人の命はしょせん、権力者やテロリストの、殺戮ゲームの「駒」に過ぎないのか?イスラエルとパレスチナ、血で血を洗う衝突は、他国を、全世界を巻き込んで激化の一途。本来なら解決の先頭に立つべきアメリカは、下院議長を巡るドタバタに、またもや銃乱射事件。上も下も右も左も憎悪むき出しのこの世界を、誰が救うのか、救えるのか。谷村 新司・もんた よしのり・「BUCK-TICK」櫻井 敦司、音楽界のトップランナーが若くして世を去っていった10月は、トルコ建国100年、泰緬鉄道開通80年、シドニー・オペラハウス創立50年、伊豆大島土砂災害から10年でした。今月はいったい、何があったのか。
9月28日 中国不動産大手恒大グループ株式売買 香港証券取引所 一時停止
9月29日 プロ野球2軍 新規2球団静岡・新潟 来年からの参入内定
9月30日 福島県大熊町 13年ぶり 町の学校運動会開催
1日 大谷 翔平 アメリカンリーグホームラン王タイトル獲得 日本人初
2日 ハイチに国連加盟国の部隊派遣 国連安保理が容認決議
3日 前橋市の銘菓「片原饅頭」 3年ぶり復活 新店舗オープン
4日 米医療保険グループ「カイザー・パーマネンテ」労組 7万5000人以上ストライキ突入
5日 連合定期大会 岸田首相出席 自公政権首相出席は16年ぶり
6日 アマゾン 試験衛星2基打ち上げ インターネットサービス提供目標
7日 マンガ・アニメ創作活動交流拠点 石巻市に開館
8日 目黒のさんま祭開催 提供数は例年の半分以下
9日 「インパール作戦」出兵元イギリス兵 戦争慰霊者慰霊式典出席
10日 東京オリンピック汚職 KADOKAWA元専務に有罪判決
11日 JOC・札幌市 2030年冬季五輪招致断念
12日 トヨタ・出光 「全固体電池」量産化へ協業で合意
13日 G20財務相・中央銀行総裁会議閉幕 共同声明採択
14日 サッカー女子WEリーグカップ サンフレッチェ広島初優勝
15日 エクアドル大統領選挙決選投票 右派ダニエル・ノボア氏勝利
16日 給食提供停止問題 広島県立高2校 1ヶ月ぶり寮の食事提供再開
17日 NTT西日本子会社 約900万件の個人情報漏洩 元派遣社員が不正流出
18日 商工中金 ベトナム・ハノイに現地事務所開設
19日 全国知事会会長 宮城県村井知事 地方交付金総額の十分な確保要求
20日 三浦市「ライドシェア」導入計画 神奈川県で検討会議開催
21日 WBC日本代表 ラーズ・ヌートバー 福岡で野球教室
22日 Jリーグ J2町田ゼルビア 来季J1昇格決定
(28日にはJ2優勝も決定)
23日 日本大学への補助金 3年連続全額不交付 日本私立学校振興・共済事業団決定
24日 IAEA 福島第一原発調査 処理水放出開始後初
25日 「性別変更」特例法の規定は憲法違反 最高裁判断
26日 中国大手不動産「碧桂園」債務不履行 クレジットデリバティブ決定委員会判断
27日 池袋暴走事故 1億4600万円余り 賠償命令
28日 臓器移植法の脳死判定が1000件 日本臓器移植ネットワーク発表
今月はこの他、「ステルスマーケティング」規制開始、不登校小中学生が過去最多の29万人超、体操世界選手権で男子団体が金メダル・橋本 大輝が3冠、ノーベル賞受賞者名が事前に流出、白毛馬初のGⅠホース・ソダシ引退、アフガニスタンの大地震で2000人以上が死亡、埼玉の「子ども放置禁止」条例案騒動、日本維新の会・鈴木 宗男議員がロシア訪問で除名処分、元出雲市長岩國 哲人氏・元阪急住友 平氏・渕上 貞雄元社民党副党首(西鉄出身)・コメディアン財津 一郎氏・元イングランド代表ボビー・チャールトン氏・中国の李 克強前首相・クレージーキャッツ犬塚 弘氏ら死去、藤井 聡太が史上初の八冠、中露首脳会談、公正取引委員会がグーグルを独占禁止法違反の疑いで審査開始、東京都江東区区長が公職選挙法違反の疑いで辞任、ラグビーW杯は南アフリカ連覇、などがありました。
クマによる被害が過去最多を更新、千葉ではイノシシの大捕り物、福岡ではサルの出没もあり、日本は野生の動物園と化すのか?
