今日12月9日、想定通りというべきだろう、留萌本線・石狩沼田~留萌間の廃止の繰り上げの届出が、JR北海道から出されました。これで、来年3月末を持っての廃止が確定した事になります。残り3ヶ月強、特に明日10日からの「青春18きっぷ」シーズンは、相当な混雑も予想されます。学校も休みに入るし。事故などなく、無事に最後まで走りぬいて欲しいと願います。
そういう事も想定したから、当初のプランから1ヶ月早めての室蘭本線乗車となりました。
画像数が多くなるので、旭川から留萌への行きと、増毛に立ち寄って札幌へ、の帰りの2回に分けます。
旭川駅3番線停車中の922Dはキハ40×2連。先頭は1790号「山明」。
深川へはこれで行けばいいじゃんか、という所だったが…。
深川での乗り換え時間は8分。普通ならこれで十分じゃん、という所だが、留萌本線往復の間バッグをロッカーに入れておきたくて時間が欲しかったから、敢えて特急〔ライラック18号〕での先行にしたのでした。一番右の列車です。自由席で630円かかるが、どのみち普通の乗車券だから、これ以上の追加の支払いはない。〔ライラック〕・〔サロベツ〕・「山明」・〔カムイ〕が勢ぞろい。
近文の道北バスの車庫。これを見る事で「旭川を後にするんだなあ」とか思ってしまうのは、根っからの「バスマニア」?
久しぶりの深川駅。ここに降り立ったのは、13年ぶりという事になるだろうか。あの時はJHBの深名線を撮ったりして、留萌本線は乗っていない。
ところがこの深川駅、今はコインロッカーがない!いくら何でも30分おきに特急が停車する駅で、ロッカーがないとは…。誤算だった。結局重いバッグを、そのまま列車に持ち込む以外ない。
留萌本線4925Dは、キハ40 1758の単行。首都圏色だ。キハ40系は、やはりこの色が一番似合う?
先の「山明」の922Dと入れ替わるように、札幌からの〔ライラック11号〕が到着。乗り換え客が多かった。
このキハ40 1758、「釧クシ」、釧路のクルマ。
全然知らなくてお恥ずかしい限り、後で知ったのだが、今の留萌本線はキハ54またはキハ150の運用が基本、このキハ40は代走なのだそうだ。
(旭川所属だが、「釧クシ」のまま)
深川出発。石狩沼田までは、基本的には平たん。直線も長いが、やはりどこか貧弱。
秩父別駅のホームの柵には、ハロウィンの飾りつけ。
昔は秩父別も、行き違いができる、もっと大きな駅だった、というのが、線路のカーブから見て取れる。
一両分もないホームだけの、北秩父別駅。国鉄時代は正式な駅ではなく、仮乗降場だった所。
左手には、高規格道路の「深川留萌道」(国道233号線)が併走する。高速道路並みの道路が併走し、低規格の鉄道が追い込まれるのは、どこも同じだ。
かつては札沼線の分岐駅でもあった、石狩沼田。その名残は、使われなくなって久しい、島式ホームに見る事ができる。名所案内が色あせてしまって、余計寂しさを誘う。今や、行き違いさえできない。
発車してからしばらく目を凝らしてみたが、札沼線の跡らしきものは見当たらなかった。新十津川~石狩沼田間の廃止がちょうど50年前、分からなくなっても当然か。
留萌本線は、石狩沼田までは残る事になっている(3年間の期間限定、となりそうだが)。確かに割と近代的な住居が少なくはなかったようだが、正直15㎞弱の短区間だけ残しても、状況が大きく好転しそうだとは、思えなかった。
真布。ここも元仮乗降場。ここは来年廃止の運命だからなのか、踏切を通過した直後、「鉄」数名が後追いで撮影していた。
遠くの道路にも、「撮り鉄」な方がおられました。
恵比島。23年前のNHKの朝ドラ「すずらん」の舞台でもあった所。明日萌という駅名で出てきて、セットとして使われた「駅舎」が使われている。元々は左側にチラッと見える、旧車掌車を活用した待合室が「駅舎」だったようだが、これもデコレーションされている。
「明日萌へようこそ」の看板。放映当時は賑わったんだろうなあ(それは、JR北海道が公開している、「単独では維持する事が困難な線区」のデータからも見て取れる)。SL列車も走ったのだから。
「あしもい」の駅名標も残されていました。
現状の恵比島駅付近は、こんな状況。
恵比島峠を越える。人家は、全くない。
峠下駅の先で、旭川行きの道北バスとすれ違う。乗客は…いた?バスも先月8→5往復に削減されたばかり、苦しいのはバスだって同じだ。
