№2586 2023年3月18日ダイヤ改正 1.JRグループ

 JRグループ各社、関東地方の大手私鉄、そしてその他一部私鉄・第3セクター鉄道は先週金曜日、来年3月18日のダイヤ改正に関して一斉にリリースを出しました。
 今回の目玉は間違いなく、東急・相鉄新横浜線となります。その他ボリュームが多いので(後ろ向きな内容が少なくないが)、今年は3回に分けて、JRのみならず、私鉄各社についてももう少し突っ込んで書きたいと思います。
 第1回はJRグループです(列車名・列車番号は原則現行ダイヤ)。

JR東日本

新幹線

◆ 上越新幹線・大宮~新潟間の最高速度を275㎞/hに引き上げ。所要時間を最大7分短縮、東京~新潟間最速は下り1時間29分・上り1時間31分。
 また最速列車と〔いなほ〕との接続見直しで、東京~酒田間最速は下り3時間49分(△4分)・上り3時間44分(△14分)に短縮。
◆ 上越新幹線は全列車E7系に統一。
◆ 北陸新幹線も、大宮~高崎間最高速度引き上げにより最大2分短縮、東京~金沢間最速は下り2時間25分・上り2時間26分。

在来線

◆ 高崎線特急にE257系(5500番台)を導入する。〔草津〕は〔草津・四万〕に改称し、全車指定席とする。平日の〔スワローあかぎ〕は〔あかぎ〕に統一し、「新たな着席サービス」を提供する。〔草津32号〕(土休日運転)は時刻を約2時間繰り下げる(〔草津・四万34号〕として運行)。
◆ 〔湘南〕下り1本を、東京→平塚間で増発する。東京発17時30分。
◆ 平日の〔ひたち5号〕を品川始発に延長し、〔ひたち〕は全列車品川発着になる。〔ときわ〕は全列車柏に停車する。
◆ 〔かいじ2号〕〔あずさ16号〕を東京へ延長し、中央線の午前中新宿着特急は全て東京終着になる。
◆ 〔日光1号〕は時刻を約2時間繰り下げる(〔スペーシア日光1号〕として運行)。
◆ 京葉線に幕張豊砂駅、田沢湖線に前潟駅が開業する。

横浜支社
◆ 東京23時00分発臨時の〔湘南19号〕(現行17号)は平塚終着に短縮する。
◆ 南武線浜川崎支線は、平日朝6時台に小田栄始発→尻手行1本を増発する。
◆ 東海道線の快速〔アクティー〕は、東京19時48分発は普通列車に変更し、20時48分発は取りやめる(これにより、〔アクティー〕は全て廃止)。
◆ 横須賀線は、E235系を追加導入する。
◆ 伊東線は、一部列車を4連で運行する。

八王子支社
◆ 中央線快速は、平日上り朝の最混雑時間帯(中野7時40分~8時40分)を1本減便し(29→28本)、その前の1時間の時間帯にシフトする(15→16本)。夜間下りの本数を見直すとともに、行先の延長を行う。
◆ 青梅線は、青梅~奥多摩間(「東京アドベンチャーライン」区間)でワンマン運転を開始、青梅・御嶽~立川・東京間の直通を取りやめる(青梅で分断)。青梅・河辺両駅の新ホームの使用を開始する。日中は東京~青梅間直通運転を増加させる。
◆ 五日市線は、拝島折返しの一部を立川に延長する。
◆ 〔ホリデー快速おくたま〕は3往復運行し、青梅で系統を分断、青梅~奥多摩間は臨時列車として、利用が見込まれる時期に運行する。〔ホリデー快速あきがわ〕は取りやめ。

大宮支社
◆ JR~東武直通特急の運行形態を見直す。定期列車は〔きぬがわ〕〔スペーシア日光〕各1往復のみとなり、臨時列車として〔きぬがわ〕2往復・〔日光〕1往復を運行する。運行日は別途通知。

高崎支社
◆ 平日の〔スワローあかぎ1号〕は鴻巣行(〔あかぎ1号〕として運行)・〔スワローあかぎ8号〕は本庄始発(〔あかぎ8号〕として運行)に短縮。
◆ 高崎線(上野東京ライン)の上越・両毛線直通列車(前橋発着)は、高崎始終着に短縮。一部列車は、高崎~前橋間は両数を変更して運行。

