかなりあり、上りよりは30分位、余計にかかるようだ。乗換駅で食料を買い込んだりするには、余裕があって良いかも知れないが。
 運賃はハピライン1,750円+IR1,330円+あいの風2,220円+トキめき1,310円=6,610円。北陸新幹線の敦賀~上越妙高間の乗車券は4,060円だから、5割以上高い。 

 根室本線・富良野~新得間が先月を持って廃線になった事で、残存区間は(南千歳~)新得~釧路と、滝川~富良野及び釧路~根室に分割されて掲載されている。
 札沼線や日高本線、留萌本線もだが、北海道では度重なる廃線の結果、路線の名前が実態に合わなくなってきている。もう「愛称」などという中途半端なものではなく、正式な名称そのものを変えるべきではないか。あるいは法律上の縛りがあるのかも知れないが。根室本線の場合、滝川~富良野間は「芦別線」、新得~釧路間は「石勝線」(として南千歳側と統一)、釧路~根室間は「根室花咲線」とでも呼び変えた方が良さそう。

 長距離バスでは、金沢~能登各地への北鉄奥能登バスの臨時ダイヤが、今5月号から掲載。金沢駅西口~珠洲(すずなり館)間は1往復で、全区間の所要時間が3時間50分と50分近く増、金沢駅西口~能登町役場間も1往復(すずなり館までは行かない)で、全区間の所要時間は3時間20分と30分強の増加になっている。どちらも金沢を7時台に出て、18時台に帰ってくるダイヤとなっていて、地元の方々にはやや利用し辛いとも思うが、現状では仕方がないか。金沢駅西口~輪島駅前間は4往復(マリンタウンまでは行かない)で、全区間の所要時間は3時間10分、14分の増。なお金沢駅西口→羽咋・高浜間「高浜急行」の記載がないが、北陸鉄道公式WEBには、路線そのものの記載、もちろん運行されているか否かも記されていない(少なくとも私は発見できなかった)。
 根室本線廃止に伴い増発された〔ノースライナー号〕は、美瑛駅前・道の駅南ふらの(幾寅)・落合の時刻が追加で掲載。道の駅南ふらのと落合は乗降の制限がなく、幾寅・落合~新得間は唯一の公共交通となる。なおマークがないが、美瑛駅前は、帯広行は乗車・旭川行は降車のみ。

 根室本線の代替バスとしては〔ノースライナー号〕の他、南富良野町と占冠村の、道の駅南ふらの~幾寅駅~トマム路線が運行を開始した(774-B)。旧鉄道の並行路線ではないが、トマムから石勝線特急乗り換えで札幌・新千歳空港方面への足を確保、という事だろうか。富良野~金山間は、従来からの占冠村営バス富良野~占冠線が運行されている。なお、ふらのバス路線が一部延長して幾寅駅まで乗り入れているが、この路線については掲載がない。
 長く書き続けてきた、厚床~中標津間については、ようやく現状の時刻が掲載されるようになった(775-C)。と言っても、在来の根室市内~根室中標津空港間の空港バスの時刻を転載しただけ。中標津~別海間は阿寒バスが運行を開始しているが、時刻の掲載がない。
 小湊鐵道(791-B)は、トロッコ列車の代わりとなる、キハ40形使用の観光急行の時刻が掲載になった。土休日は五井・上総牛久~上総中野間2往復、また平日ながら4月30日・5月1・2・10日にも五井~上総中野間1往復が運行される。指定席料金600円が必要(養老渓谷~上総中野間は自由席)。
 3月いっぱいで廃止になった三宮~有馬温泉間の路線バスの代替として、今月から神戸三宮BT~三田プレミアムアウトレット間の座席定員制高速便の一部を、有馬温泉経由に変更して運行している(838-B)。一部便は神戸空港発着。なお、同じく3月いっぱいで廃止のJRバス園福線の代替路線は、掲載がない(園部側は中京交通、福知山側は京都交通が代替)。
 スカイレールサービス(844-A)は、「4/30 12時発を持って運行終了」の注釈が入りました。

