№2520 バスラマインターナショナル192(ぽると出版)

「バスラマインターナショナル192」、先月末には発売になりました。

電気バス 最新事情
 少人数のガイドツアーのバスで小型EVは、珍しい導入例ではないだろうか。
 やんばる国立公園はBYDのJ6、那覇バスはEVM-J、サイズ的にポンチョのライバルとなるが、大型も含めて、EVもそろそろライバルの競争、という構図が、一部の地域では出始めている。選択の決め手は、何になるのだろう。
「レトロフィット」は、去年横浜市営バスでもエルガの改造で走って、私も実際に乗ってみたのだが、あの後どうなったのだろう?しかし電軌にしろディーゼルにしろ、昨今の燃料代の高騰や電力事情のひっ迫は、コスト以前の問題だろう。燃料価格や税金を下げろという運動は世界各地に広がって、イギリスではノロノロ運転のデモも起きたと聞くが、そうじゃなくって、(コロナ禍という問題もあるが)公共交通への回帰という選択肢を、世論の側も持つべきではないだろうか。それが必然的にEVへの関心を呼んで、EVの革新を促す事になると思う。

バス事業者訪問238 道北バス

道北バス 旭川200か946.JPG
 道北バスは、4年前の北海道旅行で旭川に行った時、旭川電気軌道と共に、結構多数画像を撮ったものでした(旭川は2年前にも行っているが、曇天だったのでJRに乗っていて、撮影はしていない)。札幌の方からJRで来ると、神居古潭の長いトンネルを抜けて近文に近づくと右手に広々とした道北バスの車庫があって、ああ旭川に来たなと感じたものです。
 まず、実際の地理と連動した形の、全体の路線図がないのが少々残念。道北バスの公式Webにもない(PDFの時刻表に記されているのは略図で、長距離バスもあるので距離感もつかみづらい)。一般路線車で一般道を延々と長距離走る路線が少なくなく、長距離路線と市内バスの境目はやや曖昧かも知れない。
 輸送人員の推移をみると、確かに以前から減少傾向にはあったが、それにしても去年は、前年の62.5%に留まり、1/3以上も失われてしまった。何とか500万人台は維持していたのが、一気に400万人さえ割ってしまっている。道北バスのエリアではないが、2年前に富良野に行った時も、観光の賑わいが全く感じられなくて、大変な事になってしまっているな、と感じたものでした(現在、道北バスのWebページには、北海道のバスの窮状を訴える、北海道バス協会からのメッセージが掲げられている)。
 釧路線の、阿寒バスとの乗り継ぎ運行(時刻表上では北見市美園で休憩と書かれている)は、北海道では他に、釧路~根室線(くしろバスと根室交通)でもやっているはず(平日の一部を除いて、厚岸で交代)。この方法は、新城で乗り継ぎになるJRバスの東名高速路線くらいの便数があればいいが、この路線のように2往復と少なかったら(現在午後便が運休中)、休憩場所で必ず上下が出会うダイヤにしなければならないから、ダイヤ設定が多少硬直化しそうなのと、どちらかが大幅に遅延すると反対方向も遅延してしまう可能性がある事は、多少考えなければならない(よほど大きなアクシデントさえなければ、渋滞なんて簡単には起こりそうもない道路事情だとは思うが)。それにしても長距離も一般路線も、さすが北海道で、ちょっと郊外に出れば風光明媚な車窓を存分に楽しめそうな路線ばかり、という感じがしました。
 一般路線の、JR北海道の鉄道路線との関係はどうだろうか。特に留萌本線は、私はもうあと数年しか持たないだろうと思っているのだが、万が一廃線となった場合、多少エリアから外れる事になるが、道北バスにも影響が出るだろうか?
 旭川電気軌道との関係は良好なようで、このまま続いて欲しい。ICカードは旭川のバスでしか使えないが、JR北海道のKitacaも、札幌市内交通のSAPICAも、旭川では難しいだろうか。次回のシステム更新時には考えられても良いかと思う。
 車両面では、やはり北海道らしい、という事か、極端にカーブが多くて坂が急、という路線はほぼないようで、中古車が少なくないが、大型のノンステップ車が多いのは特筆されてよいと思う。前号の東洋バスの時、中古車が道北バスに移動しているようだから出てこないかと思っていたが、さすがにもうないようだ(「アーカイブス」にも出てこなかった)。今後は遠州鉄道から来たという、富士ボディの日野車が、大いに注目されるだろう。もうすぐ30年になるし。
「アーカイブスⅡ」には「ルベシベ」(留辺蘂)行の天窓付きの日デが映っている。この路線は、今は東側の北海道北見バス路線とは分断されてしまっているわけだが、写真のような時代の再到来は、もはや夢のまた夢、でしかないのだろう。