水戸支社
◆ 常磐線普通列車は、土浦20時58分発上野行を品川に延長。品川・上野~土浦間の一部列車を15両編成に増結。高萩5時台発上野行1本・勝田23時台発高萩行1本を取りやめ。上野21時台以降発を1本減便し、運行間隔を調整する。上野~高萩間上下計3本を、水戸で分断する。いわき→水戸の最終を3分、水戸→高萩の最終を5分繰り上げ。水戸~いわき間のE531系5連の列車でワンマン運転を開始する。
◆ 水郡線は、土休日運休の1本を毎日運転に変更し、平日は3連に増結する。常陸大宮18時13分発水戸行を増発。常陸太田18時16分発水戸行は上菅谷行に短縮(常陸大宮発増発の列車に接続)。ワンマン運転を拡大。

千葉支社
◆ 京葉線は、朝方に西船橋始発東京行1本を増発(10連)。平日の武蔵野線東所沢始発1本は東京行→海浜幕張行に変更し、西船橋始発東京行(10連)を設定する。平日夕方は東京→西船橋間・海浜幕張→西船橋間各1本を増発(いずれも10連)。一部の快速を各駅停車に変更、上りは18時台で快速運転を終了する。
◆ 総武快速線は、日中の成田空港発着を3往復削減し、千葉~成田空港間は代替で8連の普通列車を運行。
◆ 総武本線は、千葉23時50分発3323M横芝行を成東行に短縮、千葉→松尾・横芝両駅への最終は1時間17分繰り上げ(22時37分発銚子行)。21時57分発1897M成東行は横芝に延長。成東では〔しおさい13号〕(平日のみ運転)から接続する。
◆ 内房線は、千葉20時29分発1125M・22時03分発千倉行を館山行に短縮、木更津21時49発1129M館山行を千倉に延長し、九重・千倉への最終となる。千葉→九重・千倉両駅への最終は36分繰り上げ(館山乗り換え)。館山21時18分発2151M安房鴨川行は、木更津20時20分発2153M館山行の安房鴨川延長に建て替える。千倉→安房鴨川間の最終は18分の繰り下げになる。
◆ 成田線は、夜間の下り1485M・上り1478M(千葉~成田間)1往復を取りやめる(東千葉の上り最終は10分繰り上げ)。
◆ 久留里線は、平日朝夕2往復の4連を、3連に削減する。

東北本部
◆ 仙山線のダイヤを全面的に変更する。快速の停車駅を仙台~愛子間各駅・作並・山寺・羽前千歳・北山形に統一し、下り3本・上り5本を運行する。山形発着の日中は普通と交互に運行。早朝・深夜の普通上下合計5本は、奥新川・面白山公園を通過。
◆ 仙台空港アクセス線(仙台~名取~仙台空港鉄道仙台空港)の快速を、仙台14時50分発・仙台空港11時36分発に変更。全体の本数に変更はない。
◆ 陸羽東線は夕夜間を中心に行先等を変更し、運転間隔を平均化する。古川で東北新幹線との接続時間を見直す。
◆ 山形新幹線アプローチ線工事のため福島~庭坂間で行っていた、代行バス輸送を終了する。

盛岡支社
◆ 東北本線は、朝方に盛岡~矢幅間で1往復増発。IGRとの直通列車を5→9本に拡大する(上り1本は花輪線からの直通)。朝方下り快速〔アテルイ〕と上り北上発一ノ関行1本、日中の日詰~盛岡間1往復、夜間の盛岡発北上行1本を取りやめ。
◆ 田沢湖線は、前潟駅開業に伴い、平日のみ雫石7時40分発盛岡行を新設。
◆ 〔はまゆり3・4号〕は、盛岡~花巻間は各駅に停車する(〔はまゆり53・54号〕として運行)。
◆ 北上線は、北上21時46分発ほっとゆだ行741Dを取りやめ、最終は北上21時00分発快速横手行3739D(時刻変更)となり、ほっとゆだまでは46分の繰り上げ。平津戸駅は廃止。
◆ 釜石線は、釜石20時37分発遠野行668Dを取りやめ、最終は釜石19時23分発花巻行666Dとなり、遠野までは1時間14分の繰り上げ。

秋田支社
◆ 羽後亀田駅は、普通列車の上下全列車が駅舎側の1番線ホームに発着する。
◆ 北上線の時刻見直しにより横手駅で、羽越本線の時刻見直しにより秋田駅で、一部乗り換えの列車が変更になる。