NTT西日本子会社・カシオの個人情報流出にNauNauのセキュリティ不備発覚、全銀ネットやゆうちょの決済システムの不具合と、ITのトラブルが相次ぎました。
リニア中央新幹線の本線区間のトンネルが、初めて貫通しました。しかし、南アルプストンネル静岡県区間の着工のメドがまるで立たない現状では、列車が走る日は遠い未来の事になりそう。それでも新幹線は全国各地で、牛歩の歩みでも少しずつは工事が進んで行くのだろうが、一方でJR西日本は、芸備線の一部区間に関して協議会の設置を、国に要請しました。やむを得ない部分もあるだろうが、新幹線・幹線とローカル線の置かれた立場による格差は、ますます拡大していくよう。
月前半ではヴェネチアでバス転落、後半にはまたもインドで鉄道の衝突事故が起きました。
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≪今月この一枚≫
前回も書いたが、28日に、現在東京ビッグサイトで開催中の「TOKYO MOBIRITY SHOW」に行って、初公開となったいすゞの「エルガEV」を見てきました。具体的な感想は次回くらいに書きたいが、その帰り道の撮影です。りんかい線国際展示場前駅で待機する、東京BRTの、現行のディーゼルエンジンのエルガです。フルカラーの行先表示装置を生かして、という事か、「Happy Halloween」の表示が、「回送車」と交互に現れていました。季節毎にまた違う表示というものが、あるのでしょうか。クリスマスあたりはどんなものになるのでしょうかねえ。今現在の渋谷はどんな様子なのかは分からないが、ドンチャン騒ぎがハロウィンの本質ではないだろう?静かに、まったり過ごすのも、一興では?
東京BRTは今年4月にプレ運行(二次)に移行、幹線ルートが延伸して、国際展示場駅まで乗り入れました(土休日のみさらに一部が東京テレポート駅まで運行)。同時に大半の運行が、京成バスから東京BRT社に委ねられています(連節バスエルガデュオ…後方にいるが…のみ引き続き京成バス)。今後は、東京オリ・パラ選手村跡地の再開発用地への乗り入れも含めた本格運行を目指す事になります。運転手をキチンと確保できるか、という懸念もあるが、一日も早く本格運行に移行し、「BRT」の名にふさわしい運行体制となる事が、期待されます。「エルガEV」が走る日は、来るかな?
(本日更新の本体の表紙画像も同時に撮ったが、別のものを公開しています)
当ブログでは直接のコメントは受け付けません。何かありましたら、引き続き本体の「日本の路線バス・フォトライブラリー」上からメールを下さい。折返し返事をしたいと思います。質問がありましたら、やはり本体上からメールを下さい。解かる範囲でお答えをしたいと思います。質問と答えは当ブログにも掲載します。
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《What's New》
29日 「ハイパーカミオカンデ」 建設現場初公開
30日 キオクシア・ウエスタンデジタル 経営統合の交渉中断
31日 「アニメ東京ステーション」 池袋にオープン
「アニメ東京ステーション」は、ニュース報道の映像ではチラッと、電車の先頭部のモックアップが並んでいたように見えたが、何だろう。一度行って、確認してみないと。
埼玉の方でまたおかしな事件が起きていて、日本シリーズと並行して大騒ぎになっています(とばっちりで、蕨市コミュニティバスが全面運休になった)。日本の内も外も、息が詰まりそうなくらい騒々しい。穏やかな日々は、いつ戻ってくるのか。
来月も、今月同様に3日おきくらいのペースでの更新になると思います。よろしくお願いいたします。
№2717 山陰~北陸~東海 JR西日本のローカル線を追う 5〔終〕.湖西~草津~関西本線 大回りで帰路に
3日間の山陰~北陸~東海の、主にJR西日本の路線を巡る旅も、最終日となりました。
最終日は、ローカル線…とは呼びにくい路線が中心になるが、名古屋まではストレートに北陸本線~東海道本線…ではなく、大回りして帰路に就きます。湖西線も草津線もまた、久しぶりなもので。
9月 5日(火)
改めて、現在の敦賀駅。新幹線駅は開業しているが、在来線部分はどう変わっていくだろうか。左手のバスは、敦賀海運。
在来線ホームから、西側を見る。新幹線の、本線の高架橋は、現在は行き止まり。