バス事業者訪問239 京浜急行バス

京浜急行バス.jpg
 前回、2010(H22)年2月の118号で取り上げられていました。羽田・横浜・湘南分社の後に、京急電鉄からバス専業として独立して7年、という時期でした。
 こちらは路線の概要が記されていて、基本的には12年前の路線が大方維持されているように見えました。
 地域分社に関しては、12年前にははっきりしたメリットは記されていなかったように読めるが(地域密着になった、という事だろうか)、この直後のドライバー不足でデメリットが顕在化した、というのはどこも同じで、京急バスも例外ではなかったという事か。
 当然コロナ禍の影響は甚大で、輸送実績の推移を読むと、特に空港・中距離路線の輸送人員は、2018年(H30)年度までは右肩上がりだったのに、年度末に影響が出始めた2019(H31~R元)年度が微減、次の2020(R2)年度は1/3以下と、目を覆いたくなるような数字になってしまいました。走行キロはそこまでは減っていないから、ガラガラのバスを、ある程度は辛抱強く走らせていた、その苦境が見えるようです。昨年度はやや持ち直して3,000万人台にまで持ち直しているが、辛抱にも限度があって、廃止にした路線が少なくない(私の実家の近くの羽田空港~東戸塚駅・港南台駅路線もそう)。夜行都市間も、コロナ禍から既に見直しも行われていて、年度によって増えたり減ったりはしているが、2020(R2)年度が一気に前年度の1/25になってしまっていました。夜行バスは、12年前には既に旧ツアーバスの影響が出ていて、運賃そのものだけでなく、決済システムやコスト面で太刀打ちが難しくなっていた、みたいな事も記されていました。その後の関越・軽井沢の連続事故で同じ土俵に立つような法整備が行われたが、回復は難しく、コロナ禍の今が潮時、と判断されたのだろうと思います。後に記されるが、一般路線のドライバー不足、という事もあったのかも知れない。
 空港バスも、12年前は羽田空港の国際線新ターミナルオープン直前で、鉄道も新駅が造られるので厳しくなると見られているが、バスはターミナルの出発階・到着階とフロアが同じなのが強み、と語られていました。しかし今号を読むと、JRの新線計画もあり、やや弱気になってきているのか、と読めなくはない。ともかく空港バスは航空需要に左右されるので、バスにしろ鉄道にしろ、二次アクセス側だけの努力だけではどうにもならない部分が、他の分野以上に多いだろう。さらに路線の選別が進むかもしれない。
 一般路線は、12年前にはすでに、横須賀市内や三浦では少子高齢化や高校の統廃合で、輸送需要が曲がり角、と記されていた。これが今でも続いているらしい。
 車両面では、12年前には、特にノンステップ車に関しては、「リーフサスがエアサスに変わっただけで、フルフラットが理想なのに、これはという車種がない。ただし、我々もコスト増を嫌って、妥協に走ってしまった」と記しているが、今号では特に評価の文言はない。今号はむしろ、EVなどの環境対策に期待しているようです。
 あくまで個人的な好み、の問題でしかないが、バスのカラーリング、一般路線車はこれでいいと思うし、存続するなら夜行バスのカラーもこのままで良かった。ただ、空港・中距離路線の赤+白は、色遣いは残しつつ、違うデザインを考えてみても良い時期なのではないかと思う。また、空港バスを連想させる「LIMOUSINE」の文字も、空港とかかわりのない路線だと、どうだろう。

