
「南町田グランベリーパーク」は2000(H12)年、前身の「グランベリーモール」が東京都町田市の南端にオープン、その後一時閉鎖の後、2019(R元)年11月、現在の「南町田グランベリーパーク」として街びらきを迎えました。その直後には「スヌーピーミュージアム」もオープン、休日には多くの行楽客・買い物客を迎える事になりました。
合わせて、アクセスとなる東急田園都市線の駅も全面リニューアルし、駅名も南町田から今の南町田グランベリーパークと改められ、今や全列車が停車するほどの、田園都市線でも高い地位に就くほどの駅になっています。
この少々長ったらしい駅名(15文字)の今の姿を先日(2月5日)撮ってきましたので、ここでご覧に入れようと思います。
南町田グランベリーパーク駅は1976(S51)年10月15日、すずかけ台~つきみ野間の延伸時に、南町田駅として開業しました。東急の公式WEBには2021(R3)年度の乗降人員が記されていて、37,963人となっています。コロナ禍が直撃した2020(R2)年度と比べると10.6%の増加だが、コロナ禍前の2019(H31~R元)年度、つまりグランベリーパークオープンの年度で40,089人だから、まだ完全に戻り切ってはいない。でもその2020年度でさえ34,329人だったそうだから、いかに乗降が急増した事か。駅ナンバリングDT25。

上の画像と大方同じような場所から撮影した、旧南町田の駅舎。何と平々凡々とした駅舎だろう?1990年代の撮影のはずだが、いつ撮影したかは覚えていない。当時はまだ、各駅停車のみ毎時4~6本の運行、という時期だったではないだろうか?急行(と当時運行されていた快速)はまだ中央林間を発着していなかったはず(急行の中央林間発着の設定は1996(H8)年)。この後2006(H18)年3月改正で土休日のみ急行が停車、そしてグランベリーパークオープン時に全列車停車、となります。

今の駅舎の北側。旧駅舎では南側からしか出入りできなかったが、現在は北側にも交通広場があります。神奈中バスの一般路線が発着。休日の日中に1本だけ、神奈川県横浜市の若葉台中央へ行く便があります(12時20分発)。南町田駅時代から変わっていない形態で、もっと本数が多くなっても良さそうに思うが、現状では難しいのだろうか。他に羽田空港行・御殿場プレミアムアウトレット・河口湖駅への高速バスが発着します。ただ、グランベリーパークオープン時、神奈中観光による相模大野駅直行路線がスタートしたが、現在は運行されていない。やはりコロナ禍の影響か?

駅舎内、南北を結ぶエントランス。屋根が高く、広々とした印象です。

改札口は2か所にあるが、券売機は中央改札口に隣接した1か所しかない。訪れた日は日曜日だったのでお客さん自体はかなり多かったが、券売機に行列ができるという事はなかった。台数も少ないのだが。IC化が進んでいる証しか。

中央改札口。

精算機はなくて、ICカードへのチャージ機のみが置かれている。これも中央改札口近くのみ。

南側のグランベリーパーク口改札口。完全に自動改札機のみの改札口(IC以外も通れる)。

中央改札口・グランベリーパーク口改札口、双方にある、液晶式の発車案内表示。南栗橋だの大井町だのと、1990年代にはあまり考えられなかった行先も見られます。現在、大井町線の急行は、日中20分間隔で乗り入れがあります。

改札内のコンコース。

そのコンコースからホームへ降りる階段も、いわゆる「跨線橋」ではなく、駅舎と一体になっています。だからかなり開放的です。1番線(中央林間行)ホームを撮ってみました。

特に1番線は、階段がかなり広いです。劇場の観客席のようです。映像が流れているのが特徴。

その階段の傍らに、スヌーピーの像が立っています。下り電車から降りてきた乗客は、皆ウキウキ?

下り1番線ホームのエスカレーター。

下り1番線ホームのエレベーター。

上り2番線ホームのエスカレーター。

上り2番線ホームのエレベーター。

ホームの待合室。これは1番線ホーム。2番線ホーム側にもあります。

ベンチもカラフルです。

上下とも、ホームの発車案内表示は液晶式・3色LED式両方あります。これは液晶式。

これはLED式。

最後に、ホーム。当然、完全ホームドア完備です。停車しているのは東京メトロの最新鋭、18000系です。見かける機会がだいぶ増えてきました。
という事で、南町田駅時代の撮影からたぶん約30年、駅そのものも、駅を発着する列車も(しかも東武が停車するようになるとは考えもしなかった)、さらには駅周辺もガラリ一変しました。
「コロナ禍の影響から回復しきれていない」みたいな事を書いたが、それでも訪れた日は、駅の内の外も大勢の行楽客で賑わっていました。私はこの手の行楽にはあまり関心がないし(そもそも野郎一人で行く場所でもないだろう?)、混雑はウィルスがなくても敬遠したくなるのだが、駅に活気が戻ってくる事自体は大変結構なことです。この賑わいが、アフターコロナの世に定着する事が、強く期待されます。
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幕張豊砂駅は「JR東日本千葉支社では25年ぶりの新駅」という報道もあったが、1998(H10)年3月14日開業の武蔵野線東松戸駅以来。