№2751 2023 九州の鉄道トピックスを訪ねて 5〔終〕.SNA18便

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 熊本空港からの帰宅は、今回は最初からソラシドエア(SNA)と決めていました。コロナ禍直前の2020(R2)年1月28日以来、乗る機会がなかったので。今回搭乗の18便は4年近く前と同じだが、あの時は16時30分出発(予定)だった。この位の時間の便があると良かった(南阿蘇鉄道にもう少しお付き合いができた)というのが、率直な感想。この次の20便は19時05分発になってしまい、完全に真っ暗になっていて正直面白くなさそうだった上、羽田到着が20時35分、自宅に着くのが22時頃になってしまいそう。なので少々早めだが、今回も便名は同じ18便の選択となりました。

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 SNAの搭乗券もオンライン。体裁もANA・SFJと同じで、色だけ違う、という感じ。

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 再び、肥後大津駅の南口。12時00分発の乗合タクシー「空港ライナー」に乗車。無料。この数年、熊本空港で乗り降り、というと必ずこの乗合タクシーを利用させてもらっていて、熊本市内直行バスは、この所乗っていないなあ。

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 空港ターミナル、このコロナ禍の4年近くの間で、全面的にリニューアルされていました。話題のスポットになっているようだ。

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 コンコース。

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 SNAのカウンターはANAと共用。既にオンラインチェックインが済んでいるので、荷物を預けるだけ。各社のチェックインカウンターは、それほど変わっていないかも。

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 一方で観光案内とか、物産展やコンビニとかは、様変わりしているよう。

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 展望デッキは、逆に狭くなったかも知れない。羽田から来るSNA機の到着までの1時間をここで費やすが、地方空港だし、フライトはそう多くはない。年末の№2740でご覧頂いたFDA機くらいか。もう少し時間があれば、AMXなども撮影できたはずだ。

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 14時ちょうど、羽田発15便として、SNA機がランディング。JA67AN。定刻。これを見て、保安検査場へ向かう。

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 その途中、出発ロビーを見下ろせる場所がある。物産店や飲食店は、保安検査場を通過した先、搭乗口があるエリアと一体になっている。地方空港としては、珍しい形態となった。

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 クリスマスが近い。クリスマスツリー。

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 ワークスペースの設置は、空港でも駅でも、最近のトレンドか。

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 保安検査場にある、「ヒノ国 保安検査場」の、イラスト入り案内書きが楽しい。

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 保安検査場を抜けた先に、飲食店や物産店が並ぶ。これは、手荷物検査場を早めに通過してもらいたい、という狙いもあるのかも知れない。出発直前は行列が長くなりがちなので。
(ただ当然、見送りの人は利用できなくなるが)

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 各搭乗口付近も、かなり広々している。これまでの空港ではなかったようなスタイルだ。スーツ姿・スーツケースも大きい女性が、案外多い気がした。

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 搭乗開始。
 乗客は少なくなかったはずだが、出発10分近く前で早くも、搭乗終了のアナウンスが入った。この後のアナウンスでは、「リージョナルプラス」の名が聞こえた。

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  5分早い出発。見送ってくれるのは、ANAのハンドリング。

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 国際線側に、香港エクスプレス機がいる。撮りたかったなあ。地方空港の国際線も、再開が相次いでいるようだ。

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 AMXのATR-42もいる。伊丹から着いたばかり。これも、撮りたかった…。

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 R/W07からテイクオフ。すぐに左旋回して、肥後大津駅などを見る。

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 右旋回が続いて、クルリ一周する感じ。熊本空港を見下ろす。

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 そして、阿蘇!
 午前中は、この南側(下の方)を走ってきたわけ。やはり晴れの日の昼間の便は、いいなあ。

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 大分と、国東半島。

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 キャビン。

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 ドリンクサービスが回ってきたので、アップルジュースをリクエスト。これで、空港で買ってきておいたお菓子を食べる。

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 離陸から15分弱で四国。細長い佐田岬半島が延びる。

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 八幡浜。

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 遠くだけれど、松山の街が広がっているのも見える。

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 SNAではWi-Fiサービス「ソラタイム」があるが、オーディオ・ビデオなどはちょっとうまく接続できなかったかな?フライトマップを見た。

