№2601 首都圏の鉄道・バス 新型コロナウィルス感染影響まとめ Ver.139

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 西武線の電車の車内モニターで配信されていた、「オフピークプラス」の宣伝です。コロナ対策や、そのお願いと共に配信されていました。SUIBU PRINCE CLUB会員が対象で、「SEIBU Smile POINT」にエントリーした上、登録したPASMO通勤定期券で、ピーク時前後の指定された時間帯(駅ごとに設定されていて、例えば所沢は6時00分~7時00分と8時00分~9時00分)に入場し、池袋・西武新宿・高田馬場の駅を出場する(12時00分まで)と、ポイントが付与される、というものです(入場駅・出場駅とも定期券区間に含まれている必要がある)。これは企業の会員向けのサービス、という形式だが、JR東日本ではさらに進んで、ピーク時を外して入場する場合のみ利用可能な「オフピーク定期券」を導入します。朝ラッシュ時の利用は急速に減少しているが、それでもまだ、コロナ禍におけるピーク時の対策は、鉄道各社にとって課題と言えるようです。
 首都圏の交通のコロナ禍対応のまとめ、今回は、昨日1月13日までのリリースで確認できた事項です。赤い文字は、ダイヤ改正以外の新規リリースです。
 対象の交通機関は、基本的に鉄道・バスとも、Suica・PASMO事業者です(それ以外も若干加えています)。特に終了予定日の記載がなければ、「当分の間」です。記載があっても、状況の変化により変更される場合があります。ウィルス対策以外の事項も若干加えています。バスではこの他、今日・明日実施の大学入学共通テスト、あるいはマラソン大会等のイベントに伴い、臨時運行や、運行形態の変更を行なっている所がいくつかあります。春が近づき、観梅など花を観賞する行事に伴う臨時運行を予告する所も、現れてきました。

*** 鉄道 ***

JR東日本 通常通り運行。
 冬の臨時列車の運行計画が発表になっている。常磐線偕楽園駅は、今年の営業時(2月の土休日)より営業キロを設定し、偕楽園まで(から)の乗車券・特急券を購入して乗降する事になる。水戸・いわき方面→偕楽園の乗車は偕楽園~赤塚間、偕楽園→土浦・東京方面の乗車は偕楽園~水戸間の復乗が認められる(いずれも折返し駅の改札を出ない事が条件)。運賃は東京山手線内~偕楽園間大人1,980円(小児990円)など。
 4月1日より、シーズン別特急料金を、グリーン車・寝台車にも適用する。
 3月18日、ダイヤ改正を実施。首都圏では、〔ホリデー快速おくたま〕は青梅で系統分断の上、青梅~奥多摩間は多客期のみ運転とする。〔ホリデー快速あきがわ〕は廃止。青梅~奥多摩間及び常磐線・勝田~いわき間でワンマン運転を開始。特急〔草津〕は〔草津・四万〕に改称してE257系を導入、全車指定席とする。〔スワローあかぎ〕は〔あかぎ〕に改称してE257系を導入、土休日も全車指定席として新サービスを提供する。京葉線に幕張豊砂駅が開業。上越新幹線は全列車E7系に統一し、所要時間を短縮。同日より、「オフピーク定期券」を導入する。現状の通勤定期券より10%程度値下げするが、平日朝のピーク時(各駅毎に設定)に入場する場合は、IC普通運賃が必要になる。設定されるのは、電車特定区間内相互間。一般の通勤定期券は約1.4%の値上げ。また普通運賃・通勤定期運賃に鉄道バリアフリー料金の加算を開始する。普通運賃は、1乗車あたり10円加算。小児運賃は、料金加算後の大人運賃の半額。通勤定期は、1ヶ月280円・3ヶ月790円・6ヶ月1,420円を加算。通学定期には加算しない。

JR東海 通常通り運行。東海道新幹線は、冬期間中は30,607本(一日平均340本)・年末年始は一日平均416本を運行する。
 2月16日、臨時快速〔家康公 駿府大御所号〕を運行する。三島発7時53分→静岡着8時48分(途中沼津・富士・清水に停車)。373系3連で運行し、全車指定席。車内では展示やノベルティの配布がある。
 4月1日より、シーズン別特急料金の見直しを行う。新たに「最繁忙期」料金を設定(通常期+400円)し、GW・お盆・年末年始に適用するほか、閑散期・繁忙期の適用日を拡大する(〔踊り子〕〔ふじさん〕は除く)。シーズン別特急料金は、グリーン車・寝台車にも適用する。
「鉄道駅バリアフリー料金制度」により、一部区間の運賃に料金を加算する。関東地方では、東海道新幹線・東京~品川間(フレックス定期券は、東京・品川~新横浜間)が対象となり、来年3月頃より、1乗車あたり10円を基本とした鉄道バリアフリー料金の加算を行う予定。小児運賃は、料金加算後の大人運賃の半額。通勤定期は、1ヶ月300円・3ヶ月900円・6ヶ月1,800円。通学定期には加算しない。東海地方の在来線は再来年・2024(R6)年4月1日実施を予定。
 3月18日、ダイヤ改正を実施。東海道新幹線は、東急・相鉄新横浜線開業を見据えて、新横浜6時03分始発臨時〔のぞみ491号〕を設定。定期〔のぞみ〕上下19本の所要時間を短縮、定期・臨時の配列の変更で、定期列車の間隔を、(東京発)9~21分→12~18分に平準化。〔ひかり〕は一部列車で停車駅を入換え。東海道本線・御殿場線・身延線は大きな変更はない模様。

東京メトロ 通常通り運行。上野駅の定期券発売所は、1月12日より営業を再開した。
 中野坂上・恵比寿・赤坂見附各駅の定期券うりばは、1月27日を持って営業を終了する。
 3月18日、東西・千代田・有楽町・半蔵門・南北・副都心の各線でダイヤ改正を実施。南北・副都心線は、東急・相鉄新横浜線への直通を開始する。各線とも早朝~ラッシュ時・夜間で減便を行う。副都心線の通勤急行が明治神宮前に停車。同日より、鉄道バリアフリー料金の加算を開始する。普通運賃は、1乗車あたり10円加算。小児運賃は、料金加算後の大人運賃の半額。通勤定期は、1ヶ月370円・3ヶ月1,050(または1,060)円・6ヶ月1,990(または2,000)円を加算。通学定期には加算しない。
 
東京都営(地下鉄・都電・日暮里舎人ライナー) 通常通り運行。
 大江戸線では1月18日より、女性専用車を導入する。平日朝方、光ヶ丘発7時~8時30分、都庁前発(飯田橋・両国方面先回り)7時15分~8時10分の全列車。
 地下鉄及び日暮里・舎人ライナーの普通回数乗車券は、3月17日を持って発売を終了する。4月1日より「ToKoPo」の新サービスが始まる。
 荒川線では3月2日まで、受験生応援「さくらサク」号を運行している(9002号車)。運用は公表しないが、「都電運行情報サービス」から検索できる。
 3月18日、三田・新宿両線でダイヤ改正を実施。三田線は東急・相鉄新横浜線への直通を開始する(日中は30分に1本)。新宿線は日中の急行を取りやめ(各駅停車に変更)する一方、平日朝方の新宿方面行2本・夕方の本八幡行1本の各駅停車を急行に変更する。同日より、三田線・目黒~白金高輪間(メトロ南北線と共用)の運賃を改定する(メトロの鉄道バリアフリー料金加算のため)。

京成 通常通り運行。
「スカイライナー成田周遊きっぷ」を、4月28日まで発売している。電子チケットスマホアプリ「RYDE PASS(ライドパス)」でのみの発売。京成上野・日暮里~成田空港間往復乗車券・スカイライナー券(片道)・成田空港周辺鉄道フリー乗車券(京成成田~成田空港・芝山鉄道芝山千代田間)・「そらまるきっぷ」(成田空港交通の一般路線)込みで、大人1名3,500円、大人1名+小児1名5,000円。大人1名につき小児は3名まで購入可(小児のみの購入は不可)。購入日から28日以内の任意の1日有効。

