№2647 東北へ ローカル線乗り歩きの旅 3〔終〕.全線再開 只見線へ

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 只見線は、2011(H23)年7月の水害で、越後川口~只見間が長期間にわたって不通となりました。JR東日本でも屈指の閑散路線であり、存続か廃止かで揺れていたが、同区間は福島県が線路施設を保有する「上下分離方式」で存続させることが決まり、昨年10月1日、11年ぶりに全線の運行が再開しました。
 最初は去年の冬にでも早々に乗りに行こうかと考えていました。しかし、むろん自らの懐具合や腰痛もあったのだが、加えて運行ダイヤの問題がありました。全線通しは1日3往復しかない上、初列車は上下とも始発が6時台と早すぎ、2番目の午後の列車は終着が17時を過ぎるので、冬場だと後半は真っ暗になってしまうのです。せっかく乗るのだから全区間で車窓を楽しみたいと、春先まで待つ事としたのでした。
 只見線もまた、何十年ぶりだろう、という位時が経ってしまいました。ほぼ初乗りに近い、かも知れません。再開区間も含め、現状はどうなっているのだろうか。

 3月13日(月)

 コロナ禍も相変わらず大変だが、加えて「鳥インフルエンザ」から来る卵不足もまた深刻で、それはこの朝、さっそく現れていました。大手チェーンのホテルなのに、朝食に卵料理がなかった。
 今日は前日までとは一転、快晴。

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 今朝の出発は名取から。574Mの福島行。交流電化区間の普通列車では今回初めて、701系以外の電車になりました。

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 もうすぐ桜が見事だ、という船岡で、EH500の貨物列車と行違う。

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 目の前に、白き蔵王の山々。

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 貝田を過ぎて、左手には福島の町が見えてきた。

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 3月と言うのに白き峰々。

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 福島発郡山行1130M。また701系。

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 福島~郡山間は、2日前にも乗っている。この位晴れてくれていたらなあ。桜と雪山、本当にこれぞ東北、と思う。

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 雲がかかっているが、正面には磐梯の山々も。

 郡山では時間があり、駅前でバスを撮る機会を作れました。次の本体の更新時には出せると思います。

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 11時15分発、磐越西線普通1227M。E721系の2連で、ワンマン運転。磐越西線(郡山~会津若松間)は2019(R元)年6月に乗っていて、№2024で書いています。あの時は曇天だった。

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 かつての中山宿駅は、スイッチバック式。ホームへの取り付け部。

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 ホームが今でも残っています。

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 猪苗代湖畔駅は、まだ残っている。

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 目の前に、磐梯山が現れる。

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 沿線は、ごく普通の田園地帯。

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 会津若松の町が見えてきた。郡山は快晴だったのに、ここはまた、曇天模様になってきた。

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 会津若松到着。

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 到着したホームは頭端式だが、只見線ホームへは、跨線橋を渡っていく。只見線や磐越西線の写真のポスターが並べられていた。

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 いよいよ只見線、427D。キハE120-8+キハ110-214の2連。2連だが、只見まではワンマン運転。
 車内は観光客も少なくないと見えた。観光の雑誌を読んでいるグループも。

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 阿賀川を渡る。しばらくは比較的平坦。

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 左手にも、白き山々が見える。

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 会津坂下までは、案外長い直線区間も見られる。が、スピードは出ない。

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 山間部にかかって、会津柳津。只見線では主要駅の一つのはずだが、無人駅で棒線化されている。が、ハッピを着た人々が手を振っている。どうやら観光の団体が乗っていて、下車した会津宮下の駅前には、福島交通のエアロエースの姿があった。

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 いよいよ只見川。

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 滝も見られる。

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 チラホラ雪が見えるようになってきた。

 14時58分、会津川口到着。ここで31分停車。

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 会津川口駅。

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 時刻表。只見側は3本、会津若松方も6本しかない。初発の会津若松行422Dのみ、車掌が乗務。

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 駅からは、会津バスの大芦への路線があります。1日3往復だが、土休日も走るのは、今時大したものではないですか。元日も、日中の1往復は運行。
 バス路線は、(他社を含めても)他にはない。完全な落下傘路線。

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 ここで、小出発の430Dと行違う。向こうはキハ120形のみ2連。