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《What's New》
23日 不法入国者ルワンダ強制移送 英議会が可決
24日 福島第一原発 処理水放出約6時間半停止

 さて、これから急遽、5泊6日の富山・岐阜・愛知の旅に出ます。5月から勤め先が変わる事で、現在の勤め先は今月いっぱいで退職、年休消化のため今日が最終出勤日となったため、この機に長期の旅に出ようと思います。新しい勤め先では、当分連続した休みは取れない見込みなので。また現地で書きます。
posted by 菊池 正人 at 20:00Comment(0)時刻表

№2787 京王線 調布駅

 調布市内の京王線が地下線になって、もう10年以上経ちました。この地下線化で、調布に加えて国領・布田両駅も地下化され、国領駅は№1547で、布田駅は№1548で書きました。
 布田駅の最後で、「調布駅は次の機会に」と結んでいるが、それから8年も経ってしまいました。当時は、調布駅はまだ工事中(特に駅ビル建設)という事もあって、後回しにしていたものです。
 今日、ようやく全体像を見る機会がありましたので、改めて公開したいと思います。

京王電鉄 調布01駅ビル 2024_0422.jpg
 調布駅は言うまでもなく、調布市の中心となる駅で、同時に京王にとっても、本線と相模原線が分岐する重要な駅です。2022(R4)年度の乗降人員は109,110人で、新宿・渋谷・吉祥寺に次いで第4位(明大前の乗り換えは考えない)。〔京王ライナー〕以外の全列車が停車します。駅ナンバリングKO18。

京王電鉄01-18調布.jpg
 地下線化前の調布駅。当時は南北にそれぞれ駅舎があって、これは北口。踏切だけでなく、京王線と相模原線が平面で分岐していたため、列車の運行回数が多くなると、ダイヤ策定の面でも大変な問題になっていました。

京王電鉄 調布02中央口入口 2024_0422.jpg
 現在の調布駅は、駅ビル「トリエ京王調布」と一体になっています。中央口の入口。

京王電鉄 調布04中央口エレベーター 2024_0422.jpg
 中央口のエレベーター。トリエと共用になっています。

京王電鉄 調布05広場口入口 2024_0422.jpg
 一方、やや離れた所に、広場口という入口もあります。

調布駅北口交通広場.jpg
 この「広場」の北側の交通広場は、整備が完了しています。京王バス・小田急バスが頻繁に発着し、後方には羽田空港行の京王バスの姿があります。

調布駅南口交通広場.jpg
 一方、南側はまだ整備途上という所。
 最初は、北側と南側の交通広場を一体化、バスの東西直通運転とかありうるのかなあ、と思っていたのだが、歩行者の回遊性を優先した結果なのでしょう。

調布駅南口3番乗り場.jpg
 南側も京王バスと小田急バスが発着するが、③番乗り場は、現在は小田急オンリー。世田谷通りを走る小田急バスはほとんどなくなったが、渋谷駅へ行く便が一日2往復、かろうじて残っています。また、柿生駅へ行く便が休日に1回あります。
 白くステッカーでふさがれているのは、神奈中バスの鶴川駅行です。土曜日のみ1往復あったものが、先月廃止になりました。最終日は新デザイン車の2台口運行だったらしい。

京王電鉄 調布03中央口地下エスカレーター 2024_0422.jpg
 駅に戻って、中央口の、地下から地上へ行くエスカレーター。

京王電鉄 調布06広場口地下エスカレーター 2024_0422.jpg
 広場口のエスカレーター。

京王電鉄 調布07中央口コンコース 2024_0422.jpg
 広場口から連なる、中央口のコンコース。

京王電鉄 調布08みずほ銀行ATM 2024_0422.jpg
 みずほ銀行のATM。駅構内のATMとしては広めだし、オープンだ。

京王電鉄 調布09定期券発売窓口 2024_0422.jpg
 定期券発売窓口は、曜日に関係なく12時00分~20時00分。

京王電鉄 調布10中央口券売機 2024_0422.jpg
 券売機だが、2・3番はチャージ専用。台数は多いが、やはり行列ができる事はない。休日はまた違うのかも知れない。