東武 通常通り運行。12~1月は〔スペーシア八王子日光〕〔スペーシア八王子きぬ〕〔日光〕〔きぬがわ〕〔スペーシアきぬがわ〕〔りょうもう〕の臨時列車を設定する。
 とうきょうスカイツリー駅付近の高架化工事に伴う仮線切り替え工事のため、1月28日の21時以降最終列車まで、浅草~曳舟間が運休する。特急は北千住で折り返し。半蔵門線直通は通常通り運行。
〔SL大樹〕はオハテ12 1の不具合により、オハ14 505(ドリームカー)に変更している。
 1月28日~2月26日の土休日、「日光・鬼怒川エリア週末フリーデー」を実施する。NIKKO MaaS webサイトから日光・鬼怒川エリア週末フリーパスを申し込んだ、各日先着600人が対象となり、下今市~東武日光・鬼怒川温泉間の他、東武バス日光の全路線、日光交通の指定路線、明智平ロープウェイが無料で利用できる。また湯元温泉スキー場やアストリアホテル等の特典もある。1月28日には東武日光駅前でのお出迎えイベントが行われる(〔スペーシア八王子日光〕到着時間帯)。
「日光・鬼怒川エリアサイクルトレイン」実証実験を、東武日光~下今市~鬼怒川温泉間において、4月7日まで(1月8・9日を除く)。10時~15時の普通列車で実施。東武日光・下今市・鬼怒川温泉の各駅が利用可能で、乗車30分前までに駅に申し込む。
 2023(R5)年導入の新特急車N100系の愛称が「SPACIA X」(スペーシアX)、運行開始が7月15日と発表になった。料金も発表になっている。「スタンダードシート」1,940円・「コックピットスイート」1室(定員7名)12,180円(スタンダードシート特急料金に追加して支払い)など。「SPACIA X」利用の各種旅行商品が、各旅行代理店において発売が開始されている。
 3月18日、東上線・スカイツリーライン系統でダイヤ改正を実施。東上線は、東急・相鉄新横浜線への直通を開始する。川越特急は大幅に増発(快速急行等からの変更を含む)。快速急行は朝霞台と川越以北の各駅、急行は朝霞、準急は上板橋に停車し、快速は廃止。日光線は、南栗橋に朝方の浅草行3本・夕方以降の浅草発6本が停車する。JR直通特急は通常2往復に削減(多客期は5往復運行)。
 同日より、鉄道バリアフリー料金の加算を開始する。普通運賃は、1乗車あたり10円加算。小児運賃は、料金加算後の大人運賃の半額。通勤定期は、1ヶ月600円・3ヶ月1,710円・6ヶ月3,240円を加算。通学定期には加算しない。
 また、特急料金の改定を行う。スペーシアの曜日別料金制度を廃止してリバティと一本化、スペーシア・リバティと〔りょうもう〕の2本建てになる。「特定区間」を見直す(浅草~久喜・南栗橋間、下今市~東武日光・鬼怒川温泉間に拡大)。JR直通、〔アーバンパークライナー〕、SL・DL列車、THライナー、TJライナーは変更しない。また、「車内発売加算料金制度」を拡大し、「ドア口発売加算料金」を新設する。とうきょうスカイツリー→浅草間特急料金免除は、3月17日を持って終了。

西武 通常通り運行。
 3月21日まで、「西武鉄道×西武バス おトクにおでかけきっぷ」を発売している。西武鉄道全線(高麗~西武秩父間・多摩川線除く)・西武バス一般路線全線(ベルーナドームなどの観客輸送バス・立川駅南口~三井アウトレットパーク路線・西武観光バス全線などを除く)が1日利用可能。ところざわサクラタウン・三井アウトレットパーク 入間のどちらかで使用できる 「おトクにおでかけクーポン」込みで、大人1,600円(小児用はない)。
「西武鉄道×台湾鉄路管理局 日台観光列車コラボ記念 西武線1日フリーきっぷ」を、3月21日までの間発売する。1セット1,500円(デザインは2種類)。池袋駅 1階お客さまご案内カウンター・地下お客さまご案内カウンター、西武ツーリストインフォメーションセンター池袋、西武新宿駅特急券売り場、所沢駅 お客さまご案内カウンターで発売。
  3月18日、ダイヤ改正を実施。東急・相鉄新横浜線への直通は行わないが、東横線内の駅の同一ホームでの乗り換えを可能とする。新宿線は平日上り朝方に〔拝島ライナー〕2本を運行。〔小江戸〕は、平日朝方上りは利用の多い時刻に変更。池袋線〔ちちぶ〕〔むさし〕は、平日朝方上りは1本増発し、利用の多い時刻に変更。秩父鉄道直通は、下りは1本削減の上、横瀬→長瀞間1本を運行、上りは取りやめ。同日より、鉄道バリアフリー料金の加算を開始する。普通運賃は、1乗車あたり10円加算。小児運賃は、料金加算後の大人運賃の半額。通勤定期は、1ヶ月600円・3ヶ月1,710円・6ヶ月3,240円を加算。通学定期には加算しない。

京王 通常通り運行。なお、〔Mt.TAKAO6号〕は、2月一杯まで運休し、3月より運行を再開する。
 1月28日、〔Mt.TAKAO〕でサイクルトレインの実証実験を行う。下り1号・上り2号の新宿~高尾山口間往復利用のみ。往復4,060円。なお、ジャイアントストアでの車体購入者限定となる。申し込みはジャイアントストアの公式サイトから、1月26日23時59分まで(募集人員6人程度・先着順)。
 東京競馬開催日(1月28日~2月19日の土曜日・日曜日)、特急が東府中に臨時停車する。下り新宿発9時01分~14時50分・上り東府中発15時29分~17時28分発。また府中競馬正門前→新宿間臨時特急2本を運行する(東府中臨時停車)。府中競馬場前発16時22分・16時42分。
 3月18日、ダイヤ改正を実施。〔京王ライナー〕は、平日は、新宿に8時台に到着する列車を、京王八王子発・橋本発各1本増発。夜間は橋本行を3本増発する。土休日は、下り〔京王ライナー〕を京王八王子行・橋本行各1本、上り〔Mt.TAKAO号〕を1本増発する。夜間は京王線・井の頭線とも減便。

小田急 通常通り運行。
「ロマンスカーミュージアム」は、事前予約制(ロマンスカーミュージアムWEBより受付)。空きがあれば、当日の入館も可能。
〔ふじさん〕の御殿場線区間を含む特急料金は、JR東海の特急料金制度変更により、4月1日より通年、通常期の料金を適用する。
 サブスクリプションチケット「EMot特急パスポート」を、3月31日まで発売している。平日の9時00分~17時59分の間、特急ロマンスカーに1日2列車まで乗車可能。利用可能な乗車距離に応じた4種類の料金チケットを設定する。30日間有効。大人のみ。小田急線内のみ(JR松田駅は小田急線内とみなす)で、別途乗車券が必要。
 3月18日に一部ダイヤの修正を実施する。朝方の江ノ島線や、ロマンスカー停車駅で、「若干ゆとりを持った運行計画」に変更する。千代田線・常磐線直通列車で行先が変わる列車が発生する。同日より、鉄道バリアフリー料金の加算を開始する。普通運賃は、1乗車あたり10円加算。小児運賃は、料金加算後の大人運賃の半額(小児IC運賃は50円均一で変更なし)。通勤定期は、1ヶ月600円・3ヶ月1,710円・6ヶ月3,240円を加算。通学定期には加算しない。

東急 通常通り運行。
 世田谷線は1月15・16日、「世田谷ボロ市」開催に合わせ、臨時ダイヤで運行する。日中~20時頃まで4~5分間隔に増発。
 田園都市線8500系の「ありがとうハチゴー」プロジェクトを展開中。
 東横線への、2023(R5)年度以降の「Q SEAT」車両の導入が発表された。先行して、一般車両として運行を開始している(10連の4・5号車)。「Q SEAT」としての運用は後日通知。
 普通回数券・時差割引回数券・土休日割引回数券は、2月28日を持って発売を終了する。
 映画「仮面ライダーギーツ×リバイス MOVIEバトルロワイヤル」とタイアップしたスタンプラリーを開催している。1月22日まで。
 3月18日、東急新横浜線が開業し、相鉄線との相互直通を開始する。東急新横浜線は、平日朝ラッシュ時は1時間最大16本運行し、4本が東横線・12本が目黒線に直通(うち最大5本は新横浜始発)。東横線は菊名始発各停を、新横浜線直通急行に変更。目黒線は日吉~目黒間を5分短縮(17分で運行)する急行を6本設定。日中は1時間6本を運行し、2本が東横線・4本が目黒線に直通(うち2本は新横浜始発)。東横線の〔S-TRAIN1号〕(元町・中華街→西武秩父間)は時刻を45~50分繰り下げる。この他田園都市線は平日朝ラッシュ時と夜間、池上線は午前中、東急多摩川線は平日朝方と土休日日中に減便を行う。東横線はダイヤ改正と同時に全線でワンマン運転を開始する。同時に、鉄軌道の運賃の変更(値上げ)を実施する。改定率12.9%。普通運賃(据え置きのこどもの国線を除き)は、初乗り運賃はIC・乗車券とも140円。他はほぼ改定率と同程度となる。渋谷~横浜間は、IC272→309円、乗車券280→310円。世田谷線はIC・乗車券とも160円。通勤定期券の平均割引率は37.8%で変わらない。通学定期券は73.9%→77.1%に引き上げる事で、相殺して運賃は据え置きになる。新綱島~新横浜間には加算運賃が設定される(普通運賃70円・通勤定期1ヶ月2,620円・通学定期1ヶ月970円)。日吉~新綱島間を含む定期券は(東横線)綱島で、日吉~(東横線)綱島間を含む定期券は、新綱島で乗降可。

京急 通常通り運行。

京急運賃改定申請お知らせ.jpg
 10月1日実施を予定した運賃改定を申請した。初乗り運賃は140円(IC136円)→150円(IC同額)となるが、以降長距離になるほど値上げ率が低くなり、41㎞以上は逆に値下げする。品川~横浜間は310円(IC303円)→350円(347円・実際には320円(IC313円)となる見込み)・品川~羽田空港第1・第2ターミナル間は300円(IC292円)→330円(IC330円・いずれも加算運賃含む)となるが、品川~横須賀中央間は650円(IC同額)→620円(IC同額)・品川~三崎口間は950円(IC943円)→740円(IC同額)となる。通勤定期も改定するが、通学定期は割引率変更による相殺で改定はない。空港線の加算運賃は変更しない。鉄道バリアフリー料金は導入しない。

