「JTB時刻表2023年6月号」は先月末発売になったが、出かけていた事もあって、少々遅くなりました。
5月号の予告通り、今月号から、定価が1,375円(本体1,250円)に値上げになっています。
表紙は、小海線・野辺山~信濃川上間の「HIGH RAIL 1375」。
「のりもの情報局」は、「玄光社『水戸岡鋭治著「デザイン&イラスト図鑑」』発売中」「御在所ロープウェイ『6月記念日乗車券』発売中」。
読者・達人セレクト 今すぐ食べたい「駅そば」
「駅そば(うどん)」というと、最近では、関東で言うとJR東日本の「いろり庵きらく」や小田急の「箱根そば」、京急の「えきめんや」など、鉄道会社の系列会社によるチェーン展開が目立つ。が、あくまで「エキナカ」としての展開で、駅舎内等にあるのが大半(上大岡の「えきめんや」は、京急百貨店1Fのフードコートにある)。そういえば、ホームにある「駅そば」は、少なくなってきているような気がする。ラストのコラムで触れられているように、駅弁と同じく、独立した経営は、難しくなってきているのかも知れない。列車の運行形態の変化も大きいだろう。昔はプラ製の容器別払いで、列車内に持ち込んで食べる事ができた所が少なくなかったが、近頃は田舎の列車もロングシートで、車内でそば・うどんをすするなんてマネ、できないからねえ。
名古屋駅新幹線ホームの「住よし」は、この前立ち寄ってみました(上りホームにもある)。夕方だったので、きしめん自体はあったが、終わっているトッピングがいくつかあった。全ての店で共通だろうが、遅い時間になると、麺自体はあっても、てんぷらとか、キツネとかのトッピングがなくなっている事が多いので、この点は要注意だろうか。中京圏の「駅そば」は、アルコール類を置いてあったのが他にはない特徴だと思ったが、今はどうなんだろう?
なお、横浜市では別に「濱そば」というチェーンがあり、戸塚駅には「いろり庵きらく」(地下改札内)と共に「濱そば」もあります(橋上駅舎改札外)。横浜駅に復活したというのが数年前話題になったほか、保土ケ谷駅ではホームにあります。
特集のページ
「NEWS」の4文字は、埼玉高速鉄道2000系。3月18日より新横浜にも姿を見せるようになったが、開業時からの車両なので既に23年経っている。単純に8連化するものなのか(もう少し古い東急3000系も8連化しているから、ないとは言えないが)。
保守工事による運休の一覧表があるが、代行輸送がない区間がほとんどだ。大半はローカル線で日中の輸送量が少なく、あらかじめ予告しておけば大丈夫だろう、という判断か。
(5月30日の日豊本線は、実際に全面運休になるのは、西都城~国分間。〔きりしま〕が全区間運休になる)。
夏の臨時列車が発表になったが、〔夏のいばらきフラワー号〕(8月19日運転)は宇都宮~小山~石岡間の運行とは、どうにも「特急」らしからぬ運行区間だと思う。特に、JR東日本のこの1~2年の行楽対策の臨時列車は、ほとんどが特急としての運行になっています。
6月17・18日に青森で「東北絆まつり2023」の開催があり、JR・青い森で臨時列車が運行。JRは奥羽本線で特急〔東北絆まつり〕を1往復運行(E751系だが〔つがる〕ではない)。青い森は1往復、盛岡発着のIGR直通臨時快速が運行(6月17日のみ)。
〔WEST EXPRESS銀河〕は、7月は京都~出雲市間(伯備線経由)で運行。往復とも夜行。9月は京都~新宮間で運行。新宮→京都は昼行。
会社線は、箱根登山鉄道の〔夜のあじさい号〕の時刻が掲載になりました。4年ぶりです。事前予約が必要。この他今号は、西武のライナー列車〔S-TRAIN〕〔拝島ライナー〕の時刻を掲載。
「私鉄のフリーきっぷ」で、5月号で指摘した、東武の「まるごと日光・鬼怒川 東武フリーパス」の東武バス区間が、現状のものに訂正されていました。私鉄のフリーきっぷは、ここに掲げられている以外でも多数あり、実際今回の旅行でも、四日市あすなろう鉄道と伊賀鉄道で、全線の1日乗車券の発売を確認しています。ローカル鉄道支援のためにも、是非積極的に取り上げて欲しい。
