№2583 留萌本線中心 やや弾丸っぽい北海道1泊2日の旅 4.札幌 地下鉄・市電めぐり

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 2日目、と言ってももう帰る事になるが、残念ながら札幌の空模様はスッキリしない。晴れていたら市電でも撮ろうと思っていたのだが。ならば久しぶりに、地下鉄全線を乗り歩いてみようか。午前中だけだが、3路線だけなので、市電を加えても十分だろう。

11月 8日(火)

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 新幹線受け入れ工事が始まった、JR札幌駅。ホーム以外にも、コンコースの通路などで工事が始まっている。

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 新幹線札幌乗り入れを待っているかのような、W5系とイラスト。というか、「WELLCOME」とは、少々気が早い…。

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 まず、南北線の終点・麻生の最寄りの新琴似まで、学園都市線(札沼線)で行く。現行ダイヤでは全ての学園都市線下り列車は、先日運用が始まった11番線から出発する。その11番線への階段。

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 11番線ホーム。いかにも仮設、という風情。列車は2539M。

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 撮影時間が前後するが、2539Mとなる524Mが到着した時点での撮影。

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 学園都市線専用かと思っていたが、異常時には特急の発着もあるのか。上部にワイヤーで乗車目標の札を固定するのは、昔は首都圏でも普通だったが、今北海道以外でやっているところ、あるのかなあ?

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 今の学園都市線の終点、北海道医療大学の駅名を書いた方向幕。「学園都市線」とはあくまで愛称に過ぎないが、その先の非電化区間が全面廃止になってはや2年半、もう正式な路線名称としても、良いのではないか?

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 721系はデッキが仕切られているが、コロナ禍対策で、扉は全部解放された状態で運行されている。先頭部の扉はロックの具合が悪いのか、わざわざテープで固定されている。

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 ドア上部の、札幌近郊の路線図。一方で函館本線は、その路線名のまま案内で使われている。遠い先の話だが、新幹線が札幌まで開業すると、長万部~小樽間は廃止が濃厚だが、残存区間はその後も、函館本線のままでいくのだろうか?

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 11番線の線路。もまた、仮設っぽい。

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 発車して桑園までは、函館本線とは独立した単線で並走する。

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 桑園を出発しても、八軒までは単線。高架化と同時に複線化できなかったのかなあ、という気がしないではない。

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 八軒から複線になり、731系とすれ違う。

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 新琴似で下車。この先はまた別の機会に(その時は、新十津川までバス乗り継ぎで行くはずだ)。

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 地下鉄南北線の福住駅。ここから地下鉄・市電乗り歩きが始まる。新琴似駅から徒歩10分。札沼線通勤線化がもう少し早かったら、新琴似を終点にしていたのかも知れない。

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 おお、「キツネダンス」。

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「女性と子供の安心車両」。他地域なら「女性専用車」と呼ぶところだ。南北線では真駒内方の先頭。だから、先頭車両に乗って前方を見る事は、できない…。

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 いきなり端折るが、その終点の、真駒内。高架駅。シェルターで覆われた高架橋から連なっている。

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 バスターミナル。札幌も晩秋だが、葉っぱが燃えるように赤い。

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 改めて、現在の南北線を支える5000系。南北線は、変則的な軸配置の1000~2000系、2車体連節式の3000系を経て、5000系で一般的なボギー車に落ち着きました。製造時期によって多少差があるようで、初期のクルマは、行先表示が3色LED。

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 大通駅。リニューアルでずいぶん雰囲気が変わった。ただ、少し暗いかも知れない。

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 ここで、市電(札幌市交通開発事業)に乗って一周する。外回りに乗車したのは、すぐ目の前に停まっていたから、というだけ。