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 愛媛県北部を横断し、香川県へ。川之江と、瀬戸大橋。

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 小豆島。

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 離陸から30分で、徳島空港が見る。北側には鳴門市と鳴門大橋。

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 淡路島。

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 和歌山の上空にいるようだ。関西空港と、白く広がる大阪を見る。
 この辺でキャプテンアナウンスが入って、高度12500mと聞かされた。思ったより高い。国内線でそんなにマイルがあるわけではないし、もう少し低いかと思っていたのだが。

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 遠いのだけれど、琵琶湖。

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 紀伊半島から伊勢湾を横断して、知多半島とセントレア。

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 浜名湖。
 この先で、降下が始まる。

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 やや遠いけれど、富士山。雪がたっぷりでいいなあ。冬の富士山はこうでなくちゃ、と思う。

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 かなり高度を下げて、大島を真下に見る。ここで左に旋回して、東京湾に向かう。

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 館山。

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 16時が近づいてかなり陽が傾いてきたが、まだ明るい。三浦半島のシルエットを見る。

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 東京湾を北上していく。横浜を見る。という事は、着陸はA滑走路、R/W34Lだろう。

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 やはりそうだ。左旋回して、東扇島。窓から差し込む西日がまぶしい。

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 浮島。もう海上スレスレ。
 16時05分着陸。定刻より15分早い着陸、とアナウンスが入った。

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 ターミナルの北側を廻っていく。「鬼滅の刃 じぇっと参」が駐機しているのを見る。

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 到着は16時09分。54番スポット。11分も早く着いた。
 やはり日中の便は、晴れてくれると景色に恵まれていいなあ。
 しかしここは、北側のフィンガーの先端の方だから、荷物受け取り場までが、相当遠い。気圧のせいか、耳の中がガリガリする…。

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 既にターンテーブルの上では、自分のバッグが回っていた。

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 帰りは電車。羽田空港第1・第2ターミナル駅ホーム。16時31分発急行は逃した。

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 16時42分発急行。「エアポート」の文言はなくなり、種別表示からも飛行機マークが消えている。
(ちなみに新ダイヤでは、品川発逗子・葉山行急行918H(平日)の運行がある)
 上大岡まで乗り通す。もう夕方のラッシュ時で、最後まで座っていきたかったから。でも案外遅く、京急蒲田では特急が先発し、神奈川新町では快特に抜かれて、上大岡は17時31分着だった。

 こうして、3日間の九州の旅が終わりました。前半2日間が曇天だったのは残念だったが(特に福岡空港)、まあやりたい事はやれたのかな、と考えています。
 今回は去年の鉄道のトピックスのうち、九州の3か所を廻ってきました。新しく生まれたもの(福岡市営地下鉄七隈線)・立ち直ったもの(南阿蘇鉄道)・新たな手段に託したもの(日田彦山線)と三者三様だったが、三者とも困難も少なからずあるだろうが、今後とも地域の足として、観光の足として、発展してくれる事を、大いに期待したいと思います。

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 小田急は24日、小田急箱根グループの大幅な再編成を発表しました。交通では、持ち株会社の小田急箱根ホールディングスと、その子会社の箱根登山鉄道(電車・ケーブルカー)・箱根観光船(芦ノ湖の海賊船)・箱根観光施設が合併、4月1日付で箱根登山鉄道を存続会社として、「㈱小田急箱根」に改称するというものです(箱根登山バスは、小田急箱根の子会社になる)。登山電車はもう「箱根登山線」「箱根登山電車」の名が全国区であるから、4月1日以降も「ブランド」名で残り続けるだろうし、(旅客案内の面でも)そうあって欲しい。京成の新京成、南海の泉北高速統合が来年行われる事が発表になっているが、私鉄の再編成も、結構慌ただしいものがあるようです。これも「アフターコロナ」がもたらしたものなのか。

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posted by 菊池 正人 at 22:00Comment(0)旅行