№2761 12年ぶり 年越しの関西・紀伊・名古屋旅行 4.紀伊半島 残りの東半分を辿る

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 1月2日の続きです。紀勢本線を乗り継いで、この日の投宿先、尾張一宮まで行きます。

「青春18きっぷ」なので当然、この先も普通列車オンリーで行きたかった。しかし、御坊発普通列車の次は13時15分発2355Mで、紀伊田辺では意地悪く16分前に普通列車が出たばかり、となってしまう。その次の普通列車はなんと16時31分、これでは到底名古屋にたどり着く事はできない(紀伊長島まで)。
 仕方なく紀伊田辺までは、特急〔くろしお〕を利用せざるを得ませんでした。

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〔くろしお〕は一昨年2022(R4)年3月改正で全車指定席となり、紀伊田辺までの短区間でも座席を指定して乗る事になる。紀伊田辺まで770円+特急料金1,490円、合計2,260円と、距離(40.9㎞)の割には高くついてしまった…。

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〔くろしお9号〕。287系で、3両増結して9連。
(後方の「オーシャンアロー」は〔くろしお20号〕)

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 切目を過ぎて、太平洋が見えてきた。和歌山からだと、海南の先の冷水浦以来の海だ。

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 紀伊田辺で、右に停車中の普通列車2335Mに乗り換え。227系2連ワンマン運転。

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 きのくに線(紀勢本線)では、全区間で「サイクルトレイン」を運行していて(和歌山~御坊間は「サイクルトレインプラス」と称して、事前予約が必要)、側面の表示にも自転車のマークがあります。ただしこの列車では、自転車は見なかった。

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 朝来で〔くろしお80号〕待ち合わせ。287系6連。先頭部に何かヘッドマークが描かれている。「ロケットカイロス号」。

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 白浜駅では、パンダのぬいぐるみがお出迎え。

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 江住で〔くろしお26号〕待ち合わせ。287系6連で、おお、向こうもパンダだ。

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 特徴的な海岸線が現れる。

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 紀伊浦神で〔くろしお30号〕待ち合わせ。287系6連。

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 紀伊浦神の先、玉野浦の向こうに見える、浦神の半島。

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 紀伊勝浦も過ぎて、穏やかな海岸線を行く。誰もいない。
 車窓という点では、やはり御坊以東が海沿いを走る区間も長くて良いが、特に普通列車が少なくなっているのが難点だし、やはりボックスシートの方がムードが出ると思う。

 新宮到着。すぐ反対側の、JR東海の336Cに乗り換える。2分しかない…。キハ25×2(それが、一番上)。
 前回とは逆で、これからJR東海区間が、どんどん暗くなる。

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 熊野川を渡る。これが和歌山県と三重県の県境であり、JR西日本とJR東海の境界ともなる。

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 鵜殿でいきなり〔南紀5号〕待ち合わせ。HC85系で、さすがに今の時期は4連。

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 新鹿の海。

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 新鹿の町。

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 九鬼で333Cと行き違い。
 しかし、向こうの乗客は、たった2人!こちらも7人。2本の列車に、乗客は9人だけ…。1月2日の夕方、という事もあるだろうが、本線でありながら、どうにも寂しい。

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 もう真っ暗になってきてあまりお見せできる画像を撮っていないが、滝原で臨時〔南紀83号〕待ち合わせ。2連×2という編成だった。乗客はあまりいなかったような。

 こうして、多気まで来ました。参宮線が分岐する広い駅だが、駅前には雑貨店があるだけの、結構わびしい駅。ただ駅員はいるし、後続の〔南紀8号〕は、ここで乗務員が交代になっていた。なお336Cの編成は、松阪で40分停車の後の、松阪行948Cとなる。

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〔みえ26号〕。やはり正月らしく、キハ75形2連×2の4連だった。これが、最終の〔みえ〕。

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 伊勢鉄道経由だから、津~河原田間は別払い。車掌が巡回してくるので精算。それがこのレシート乗車券。

 という事で、名古屋21時10分定時到着。
 今日の投宿先は尾張一宮なので東海道線快速に乗り換える。久しぶりにスマホのニュースアプリを開くと…。

 羽田でJAL機と海保機の衝突、だと!?
 JAL機が轟轟と赤く燃えているではないか!!
 昨日の今日で、一体どうなっているんだ?

 昨日も今日も、しょせん他人事で申し訳ない立場なのに、完全に動揺してしまった。
 そんな精神状態のままで、尾張一宮駅のホテルに入ったのでした。

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 今日は横須賀線の地下線区間で、コンクリート片の落下により、初発から10時間も不通になってしまいました。この区間の場合、通勤・通学はもちろん、〔成田エクスプレス〕を中心とした空港アクセスをも担っているので、旅行者(特にインバウンド)はどうなったのだろう?と、そちらもまた心配でした。JR東日本では1月にも東北新幹線の大規模障害があり(設備の点検マニュアル不備と調査の報告が今日出た)、今日の事態の原因はまだ分からないが、JR東日本の幹線区・通勤線区の設備は、結構問題をかなり抱えているのではないか?JR東日本、JRグループに限らないが、現在の日本の鉄道界は、なにかエンタメ的な部分ばかりが表に出てきて、基本的な部分がおろそかになりつつあるのではないか、と、ちょっと懸念があります(それは外野の責任もあるが)。
 根室本線・富良野~新得間廃止後の交通形態が、JR北海道からリリースされました。〔ノースライナー〕の増便など、基本的な線は決まっていたようだけれど、目新しいのは、現在の路線を延伸する一般路線バスの富良野~落合路線は、ハイデッカー車両(リフト対応)を導入するという事。ふらのバスは今日の時点では、具体的なダイヤなどのリリースは出していません(ダイヤは、JR北海道のリリースにある)。あとは、一見関係なさそうな占冠村営バスも、一部関わってくる所が興味深い。

《What's New》
20日 韓国「徴用」裁判 原告側が日本企業の供託金受領
21日 ENEOSHDグループ会社会長 セクハラ行為で解任発表
22日 生活保護費の引き下げは憲法違反 津地裁が取り消し判決
posted by 菊池 正人 at 23:00Comment(0)旅行