相鉄 通常通り運行。
 3月18日、相鉄新横浜線・新横浜~羽沢横浜国大間が開業し、東急線との相互直通を開始する。1日100往復運行。平日朝ラッシュ時は1時間11本運行し、本線からは4本・いずみ野線からは7本が直通する。日中は1時間4~8本運行する。いずみ野線の特急を東急直通で再開し、本線特急・いずみ野線快速の運行時間帯を拡大する。また横浜~西谷間区間運転の各駅停車を設定する。最速列車は海老名~目黒間53分・湘南台~渋谷間51分。同時に、新横浜~羽沢横浜国大間に加算運賃が設定される(普通運賃40円・通勤定期1ヶ月1,520円・通学定期1ヶ月580円)。同日より、新横浜~西谷間を含むIC通勤定期券所持者が、(本線)横浜で乗降可能となるサービス「YOKOHAMAどっちも定期」を導入する(横浜~西谷間の中間駅の乗降は不可。磁気券・通学定期は対象外)。

りんかい線 通常通り運行。
『ラブライブ!虹ケ咲学園スクールアイドル同好会』とのコラボ企画を展開する。3月31日まで、ヘッドマーク付き列車を1編成運行する(運用は公表されない。問い合わせにも答えられない)。国際展示場駅の駅名看板1箇所を「虹ヶ咲学園前」に変更する(期間限定)。今後コラボ硬券やグッズの発売も予定されるが、詳細は後日。

つくばエクスプレス 通常通り運行。
「TX!1 日乗り放題きっぷ」を発売している。大人2,420円・小児690円。明日1月15日まで。各駅の自動販売機及び「ご案内カウンター」で発売。

関東鉄道 通常通り運行。
 
新京成 通常通り運行。
 1月31日まで、「年末年始1日乗車券」を発売している。大人500円・小児250円。

北総 通常通り運行。
『北総鉄道創立50周年 冬のお出かけきっぷ 「北総線1日乗車券」』を、1月22日までの土休日に発売。大人1,000円・小児500円。「北総鉄道創立50周年台紙」が、今季も付与される。北総線各駅・京成高砂駅定期券発売窓口・RYDE PASSアプリで発売する(RYDE PASS アプリの場合、台紙は北総線各駅の窓口での提示により付与される)。

東葉高速 通常通り運行。
 3月18日、ダイヤ改正を実施。平日6時台の上り1本を通勤快速に変更し、17時台の下り1本の時刻を変更して、運行間隔を改善する。

東京モノレール 通常通り運行。「キキ&ララモノレール」は、「トゥインクルツアー編成」(10031F)「キラキラスター編成」(10041F)とも、車両運用の公表を見合わせている(各駅で、当日の運用を掲示している)。

ゆりかもめ 通常通り運行。

多摩都市モノレール 通常通り運行。「たまモノこどもワンデーパス」は、一部の駅では完売している。

舞浜リゾートライン 通常通り運行。

千葉都市モノレール 通常通り運行。

埼玉高速鉄道 通常通り運行。
 3月18日、ダイヤ改正を実施。東急・相鉄新横浜線との直通運転を開始する。線内から新横浜には平日36本(内17本が相鉄直通)・土休日26本(内11本が相鉄直通)運行。※相鉄線への直通は朝夕のみ設定

埼玉新都市交通 通常通り運行。

横浜市営地下鉄 通常通り運行。グリーンラインの6両編成は、平日の運行時間を拡大し、休日も運行されている。

横浜高速鉄道みなとみらい線 通常通り運行。東急新横浜線開業と同時に、東急東横線も全線でワンマン運転を開始するが、みなとみらい線内の扱いについては、今の所発表はない。
 3月18日、ダイヤ改正を実施。土休日の〔S-TRAIN1号〕の時刻を変更し、一部の時間帯で運行時刻・本数の見直しを行う。同日より、鉄道バリアフリー料金の加算を開始する。詳細は後日通知。
 
横浜シーサイドライン 通常通り運行。
  
湘南モノレール 通常通り運行。1月21・22日、第一回「モノレールサミット」を片瀬江の島駅ビルで開催する。

江ノ電 通常通り運行。
  
箱根登山 電車・ケーブルカーは通常通り運行。ロープウェイは、当面の間は9時00分(1月10日~3月9日は9時30分)~16時15分に運行時間を短縮。なお1月10日~2月3日は大涌谷~早雲山間、2月7日~3月9日は桃源台~大涌谷間が運休し、バス代行輸送を行う。

伊豆箱根 通常通り運行している。なお大雄山線は1月16日、検査車両の輸送のため、午前中の2往復が運休する。
 大河ドラマ「鎌倉殿の13人」とのコラボ企画を展開している。大河ドラマ館入館引換券と、三島~韮山間往復乗車券をセットにした「大河ドラマ館セット乗車券」(大人のみ800円)、入館引換券と「旅助け」(通常デザイン)をセットにした「旅助け・大河ドラマ館セット券」(大人のみ1,340円)を、明日1月15日まで発売する(伊豆の大河ドラマ館は、韮山駅隣接の時代劇場)。
「HAPPY PARTY TRAIN」運行開始5周年を記念し、記念ヘッドマークを付けて運行するほか、「Aqours」デザインの「旅助け」を発売する。乗車券は「DREAMY COLOR」のコスチュームの「Aqours」がデザインされ、記念ヘッドマークを模したアクリルバッジが付属する。1セット1,400円(大人のみ)。3月31日まで有効。終日有人駅(三島・三島二日町・大場・伊豆長岡・修善寺)及び通信販売で発売。
「丹那牛乳」とのコラボで、「丹那牛乳 旅助け」を発売している。3月31日まで、終日有人駅及び通信販売で発売。大人のみ。提示で「酪農王国 オラッチェ」「道の駅 伊豆ゲートウェイ函南」での特典がある。
 一般の「旅助け」と、大雄山線の一日乗車券「金太郎きっぷ」は、スマホアプリ「RYDE PASS」「ジョルダンモバイルチケット」でも発売している。いずれも発売金額・効力は紙券と同じ。
「いずっぱこ満喫1DAYフリーパス 2022-2023」を発売している。大人1,000円・小児800円。2月5日まで終日有人駅で発売するが、枚数限定(大人4,500枚・小児100枚)。
 三島・修善寺両駅では、クレジットカード・電子マネー・QRコードによるキャッシュレス決済を受け付けている(駿豆線はICカードは導入していない)。
 駿豆線は4月1日、運賃改定を行う。三島~修善寺間520円→550円など。「旅助け」など企画券については発表がない。大雄山線の運賃改定は2024(R6)年春の実施を予定している。小田原~大雄山間280円→310円など。
 現在、駿豆線では次のラッピング列車・ヘッドマーク付き列車の運用を公表している(日付は運用が公表されている分)。

「HAPPY PARTY TRAIN」(3506F) 2月16日まで

 箱根芦ノ湖遊覧船事業の、富士急行グループへの譲渡が発表になっている(3月)。

伊豆急行 通常通り運行。
「リゾート21」の展望席は、前方3列の使用を停止している。なお「黒船電車」は検査のため、運用を離脱している。
「アロハ電車」は、今月分までの運用を公表している。1月30日は運用しない(他車両で運用)予定。
 3月18日より、運賃・料金を一部改定する。普通運賃・定期旅客運賃は、15㎞以上の区間を上限運賃を同額とする。伊東~伊豆急下田間普通運賃は、1,650円(IC1,645円)→1,690円(IC1,687円)、など。特急料金・グリーン料金は平均15%値上げ。今日現在では、ダイヤ改正についてはリリースがない。

富士山麓電気鉄道 通常通り運行。〔フジサン特急〕は土休日のみ運行。
 2月28日まで、「桃太郎電鉄スタンプラリーinやまなし ~おおつき桃太郎伝説を探る旅~」を開催中。
「サイクルトレイン」を、本格的に導入している。平日9時頃~15時頃まで・土休日初発~18時頃まで。大月発着時の大月側先頭車に持ち込む。上大月・禾生駅は利用不可。大月は富士急線駅のみ。特急・JR直通列車は対象外。多客が見込まれる日は取扱いを行わない。
 
小湊鐵道 通常通り運行。

いすみ鉄道 通常通り運行。キハ28 2346は、2月初旬まで貸切等の不定期運行を計画する。

銚子電鉄 朝方3往復・土休日2往復の運休は継続中。

秩父鉄道 通常通り運行。2月23日まで「秩父三大氷柱号」として、7500系1編成にヘッドマークを掲出して運行する。

 PASMO事業者が発売している「Greater Tokyo Pass」は、1月20日より有効期間を3→5日に延長する(発売額据え置き)他、鉄道のみ利用できる3日間タイプを新発売する。訪日外国人にのみ発売。利用できるのはPASMO事業者各者で、JRなどは不可(チャージ額で利用可。公式WEBサイトのリニューアルも行う。

*** バス ***
 バスについては、時刻表(バス停やWebサイト)に掲載されている時刻通りの運行を行っている場合は、その時刻がコロナ禍による影響を受けたものであっても、「通常通り」の運行と判断します。その時刻表上からさらに運休等が発生した場合に、その内容を書く事にします。
(「第7波」以降の感染拡大による乗務員不足等を理由とする運休・減便等は、太字で記します)
 基本的に一般路線バスについて記載。深夜バス・深夜急行バスについては、現状からの変更の発生を確認した時点で記載する事にします。
 新500円硬貨についていくつかの事業者からリリースが出ているが、大半は、当面は使用できない。使用できる路線がある事業者のみ、確認できた分を記載しています。

