№2670 新京成電鉄の駅 2023年6月15日
6年前・2017(H29)年7月15日の№1714で、「ひと昔・ふた昔前 私鉄の駅」シリーズの一環として、千葉県の新京成電鉄の駅を取り上げました。しかし、キチンとした記録を取らない悪癖が出て、あやふやな記憶のみを頼りに画像を出してテキストを書いたため、あまりに間違いが多くて、大森 重宏様からの指摘もありまして(改めてお礼申し上げます)、「あまりにひどいので全部撮り直す」みたいな事を書きました。
コロナ禍の真っただ中でもあったし、その後私の腰痛もあって機会を見つけられないままだったが、今日からの「千葉県誕生150周年記念 鉄道5社共通1日乗車券」発売に背中を押される形で、今日、一気に全部の駅を新しく撮りました。ここに公開させて頂きます。
20年位経てば当然、どの駅も昔とは姿が違ってきています(特に鎌ヶ谷市内では連続立体化事業で駅そのものが高架化)。昔と同じポイントで撮影しているわけではないので、単純な定点撮影にはなっていません。その点はご了解ください。近年は駅ナンバリングが施されているので、それも付与しておきます。松戸から京成津田沼まで、単純に昇順で並んでいるだけですが。
松戸 まつど SH01
上本郷 かみほんごう SH02
松戸新田 まつどしんでん SH03
みのり台 みのりだい SH04
八柱 やばしら SH05
今は左手に商業ビルが建ちました。
常盤平 ときわだいら SH06
バスは松戸新京成バスです。
五香 ごこう SH07
この駅の駅名標には、「鉄道むすめ」の新京成電鉄代表、「五香 たかね」のイラストのステッカーが貼りつけられています。
元山 もとやま SH08
今は南側に商業ビルが建てられているが、1Fはテナントがいないようだ。
くぬぎ山 くぬぎやま SH09
北初富 きたはつとみ SH10
地上時代同様、相対式です。
新鎌ヶ谷 しんかまがや SH11
ここは島式ホームで、定期列車の設定はないが、1番線から松戸方向に折返しができます。下の線路は東武アーバンパークライン(野田線)。
初富 はつとみ SH12
ここも地上時代同様、島式ホームです。
高架化された3駅は、駅そのものは完成しているが、周辺の整備はまだまだこれから、という感じ。
鎌ヶ谷大仏 かまがやだいぶつ SH13
ここは現在は、渡り線が撤去されています。到着する8800形は、京葉ガスの広告ラッピング編成。8800形は、車内をリニューアルした編成がいくつかありました。
二和向台 ふたわむこうだい SH14
三咲 みさき SH15
駅の東側はバスの発着場所になっています。バスは船橋新京成バスになりました。
滝不動 たきふどう SH16
高根公団 たかねこうだん SH17
高根木戸 たかねきど SH18
習志野と取り違えた駅です。改めて申し訳ありません。当時のジャスコが、今はイオンです。
コンコースには大きな「五香 あかね」のイラスト(2等身ver.)が。
(高根公団にはなかったようだ)
北習志野 きたならしの SH19
東葉高速鉄道接続駅となって、まるっきり変わってしまいましたねえ。東葉高速は地下で、連絡改札も設けられています。緑のバスは船橋新京成バスの習志野車庫車(旧習志野新京成バス)。
習志野 ならしの SH20
改めて習志野駅の画像をご覧いただきます。思いのほか小駅。
薬園台 やくえんだい SH21
移転後の姿、になります。
前原 まえはら SH22
新津田沼 しんつだぬま SH23
京成津田沼 けいせいつだぬま SH24
営業は京成に委託の形になっているが、5・6番ホームには新京成の職員も常駐しているようです。
なお、新京成の列車は現在全て6連になり、ホームは基本的に、各駅とも計2両分は立ち入れなくなっています(新津田沼はそのまま。トイレなどの配置のためか)。利用の減少というよりは、北総鉄道や東葉高速鉄道の開通で利用が分散され、松戸・津田沼の二極集中ではなくなった事が大きいと思います。
現在の新京成は、「ジェントルピンク」をベースにした新CIが導入され、各駅の駅名標もこのCIに基づいた新デザインになっています。電車も全て、新色になりました(バスも新色が導入されているらしいが、今日は見かけなかった)。駅もかなり姿を変えているが、昔のままの姿を残している所も、確認できました。ただ、どの駅も遠隔システムが導入されていて、特に松戸新田は、降り立った時間はちょうど駅員が不在で、インターホン越しに一日乗車券を見せて、自動改札を開けてもらう形態でした。今後も、いろいろな所で、業務形態の見直しが(あるいは列車も含めて)行われていくのでしょう。
ともかく、スッキリしました。駅から見る今の新京成電鉄の姿、どのような感想をもたれたでしょうか?
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ところで、今回敢えて言いたい事があります。
今回利用した「千葉県誕生150周年記念鉄道5社共通1日乗車券」です。京成・新京成・北総・芝山・小湊各社の全線に1日乗り放題です。
(東京都内も可)
紙券で、左側の車両が描かれた部分は、右側の乗車券部分を切り離して絵葉書として使用できます。
しかし当然ながら自動改札機は通過できず、駅の係員に見せる(あるいは遠隔のインターホンにかざす)必要があるが、新京成の駅は皆、いわゆる「有人ブース」がない上に、係員がいる通路の前には、鉄製の柵が通常塞がれていて、いちいち開け締めなければならない。駅によっては、私が「ラッチ」を開け閉めしなければなりませんでした。はっきり言って、少々腹立たしく感じたのは事実。乗客にやらせるのは、間違っているのではないか?こんな事なら、1日乗車券(今回のもの以外のタイプも含めて)も磁気券にして、自動改札機を通れるタイプにすべきではなかったか?バリアフリーの点でも(車いすの通過など)問題ではないか。ちょっと考えて欲しい所です。
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先日亡くなったイタリアの元首相ベルルスコーニ氏の国葬が、昨日ミラノで行われました。去年の安倍元首相の国葬がスッタモンダになった事を思い返せば、ずいぶんあっさり「国葬」になったものだと、正直驚きました。しかも様々汚職疑惑が取り沙汰された人物でもあるし。国の決まり事でもあろうが、お国柄、でしょうか?