藤山駅の駅舎の窓に貼られていた、運行情報。両始発駅の深川と留萌は定刻に出るものの、終点の到着が遅くなる事になる。キハ40形だと、キハ54やキハ150と同じようには走れない、という事か。当然日常の留萌本線は乗らないから、比較のしようがないのだが。代走は急遽決まった事のようだ。
大和田駅。ここも昔は行き違いができたようだ。遠くにやはり車掌車改造の「駅舎」がある。
留萌到着。やはり本来の時刻より、5分程遅い到着になった。
この列車はすぐ折り返し12時18分発4926Dとなるが、深川の発車直前には、「留萌では車内に留まっての折返しは不可。全員一旦改札を出て、改めて改札を受けるように」旨のアナウンスがあった。元々北海道はどこでもそうだが、事情を知らない「お別れ乗車」旅客の対策、という事だろう。こちらは元々この後増毛に行くのでどの道改札を出る事になるが。
改札を出て、近くの駐車場から見た、今の留萌駅の構内。増毛への路線の他、国鉄時代末期までは羽幌線も分岐していて、構内も広かったのに、今は手前の駅舎側のホームしか使っていない。
4926Dはやや慌ただしくも、定刻に出発しました。キハ40形はこの後、夕方にまた乗ります。
私はこれからバスに乗って、増毛に向かいます。それは次回(来週になります)。
当ブログでは直接のコメントは受け付けません。何かありましたら、引き続き本体の「日本の路線バス・フォトライブラリー」上からメールを下さい。折返し返事をしたいと思います。質問がありましたら、やはり本体上からメールを下さい。解かる範囲でお答えをしたいと思います。質問と答えは当ブログにも掲載します。
当ブログ上からでは発表できない緊急の事態が発生した時は、本体でお知らせします。
JR西日本は今日、「うめきた新駅」開業に伴う運行形態の概要をリリースしました。〔はるか〕〔くろしお〕が全列車大阪(うめきた)経由になる他、おおさか東線がうめきたに延伸。直通快速はクロスシート車8連に変更し、JR淡路に新規停車。これは明るい話題だが、JR西日本、ひいてはJR全体では、どうなるんだろう。やはり減量色が濃くなりそうに思えるが、恐らくは一週間後の16日と思われる、来春のダイヤ改正の発表で明らかになるでしょう。なお関連で線路切り替え工事のため、2月12日(日)は、〔はるか〕は全列車全区間、〔くろしお〕は全列車京都~天王寺間が運休。また府道41号線(なにわ筋)の一部区間が長時間通行止め。
《What's New》
9日 プロ野球「現役ドラフト」開催 楽天オコエ 瑠偉は巨人移籍
№2579 留萌本線中心 やや弾丸っぽい北海道1泊2日の旅 1.ADO081便 ロコンジェット!
先月頭、北海道に行ってきました。メインの目的は、留萌本線に乗る事でした。ご存知のように、留萌本線は今年、来年9月いっぱいを持って石狩沼田~留萌間を廃止すると、JR北海道から鉄道事業廃止届が出されました。ただし条件が整えば半年繰り上げ、3月いっぱいで廃止するとも記されています。地元の方からこの内容が提案された経緯があり、3月廃止はほぼ間違いないと思われます。
という事で、早く乗りに行かなければ。本当は夏には行きたかった。廃止申請届がなされれば、特に「青春18きっぷ」シーズンの混雑が目に見えているから。しかし、腰痛のせいで延期にしている間に、届が出されてしまいました。ともかく12月中、冬の「青春18きっぷ」シーズンで行こう、と最初は考えていたのだが、どうもこの時期では、いろいろな面で遅すぎるのではないかという気がしてきて、急遽1ヶ月以上繰り上げ、先の九州旅行から帰ってすぐ、北海道行きを決定してしまいました。当然費用はかなりかかる事になり、失職の最中ではなおさら痛いのだが、それよりも早く乗りに行かねば、という、まあ「焦り」が勝った状況、に置かれていました。とにかく乗らずじまいになってしまって後悔したくは、なかったのです。
11月 7日(月)
そうは言っても九州から帰ってきたばかりでもあり、やはり日数はかけられません。1泊2日の、やや弾丸旅行っぽいスケジュールになりました。旭川へは、留萌本線への乗り継ぎも考慮して、一番早いADO便で飛ぶ事としたが、7時台前半の出発は、少々きつく感じられるようになってきました。先月もSKY便もそうだったけれどね。今後のプランニングは少し考えないといけないかも。
羽田空港へ向かう途中、京急蒲田駅のホームから。空が燃えるように赤い!