京王電鉄 調布11中央口改札口 2024_0422.jpg
 中央口の改札口。

京王電鉄 調布14中央口精算・チャージ機 2024_0422.jpg
 中央口の精算機とチャージ機。

京王電鉄 調布15東口入口 2024_0422.jpg
 一方、トリエの東側にも、駅への入口があります。

京王電鉄 調布16東口地下エスカレーター 2024_0422.jpg
 東口のエスカレーター。エレベーターもあるが、撮り忘れました。スミマセン。

京王電鉄 調布17東口コンコース 2024_0422.jpg
 東口のコンコース。

京王電鉄 調布18日活スター手形モニュメント 2024_0422.jpg
 調布には日活の撮影所があり、このためか、日活のスターの手形を並べたモニュメントが、東口コンコースの壁面に掲げられています。

京王電鉄 調布19津川雅彦手形 2024_0422.jpg
 現役の方も、残念ながら亡くなられた方もいるが、その中から、津川 雅彦氏(2018(H30)年8月14日没)。石原 裕次郎もあるが、亡くなったのが1987(S62)年だからもう40年近く前になるが、手形はどこから手に入れたのだろう?

京王電鉄 調布20東口券売機 2024_0422.jpg
 東口の券売機。

京王電鉄 調布21東口改札口 2024_0422.jpg
 東口の改札口は、遠隔。

京王電鉄 調布22東口チャージ機 2024_0422.jpg
 東口の改札内は、チャージ機のみ。2台並べられるようになっているが、増設される事は、たぶんないだろう。

京王電鉄 調布24改札内コンコース 2024_0422.jpg
 改札内のコンコース。

京王電鉄 調布23改札内コンコース発車案内表示 2024_0422.jpg
 中央口・東口双方にある、発車案内表示。ただ、ダイヤ形態が複雑だから、直近3列車までは表示されるべきだし、下りは本線と相模原線を分離すべきだった。スペースの問題もあったのかも知れないが。

京王電鉄 調布23ー2改札内コンコース発車案内モニター 2024_0422.jpg
 中央口側には、小駅で見られるモニタータイプの発車案内表示もあります。

京王電鉄 調布25改札内コンコース特撮映画シルエット 2024_0422.jpg
 改札内コンコースには、日活の特撮映画のシルエットが並んでいます。ガメラ。

京王電鉄 調布26下りホームエスカレーター 2024_0422.jpg
 ホームは上下で分離されています。B2Fは下り。エスカレーター。

京王電鉄 調布27下りホームエレベーター 2024_0422.jpg
 エレベーター。コンコースからB3Fまでの直通。

京王電鉄 調布28下りホーム発車案内表示 2024_0422.jpg
 下りホームの発車案内表示。1番線と2番線で別。

京王電鉄 調布29下りホーム 2024_0422.jpg
 下りホーム。ホームドアを始め、ワンポイントのカラーはスカイブルー。

京王電鉄 調布30ー2上りホームエスカレーター直通 2024_0422.jpg
 B3F上りホームのエスカレーター。これはB1Fのコンコースまで直通。

京王電鉄 調布30上りホームエスカレーター 2024_0422.jpg
 一方こちらはB2F行。

京王電鉄 調布31上りホームエレベーター 2024_0422.jpg
 上りホームのエレベーター。

京王電鉄 調布32上りホーム発車案内表示 2024_0422.jpg
 上りホームの発車案内表示。3番線と4番線で別だが、上りに関しては向かう方向が同じなのだから、一体にすべきではなかったか。でないとどちらに並べばよいのか迷う事になるので。
(京王に限った事ではない)

京王電鉄 調布34上りホーム 2024_0422.jpg
 上りホーム。ワンポイントカラーは、こちらはピンク。
 上下ともホームは、旅客数の割にはやや狭い気がする。ホームドアでカバーしているという所か(駅員も常駐している)。
 なお、立体化後は上下線を繋ぐ線路がない。なので折り返し運転はできない(相模原線に快速つつじヶ丘行が設定されているのはそのため)。

