№2565 バスラマインターナショナル194(ぽると出版)

 月・火の2日間で、やや慌ただしく北海道に行ってきました。留萌本線にも乗りました。来月書きたいと思うが、北海道は新型コロナウィルス感染者が増加し、「第7波」のピークを越える過去最大の感染者を確認、帰宅してから知ったのだが、ジェイ・アール北海道バス(JHB)は、感染拡大によるドライバー不足により、札幌市内の一部路線で運休が発生しているそうです。どうやら全国的に「第8波」に突入したのは間違いなさそうで、あくまで結果論ではあるが、少々無理をしたが、(ウィルス以外の部分も含めて)良いタイミングで行けたようです。この先しばらくは、もっと大変になるだろうから。年末年始はどうなるのか。

「バスラマインターナショナル194」、先月末に発売になりましたが、遅くなってしまいました。

各地の新車から
 豊鉄バスのいすゞ採用は約半世紀ぶり、だそうだが、豊鉄バスは基本的には三菱ふそうオンリーだったが、今の三菱ふそうは中型車を造っていないから。今回は新城配置だそうだが、いずれ豊橋市内や、渥美半島でも見られる事になるのだろうか。

バス事業者訪問241 ジャムジャムエクスプレス

ジャムジャムエクスプレス.jpg
 ジャムジャムエクスプレスは、名前だけは知っていたし、アストロメガの初期の導入事業者にもなったから話題にもなったが、どの程度の事業者なのかは、解っていなかった。
 参考までに公式のサイトを覗いてみたが、在来の高速事業者と違って「時刻表」というものはなく、予約のページでおおざっぱな乗車→降車の地域(例えば関東→関西)をクリックすると、乗車地・降車地を絞り込む過程で、出発・到着時刻が見えてくる感じ。例えば東京から青森に行きたいとして「関東→東北」をクリックすると、まず乗車地を選択する事になるが、設定乗車地で「東京(Tokyo-Kajibashi※鍛冶橋)にチェックを入れると、設定下車地から青森が消えてしまう(バスターミナル東京八重洲またはバスタ新宿から青森に行く便がある)。下の方にズラズラっと便ごとの時刻の表示はあるが、在来の事業者に慣れた身には、少々戸惑いも感じられる。
 他の旧ツアーバス組もそうだが、ダイヤ面から選択、というスタイルにはなっていないと感じた。夜行がほとんど、という事があるだろう(昼行便は自ら検索した限り、通年3往復+冬季の東京・横浜~白馬便しかない)。まずは運賃・車両の設備を前面に売り込むスタイルと見える。なので、具体的な路線網、どういう路線があるのかという全体像が、解りづらいと感じた。一応青森~広島の本州各地をネットしているようだが、この辺、もう少し具体的にどのような路線形態になっているのかが解るようになれば良かったです。
 車両面では「トイレが多いのが特徴」と記されているが、長距離、特に夜行路線だと、トイレは必須ではないか?トイレがないと、通常運行時はまだしも、アクシデントで高速道路が通行止めになり、本線上で長時間立ち往生、という事態が怖いので。これは他事業者(大半が旧ツアー組)で考えるべき所が多いかも知れない。
 ドライバーの確保はどうしているのだろうか。また、大半が夜行便なので、日常の健康管理も大事だと思われるが(他社の名古屋の事故もあったばかりだし)、具体的にどういう対策を施しているという記載はなかった。
 巻末の在籍車両一覧を見ると、一番古い車両で2012(H24)年式で、10年を上回る車両はない。旧ツアー組だと、車両の整備体制はどうなっているのかも、ちょっと気になる。特にジャムジャムは冬の白馬への輸送の比重が高そうなので、運行と合わせて、雪対策も知りたかった所でした。