第3ターミナル駅。ここで降りる客も増えてきたようだ。パンデミック前と比べたら、まだまだだろうが。
第1・第2ターミナル駅。エスカレーター前は長い行列。
改札を出て、ターミナルへ向かうエスカレーターも、階段上がってすぐ目の前のエスカレーターは、長い行列。
しかし、ADO、あるいはSNA便に乗るのなら、左手、東京モノレールの改札の前にあるモノレールが空いていて、穴場だ。
第2ターミナルも、6時を過ぎたばかりなのに、ANAのカウンターを中心に、かなりの混雑。学生服姿が目立つが、修学旅行だろうか?良かったね、旅行ができて…。マジでそう思う。
ADOと、SNAのカウンター。しかしADOは、カウンターの他には、話を聞いてもらえるスタッフが見当たらなかった(SNAはいたが)。
荷物を預かってもらうには、このカウンターでチェックインの後、ANAの自動手荷物預け機を利用しなければならない。これが、手荷物検査場の反対側なので、結構遠い。この点、今後何とかならないか。大荷物用のカウンターは行列が長い。何だか国際線みたいだ。
手荷物検査場。当然ここも、行列が長い。
前日、メールで搭乗のお知らせが届いた時には搭乗口56とあったが、すぐに(3時間後)、搭乗口変更のお知らせが来た。500番、だからバスだ。
そのバスラウンジ。各方面への乗客が多い。
ADO081便のアナウンスでは、なに、「ロコンジェット」で運航、だと?これはラッキー。
事前改札の後、モノクラスだからすぐに自分の搭乗(というか、バス乗車)の順番になる。普通の月曜日なのに、子供が多いような。
3分程で、スポット508番に着く。おお、確かに「ロコンジェット」。記念撮影をする家族連れ?の姿も(それが、一番上)。
タラップを上がって搭乗。久しぶりだ。
シートカバーは、(公式WEBで見て書くが)スターボード側はオリジナルのロコン、ポートサイド側は「アローラの姿」のロコン、らしく、中央のD席は両者が並んでいる。
このJA607A号機は元ANA機で(最前部はプレミアムクラスのシートのまま)、天井部にはモニターがあり、キャビンの換気についての説明もある。
機内安全ビデオも流れる。CG+日英音声+字幕オーソドックスな内容だったと思う。この最中に出発。
ターミナル前には、ANA「鬼滅の刃」がいる。これは「じぇっと 弐」でいいんだっけ?
おお、もう一機。これは「じぇっと 壱」になるんだっけ?
離陸はR/W34R、C滑走路。
ピンボケで申し訳ないが、離陸後右旋回して埋め立て地の上空を通り、この浦安を見ながら、今度は左旋回する。
江戸川区の上空。中央に見えるのは中山競馬場。
中川。すぐ下には常磐線の亀有駅。環七も確認できる。
その先には金町。
三郷市の上空。すぐ下は江戸川で、遠くに手賀沼、その先に霞ケ浦。
常総市上空、だろうか。遠くは霞ケ浦、手前に延びる川は、鬼怒川か。
筑波山。
キャビンは、基本的にはANA時代そのまま、という感じでしょうか。全体的には空いている。
ドリンクサービスが回ってきた。ほたてスープをチョイスし、空港で買っておいたカツサンドで朝食にする。何しろ空港は、慌ただしかった…。
ADOも紙の機内誌(「rapora」)の、座席ごとの搭載を残していて、11月はカレー特集。10月3日にスタートしたばかりの、SNAとの共同持ち株会社「リージョナルプラスウイングス」に着いても記されていた。
後はコーヒーを注文して、これとスィーツ。紙コップは当然「ロコンジェット」オリジナルデザイン。
天井のモニターでは、「ロコンジェット」のメイキングが上映されていた。
オーディオもあるが、チャンネルは2つだけ。音尾 琢真がパーソナリティの邦楽と、NHK第一。
フライトは順調に進み、遠くには松川浦。
8時を過ぎて、すぐ真下に岩手山を見る。富士山みたいに雪を被っている。
ベールのような薄ーい雲のために解りづらいと思うが、八戸です。離陸から1時間20分。
三沢基地・空港と、小川原湖。
北海道に入る。鵡川だ。日高自動車道と国道が鵡川にかかっているのはすぐわかると思うが、さらに下流側に、旧日高本線の鉄橋が残っているのが、解るでしょうか?
厚幌ダムが造った湖だが、湖は名前がないようだ。4年前に完成したばかりの新しいダムらしい。
ベルトサインが点灯するが、その前に「あと〇〇分でベルトサイン点灯」みたいなアナウンスはなかった。
旭川が近づいてきた。石狩川を見る。
旭川の市街地の西側から進入し、グルっと右に見る形で、空港に進入していく。
市街地の北側に広がる、東鷹栖の農村地帯。ひたすら長い直線道路が、北海道らしい。
市街地へ。石狩川沿いの花咲スポーツ公園。スタルヒン球場も確認できるが、解りづらいかな?