京王電鉄 調布33ホームごあんない 2024_0422.jpg
 上下ホームにある「ごあんない」。時刻表はあるが、やや小さい。

京王電鉄 調布51ピクトグラム鉄道 2024_0422.jpg
 この駅では、誘導のためのイラスト上のアイコンが目立つ。これは地上部の、駅を表すのだろう電車のアイコン。

京王電鉄 調布52ピクトグラム高尾 2024_0422.jpg
 これは、下りホームを表す、高尾の天狗のアイコン。

京王電鉄 調布53ピクトグラム新宿 2024_0422.jpg
 これは、上りホームを表す、新宿のビル群のアイコン。京王百貨店のロゴマークもちゃっかり。

 立体化と同時の上下線を上下に分離するのは、京成の青砥京急蒲田で見られてきたが、調布の場合は、地下線化という手法が取られたのが、大きな特徴でした。高架化を選択した場合の景観などが問題視されたのかも知れないが、壮大な実験だったとも言えます。このために、ホームへの誘導には何とか工夫をこらそうというものも見えるが、個人的にはもう一歩、かな、とも感じました。地下駅は周りが見えないだけに、難しいよねえ。地上部はまだ整備が続いている所もあります。全部完成した時点で、調布駅界隈はどのような姿になるのでしょうか。

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《What's New》
19日 トーマスグリーンフィールド米国連大使 長崎の原爆資料館訪問 
20日 ウクライナ支援緊急予算案 米下院 賛成多数で可決
21日 サッカーWEリーグ 清家 貴子 記録更新10試合連続ゴール
22日 東通原発安全対策工事完了時期 東北電力 延期決定
posted by 菊池 正人 at 23:00Comment(0)

№2786 鉄道と 温泉めぐる 山形路 2〈終〉.左沢線と かみのやま温泉と 山形鉄道と E8系 

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 前回の続きだが、まず一点お詫び。
「青春18きっぷ」を使って、と前回の頭で書いたが、「青春18きっぷ」を使ったのは初日だけ。2日目は大半が山形新幹線〔つばさ〕になるのだから、当然「青春18きっぷ」は使いませんでした。左沢から横浜までの片道切符を、〔つばさ〕指定券と同時に購入しています。

 3月22日(金)

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 早朝の山形駅。この時点では、快晴でした。

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「福島~米沢間トンネル整備」というのは最近聞いた事もあるが(そうなると「板谷峠越え」の中間駅は全て廃止の可能性大)、「奥羽・羽越新幹線」は現状では正直、妄想の域を出ない気がするんだよなあ。

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 なんと、ホームには列車がいない!
 新幹線を含めても、側線にさえいない。朝7時台で一応「ラッシュ時」の県代表駅なのに、これはちょっと驚いた。

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 7時28分になって、左沢線の左沢発328Dが到着。7時15分に奥羽本線の両方向へ普通列車が発って以降の13分間、列車がいなかったはずだ。その後仙山線や米沢方向からの列車も相次いで到着。やはり学生が多い。
 折返し327Dは、キハ101の6連(前から3ー2-6-7-13-4)。短尺のキハ101形とはいえ、今時ローカルDC列車で6連とは、日本全国でも他にどのくらいあるのだろうか?

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 キハ101形は、側面の行先表示がフルカラーLEDになり、ワンポイントでイラストも加えられている。左沢行はキハ101形自らを描いている。

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 後ろ4両は寒河江止まりで、サクランボなどの果物と、山々が描かれている。

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 北山形(羽前千歳)までは標準軌線との単線並列。1424Mとすれ違う。向こうも701系の6連。

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 羽前山辺で1326Dと行き違い。寒河江までの間で行き違いができるのは、北山形と羽前山辺の2か所のみ。

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 直線は比較的長い。雪が残る山々を見る。東北らしい眺め。

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 寒河江で後ろ4両を切り離し。ここまでは車掌が乗務していたが、この先はワンマン運転。

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 寒河江駅の構内は、割と広い。328Dと交換。

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 その328D山形行の行先表示。山形新幹線(E3系)が描かれている。いつかE8系に変わるのだろうか。