本文
●〔富士回遊〕は、7月7日から9月29日は1往復を追加で運行する。ただし平日のみ。
下り
富士回遊71号 新宿11:32 → 13:28河口湖
上り
富士回遊72号 河口湖15:33 → 17:45新宿
停車駅:立川・八王子・大月・都留文科大学前・下吉田・富士山・富士急ハイランド
E255系2500番台で運行(指定席確認システムがない) 普通車のみ 全車指定席
下りの富士急線内は、〔フジサン特急11号〕の時刻で運行。でもなぜ平日だけなのかよくわからないが、土休日は定期列車への影響が大きくなりすぎるのかも知れない。
また、〔あずさ1・38号〕は7~9月の土休日は、松本~白馬間を延長して運行するが、両方向とも松本で乗り換えが必要になる(3連)。基本編成を直通させてしまうと、定期列車の運用分が足りなくなってしまう、のだろうか?(〔38号〕は基本編成のみの9連)。特急料金は通算され、特急券は通しで発売。
●JR東海の臨時列車では、えーっ!〔ラブライブ!サンシャイン!!〕なんて臨時急行が走るのか?(173P)
6月18日、浜松→沼津の片道のみ運行。
浜松9:18 → 11:15沼津
途中停車駅:掛川・静岡
373系(6連)で運行 全車指定席
なおJR東海の公式WEBに拠れば、発売時にトラブルがあり(JR東日本・JR西日本のネットサービスで発売するはずができなかった)、その救済のためなのか、急遽2号の追加運行が決定しています。
浜松10:02 → 11:54沼津
途中停車駅:掛川・静岡
373系(3連)で運行 全車指定席
それにしても、ここまでやるとは思わなかった。3年前の「ゆるキャン△」もだが、指定席券に堂々と、アニメのタイトルが記載されるわけです。時刻表にも載ったし(時刻表上では「サンシャイン」の次の感嘆符が1つだが、2つが正当)。是非好天に恵まれるように、そして何のトラブルもなく運行できるように(沿線の撮影地のトラブルが心配だなあ)。私は、さすがにここまではついていけませんよ…。
身延線では、6月17日に臨時特急〔身延〕を運行。
下り
静岡8:31 → 10:07身延
上り
身延12:18 → 13:53静岡
停車駅:清水・富士・富士宮・内船
373系で運行 全車指定席
運行が土曜日の1日だけだし、上りは身延出発も早めで、行楽対策にしては中途半端な設定。身延山の宗教行事対策ではないだろうか。
(18日の運行がないのは、上の臨時急行の設定があるのか?)
また、〔南紀〕はキハ85系引退で、6月24・25日にサヨナラ運転の臨時〔ありがとうキハ85系南紀号〕が運行されます。
下り
名古屋8:51 → 12:44新宮
上り
新宮13:55 → 17:44名古屋
往復とも途中営業の停車はない(基本的には臨時〔南紀81・82号〕に近い時刻)。
全車指定席。なお、グリーン車のマークがあるが(6連の前後に計2両連結)、JR東海のWEBに拠れば、JR東海ツアーズの旅行商品としてのみの発売。
この他7月8~9日にかけて、〔さよならキハ85系〕が名古屋~高山間で運行されるが、JR東海ツアーズの旅行商品のみの団体列車。
●花輪線が5月14日に運行を再開し、今号では復旧後の全列車の時刻が掲載されています。豪雨被災前と比較して、便数や運行区間など、運行形態の変化はない。被災前は盛岡を9時31分に出発していた荒屋新町行1927Dが、盛岡発9時53分となって、全体的に22~25分程繰り下がっている(〔はやぶさ5号〕から乗り換えができる)。
次号・7月号だが、いよいよ南阿蘇鉄道が7月15日に全線再開となります。朝の2往復は、JR豊肥本線・肥後大津への直通も行われます。時刻はもちろん、あるいはグラビアでも取り上げられるのだろうか?
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