宗谷本線の高架橋が右にカーブして、旭川駅に進入していく。
着陸直前、東神楽町上空。すぐ右下を流れるのはポン川。また北海道らしい農村地帯が、空港のすぐ近くに広がっているとは。
R/W16に着陸。ドスンときた。
空港の南側には、展望台がある。
ほぼ定刻に到着。ボーディングブリッジに降りると、寒い!事前のアナウンスでは、3℃と言っていたっけ。さすが北海道。空港の周囲は、完全に晩秋の装いだった。
新体制での出発となった今後のADOはどうなるか、だが、やはりSNAと共にどれだけ独立色を出せるか、だと思う。現状の資本関係はよく解らないが、経営悪化時の再建の過程でANAとの関係が強くなり、コードシェア運行やハンドリングなどで今でも、ANAに依存する部分が多々あります。機材からしてそうなのだが、来年にはANAの「スキップ」廃止に伴い、ADOも独自のオンラインチェックインサービスに移行する事になります。これを機に、SNAと共に、より独自色を発揮する方向に行って欲しい。それが、元々、創業時に掲げられた志、だったわけだから。
手荷物引き取り場の出口のカウンターに、ANAとJALの、紙の時刻表は終了した、以降はWEBで、という案内が並んでいる。
旭川電気軌道の空港バス。乗り具合は良かった。旭川駅までは750円。
最後に、なんと!車内にはコロナ禍対応のお願いと並んで、「Jアラート」発出時の運行方についても記されていた。初めて見た。現に先日は北海道上空をミサイルが飛び越えていったわけで、狂った時代だと思う。
旭川駅は定刻到着。この後〔ライラック〕で深川に出て、留萌本線に乗る事になるが、それは次回(明日の予定)。
当ブログでは直接のコメントは受け付けません。何かありましたら、引き続き本体の「日本の路線バス・フォトライブラリー」上からメールを下さい。折返し返事をしたいと思います。質問がありましたら、やはり本体上からメールを下さい。解かる範囲でお答えをしたいと思います。質問と答えは当ブログにも掲載します。
当ブログ上からでは発表できない緊急の事態が発生した時は、本体でお知らせします。
JR五能線は、明日岩館~深浦間の運行が再開されるが、残る深浦~鰺ヶ沢間も、今月23日の運行再開が発表になりました。まずは一安心、だろうが、今回不通になった岩館~鰺ヶ沢間は、2021(R3)年度の通過人員は、民営化初年度の1987(S62)年度比で70~76%の減少になったと、先月発表になっています。1/4前後に減ってしまっているわけで、〔リゾートあすなろ〕が走るほどだから今後も観光資源として活路を見出すのだろうが、到底安心できない状況だと思います。
《What's New》
6日 2030年冬季オリンピック開催地決定先送り IOC決定
7日 阪神近本 光司 1億7000万円で契約更改 今シーズンから2000万円上昇
8日 ウーバーイーツ運営企業 労組との団交命令に再審査申し立て
日本代表、残念でした。日本も必死だったがクロアチアも必死、だからPK戦にまでもつれたのだろう。日本のサッカーは今後も、W杯のアジア地区予選突破は当然、本大会のグループ予選突破ももはや当然、あとは如何にして決勝トーナメントで出来る限り上位に行けるか、がテーマであり続けるはずです。ともあれ皆様、お疲れさまでした。それにしても今回は、JALのW杯スペシャルマーキング機が出なかった…。残念だが、コロナ禍だから仕方ないか。
№2578 バスマガジンvol.116 (講談社ビーシー/講談社)
「バスマガジンvol.116」、先月末に発売になりました。
表紙は、鶴岡八幡宮への参道にある二の鳥居の前を走るエアロスター。表紙にある解説のテキストにもあるが、今年の大河ドラマはなんだか、例年以上に盛り上がっているようだから、江ノ電バスも少しは恩恵を受けたかも?
おじゃまします!バス会社潜入レポート Vol.116 江ノ電バス
その江ノ電バスは、戸塚もエリアにしているので地元、と言えるが、神奈中バスと違って乗る機会は、正直あまりないなあ。江ノ電バスも、バスマガジン誌では初登場。
鎌倉駅~七里ヶ浜間は土休日早朝1往復だけ便があるが、元々は「あゆみ」にも記されている通り、鎌倉駅~江ノ島海岸~辻堂駅を結ぶ路線があった。1時間に1~2本は走っていたが、テキストに記されている通り、国道134号線が慢性的に渋滞するものだから、どんどん便数が減っていって、ついには全廃になってしまった。現状の1往復はその名残だが、大半の区間で海を見る事ができた路線だけに惜しい。現在は、国道134号線の小動より東は、江ノ電の大型路線バスの運行がなくなってしまった。
定期観光バスも、専用車まで導入しただけに廃止は惜しい。頑張っていれば、前述の通り今年は大河ドラマが盛り上がっているから、あやかる事も出来たのかも知れない。
夜行高速車は、エアロクィーンは比較的新しかったはずだが、他社に譲渡されたのだろうか。
車両面では、ひと昔前は、横浜と旧藤沢両営業所が日産ディーゼル、鎌倉〔営〕が三菱ふそう、と割とはっきり解れていたと思うが(たまにポツンポツンといすゞが入る。ユニークな車両も多々あった)、日産ディーゼル(UDトラックス)がバス製造をやめてしまったので、横浜〔営〕は三菱ふそうにシフト、湘南〔営〕はいすゞに加えて日野、そんな傾向になってきていると思う。リエッセはもうなくなってしまったのか(京浜急行バスには若干残っている)。
「あゆみ」の写真を見ると、江ノ電の併用軌道区間を辻堂行バスが走るシーンがあるが、昔は路線があったのか。この区間で辻堂行は方向が違う気がするが、どこが始発で、どのようなルートだったのか。ここに並んでいる写真の江ノ電バスは皆モノコック車で、もう10~20年位新しい写真があっても良かった。
今後の江ノ電バスに直接影響を与えそうなのが、少し先の話になるが、JR東海道線の村岡新駅の開業で、モノレール湘南深沢駅付近にかけた大規模な再開発とセットになっている。再開発エリアは江ノ電バスのエリアとは少しばかりズレているが、その規模によっては、江ノ電バスの営業にも影響が出るだろう。いい方向に行って欲しい。
バス作りの新勢力から
誌面では具体的な地域名は伏せられていたが、どうやら現在スカイレールサービス(SRS)が走る、JR瀬野駅に隣接する広島市安芸区の住宅地の事らしい。今回記事を見て、検索してみて初めて知った話でお恥ずかしい限りだが、来年11月初旬にEVバスを導入し(芸陽バスが運行)、SRSは来年末を持って廃止する、という方向のようだ。
(という事は、そろそろ廃止の申請が出されるはず。今日現在では出ていないようだが、SRSは公式WEBサイトを持っていないので、本当のところは解らない。)
なお、今回オノエンジニアリングのWEBサイトも初めて覗いてみたが、6年前の2016(H28)年に開設したのに、以降更新なくほったらかし、というのはいかがなものか?(パトレイバーどうのこうのと書いてあった)
三菱ふそうMR430復活
何度も書くが、遠い昔の車両がピカピカにレストアされて姿を現すというのは、やはりいいなあ!