新潟支社
◆ 新潟・長岡で上越新幹線⇔在来線、新潟で〔しらゆき〕→〔いなほ〕の接続を改善する。
◆ 信越本線・白新線・羽越本線・越後線・上越線で最終列車の繰り上げや、運行区間・本数の見直しを行う。白新線・羽越本線では一部列車を取りやめ。
◆ 信越本線・磐越西線・越後線でワンマン運転を拡大する。

長野支社
◆ 篠ノ井線で、臨時特急を新設する。
 下り 塩尻7:37 → 8:59長野(松本・明科・篠ノ井に停車)
 上り 長野20:47 → 21:49松本(篠ノ井・明科に停車)
 E353系3連。運転日は後日通知(愛称は発表されていない)。
「篠ノ井線特急料金回数券」を新たに発売する。臨時特急・〔しなの〕の自由席で利用可。「信州しなの料金回数券」は終了する。
◆ 篠ノ井線は、松本~塩尻間で日中に1往復増発。長野・松本両駅で、〔しなの〕・普通列車の日中の発車時刻を統一する。
◆ 飯山線の飯山→長野間、信越本線(しなの鉄道)の長野→上田間で、最終列車を繰り上げ。
◆ 大糸線・松本~有明間では、(ワンマン運転列車も含めて)全てのドアから乗降が可能になる。

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JR東海

新幹線

◆ 定期〔のぞみ〕上下19本の、東京~新大阪間の所要時間を3分短縮。
  東京~新大阪間2時間27分運転の〔のぞみ〕を上下合計17本に増強する。早朝・深夜の〔のぞみ〕各1本は、新大阪→東京間を2時間24分で運行する。
◆ 東京発7~18時台の定期〔のぞみ〕の運転間隔を、9~21分→12~18分に平準化する。
◆ 東京~山陽地方間の平均所要時間を1~2分短縮。東京~広島間は全〔のぞみ〕が4時間以内で運行。
◆ 東急・相鉄新横浜線開業に合わせ、新横浜6時03分始発新大阪行臨時〔のぞみ491号〕を設定、土曜日・月曜日を中心に運行する。また新大阪6時08分始発東京行臨時〔のぞみ280号〕を設定、新大阪発6時台も〔のぞみ〕最大12本運転が可能になる。
◆ 山陽新幹線直通臨時〔のぞみ〕の設定を、毎時1本増強する。
◆ 夜間の上り〔ひかり〕3本の所要時間を短縮する。〔ひかり〕2本の停車駅を入れ替え、〔664号〕が浜松に、〔522号〕が豊橋に停車する。
◆ 名古屋での定期〔のぞみ〕と〔こだま〕の接続を改善し、〔のぞみ〕停車駅⇔〔こだま〕停車駅間の所要時間を最大9分短縮する。また上り山陽直通定期〔のぞみ〕と〔ひかり〕の接続を改善し、山陽方面→豊橋・小田原への所要時間を短縮する(各1回)。
◆ 東京着8時00分~9時03分の〔こだま〕7本中4本の所要時間を、最大5分短縮する。
◆ N700S系を追加導入し、定期列車50本で運用する。また、ビジネスブースを設置したN700S系を、東京~博多間〔のぞみ〕3往復に運用する。


在来線

◆ 〔ひだ〕は、(大阪発着編成も含めた)全定期列車を、HC85系に統一する。
◆ 一部の〔ひだ〕の停車駅を変更する。〔ひだ5・25号〕〔ひだ16・36号〕は、岐阜~高山間の停車駅が美濃太田・下呂のみとなる。〔ひだ5・25号〕は名古屋・大阪→高山間の所要時間が10分短縮。〔ひだ1号〕は尾張一宮・鵜沼・白川口・飛騨金山・飛騨萩原・飛騨小坂・久々野に、〔ひだ18号〕は飛騨萩原に停車する。
※ 〔ひだ5・25号〕と〔ひだ1号〕、〔ひだ16・36号〕と〔ひだ18号〕で停車駅が入れ替わる形になる。
◆ 高山本線は、深夜下りの岐阜21時46分発1735C(土休日4735C)・早朝上りの高山4時44分発1702D(土休日4702D)の、いずれも下呂~高山間(途中通過駅がある区間)を取りやめる。下りは最終列車が繰り上がり、上りは初列車が繰り下がる。下り美濃太田9時55分発下呂行1715C(土休日4745C)・上り下呂13時46分発1716C(土休日4746C)は、下呂~高山間を延長する。下りは下呂で〔ひだ5・25号〕から接続する。
◆ 参宮線は、伊勢市4時45分発900Cは多気始発に短縮、多気5時54分発902Cは伊勢市5時22分発に延長。伊勢市~多気間の初列車は37分繰り下げ。