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 さすがにサクランボの産地、とあってか、駅名標はサクランボをかたどっている。

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 下り列車も学生が中心で、寒河江でドドッと降りて、西寒河江を過ぎたら乗客は5人だけ。
 この付近は直線も長いが、羽前高松を過ぎると、勾配がキツくなってきた。

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 高台になって、左沢の町の中心部を見下ろす形になる。

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 左沢駅は、何十年ぶりだっけ?駅舎も大きく変わっている(はず)。
 駅前には、寒河江駅と朝日町の宮宿を結ぶ山交バスが乗り入れる。たまたま寒河江行が来ました。車内に乗客はいるが、ここでの乗降はなかったようだ。

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 №2778でも書いたが、この路線は元々休日運休だったが、今月からは土曜日も運休となった。朝日町は他に町自ら山形駅へ直行する路線バスを運行しているが、これも土休日運休。朝日町は、土休日は公共交通でのアプローチができない自治体、という事になります。ここに限った話ではないが、山奥へ行くローカル支線とかならまだしも、町の中心へ行く路線も運休、とはねえ。

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 駅舎内には、「大江町交流ステーション」があります。

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 中には、奥羽本線や左沢瀬で走っていた、歴代の国鉄・JRの車両のNゲージが並んでいます。特急〔つばさ〕や急行〔津軽〕、それにキハ101より前のキハ40形左沢線仕様(ちなみに私は、気仙沼線で乗った事がある)とかなどが並んでいます。

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 現在の左沢駅の時刻表。午後は12時54分の後、16時15分まで3時間21分も列車がない。
(午後に間隔が大きく空くのは、最近のローカル線ではやや異例かも)
 左沢線に関しては、もう少し山形地域の近郊路線としての強化策があっても良いのではないかと思った。山形~寒河江間は一時40分間隔というパターンダイヤが組まれた事があったが、全線規模でダイヤが整備されても良いはずだし、以前も書いたが、ICカードのエリアも、全線まで広げられるべき。

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 山形に戻って、奥羽本線の普通列車430Mに乗り換え。基地にE8系の姿がありました。下り線は3線だった跡が残っている。

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 719系。もはや標準軌の5000番台のみ。
 かみのやま温泉で途中下車。
 春雨庵まで歩いて行く途中、仙台行の山交バスの高速バスと出会いました。その写真は現在本体で公開中です。
 
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 春雨庵。

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 上山城。現在は郷土資料館になっている。

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 公園から見る、蔵王の山々。

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 前川足湯。駅から歩いて5分程、文字通り、前川のほとりにある足湯。

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 改めて、かみのやま温泉駅。

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 山形新幹線の乗車目標は、今現在はE3系とE8系が併用されている。E3系バージョンはいつまで見られるか。
 次の普通列車432Mで、今度は赤湯へ。

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 複線区間ですれ違った〔つばさ129号〕。E3系。

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 羽前中川から単線で、〔つばさ131号〕を待つ。これがE8系だった。生で動いているのを見たのは、初めてだった。

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 赤湯駅。しばらく来ないうちに、JRの方はモダンになった。

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 下り線にE8系が来た。〔つばさ171号〕の時刻だが、この日は運転日ではない。乗客の姿もないし、座席の向きも逆だった。表示も出ていなかったが、回送?

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 山形鉄道も久しぶり。209DはYR-886。YR-880形は昭和末期の転換時からの車両だが、全体にラッピングを施してまだ健在。新車両導入、という話はどうなったのだろう?

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 車内は変わっていないなあ。セミクロス仕様。整備は行き届いている。

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 白い飯豊の山々に向かって走っていく。
 車内放送は、英語と中国語も混じる。この日はいないようだったが、インバウンドの利用が多いのだろうか?

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 宮内で212Dと行き違い。ここから帰宅の学生が多くなる。

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 今泉駅構内の、JRのキハ110形。米坂線は今泉から先は不通が続いていて、本来新潟の車両なのに、孤立した状態が続いている。全般検査の時が来たら、どうするのだろう?

