№2672 台風迫る中 西へ 2.大雨の中 三重のローカル路線乗り歩き

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 2日目です。今日と明日の2日間は近鉄を中心に乗り歩きます。
 が、台風2号が日本列島に迫ってきていて、特に近畿は場所によっては、大雨の予想も。想定していた路線全部に乗れれば良いが、最低でも、この日の宿泊地・桜井にたどり着く事。これを最大の目標として、名古屋のホテルを発ったら、さっそくザンザ降り…。

 6月 2日(金)

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 ところで今回の旅、初日は名鉄に乗ったが、本来の目的は近鉄にありました。近鉄では6月いっぱいを有効期限とした期間限定の「2日間全線フリーきっぷ」を発売していまして、2日間で3,000円という、大変なお買い得品でした(名鉄の「1DAYフリー」が3,200円)。ただし、前売りオンリーで乗車当日の購入はできず、ヨソモノには使えないなあ、と思っていたところ、ネットの通信販売も行われており、これは買うしかないと思い、休みの日程に合わせてネット上で購入手続きを行ったのでした(ネットの場合は5日前まで)。6月は恐らくは、近鉄では一番の閑散期と思われるので、集客が目的だっただろう、とは思うが、ありがたいきっぷでした。

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 そのザンザ降りの中、ホテルから地下鉄の駅に向かう途中、名古屋市営バスの旧塗装復刻車両を見かけました。名古屋市営交通事業100周年という事で、様々な復刻カラーが走っているようです。

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「楽」が、リニューアル前のまま…。

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 近鉄は、時刻表のスタイルが、他鉄道と同様の、種別・行先に関係なく(特急は分けられている)、発車時間帯のみで区切った横書きスタイルになっていました。今春改正から?

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 最初は三岐線に乗るべく近鉄富田へ向かうが、7時48分発準急が、そのまま先行。

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 近鉄富田8時49分発西藤原行は、旧塗装復刻の101F。今のように西武中古で固められる前、オリジナル車両で運行されていた当時のカラーらしいが、私が初めて三岐鉄道に乗った時は、既に現行イエロー+オレンジの西武中古オンリーになっていました。
 それにしても強い雨降りが恨めしい。元西武401系だから今後いつまで走るか確かではなく、晴れの日に1日時間を撮って、改めて撮りに行きたいと思うが、いつになるやら。今日は西藤原までの往復のみ。

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 田園地帯を行く。雨降りも趣きはある、と感じるが…。

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 丹生川駅構内に展示されている、小型DLとタンク車。

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 元西武新101系の751系。これ、まだキチンとは撮っていないんだよなあ。

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 終点の西藤原駅。SLを模した駅舎だが、この中には簡易郵便局が入っています。

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 構内の保存車両群。

 残念ながら雨降りだし、時間もないのですぐ折り返し。

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 近鉄富田駅は、北側は三岐鉄道管理の駅舎だが、クジラを模した駅舎になっていました。駅前交通広場が整備され、三岐鉄道バスの発着があります。

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 次は、近鉄四日市から湯の山線。

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「開湯1300年」を記念する方向板が、両側の正面に掲げられていました。

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 湯の山温泉駅も雨。ここもすぐ折り返すだけ。ちょっと駅舎を撮っただけで、時間が無くなってしまった。

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 最近の近鉄電車は、このようなデザインでリニューアルされている車両が多い。

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 その次は、四日市あすなろう鉄道。あすなろう四日市駅。前に来た時の違いは、ICOCA導入による、ICカードリーダーが設置された事。近鉄から分離された三重県下のローカル路線で、ICカードを導入したのは、ここが初めて。

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 鉄道むすめ「追分あすな」と、トリックアート。

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 方向板は、イラスト入りになっていました。内部系統は、ゆりかもめ(四日市市の鳥だそう)。

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 いきなりで申し訳ないが、内部線終点の内部。

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 駅前には、交通広場が整備されていました。バスは入って来ない模様。