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JR西日本

山陽新幹線

◆ 臨時〔のぞみ〕を毎時1本増強し、〔のぞみ〕〔みずほ〕〔さくら〕の最大運転本数が毎時8→9本になる。
◆ 新山口に〔のぞみ〕・徳山に〔さくら〕が毎時1本停車するとともに、〔こだま〕の各駅毎の発車時刻を統一する。
◆ 〔みずほ〕4往復の全区間、〔ひかり〕1往復の新大阪~岡山間・同1往復の岡山~広島間は、利用状況に応じて運行する臨時列車とする(毎日運転の予定)。今春改正で臨時列車とした〔さくら〕4往復は定期列車に戻す。
◆ 〔ひかり590号〕は小倉→新下関間、〔こだま770号〕は全区間取りやめ。
◆ 〔こだま869号〕(改正後は広島始発〔こだま787号〕)は広島→新山口間各駅で最大13分、〔こだま875号〕は岡山→三原間各駅で最大11分、〔こだま874号〕は新下関→福山間で最大15分、繰り上げを行う。

北陸新幹線

◆ 上越新幹線・大宮~高崎間の最高速度引き上げに伴い、〔かがやき〕〔はくたか〕の東京~金沢間で、最大2分短縮。

在来線

※大阪駅(うめきたエリア)関連は先行リリース済み。なお組織の再編が行われている。

◆ 大阪駅のうめきた地下ホームが開業する。
〔くろしお〕〔はるか〕が新規に停車する。(日中の平均値で)大阪~関西空港間は24分(対関空快速比)、大阪~和歌山間は33分(対紀州路快速比)短縮。
 大阪発着の特急の増加で、通勤利用の快適性が向上する。
◆ 〔はるか12・43号〕が日根野・和泉府中に新規停車する。一部〔くろしお〕の西九条停車は取りやめ、通過に変更する。
◆ おおさか東線全列車が、大阪(うめきたエリア)に延伸する。直通化により、所要時間が平均4分短縮される。
◆ おおさか東線直通快速が、JR淡路に新規停車する。
◆ 奈良線・JR藤森~宇治間・新田~城陽間・山城多賀~玉水間の複線化が完成する。平日朝方、京都~宇治間で1往復増発、2往復は城陽に延伸する。また待ち合わせの解消で所要時間が短縮される。〔みやこ路快速〕は、日中の京都~奈良間は44分となり、5分(工事開始前比では3分)短縮。
◆ 琵琶湖線・JR京都線・JR神戸線(東海道本線・山陽本線)新快速の「Aシート」連結列車を、6往復に増強する。

山陽新幹線統括本部
◆ 博多南線の本数の変更はない。

金沢支社
◆ 高山本線は、朝方の速星→富山間の1本を越中八尾始発に延長し、越中八尾発は6時45分~7時30分の間、15分間隔になる。
◆ 〔花嫁のれん〕は、車掌の乗務を取りやめる(アテンダントは引き続き乗務)。

