№2573 西九州新幹線と 福岡の鉄道を訪ねて 6(終).SFJ086便

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 3日間の旅も終わり、北九州空港から、SFJ便に乗ります。北九州→羽田のSFJ便は、2011(H23)年7月以来11年ぶり。№513で書いています。便名も同じ86便だ。

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 11年前は小倉駅から直接、西鉄の空港バスで空港に向かったが、今回はJRで朽網に行って、そこでバスに乗り継ぎます。少し早めに着きたかったが、小倉駅から適当なバスの直行便がなかったので。これは、3年前に沖縄から着いた時の逆パターン(№2097で書いています)。14時14分発の553M。813系3連で、ワンマン運転。最近のJR東日本のような車外カメラが付いている。

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 朽網駅も、無人化。

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 14時40分発空港行。3年前はエルガミオだったが、今回はBRCハイブリッドでした。乗客は5人。

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 空港島へ、長い橋を渡っていく。青い海が広がる。

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 途中いくつかバス停があるものの乗降はなく、20分弱で空港ターミナルに着きました。

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 早速マンホールが、999のメーテル。

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 日産の展示は、やはりたまには変わる。現在はエクストレイル。

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 等身大のメーテルのフィギュアもあるんだ。

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 SFJのカウンター。この時点では閑散としているが、バッグを預けたら、今日は満席に近いので、16時までには手荷物検査場を通過してくださいと言われた(SFJ086便は16時30分出発)。

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 北九州空港名物の展望デッキの足湯は、コロナ禍のせいで休業中…。
 代わりに?別の場所でPCR検査をやっています。

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 デッキの入口には、航空便の発着時刻表が掲げられているが、これを見ると、FDAのチャーター便が記されている。今日(10月26日)は、8時35分に花巻への便が飛んだらしい。

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 15時34分、羽田からのSFJ081便が着いた。定刻よりだいぶ早め。これを見て搭乗口へ向かう。

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 まだ閑散とした、手荷物検査場。

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 2番搭乗口付近、しかし既にある程度、乗客が集まり始めている。

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 16時少し前、JAL375便が羽田から到着。

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 搭乗開始、団体旅行はいないみたいで、大半はビジネス風の個人客。

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 いつの間にか、KALのB777Fがいる。先の時刻表に記載されていたのは旅客便だけだが、貨物便の飛来も、少なくないようだ。そういえば先日、ヤマト+JALの貨物便も再来年、北九州空港に就航すると、アナウンスがありました。

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 定刻通り出発。スタッフが見送ってくれる。

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 R/W16から離陸。ずいぶん影が長い。

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 テイクオフ。

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 すぐに左旋回。宇部・小野田を見る。右側には山口宇部空港。

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 笠戸島を始めとする、山口の島々。

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 眼下に、周防大島。

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 ちょっとボヤけてしまっているが、左には3月にANA便で離陸した岩国空港、右には宮島。

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 広島と呉。眼下は江田島、倉橋島。

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 今治上空で、すぐ真下は来島第二大橋。

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 やや大きかった揺れが収まり、離陸から18分でベルトサイン消灯。キャビンの様子。黒と白のモノトーン。

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 ドリンクサービスが回ってくる。コーヒーを注文するとチョコレートがついてくるのは変わらない。これと、空港で買っておいた和菓子「ぎおん太鼓」を食する。

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 紙コップには、アニメ「TIGER&BUNNY 2」(「タイバニ」)のタイトルと、キャラクターが描かれています。「タイバニ」はバンダイナムコフィルムワークス(旧サンライズ)が製作するSFアニメだが、現実世界のスポンサー企業のロゴマークを、劇中のメカ等に描きこむという手法が話題になりました。10年前に第1シリーズが作られた後、この秋から第2シリーズが配信されています。この第2シリーズでSFJがスポンサーの一社となり、劇中のメカにも、SFJのマークが描きこまれています。逆にSFJ機に「タイバニ」を描いた機体も飛んでいて、北九州ではちょっとばかし、期待したんだけれどなあ。座席のモニターでも、第1話が配信されていました。