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 車内のデジタル運賃表にも、「追分あすな」登場。

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 日永まで戻って、今度は八王子線西日野行に乗り換え。

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 西日野系統の方向板は、サルビア(四日市市の花)が描かれています。

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 西日野駅。

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 昔の八王子線は、その名の通り、さらに先の伊勢八王子まで走っていました。それに着いて記した案内板。乗ってみたかったが、50年近く前の廃線(1974(S49)年)では、チャンスはなかったろう。

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 四日市あすなろう鉄道には一日乗車券があるが、今回は手持ちのPASMOで乗りました。帰宅後、横浜市営地下鉄の駅で履歴を印字してみました。最後に3行があすなろう。「あすなろ」と表記されるかと思っていたが、「四日市あ」表記。

 近鉄四日市駅から、青山を越えて伊賀鉄道の訪問に向かう、が、三重県の南部はかなり雨が激しくなっているらしく、宇治山田行急行は急遽、伊勢中川で打ち切りになってしまった。明星以南が止まっているらしい。
 大阪線は若干遅れを出しながら、何とか運行されている。東青山まで普通電車。2連だが、大阪線は車掌が乗務している。

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 雲出川も、増水しているようだ。

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 大三付近。
 榊原温泉口で、乗客は自分一人になってしまった…。

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 東青山で、後続の急行に乗り換え。遅れていたが、なんとか走っている。「ひのとり」通過待ち。

 伊賀神戸では、すぐに接続の電車が上野市まで、伊賀上野には行けないので、次の電車を待つ事にして、その間ホームから近鉄電車を眺めていた(動画を撮っていた)。

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 №2665でも書いたが、本来五十鈴川行の急行が、松阪止まりになっていた。現在の大阪線の急行には、松阪行という列車はない(快速急行にはある)。

 上野市経由伊賀上野行が来た。車内で発車を待っていたら、向かいの席のJK達のスマホから突然大音量の警報音が鳴り、ややあって自分のスマホでも音が鳴った。ビックリした。

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 伊賀市の緊急速報。ええっ、新居って、これから行く所?

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 現在の伊賀鉄道の営業体制は、こんな感じ。駅員がいるのは、上野市と茅町のみ(茅町は時間限定。この他伊賀神戸には近鉄、伊賀上野にはJR西日本の駅員がいる)。

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 伊賀鉄道転換後、2018(H30)年3月17日に開業した、四十九駅。イオンモールの最寄り駅だそうで、やはりここもイオン頼みか。今回は通過のみ。

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 今回往復で利用した、101F。青のくノ一ラッピング。これもまた、松本 零士先生の遺産。
(伊賀鉄道のWEBにも、お悔やみのメッセージが発出されていました)

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 荷物棚には、忍者のぬいぐるみが。

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 伊賀上野駅の、伊賀鉄道の乗り場を示すサイン。忍者が描かれています。時刻表は、旧来の近鉄スタイルをそのまま引き継いでいる。
 結局のところ、伊賀鉄道自体は、(少なくとも私が往復した時点では)通常通り運行していました。しかし、案の定JR西日本関西本線は、終日運休が決定していた。

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 川も増水していた。沿線は何ともなかったように見えたが。

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 最後に、伊賀神戸駅の101F。

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 近鉄の伊賀神戸駅時刻表。大阪方面行。下部の注釈を見ると、終点から種別を変更してその先へ直通する列車が多いようだ。名張はあったが、今は五位堂まで普通、その先急行、という列車が、数本あります(東京でも発売している公式の全線時刻表には記されていない)。

 これで、この日乗りたかった路線は、全部乗れました。近鉄大阪線に若干の遅れがあった程度で、何とか当初の想定通りに事が運んでくれて、私の場合は幸運でした。
 桜井に着いてみると、近鉄は通常通り運行だったが、JR万葉まほろば線(桜井線)も大雨の影響で終日運休。227系が1編成留置されているだけで、ホームには人影が全くなかった。和歌山線や、大和路線(関西本線)も全部止まっているらしい。翌日にも影響が出るようだ。
 しかし、近鉄の駅で1時間様子を見ていたが、JRが止まっていた割には、その代替の利用というのは、いなかったように見えた。この大雨だから、早め早めに帰宅したのかも知れない。

