№2652 「マナー啓発」このままで良いのか
今日撮った、羽田空港第2ターミナルのエスカレーターの様子です。
空港に限らず、駅でもデパートでもどこでも見られる光景だと思うが、エスカレーターは必ず右側(関西だと左側になるようだが)が「開けて」あります。そして利用者はことごとく、わざわざ行列まで作って、左側に立とうとしています。
各交通機関などでは、「エスカレーターは右側を空けず、2列に並んで、歩かずに立って利用しましょう」とマナーの啓発を絶えず行っています。しかし、これを見た時、果たして啓発が有効に機能しているのか、かなり疑問に思えてなりません。利用者が知らず知らずのうちに「仲間内」で作ってしまう「暗黙のルール」の方が、啓発をする側の意識を上回ってしまう事例、他においくつもあります。
啓発する側は、それを分かっているのでしょうか?両者の間には、かなり深刻な意識の「ズレ」の存在を感じずにはいられません。
極端な主張かも知れないが、「ズレ」を放置したままの抑止力のないマナー啓発運動は、はっきり言ってムダなコストであり、まして放送・アナウンスでこれをやろうとすればムダな騒音となって、快適性を大きく損なう事になります。コロナ禍で利用が減少し、収入も減っている中で、自らの首を絞めるような事に回せるコストはないと思います。「ではこのままほおっておけと言うのか?」と問うなら、まず、なぜこのようなこういう事が起きるのか(駅構内のエスカレーターに関しては、駅そのものの構造に拠る所が大きい)、やるならどうしたら実効性のある対策になるのか、今一度現状を徹底的に分析して、その上で対策に乗り出すべきです。それができないなら、利用者の自主性・自己責任に任せ、コストは他の方向に向けるべきです。「お忘れ物のないようご注意ください」としつこくアナウンスしても、忘れ物が減る事はありません。それと同じです。
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東武が先月28日、今年度の設備投資計画を発表しました。遅くなってしまったがここで記します。「スペーシアX」は、2024(R6)年度導入に向けて、あと2編成を製造。10050型7編成のリニューアルを進める(「佐野・小泉・桐生線において運行する車両」と記されており、800・850型の置き換えを促進するという事だろうか)。70000系10編成に車内防犯カメラを設置。高架化はとうきょうスカイツリー駅付近・春日部駅付近・清水公園~梅郷間・竹ノ塚駅付近・大山駅付近で推進し、竹ノ塚駅付近は引き上げ線等の整備を行って、事業の完了を目指す。七里駅の橋上駅舎は、今年度中の供用開始を目指す。可動式ホーム柵(ホームドア)は、五反野・谷塚・草加(3・4番線)・新田で整備し、小菅・梅島・西新井・草加(2・5番線)・蒲生・越谷(1・4番線)・東武練馬・下赤塚・成増で工事を実施する。「鉄道駅バリアフリー料金制度」の届出整備期間において「優先整備駅」を定め、本線は北春日部以南のスカイツリーライン(伊勢崎線)とアーバンパークライン(野田線)各駅及び久喜駅、東上線は川越市以南の各駅に整備する。大師線では添乗員乗務の自動運転(Go3)導入に向けた検証を行っているが、今年度は引き続きセンサー・システムの検証を行うとともに、車両の設計業務を開始する。なお今年度は、アーバンパークライン(野田線)の新型車両及び5連化については言及されていない。投資総額377億円。
それから、前回書いた小田急の設備投資計画の総額を書き漏らしてしまいました。261億円です。
《What's New》
1日 PayPay PayPayカード以外の支払い 8月以降停止を発表
2日 銚子沖貨物船衝突事故 航海士に執行猶予付き有罪判決
3日 サイ・ヤング賞投手 DeNAバウアー 日本初先発・初勝利