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 長井を経由して、今度は山々から遠ざかっていく形で、荒砥を目指す。

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 しかし、学生で混雑している上に、運転士が見習いだった事もあるだろう。2分ほどの遅れになってしまい、しかも降車に時間がかかって、214Dへの折返しが元々5分しかなかったから、駅の写真を撮れる状況にはなかった。次の218Dは1時間弱後だが、〔つばさ188号〕に乗れなくなるので選択肢がない。車庫を撮るだけでとんぼ返り。

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 改めて、米坂線との合流部。元々は独立した信号所だったが、今は今泉駅の構内の扱いになっている。左側の米坂線の方は、線路がさび付いている。再び列車が走る日はいつの事か。というか、そんな日は来てくれるのか?

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 という内に、赤湯に戻ってきた。赤湯は山形鉄道独自の駅舎が反対側にあり、こちらは変わっていない。

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 これは〔つばさ144号〕。この列車はE8系での運行が確約されていなかったので、敢えて見送りにしていたのでした。

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 ホームには、コミック「ラーメン大好き小泉さん」と南陽市のコラボの広告があった。南陽市って、ラーメンが有名だったの?何より、市に「ラーメン課」なんて部署があるの?

 今回はラーメンを食する暇はなく(というか駅付近にはラーメン店なんてないよ)、そのまま〔つばさ188号〕に乗車。いよいよE8系。

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 車内は、だいぶ明るい印象。座席の色は、やはり「べにばな」から来ているのだろうか。

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 赤湯駅で購入した駅弁「山形牛すきやき弁当」。本来赤湯駅は、今は駅弁を発売する駅ではないようだが、この一つが残っていた。ちょっと高かったけれど、山形らしくていいでしょ?紐を引っ張ってしばらくすると温まる。

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 スイーツに、ブドウのヨーカン。

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 板谷峠越え。いつまでも眺められるものなのかなあ?

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 バス代行輸送まで行って工事を行ってきた上りの連絡線は、完成が近いようだ。次のダイヤ改正あたりから供用、だろうか?

 肝心のE8系の出来は…と問われると…、正直特に新幹線区間ではウトウトしていて、どこがどうというのは、正直言えない。山形新幹線自体乗らないから良し悪しを比べようもない。今回はE5との協調運転でスピードアップを狙うのがE8の性格だろうと思うので、全編成が揃ってE3系を完全に置き換えた時に、真価を発揮する事になるのでは、ないだろうか。

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 大宮を過ぎて、埼京線の通勤快速を追い抜く。

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 東京定時到着。E5系との連結部は、記念写真の格好の被写体?

 こんな感じで、山形への旅が終わりました。今回は少々趣向を変えて、短時間だが温泉巡りも加えてみました。今後も鉄道・乗り物だけでなく、ある程度違う要素も盛り込んでいきたいと考えています(先日の山陽への旅はそうはならなかったが)。

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 東武が、アーバンパークライン(野田線)向けの新型車両80000系の導入を発表しました。それにしても、リリース済みの事項だが、編成あたり1両減車して5両編成にするとは、乗客の減少はここも例外ではないのかなあと思ったが、フリークエントサービス確保のためであれば、前向きに考えてもいいのだろう。25編成製造するが、編成中1両は60000系からの転用するそう。ただ60000系は18編成なので、7編成は5両まるまる新造という事になる。「たのしーと」の設定は、昨今の都市鉄道のトレンドか?現在アーバンパークライン(野田線)は8000系・10000系(10030型・10050型)が合計25編成なので、これが全部置き換える事になります。8000系は全部引退になるはず、10000系も、特に未更新車は先行きが怪しくなりそう。あるいは本線に戻って、初期の10000系を置き換えるのか。10000系も、昭和の車両だからねえ。本線・東上線まで含めて、東武の今後の通勤車の動向も、気になる所です。

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16日 LINE情報漏洩問題 総務省 LINEヤフーに2度目の行政指導
17日 バレーボール新「SVリーグ」 男子10チーム・女子14チームの構成発表
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posted by 菊池 正人 at 23:00Comment(0)旅行