こうなると、すぐ近くの士別軌道のモノコック車と並べてみたくなるし(ただし両車は同じモノコックでも20年位違うが)、神奈中の「三太号」や沖縄の「730」車や、その他各地に残るボンネットバスやモノコック車も並べて、クラシックバスのショーなんてやって欲しい、などという夢、というか妄想も広がります。排ガス規制があるから東京などの大都市ではムリだろうが、やるというなら、絶対見に行きます。
移籍バスの行方を追跡
第10回は神奈中バスの続きで、東海・北陸・関西編。東海バスは同じ小田急の資本下にあり、昔は神奈中バスからの移籍車も相当数見かけたが、今の東海バスの中古導入は圧倒的に箱根登山バスからで、元神奈中バスはほぼ見かけなくなりました。逆に、「ライバル」関係にあるはずの伊豆箱根バスに譲渡があるのが面白い。
帰ってきた 路線バス全方位レポート Vol.48 北海道(道北・道東)
前号の道央・道南の続き。ただし前回の記載は、創刊号だった道央・道南と違って、道北は2007(H19)年のVol.24になってから。旭川電気軌道が一時、春光〔営〕をあさでんバスという分社にしていたのを再統合して、間もない頃だった。また道東は、2012(H24)年のVol.52だった。今回は両エリアを一体で記載しています。
どこも経営は厳しそうだなあという印象。旭川エリアはまだマシなほうだろうが。特に根室交通はコロナ禍もあるだろう、近年どの路線も便数を大幅に減らしていて、特に土休日は納沙布線・中標津線を除くと、15時前には最終バスになってしまっている。このままだと、少なくとも民営の形態のままでの維持は難しいのではないかと、思わずにはいられない。
あとはやはり、JR北海道のローカル線の行方が、各バス会社の運営にも影響を与えるだろう事は、間違いない。留萌本線・石狩沼田~留萌間が来年廃線になり(届け出では9月30日いっぱいだが、春への繰り上げの公算大)、代替輸送の在り方が注目されるが、他のJR路線も、全部がなくなるとも思わないが、逆に全部が残るとも、残念ながら思えない。十勝バスや北紋バス、宗谷バスあたりは旧国鉄特定地方交通線代替路線を運行して実績があるが、今後はバス会社側も、鉄道代替を引き受けるだけの体力があるだろうか?その時にはまた新たな事業者の参入、あるいは引き受け手が見当たらなければJHBの再参入(このエリアではJR北海道のバスの時代、帯広や厚岸付近に路線があった)も、ありうるかもしれない。
鈴木 文彦が斬る!バスのいま
「アフターコロナ」を見据えた、高速バスの再展開、という所でしょうか。近年は都会と、郊外(と言っても少々遠いが)の行楽地、特に温泉を結ぶ路線の新設が目立つ、西鉄の福岡~長門湯本間の路線が礎となり、先月は横浜~軽井沢・草津温泉路線の開業を見た、という流れになっています。
横浜~軽井沢・草津温泉というのは多少意外な形態という感じもするし、3往復とも横浜発午前・草津発午後、というダイヤから見て、都会側から行楽・滞在のための利用に特化していると言えます(地方側から都会へ、という利用はあまり考えられていないようだ)。ひと昔前は、高速バスは元々需要の多い都市間路線の開設・参入が多かったと思うが、特に長距離路線だと、コスト面に加えて近年は旧ツアー組事業者の台頭で、運行の継続が難しいので(東急も相鉄も、長距離夜行バスを廃止している)、そういう新規参入組が入らない、地方の著名な温泉場などに目をつけるのかも知れない。関東だと伊香保温泉とか、温泉ではないが富士山(イエティとか)あたりもそうだろう。御殿場を筆頭とした、各地のアウトレットモールもそうだと言えるかも。地域に強い地方バス会社が加わる事も、旧ツアー組にはない強みかも知れない(もっとも上田バスは、上田~草津温泉路線はあるものの、軽井沢や草津は本来は地盤ではないのだが)。
後はやはり、観光客がマイカーでなく、バスを選んでくれる事が何より望まれます。コロナ禍でバスは感染しそうだからイヤ、マイカーがいい、などという方向になってもらいたくはない。この点はバス事業者だけでなく、観光客を受け入れる地元側も真剣に考えて、バス(を始めとする公共交通)の利用を優先してPRして欲しい。
終点の情景を求めて
MR430を出して、「全方位レポート」も道央だったからか、ここも今回は、ふらのバスの麓郷。富良野は、観光はした事はないが、2年前の6月末、最初の緊急事態宣言が終わった直後、JR富良野線で訪れています。何より観光客が皆無で閑散としていたのが悲しかった。旭川へ行くふらのバスの利用は多いように見えたが。今はどうなんだろう。「北の国から」は正直見た事はないのだが、田中 邦衛さんが亡くなって久しく、作品世界も、だんだん遠くなっていくのか。ふらのバスは、一般路線は4路線あるが(旭川線「ラベンダー号」は、一般路線とは別の扱いになっている)、一部便を除き毎日運行なのは頼もしい。富良野のJRは3方向とも運営は厳しく、富良野線は何とか残るはず(と思っている)だが、鉄道の行方も、ふらのバスの行方を左右するかも知れない。
「割安」とはいえ、プリンスホテル宿泊とは、いいなあ?