東京都営 通常通り運行。
〔豊洲01〕〔都05-1・05-2〕〔東15・16〕各系統は、1月10日にダイヤ改正を行なった。
  
日立自動車交通 通常通り運行。
 新500円硬貨は、「晴海ライナー」「風ぐるま」は不可。その他の受託コミュニティバスは使用可能。

京成バス 一般路線は通常通り運行。

京成タウンバス 通常通り運行。

京成バスシステム 一般路線は通常通り運行。

京成トランジットバス 一般路線は通常通り運行。
 一日乗車券「トラ街ックパス」を発売している。2月28日まで。大人600円・小児300円。

ちばフラワーバス 一般路線は通常通り運行。〔特急海幕線〕〔ちば幕線〕は、運休を継続している。
 
ちばレインボーバス 通常通り運行。
 小林線・滝野循環線は1月10日、ダイヤを改正した。小林線は、平日は上下合計16便の増発を行う。同時に運賃改定・制度変更を行い、定期券の発売を開始するほか、全国相互利用対象ICカードでの利用が可能になる。中高生運賃は廃止。
 土休日限定1日乗車券「虹色ホリデーきっぷ」は、「ジョルダンモバイルチケット」で発売している。大人1,000円・小児500円。アニメ「群青のファンファーレ」とタイアップした「虹色ホリデーきっぷ」(紙券)を、12月10日より本社営業所・船尾車庫・白井車庫・バス車内で発売している。1000円(大人1人または小児2人で利用可能)。

ちばシティバス 一般路線は通常通り運行。プラウドシティ線・美浜リゾート線は、1月16日にダイヤ改正を行う。
 新500円硬貨は、一般路線は不可。高速バスは使用可能。

ちばグリーンバス 一般路線は通常通り運行。「マイタウンダイレクト」は、平日は東京発夜間2便(千葉内陸バス1便含む)、土休日は1往復が運休。
 千成線「さくらぐるっと号」 を運行している(社会実証実験運行)。千成~京成佐倉駅~夢咲くら館~旧堀田邸~JR佐倉駅~寺崎北間を1日5往復運行(平日・土休日共通)。

東武バス 次の営業事務所・営業所でダイヤ変更・減便が発生している。
足立営業事務所 〔綾40・綾40-1〕系統(平日のみ、夕方以降6往復運休)
草加〔営〕 〔草加01〕系統(平日のみ、臨時ダイヤに変更)

 西新井〔営〕の〔北03・04〕系統及び岩槻〔営〕は、1月10日より通常運行に復帰している。スカイツリーシャトル上野・浅草線は、1月10日より平日は全便運休している。
 川越の「小江戸名所めぐり」は、土休日の運行本数を28→14便に減便している(平日は変更なし)。「小江戸川越一日乗車券」を、ジョルダンのスマホアプリ「乗換案内」で発売している。
新500円硬貨は、東京都内の均一区間・運賃前払い方式の路線で使用可能。

国際興業 一般路線は通常通り運行(〔m02〕系統(東飯能駅~メッツァ)は、運休を継続)。
 池袋〔営〕は1月16日、〔池02・03・04・80・82〕〔赤57〕系統でダイヤ改正を行う。〔池02・03・82〕系統は減便する。
「ヤマノススメ」ラッピングバスは、2号車は運行を終了した。3号車は2月12日を持って運行を終了する。
 埼玉県内区間の運賃改定(値上げ)の申請が出された。平均改定率は、上限運賃で16.48%、実施運賃では1割程度の値上げを予定する。初乗りは現金180円→(実施運賃)200円・IC178円→(実施運賃)200円。3月中の実施を予定。
 
西武バス 上石神井〔営〕の〔吉61・吉61-1・吉61-3・吉62-1・泉35-5・泉35-6〕各系統、滝山〔営〕の〔ひばり81〕〔境03・07〕〔田42・44〕各系統は、平日ダイヤの一部便が運休している。
〔m02〕系統(東飯能駅~メッツァ)は運休を継続している。なお、川越駅~南古谷駅線(土休日1往復のみ運行)は1月29日まで運休している。西武秩父バスの西武秩父駅・三峰口~中津川線は、災害のため川又で折り返し運行を行っている。
 所沢→羽田空港線・所沢→成田空港線(運休中)・川越→羽田空港線(運休中)では、Visaタッチ決済を導入している。カードの他、Apple Pay、Google Pay、ウェアラブルでも可。共同運行他社及び羽田空港・成田空港発全便は不可。1月31日まで「Visaのタッチ決済を使ってみよう!」キャンペーンを実施中(JAL・Visaカード個人本会員・家族会員が対象で、事前の参加登録が必要)。
 3月21日まで、「西武鉄道×西武バス おトクにおでかけきっぷ」を発売している。

関東バス 一般路線は通常通り運行。
 武蔵野〔営〕は本日1月14日、ダイヤ改正を行なった。〔吉53・73〕系統は、土休日に増便する。この他〔吉50・51・52・74・75〕〔鷹30・36・37〕各系統及び関連する出入庫便の時刻を変更する(系統により、改正する曜日が異なる)。

立川バス 一般路線は通常通り運行。

西東京バス 一般路線は通常通り運行。
 機関車バス「青春号」は、1月28日は道路工事のため、2月20日~3月1日はつるつる温泉の設備工事による休館のため、運用を休止(一般中型車両で代走)する 。
 始発地を23時00分以降に出発する全便を深夜バスとして、深夜運賃を適用している。
 奥多摩駅~丹波・鴨沢西路線の山梨県丹波山村内区間(小袖川~丹波・鴨沢西間)で、絵本「蒼い夜の狼たち」とのコラボによる次停留所案内を、車内前方のサイネージで行う。また、クリエイター・ZUN(東方Project等)の手によるBGMを、一部区間で使用する。奥多摩発便では、特別な行先表示を行う。
  
京王バス 通常通り運行。
「京王・東急 渋谷フリーパス」を、明日1月15日まで発売する。渋谷周辺の京王バス・東急バス・東急トランセが利用可能。電子チケットスマホアプリ「RYDE PASS」のみ。1日券390円・3日券990円(3日連続)・5日券1,500円(5日連続)。
 
小田急バス 登戸〔営〕は1月10~20日、〔新10・15・17・18・19・20・25〕〔百01・02〕各系統・新百合ヶ丘駅~生田営業所路線は、平日→土曜ダイヤで運行する(〔新25〕系統の東急バス便は平日ダイヤ運行)。なお、1月21日にダイヤ改正を実施。改正ダイヤの下で、通常運行に復帰する模様。
 始発地を23時00分以降に出発する便を(土曜日・休日を含め)全便深夜バスとし、深夜運賃を適用している。
「みたかシティバス」は、三鷹台駅~三鷹第一小学校前~杏林大学病院間の実証運行を行っている(9月30日まで)。
 電子チケット「小田急バス一日乗車券」を発売している。小田急電鉄のMaaSアプリ「EMot」のみ。大人600円・小児300円。
 新500円硬貨は、全車両で使用できる。
 
東急バス 一般路線は通常通り運行(ただし〔新25〕系統の小田急バス便は、1月10~20日の平日は土曜ダイヤ運行)。
「冬のファミリーワンデーパス」「冬のペアワンデーパス」を発売している。電子チケットスマホアプリ「RYDE PASS」でのみの発売。「ファミリー」は大人2名・小児2名・計4名まで、「ペア」は大人2名まで、1日乗り放題。明日1月15日まで。「ファミリー」1,000円、「ペア」900円。
「京王・東急 渋谷フリーパス」を、明日1月15日まで発売する。渋谷周辺の東急バス・東急トランセ・京王バスが利用可能。電子チケットスマホアプリ「RYDE PASS」のみ。1日券390円・3日券990円(3日連続)・5日券1,500円(5日連続)。
 二子玉川駅~宇奈根・喜多見地域間の〔玉04・05〕系統は、3月1日より運行形態を変更する。朝方は砧本村を起終点とする一般路線型、日中以降は砧本村を起終点とするオンデマンド型となる。どちらも、指定停留所で東急バスに乗り換えの場合、PASMO・Suicaのみ2回目の乗車が無料になる。
 3月16日、川崎市内の運賃改定を実施する。(現金・ICとも)大人210円→220円、小児(IC)105円→110円。川崎市内全線定期券は3月15日を持って発売を終了(以降は東急バス全線定期券を購入する。通学定期券は既に「東急バス全線」区間で発売しており、据え置き。
 東急百貨店渋谷本店における東急バスグッズの販売は、1月12日を持って終了した。「電車とバスの博物館」・東急百貨店たまプラーザ店(オリジナルトミカはネット販売のみ)で扱っている。
 新500円硬貨は、全車両で使用できる。

京浜急行バス 通常通り運行。
〔三53・54・55・56〕各系統は、ソレイユの丘のリニューアル工事に伴う長期休園のため、運休している(来年3月までの予定)。
 YCAT~羽田空港線(YCAT~お台場線のYCAT~羽田空港間も含む)は、スマホ決済(PayPay・LINEPay・Alipay)を導入している。また、「Visaのタッチ決済」の実証実験を行っている(お台場線は除く)。羽田空港各ターミナル→YCATも対象(この路線は、空港ターミナルでの時刻指定の必要がない)。1月31日まで「Visaのタッチ決済を使ってみよう!」キャンペーンを実施中(JAL・Visaカード個人本会員・家族会員が対象で、事前の参加登録が必要)。
 新500円硬貨は、東京都内・神奈川県内(杉田〔営〕のみ)の均一区間路線及び高速バス・空港バスで使用可能。羽田空港・横浜駅・YCATの券売機でも使用できる。

