四国2日目。坂出から高松、徳島を経由して、高知に向かいます。当然「青春18きっぷ」一枚使用。高徳線は12年前に乗っていて、№600でも書いた。徳島は旧鳴門市営バス、旧小松島市営バスの撮影や、牟岐線・阿佐海岸鉄道の乗車で近年も数度来ている。しかし、徳島線となると、本当に何年、いや何十年ぶりになるだろう?
3月12日(日)
坂出駅までは、児島からの琴参バスで移動。コースターだった…。児島からは普通電車。
高徳線の普通列車だけで高松から徳島まで乗り通そうと思ったら、11時21分まで待たなければならない(その前は6時40分)。さすがに待ち時間が長すぎるし、徳島でも時間が欲しかったから、特急の利用を最小限に抑え、できるだけ長く普通列車で行きます。
9時16分発の三本松行き4321D。1500形単行のワンマン。
高徳線からも、屋島が良く見える…が、電線がうざい…。
ことでん志度線との併走区間も。
オレンジタウン駅。
讃岐津田で、上り〔うずしお8号〕待ち合わせ。2600系だった。その向こうは上り引田始発328D。向こうは2連で、車掌が乗務している。
三本松駅到着。列車はすぐに、4330Dで折り返していく。ここまでは普通列車も1時間に1~2本はあるのだが。
〔うずしお〕が全部停車する駅なのに、駅員が窓口に入る時間が限られていて、到着時には閉鎖されている。左手に、オペレーター対応タイプの券売機。
時刻表。ここから先は、普通列車は少なくなる。それも大半が引田まで。
ここから、徳島県側の板野まで、〔うずしお8号〕でつなぐ。むろん乗車券も購入。運賃+自由席特急料金790円で、まだ大げさな出費にならないのは、幸い。
185系だ。今日は「ゆうゆうアンパンマンカー」を連結している。3両目は国鉄色(と言っても、ステンレス車体に緑の帯を貼っただけだが)。2000系さえ引退が進められているのに、185系の特急がまだ残っているとは。
引田を出ると、県境に向けて高度を上げていく。海も見えるようになる(扉部からだが、ガラスがちょっと汚い…)。
県境となる、讃岐相生~阿波大宮間の大坂山トンネル。駅名の旧国名も「讃岐」→「阿波」となった。高徳線のトンネルは、ここと栗林トンネルの2か所だけ。
板野駅。
ここは駅員がいる時間帯が輪をかけて短いし、土休日、つまり今日は駅員がいない。
その代替と言う事か、駅にはこのように、JR四国各線区の運行状況を表示するディスプレイがあります。三本松にもありました。
時刻表。普通列車は、徳島方向はさすがに1~2時間に1本程度はあるものの、県境を越えて高松に向かう方向は、6本しかない。7時25分に行ってしまったあと、次は13時18分。
ホームとは跨線橋で結ばれているのだが、板野に限らないが、やはり跨線橋の存在は、利用者の高齢化とか、バリアフリーとかを考えると問題だと思う。板野駅の場合は昔は構内踏切だったみたいで、今は金網に「ここは通路ではありません 階段をご利用ください」などとあるが逆で、一定の安全対策を施したうえで踏切を復活させ、跨線橋は撤去、という方向に行くべきではないか。
板野からの4323Dは、ここも1500形の単行ワンマン運転。
転換クロスシートの車内。関東の者からしたら、うらやましい?