平成初期のバスを振り返る
ジェイアールバス関東。民営化してからまだ数年しか経っていなくて、国鉄時代の特徴ある型式がまだ相当数残っていた。中古車両導入なんて、考えもしなかった。K-U31Lの「水源地」という行先は今はない(高峰高原への路線上にあり、路線そのものはあるが、水源地バス停があるかどうかは、WEBでは解らず)し、K-CJM410の「佐原駅」行も、土浦ナンバーなので霞ケ浦の方から県境を越えてきた事になり、JRバスとしては存在していない。車両もだが、一般路線だと車両に掲げられた行先もまた、今となっては見られず、貴重になっているものが相当数あるのではないだろうか。P-MS725SAはひょっとしたら、JR四国に移籍しなかった?
次号の潜入レポートは豊鉄バスと知多バス、どちらも名鉄系列だが、特に知多バスは確か、どのバス趣味誌も取り上げた事がない。名古屋に近いところを走りながら多少地味だし、ご多分に漏れず路線の縮小が続くが、一方、常滑市のコミュニティバスでBYD J6の運行を始めたので、楽しみな事業者ではないだろうか。
当ブログでは直接のコメントは受け付けません。何かありましたら、引き続き本体の「日本の路線バス・フォトライブラリー」上からメールを下さい。折返し返事をしたいと思います。質問がありましたら、やはり本体上からメールを下さい。解かる範囲でお答えをしたいと思います。質問と答えは当ブログにも掲載します。
当ブログ上からでは発表できない緊急の事態が発生した時は、本体でお知らせします。
《What's New》
4日 中村 哲医師銃撃事件から3年 アフガニスタン大使館で追悼式
5日 JAM 春闘要求方針案発表 8年ぶり要求水準引き上げ
前回書くべきだったが、W杯の日本の逆転劇は凄い。正直私は、ドイツ・スペイン両方に勝つとは思っていなかった。申し訳ない。逆転ゴールを決めた田中 碧、アシスト(海外でもかなり話題になったようだが)の三笘 薫、共に川崎出身、鷺沼(田園都市線)の学校卒業なので、彼の地は他以上に盛り上がっているようです。さて今晩はクロアチア戦。W杯は初出場の1998(H10)年を含めて2回対戦して1引き分け1敗、2試合とも得点できていません。クロアチアに勝つか否かという事は、目標「ベスト8」とはまた違った、日本のサッカーの進化がどこまで成し遂げられたか、を測る物差しにもなるような気がします。それと、日本戦の直後には、韓国がブラジルと対戦します。日韓両方勝てば、準々決勝では(たぶん)W杯史上初のアジア勢同士の対決が実現します。両チームの健闘を、大いに期待します。
表紙は、鶴岡八幡宮への参道にある二の鳥居の前を走るエアロスター。表紙にある解説のテキストにもあるが、今年の大河ドラマはなんだか、例年以上に盛り上がっているようだから、江ノ電バスも少しは恩恵を受けたかも?
