前々から公言していた通り、今日は宇都宮ライトレールに乗ってきました。
と言っても今日は「お試し」、「青春18きっぷ」を1日分使って、両毛線・八高線にも乗ってくるプランだったから、朝方に終点まで1往復するだけで終わりました。
なので、この1日だけで全体の評価を下すわけにはいかないが、いくつか感想を記すと、やはり軌道系だけあって、特に平石より先の区間にはまるまる専用の高架線が建設されている所もあって、カネがかかっていそうだなあ、と思いました。LRTが地下鉄や新交通システムより遥かに安上がり、とはいえ、新規にLRTを造るというなら、それなりに莫大なコストがかかる事になる、というのは、解っておいた方が良いでしょう(LRTが「路面電車」の単なる焼き直し、ではないのなら、なおさら)。
往路は宇都宮駅東口発8時55分の電車に乗ったが、通勤ラッシュのピークは過ぎていたと思うが、それでも座席がすべて埋まり、なおかつ立客もそれなりにいる、という状況が、終点目前のかしの森公園まで続きました。ほとんどのお客さんが宇都宮から通しの通勤客、というのは、会社にとってはありがたい事ではないかと思う。通勤での利用は、ほぼ定着しているのかなあと感じました。あとは逆方向、ゆいの杜などの住宅地から宇都宮方面への通勤や、日常の買い物などで、どの程度お客さんが乗ってくれるのか、このあたりが、経営戦略のカギ、となるのではないか。
あとは、やはりもう少し早く走れて欲しい。せっかく大半が専用軌道の新線なのに、40㎞/hというのはやはり遅い。これは法規から来ているので会社としては守るしかなく、ここは政治・行政が考えて欲しい。それから、乗降はICカードが普及している事もあって、どこもスムーズだったと思う。他地域の「路面電車」のような、降車時に前方のドアに行列ができて降車に時間がかかる、という場面はなく、この辺は今後、他のLRTにしろ「路面電車」にしろ、大いに参考になる所ではないか。他にも感じる事は多々あるが、それはまた本格的に乗りに行った時に記すとします。
とにかく日本発の本格的LRT新鉄道であり、その成否は他路線、他地域にも多大な影響を与えるはずです。日本の路面電車・LRTの未来のためにも、今後の盛業に期待します。
終点の芳賀・高根沢工業団地駅は高台にあって、奥日光や那須の山々を見る事ができます。沿線からも見られるし、案外ローカル的な車窓(特に平石~飛山城跡間あたり)もあります。大谷石の蔵を見ると、ああやはりここは栃木県なんだなあ、と痛感します(大谷石は、各駅のベンチにも使われている)。これから本格的な冬、白い山々と新LRT、良い被写体になるのでは?
ところで、LRTとは直接関係なくなるが、Suica/PASMOのカードの発売がほぼ停止して、かなりの期間になります。しかし、本当に「世界的な半導体不足」が、理由なのでしょうか?これは宇都宮駅の発売停止の告知の貼り紙だが、この頃薄々感じるのだけれど、「モバイルSuica」がオトクだから利用を、と記されているのを見ると、モバイルへの移行を(半ば強制的に)促すのが、カード発売停止の真の理由、なのではないのか?と勘ぐってしまいます。現に、他地域のICカードはどこも発売停止になっていない、宇都宮の「totora」も普通に発売されています。いやそんな事はないんだ、というのであれば、JR東日本もPASMO協議会も、具体的な発売再開のメドをいつ建てられるのか、見通しを公表すべきなのではないか?スマホを持たない、持てない人を、交通の利用から排除するようなマネは、してはいけないのではないか?
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