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 機内販売もあって、ポーチを購入。

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 フライトは続く。17時ちょうど、瀬戸大橋。

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 小豆島。

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 17時08分、淡路島上空。明石海峡大橋を見る。

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 神戸。ポートアイランドの先端に神戸空港を見る。

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 大阪。淀川がはっきり解かる。大阪城も確認できますね。

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 13分、奈良上空。

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 20分、知多半島上空。セントレアと、遠くには名古屋の市街地を見る。

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 豊橋付近のはずだが、陽が沈んで、下はもう暗くなっている。

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 モニターには、フライトデータも表示される。高度35000フィート(=10668m)、まだ巡行高度。だったが、この直後から降下が始まる。

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 解りづらくなってきたが、三浦半島。富士山が小さくシルエットとなって見える。浦賀水道から東京湾を北上していく。

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 完全にブレて見苦しいのはゴメンナサイ。ベイブリッジと、横浜。ランドマークタワーとか、解りますかね?

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 浮島。着陸はA滑走路・R/W34L。

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 国際線ターミナルは、だいぶ運航される機体が増えてきたように見えた。

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 1番スポットに到着。心持ち早め。第1ターミナルの、南の一番端。ハンドリングはANA委託。
 降機は、事前のアナウンスで、前の人と間隔を空けて…とは言っていたが、座席のエリアによって順番を付けるような事はなかった。

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 京急の羽田空港ターミナル駅ホーム。どうなんだろう、コロナ禍前とあまり変わらないように見えたのだが。

 こうして、腰痛をおしての福岡・長崎の旅は終わりました。メインは西九州新幹線だったが、福岡の電車も撮りたいものが撮れて、やりたい事はほぼやりおおせたのかと思います。それにしても、新幹線はともかく、福岡の鉄道はJR九州も西鉄も筑豊電鉄もこの数年、コロナ禍から運行本数は減少傾向にあったが、一気に影響を受けた感があって、少々辛いです。はっきり言って、利用が劇的に回復するような見込みもなさそうで、幹線でさえも、もうこのままジリ貧なのかなあ、と思ってしまった。鉄道以外も含めて、何とか踏みとどまって欲しい。

 この2週間後、今度は北海道に飛びます。帰宅した直後に急に決めたのだが、留萌本線に乗りに行きました。西九州新幹線とは対照的だが。来月書きます。

当ブログでは直接のコメントは受け付けません。何かありましたら、引き続き本体の「日本の路線バス・フォトライブラリー」上からメールを下さい。折返し返事をしたいと思います。質問がありましたら、やはり本体上からメールを下さい。解かる範囲でお答えをしたいと思います。質問と答えは当ブログにも掲載します。
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 東急・相鉄の新横浜線の運行計画が、昨日両社から発表になりました。ざっくり言うと、東急東横線⇔相鉄いずみ野線・東急目黒線⇔相鉄本線(海老名方面)という形態になるようです。詳細はリリースを見て頂くとして、東急は開業と同時に、東横線も全線でワンマン運転を開始する事になりました(みなとみらい線もワンマン運転になるはずだが、横浜高速鉄道からのリリースは、今日の時点ではない)。東急は田園都市線・大井町線も将来はワンマン化すると言っていて、世田谷線も朝晩はワンマン運転になっているし、数年もすると、東急からは「車掌」という職種がなくなりそうです。東急に限らず、関東地方ではワンマン運転が各社で拡大されていて、JRでは今春から相模線や八高・川越線、日光線などで始まっています。私鉄でも、東武の南栗橋以北の栃木ローカルはほぼ全てワンマン運転になったし、京成も明日から、一部ワンマン運転が始まります。関東以外でも、JR東海は幹線区でも3両以上の編成でワンマン運転を行う方向で、上に書いたJR九州もそうだし、今後はどこも、幹線区でも、あるいは長編成でも、急速にワンマン運転が進む事になりそう。駅も地方部では無人化が進んでいて、普通列車の利用だと、列車の内も外も、鉄道職員の姿を見る機会が、確実に減っていくでしょう。
 東京都は、東京駅~有明間の新しい地下鉄路線の計画を発表しました。2040年開業というから、順調に行っても18年も先だが。どのような形態の路線になるかは不明だが、勝どきで大江戸線と接続するので、あるいはリニア式にして、大江戸線と何らかの形で線路を繋いで、共通の運用にするのかも知れない。メトロ副都心線に日暮里・舎人ライナーの開業で、首都圏の鉄道の整備は一息ついたと思っていたのだが、この1~2年はコロナ禍であっても、鉄道の新線計画があちらこちらで浮上してきて、まだまだ元気だなあと思う。
 一方、JR東日本は昨日、地方路線の2021(H3)年度の経営状況を公表しました。コロナ禍の影響もあって利用がさらに減ってしまって、平均通過人員が、民営化初年度の1987(S62)年度比で1割以下になってしまっている路線・区間が相当ある。一番減ってしまったのは、奥羽本線・新庄~湯沢間と、花輪線・鹿角花輪~荒屋新町間で、実に94%の減少(津軽線・青森~中小国間が95%減だが、1987年度は末の青函トンネル開通で、北海道への特急等が走り出しているから、単純には比較できない)。採算的には、営業係数が一番悪いのは、羽越本線・村上~鶴岡間で4998。本線とは思えない数字で、他の区間と比べても図抜けて悪い。〔いなほ〕や貨物列車があるから廃線にまでなるとは思えないが、他はどうなんだろう。むろんJRだけの問題ではなく、都市部と地方の格差の拡大は、鉄道の世界も変わりない、という事でしょう。コロナ禍もあって都市から地方に移住する人も少なくないと聞くが、地方の公共交通の利用に、少しは貢献してくれるものだろうか?