おじゃまします!バス会社潜入レポート Vol.116 江ノ電バス
その江ノ電バスは、戸塚もエリアにしているので地元、と言えるが、神奈中バスと違って乗る機会は、正直あまりないなあ。江ノ電バスも、バスマガジン誌では初登場。
鎌倉駅~七里ヶ浜間は土休日早朝1往復だけ便があるが、元々は「あゆみ」にも記されている通り、鎌倉駅~江ノ島海岸~辻堂駅を結ぶ路線があった。1時間に1~2本は走っていたが、テキストに記されている通り、国道134号線が慢性的に渋滞するものだから、どんどん便数が減っていって、ついには全廃になってしまった。現状の1往復はその名残だが、大半の区間で海を見る事ができた路線だけに惜しい。現在は、国道134号線の小動より東は、江ノ電の大型路線バスの運行がなくなってしまった。
定期観光バスも、専用車まで導入しただけに廃止は惜しい。頑張っていれば、前述の通り今年は大河ドラマが盛り上がっているから、あやかる事も出来たのかも知れない。
夜行高速車は、エアロクィーンは比較的新しかったはずだが、他社に譲渡されたのだろうか。
車両面では、ひと昔前は、横浜と旧藤沢両営業所が日産ディーゼル、鎌倉〔営〕が三菱ふそう、と割とはっきり解れていたと思うが(たまにポツンポツンといすゞが入る。ユニークな車両も多々あった)、日産ディーゼル(UDトラックス)がバス製造をやめてしまったので、横浜〔営〕は三菱ふそうにシフト、湘南〔営〕はいすゞに加えて日野、そんな傾向になってきていると思う。リエッセはもうなくなってしまったのか(京浜急行バスには若干残っている)。
「あゆみ」の写真を見ると、江ノ電の併用軌道区間を辻堂行バスが走るシーンがあるが、昔は路線があったのか。この区間で辻堂行は方向が違う気がするが、どこが始発で、どのようなルートだったのか。ここに並んでいる写真の江ノ電バスは皆モノコック車で、もう10~20年位新しい写真があっても良かった。
今後の江ノ電バスに直接影響を与えそうなのが、少し先の話になるが、JR東海道線の村岡新駅の開業で、モノレール湘南深沢駅付近にかけた大規模な再開発とセットになっている。再開発エリアは江ノ電バスのエリアとは少しばかりズレているが、その規模によっては、江ノ電バスの営業にも影響が出るだろう。いい方向に行って欲しい。
バス作りの新勢力から
誌面では具体的な地域名は伏せられていたが、どうやら現在スカイレールサービス(SRS)が走る、JR瀬野駅に隣接する広島市安芸区の住宅地の事らしい。今回記事を見て、検索してみて初めて知った話でお恥ずかしい限りだが、来年11月初旬にEVバスを導入し(芸陽バスが運行)、SRSは来年末を持って廃止する、という方向のようだ。
(という事は、そろそろ廃止の申請が出されるはず。今日現在では出ていないようだが、SRSは公式WEBサイトを持っていないので、本当のところは解らない。)
なお、今回オノエンジニアリングのWEBサイトも初めて覗いてみたが、6年前の2016(H28)年に開設したのに、以降更新なくほったらかし、というのはいかがなものか?(パトレイバーどうのこうのと書いてあった)
三菱ふそうMR430復活
何度も書くが、遠い昔の車両がピカピカにレストアされて姿を現すというのは、やはりいいなあ!
こうなると、すぐ近くの士別軌道のモノコック車と並べてみたくなるし(ただし両車は同じモノコックでも20年位違うが)、神奈中の「三太号」や沖縄の「730」車や、その他各地に残るボンネットバスやモノコック車も並べて、クラシックバスのショーなんてやって欲しい、などという夢、というか妄想も広がります。排ガス規制があるから東京などの大都市ではムリだろうが、やるというなら、絶対見に行きます。
移籍バスの行方を追跡
第10回は神奈中バスの続きで、東海・北陸・関西編。東海バスは同じ小田急の資本下にあり、昔は神奈中バスからの移籍車も相当数見かけたが、今の東海バスの中古導入は圧倒的に箱根登山バスからで、元神奈中バスはほぼ見かけなくなりました。逆に、「ライバル」関係にあるはずの伊豆箱根バスに譲渡があるのが面白い。
帰ってきた 路線バス全方位レポート Vol.48 北海道(道北・道東)
前号の道央・道南の続き。ただし前回の記載は、創刊号だった道央・道南と違って、道北は2007(H19)年のVol.24になってから。旭川電気軌道が一時、春光〔営〕をあさでんバスという分社にしていたのを再統合して、間もない頃だった。また道東は、2012(H24)年のVol.52だった。今回は両エリアを一体で記載しています。
どこも経営は厳しそうだなあという印象。旭川エリアはまだマシなほうだろうが。特に根室交通はコロナ禍もあるだろう、近年どの路線も便数を大幅に減らしていて、特に土休日は納沙布線・中標津線を除くと、15時前には最終バスになってしまっている。このままだと、少なくとも民営の形態のままでの維持は難しいのではないかと、思わずにはいられない。
あとはやはり、JR北海道のローカル線の行方が、各バス会社の運営にも影響を与えるだろう事は、間違いない。留萌本線・石狩沼田~留萌間が来年廃線になり(届け出では9月30日いっぱいだが、春への繰り上げの公算大)、代替輸送の在り方が注目されるが、他のJR路線も、全部がなくなるとも思わないが、逆に全部が残るとも、残念ながら思えない。十勝バスや北紋バス、宗谷バスあたりは旧国鉄特定地方交通線代替路線を運行して実績があるが、今後はバス会社側も、鉄道代替を引き受けるだけの体力があるだろうか?その時にはまた新たな事業者の参入、あるいは引き受け手が見当たらなければJHBの再参入(このエリアではJR北海道のバスの時代、帯広や厚岸付近に路線があった)も、ありうるかもしれない。
