№2572 西九州新幹線と 福岡の鉄道を訪ねて 5.北九州の鉄道 筑豊電鉄とモノレール

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 腰痛をおしてまでこの時期に九州に出向いたのは、むろん西九州新幹線もあったが、それ以上に、筑豊電気鉄道で長らく主役だった2000形が11月で最後、と聞かされていたので、あと1枚撮っておきたかった、という事がありました。むろん天気次第、という部分もあるが、その点では、最終日が晴れてくれたのは、本当に幸運でした。あとは撮影場所があるか、そしてキチンと撮れるか、でした。

10月26日(水)

 晴れていても、線路に影がかかったりするのは不可。しかも10月後半となると朝が遅くなるし(西日本はなおさら)。グーグルマップの検索で、まずは熊西の先が良いかなと判断し、ホテルから歩いて向かいました。

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 その前に、この10月より長期休止になっている、西黒崎電停。元々、西鉄北九州線の小倉(砂津)~黒崎間が廃止になり、代替バスが運行を開始した時、黒崎~折尾間の残存区間との接続を図るために新設になった電停でした。バイパス工事のために休止になっていて、後方にそのバイパスの橋桁が立ち上がっています。

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 ここで2000形を待ちました。熊西の先で、ここが旧西鉄北九州線と、筑豊電気鉄道の分岐部でした。後方右手に旧架線柱が残っているのが、解るでしょうか。その右はJR鹿児島本線。

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 その前に数枚。基本的に来るのは3000形が中心。これは、阪堺電気軌道とのコラボの、阪堺電気の旧カラー。阪堺電軌では164号が今このカラーです(動く機会が大変少ないが)。

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 もう一つ、「赤電」色。西鉄の残存区間も廃止になった頃のカラーを復刻しています。

 そして…。

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 2000形、撮れました!
 ご覧の通り、筑豊電鉄の新旧カラーが折衷になっています。

 もう一枚撮りたいが、折り返し楠橋行で、この日の運用は終わってしまいます。熊西の電停から、先行する筑豊直方行に乗って、場所を探す事に。先の「赤電」色。

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 当然筑豊も、ウィルス対策でこんな事をやっています。

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 この電車の車内では、西鉄北九州線と、筑豊電鉄の昔の写真を掲げています。これは西鉄北九州線。八幡付近でしょうか。砂津~黒崎駅前間の廃線はちょうど30年前、1992(H4)年10月24日でした。12.7㎞が一気になくなった。筑豊電鉄も、ラッシュ時には八幡駅前までの直通運転を行っていました。

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 筑豊電鉄の写真も。これは「今」。

 予想はしていたが、やはり電停近くだと、適当な場所がなかった。楠橋の終点の近く、多くの鉄道ファンが群がっている場所があったが、5分ではたどり着けそうにない。
 結局楠橋で入庫する所を、後追いで撮るという形になりました。それが一番上、それと№2562で見て頂いたものです。これが精一杯でした。
 楠橋では一旦直方側に進出、折り返して渡り線で転線し、上りホームを通過して、車庫に向かう形態です。

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 後続の直方行3000形が来ました。2000・3000・5000形。筑豊電鉄の3形式が一瞬揃いました。

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 終点の筑豊直方駅。久しぶりに来たが、雰囲気は変わっていない。
 1本見送る。

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 少し外を回って戻ってみると、いつの間にか1番線に電車がいた。今はあまり使わないはずの1番線だが、電車は「貸切」の幕を出している。が、ここからの乗車はないようだ。
 2番線に次の黒崎行が到着するのと入れ替わるように出ていった。

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 3000形は、見た限り、復刻塗装などを除くと皆広告ラッピング車。オリジナルの白+水色帯は見なかった。

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 右側に、今の筑豊直方発の時刻表が張り出されているが、平日59本・土休日46本(楠橋止まり含む)。平日朝ラッシュ時は10分間隔が確保されているものの、日中は30分毎だ。

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 参考までに、23年前・1999(H11)年12月の時刻表があるので載せておきます。平日129本・土休日127本。当時は黒崎駅前~筑豊直方間全区間が日中8分間隔運転だった。今はこれに筑豊中間折返しがあるものの、筑豊直方→楠橋間では、平日は23年前の45.73%・土休日は36.22%と、大幅な減少になってしまった。既にこの直後から減少傾向になるのだが、それにしても凋落著しい。

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 黒崎に戻ります。遠賀川を渡る。

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 楠橋では、先に筑豊直方に泊まっていた貸切電車から、子供たちが降りていくのが見えました。なるほど、途中の電停から乗せて、そのまま車庫に入っていったのか。社会科見学だろうか。電車でそのまま車庫とは、ファンにとってはうらやましい?