今こそ貸切バス事業存続のための施策を
 上の道北バスでも、公式Webの冒頭に、北海道のバスの窮状を訴えるバス協会の意見が記されている、と書いたが、特に貸切バスは他分野以上に厳しい、というのは、「年鑑バスラマ2021→2022」の「緊急提言」でも訴えられていた。今号では改めて、貸切事業者の統括団体と言える、「一般社団法人バスユナイテッドセーフティ」(本当に申し訳ないが、この組織自体、初耳だった)の生沼 建二氏への、貸切バスの窮状に関するインタビューが掲載されている。
 №2465で書いた文言の繰り返しになる部分が多くなるが、まず貸切バスの運賃制度は、結局、どのような形態が理想なのだろうか?事業者の利益になり、安全への投資が十分にできて、ドライバーなどへの賃金もキチンと支払えて、なおかつ利用者も安く…とは行かないまでも納得できる、関係するすべての立場の人々が納得する金額、そして金額決定システムとは、どのようなものであるべきなのだろうか?そもそも、今の運賃制度は、関越・軽井沢の連続ツアーバス事故の反省から生み出されたもので、生沼氏も「当初は事業者にとって安心感のあるシステムだった」と語っています。
 読んでみると、昔も今も、発注する旅行会社の圧力が足かせになっているように感じられます。このあたりも、もう少し世間に広く訴えても良いのではないだろうか。
 安全性を重視するか否かの事業者の線引きを行政にやってもらいたいというのは、確かに公平だとは思う。が、貸切(に限らず)事業者の中には、行政の介入を嫌う所も少なくのではないか。それは、外野のメディア・ジャーナリズムの論調の中にも時々見え隠れしていると思う。「アウトロー」的なものを「カッコいい」とみなす風潮が、日本には(バス業界に限らず)結構はびこっているように見えるので(それが、大事故を起こすような「ブラック」事業者を生み出している部分が、ありはしないか)。
 ついでに言うと、安全性の確保は、もちろん政治や行政による法制度の整備とか監査の強化、安全性を確保するシステムの強化とかも必要になるが、やはり根本は、各事業者(組織としてだけではなく、組織に携わる者一人一人も)の自覚が第一、ではないだろうか?知床の観光船事故に関しては、やはりそれが組織の中になかった、と言わざるを得ないと思う。過去のバスや鉄道の大事故も、同じではなかったのか。
 同じ危機的状況でも、一般の市内バスは地域の日常の足なので、JR各社がローカル鉄道路線の経営状況の数値を公表を始めた事もあり、一般のニュースでもあり方が取り上げられるようになりました。その点、貸切バスは、申し訳ないがどうしても「不要不急」の側面が強く、優先度は低くならざるを得ないのは、ある程度は仕方がないような気もする。やはり交通は何でも移動のニーズがなければ成り立たないし、特に貸切バスはその単位が大きくなるので、「外に出るな、移動はするな」となると、相当弱い。ここにきてまた感染が急速に拡大しているのが懸念材料で、今のところはまだ行動制限という事にはならないようだが、経済施策もいいが、やはりまず、感染の拡大をキチンと止める、という事が優先されるのではないだろうか。いずれにしろ、これも繰り返しになるが、業界の側が積極的に、公共の場で声を大にして、窮状を世に知ってもらう、という事が、必要だろうと考えます。外野には任せられないと思う。

 旭川電気軌道の3軸バス、動く所を見るのが非常に楽しみになってきた。若い人には(私も現役は見た事ないが)どう映るのかが楽しみ。士別軌道のモノコックとのツーショットも、大いに期待したくなります。年代は10年位違ってくると思うが。

 次号の事業者訪問は都営バスだそうで、オリ・パラが終わって一段落、という所だろうが、この後の車両展開、動力源にしろノンステップにしろ、どのような方向を目指しているのか。

 当ブログでは直接のコメントは受け付けないので、何かありましたら、本体の「日本の路線バス・フォトライブラリー」上からメールを下さい。折返し返事をしたいと思います。何か質問がありましたら、やはり本体上からメールを下さい。解かる範囲でお答えをしたいと思います。質問と答えは当ブログにも掲載します。
 当ブログ上からでは発表できない緊急の事態が発生した時は、本体でお知らせします(なお本体の通常の更新は、当面の間休止しています)。

 BIGLOBEの「ウエブリブログ」が、来年2023(R5)年1月一杯でサービスを終了します。このため当ブログは通常更新の体制に戻す時点で、「Seesaaブログ」に移転する予定です。その時期になったら、改めてお知らせします。