《What's New》
24日 マレーシア アンワル元副首相 新首相に就任
25日 東京オリ・パラテスト大会業務入札談合疑惑 強制捜査 電通など捜索
 日本、ドイツに勝ちました!「死の組」のグループEだが、どうやらスペインが頭一つ抜けている感があり、日本としては、次のコスタリカ戦も勝って、勝ち点6の状態でスペイン戦を迎えたい。ドイツは、試合前にいろいろスッタモンダがあって、言いたい事も解らんではないが、試合・サッカー以外の所でエネルギーを使いすぎた面はないか? 
posted by 菊池 正人 at 22:00Comment(0)旅行

№2572 西九州新幹線と 福岡の鉄道を訪ねて 5.北九州の鉄道 筑豊電鉄とモノレール

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 腰痛をおしてまでこの時期に九州に出向いたのは、むろん西九州新幹線もあったが、それ以上に、筑豊電気鉄道で長らく主役だった2000形が11月で最後、と聞かされていたので、あと1枚撮っておきたかった、という事がありました。むろん天気次第、という部分もあるが、その点では、最終日が晴れてくれたのは、本当に幸運でした。あとは撮影場所があるか、そしてキチンと撮れるか、でした。

10月26日(水)

 晴れていても、線路に影がかかったりするのは不可。しかも10月後半となると朝が遅くなるし(西日本はなおさら)。グーグルマップの検索で、まずは熊西の先が良いかなと判断し、ホテルから歩いて向かいました。

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 その前に、この10月より長期休止になっている、西黒崎電停。元々、西鉄北九州線の小倉(砂津)~黒崎間が廃止になり、代替バスが運行を開始した時、黒崎~折尾間の残存区間との接続を図るために新設になった電停でした。バイパス工事のために休止になっていて、後方にそのバイパスの橋桁が立ち上がっています。

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 ここで2000形を待ちました。熊西の先で、ここが旧西鉄北九州線と、筑豊電気鉄道の分岐部でした。後方右手に旧架線柱が残っているのが、解るでしょうか。その右はJR鹿児島本線。

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 その前に数枚。基本的に来るのは3000形が中心。これは、阪堺電気軌道とのコラボの、阪堺電気の旧カラー。阪堺電軌では164号が今このカラーです(動く機会が大変少ないが)。

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 もう一つ、「赤電」色。西鉄の残存区間も廃止になった頃のカラーを復刻しています。

 そして…。

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 2000形、撮れました!
 ご覧の通り、筑豊電鉄の新旧カラーが折衷になっています。