金沢からの〔しらさぎ2号〕が到着。この方向から来る特急は、見納めになる。新幹線高架橋との組み合わせは、今のうち。
敦賀7時17分発、近江今津行4842Mで出発。と、ちょっと早いのだけれど、湖西線の近江塩津~永原間は、普通列車はこの後は2時間以上空いて、9時23分(姫路行新快速)になってしまう。ホテルが駅前で良かった。クモハ521-5の2連。側線には521系3次車がいて、顔つきの違いが分かる。
出発すると、すぐ左手に、新幹線の敦賀基地を見る。
この後ループ線を経由して滋賀県に入り、近江塩津へ。学生が多くなる。
湖西線に入って、遠くに余呉湖を見る。
近江中庄付近。この辺は、田舎だ。
近江今津駅。2面4線の高架駅。改札付近は狭いし(学生が多かった事もあるが)、ちょっと殺風景。
駅前の、湖西線の利用の促進を図ろうという看板、だけど、「乗って増やそう湖西線ダイヤ」とか書いてあるが、一昨年秋の改正で、逆に減ってしまっている(近江今津折り返しを近江舞子折返しに短縮)。
一昨日通過した小浜までは、西日本JRバスの若江線が運行されている。日中は新快速と接続。昔は近江今津側も小浜側も、もっと路線が多かったのに、今ではこの本線1本のみ。
京都行1815Mと接続。右の223系4連(1806Mで着いた所)。
敦賀の521系は、新幹線が開業したらどうなるのか。今回乗車した区間も含めて、敦賀より西はもう全区間直流で、交直両用形式を走らせる必要はなく、全面的に運用を変更する事になって、この並びは見られなくなるのではないだろうか。
(ちなみに新幹線開業後、JR西日本の在来線で交流電化区間は、七尾線の津幡から一部区間のみ、になる)
敦賀行とすれ違う。湖西線は「本線」ではなくても、本線以上に高規格だ。
北側は天気があまり良くなかったが、南側は快晴に近い。琵琶湖も美しく見える。
山科で下車し、琵琶湖線(東海道本線)に乗り継いで、草津へ。草津はまた曇りがち。どうもこの3日間、天気は不安定だ。
草津からの草津線5336Mは、221系更新車の4連。行先表示は白色LEDで、種別幕は幕のまま。
先頭のクモハ221-38に陣取る。113系が淘汰されたばかりだが、「アーバンネットワーク」においては、221系が113系のポジションを継ぐ事になるのだろう。
石部で草津行と行き違い。この列車の先頭乗務員室には技術関係(保線?)の職員も添乗していて、前面ガラス部に何やらカメラのようなものを張り付けている。
草津線もローカル線、ではあろうが、さすがに「アーバンネットワーク」の電化路線、線路の整備状態は良く、80㎞/hは出る。
貴生川の信楽高原鐵道。この鉄道ももう何十年も乗っていないし(たぶん、衝突事故の慰霊碑が完成した日が最後)、車両が再度代替わりしているので、近江鉄道共々再訪したい。線路は、草津線とは完全に切り離されている。
駅付近は人家が多いものの、貴生川より南側だと、さすがにローカル色が濃くなる。
関西本線と並んで柘植に着くが、明らかに草津線の方が、関西本線より規格が良いなあ。
柘植駅。
柘植駅の、現在の時刻表。ローカル然とした駅だが(ただし駅員は一応いる)、3方向とも、日中も1時間間隔のダイヤで、利便性は決して悪くない。
亀山行230D。キハ120の2連で、前後同じタイプに見えるが、先頭の12がロングシート、2両目の306はセミクロス。
関西本線は4年前の4月1日、あの新元号「令和」発表の日に乗って、それ以来です。
亀山到着。一昨日の岡山から延々とJR西日本の在来線を乗り歩いたが、ここで終わりになります。
反対側にはJR東海・紀勢本線の新宮行923C(キハ25×2)がいて、乗り換える乗客も、案外多い。
亀山駅。ここはJR東海の駅。駅前からはシャープ亀山工場や、近鉄鈴鹿線の平田町駅などへ行く三重交通バスが発着。
構内には315系の姿もありました。
名古屋行快速2304Gは313系の2連(クハ312-1311+クモハ313-1311)で、当然ワンマン。ある程度315系の導入が進むと、ラッシュ時も含めた名古屋~亀山間の電車列車は全部、ワンマン運転という事になるのか。
南四日市で見かけた、伊勢鉄道。
眠くて、桑名あたりまではほとんど寝ていた。
春田で運転停車し、下り普通321Gの待ち合わせ。
というのが、イマイチなんだよなあ。快速が普通の到着を待つ、というのはちょっと違う…。前にも書いたが、今は民営化の時点とは比べ物にならないくらい運行本数が多くなっているので、特に八田付近は高架化と同時に複線化、はできなかったのだろうか?