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 会津川口を出発、いよいよ再開区間。

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 只見川を渡るトラス橋、この手前が被災区間だったようで、真新しい。

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 只見川。

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 本名駅。再開区間の中間駅は皆、ホームは1両分しかない。

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 また真新しい、復旧区間。バラストとコンクリ枕木がまぶしいくらい。

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 会津越川駅。

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 会津横田駅は、ホームは簡素だが、かつては貨物を扱っていたらしく、構内が割と広い。シェルターがあるが、ポイントを雪から守っていたのだろうか。

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 新線同様の、復旧区間。

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 会津大塩。駅付近には人家がない。

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 沿線は、雪が増えてきた。

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 キハ110の車内の様子。やはり只見線目当ての旅行者が多いのか。大きめの荷物が目立つ。

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 滝ダムが造った、ダム湖。

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 会津塩沢。ここもバラストは新しい。

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 川は渡らないが、只見川沿いにかかる鉄橋。

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 を渡って、さらに只見川の右岸を登っていく。この辺も豪雨でかなりやられていたようだ。

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 会津蒲生駅。再開区間に位置する駅を全部、後方から撮影してみたが、どこも短いホームに小ぢんまりした待合室があるのみ。確か、これらの駅での乗降は、全くなかったはず。

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 特徴ある尖がった山は、蒲生岳。標高828mだそう。

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 只見が近づき、ようやく、町らしき町が見えてきた。

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 16時21分、只見到着。ここで10分停車。

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「おかえり只見線」の横断幕が、まだ残っている。

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 只見駅の駅舎。案の定、窓口は閉まっている(駅員はいる)。

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「おかえり」どころか、開通までのカウントダウンのサインも残っていて、しかも再開されてからの日数を、逆にカウントしている。この数字がいつまでも増え続ける事を、願うのみ。
 右のバス停は、時刻表には掲載がないが、会津鉄道の会津田島駅に行く、「自然首都・只見号」というバス(といってもワゴン車)のものらしい。会津田島まで約1時間20分、〔リバティ会津〕に乗り継ぐと、浅草まで約5時間となるようだ。1日2往復。

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 駅舎内には、「只見線ギャラリー」という展示コーナーも。ペットボトルのキャップで作られたキハE120形のイラストも。
 
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 ホームの駅名標は、小出側は新しく「大白川」と書かれている。
 意外だが、ここから小出側は、車掌が乗務する。しかも2人だ(一人は見習い?)。

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 かつての田子倉臨時駅のホームが、まだ残されている。

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 沿線は雪がかなり残っている。

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 新潟県に入り、大白川で434Dと行違う。向こうは、大白川から会津若松まで、最終列車という事になる。キハ110の単行だが、やはり車掌が乗っていた。そういえばホームには、ワンマン運転につきもののミラーがない。

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 越後の雪山。

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 大白川~入広瀬間にあった柿ノ木駅も廃止になり、入広瀬駅の駅名標も書き替えられている(駅の跡は、見落とした)。

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 新潟県側に入っても、駅付近以外の人家は少ない。やはり豪雪地帯、だからか、山を下って行っても、雪は消えない。

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 上越国境の山々、だろうか。

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 17時47分、小出に到着しました。途中長時間停車の駅があった事もあるが、会津若松からここまで、4時間42分かかりました。
 やはり、3月まで待ってよかった。冬場だと、大白川から先は真っ暗になっていたはず。

 427Dは、最後まで乗り通した旅行者も少なくなかったようで、まだ良かった。
 しかし、折り返しの大白川行き8436D、乗客の姿は、あった…?

 こうして、ついに只見線全線、再びの全区間完乗が叶いました。
 普通の平日だったが、春の旅行シーズン+「青春18きっぷ」シーズンという事で、旅行者が少なくなかった事は、プラスではあるだろうと思います。ただ、やはり沿線の住民の日常生活の一部に、只見線を組み込めるのか、それが大きな課題であり続けるのは、間違いないです。今回乗った印象では、ある程度日常の利用がありそうなのは会津若松~会津坂下間くらいで、それ以外の区間、特にやはり再開区間である会津川口~只見間は、正直どうなのかな、という印象はありました。ただ全線運転再開バンザイ、だけではなく、いかに意識と熱意を、只見線の存続・運営に注ぎ込めるか、が、今後沿線の住民にも、JR東日本にも、関係する自治体も、そして今回、再開区間を保有する事になった福島県にも問われる事だろうと思います。これは何も只見線に限らず、今回の旅で乗った陸羽東線や秋田内陸縦貫鉄道など、全てのローカル鉄道について言える事のはずです。

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 列車がいない、只見線ホーム。よく見ると、只見線ホームから、上越線への直通運転は、そのままではできない(線路はつながっているが、上越線に進出するための信号機がない)。全線再開時に新潟から「Shu*Kura」の直通運転があったようだが、どうしたのだろう?