《What' New》 
 6日 「くら寿司」価格帯見直し発表 一皿220円の商品導入
 7日 侮辱罪の法定刑上限引き上げ 懲役・禁錮・罰金刑導入

 コロナ禍はついに「第7波」が現実のものになってしまったようです。猛暑なのにマスクをせねばならないし、皆苦しいし、私だって苦しいけれど、人の事はどうでもいいから、我が身と自由な暮らしは、自分自身で護らなければならない。これは何度でも言わせてもらいます。海外でも韓国の感染者は先週の2倍だそうだし、欧州でも増えていると聞いているし、本当にウィルスの感染は、簡単には終わらないものと痛感させられます。とにかく暑くても、楽しい夏休みを迎えましょうよ。
 東京メトロは今日、銀座・丸の内・東西・千代田の各線の、来月27日のダイヤ改正を発表しました。このコロナの影響もあってどの路線も減便、特に銀座・丸ノ内線は土休日も含めて終日に渡る減便になり、両路線とも日中は毎時12本(というから5分間隔?)の運行になります。銀座線は、コロナ禍の前は日中3分間隔・毎時20本の運行だったから、4割減少する事になります。丸ノ内線は、方南町支線の3連運転がなくなります。02系の去就はどうなる。

№2519 バスジャパン・ハンドブックシリーズV109 東急バス(星雲社)

東急バス.jpg
「バスジャパン・ハンドブックシリーズ」(以下「BJシリーズ」)最新刊、「V109 東急バス」、5月末には刊行されていたが、また少々遅くなりました。ただ幸か不幸か、仕事休業中なので、いつもよりはデータの整理に時間を費やせて、多少は早くなったと思います。
「V109」だから東急バス、になったのか?

 東急バスは、BJシリーズでは2000(H12)年のNEW30、2010(H22)年のR69に次いで3度目になります。R69に関しては、当ブログの初期、№143で本当に簡単だが書きました。そこでも書いているが、東急バスは小学生時代に通学で毎日利用していた事もあって(当時は東京急行電鉄だったが)私のバス趣味の原点になっていて、当ブログスタートの頃に、何回かに渡って連載で思い出話を連ねてもいます。だから現在でもその動向が大いに気になる事業者です。1991(H3)年に電鉄から分社して発足、昨年30周年を迎えました。

◆ 東急バスの車両たち
 新羽〔営〕は、乗合75台・高速28台が正しいのではないか。この数値をベースにして分析します。
 R69と今号の間では、川崎〔営〕が廃止になりました。適宜R69と比較します。

1.グループ全体の台数は、22年前のNEW30では840台、12年前のR69では930台。増加傾向は続いている。
 用途別の割合は、グループ全体では、乗合89.12%・高速6.01%・貸切3.21%・特定1.66%。12年前はそれぞれ92.47%・3.12%・3.23%・1.18%で、高速車の割合が高まっている。
 東急バス単体では、乗合93.43%・高速3.40%・貸切1.97%・特定1.20%。12年前はそれぞれ93.74%・3.18%・1.87%・1.21%で、割合という点ではほぼ変化がない。
 一方、東急トランセは乗合13.46%・高速51.92%・貸切25.00%・特定9.62%。12年前は乗合31.58%・貸切68.42%で、高速と特定はなかった。
 高速バスの割合が増えたのは、トランセの運行による東京都内発着路線が大幅に増えた事が、理由として挙げられる。

2.東急バス本体の乗合車の配置を東京都と神奈川県で分けると、割合は東京都49.94%・神奈川県50.06%。
 12年前は東京都49.88%・神奈川県50.12%。さらに22年前は東京都54.31%・神奈川県45.69%だったので、NEW30→R69の間の10年間で逆転し、その時点の割合が現在に至るまで続いています。
 台数が一番多いのは、虹が丘〔営〕の118台。東急バスの乗合車全体の13.83%で、1/7に近い。12年前より21台増加している。東京都内では目黒〔営〕の86台が最も多く、10.08%。12年前より15台増加。
 下馬〔営〕は、東急バスとしては、53→7台へと大幅な減少(現在、下馬〔営〕管轄の東急バス路線は、〔黒09〕系統(目黒駅~野沢龍雲寺〔循環〕)のみ)。東京都内7営業所の乗合車の合計は12年前と同じ426台なので、下馬〔営〕に関しては、トランセ籍の高速・貸切バスを多数受け入れた結果、一般路線車を留め置く敷地が不足し、他営業所への移管をすすめた、という事ではないだろうか?(下馬は、バス+トランセの全所属車両合計が53→50台と、12年間でほぼ変わっていない)