その八田を過ぎると、キハ85系が何本も留置されたまま。これから順次西浜松に回送され、解体という事になるのだろう。
名古屋に着きました。今の名古屋駅の、改札口付近の発車案内表示。運行状況に応じて、多目的な表示ができるようだ。
最初は名古屋からそのまま東に向かうつもりだったが、名古屋はまた晴れ。
そうだ、岐阜のバス(岐阜バス)を、この数年撮りに行っていないよなあ。時間にある程度余裕があって、1時間位なら撮影に充てられそう。空模様に確信は持てないが、ともかく行って見ようという事にして、大垣行の快速に乗り込みました。
その結果は、先日本体の方で公開させて頂いた通りです。一網打尽とは行かなかったが、ある程度満足できる撮影ができたのではないか、と思っています。
これも先日ご覧頂いたが、駅前には、旧名鉄揖斐線のモ510形が静態保存されていました。ピカピカできれいです。しかし、名鉄の600V電化路線が全部廃止になって、もう18年か。
岐阜のヒーロー、織田信長の像。キンピカ。
もっと長くいても良かったが、帰りは「普通」列車オンリーで、この日のうちに自宅に帰り着くためには、そろそろ岐阜を発たねばならない。13時53分発新快速2336F。
〔しらさぎ9号〕。681系6連。新幹線開業で、大変動が予想される。
EF65だ!「国鉄色」復刻だったら、ナンバープレートもクリーム色にして欲しいなあ。
琵琶島では同じ方向に向かう貨物を追い抜く。
名古屋を発ってしばらく行くと、貨物列車の右に中央本線315系、左には名鉄5000系のそろい踏み。
東海道本線はいつもながら、貨物列車の姿が多い。
相見駅は開業から、もう11年も経つのか。高層マンションが立ち並ぶようになってきた。
豊橋からの976Mは311系。JRになって初の新形式車両だが、こちらもそろそろ引退が近いか。老朽化に加えて、4両固定編成が使いづらい、という事もあるかも。
その車内。デビュー当時から、ほとんど変わっていないようだ(車いすスペースが設けられた程度か)。
西浜松は、今は211系の解体が行われているよう。もったいない気がしないでもなく、311系共々、JR他社も含めた譲渡先、はないものでしょうかねえ?
浜松では、すぐにホーム反対側から接続する840Mは掛川止まりなので、その次の、熱海まで直通の460Mに乗ります。右の211系3連。
この熱海側に、313系3連が増結。6連で熱海に向かう。
相変わらず、貨物列車が多い。幹線とローカル線では、線路の規格の違いが歴然。
静岡近くでは、富士山が目の前にはっきり見えました。
が、富士の近くでは、雲に隠れてしまっている。青空が長続きしない。
丹那トンネル。
熱海でE231系を見ると、ついに帰ってきたなあ、と、いつもながらの感慨がわいてきました。今のホームの表示はカラフル。
これで3日間の旅は完結、21時前には自宅に帰って来れました。
JR西日本に限らないが、やはり幹線とローカル線の格差は、特に地方部ではあまりに大きいと、改めて実感させられました。もともと沿線の人口、ひいては日常的に鉄道を利用する人が都会より少ない、という状況に置かれている(こんな事今さら言うまでもない事だが)以上、特急・急行がない、かつてはあっても廃止になったとかで都市間輸送がなくなると、地域の足としてだけでは、支えるのが非常に難しくなる、というのはJR各社が公表している各路線の運営状況から見ても、明らかだと思います。むろんJR各社の経営努力というのも必要だろうが、それだけではもう支えきれない路線も多々あるのは、間違いないです。といって廃止になったら困ってしまう、という人々が少なからずいるのも事実だが、沿線の行政、場合によっては国政も、地方の公共交通をどう維持するのか(鉄道だけでなく)、関係者皆で考えなければならない事だろうと思います。JR西日本のローカル線に関しては、来年前半も、中国山地を走る路線に乗って、現状を確かめてみたいと考えています。
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当ブログ上からでは発表できない緊急の事態が発生した時は、本体でお知らせします。