KMバス「お台場レインボーバス」 通常通り運行。スマホアプリ「Ringo Pass」で運賃の決済が可能。

銀河鉄道 通常通り運行。

東京BRT:プレ(一次)運行中。なお、平日の晴海19時48分発以降の連節バス便は、道路工事のため単車で運行している。
 
東京ベイシティ交通 通常通り運行。
 一日乗車券「ぶらやすきっぷ」は、紙券の他、ジョルダンの「乗換案内」アプリで、電子チケットも発売する。

船橋新京成バス・松戸新京成バス 一般路線は通常通り運行。津田沼線(〔津04・05・16〕〔緑03〕〔習06〕各系統)は、1月16日より平日のみダイヤ改正を行う。
 
千葉交通 一般路線は通常通り運行。

千葉中央バス 一般路線は通常通り運行。
 
千葉内陸バス 一般路線は通常通り運行。

千葉海浜交通 一般路線は通常通り運行。幕張ベイパーク線(京成バスと共同運行)は、当面の間休止している。
「海浜1日乗車券」を発売している。紙券の他、ジョルダンの「乗換案内」アプリで、電子チケットも発売する。大人600円・小児300円。
 新500円硬貨は、前乗り・運賃先払いの路線で使用できる。

成田空港交通 一般路線は通常通り運行。

小湊鐵道 千葉県がんセンター~蘇我駅東口・千葉駅は全便運休。五井駅東口~国分寺台線は、平日夜間の下り6便・上り3便が運休(五井駅東口発最終は22時58分に繰り上げ)。八幡駅東口~千葉労災病院線は、土休日夜間の下り6本・上り5本が運休している。平日のみ、姉ヶ崎駅~五井駅西口・帝京大学医療センター(姉崎高校経由・ダイアパレス経由)・有秋台団地・市原緑園都市バスターミナル・光風台駅路線は土曜日ダイヤで運行している(姉ヶ崎駅~帝京大学医療センター~光風台駅間は運休)。※10月20日現在、継続中。
   
日東交通 イオンモール木更津線は計画減便ダイヤで運行。
 
平和交通 一般路線は通常通り運行。

あすか交通 一般路線は通常通り運行。

東洋バス・千葉シーサイドバス 通常通り運行。

関東鉄道 一般路線は通常通り運行。
 つくばセンター~桜ニュータウン線は、1月31日を持って廃止する。
 現在運休中の高速バス・東京~水戸線茨大ルートは、2月9日を持って正式に廃止する。
 関鉄パープルバスでは、「石岡・やさと観光周遊バス」を運行している。石岡駅~いばらきフラワーパーク~十三塚果樹団地~いばらきフラワーパーク~石岡駅間循環運行。平日3便・土休日6便(区間運転含む)運行。土休日のみ1日フリーきっぷを発売(1,000円)。提示により、沿線の施設や店舗で割引やプレゼント等の特典がある。なお、関東鉄道グループの「IC1日乗車券」(土休日のみ発売)は利用できない(普通運賃のICでの支払いは可)。

朝日自動車 通常通り運行。
 菖蒲〔営〕は2月1日、ダイヤ改正を行う。桶川駅東口~モラージュ菖蒲間急行路線を、一般路線〔OK02〕系統に移行する(現状の〔OK02〕系統(桶川駅東口~菖蒲車庫)は廃止)。この他、〔OK01・03・11・12・13〕各系統・久喜駅西口~モラージュ菖蒲間急行路線で時刻を改正する。またモラージュ菖蒲関連の系統で運賃改定を行う。
「熊谷・妻沼名所巡りきっぷ」を発売している。太田〔営〕全路線(熊谷駅~妻沼~太田駅など)が利用可。スタンプラリーも行っている。スタンプを3つ集めて郵送すると、朝日バスのミニカー(日野レインボー7m)がプレゼントされる。大人1,000円・小児500円。1月31日まで。
「スマホ限定 はすだ1日フリーパス」を発売している。蓮田市内各路線が1日利用可。スマホアプリ「バスもり!」のみ。大人500円。

阪東自動車 通常通り運行。1月31日まで一日乗車券を発売している。スマホアプリ「バスもり!」のみ。大人500円。

茨城急行 北越谷→松伏高校線で金曜日・祝前日のみ運行の深夜便2便の運行を取りやめ。
 1月31日までの間、期間限定で一日乗車券を発売する。松伏・野田両営業所の路線で利用可(東武動物公園線・野田市駅~岩井車庫線・コミュニティバスは不可)。大人・子供とも1,000円。松伏・野田両営業所・朝日自動車の北越谷〔営〕・ガーヤちゃんの蔵屋敷で発売。

川越観光 マイタウン循環・東京電機大学循環の各路線は、平日23時台の便の運行を取りやめている。最終バスは、マイタウン循環は東松山駅発23時03分→22時34分、東京電機大学循環は高坂駅発23時29分(深夜バス)→22時59分。
「小川・越生ぐるっとフリーパス」を、来年1月31日まで発売している。小川パークヒル線・みどりが丘循環線・黒山線で利用可能。大人500円・小児250円。

国際十王交通 一般路線は通常通り運行。
「くまがやワンデイパス」を、1月31日まで発売している。熊谷市内の国際十王交通路線で利用可(朝日自動車を含む他社は不可。熊谷駅南口~森林公園駅路線は全線不可の模様)。大人1,000円・小児500円。熊谷営業所および秩父観光興業株式会社で発売。バス車内では発売しない。
「森林公園花めぐりデジタルきっぷ」は通年発売している。小田急のMaaSアプリ「EMot」のみ。

関越交通 一般路線は通常通り運行。
 
イーグルバス 東秩父村路線は、土休日の〔W03〕系統全便・〔W04〕系統一部便(和紙の里発3便・小川町駅発4便)が運休している。ときがわ町路線は、〔と01・02・05-2・06〕系統の平日の一部便(夕方以降)が運休している。「小江戸巡回バス」は、平日は運行を再開した。現行の土休日(あぐれっしゅ川越始終着の区間運転を含めて14便)と同じ時刻で運行。

横浜市営 通常通り運行。「雨の日臨時便」・深夜バスは運休中。
「109系統特急」「BAYSIDE BLUE」「あかいくつ」「ピアライン」「ぶらり三渓園バス」「三井アウトレットパーク横浜ベイサイド直行便」で行っている「Visaのタッチ決済」の実証実験を、来年3月31日まで延長する。
 
横浜交通開発 通常通り運行。

川崎市営 通常通り運行。深夜バスは全便運休中。
 新500円硬貨は、全線で使用できる。

神奈中バス 一般路線は通常通り運行。
 戸塚・中山・大和各営業所は1月16日、ダイヤ改正を行う。
 
相鉄バス 一般路線は通常通り運行。

臨港バス 一般路線は通常通り運行。
 鶴見・神明町両営業所は2月1日、ダイヤ改正を行う。〔鶴05・06〕系統は平日も朝夕のみの運行となり、〔鶴07〕系統を大幅に増便して終日運行する。〔鶴01・02・03・04・12〕各系統も運行間隔の変更や、最終バスの繰り下げを行う。〔川50・56・58〕各系統では平日朝方に増便する。〔綱23〕系統も初便・終便を含めて時刻の変更がある。
 今春より、連節バスを川崎駅~水江町間で運行する。乗務員の習熟運行を行っている。営業運行についての詳細は、今月下旬に発表予定。
 3月16日実施を予定とした、川崎市内の上限運賃変更認可(=値上げ)の申請を行った。実施運賃は(現金・ICとも)大人210円→220円、小児(IC)105円→110円。通学定期は据え置きの予定。横浜市内・東京都区内は変更なし。
  
江ノ電バス 一般路線は通常通り運行。
 湘南営業所は1月16日、平日のみダイヤ改正を行い、〔N6・15・61・63〕〔F15〕各系統は減便、〔N62・64〕(湘南鎌倉総合病院藤沢口経由)各系統は当面の間運休する。※「コロナ禍による乗務員不足」を理由としているが、暫定的なものになるのかは不明。
 1日乗車券「江ノ電バスのり旅きっぷ」を、実証実験として発売している。3月15日までの予定。小田急電鉄のMaaSアプリ「EMot」のみ。大人600円・小児300円。1端末につき大人1人・小児3人まで利用可能。

箱根登山バス 以下の路線で運休が発生している。
 小田原駅~国府津駅:6往復(土休日は3往復)小田原駅→ダイナシティ:土休日のみ1本 鴨宮駅~ダイナシティ:2往復(土休日は復路1本) 鴨宮駅~国府津駅:2往復 小田原駅~芦子橋~城東車庫:往路3本・復路2本 箱根湯本駅~上畑宿~元箱根港:4往復(平日のみ、往路1本は上畑宿行きで運行) 箱根湯本駅~上畑宿:1往復

 座席定員制「芦ノ湖ライナー」の実証運行を行っている(土休日のみ運行)。下り小田原駅10時15分発(ターンパイク箱根経由)・箱根湯本駅12時00分発(箱根新道経由)元箱根港行。上り元箱根港13時50分発(箱根新道経由)箱根湯本駅行・16時00分発(ターンパイク箱根経由)小田原駅行。乗車券小田原駅発大人1,340円・小児670円、箱根湯本駅発着大人1,080円・小児540円(フリーパス等の利用も可)+乗車整理券500円が必要。各便30名。「EMot」アプリ・「箱根ナビ」で一ヶ月前~発車20分前まで事前予約可。出発場所では発車20分前以降、空席がある場合のみ紙製乗車券を発券。11月12日まで運行予定。