 この後、駅近くのホテルに投宿。無事に終了して、何より。
 明日は、東海道新幹線・東京~名古屋間は正午頃まで全面運休になるらしく、帰宅の頃に動いてくれればよいが、とにかく天気に左右される一日となりそうです。早めに名古屋に向かう事も、考えなければならないだろうか。

 当ブログでは直接のコメントは受け付けません。何かありましたら、引き続き本体の「日本の路線バス・フォトライブラリー」上からメールを下さい。折返し返事をしたいと思います。質問がありましたら、やはり本体上からメールを下さい。解かる範囲でお答えをしたいと思います。質問と答えは当ブログにも掲載します。
 当ブログ上からでは発表できない緊急の事態が発生した時は、本体でお知らせします。


 北海道の〔はこだて号〕事故は、大変な惨事になってしまいました。亡くなられた方々のご冥福をお祈りします。バス運行の北都交通は早々に謝罪のコメントを出しているようだが、当記事更新時点での報道では、どちらに過失があるのか分かりません。もう少し調査を待たないと、迂闊な事は言えないし、言ってはならないと思います。今日は東海北陸道でもトラック同士の衝突事故があって双方の運転手が犠牲になっているし、原因がどこにあるにしろ、道路上の安全対策は、もっときちんと追求されないといけない。

《What's New》
19日 日本郵便・ヤマト運輸 メール便・薄型荷物分野の協業発表
20日 千葉県長生村議会 議長に2度目の辞職勧告
21日 立憲民主党 小沢 一郎氏ら15人 新グループ「一清会」発足
 ヤマト運輸というと、トラック輸送による機動力を武器に、郵便事業に対抗・圧倒していたイメージがあったのだが、JALと組んだ航空輸送への参入もあり(専用機の改造が始まっている)、ドライバー不足や環境対策もあってか、いつまでも自前だけでやっていくのは、難しくなってきているのだろう。「アマゾン」や、残業代未払いの問題もあったし。個人的に望むのは、(ヤマト以外もだが)現在は限定的な取り組みに終わっている、ローカル鉄道の列車を利用した宅配便荷物輸送を、JRなど鉄道各社とも協力して、面的に拡大して欲しいという事。ローカル鉄道の維持のためにもなるだろう。
posted by 菊池 正人 at 23:00Comment(0)旅行

№2671 台風迫る中 西へ 1.名鉄豊川・広見線の今

 今月頭、3連休になったのを機に、西へ出かけてきました。№2664でも書いたように、我が家の台所がリフォームして、しばらく炊事ができなくなるという事もあり、「良いタイミング」という事もありました。
 最初は金・土の2日間で近鉄線を中心に乗る予定だったが、木曜日も休みにしてもらえたので、その1日は名鉄線、という事にしました。
 台風2号の日本接近が少々心配、でした…。

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 6月 1日(木)

 早朝戸塚を発ち、まず豊橋に向かう。

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 早朝戸塚駅まで長々歩くのはさすがにしんどくなってきて、地下鉄の一番で乗れる列車を選択しました。戸塚5時38分発、725M小田原行。

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 小田原で連絡する熱海行723M。平塚始発で、増結編成の5連。

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 熱海からJR東海。浜松行425M。211系+313系の6連。

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 浜松は一時晴れたので、乗り換えの列車を1つ後にして、駅前で遠州鉄道のバスをウォッチング。今現在、回送の行先表示はこんな感じ。

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 大垣行新快速2313F。浜松~豊橋間は静岡側と名古屋側の車両が入り混じって走る形。

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 刈谷駅4番線の工事の中吊り広告だが、左側はもういらないんじゃないか?