 もう一枚撮りたいが、折り返し楠橋行で、この日の運用は終わってしまいます。熊西の電停から、先行する筑豊直方行に乗って、場所を探す事に。先の「赤電」色。

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 当然筑豊も、ウィルス対策でこんな事をやっています。

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 この電車の車内では、西鉄北九州線と、筑豊電鉄の昔の写真を掲げています。これは西鉄北九州線。八幡付近でしょうか。砂津~黒崎駅前間の廃線はちょうど30年前、1992(H4)年10月24日でした。12.7㎞が一気になくなった。筑豊電鉄も、ラッシュ時には八幡駅前までの直通運転を行っていました。

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 筑豊電鉄の写真も。これは「今」。

 予想はしていたが、やはり電停近くだと、適当な場所がなかった。楠橋の終点の近く、多くの鉄道ファンが群がっている場所があったが、5分ではたどり着けそうにない。
 結局楠橋で入庫する所を、後追いで撮るという形になりました。それが一番上、それと№2562で見て頂いたものです。これが精一杯でした。
 楠橋では一旦直方側に進出、折り返して渡り線で転線し、上りホームを通過して、車庫に向かう形態です。

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 後続の直方行3000形が来ました。2000・3000・5000形。筑豊電鉄の3形式が一瞬揃いました。

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 終点の筑豊直方駅。久しぶりに来たが、雰囲気は変わっていない。
 1本見送る。

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 少し外を回って戻ってみると、いつの間にか1番線に電車がいた。今はあまり使わないはずの1番線だが、電車は「貸切」の幕を出している。が、ここからの乗車はないようだ。
 2番線に次の黒崎行が到着するのと入れ替わるように出ていった。

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 3000形は、見た限り、復刻塗装などを除くと皆広告ラッピング車。オリジナルの白+水色帯は見なかった。

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 右側に、今の筑豊直方発の時刻表が張り出されているが、平日59本・土休日46本(楠橋止まり含む)。平日朝ラッシュ時は10分間隔が確保されているものの、日中は30分毎だ。

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 参考までに、23年前・1999(H11)年12月の時刻表があるので載せておきます。平日129本・土休日127本。当時は黒崎駅前~筑豊直方間全区間が日中8分間隔運転だった。今はこれに筑豊中間折返しがあるものの、筑豊直方→楠橋間では、平日は23年前の45.73%・土休日は36.22%と、大幅な減少になってしまった。既にこの直後から減少傾向になるのだが、それにしても凋落著しい。

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 黒崎に戻ります。遠賀川を渡る。

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 楠橋では、先に筑豊直方に泊まっていた貸切電車から、子供たちが降りていくのが見えました。なるほど、途中の電停から乗せて、そのまま車庫に入っていったのか。社会科見学だろうか。電車でそのまま車庫とは、ファンにとってはうらやましい?

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 先の2000形。

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 と、5000形。

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 中間までの間は確かにローカル色が出ている所もあるが、住宅も少なくはなく、完全なローカル線とは、言えないのだけれどなあ。

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 車内はこんな感じ。多いのか少ないのかは、普段のらないからよく解らん。3000形は、以前はTVみたいなモニターがあって、カワイイお姉さんが次の電停の案内をしていたのだが、今はなくなっている。

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 終点の黒崎駅前。まだ西鉄北九州線が残っていた頃に、ビルの中の新ホームに移転しました。このビルも、この後結構スッタモンダがあって、黒崎も大変だなあと思う。

 5000形は、2編成走っています(配布されている、あるいはWEB上の全線時刻表には形式が記されていて便利)。乗る所までは行かないが、2編成続けてくるので、先の熊西付近まで戻って撮りました。

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 スカイブルーの5004号車。

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 そして、濃いピンク色の5001号車。顔つきはほんの違うが、阪堺電軌の「堺トラム」と同型。これも共通か。筑豊電鉄では初の高性能車、にもなります。

 これで黒崎とはお別れになります。筑豊電鉄はこの後11月12日にダイヤ改正が行われており、土曜日と休日を分離、休日は全区間で20分間隔になっています。このコロナ禍もあって利用を繋ぎとめるのも一苦労だろうが、とにかくこれ以上の利用の減少は止めないと、これ以上本数が減ったら、最悪…と、口にしたくない事態になりかねない。これもまた筑豊電鉄一社だけでなく、自治体や利用者も、考えてもらいたい所だと思います。

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 西黒崎のバスターミナルは、今は黒崎発着のバスの待機所になっています。もう西鉄バスと言えども、西工が4台並ぶシーンは、少なくなってきた?