1559号車の運賃表の駅名は、高徳線と牟岐線(海部が消された跡がある)、それに鳴門線しかない。徳島線には入らないのか。
板東で〔うずしお12号〕待ち合わせ。2700系2連。桜が満開。
こうして、12時前には徳島に着きました。
バス撮影とかもあるが、たまには観光もいいでしょう。眉山のロープウェイに乗りに行く。その途中、新町川沿いにある、新町ボードウオーク。何のイベントなのかは解らないが、賑わっている。いつもの休日が、徳島にも戻ってきている、のだろうか。
山麓駅は、「阿波おどり会館」と同居。徳島駅からだと歩いても、15分はかからない。
ロープウェイから見る、徳島市の南側。小松島とかの方向だろうか。
この眉山ロープウェイは、昔は循環式だったようだが、今は往復タイプとなって、ゴンドラ2台を同時に運行する方式になっている、ようだ。15分間隔。
山頂駅近くの展望台から見る、徳島市街。
この通り、ゴンドラ2台が続行するような形態。
新町川には、「ひょうたん島周遊船」が就航しています。そういえば知床の遭難事故からもうすぐ1年になるが、この船の乗客は皆救命胴衣を着けているけれど、操縦している人は着けていなくて、大丈夫?(この後保津川の事故もあったし)
さらに、駅の北東に広がる、徳島中央公園に行きます。駅の南側の陸橋を渡っていく。その陸橋から見た徳島の基地。キハ40系もまだ相当数残っているが、いつまで…。
中央公園に保存されている、68692。だけど子供たちがてっぺんに登っていたりして、危なくないか?保存状態がイマイチだなあ。
徳島駅。むろん、わずかな時間だったけれど、バスの撮影もしました。一網打尽とは行かないが…。
徳島14時43分発4461D。1500形2連。
だが、ワンマン運転だと、2両目は回送扱いとなって乗れない。JR四国は全部そうみたいで、2両固定編成の7200系(旧121系)電車も、ワンマン運転になると2両目は乗れない。
石井で1000形改め、1200形と交換。
鴨島で〔剣山8号〕と行き違い。先に乗った〔うずしお9号〕と同じ編成で、〔剣山5号〕→〔剣山8号〕で阿波池田へ往復して、最後は〔うずしお〕の最終32号で高松に戻る運用(〔うずしお32号〕は「ゆうゆうアンパンマンカー」の設定がない)。
数十年ぶりに乗った徳島線の印象は…。結局普通のローカル線だなあ、と思った(決して悪い意味ではない)。穴吹までは、割とこまめに駅があるように感じられた。
その「割とこまめに」ある駅の一つ、学駅の駅名標。受験シーズンには「ご入学」でお馴染みの所。ただし今は無人駅。
「よしの川ブルーライン」の愛称の通り、吉野川に沿って走る区間もあるが、渓谷という雰囲気の区間はなかった。
阿波加茂駅の上りホームの傍らに咲いていた花。何というのだろう、花の知識が全然ないのは、悲しい…。
阿波池田到着。土讃線高知行4245Dは、2分しか乗り換え時間がない。同じホームの反対側だからまだラクだが。未更新の1000形単行。
その車内。点対称でボックスシートとロングシートが配置されている。
運賃表は、阿波池田~窪川間のみ。多度津方面や徳島線には入らない、という事か。
阿波池田出発時点の乗客は8人。出発すると、高徳線や徳島線と違い、長大トンネルの連続になる。
小歩危で〔南風22号〕待ち合わせ。2700系3連。
大歩危で5人降りて、乗客は3人だけになってしまった。
土佐岩原で、上り4240Dと交換。向こうも、乗客は5人くらいしかいなかった…?
土佐穴内駅の、ホームの小屋に掲げられていた時刻表。大歩危~土佐山田間は、普通列車は5往復だけ。上りは6時55分の次は14時30分になり、7時間35分も停車がない。特急がなかったら、完全に「秘境」路線だ。
有名な、トラスの中にホームがある土佐北川駅。
この先はどんどん暗くなっていって、お見せできるような写真はありません。新改のスイッチバックも、この列車は通過(上り列車が待ち合わせていた)。
大杉~土佐山田間は、同じ高知県の内なのに、乗客は私を含めて2人だけでした。この日乗った高徳・徳島・土讃の各路線は皆、ローカル線風情であっても特急が頻繁に行き交う路線だけあって、普通列車でも快適に乗れたと思うのだが、特に土讃線では地域の利用に結びつかないのが(県境を跨ぐからだろうが)、なんとももどかしい。特急がなかったら、運営は存続の懸念高まる予土線並みか、それ以下になるのではないか?
ここまで快晴で来たのに、高知県側には行ったら、雲行きが怪しくなってきた。
土佐山田でさすがに乗車が多くなって、ホッとさせられる。〔南風17号〕退避の後免は、雨だ。
19時04分、高知到着。高架駅。
今日の宿ははりまや橋の近くなので、とさでんの電車に乗って移動し、投宿です。
さて、明日3月13日は、午前中はとさでんに乗り、午後の飛行機で帰る事になるが、「マスク着用自己判断」の初日です。電車も飛行機も、何か目に見える変化は、あるのだろうか?
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