前回の予告通り、「TOKYO MOBIRITY SHOW」に行ってきました。この手の「ショー」に行ったのは、初めてでした。仕事帰りなので「アフター4」チケット利用、16時過ぎの入場だったが、人多かったです。わき目も降らず、「エルガEV」を中心に商用車ブースを見てきました。エルガEVは一般の関心、高かったですよ。ただ正直な所、実用化にはあと数年かかるのでは、という感触を持ちました。まだ基本的なスペックのほとんどが数字となって公表されていないし、走行ユニットやバッテリー等も公開されていないし、何より、どんな形であれ、いつ実際に走行する姿を見る事ができるのか、という点が定かになっていませんでした。中国勢の台頭に加えて韓国・ヒョンデのEVの発売という話もあるし、これ以上は時間をかけられないとは思うのだが。もう少し詳しい感想は、来月書く事にします。バスは結局、全体でエルガEVだけでした。少々寂しい。
《What's New》
26日 中国大手不動産「碧桂園」債務不履行 クレジットデリバティブ決定委員会判断
27日 池袋暴走事故 1億4600万円余り 賠償命令
28日 臓器移植法の脳死判定が1000件 日本臓器移植ネットワーク発表
日本シリーズ第1戦はこの記事の更新の直前、阪神の勝利で終了しました。「阪神なんば線シリーズ」として、鉄道ファンにも注目の今対戦、明日以降はどうなる?
№2716 山陰~北陸~東海 JR西日本のローカル線を追う 4.転換間際の北陸本線と 越美北線のいま
この日の後半は、北陸本線で福井に向かい、越美北線で九頭竜湖まで乗って、そのまま折り返して帰ってきます。越美北線も去年乗りたかったが、台風による混乱で乗れずじまいになってしまいました。そして、北陸新幹線・金沢~敦賀間が開通すると、北陸本線は並行在来線として、第3セクター鉄道に転換される事になる。福井県内は「ハピラインふくい」に転換されるが、という事は、JRの乗車券、ひいては「青春18きっぷ」では乗れなくなるので(特例措置が造られるだろうとは思うが)、「青春18きっぷ」で福井に行ける今年のうちに、何としても乗りたい、と考えていました。
この日は敦賀に宿泊。駅近くのホテルで大きなバッグを預かってもらい、身軽になってふくいを目指す。
敦賀駅の改札口。ICOCAエリアなので自動改札機も入っているが、古めかしくて少々狭い。新幹線開業後は、在来線改札も何らかの手が入るのだろうか。金沢行〔サンダーバード〕〔しらさぎ〕の表示も、間もなく見納め。
新幹線敦賀延伸が来年3月16日と確定、イコール北陸本線の第3セクター移管も確定。という事で、定期券の発売は、徐々に制限されていく事になる。福井方面は、まもなく6ヶ月定期の発売が終了、という段階。
北陸本線1241M。クモハ521ー47の2連。北陸本線のダイヤが少々乱れがちで、この編成は発車間際の入線になった。どこにどう並べば良いのか分からない乗客が大半。ホームは長く、しかし列車は短いのに、大都市のような乗車目標が、ホームにない。待ち人が多いのに。
現在の、北陸関連のICOCAエリア。
いきなり端折ります。福井駅到着。右側は、後を追ってきた〔サンダーバード17号〕。
「サンダーバード」の名前自体は残るようだが、「金沢」の表示との組み合わせは、あと半年で見られなくなる。
越美北線725Dが出発する2番ホームは欠き取り式で、改札口からの階段から相当遠い。新幹線開業後は特急がなくなり、ホーム運用に余裕が出るはずだから、もっと階段から近い位置に発着させるよう、改善されるべき(ハピラインの判断にも拠るだろうが)。
越前花堂の手前で北陸本線と別れ、新幹線の高架下をくぐると、しばらくは平穏な農村地帯。
簡素な無人駅が続くが、一乗谷駅はかなりデコっていた。去年、県立の「一乗谷朝倉氏遺跡博物館」(後方の建物)のオープンに合わせてリニューアルされたようだ。一乗谷は、一時は明智 光秀が隠遁生活を送っていた場所でもあって、3年前の「麒麟がくる」では、たいそう賑やかな街として描かれていて、少々びっくりしたものだ。博物館を訪れる人が、越美北線を利用してくれるようになるといいのだが。