伊豆箱根バス 沼津駅~三島駅路線(新道経由・旧道経由共)は黄瀬川大橋崩落のため、黄瀬川橋南(東海バス)経由のルートに迂回して運行している(黄瀬川大橋本格復旧までの間は、このルートが正規の経路の扱い)。
 湯河原~箱根線は運休を継続している。その他の路線は、通常通り運行。
 2月26日までの金・土・休日、伊豆の国市実証運行バス「ぐるっと!伊豆の国市観光周遊バス」を運行している。ブルーラインとグリーンラインの2コースを各5回運行。1乗車200円。1日乗車券(500円)を発売している。この期間中は「歴バスのるーら」は運休。
「函南町拠点循環バス」実証運行を行っている。函南町役場~伊豆仁田駅~道の駅ゲートウェイ函南間を、平日8往復・土休日5往復運行。大人200円・小児100円均一。函南町の公式WEBでは、3月24日まで運行を継続としている。
 新500円硬貨は、全線で使用できる。

富士急モビリティ 通常通り運行。
  
フジエクスプレス 港区コミュニティバス「ちぃばす」、横浜市内路線共に、通常通り運行。

富士急バス 「レッドライン」(河口湖)は、河口湖駅発は、10~15時台は20分間隔で運行している(富士急ハイランド~河口湖間は運休)。「グリーンライン」(西湖)は8本運行している。「ブルーライン」(鳴沢・精進湖・本栖湖)は3本運行。この3路線の1日フリー乗車券を発売している。大人1,350円・小児680円。
 甲府駅~河口湖駅・富士山駅路線の1日フリー乗車券を発売している。大人3,000円・中人2,000円・小児1,500円。
 富士スバルライン五合目線は、3往復運行。スバルラインが一合目まで営業(通行可)の場合は全区間運休、四合目まで営業の場合は四合目大沢展望台折返しで運行。
「勝沼周遊バス」は、土休日のみ運行。

富士急湘南バス 一般路線は通常通り運行。

富士急シティバス ららぽーと沼津22時15分発・22時40分発沼津駅行は運休している。
 高速バス・沼津~渋谷・新宿線は1月30日より、土休日のみ2往復運行に減便する。
「おでかけシャトルバス」の実証運行を行っている。沼津駅北口~駿河湾沼津SA~ららぽーと沼津間は2月10日までの平日、1日8往復運行。
〔三島河口湖ライナー〕の往復乗車券は、1月19日を持って窓口での発売を終了し、20日以降はWEBサイト「SEKITORI」及び旅行代理店でのみ取り扱う。

富士急静岡バス 一般路線は通常通り運行。

山梨交通 一般路線は通常通り運行。
 
東海バス 一般路線は通常通り運行。定期観光バス「絶景小室山リッジウォークと伊東映えスポットめぐり」は、運休している。
「湯~遊~バス」「三島エクスプレス」は、車内で「PayPay」での支払いが可能(「湯~遊~バス」は一日乗車券の購入のみ)。
 沼津駅~三島駅路線(新道経由・旧道経由・柿田経由共)は黄瀬川大橋崩落のため、黄瀬川橋南経由のルートに迂回して運行している(黄瀬川大橋本格復旧までの間は、このルートが正規の経路の扱い)。
 フリーきっぷ全種類を、小田急のMaaSアプリ「EMot」で発売している。「EMot」に限り、全てのフリーきっぷの小児用は、上限が500円(大人1人に対し、小児5人まで)。
 東海バスフリーきっぷ「全線3日券」の通常の半額(大人4,600円→2,300円・小児2,300円→1,150円)の発売は、明日1月15日を持って終了する。
 新500円硬貨は、一般路線全線で使用できる。

JRバス関東 一般路線は通常通り運行。現在運休中の高速バス・東京~水戸線茨大ルートは、2月9日を持って正式に廃止する。

 一応、各社のリリースなどを細かく見てきたつもり、だが、見落とし・書き漏らしも多々あろうかと思います。発見次第書き直していますが、各事業者の公式WebやSNSで、再度確認して頂ければと思います。
 ピーク時の混雑が緩和されるのはいいが、全体的に利用が減少して、結果便数が大幅に削減されるようだと、それが必要以上の利用の減少を招くという悪循環に陥る事になってしまう。上ではあっさりと書いてしまった神奈中バスのダイヤ改正でも、戸塚駅~三ツ境駅間の〔戸19〕系統は、日中毎時3→2本に減少します(20分→24~36分間隔)。神奈中バスは元々便数が減少傾向にあったが、パンデミック以降はそれが加速しているようで、地元の利用者そしていちファンとして、非常に心配しています。もちろん神奈中バスだけではなく、どこでも同じでしょう。比較的都心に近い戸塚でさえこうだと、地方は路線網の維持そのものが危うくなるかもしれません。マスク姿以外は日常を取り戻しつつあるように見えても、一日の死者数の報告が過去最大で医療体制ひっ迫、とか聞かされると、まだまだ公共交通におけるコロナ禍の悪影響は深刻なものであり続ける事になるはずで、この先どうなってしまうんだろうと不安になってしまいます。日常生活における重大な懸念材料として皆で考えなければならん、とは思うが、果たして市井の人々の本音は、どこにあるのだろう。

 当ブログでは直接のコメントは受け付けません。何かありましたら、引き続き本体の「日本の路線バス・フォトライブラリー」上からメールを下さい。折返し返事をしたいと思います。質問がありましたら、やはり本体上からメールを下さい。解かる範囲でお答えをしたいと思います。質問と答えは当ブログにも掲載します。
 当ブログ上からでは発表できない緊急の事態が発生した時は、本体でお知らせします。


 成田空港の今年末年始の利用者は55万人弱で、コロナ禍前の半分にとどまったという事です。外国人約38万人にたいして日本人は約16万人で、空港会社は「水際対策大幅緩和で外国人は増えたが、コロナ禍や円安の影響で日本人が少なくなった」と分析しているようです。方面別ではやはり、ハワイを含む北米が一番だったとか。№2599で航空利用について分析したが、国際線では各社ともコロナ禍前とは違う、かなり特異な傾向が見られた。それが裏付けられた形だと思います。

《What's New》
14日 大相撲 元関脇隠岐の海引退 記者会見

№2600 「日本列島改造論」と鉄道 田中角栄が描いた路線網(小牟田 哲彦/交通新聞社新書)

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「日本列島改造論」という名前は何度も聞かされているし、良くも悪くも戦後の日本の政界を席巻した田中 角栄元総理大臣が執筆した、国策に関する持論、というのも何となく知っている。が、実際に読んだ事はないし、田中 角栄自身の「ダーティ」なイメージ(ロッキード事件など)も重なって、あまり良い印象は持たれていないかも知れない。私もその一人だが、昨2022(R4)年は、「日本列島改造論」(以下「改造論」)が刊行されてちょうど50年の節目を迎えた。前後して、「改造論」の中の、鉄道関係に関わる部分に特化した評価と、その後の展開をまとめた親書が、昨年秋に刊行されました。だいぶ遅くなってしまったが、簡潔に読んだ印象を記してみます。

 全体的には、好意的、とまでは言えなくても、肯定的にとらえた論調が貫き通されていると思えた。今の整備新幹線の根拠となる「全国新幹線鉄道整備法」は「改造論」をなぞるように田中内閣によって策定された新幹線計画が、今もなお根幹となっている事はもっと国民に知られても良い事だとか、「北海道の鉄道は民営にはできないから公社がやるべき。国鉄の赤字は税金で賄えば良い」とまで主張して国が鉄道を支えるべきという「改造論」の本意は、現状を見た時に傾聴すべき点を含んでいるというくだりは、典型だろう。
 現代のイメージからすれば、提言全般が実は意外に「自民党らしくない」のかも知れない。特にローカル線は、後の国鉄分割・民営化と同時に断行された特定地方交通線整理とは真逆だ。中曽根政権の国鉄改革や、小泉政権の郵政民営化(どちらも「官」の役割を低く抑えようという話だ)とは正反対ともいえる。だから当時の野党の批判も具体的な数値を基にしたものではなく、当時の社会党や共産党は、自党の行動原理となるイデオロギーを持ち出さなければ、反論を成り立たせる事ができなかったのではないか。

 ただ、「改造論」に対する肯定的な面が出過ぎて、現代の鉄道が抱えるもっと深刻な問題に関しては、やや遠慮がちとも読めた。新幹線並行在来線問題もそうだし、夕張線より先、兵庫県の三木鉄道は、廃線を公約に掲げた三木市長の出現で廃止に追い込まれた。この辺、「赤字ローカル線擁護論が実験的に復活しつつある」という分析は、少し違う気もする。「地方分権」であれば、逆に地方の鉄道の生き死には地方自治体の政策あるいは思惑にかかっていると言えるわけで、国全体でローカル線を守ろうという「改造論」とは、違う方向ではないだろうか?
 また、「改造論」では「新幹線を地域開発の先兵にする」という思想があったが、現状はどうだろうか?「かえって東京一極集中を招いている(「ストロー効果」)」という評価は本文でもある程度触れられているが、在来線併設ではない駅、例えば北陸新幹線の安中榛名や、北海道新幹線の奥津軽いまべつ駅などの現状はどうなのか。まだ開業から間がないから評価を下しにくいかも知れないが、そこにも焦点を当てるべきだったろうと思う。
 結びの章で「公共交通機関に再び一定限度の公的関与を認める方向性への揺り戻しが起きている」と記されているが、本当にそうなのか?という気がしないではなかった。何より、国鉄分割民営化(と、そこに至るまでの過程)が、日本の鉄道(を含めた交通)政策の「官から民」への転換を肯定する流れを決定的にしてしまった。大都市の公営地下鉄(大阪市)まで完全民営化されてしまった。日本航空も高速道路公団も、地方部にネットワークを持つ郵政までも民営に移行し、純民間企業との競争にさらされる事になったし、地方でも小規模な公営バス事業者はその全部、あるいは一部でも民営に移行している(今は民営側も体力がないから動きは止まっているが)。国鉄改革が特に都市部で歓迎されたのは、私鉄に比べて運賃が高いわりにサービス水準が低くい事が都市部の有権者の不満を招き、高水準の運賃は地方路線を支えるために必要、という考え方は見事に拒絶された事実(1986(S61)年衆参ダブル選挙)を忘れてはならない。「改造論」の根底の思想(新幹線の整備も、ローカル線の維持も、国が面倒を見るべき)が、少なくとも鉄道政策においては否定されたと言ってよいだろう。