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 西浜松には、解体待ち?のキハ85系の姿が多数。211系も見られました。

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 豊橋から、名鉄線に乗ります。今回はこの「名鉄電車1DAYフリー」を利用しました。

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 豊橋からの急行。まず、国府を目指す。

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 豊川線沿線では、八幡駅の近くに4月になって「イオンモール豊川」がオープン、キャンペーンを行っています。

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 現在の豊川線は、日中は線内折り返し運転が30分間隔。6500系2連のワンマン運転を行っている。

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 八幡駅付近の高架線から見る、イオンモール豊川。幕張豊砂も前潟も綾川も、どこもかしこもイオンモール頼みだが、これで鉄道の利用が増えてくれるならいう事はない。ショッピングセンター側も、もうマイカー頼みではなく、積極的に公共交通機関を利用する方向にもっていってもらいたい。

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 豊川稲荷の終点。駅舎が立て替えられていた。

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 斜め向かいに、JR飯田線の豊川駅がある。構内はだいぶ余裕がありそうで、思ったのだが、JRと名鉄の駅の統合は、考えられない事だろうか?

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 豊川稲荷駅のホームの、イオンモール豊川の広告。

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 現在の豊川稲荷駅の時刻表。以前は急行が名古屋本線に直通していたのに、コロナ禍による需要の減退のせいだろう、線内折返しのワンマン運転がほとんどになってしまった。

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 線路はやはり、貧弱な所がある。豊川線は、法規制上の扱いは「軌道」。

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 国府から名古屋へ、特急で行く。「1DAYフリー」は平日のみ10~16時は特別車も利用できるので、この機会に乗ってみました。

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 舞木検車場。

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 知立の高架化は、先日、ようやく名古屋本線の上りが高架に切り替わりました。しかし、全体の完成はまだ何年も先になりそう。

 この日は名古屋に泊まるので、大荷物はロッカーに預け、犬山線の特急で犬山へ。さらに広見線に乗り換えて、新可児に向かう。

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 一気に新可児です。右は折返しセントレア行(犬山から準急)、左がこれから乗る、御嵩行の6000系ワンマン列車です。№2664で書いた通り、7700系特急専用車を模した、白帯をまとっています。

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 従って蒲郡線のワンマン運転と共用なので、車内には両路線の運賃表が掲げられています。名鉄は本線1500V区間もワンマン運転が増えてきたが、形態は少なくとも3種類はあるよう。広見線は運賃の収受を車内で行い、2両目のドアは開かない。

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 終点の御嵩駅。むろん駅員はいなくなって久しいだろうが、観光案内所が入っています。

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 御嵩駅のホーム。セントレア直通も走っていた時期があったが、今は2連のワンマン編成が新可児との間を、行ったり来たりするのみ。

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 帰りは顔戸で途中下車してみました。駅のたたずまいは、完全にローカル鉄道そのもの。

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 途中下車したのは、顔戸~御嵩口間にかかる可児川の鉄橋を撮るため。新可児で折り返してきた電車が渡る。

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 顔戸から明智まで歩きました。途中、沿線では工業団地の造成工事が行われている。完成したら、従業員の鉄道の利用なんて考えられないのか、と思うが、やはり隣接する東海環状自動車道頼みに、なってしまうのか(近くに可児御嵩ICがある)。

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 明智駅に向かう途中の、八百津線の廃線の跡。緩い勾配で、このあと可児川を渡っていた。廃線から22年経つが、一応乗った事がある路線だからねえ。虚しさも少々感じる。

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 現在の明智駅。当然駅員はいないし、券売機は駅舎内ではなく、駅に入る手前(右手)にある。ICは、この区間は対象外。

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 駅舎からは踏切で各ホームに向かう形態だったが、3月18日改正で行き違いがなくなり、棒線化されたため、閉鎖されています。

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 基本的に八百津線が使用していた線路は、現在はバリアフリー対策なのか、スロープが設置されています(仮設っぽいが)。

