お悔やみを申し上げたいと思います。
松本先生の作品というと、「宇宙戦艦ヤマト」もあるし(いろいろあって、近年は先生の手から離れた独立した作品になっているが)、「宇宙海賊キャプテンハーロック」「クイーンエメラルダス」「1000年女王」などもあって、アニメ化作品も大ヒットしているが、我々としての最大の代表作は、「銀河鉄道999」にとどめを刺すのではないでしょうか。
大宇宙を走るとはいえ列車(それもSL+旧型客車を模している)をモチーフにした作品とあれば、漫画やアニメだけではなく、鉄道ファンにも「刺さった」作品となったはずです。
特に平成の世になってから、日本各地で、「999」をラッピングした列車が走るようになりました。が、現実の鉄道とのリンクは昭和にまでさかのぼり、旧国鉄が走らせたミステリー列車「999号」を思い浮かべる方も、私くらいの年代だと、少なくないでしょう。と言っても、列車自体はEF65+12系客車(これでも現代から見たらもはや「レトロ」?)だったが。終点は烏山線の烏山、でした。
今書いたように、「999」を描いた列車は、先生の出身地の北九州を走るモノレールや、北海道ちほく高原鉄道ふるさと銀河線などでも見られました。が、私が撮ったのはたった2枚だけ。共に西武鉄道でした。

初代の「999」は3000系でした。№176で出した時の写真は出来が良くなかった(曇天だったし)ので、改めて撮影し直したものが、この画像です。

2代目は、20000系でした。
3000系も20000系も池袋線の編成、というのは、やはり大泉学園を走るから、だったのでしょうかね?
両者とも、池袋・西武秩父方はメーテルが描かれていました。松本 零士作品全タイトルで一番有名な、松本ワールドを代表するキャラクターと言ったら、やはりメーテルになるんだろう。先日行った北九州空港にも、メーテルの等身大フィギュアが建っていたし、マンホールもメーテルだった程だ。
飯能方は共に「車掌」でした。なんで鉄郎じゃなかったんだろう?
3000系に関しては、現在も横瀬駅の構内に留置されています。もちろん車体にはカバーがかけられているが、スカートに伸びたメーテルの金髪ですぐに解ります。2000N系の解体が行われているすぐそばで保管が続いているという事は、どこかで再び日の目を見る機会が与えられる事を想定しているのだろうか。それは、今かも知れない!?
お気づきのように、ブログ上部の画像(「カバー画像」と呼称するようだが)は昨日から、追悼の意味を込めて、3000系の「999」の画像を使わせて頂いています。しばらくはこれで行きます。
先生、お疲れさまでした。「999」の旅、思う存分楽しんでください。現代ではかなり難しくなりつつある旧型客車の旅、むろん今の車両に比べたら窮屈だろうけれど、素敵なお姉さんが給仕してくれる(ガラス製だけど)食堂車だってついているし、現実世界では二度と味わえないだろう長距離列車の旅を満喫できるなんて、うらやましいです。
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