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 先の2000形。

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 と、5000形。

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 中間までの間は確かにローカル色が出ている所もあるが、住宅も少なくはなく、完全なローカル線とは、言えないのだけれどなあ。

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 車内はこんな感じ。多いのか少ないのかは、普段のらないからよく解らん。3000形は、以前はTVみたいなモニターがあって、カワイイお姉さんが次の電停の案内をしていたのだが、今はなくなっている。

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 終点の黒崎駅前。まだ西鉄北九州線が残っていた頃に、ビルの中の新ホームに移転しました。このビルも、この後結構スッタモンダがあって、黒崎も大変だなあと思う。

 5000形は、2編成走っています(配布されている、あるいはWEB上の全線時刻表には形式が記されていて便利)。乗る所までは行かないが、2編成続けてくるので、先の熊西付近まで戻って撮りました。

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 スカイブルーの5004号車。

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 そして、濃いピンク色の5001号車。顔つきはほんの違うが、阪堺電軌の「堺トラム」と同型。これも共通か。筑豊電鉄では初の高性能車、にもなります。

 これで黒崎とはお別れになります。筑豊電鉄はこの後11月12日にダイヤ改正が行われており、土曜日と休日を分離、休日は全区間で20分間隔になっています。このコロナ禍もあって利用を繋ぎとめるのも一苦労だろうが、とにかくこれ以上の利用の減少は止めないと、これ以上本数が減ったら、最悪…と、口にしたくない事態になりかねない。これもまた筑豊電鉄一社だけでなく、自治体や利用者も、考えてもらいたい所だと思います。

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 西黒崎のバスターミナルは、今は黒崎発着のバスの待機所になっています。もう西鉄バスと言えども、西工が4台並ぶシーンは、少なくなってきた?

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 小倉に移動します。JRの快速4224M。午前中では最後の上り快速になります。

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 小倉では、北九州のモノレールにも乗ります。3年前、沖縄から北九州に着いた時、本当は乗りたかったのだが、航空便の遅れからバスの連絡がうまく行かず、時間がおしてきたので断念していました。だから、何年ぶりになるだろう。スマホカメラの広角で撮っているので、顔つきがヘンですが、ご了承ください。

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 小倉のみならず、全国に衝撃を与えた、旦過市場の2度の火災。その跡地と思われます。整地されているが、この後どうなるのか。

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 片野を過ぎて、右手には皿倉山・権現山を見ます。下を走るのはJR日豊本線。

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 小倉競馬場。

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 終点の企救丘まで乗り、折り返して、次の志井で撮影した1000形。1月に№2452で書いているが、車両そのものは変わりがない。が、筑豊電鉄同様ラッピング編成が大半で、オリジナル色は運用されていた5編成中、1編成しか見かけなかった。だから改めて撮ってみました。日本のモノレールでは最古参となり、そろそろ後継車両を考える時期かと思うが、3年後の開業40周年の頃に、なにか動きがあるだろうか。

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 小倉駅の階段部には、旦過市場応援の写真が掲げられていました。

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 午後、空港へ向かう前の数時間で、西鉄のバスを撮影していました。砂津の車庫に停車していた、ベンツの連節車。ブルーは、ここまで何度か書いた、北九州線の代替バス路線用。ピンクは恒見への路線用。

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 西鉄バス各車には「アマビエ」の可愛らしいイラストが貼られています。残念ながらアマビエの力を持ってしても、このコロナ禍は、簡単には治まってくれない…。

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 砂津バスセンター。現状では、乗り場はちょっと狭いと思う。西へ向かう路線の乗り場は2~せいぜい3台分しかスペースがなく、砂津始発のバスが停車していると、後続の門司などの方から来る便が手前で待たされる、という光景も、何度か見ました。何らかの対策が必要だと思う。

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 バスセンター・バス車庫の反対側の「チャチャタウン小倉」。ここは、以前の北九州線の車庫の跡地に造られたものです。
 西鉄バスの画像の本体での公開も、もう少しお待ちください。

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 最後に、小倉駅の駅ビル。真ん中にモノレールの駅があるのは、日本では他に例がないものです。開通時点では、今の平和通駅が小倉駅で(配線が変則的なのはそのため)、乗り換え等は不便でした。シーサイドラインの金沢八景もだけれど、在来の鉄道との乗り継ぎの利便性の確保・向上というのは、利用の繋ぎ止め・増加を図る上で非常に大切な要素だと思う。

 という所で、最終日も天候に恵まれて何より、やりたい事は、全部とは言えないが、大方やりおおせたかな、と思いました。
 北九州空港から、SFJ便で帰ります。空港までは、JRと一般路線バスの乗り継ぎで行きます。それは次回。

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posted by 菊池 正人 at 22:00Comment(0)未分類