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 左側の線路・上りホームは使用されなくなり、新可児行も御嵩行も、同じホームに発着します。折返し列車の設定を考慮しているのか、信号機は残されていました。なぜ入換信号機まであるのかは、謎だったが。

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 これは新可児側の踏切から見た、明智駅の構内。今は真ん中しか使っていない。

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 使用しなくなった、上りホームの待ち合わせの上屋。顔戸駅のものと共通性があります。

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 何しろ今の時刻表がこれ。3月18日改正で朝方が半減してほぼ終日30分間隔となり、従ってここでの行き違いもなくなって(新可児~御嵩間の「つるべ運転」)、棒線化されてしまったのです。かつての分岐駅が…。

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 新可児行で戻ります。御嵩行と同じホームです。
 新可児~御嵩間は、日中は何とか30分間隔が維持されているものの、やはり利用の状況は芳しくない、という印象は否めなかった。このダイヤをいつまで維持できるのか。いや、路線そのものがどうなのか、という不安も、当然あるのだが。

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 新可児駅の、御嵩行ホームの連絡改札。この区間は基本的にIC不可だが、新可児通過利用のみ、ここで精算する形態で利用できます。しかしこの点でもこの区間は「継子」扱いされてしまっているわけで、蒲郡線同様、将来の存続が不安視される一因になっています。

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 新可児駅舎。この左奥に、JR太多線の可児駅があります。

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 犬山に戻り、平安通までは名鉄小牧線。

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 時間が押しているのでここは端折ってしまうが、最後は栄町から瀬戸線にも乗りました。今の栄町駅の時刻表で、瀬戸線も需要の減退で、日中の急行・準急の運転がなくなり、普通列車のみ10分間隔運転になっています。

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 最後に、尾張瀬戸駅。

 コロナ禍による利用の減少、当然東京も大阪も大きいが、名古屋、特に名鉄は厳しいなあと、豊川線や広見線、瀬戸線に乗って、改めて感じました。これが完全に定着してしまうと、さらに減便になって、あるいは路線の存続(蒲郡線・広見線以外でも)に影響を与えてしまうかも知れない。現に今春改正では各務原線や知多新線でも系統分断・ワンマン運転開始があり、同じ事が、他の路線にも拡大される事になるのではないかと思います。少なくとも、何とかここらで踏みとどまって欲しいが。

 この日は名古屋のホテルに泊まるが、台風2号が日本に接近し、明日は特に近畿地方に大雨をもたらすという。ええーっ!?ですよ…。

 当ブログでは直接のコメントは受け付けません。何かありましたら、引き続き本体の「日本の路線バス・フォトライブラリー」上からメールを下さい。折返し返事をしたいと思います。質問がありましたら、やはり本体上からメールを下さい。解かる範囲でお答えをしたいと思います。質問と答えは当ブログにも掲載します。
 当ブログ上からでは発表できない緊急の事態が発生した時は、本体でお知らせします。


 北海道の〔はこだて号〕事故は、大変な惨事になってしまいました。亡くなられた方々のご冥福をお祈りします。バス運行の北都交通は早々に謝罪のコメントを出しているようだが、当記事更新時点での報道では、どちらに過失があるのか分かりません。もう少し調査を待たないと、迂闊な事は言えないし、言ってはならないと思います。今日は東海北陸道でもトラック同士の衝突事故があって双方の運転手が犠牲になっているし、原因がどこにあるにしろ、道路上の安全対策は、もっときちんと追求されないといけない。

《What's New》
16日 自民党 高野 光二郎参議院議員 辞職表明 秘書に暴行
17日 大谷 翔平 23号ソロ 日本選手最速通算150号に到達
18日 大阪北部地震から5年 高槻市内小学校で追悼式典
posted by 菊池 正人 at 22:00Comment(0)旅行