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 小出駅の時刻表。上越線も決して多くはないが、只見線は輪をかけて少ない。むろん、駅の窓口は閉鎖されている。駅付近には、何もない(市街地は川の反対らしい)。それでも越後交通(南越後観光バス)の路線バスの姿は見られた。

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 上越線1744M。E129系4連。行先表示の通り、乗車日は水上まで延長運転があり、水上から高崎行の接続もあるので、普通列車だけで乗り継いで横浜に帰る事も、少し考えました。しかし、我が街戸塚の到着が0時を過ぎてしまい、翌日の仕事に差し支える事にもなってしまうため、今回はやむなく、浦佐から大宮までは、上越新幹線〔とき〕の助けを得る事になりました。

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 浦佐駅は、みどりの窓口は閉まっていて、指定券等も券売機で買う事になります。大宮まで乗車券+自由席特急券6,050円。
 弁当も、駅弁があるはずもなく(あってもこの時間では売り切れだろう)、NEWDAYSで弁当を買いました。新幹線でコンビニ弁当とはわびしいけれど、他に選択肢はない。

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〔とき342号〕。E7系。新幹線専用軌道の新幹線列車は、さすがに早くて快適、これまでのローカル線の旅とは、やはり全然違う。越後湯沢を出たら、大宮までノンストップ。1時間もかからなかった。

 あとは大宮から湘南新宿ラインに乗り継いで戸塚に向かい、我が家には22時を過ぎる前に帰り着く事ができました。
 日本にはまだまだ、先行きが怪しいローカル鉄道が数多あります。根室本線・富良野~新得間はついに廃止申請が出ました。という事でこの区間、滝川~富良野間も含めて、今年夏の「青春18きっぷ」シーズンで乗りに行くと、今から宣言しておきます。その前後の行程を、今検討中なのだけれど。9月になるかも知れない。7月だと、夏の「青春18きっぷ」スタートが20日からで、ちょうど学校も夏休みに入り、混雑が予想されるので。むろんこれから廃止までの間はどの列車・代行バスも混雑は避けられないはずだが、少しでもゆとりのある列車で行きたいです。その他の各地のローカル鉄道も、改めて乗り直して、現状を知っておきたいと思っています。

 当ブログでは直接のコメントは受け付けません。何かありましたら、引き続き本体の「日本の路線バス・フォトライブラリー」上からメールを下さい。折返し返事をしたいと思います。質問がありましたら、やはり本体上からメールを下さい。解かる範囲でお答えをしたいと思います。質問と答えは当ブログにも掲載します。
 当ブログ上からでは発表できない緊急の事態が発生した時は、本体でお知らせします。


《What's New》
23日 「PAC3」発射機搭載車両 沖縄・与那国駐屯地に到着

 統一地方選第2ラウンドの開票が進み、当落も各地で決まりつつある中、函館市長選挙は、新人の大泉 潤氏が現職を破っての当選を確実にしているようです(22時現在では票数の発表はない)。この人は俳優の大泉 洋氏の実兄なのだがそれはさておき、公約の中に「北海道新幹線のJR函館駅への乗り入れ(のための調査)」があるようです。新函館北斗から新線を作って、函館も新幹線の駅を造って、そこに乗り入れるという事なのでしょうか?あとは函館市の交通で言うと、市電はどう活性化を図っていくのか、バス路線の維持・整備は?公共交通という点に、注目していきたいです。函館市の選挙のサイトには期日前投票のデータもあるが、MEGAドン・キホーテにもあったのか(しかも投票者数は、期日前投票所では2番目に多かった)。
posted by 菊池 正人 at 23:00Comment(0)旅行