 田中 角栄という政治家は、戦後の高度経済成長と時を同じくして台頭してきた政治家であり、「改造論」もそれをベースに、高成長が続く事を前提として生み出されたものと言えた。その後オイルショックと前後してスキャンダルにより退陣、そして国鉄改革の先鋭的な闘争の最中に病に倒れ、「闇将軍」とも称された政治的影響力をも失った軌跡は、日本経済の動向と 見事に一致している。だから、発表当時はそれなりの説得力を持って受け入れられた「改造論」だが、田中 角栄亡き後の日本経済の低成長が慢性化し、特に整備新幹線はもはや「厄介者」とみなされる(少なくとも都市部では)現代では、相当な違和感を持って受け止められる存在になってしまったのではないか、そんな印象を抱きました。

 なお、「改造論」の鉄道政策そのものと直接は関係ない第1章には、考えさせられる内容が含まれていたと思う。というのは、「政治主導」というセリフを、特に野党は簡単に使うが、官僚や役人との「付き合い」を積み重ねる事で議員立法を多数成立させ、「改造論」に結びつけたという田中 角栄の手法から見ると、2009(H19)~2012(H24)年の民主党・特に鳩山政権が掲げた「政治主導」が、あまりに稚拙に思えたからだ。田中 角栄という人物そのものを見る目で「改造論」を安易に論じるべきではない、という主張は、その通りかも、とも思いました。

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 京急は今日、10月実施を目標とした運賃改定の申請を行ったとリリースしました。特徴は全体的な値上げ、ではなく、初乗り運賃は140円(IC136円)→150円(IC同額)となるが、以降長距離になるほど値上げ率が低くなり、41㎞以上は逆に値下げするというもの。「需要創出と沿線活性化を目的としている」としています。品川~横浜間310円(IC303円)→350円(347円・実際には320円(IC313円)となる見込み)・品川~羽田空港間300円(IC292円)→330円(IC330円・いずれも加算運賃含む)となるが、一方で品川~横須賀中央間は650円(IC同額)→620円(IC同額)・品川~三崎口間は950円(IC943円)→740円(IC同額)になります。大幅な値下げだが、京急は元々やや運賃が高めで、品川~三崎口間(65.7㎞)とほぼ同距離の小田急小田原線・新宿~渋沢間(65.6㎞)は690円、東武東上線・池袋~小川町間(64.1㎞)は820円です。JR東日本の電車特定区間61㎞~70㎞の1,100円に比べれば安いのだが。特に京急久里浜~三崎口間は、平日の日中が減便になるほど利用が少なくなっていて、それでも京急にとって三浦半島は今でも重要な観光資源だから、何か手を打たなければならないと思ったのだろう。通勤定期も値上げするが、通学定期は値上げ率を割引率引き上げで相殺する形で、実質の値上げはない。なお、鉄道バリアフリー料金は導入しないようです。

《What's New》
12日 鹿児島・馬毛島 自衛隊基地建設工事着手
13日 ソウル・梨泰院「群衆雪崩」事故 最終的操作結果発表

№2599 2022年度年末年始 航空利用データ分析

羽田空港.jpg
 3年ぶりに行動制限措置がなかった、今回の年末年始。多くの人々が、ウィルスの呪縛から解き放たれたかのように、山へ、里へ、野へと繰り出していきました(春が来るのはもう少し先だが)。日本各地の空港も、久しぶりの活気を見せています。一昨年1月3日の新千歳の閑散ぶりが、ウソのようです。
  その航空各社の利用状況、今回は12月28日~1月5日の9日間が対象となりました。先週6日、一斉に航空各社から速報値が発表されているが、少々遅くなってしまいました。ともあれ発表されたリリースから、各社の利用状況を分析してみます。
 基本的には(会社によって呼び方が若干違うが)「座席数」「旅客数」「利用率」の数値のみ記します。注記以外は、コードシェア販売分の扱いは記されていません。カッコ内は前年比だが、一部はコロナ禍前、2019(R元)のデータも合わせて発表されています(下線を付けて記した)。また、「ピーク」の文言は使用せず、基本的利用率が一番高かった日と、パーセンテージを記す形に統一します。国際線は、コロナ禍に加えて経済状況、さらには直前の対中国の水際対策の強化の影響が大きく出たようです。

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全日空
国内線 座席数 1,568,024席(116.6%・91.3%) ※旅客数 1,158,511人(117.3%・81.3%) 利用率 73.9%(+0.4%・▲9.1%
※ピーチとの合算では1,375,661人(115.8%・88.3%
国際線 座席数 175,243席(261.3%・50.0%) 旅客数 140,246人(580.8%・48.1%) 利用率80.0 %(+44.0%・▲3.1%
 国内線では一昨年よりANAの一部便のピーチ移管が行われており、旅客数は、ANAとピーチとの合算も合わせて記されています(共同の航空輸送事業計画も策定中との事)。
 国内線は、全方面で座席数・旅客数とも前年度より伸び、旅客数は関西方面を除くと対前年度比で110%を上回りました。特に東北・北陸方面は120%以上(ただし利用率は唯一70%を割っている)。
 最高の利用率は、下りは12月29日の93.6%、上りは1月3日の90.5%。合計111便の臨時便を運航。
 国際線は、ハワイ線が前年度の2051.0%、つまり20倍になっている。コロナ禍前との比較では54.7%に留まっているが、A380「FLYING HONU」(現在は週5便)は、ピーク日はほぼ満席と記されていて、何より。一方中国路線は座席数・旅客数とも、前年度比では倍以上だが、コロナ禍前には遠く及ばず、利用率は、方面別では唯一40%を切っている。中国国内のコロナ対策の混乱と、関連した日本の水際対策強化の影響が出たのではないか。
 最高の利用率は、これまでと相当違う傾向を見せました。日本発は1月5日の89.2%、日本着は12月29日の81.6%。日本発は12月29日の85.5%以降、期間中はずっと80%以上だったが、日本着は12月30日以降、80%に達した日がない。「一時帰国需要や訪日レジャー(インバウンド)が好調だった」としているが、裏を返すと、ハワイ等以外の日本発の旅行の需要が伸びていない、という事ではないか。コロナ禍以外にも急激な円安や、欧州(ここも71.7%と比較的低い)だとウクライナ危機の影響もあるだろう。
 今回も井上 慎一社長のコメントがあり、「Withコロナの旅が定着し、利用者は「リアル」を求めていると嬉しく思った。全国旅行支援対象商品や新春タイムセールもよろしく」みたいな事が記されています。
 需要が戻ってきたのでコロナ禍前に書いていた事を再度書かせてもらうと、中国メインランド以外のアジアは「アジア・オセアニア線」とひとくくりにしているが、韓国・台湾・香港・インド・その他東南アジア・オセアニア(オーストラリア)では、全く事情が違うはず(対コロナの姿勢が各国で異なる現状ではなおさら)。もっと細分化して公表すべきではないか?

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日本航空
国内線 座席数 1,110,564席(102.4%・97.0%) 旅客数 938,168人(105.2%・88.5%) 利用率 75.9%(+2.6%・▲6.4%)
国際線 座席数 182,564席(204.5%・64.9%) 旅客数 142,419人(509.9%・56.9%) 利用率 78.0%(+46.7%・▲11.0%)
     
日本トランスオーシャン航空
 座席数 127,017席(132.3%・101.7%) 旅客数 78,308人(246.0%・74.1%) 利用率 61.7%(+28.5%) 
   
琉球エアコミューター
 座席数 23,648席(122.9%・118.3%) 旅客数 14,040人(146.1%・90.8%) 利用率 59.4%(+9.4%)

「国内線ご利用実績」は今回から、JAL・JTA・RACの合算で記されています。
 座席数では、東北・北陸方面、沖縄方面は、コロナ禍前をも上回りました。逆に中国・四国方面、九州方面は、前年度よりも下回っている。利用率は、関西方面が86.8%と図抜けて高いのはなぜだろう?旅客数では、この関西方面と、東北・北陸方面が対前年度比で110%を上回りました。一方、JTA・RACの利用率がコロナ禍前よりだいぶ低いが、沖縄県内の移動が少なくなっていたようで、これもコロナ禍の影響か?トータルでは、1月5日の下り(49.5%)を除いて、60%を割った日はない。
 最高の利用率は、下りは12月29日の92.2%、上りは1月3日の90.2%。JALが合計94便・JTAが合計20便・RACが合計4便の臨時便を運航。
 国際線は、香港線の旅客数が対前年度比2548.9%という数字になっている。ハワイ・グアム線も2116.9%。北米線は、コロナ禍前の水準に戻りつつあります。一方、ここも中国メインランド路線は低調で、対前年度比では大幅に増えているが、旅客数はコロナ禍前の5.3%に過ぎない。利用率も32.9%と1/3以下。欧州線の利用率も57.6%に留まり、「コロナ・円安・ウクライナ危機」のトリプルパンチが、ここでも堪えているようです。
(韓国線は、前年度は飛んでいない)
 最高の利用率は、日本発は1月2日の88.9%。翌1月3日も88.6%で、この両日を挟んだ1月1~4日が82%以上。12月28・29日が80%程度だったから、こちらも例年とは傾向が違う。日本着は1月3日の82.7%で、1月4日も80.0%だったのでここは日本発の旅行の需要がある程度あったと思うが、期間のトータルでは、日本発と着で8.1%も異なっていた。新千歳~香港間3便のチャーター便を運航。