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 小倉に移動します。JRの快速4224M。午前中では最後の上り快速になります。

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 小倉では、北九州のモノレールにも乗ります。3年前、沖縄から北九州に着いた時、本当は乗りたかったのだが、航空便の遅れからバスの連絡がうまく行かず、時間がおしてきたので断念していました。だから、何年ぶりになるだろう。スマホカメラの広角で撮っているので、顔つきがヘンですが、ご了承ください。

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 小倉のみならず、全国に衝撃を与えた、旦過市場の2度の火災。その跡地と思われます。整地されているが、この後どうなるのか。

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 片野を過ぎて、右手には皿倉山・権現山を見ます。下を走るのはJR日豊本線。

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 小倉競馬場。

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 終点の企救丘まで乗り、折り返して、次の志井で撮影した1000形。1月に№2452で書いているが、車両そのものは変わりがない。が、筑豊電鉄同様ラッピング編成が大半で、オリジナル色は運用されていた5編成中、1編成しか見かけなかった。だから改めて撮ってみました。日本のモノレールでは最古参となり、そろそろ後継車両を考える時期かと思うが、3年後の開業40周年の頃に、なにか動きがあるだろうか。

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 小倉駅の階段部には、旦過市場応援の写真が掲げられていました。

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 午後、空港へ向かう前の数時間で、西鉄のバスを撮影していました。砂津の車庫に停車していた、ベンツの連節車。ブルーは、ここまで何度か書いた、北九州線の代替バス路線用。ピンクは恒見への路線用。

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 西鉄バス各車には「アマビエ」の可愛らしいイラストが貼られています。残念ながらアマビエの力を持ってしても、このコロナ禍は、簡単には治まってくれない…。

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 砂津バスセンター。現状では、乗り場はちょっと狭いと思う。西へ向かう路線の乗り場は2~せいぜい3台分しかスペースがなく、砂津始発のバスが停車していると、後続の門司などの方から来る便が手前で待たされる、という光景も、何度か見ました。何らかの対策が必要だと思う。

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 バスセンター・バス車庫の反対側の「チャチャタウン小倉」。ここは、以前の北九州線の車庫の跡地に造られたものです。
 西鉄バスの画像の本体での公開も、もう少しお待ちください。

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 最後に、小倉駅の駅ビル。真ん中にモノレールの駅があるのは、日本では他に例がないものです。開通時点では、今の平和通駅が小倉駅で(配線が変則的なのはそのため)、乗り換え等は不便でした。シーサイドラインの金沢八景もだけれど、在来の鉄道との乗り継ぎの利便性の確保・向上というのは、利用の繋ぎ止め・増加を図る上で非常に大切な要素だと思う。

 という所で、最終日も天候に恵まれて何より、やりたい事は、全部とは言えないが、大方やりおおせたかな、と思いました。
 北九州空港から、SFJ便で帰ります。空港までは、JRと一般路線バスの乗り継ぎで行きます。それは次回。

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《What's New》
22日 「トレーラーホテル」 岩手県北上市にオープン
23日 自転車イベント「東京レインボーライド」 2000人がレインボーブリッジ走行
 日本vsドイツは、更新の時点で開始となっているはす。メンバーは既に発表されているが、長友 佑都は、日本選手としてはW杯単独最多の出場となるそう。極めて厳しい組み合わせのグループEだが、「サムライ・ブルー」は中東の地に、波乱の嵐を巻き起こす事は出来るのか?
posted by 菊池 正人 at 22:00Comment(0)旅行

№2571 西九州新幹線と 福岡の鉄道を訪ねて 4.長崎本線の「今」

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 午後は在来線、特急がなくなり、普通列車がDC化された長崎本線を経由して、福岡へ帰ります。5年前に乗っている長崎本線だが、新幹線開業後、どこがどう変わったか。

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 その前に、長崎電軌に乗ります。長崎駅前。せっかく交通広場が整備されるなら、長崎電軌も、多少遠回りになっても駅に近いルートに変更する、という選択肢は、なかったのだろうか。

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 一頃は一乗車100円、「日本で最も安い運賃」を誇っていた長崎電軌も、今は一乗車140円。それでも他地域に比べたら安い方だが。