№2670 新京成電鉄の駅 2023年6月15日

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 6年前・2017(H29)年7月15日の№1714で、「ひと昔・ふた昔前 私鉄の駅」シリーズの一環として、千葉県の新京成電鉄の駅を取り上げました。しかし、キチンとした記録を取らない悪癖が出て、あやふやな記憶のみを頼りに画像を出してテキストを書いたため、あまりに間違いが多くて、大森 重宏様からの指摘もありまして(改めてお礼申し上げます)、「あまりにひどいので全部撮り直す」みたいな事を書きました。
 コロナ禍の真っただ中でもあったし、その後私の腰痛もあって機会を見つけられないままだったが、今日からの「千葉県誕生150周年記念 鉄道5社共通1日乗車券」発売に背中を押される形で、今日、一気に全部の駅を新しく撮りました。ここに公開させて頂きます。

 20年位経てば当然、どの駅も昔とは姿が違ってきています(特に鎌ヶ谷市内では連続立体化事業で駅そのものが高架化)。昔と同じポイントで撮影しているわけではないので、単純な定点撮影にはなっていません。その点はご了解ください。近年は駅ナンバリングが施されているので、それも付与しておきます。松戸から京成津田沼まで、単純に昇順で並んでいるだけですが。

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松戸 まつど SH01

新京成電鉄02上本郷 2023_0615.jpg
上本郷 かみほんごう SH02

新京成電鉄03松戸新田 2023_0615.jpg
松戸新田 まつどしんでん SH03

新京成電鉄04みのり台 2023_0615.jpg
みのり台 みのりだい SH04

新京成電鉄05八柱 2023_0615.jpg
八柱 やばしら SH05
 今は左手に商業ビルが建ちました。

新京成電鉄06常盤平 2023_0615.jpg
常盤平 ときわだいら SH06
 バスは松戸新京成バスです。

新京成電鉄07五香 2023_0615.jpg
五香 ごこう SH07

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 この駅の駅名標には、「鉄道むすめ」の新京成電鉄代表、「五香 たかね」のイラストのステッカーが貼りつけられています。

新京成電鉄08元山 2023_0615.jpg
元山 もとやま SH08
 今は南側に商業ビルが建てられているが、1Fはテナントがいないようだ。

新京成電鉄09くぬぎ山 2023_0615.jpg
くぬぎ山 くぬぎやま SH09

新京成電鉄10北初富 2023_0615.jpg
北初富 きたはつとみ SH10
 地上時代同様、相対式です。

新京成電鉄11新鎌ヶ谷 2023_0615.jpg
新鎌ヶ谷 しんかまがや SH11
 ここは島式ホームで、定期列車の設定はないが、1番線から松戸方向に折返しができます。下の線路は東武アーバンパークライン(野田線)。

新京成電鉄12初富 2023_0615.jpg
初富 はつとみ SH12
 ここも地上時代同様、島式ホームです。
 高架化された3駅は、駅そのものは完成しているが、周辺の整備はまだまだこれから、という感じ。

新京成電鉄13鎌ヶ谷大仏 2023_0615.jpg
鎌ヶ谷大仏 かまがやだいぶつ SH13
 ここは現在は、渡り線が撤去されています。到着する8800形は、京葉ガスの広告ラッピング編成。8800形は、車内をリニューアルした編成がいくつかありました。

新京成電鉄14二和向台 2023_0615.jpg
二和向台 ふたわむこうだい SH14

新京成電鉄15三咲 2023_0615.jpg
三咲 みさき SH15
 駅の東側はバスの発着場所になっています。バスは船橋新京成バスになりました。

新京成電鉄16滝不動 2023_0615.jpg
滝不動 たきふどう SH16

新京成電鉄17高根公団 2023_0615.jpg
高根公団 たかねこうだん SH17

新京成電鉄18高根木戸 2023_0615.jpg
高根木戸 たかねきど SH18
 習志野と取り違えた駅です。改めて申し訳ありません。当時のジャスコが、今はイオンです。

五香たかね 高根木戸駅.jpg
 コンコースには大きな「五香 あかね」のイラスト(2等身ver.)が。
(高根公団にはなかったようだ)