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「ポラリス」も、ポケモンなのか!すすきの。

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 札幌の市電も、他都市同様、少々遅いという印象が否めない。以前書いたと思うが、現在一周が約55分だが、もっとスピードアップして、50分を切るくらいで走れないと、対マイカー等との競争力がないと思う。今年は福井、富山、長崎、そして札幌と「路面電車」に乗る機会があったが、宇都宮のようなLRT新線の是非は解らんが、在来の路線は、もう「路面電車」から脱皮して近代化を図らないと、公共性や環境面でのアピールだけでは、いずれ生き残れなくなるのではないか?そんな気がしています。それを、改めて感じた1年でもありました。

 この後再び地下鉄に戻り、東西線に乗るが、画像が全くない!申し訳なし。

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 東豊線で福住へ。札幌ドーム最寄り駅で、野球のファイタースと、サッカーのコンサドーレのシンボルマークが並んでいる。ファイタースは今年からのものだが、来年には北広島に引っ越してしまうので、今年一年限りだ。

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 イベント開催のお知らせもあるが、翌9日と10日、野球の日本代表強化試合で、対オーストラリア戦が組まれていた。逆に直前のJリーグ戦で、エスパルスのJ2降格が決まってしまったんだよなあ。

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 新庄監督を中心にした、ファイタースの選手たち。しかしファイタースがいなくなるのは、交通局にとっては痛手だろう。

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 東豊線の9000系。東豊線も2代目、になる。札幌の地下鉄は、3路線全てワンマン運転になっていました。地下鉄もいつの間にか、全国レベルでもワンマンでない路線の方が珍しくなってきているような。東京メトロ有楽町線も完全ワンマンになったし。

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 今の地下鉄の路線図、と言っても東西線宮の沢延伸(1999(H9)年)以降23年間、21世紀に入ってからは変化がない。

 これで、札幌とは少し早めだが、お別れとなります。次に来る時は、晴れていて欲しい。

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 新千歳空港に向かう。札幌始発13時22分、〔エアポート134号〕。721系。

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 すぐ後を追ってくる、〔北斗14号〕との並び。

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 ええと、何という山になるんだっけ?

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 札幌の近郊のはずだが、上野幌付近は原生林の森で、人家がほとんどない。

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 と思ったら、いきなりという感じで現れた、エスコンフィールド。他の乗客も、興味深そうに眺めていました。いよいよ仕上げ、の段階か。確かに北広島駅からはやや遠そうで、JR北海道はどう対応するか。
(この日、例の「ファールゾーン」問題が浮上する事になる)

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 新千歳空港駅到着。昼間だが、大勢の乗客がターミナルへ向かう。

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 前回来た時は改装工事中だった新千歳空港駅も、元の形態に戻っていました。

 この後、JALのA350で羽田に向かう。A350は3年ぶり2回目だ。これは次回、最終回。

 ところで前回、旧増毛駅に「(旧留萌本線)信砂~舎熊間は900mしか離れていなくて、地下鉄以外の駅間では北海道最短」とあった、と書いたが、では現在はどうなのかとちょっと調べてみると、函館本線の大沼~大沼公園間が1㎞ちょうどで、ここが最短。あとは室蘭本線・室蘭~母恋間、函館本線・星置~稲穂間、道南いさりび鉄道(旧江差線)・清川口~久根別間が1.1㎞で続くと思われます。花咲線(根室本線)の東根室~根室間も1.5㎞で、北海道としては短いね。

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 またバスの事故か…。もう少し調べてみないと解らない、と思うのだが、先月の神奈中バスや、その前のあおい交通の事故もそうだが、報道では「運転手逮捕」「家宅捜索」という所ばかりが強調されている面が、ありはしないか(その一方で、今朝の朝日新聞(首都圏版)には私が読んだ限り、ベタ記事一つ書かれていなかった)。根は思っている以上に深そうで、バス業界のみならず政治でも一般社会でも、バス事業の在り方そのものにまで踏み込んだ、真剣な議論が戦わされるべきではないか?

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posted by 菊池 正人 at 22:00Comment(0)旅行