近畿統括本部
◆ おおさか東線直通快速は、クロスシート車8連に変更する。
◆ 奈良線六地蔵駅の新駅舎は、ダイヤ改正に合わせて使用を開始する。移転に伴う運賃改定は、4月1日に行う。
◆ 〔はまかぜ1号〕は大阪発が1時間50分繰り上げで7時48分発となり、鳥取まで延長する。これにより、大阪方面からの城崎温泉の滞在時間の拡大、城崎温泉~鳥取間の観光利用の利便性の向上を図る。〔はまかぜ4号〕も鳥取始発に延長する。5号は豊岡終着・2号は城崎温泉始発に短縮する(鳥取方面へは普通列車が接続)。
◆ きのくに線(紀勢本線)は、11~16時台の和歌山発時刻を毎時00分(御坊行)・30分(箕島または湯浅行)に統一、9~16時台の和歌山市行を毎時45分に統一する。15~16時台の和歌山~箕島間2本を湯浅まで延長する。10~12時台の御坊~紀伊田辺間1往復を取りやめ。
◆ 大和路線(関西本線)・和歌山線では、日中の王寺における大和路快速→和歌山線普通の接続時間を拡大する(現行は対和歌山行で3分)。
◆ 琵琶湖線(東海道本線)は、早朝の草津発(柘植始発)京都行5323Mを取りやめ。
◆ 山陰本線は、早朝の園部~胡麻間1往復・日中の城崎温泉~香住間及び豊岡~香住間各1往復・16時台の綾部~福知山間1往復・平日17時~19時台の園部~胡麻間2往復を取りやめる。園部→胡麻間初列車は17分繰り下げ。
◆ 草津線は、柘植5時05分発5321M・6時44分発5329M(土休日6時34分発5327M)は貴生川始発に短縮。柘植→貴生川間初列車は36分繰り下げ。草津22時13分発5388M・23時34分発5392Mは貴生川行に短縮。貴生川→柘植間の最終は29分繰り上げ。
◆ JR宝塚・福知山線は、平日の福知山4時43分発2522Mを5時01分発(土休日の時刻に統一)に繰り下げ。平日の福知山→篠山口間初列車は18分繰り下げ。篠山口→福知山間2本(1本は土休日運休)を取りやめ。大阪21時05分発1223C(土休日運休)は宝塚行に、23時02分発丹波路快速篠山口行は、快速新三田行に短縮。
◆ 阪和線は、平日の日根野→天王寺間1本を熊取始発に短縮。
◆ 播但線は、和田山5時23分発寺前行220Dを取りやめ。同区間初列車は50分繰り下げ。寺前9時45分発和田山行229D、10~21時台の姫路~寺前間1往復・姫路寺前間3往復(土休日2往復)を取りやめ。
◆ 赤穂線は、11~15時台の播州赤穂~長船間2往復を取りやめ。

中国統括本部
◆ 〔スーパーおき〕は、山陽新幹線に合わせて時刻を変更する。島根県西部⇔九州間の所要時間が最大11分短縮。
◆ 一部の〔マリンライナー〕の時刻を変更し、山陽新幹線との接続を改善。東京・大阪方面~高松間の所要時間が最大17分短縮。
◆ 米子で〔スーパーおき2号〕→〔スーパーまつかぜ8号〕・〔スーパーおき6号〕→〔スーパーまつかぜ14号〕が接続する。

岡山エリア
◆ 山陽本線は、朝方に岡山~福山間で1往復新設。
◆ 山陽本線・岡山~糸崎間、宇野線・茶屋町~宇野間、赤穂線・岡山~播州赤穂間で一部列車の取りやめ、運行区間短縮が行われる。

広島エリア
◆ 芸備線は、三次18時44分発広島行を新設する。また一部の普通列車を、快速〔みよしライナー〕に変更する(日中約2時間間隔で運行)。
◆ 福塩線・福山~府中間、呉線・三原~広間、芸備線・三次→広島間で一部列車の取りやめ、運行区間短縮が行われる。三次→狩留家間の最終は約40分繰り上げ。
◆ 山陽本線・岩国~下関間は、一部列車を除きワンマン運転を行う。宇部線・新山口~宇部間、山陰本線、小串~下関間は終日ワンマン運転になる。

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JR北海道

※ボールパークFビレッジ(エスコンフィールド北広島)輸送関連は先行リリース済み。

◆ 〔オホーツク〕〔大雪〕は全て283系で運行する。普通車のみの3連(指定席2両・自由席1両)。札幌~網走間で最大5分・旭川~網走間で最大7分の短縮。
◆ 〔ライラック3号〕は札幌7時12分発・〔5号〕は札幌8時00分発に変更。
◆ ボールパークFビレッジ(エスコンフィールド北広島)のナイトゲーム開催時、21時以降北広島始発の臨時快速5本を運行し、特別快速〔エアポート〕が北広島に臨時停車する。
◆ 現在土休日運休としている〔エアポート〕3往復、ほしみ発苫小牧行のほしみ→手稲間を、毎日運転とする。
◆ 平日の朝方運行している〔ホームライナー〕を全車指定席とし、毎日運転する。
 指定席料金は、紙の指定席券は普通車530円・グリーン車780円、チケットレスサービスは普通車210円・グリーン車310円。
◆ H100系を、富良野線全列車に導入する。
◆ 日高本線の浜田浦駅を廃し、釧網本線の細岡駅は4月25日~11月30日営業とする。
 以上の結果、この改正で、年間8600万円の経費節減効果を見込んでいる。
 別リリースで、3月17日を持って退役するキハ183系の記念キャンペーンの開催と、定期運転終了後の道内各地へのラストラン運転が発表されている。
 なお、4月1日の留萌本線(石狩沼田~留萌間)廃止、5月20日の737系電車導入に伴い、再度時刻の変更が行われる。詳細は後日。北海道新幹線は変更がない模様。