新京成電鉄19北習志野 2023_0615.jpg
北習志野 きたならしの SH19
 東葉高速鉄道接続駅となって、まるっきり変わってしまいましたねえ。東葉高速は地下で、連絡改札も設けられています。緑のバスは船橋新京成バスの習志野車庫車(旧習志野新京成バス)。

新京成電鉄20習志野 2023_0615.jpg
習志野 ならしの SH20
 改めて習志野駅の画像をご覧いただきます。思いのほか小駅。

新京成電鉄21薬園台 2023_0615.jpg
薬園台 やくえんだい SH21
 移転後の姿、になります。

新京成電鉄22前原 2023_0615.jpg
前原 まえはら SH22

新京成電鉄23新津田沼 2023_0615.jpg
新津田沼 しんつだぬま SH23

新京成電鉄24京成津田沼 2023_0615.jpg
京成津田沼 けいせいつだぬま SH24
 営業は京成に委託の形になっているが、5・6番ホームには新京成の職員も常駐しているようです。

 なお、新京成の列車は現在全て6連になり、ホームは基本的に、各駅とも計2両分は立ち入れなくなっています(新津田沼はそのまま。トイレなどの配置のためか)。利用の減少というよりは、北総鉄道や東葉高速鉄道の開通で利用が分散され、松戸・津田沼の二極集中ではなくなった事が大きいと思います。
 現在の新京成は、「ジェントルピンク」をベースにした新CIが導入され、各駅の駅名標もこのCIに基づいた新デザインになっています。電車も全て、新色になりました(バスも新色が導入されているらしいが、今日は見かけなかった)。駅もかなり姿を変えているが、昔のままの姿を残している所も、確認できました。ただ、どの駅も遠隔システムが導入されていて、特に松戸新田は、降り立った時間はちょうど駅員が不在で、インターホン越しに一日乗車券を見せて、自動改札を開けてもらう形態でした。今後も、いろいろな所で、業務形態の見直しが(あるいは列車も含めて)行われていくのでしょう。
 ともかく、スッキリしました。駅から見る今の新京成電鉄の姿、どのような感想をもたれたでしょうか?

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 ところで、今回敢えて言いたい事があります。

千葉県誕生150周年記念鉄道5社共通1日乗車券.jpg
 今回利用した「千葉県誕生150周年記念鉄道5社共通1日乗車券」です。京成・新京成・北総・芝山・小湊各社の全線に1日乗り放題です。
(東京都内も可)
 紙券で、左側の車両が描かれた部分は、右側の乗車券部分を切り離して絵葉書として使用できます。

新京成改札口.jpg
 しかし当然ながら自動改札機は通過できず、駅の係員に見せる(あるいは遠隔のインターホンにかざす)必要があるが、新京成の駅は皆、いわゆる「有人ブース」がない上に、係員がいる通路の前には、鉄製の柵が通常塞がれていて、いちいち開け締めなければならない。駅によっては、私が「ラッチ」を開け閉めしなければなりませんでした。はっきり言って、少々腹立たしく感じたのは事実。乗客にやらせるのは、間違っているのではないか?こんな事なら、1日乗車券(今回のもの以外のタイプも含めて)も磁気券にして、自動改札機を通れるタイプにすべきではなかったか?バリアフリーの点でも(車いすの通過など)問題ではないか。ちょっと考えて欲しい所です。

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《What's New》
13日 テニス錦織 圭 1年8ヶ月ぶりツアー大会出場
14日 移民乗せた漁船 ギリシャ沖で転覆
15日 円相場 対ユーロ153円台 約15年ぶり円安水準
 先日亡くなったイタリアの元首相ベルルスコーニ氏の国葬が、昨日ミラノで行われました。去年の安倍元首相の国葬がスッタモンダになった事を思い返せば、ずいぶんあっさり「国葬」になったものだと、正直驚きました。しかも様々汚職疑惑が取り沙汰された人物でもあるし。国の決まり事でもあろうが、お国柄、でしょうか?
posted by 菊池 正人 at 23:00Comment(0)