3.平均車齢は、今回は2021(R3)年を0年として計算しました(元のデータが今年の2月1日現在であり、年が明けて間がなく、この時点では今年の新車の導入がないので)。

① 乗合車は、東急バスは8.19年。12年前(2009(H11)年を0年とした)の4.83年から、大幅に経年化しました。12年前は特に2005(H17)年式140台(当時の乗合車全体の16.39%)・2003(H15)年式138台(16.28%)と、この両年だけで乗合車全体の1/3を占め、平均車齢を若くしていました。それ以降は毎年、乗合車全体の5~7%前後となる台数の導入で落ち着いていて、目立って大量に導入したという年がない。2008(H20)年式の93台が、乗合車全体の10.90%と最も多い。
 東京都は7.73年、神奈川県は8.65年。12年前は東京都4.98年、神奈川県4.67年でした。
 さらに営業所別では、一番若いのは淡島〔営〕6.35年で、唯一7年を切っています。2018(H30)年式が9台と最も多いが、うち7台は渋谷区の「ハチ公バス」(さらにうち4台はフジエクスプレスからの移籍車)。2020(R2)年も8台と多い。逆に高齢化しているのは、少数の下馬〔営〕(11.86年)の次は、高津〔営〕の9.49年。東京都内には平均8年未満の営業所が3か所あるが(目黒・弦巻・荏原)、神奈川県にはない。
 最高齢は、新羽〔営〕にいる、2002(H14)年式のブルーリボンシティ。次に古い2003(H15)年式エアロスターも新羽〔営〕も新羽にいます。どちらも金のアクセントが入ったロマンスカラー車だが、深夜急行バス・E-Linerの廃止決定で、去就が注目される事になるはず。
 トランセは2.67年→7.71年とこちらも急に高齢化したが、はとバスから移籍したという、1997(H9)年式のオープントップのエアロキングを乗合車として計上しているためで、これを除いた6台の平均は5.00年。

② 高速車は、現在は新羽〔営〕と、トランセ下馬〔営〕に集約されています(高津〔営〕の1台は教習用)。下馬〔営〕4.81年・新羽〔営〕5.03年。高津〔営〕も含めたトータルでは4.81年で、12年前(4.21年)とそんなに変わらない。2014(H26)・2017(H29)年式が共に合計10台で最も多い。最高齢は2011(H23)年式の、新羽〔営〕のエアロエース。

③ 貸切車は、一般乗合車からの転用がほとんどで、純粋な「観光バス」となると、トランセ下馬〔営〕の9台のみと思われる(2台は高速から転用)。全体の平均車齢は東急バス7.94年、トランセ8.23年。しかし「観光バス」の9台の平均は8.33年と、割と高い。「観光バス」最古参のプレミアム車(2005(H17)年)と、高速から転用のエアロエース2台(2009(H21)・2011(H23)年)が平均値を上げていて、それら以外の6台の平均は、6.16年。

④ 特定車は東急バス3営業所・トランセ2営業所に配置されるが、東急バスは経年化した乗合車からの転用も多く、11.91年と高め。最古参は荏原〔営〕の2006(H18)年式2台で、五反田のTOC輸送用のエルガミオ。トランセは、瀬田〔営〕は2002(H14)年式と2017(H29)年式の2台で平均11.50年となったが、高津は3台とも2018(H30)年以降の導入で、1.67年と若い。
 なお、昨2021(R3)年は、グループ全体で新車導入が5台しかありません(トランセ高津〔営〕の特定用ブルーリボンを含む)。間違いなく、コロナ禍の影響が出ました。
 R69で出た車両のうち、283台がV109時点も東急バスグループで現役です。残存率29.32%と3割に近く、意外に残っている方だ。