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スカイマーク
国内線 座席数 247,269席(96.9%・104.3%) 旅客数 208,898人(103.5%・98.3%) 利用率 84.5%(+5.4%・▲5.2%)
国際線 運航なし
 座席数は前年度より減少したが、旅客数は増えました。最高の利用率は、下りは12月29日の94.1%、上りが1月3日の93.2%。80%を割ったのは、12月31日・1月1日の上りのみ。
   
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エア・ドゥ
 座席数 76,463席(95.7%・97.2%) 旅客数 68,940人(99.3%・104.5%) 利用率 90.2%(+3.3%・+6.3%)
 今シーズン、データ上で一番好調だったのはADOだったと感じました。下りの最高利用率はは12月29日の96.8%だったが、12月28日~1月1日、さらに1月3日も90%台に乗りました。上りは1月4日の97.9%が最高だが、12月30日と1月3~5日が90%台。80%を割ったのは、1月5日の下りだけでした。旅客数は前年度よりは減少したが、コロナ禍前を上回っています。羽田~新千歳路線で上下計49便の増便を実施。

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ソラシドエア
(ANA販売分は含まず)
 座席数 87,662席(102.1%・117.7%) 旅客数 63,886人(99.6%・108.7%) 利用率 72.9%(▲1.9%・▲6.0%
 座席数・旅客数とも、コロナ禍前を上回っています。最高の利用率は、下りは12月29日の88.4%、上りは1月3日の86.4%。やや片輸送の傾向が強く、1月1・2日を除くと、上下で13~30%の差がついています。羽田~長崎・宮崎・鹿児島間の臨時便運航が、昨年秋にリリースされていました。

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スターフライヤー
(ANA販売分は含まず)
国内線 座席数 52,739席(118.7%) 旅客数 44,636人(125.8%) 利用率 84.6%(+4.8%)
国際線 運航なし
 ここも片輸送の傾向があるが、1月5日の下り(55.7%)を除くと、全日上下とも70%以上でした。最高の利用率は、下りは12月29日の98.5%、上りは1月3・4日が共に97.4%。下りの12月28~31日、上りの1月3~5日は、連日90%台。羽田~北九州・福岡線の臨時便運航が、昨年12月6日にリリースされていました。
 
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フジドリームエアラインズ
 座席数 65,152席(106.1%) 旅客数 51,928人(105.0%) 利用率 79.7%(▲0.8%)
「コロナ禍の影響は限定的で、前年度並みの利用があった」としています。最高の利用率は、小牧は発が12月29日(97.1%)・着が1月4日(92.7%)、静岡は発が12月29日(90.3%)・着が1月4日(93.0%)、松本は発が12月29日(94.5%)・着も12月29日(93.1%)、神戸は発が12月29日(91.3%)・着も12月29日(89.7%)。小牧空港発着は、日によって上下の差が大きくなっただろうか。
   
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IBEXエアラインズ
 座席数 7,056席(75.3%) 旅客数 5,716人(70.6%) 利用率 81.0%
 ここは前年度より利用がかなり減っている。前年度運航があった仙台~広島・松山線の期間運航便の運行が、今シーズンはなかったから、だろうか?最高の利用率は、下りは12月29日の91.8%、上りは1月3日の91.7%。

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ピーチ
 ピーチ独自の利用実績についてのリリースは、確認できなかった。11月17日より、羽田~台北(桃園)便が再開になっています。

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ジェットスター・ジャパン
国内線 座席数 173,828席(116.8%) 旅客数 147,808人(111.3%) 利用率 85.0%(▲4.2%)
国際線 座席数2,880席 旅客数2,498人 利用率86.7%
 国内線は、A321LRの導入が進んだ事もあってか、座席数が前年度よりかなり増えました。最高の利用率は、下りは12月29日の91.8%、上りは1月4日の92.2%。1月1日の上りと1月5日の下り以外は全て、80%を越えています。
 国際線は、12月15日に成田~マニラ線が再開しました。1月2日の成田発が100%、1月3日の成田着が86.7%(1月1日成田発・2日成田着は飛んでいない)。※1月24日追記:1月1日のマニラの管制トラブルの影響と考えられる。
 1月19日より、成田~台北(桃園)線が再開予定。

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スプリング・ジャパン
国内線 座席数 23,058席(122.0%) 旅客数 14,702人(99.3%) 利用率 63.8%(▲14.5%)
国際線 座席数 1,283席(375.2%) 旅客数 636人(451.1%) 利用率 49.6%(▲8.4%)
 国内線は、座席数は増えたが、旅客数は前年度より減少し、利用率もかなり落ちました。最高の利用率は、下りは12月29日の87.6%、上りは1月3日の84.2%。1月4日下り48.1%、5日下り34.7%と、帰宅とは逆方向になるとはいえ、全体的にやや低調だったかと思われます。 
 国際線は、南京線就航の12月30日は成田発81.4%・成田着16.7%、ハルビン線就航の1月1日は成田発92.4%・成田着31.0%、天津・ハルビン線就航の1月2日は成田発75.9%、成田着25.0%。なお、1月18日から寧波→成田便(年末年始は元々飛んでいない)、火曜日の南京→成田便は運休する(水際対策強化のため。両路線とも成田発は運航)。

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ZIP AIR TOKYO
 座席数 26,680席(184%) 旅客数 22,719人(2,872%) 利用率 85.2%(+79.7%)
 最高の利用率は、日本発は12月30日の99.4%、日本着は1月3日の82.3%。期間トータルでは日本発・着で極端な差がついていて、日本発の96.4%に対し、日本着が73.9%と、約23%もの差が付きました。日本発は1月4日(88.3%)以外は90%を越えていたのに、日本着は1月3日以外に80%を越えた日がなく、12月28・29日の日本着は60%台でした。

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 以上、相当におおざっぱだが、今年末年始の航空輸送についてまとめてみました。
 国内線はかなり復調してきていて、SKY・ADO・SNA,それにJALの一部方面では、利用者数がコロナ禍前よりも上回りました。
 国際線は正直やや困惑する結果が、各社のリリースに出ていると思いました。コロナ禍前とは全く違う。たぶん一つはっきり言えるのは、ハワイを含む北米路線を除いて、日本発の海外旅行の需要がまだまだ低調だろうと思われる事。繰り返しになるが、コロナ禍に加えて秋以降の急激なインフレに円安、さらに欧州線ではウクライナ危機が影を落とした事は、間違いないと思います。中国メインランド路線は、中国側の対コロナ政策の混乱が、データ上でもはっきり表れていると感じました。帰省でないレジャーとしての旅行は、基本的に今シーズンは海外は見送り、国内の方に回ったと考えて良いでしょう。
 国内では全国旅行支援が再開し、航空各社もかなり期待を寄せているようだが(ANA井上社長のコメントにも表れている)、「第8波」の行方は、やはり大きな懸念材料です。今月一杯は様子見、ではないか。次の大型行楽シーズンは春休みまでないが、札幌の雪まつり(今日現在では開催の方向のようだが)などのイベントは各種予定されています。その開催の行方に影響を与えなければ良いが。国際線は、特に中国メインランド路線は、コロナ禍そのものに加え、日本の対中国の水際対策強化と、昨日発表の中国側のビザ発給一時停止の対抗策発表で、相当長期間低迷が続くだろうと思います。コロナ禍前は各社とも稼ぎ頭だったが、どこまで影響を与える事になってしまうか。あとは経済問題と、ウクライナ危機の影響、でしょう。
 次回はGWです。年休の取り方ひとつで最大9連休になる曜日配列だが、それまでに、特にコロナ禍第8波がどうなっているかが、航空利用に大きな影響を与える事になるはずです。

 当ブログでは直接のコメントは受け付けません。何かありましたら、引き続き本体の「日本の路線バス・フォトライブラリー」上からメールを下さい。折返し返事をしたいと思います。質問がありましたら、やはり本体上からメールを下さい。解かる範囲でお答えをしたいと思います。質問と答えは当ブログにも掲載します。
 当ブログ上からでは発表できない緊急の事態が発生した時は、本体でお知らせします。


 JR東海は、現在の金子 慎社長が会長に、丹羽 俊介副社長が社長に就任する人事を発表しました。柘植 康英会長は相談役に就任します。いずれも4月1日から。丹羽新社長は1989(H元)年4月JR東海入社、というから、JR旅客6社では初めて、国鉄時代を経験していない社長になります(JR貨物の真貝 康一社長はみずほコーポレーション出身、2007(H19)年入社)。JR東海の当面の課題はいかにコロナ禍から立ち直るか、になるが、やはりリニア中央新幹線建設が大問題になる。整備新幹線ではないから、基本的にはJR東海自らが問題を解決しなければならない。新経営陣はこの難局にどう向き合うのか。

《What's New》
10日 海上自衛隊護衛艦「いなづま」 山口県沖で自力航行不能
11日 東京23区 12月消費者物価指数103.9 4.0%上昇 約41年ぶり高水準