鈴木 文彦が斬る!バスのいま
「アフターコロナ」を見据えた、高速バスの再展開、という所でしょうか。近年は都会と、郊外(と言っても少々遠いが)の行楽地、特に温泉を結ぶ路線の新設が目立つ、西鉄の福岡~長門湯本間の路線が礎となり、先月は横浜~軽井沢・草津温泉路線の開業を見た、という流れになっています。
横浜~軽井沢・草津温泉というのは多少意外な形態という感じもするし、3往復とも横浜発午前・草津発午後、というダイヤから見て、都会側から行楽・滞在のための利用に特化していると言えます(地方側から都会へ、という利用はあまり考えられていないようだ)。ひと昔前は、高速バスは元々需要の多い都市間路線の開設・参入が多かったと思うが、特に長距離路線だと、コスト面に加えて近年は旧ツアー組事業者の台頭で、運行の継続が難しいので(東急も相鉄も、長距離夜行バスを廃止している)、そういう新規参入組が入らない、地方の著名な温泉場などに目をつけるのかも知れない。関東だと伊香保温泉とか、温泉ではないが富士山(イエティとか)あたりもそうだろう。御殿場を筆頭とした、各地のアウトレットモールもそうだと言えるかも。地域に強い地方バス会社が加わる事も、旧ツアー組にはない強みかも知れない(もっとも上田バスは、上田~草津温泉路線はあるものの、軽井沢や草津は本来は地盤ではないのだが)。
後はやはり、観光客がマイカーでなく、バスを選んでくれる事が何より望まれます。コロナ禍でバスは感染しそうだからイヤ、マイカーがいい、などという方向になってもらいたくはない。この点はバス事業者だけでなく、観光客を受け入れる地元側も真剣に考えて、バス(を始めとする公共交通)の利用を優先してPRして欲しい。
終点の情景を求めて
MR430を出して、「全方位レポート」も道央だったからか、ここも今回は、ふらのバスの麓郷。富良野は、観光はした事はないが、2年前の6月末、最初の緊急事態宣言が終わった直後、JR富良野線で訪れています。何より観光客が皆無で閑散としていたのが悲しかった。旭川へ行くふらのバスの利用は多いように見えたが。今はどうなんだろう。「北の国から」は正直見た事はないのだが、田中 邦衛さんが亡くなって久しく、作品世界も、だんだん遠くなっていくのか。ふらのバスは、一般路線は4路線あるが(旭川線「ラベンダー号」は、一般路線とは別の扱いになっている)、一部便を除き毎日運行なのは頼もしい。富良野のJRは3方向とも運営は厳しく、富良野線は何とか残るはず(と思っている)だが、鉄道の行方も、ふらのバスの行方を左右するかも知れない。
「割安」とはいえ、プリンスホテル宿泊とは、いいなあ?
平成初期のバスを振り返る
ジェイアールバス関東。民営化してからまだ数年しか経っていなくて、国鉄時代の特徴ある型式がまだ相当数残っていた。中古車両導入なんて、考えもしなかった。K-U31Lの「水源地」という行先は今はない(高峰高原への路線上にあり、路線そのものはあるが、水源地バス停があるかどうかは、WEBでは解らず)し、K-CJM410の「佐原駅」行も、土浦ナンバーなので霞ケ浦の方から県境を越えてきた事になり、JRバスとしては存在していない。車両もだが、一般路線だと車両に掲げられた行先もまた、今となっては見られず、貴重になっているものが相当数あるのではないだろうか。P-MS725SAはひょっとしたら、JR四国に移籍しなかった?
次号の潜入レポートは豊鉄バスと知多バス、どちらも名鉄系列だが、特に知多バスは確か、どのバス趣味誌も取り上げた事がない。名古屋に近いところを走りながら多少地味だし、ご多分に漏れず路線の縮小が続くが、一方、常滑市のコミュニティバスでBYD J6の運行を始めたので、楽しみな事業者ではないだろうか。
当ブログでは直接のコメントは受け付けません。何かありましたら、引き続き本体の「日本の路線バス・フォトライブラリー」上からメールを下さい。折返し返事をしたいと思います。質問がありましたら、やはり本体上からメールを下さい。解かる範囲でお答えをしたいと思います。質問と答えは当ブログにも掲載します。
当ブログ上からでは発表できない緊急の事態が発生した時は、本体でお知らせします。
《What's New》
4日 中村 哲医師銃撃事件から3年 アフガニスタン大使館で追悼式
5日 JAM 春闘要求方針案発表 8年ぶり要求水準引き上げ
前回書くべきだったが、W杯の日本の逆転劇は凄い。正直私は、ドイツ・スペイン両方に勝つとは思っていなかった。申し訳ない。逆転ゴールを決めた田中 碧、アシスト(海外でもかなり話題になったようだが)の三笘 薫、共に川崎出身、鷺沼(田園都市線)の学校卒業なので、彼の地は他以上に盛り上がっているようです。さて今晩はクロアチア戦。W杯は初出場の1998(H10)年を含めて2回対戦して1引き分け1敗、2試合とも得点できていません。クロアチアに勝つか否かという事は、目標「ベスト8」とはまた違った、日本のサッカーの進化がどこまで成し遂げられたか、を測る物差しにもなるような気がします。それと、日本戦の直後には、韓国がブラジルと対戦します。日韓両方勝てば、準々決勝では(たぶん)W杯史上初のアジア勢同士の対決が実現します。両チームの健闘を、大いに期待します。