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 6000形電車を見かけていたので、住吉電停で撮りました。乗車はまた後日。

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 赤迫電停。

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 現在の長崎電軌の路線図。改名された電停がいくつかあります。

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 3号系統・蛍茶屋行303号車。

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 在来線も高架線となり、5年前は工事中だった浦上駅も、高架駅となっていました。

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 新しい高架線を走る、キハ47の2連。

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 そして長崎駅。長崎駅は地平時代に一度、大きな改築を行っていたのだが。

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 蛍茶屋終点。

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 5年前は、公会堂前の分岐部で脱線事故が連続して、運行が中止されていました。今は改良工事も終わり、軌道が真新しい。

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 4号系統は朝夕各6往復、合計12往復のみの運行になってしまった。4号系統は全区間他系統と重複し、4号系統でなければ行けない電停はないので、このような形態になったと思われるが、他の系統も減便されているし、先の現状の運賃額も見ると、長崎電軌も厳しいなあと思う(乗換券は廃止になっていて、ICカードのみ指定停留所の乗り換えで2回目は無賃で乗れる)。

 この後中央橋付近で、バスをいくらか撮りました。本体での公開はもう少しお待ちください。晴れて良かった。

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 崇福寺終点。旧正覚寺下。5000形だとギリギリ。
 崇福寺から3号系統で長崎駅に戻り、福岡への帰路に就きます。

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 新幹線の時刻表。発車番線の表示もあります。何かの参考になります?西九州新幹線は上下とも、所々号数が飛んでいる所がある。将来の増便の可能性を見据えてだろう。

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 新幹線開業で在来線特急がなくなるので、「エクセルパス」など、関連の営業の変更に伴う告知。

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 改めて、12番線に停車中のN700S系を撮っておきます(入場料金を払って入っています)。

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 長崎駅は、「弱虫ペダル」とタイアップしたキャンペーンをやっているみたい。左は?

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 肥前浜から、キハ47 8158+キハ47 4509の2連が2147Dで到着しました。折り返し2148Dでまた肥前浜へ。2148Dは、設定時間帯としては5年前の2872Mを踏襲していると言えます(当時は817系の長崎発鳥栖行)。

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 長崎駅は、在来線も高架化されています。2面4線+1線(欠け取り式の4番線がある)。両ホームは終端部でつながっていて、行き来ができます。

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 1Fの売店で購入した、「新幹線かもめ弁当」と、クリアファイル。

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「新幹線かもめ弁当」の中身。すき焼きと豚の角煮が、鶏飯の上に乗っています。スィーツの大福も入っています。
 でも正直、長崎駅の駅弁の将来はどうなんだろう?新幹線は30分も乗ったら乗り換えを強いられる事になるし、在来線の特急は〔ふたつぼし4047〕(しかもビュッフェ併設「ラウンジ40」がある)のみとなり、毎日運転の一般的な特急はもうないので。

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 諫早までは市布経由。現川で快速〔シーサイドライナー〕を待つ。

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 車内は、大きな改造は行われていない。座席のモケットは変わっているが、全体的には昔ながらのキハ47、という印象。

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 小長井で、右手には雲仙岳が現れ、しばらく諫早湾の向こうに見る事ができます。だから〔ふたつぼし4047〕往路は小長井6分停車、なのか。
 しかし、諫早出発時点では帰宅の学生の姿が多かったが、小長井(長崎県最後の駅)を発つと、乗客が9人しかいない。電車時代の5年前と同じだ。

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 長崎県に入って、大浦港。

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 電車は走らなくなったが、線路そのものは5年前と変わらず。カーブが多く、スピードが出ない。単線でもあるし。JRになって以降、885系振り子特急車の導入でスピードアップを図ってきた路線だが、長崎への鉄道輸送の抜本的な改善策は、やはり高規格の新鉄道(=新幹線)の建設以外にはなかったのも事実だろう、と強く感じました。
 県境を越えて、多良で帰宅の学生が大挙乗車。これも、5年前と変わらない光景だった。

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 肥前浜に着きました。電車の2868Mに乗り換えになる。乗り換えは同じホーム。

