№2768 銚子電気鉄道 「新旧交代劇」

 銚子電気鉄道の2501編成(外川方のみレトロ調に改装)が、南海2200系移籍により引退が発表になり、今日は一日中走るというリリースも出ていたので、「青春18きっぷ」1日分を使って、撮りに行きました。前日は関東地方も雪(今回は大した事はなかったが)で一時はどうなるかと思ったが、今日は朝から快晴。

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 銚子10時20分発。当然お客さんは多かったし、車掌も乗っていました。左は〔しおさい8号〕。255系もあと1週間。今月、そろって消える2者の顔合わせ(255系は今後どうなるか分からないが)。

 仲ノ町に着くと、高野線ズームカー色を復刻した2200系(22007F)が車庫にいて、それだけではなくて、セレモニーも行われるよう。南海の社員の姿も見られ、プレスもかなり出ていました。2200系が今日動く、という事は、私は知らなかったですけれどね。

 笠上黒生で降りて待っていると、2200系が来て、2501Fと行き違い。2200系は関係者のみで、一般の営業ではない。
 この時は「団体」みたいな方向幕だったが、外川から戻ってくると…。

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 なんと!「サザン」の方向幕になっていました。
 この後外川まで往復して、仲ノ町に戻ってみると、「空港急行」の幕を出していました。どちらも、2200系(22000系)では当然、運用された事がないものだったが。

 さすがにつやつやの濃淡グリーンは綺麗だったです。車号(22007+22008)もプレートではなく塗装だったが。欲を言えば、ドア横のマーク、このカラーだったら「Fine& Bright」ではなく、その前の古いものにして欲しかったかな。南海本家では6000系でやっているみたいだし。
 また営業運転が始まったら、…正直いつになるかは確約できないが、乗りに行きたいと思っています。車内はどうなっているのか。

銚子電気鉄道3.jpg
 犬吠駅の自販機に張り出されていたものです。むろん黒字経営は大いに結構なのだが、やはり日本では、公共交通機関と言えども採算が重視されなければならず、赤字経営は認められる状況にはなっていない、と、改めて思い知らされた気がします。もちろん日本に限らずどの国でも、少なくとも「赤字垂れ流し」は許されないだろうが。№2269で書いた事の繰り返しになるが、「絶対あきらめない」で恒常的に運営を続けたいのなら、やはりどこかで設備の抜本的な近代化が必要だと、今日再訪して改めて思わされました。むろん銚子電鉄単独では、例え黒字経営でもその利益全てを近代化に投資する事は出来ないだろうし、銚子市や千葉県が、銚子電鉄を銚子市の公共交通ネットワークにどう位置付けたいのか、そこが問われるのだろうと思っています。それは、銚子電鉄だけの話では、ない。

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《What's New》
 8日 米軍オスプレイ 飛行停止措置解除を発表
 9日 石川県アンテナショップ「いしかわテラス」 東京八重洲に移転オープン
 鳥山 明先生、TARAKOさんの訃報が相次いで報じられ、日本だけでなく、世界中にショックが走っています。鳥山先生に関しては、フランスのマクロン大統領や駐日大使館もお悔やみのメッセージをSNSに出しました。TARAKOさんは、静岡鉄道の「ちびまる子ちゃん」の電車の放送もしていました。私もお悔やみを申し上げます、としか言えないが、それにしても二人とも、まだ60代だからねえ…、若すぎる。「マンガ」を作り世に出した人、「マンガ」のアニメ化で人物に命を吹き込んだもの、という二人だったが、「漫画なんて読むとバカになるという時代からバトンを受け取り大人も子供も漫画を読んで楽しむという時代を作った」人、という尾田 栄一郎氏の鳥山 明評に、ああそうだよな、と思った。さくらももこ先生、TARAKOさんも、間違いなくそうです。日本発のポップカルチャーを世界的メジャーに押し上げた、その貢献は二人とも間違いなく大、でした。
posted by 菊池 正人 at 23:00Comment(0)日記