「JTB時刻表2022年11月号」、先週月曜日に発売になったが、少々遅くなってしまいました。
付録のカレンダーが「橋梁のある風景」をテーマにしている事もあってか、表紙も鉄橋で、水郡線の西金~上小川間、久慈川にかかる橋と、キハE131系2連になりました。
「のりもの情報局」は、「えちごトキめき鉄道『雪月花』料理リニューアル」「道の駅奥出雲おろちループ『鉄道マンガ展@奥出雲』開催」「JTBパブリッシング『るるぶ』桃太郎電鉄発売中」「JTB時刻表編集部 時刻表表紙「eプリントサービス」発売中」。
「奥出雲おろちループ」は木次線の沿線にある国道の橋で、列車からも見る事ができるが、この橋の存在も木次線の存続を危うくしている理由の一つになっているはずだから、少々複雑です。
カレンダーが付録になっているので、今号のグラビアはナシ。
特集のページ
「NEWS」の4文字は、先日ラストランを迎えた、JR北海道の281系。先頭車のマークが「FURICO281」と「HEAT281」、新旧両方ある。
仙石線は12月3・4日、変電所の工事のため、全線が臨時ダイヤでの運行になります(仙石東北ラインは全て通常通り)。電力の供給量が減るためで、特に高城町~石巻間は普通列車が大幅減便(3時間程度間隔が空く所がある)の上、ほぼ全列車がDCによる運行となり、仙台方面とは、高城町または松島海岸で乗り換えが必要になる(あおば通発夜間2本・石巻発初列車のみ電車の直通)。
「築城基地航空祭」(11月27日)が3年ぶり開催となり、今号で臨時列車の時刻が掲載になっています。3年前の2019(R元)年と比較すると(3年前は12月8日開催で、12月号に掲載)、普通列車は、行橋~宇島・中津間折返し列車が中心だったのが、小倉~宇島・中津間通しの列車が中心になっています。終了後、宇島→小倉・門司港間で2本快速が運行されていたが、今回は普通のみ。特急は〔にちりん91・92号〕(博多~中津)1往復は変わらないが、今年は787系で運行。この他、定期特急も築城に臨時停車。
また、佐賀の「インターナショナルバルーンフェスタ」(11月2~6日)も3年ぶりに有観客開催となり、臨時列車及びバルーンさが駅臨時停車の時刻が掲載されています。特急の臨時停車が少なくなったが、西九州新幹線が開業したからだろう。博多5時台発江北行臨時〔かささぎ〕は、3年前の肥前山口行〔かもめ〕より1本増。〔バルーンフェスタ〕の愛称の臨時列車は、3年前は肥前麓・伊賀屋・鍋島を通過する快速だったが、今回は全て、各駅に停車する普通列車。
会社線は、10月1日にダイヤを改正した秩父鉄道の、土休日の時刻を掲載(主要駅のみ)。ふかや花園のアウトレットオープンに伴うもので、熊谷~寄居間がかなり大盤振る舞いな増発。今月6日までの土休日は、臨時列車も設定されている。一方で急行〔秩父路〕は、1往復のみになってしまいました(平日は2往復)。急行はコロナ禍前から縮小傾向が続いていて、このままだと廃止または快速格下げとなるかも(既に現在、「IC導入キャンペーン」と称して、急行料金が免除になっている)。〔パレオエクスプレス〕は、11月6日までの運転日の下りは寄居始発で運行(買い物客の混雑を想定しているのだろう)。期間中下りのみ、指定席料金は不要(予約は必要)。
本文
JRは欄外に「12月30日(金)~1月3日(火)は休日ダイヤで運転されます」の注釈が入りました。今年度の年末年始は、どうなるのだろうか。
〔ひだ3・14号〕は、12月1日より「新型車両」(HC85系)の運行になります。ただし、置き換えと同時に、高山~富山間はグリーン車の設定がなくなるが、本文中は特急時刻表も、東海道線も、高山本線も、その辺の記載がありません。巻末・営業案内の編成表はそうなっているのに。富山編成は、通常は自由席の9号車と、指定席の10号車の2連。9号車の車いすスペース・車いす対応座席は指定席。
東北の豪雨による被災・不通区間は、今号も欄外の注釈のみ。