2004(H16)年7月の豪雨災害でここから美山の間が約3年不通になり、西日本JRバスによる代行輸送が行われて、撮影もした(本体にキュービックの画像を出しています)。だから一乗谷駅に降りているはずなのだが、どうも駅の記憶がないなあ。
その豪雨災害で流出した、第七足羽川橋梁。まだ真新しく見える。
山間部にある美山駅。ここは行き違い可能。途中の越前東郷駅も行き違いができていたが、今は棒線化。
次の越前薬師駅の、待合室に掲げられている時刻表。下り8本・上り7本のみ(1往復は工事運休日あり)。
越前大野駅を出発。越美北線の中間では、一番大きい駅。
次の越前田野駅の先で交差する、大野油坂道路。この区間(大野~勝原間)は、3月19日に開通したばかりらしい。中部縦貫自動車道の一部でもあり、将来的には高山を経由して松本まで結ばれるらしい(一部は東海北陸自動車道と共用)。それがいつになるのかは分からないが、こんな高規格道路が開通しているようでは、貧弱なローカル線ではどこまで太刀打ちできるものなのか。
再び山間部になって、勝原駅。ここまでは1960(S60)年12月15日に開通。
この先九頭竜湖までは、ちょうど12年後の1972(S47)年12月15日の開通でした。まだ開通して50年ちょっと。
いきなり、長大トンネルに差し掛かる。全長5,251mという荒島トンネル。
越前下山駅。
この区間は、昭和40年代以降建設の路線の特徴として、ローカル線ではあっても、ある程度は規格が高くなっています。長いトンネルが多いし、踏切がない。
終点の九頭竜湖駅。今はこんな大きな駅舎なんだ。民営化直後に、この建物になったらしい。
駅前のバス停。大野市の市営バス。
ここでまた、年齢がバレる画像を出すが、これは1986(S61)年9月17日の撮影です。殺風景な無人駅でした。駅前にいる国鉄バスは、美濃白鳥から着いたいすゞBAナローです。この日は、当時はまだ長良川鉄道に転換する前だった越美南線で美濃白鳥に着いて、このバスに乗り継いで到着したものでした。国鉄バスの営業所は美濃白鳥にもあったが、これは大野〔営〕の車両です。当時は大野市にもある程度、国鉄バスの路線がありました。
ホームも簡素でした。キハ23+キハ20形の2連。
今の九頭竜湖駅ホーム。以前もご覧頂いたが、ホームは結構デコっていたが、列車は短くなりました…。
今の九頭竜湖駅は、簡易委託駅で、乗車券の発売もあります。「道の駅九頭竜」が隣接していてそれなりに賑わっているようだが、「道の駅」と称する通り、鉄道の方は向いていないかも知れない。これが鉄道の利用に結びつくかは、ちょっと…。
九頭竜湖駅の線路の終端。本当なら油阪峠を越えて、越美南線と結ばれるはずだった(国鉄バスはその先行の要素があった)が、もはやその可能性はなくなり、バスも廃止となって、公共交通で九頭竜湖から美濃白鳥を目指すのは、不可能になってしまいました。
滞在時間わずか10分、折り返し726Dで、福井に戻ります。
行きは全く行き違いがなかったが、帰りは美山で、越前大野行727Dと行き違い。
一乗谷駅の近くの、西山光照寺の跡。
越前花堂駅の先で北陸本線と合流し、福井に戻る。越美北線は、全線が戦後の開通の比較的新しい路線だが、やはり北陸本線とは違いすぎるな、というのが実感。
越美北線も利用状況が悪く、近年は常に廃止のうわさが立っているようです。列車の本数が少ないし。少なくとも、福井~越前大野間の利用がもっと増えないと、確かに先行きは厳しいかも。仮にも大野は「市」なのだし、かつては旧京福電鉄の路線もあったほどで、もう少し利用が多くても良さそうなものだが、先の通り高規格の自動車道が開通すると、ローカル線は一気に苦しくなるね、という事になる。その辺はJRだけでなく、関係自治体も考えて欲しい。
さて、敦賀へ戻る事になるが、「青春18きっぷ」だし、JR西日本時代に乗るのは、たぶん最後になるはず。なので、途中下車もしてみました。
福井からすぐに接続する北陸本線1244Mは武生止まり。
なのでその手前、大土呂で降りてみました。もちろん無人駅だが、この後帰宅の学生で賑わう事になります。
