№2641 高松・徳島・高知 春の四国路 3.「マスク着用自主判断」初日の高知

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 四国の旅も最終日です。とさでん交通に乗ります。2017(H29)年11月に乗って以来です。それは№1774№1776で書きました。
 この3月13日から、マスクの着用は自主判断、となり、3年に渡るコロナ対策も、大きな転換点を迎える事になりました。その初日を高知で迎える事になったが、彼の地の様子はどうだったのでしょうか。

 3月13日(月)

 いきなりホテルで変化があった。レセプションの、透明プラの仕切りがなくなっている。スタッフはさすがに皆マスク着用だったが。

 残念ながら高知は曇り空。時折雨もパラつく。それだけに午前中は、とさでん交通電車の全線乗車に集中できるのだが。高知駅からの桟橋線から行きます。

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 高架駅になって久しい、高知駅。

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 駅前の「三志士像」。左から武市 半平太、ご存知坂本 龍馬、中岡 慎太郎。

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 桟橋通から電車が到着。降りてくるお客さんは、皆マスク着用だったように見えた。左側に注目。TV局?ニュースに使えるような画像が欲しかったのだろうか。
 電車は元名鉄590形の591号。美濃町線と運命を共にするかと思ったのが、高知に来てもう18年。とさでん交通のマークが貼られているものの、カラーは名鉄時代とほぼ同じ(少し黒味がかっている?)スカーレット一色。

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 はりまや橋。

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 終点の桟橋通五丁目。

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 戻って、はりまや橋の交差点。

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 今度は伊野線に乗る。一旦領石通まで行って、電車の起点から終点まで乗り通します。

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 いきなり端折ってしまうが、終点の伊野。雰囲気は前回来た時とは変わっていないよう。

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 以前の留置線の跡地も、今のところは新しい変化はない様子。

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 伊野付近の線路。鏡川橋までは単線。ひなびている。

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 線路切り替えと同時に新しくなった、北山電停。以前は、伊野行は道路上にカラー舗装しているだけだったが、両方ともキチンとしたホームになりました。

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 八代信号所は、伊野線の便数の削減によって、使用がなくなりました。朝倉で2度に渡ってインシデント(上下電車が単線に同時に進入)があって、その影響もあるのか。

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 朝倉。対向電車待ち合わせ。

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 今度は後免線。始発の鏡川橋から乗車。後方の703号が後免行。

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 また端折っちゃってすみません。いきなり終点の後免町駅。建物が電車のカラーになっている(引き続き窓口とローソンがある)。後方にごめんなはり線の後免町駅。

 という事で、とさでんに関しては、今回はあまり写真を撮っていません。
 午後になると高知は天候が回復して、青空が広がってきました。空港行のバスに乗るまでの間、はりまや橋で電車・バスを撮影。バスの方は先日、本体で公開しました。ここでは電車をいくらか(3000形は上で出しました。乗車はまた次の機会)。

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 200形。とさでん色も増えてきたが、土佐電色もまだ相当残っているし、この208号は非冷房車だ。

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 朝乗った591号。桟橋線。

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 600形。この形式が遠い昔、安芸まで走っていた事を知る人も、少なくなってきているだろう(私も生で見た事はない)。

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 2000形。まだ土佐電時代のカラーを残している。

 帰りの航空便の事があるし、天気もあったから、今回は電車の写真を撮る機会が限られたが(それでも3000形を撮れたのは幸い)、全線乗る事は出来ました。その感想としては、№1776の最後でもその当時の感想を記しているのだが、それから5年以上経つのに、(伊野線の一部を除いて)ほとんど変わっていないなあ、と言うのが正直な所。上でも少し書いたが、この5年余りの間に、同じ場所で、同じようなインシデントが再び発生していて、信号システムを抜本的に見直すべき時期のはずなのだが、一般的な自動閉塞の導入は、費用の関係で難しいという事らしい。まずいなあ、という印象が否めない。車両も新車両は入ったが、旧型車両も相当数残っていて、冷房がないクルマもある。コロナ禍もあって全線規模の減便も行われており、近代化のためのコスト捻出は大変、だろうが、恒常的に残し続けたいのなら、やはりどこかで思い切った投資を行って、近代化をやらなければならないと思う。宇都宮のような新LRTの是非はまだ解らないが、在来の軌道線に関しては、もう「路面電車」のレベルから脱しなければならない時期ではないか。それは高知に限った事でも、「路面電車」だけの話でもないが。

 ところで「マスク」に関しては、電車は乗り合わせた限り、運転士も乗客も皆、マスク着用でした。一部窓(座席がない部分)を開けて走っていて、少々寒かった(午前中の高知は気温が低かった)。それから途中立ち寄ったコンビニは、透明ビニールのカーテンがそのままでした。まだ初日、まだまだ皆、手探りなのではないでしょうか。
 これから飛行機で帰宅の途に就くが、空港、そして機内の様子は、どうであろうか?

 当ブログでは直接のコメントは受け付けません。何かありましたら、引き続き本体の「日本の路線バス・フォトライブラリー」上からメールを下さい。折返し返事をしたいと思います。質問がありましたら、やはり本体上からメールを下さい。解かる範囲でお答えをしたいと思います。質問と答えは当ブログにも掲載します。
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 日暮里・舎人ライナーが、4日連続で運転見合わせの発生になりました。全て運行の電気の関係で、昨日に関しては集電シュー(「パンタグラフ」と書かれたニュースサイトもある)の破損が原因らしいが、都会の「鉄道」がこれでは、さすがにまずい。根は同じところにあると思う。インシデントではないから外部の調査が入る事はないのだろうが、やはり全てのケースで徹底的に調査し、報告書と言う形で、全てを明らかにすべきではないか。

《What's New》
12日 レスリング藤波 朱里 公式戦119連勝 
13日 コンビニ大手3社 1年間の実績公表 国内事業増収増益
 好調なコンビニの業績は行動制限の緩和が理由の一つみたいで、それは結構な話だが、東京都では7日間平均の感染者数が1,000人を超え、感染の再拡大が始まったとされています。「第8波」並みにまでなるとは思いたくないが、ちょっと心配…。
posted by 菊池 正人 at 23:00Comment(0)旅行