高速バスは、11月1日より横浜~軽井沢・草津路線が運行を開始しています(752P)。3往復運行で、横浜発は午前中・草津発が午後と、観光に特化したダイヤになっています。ただ、運行会社が、同日改正(たまプラーザ発着終了)の二子玉川・渋谷~軽井沢・草津路線と同じ4社になってしまっている。実際は東急バス・相鉄バス・上田バスの3社の運行。高速バスはまだまだ、運休の路線・便が多くて痛々しい。年末年始を控えてそろそろ元に戻しても…とも思うが、「第8波」が懸念されているので、行方を見極めたいという事もあるのだろう。
一般路線では、道南バスの倶知安~伊達紋別路線(773P)直通運行が9月いっぱいで廃止になり、時刻表から消えました。旧国鉄胆振線代替路線で、その廃止は一般のニュースにもなりました。ただ、バスがなくなった喜茂別~大滝間は振興局(旧支庁)の境になり、元々流動は少なかったのではないかと思われます。廃止前の胆振線のダイヤもそんな感じだった。なお、ルスツリゾート乗り継ぎで倶知安と伊達紋別の間を行き来する事は可能です。特定地方交通線転換から40年前後経ち、代替バスもあちらこちらで廃止になっています。
なお、旧札沼線(石狩当別~新十津川間)の代替バス(773P)は10月1日に改正になったが、9月いっぱいで廃止になった、北海道中央バスの滝川~浦臼間がそのまま残ってしまっている。実際には10月1日より、浦臼町営バスが運行を開始しています。4往復設定され、最終の1往復(土休日運休)以外は毎日運行。当別~新十津川~滝川間を乗り通すには月形・浦臼の乗り継ぎが今一つのところもあるが、ともかくバス路線が確保された事を喜ぶべきでしょう(元日は全便運休)。
南海高野線・泉北高速鉄道の〔泉北ライナー〕が、今月から「ラピート」編成で運行されているが、その辺はなにも記されていない。ただ、〔こうや〕〔りんかん〕の運行日が今日から変わりました。先日小原田の車庫で特急車のアクシデントがあり、運用を離脱しているのと、一方で〔ラピート〕がコロナ禍で減便になって50000系が余剰になっているので、このような事が可能になったのでしょう(泉北の12000系を〔りんかん〕に転用)。50000系にはスーパーシートがあるが、〔泉北ライナー〕ではレギュラーシートと同一料金。
特別付録 絶景鉄道 時代を架ける橋梁のある風景
2023(R5)年のカレンダーは「橋梁」(鉄橋)に特化したものになりました。
今回は11・12月が雪景色になったが、3・4月は桜ではなく、菜の花をあしらっている。(鉄橋の向こうには桜が咲いているが)。
山の中の橋梁もあり、写真になると見る方は「美しくていいよね」とのほほんと眺める事になるが、撮りに行くのは大変そうなところもいくつか見られます。
都会だと、近年は架け替えが行われると、高架橋の続きみたいな構造になる事が多くて(すごく勝手な言い草になるが)つまらなくなったなあ、という所が少なくなく、むろんやむを得ない話(騒音対策とかもあるし)だが、それ故、大小関係なく、地方の鉄道の鉄橋に惹かれるものがあるだろう。ただ、そういう鉄橋は、近年夏場に相次ぐ豪雨災害で、一番被災しやすい所場所にもなります。鉄橋が流されたせいで、長期運休に追い込まれている路線は、今でも数多くあります。高千穂鉄道など、そのせいで廃線になってしまったし。「美しさ」と「強さ」をどう両立させるのか、鉄橋に限らないが、鉄道の重い課題になっていると感じます。
日付で言うと、来年のGWは、5月1・2日に休みを取れると、4月29日~5月7日の9連休にできます。そろそろ海外旅行を考える人も多いはずだが、コロナ禍はどうなっているかねえ。
その前に、次号以降は年末年始のダイヤ、特に終夜運転がどうなるかが注目だと思う(終夜運転は、去年は12月号では掲載がなかったが)。前年度がある程度運行があったので、今年度も、少なくとも計画時点では前年度並みになると思われるが、実行できるかは、「第8波」が来るか来ないかにかかっているでしょう。
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《What's New》
1日 成田~バリ島直行便 ガルーダ・インドネシア航空 運航再開
2日 大阪手形交換所 業務終了 143年の歴史に終止符
3日 オリックス・バファローズ 御堂筋で優勝パレード
今日乗った京葉線のE233系の、ドア上の表示です。何より「ミサイル発射」の文言が通勤電車の車内に現れる事自体、狂った事ではないのか?
(更新直前にも、また!?)