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JR四国

 山陽新幹線の時刻変更に伴い、岡山での接続を改善する。東京~高松間は最大18分、新大阪~松山間は最大16分(〔しおかぜ28号〕利用時)短縮する。
 それ以外の、四国内の変更は発表されていない。

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JR九州

新幹線
◆ 博多駅を中心に各駅で、発車時刻のパターン化を行う。
◆ 〔つばめ〕の時刻を見直し、博多での〔のぞみ〕との接続を改善する(日中は上下とも6分で接続)。
◆ 朝の鹿児島中央発各列車の時刻・停車駅を変更する。〔みずほ600号〕は、鹿児島中央発を6時35分に繰り上げ。〔さくら542号〕は、出水・新水俣・新八代は通過になる。熊本始発の〔つばめ308号〕が鹿児島中央始発に延長される。
◆ 博多23時10分発〔つばめ343号〕が取りやめ。博多発最終は23時01分発〔さくら573号〕(各駅停車)となり、9分繰り上げ。
 九州新幹線の総運行本数(平日)は105本(△1本)。西九州新幹線は、運行本数の変更はない。

在来線
◆ 〔ソニック〕の「各停」タイプ全列車が赤間に停車。
◆ 鹿児島本線は、朝方上りの肥前浜・早岐発門司港行2824Mと、二日市始発福間行2134Mの運行順序を入れ替える。門司港15時41分発大牟田行2341Mは南福岡行に短縮、海老津16時49分発博多行を大牟田行に延長。
◆ 九州新幹線最終列車繰り上げに伴い、鹿児島本線・熊本23時52分発八代行6343Mを約10分、豊肥本線・熊本23時54分発肥後大津行1537Mを約15分繰り上げ。

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JR貨物

◆ ブロックトレインの輸送力を増強する。東京ターミナル~吹田ターミナルで、東京ターミナル~岡山ターミナル(広島ターミナル発着)各1往復で1列車5個増強。
◆ 福岡ターミナル22時04分発東京ターミナル行を0時10分発に変更し、所要時間を2時間14分短縮。
◆ フォワーダーズブロックトレインの利便性を向上する。越谷ターミナル20時16分発姫路貨物行の所要時間を46分短縮。(百済ターミナル20時26分発)吹田ターミナル→越谷ターミナルまで10個分の輸送力を新設する。
◆ コンテナ輸送力を増強する。東京ターミナル22時59分発大阪ターミナル行で10個増強。越谷ターミナル0時20分発札幌ターミナル行は、函館貨物まで5個新設。名古屋ターミナル20時26分発から熊谷ターミナルまで、直通輸送ルート(新鶴見(信)で継走)10個新設。
 EF210形15両・DD200形3両・コンテナ3形式合計4,000個・フォークリフト及びトップリフター合計50台を新製。

 以上、駆け足になったが、JRグループ各社の改正の内容をまとめてみました。
 いろいろ思う事はあるが、それは最終回で書きます。
 次回は関東大手私鉄です。

当ブログでは直接のコメントは受け付けません。何かありましたら、引き続き本体の「日本の路線バス・フォトライブラリー」上からメールを下さい。折返し返事をしたいと思います。質問がありましたら、やはり本体上からメールを下さい。解かる範囲でお答えをしたいと思います。質問と答えは当ブログにも掲載します。
 当ブログ上からでは発表できない緊急の事態が発生した時は、本体でお知らせします。

 東海道新幹線にJR西日本の山陽地域と、大規模トラブルが相次ぎました。新幹線は架線切断、山陽はシステムトラブルが原因との事。このような事態は、何としても今後とも防いでもらいたいものと思います。

《What's New》
18日 れいわ新選組 初の代表選挙 山本 太郎代表再選
19日 安倍元首相襲撃事件現場 ガードレール撤去作業実施