バス事業者訪問242 東洋観光
 京浜急行グループの貸切事業者で、本来は京浜急行バスと同時に取り上げたかったらしい。
 貸切車は、一般的な「観光バス」は基本的に全部エアロエース、豪華仕様のフラッグシップ車両もなく、同じ仕様の車両が何台も連なるような、大規模な団体輸送を得意としているという所だろう。京浜急行電鉄時代の京急バスには、エアロクィーンKとかありましたけれどねえ。
 特定バスは、何しろ地元神奈川なので、平日はどこでもしょっちゅう見かける気がします。ずいぶん場違いと思える学校の名を書いた車両も見るが、特定のスクールバスは、自力では通学が困難な児童・生徒が大半なので、運行ルートが広範囲になるのだろう。東洋観光に限らない事で、同じスクールバスを運行する臨港バスや江ノ電バスも、一般的なエリアから遠く離れた所を走るシーンも見かけています。
 京浜急行バスと同じであくまで個人的な好みでしかないが、「観光バス」は、色遣いは残しつつ、違うデザインを考えてみても良い時期ではないかと思う。やや古臭く見える気もするので。それと、やはり「京急」の2文字を社名に入れる考えはないのか。車体には「KEIKYU GROUP」と書かれているものの、京急グループとしての繋がりが、希薄に感じられるかもしれない。
 バスラマ誌は、今回の東洋観光が得意としている「特定バス」の世界は、ほとんど取り上げてこなかったような気がします。特に契約。東洋観光も「新規事業者の参入も多いので契約件数の維持・拡大が大変だ」みたいな事を書いているが、特にこの手のスクールバスはデリケートな部分が多く、一般的な企業・学校の通勤通学バスとは在り方がかなり異なるはず。価格だけで全てを決めて良いものではないだろう。車両の仕様や、その整備方等も合わせて、特定バス事業についても、小特集が組まれても良いのではないだろうか。
(テキストを読むと、バスは何でもかんでもステップレスにすればよい、ものではないようだ)

IAAトランスポーテーションの会場から
 もはや展示車両はほぼ全てEV。それはいいが、この展示そのものからは外れた課題となるだろうが、やはり運行に必要な電力をキチンと確保できるのか、の懸念が否めない。ウクライナ危機で一気に表面化した問題で、一般の家庭の暮らしにまでダメージを与えかねない状況で、バスにまで電力を回してもらえるのだろうか。ウクライナではロシアのインフラ攻撃の結果、トラムが止まったり、トロリーバスをディーゼル車で代替したりしているそうだ。そういう事は西側では起こらないと、言い切れるだろうか。会場では、その辺を懸念する雰囲気、というものは感じられなかったのだろうか。
 トルコが存在感を高めているのは数年来の傾向だと思うが、外交的にトルコと西側諸国の関係は微妙で、ウクライナ危機に関連したフィンランド・スウェーデンのNATO加盟申請でも、両者で確執が見られた。この辺はバス業界には影響を与えないのだろうか。政治と経済は別、と割り切る事ができるだろうか。できても、仮にトルコ国内で政治的な何か起きた時、供給に影響が出たりしないか。日本でも近年の中国の政治情勢で、中国への生産体制へのシフトが仇になっている部分があると聞こえてくるし、「ゼロコロナ」政策がiPhone Proの生産・供給に悪影響を与えているという報道に接すると、そんな懸念もあると思う。
 
 旭川電気軌道のMR430、凄くいいなあ!中ドアの窓まで平行四辺形になっているのが面白いが、改めて、スピード感も力強さも感じられるデザインだと思った。旭川は今回ほんの少しだけバスを撮影した(申し訳ないが旭川電気軌道はなし)が、旭川電気軌道は今でも長尺車が主力だし、一時はつくば万博で使われていた連節車も導入していたのだから、潜在的には、旭川のバスの需要は(道北バスを含めて)高いはずだ。こうなると自走する姿も早く見たいし、営業緑ナンバーがついたという事は、貸切で走ったりすることもあるのだろうかとも思ったのだが(残念ながら、旅客を乗せた運行はしないとしている)。別ページの道北バスと並べても面白いし(年式は30年位違うが)、全国各地からクラシックバスを集めたショー、なんかも夢見てみたい。すぐ近くには士別軌道のモノコック車もあるし、沖縄の「730車」あたりも並んだらいいなと、妄想が膨らんだりします。排ガス規制があるから東京ではムリだろうが、どこでやろうが、やるなら行ってみたい。

 次号の事業者訪問は新常磐交通だそうで、やはり震災・原発事故は避けて通れない。今でもエリアの北部は運行ができない状況だし(再開できるかも怪しいし)。また今回は速報程度だった「バスターミナル東京八重洲」は、もう少し詳しい記事が掲載されたりするだろうか。

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posted by 菊池 正人 at 23:00Comment(0)未分類