4.乗合車のノンステップ率は、今回も東京都と神奈川県で、明確な差が出ました。東急バス全体では74.79%となり、12年前の60.89%からは向上しました。しかし、東京都の7営業所の平均97.89%に対し、神奈川県は51.76%と、ようやく半数に届いたという所。東京都の淡島・下馬・弦巻・池上各営業所が100%に到達、一番低い荏原〔営〕でも93.48%です。一方神奈川県で一番の高率は、青葉台〔営〕の63.64%。12年前はノンステップ車がなかった虹が丘〔営〕は、33.90%と、ようやく1/3に到達しました。神奈川県、特に田園都市線の横浜市内の駅を発着する路線は、輸送力確保のための長尺ワンステップ車(12年前は「スーパーロング」と書いていたっけ)を継続して導入していたので、ノンステップ化が遅くなった、という事でしょう。

5.ハイブリッド車は40台。12年前の4倍になりました。今回はハイブリッド車についても分析します。全40台中32台、80%が都内の配置。一番多いのは目黒〔営〕の12台、次が弦巻〔営〕の11台で、この両営業所で、東急バスのハイブリッド車の1/3を占めます。目黒〔営〕は今はSORAも入っているし、過去には「次世代ハイブリッドバス」が使用した事もあり、(試験運用も含めて)低公害車が優先して導入される場所になっているようです。一方神奈川県は8台のみ。BRCハイブリッドの最初期車が4台導入された東山田〔営〕は、のちに2台増車したが後が続かず。高津は先代エルガハイブリッドなど5台が入っているが、ここでも東京都と神奈川県でやや差がついているように感じられます。
 12年前にはエアロミディMEの改造で2台の在籍があったCNG車は、なくなりました。
 他社からの譲渡は、路線ごと移管されたフジエクスプレスのポンチョ6台と、はとバスからのエアロキング。エアロキングはどのように使用するのか、今のところは明らかにはされていない。

◆東急バスのあゆみ
 まずトップの、旧塗装復刻車が5台並んだ写真。これって、東急バス20周年記念の「ファン感謝祭」の時のもの、ですよね?№568で書いているのだが、2011(H23)年10月30日に新羽〔営〕で行われたもので、ミルキーウェイ色のエアロエース(今とは違う車両)を挟んだ4台は皆他営業所の所属だが、〔綱71〕系統(綱島駅~新羽営業所~勝田折返所)でパレード的な営業運行を行いました。構内では、「E-Liner」用のエアロスターも先行して展示されていたものです。2日後の11月1日にスタートしました(テキストでは2012(H24)年開始になってしまっていた)。
 R69以降の12年では、高速バスの再度の拡大が中心になるだろうか。渋谷があるとはいえ、既に他事業者がかなり展開していたので、東急としてここまで本格的に路線を増やすとは思わなかった。「ノッテちゃん」の制定がなかったのがやや残念。

◆東急バスのいる風景
 やはり都市型のバス事業者なので、純粋なローカル線というのは、あまりない。寺家ふるさと村付近は、数少ない田舎的な風景で貴重か。特に田園都市線が開通する1966(S41)年より以前は、こんな車窓風景は珍しくなかったのだろうけれど(路線は遥かに少なかったが)。全体的に東京都は小ぢんまりした住宅街、神奈川県は大規模な団地やタワマン、と2分された感じがする。