次の246M(ちなみに521系の4連で、今回乗車したJR西日本の在来線では初めて、車掌が乗務していた列車になった)に乗ったら、武生付近は土砂降りになってビックリ。今庄付近では止んだが、スマホのニュースアプリの気象情報を見たら、発達した雨雲がちょうど、武生付近にかかっていたのでした。
南今庄でも降りてみました。ホームに待合室があるだけの、さらに簡素な駅(ただし手前の青い小屋にICカードリーダーがある)。駅付近には人家はなく(集落はかなり離れている)、特急が行き来していても、「秘境駅」の装い。
もうすぐ見納め、JR西日本スタイルの駅名標。ハピラインになったら、どんなデザインになるのか。
〔サンダーバード36号〕。683系もここでは、見納めだろう。683系はまだしも、681系はどうなる?相当廃車が発生する事になりそうだ。
この後の250Mで、敦賀に戻ってきました。途中通過の北陸トンネルは13,870mあるが、現在のJR以外のトンネルの最長は、えちごトキめき鉄道・日本海ひすいラインにある頸城トンネル(11,353m・中間に筒石駅がある)。なので、この区間がハピラインに転換されると、北陸トンネルはJR以外の鉄道で最長のトンネル、という事になります。どちらも、北陸本線の抜本的な改良の副産物として生まれたトンネルでした。
最後に、敦賀を発つ時には見落としていたのだけれど、正式に来年3月16日開業と謳った、北陸新幹線敦賀延伸のポスターがありました。
翌日の最終日は、湖西線・草津線・関西本線経由で名古屋に出て、東海道本線の普通列車乗り継ぎで帰ります。
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京急・京成・北総・東京都(浅草線)は昨日、11月25日のダイヤ改正に関するリリースを出しました。
京急 … 〔イブニング・ウイング14・16号〕は「Le Ciel 」4連による品川→金沢文庫間の設定となり、8連の快特に併結するスタイルとなる(京急蒲田・京急川崎・横浜ではドアが開かず、乗降はできない)。土休日の「ウイングシート」は、運用開始時刻が繰り上がる一方、昼以降は60分間隔の設定となる。平日朝ラッシュ時の上り快特(「B快特」)のうち1本を、全区間特急の運行に変更。下り堀ノ内→浦賀間特急を神奈川新町始発に、羽田空港→京急蒲田間普通を金沢文庫行急行に延長。土休日23時台に羽田空港発品川行急行・金沢文庫行特急を増発。「エアポート急行」→急行に変更(停車駅変更なし)。
京成 … 成田空港22時40分発〔スカイライナー〕を増発、22時台は20分間隔で出発。成田空港発夜間の通勤特急は快速(京成上野行)に変更。この他利用状況に応じて運行本数を見直す他、一部列車の時刻・運行区間・種別を変更する。京成は全線時刻表を発売(11月16日から 600円)。
北総 … 前回改正で新規設定した新鎌ヶ谷折返し列車のうち、平日2往復・土休日6往復を矢切まで延長、東松戸からの武蔵野線利用の便を測る。
都営地下鉄浅草線 … 一部列車の時刻・行先・運行区間を変更。
全容は11月中旬にならないと分からないようだが、特に京急はコロナ禍以降、〔イブニング・ウイング〕の縮小が目立ちます。他社では、ライナー列車はむしろ拡充傾向にあると見えるのだが、京急は朝方上り(B)快特も減少しているし、ラッシュ時の利用の減り方が、他社以上に大きくなっている、という事なのか?
いすゞは今日、待望されていた国産EVノンステップバス「ERGAEV」を発表しました。「JAPAN MOBILITY SHOW 2023」で公開します。これまで同社の、ショーの特設サイトでは1台がシークレットになっていて、これがEVバスだろうと思っていたのだが、やっぱりね、という所です。一般公開初日の土曜日に、見に行く予定です。
(発売は2024(R6)年度を目指すとしている)
伊予鉄道市内線の「坊ちゃん列車」が、来月から当分の間、運休になります。ご多分に漏れず、運転士不足が理由としています。
《What's New》
23日 日本大学への補助金 3年連続全額不交付 日本私立学校振興・共済事業団決定
24日 IAEA 福島第一原発調査 処理水放出開始後初
25日 「性別変更」特例法の規定は憲法違反 最高裁判断