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 しかし、この駅で乗降する旅客は、上下とも跨線橋を渡らなければならない。他の場所でも書いているが、跨線橋の存在は、利用のバリアーになってしまっているはず(特に高齢者・障害者)。長崎本線に関しては基本的には、もう短編成のローカル列車しかないのだから、駅のスペースは充分あるはず。信号システムや場合によっては線路配線の変更で、駅の利用・乗り換え、共に跨線橋を利用せずにできるよう、改善を図って欲しい。これは肥前浜以外にも言える事。

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 キハ47では、側面の行先の表示も、車内でパウチ張りの札を差し替えるだけ。これで十分だろうとも思うけれど、明らかに電車時代と比べて、車両の質が落ちてしまった印象が否めない。せめて大村線同様、全区間でYC1系新規導入、とは行かなかっただろうか?

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 キハ47に掲げられていた、西九州新幹線をめぐる路線図と、各駅の営業案内。無人駅でも、SUGOCAエリアとそうでない駅では、扱いが異なっている。なお西九州新幹線は、長崎~諫早間のみでもSUGOCAは不可。

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 江北行2868Mの車内。キハ47とは全然違う。

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 ここから肥前鹿島にかけての区間でも、雲仙岳を見る事ができます。ここからだとさすがに小さいが、逆方向だとこれからの旅に、ワクワクさせられるのかも知れない。

 諫早~江北間は、途中肥前浜での乗り換えを含めて、1時間26分でした。5年前の2872Mは1時間37分かかっていたので、逆に早くなった。上下特急の退避がほぼなくなったからだろう(肥前白石での〔かささぎ107号〕待ち合わせのみだった)。
 キハ47の質とか、肥前浜での乗り換えとかいろいろ書いたけれど、根本的には、電車による直通運転を継続して欲しかった。長崎~諫早間は、本数も少なくないので。まあその大半が大村線からの直通になるので、短区間のみの電車の運用は効率が悪くなるという事だろうが(個人的には、大村線の電化も検討して欲しかったと思っている)。諫早~肥前浜間の非電化化は仕方なかろうが、819系導入、とは行かなかっただろうか。
 ともかく、〔かもめ〕がなくなった今、諫早~肥前浜間、特に県境を挟む区間は、恐らく利用者数が、存続か否か?の判断に関わる、1日の利用が1,000人を下回る数字になるだろう事は、容易に想像できる。ので、線路そのものの改良は出来なさそうだから、せめて車両の質や、駅の乗降のしやすさの改善を進めて、地元利用客のつなぎ止めを図る必要があるでしょう。これもまた、JR九州だけでなく、地元自治体、特に上下分離で線路施設を保有する事になった佐賀・長崎両県のソフト・ハード両面での協力も必要だと思います。ひょっとしたら佐賀県は、面白くないかも知れないが。

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 江北駅に着きました。キハ47が並んでいるが、右側のサイケなカラーは、EXILE TAKAHIROがデザインしたという、「Choo Choo 西九州 TRAIN」プロジェクトの一環、なのだそうだ。 

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 江北からは、鹿児島本線直通の普通2876Mに乗ります。更新前の811系。

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 基山で、羽犬塚始発の区間快速4138Mに乗り換え。813系。ここの上りの緩急結合は、階段を上下しなければならない。

 今日の泊りは、翌日の筑豊電鉄撮影・乗車を考慮して、黒崎のホテルになっています。PC等大きな荷物は博多駅のコインロッカーに預けてあるので、博多で途中下車。20分後の快速4232Mが来るまでの間で回収し、その後は駅のホームのうどん屋でうどんをすすって、夕食としました。

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 最後に、黒崎の一つ手前の、折尾駅。高架化が全面的に完成して、だいぶ様相が変わりました。

 こんなに慌ただしかった長崎訪問はたぶん初めてだが、これもまあ、新幹線の為せる技、ではあったでしょう。
 明日は、引退間際だった、筑豊電鉄2000形の撮影に挑戦します。何しろもう早朝の2往復だけ、いや、朝が遅くなっていたから、実質1往復しかチャンスはなさそうだ。撮影、できるだろうか。その後は小倉に移って、バスの写真も撮りたいなと。夕方のSFJ便で、北九州から帰宅の途に就きます。

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posted by 菊池 正人 at 22:00Comment(0)旅行