◆春色 PARK & MUSEUM
 今回の谷口 礼子さんの紀行は、東京駅からスタートし、二子玉川で泊って、新横浜へ、途中美術館や博物館を巡る旅になっています。
 見どころは確かに豊富だが、東急バスはエリアとしてはそんなに広くはないので、過去の紀行と重複している場所もあります。長谷川 町子美術館・電車とバスの博物館・新横浜ラーメン博物館はNEW30の種村 直樹氏(「電車とバス」は高津時代)、横浜市歴史博物館はR69の富田 康裕氏も訪ねています。むろん、同じ場所でも3者3様、視点は異なってくるが。
 今回初めて出てきたのが、目黒の自然教育園/庭園美術館、玉電資料館、次太夫堀公園、そして藤子・F・不二雄ミュージアム。自然教育園は、私は先日、ANA便で岩国から帰ってきた時、羽田空港への新しいアプローチでの降下の途中で見ていて、ビル群に囲まれた広い緑地が印象的と感じたものです。
 玉電資料館は正直初めて聞いたのだが、個人博物館的な性格のようだ。ここに来る前に乗った〔渋12〕系統はその玉電の代替路線だったのに、現在は(完全にはなくなっていないが)土曜ダイヤの二子玉川駅発20時40分・渋谷駅発21時30分発(高津営業所行)だけになりました。(旧)新玉川線開通からも45年経っているし、鉄道がフォローしない区間もあるが、必ずしも長距離の通し運転である必要はなくなったという事だろう。渋谷駅付近は慢性的に渋滞気味、長距離路線ではダイヤの乱れも懸念だったかも知れない(駒沢大学駅までの〔玉12〕系統も、だいぶ少なくなった)。
 吉田橋、懐かしいなあ!前述の通り、私は小学生の頃に東急バスで通学した経験があって、通学コースではないが、たまに綱島駅まで乗った事もありました。東急バスは運行の途中でドライバーが乗り継ぐ路線が多いが、吉田橋では、綱島駅~勝田・江田駅及び新城駅等の路線の乗り継ぎを見る事がありました(吉田橋~新羽〔営〕間は便乗)。今はどうなっているんだろう?
 3人とも、東京都→神奈川県という流れになりました。種村氏はその日のうちに終点に着いたが、谷口さんは「二子玉川エクセルホテル東急」宿泊とは、豪華だなあ!?(ニコタマは今、そんな高級ホテルがあるんだ)

◆終点の構図 洗足池
 NEW30は横浜市緑区の北八朔、R69は東京都世田谷区の砧本村でした。北八朔は、現在は路線が中山駅北口まで延びて、終点ではなくなっている。便数は日中1~2時間に1本とローカル線風情のままだが。砧本村は、来年には宇奈根・喜多見地域への地域輸送(日中はデマンド運行)の拠点となる見込み。
 洗足池への〔森05〕系統は数年前に乗った事があるが、道路の途中にあるバス停が終点になり、バスの折返し待機場所はやや離れた場所、しかも池上線の洗足池駅が近いので、「バスの終点」という点では、やや風情に欠けてしまうかも知れない。昭和の末期の時点では、洗足池をスルーする〔品90〕〔反10〕系統(品川駅~五反田駅~洗足池~丸子橋)があったらしい。
(この他、平成の世になった時点では、京浜急行バスの〔園11〕系統(田園調布駅~池上駅~大森駅~羽田空港)が、洗足池に寄り道していたようだ)
 それはそれとして、洗足池は都内随一の広さの淡水池、歌川 広重「名所江戸百景」もなのだがもう一つ、幕末のヒーローの一人、勝 海舟の夫妻の墓と、隣接して勝 海舟記念館(令和になってすぐの開館らしい)があって、大河ドラマ(私の場合は遠藤 憲一が演じた「西郷どん」)や、去年初頭のBSの時代劇で立て続けに登場していたので、ちょっと興味が沸いてきました。

◆東急バスの路線エリア
 東急電鉄の鉄道路線を中心とした、JR山手線・東海道本線・横浜線及び小田急小田原線。このエリアの基本線は、22年前のNEW30から変わっていない。が、この外へ出ていく一般路線は、少しずつ縮小傾向にあります。NEW30の時点では横浜駅西口に入る路線も、残っていたのだけれどねえ。去年は渋谷駅~幡ヶ谷折返所路線が短縮され、渋谷駅~東北沢駅間の運行になりました。東京都は23区以外、神奈川県は川崎市・横浜市以外への乗り入れはない。この辺も「都市型」。なお今号は、蒲田駅への路線の記載が漏れてしまっている。

 東急バスは東京~神奈川の都市部にネットワークを持つ事業者だけに安定した運営ができているのかなあと思っていたが、この2年のコロナ禍は、思っていた以上のダメージを与えていたようです。前述のように、深夜急行バス・E-Linerの、今月一杯での廃止(現在全路線運休中)が発表になりました。深夜急行バスは、他事業者では再開している所もあり、東急バスの各路線は他より需要が多かったと思うから、いずれは再開するかなあと考えていたのだが。一時は渋谷駅を1時を過ぎて出発する便もあったし、電車の最終が早まっているから、フォローする意味で多少時刻を早めて運行、という考えはなかったろうか。E-Linerも、電車の「三密」を避けるための手段の提供、として再開があるか、「サテライトビズライナー」の試みをあったので、と思っていたのだが、特に田園都市線の沿線の住民は「リモートワーク」に移行しやすい、つまり無理してバス・電車に乗り継いで都心のオフィスに通勤する必要がなくなった人の割合が、他地域と比較して多いのかも知れない。一般深夜バスの再開が遅くなったのも、そのあたりに理由があるのかも。
 コロナ禍は何とか耐えて欲しいが、今後少し先の話になるが、明らかに東急バスに影響を与えるのが、横浜市営地下鉄ブルーラインの新百合ヶ丘延伸。特に虹が丘〔営〕は、大幹線のあざみ野駅~すすき野~虹が丘間が完全に被るので、かなりの打撃になる事は間違いない。ヨネッティー王禅寺付近に駅が作られ、「路線バス等の円滑な駅アクセスを可能とする交通結節機能の強化等による川崎市北部地域の公共交通ネットワークの充実」を図るとリリースにあるので、ここを中心とした運行形態の再編成が行われるのだろうか。
 東京都内では先の紀行の〔渋12〕〔東98〕のように、再編成で大幅減便や、運行区間の短縮を行う系統がかなり出てきている。世田谷区でさえデマンドバスに移行する路線が出ようというほどで、コロナ禍より前に、既に縮小傾向が現れ始めてはいたけれど、特に都内では、小型車両を使用した短距離路線への再編成、という流れになるかも知れない。あとは、渋谷駅付近の再開発の進捗が、バスに良い影響を与えてくれると良いのだが。バス優先のスムーズな運行が確保できるよう、臨みたい。
 高速バスは正直解らないなあ。8月1日には渋谷~成田空港間の低運賃の空港バスもスタートするが、全体的にコロナ禍の影響はもう少し引きずるだろうし、どの程度展開あるいは維持できるものだろうか。貸切車は、フラッグシップの「プレミアム」が経年化しているので、継続するならそろそろ新車両、という話にならないだろうか。これも「アフターコロナ」における需要の動向を見極めて、という事になるだろう。
 東急トランセはどうするのだろう。代官山循環線は現在は男性ドライバーも乗務、一方で東急バス本体でも女性の姿が少なくなくなっている。この辺の差はもうつけられない。トランセが本体の営業所の一部を受託しているが、近隣の民営事業者のほとんどが、分社を再度本体にに一本化、あるいは分社同士の再編成を行っており、東急もそうなる可能性は、低くはないだろう。
 どの方向に進むにしろ、都市型バスのリーダー格であるし、私のバス趣味の原点である東急バス、その行方は、今後も大いに注目していきたいです。

 次号V110は、私の地元を走る神奈中バスになります。バス専業では最大手、なのだが、この数年はコロナ禍より前からどの地域もダイヤ改正の度に減便が繰り返され、パンデミック以降は深夜バスも廃止が相次いだりして、少々元気がないなあ、というのが率直な印象です。グループ3社は神奈川中央交通東・神奈川中央交通西・神奈中観光となるか(ここも最近、分社の再編成を行っている)。

 当ブログでは直接のコメントは受け付けないので、何かありましたら、本体の「日本の路線バス・フォトライブラリー」上からメールを下さい。折返し返事をしたいと思います。何か質問がありましたら、やはり本体上からメールを下さい。解かる範囲でお答えをしたいと思います。質問と答えは当ブログにも掲載します。
 当ブログ上からでは発表できない緊急の事態が発生した時は、本体でお知らせします(なお本体の通常の更新は、当面の間休止しています)。

 BIGLOBEの「ウエブリブログ」が、来年2023(R5)年1月一杯でサービスを終了します。このため当ブログは通常更新の体制に戻す時点で、「Seesaaブログ」に移転する予定です。その時期になったら、改めてお知らせします。


《What' New》 
 3日 デンマーク・コペンハーゲンで銃撃事件 6人死傷
 4日 学校の健康診断担当医師逮捕 女子生徒動画盗撮容疑
 5日 サッカー日本代表 堂安 律 ドイツ1部フライブルク移籍

 アメリカではまた独立記念日のパレードで銃撃とか、警察官が黒人男性を射殺とかお定まりの事件が起きて相変わらずだと思うが、デンマークみたいなところで起きるとは、どうなっているんだ。北欧もだいぶ前にフィンランドで大規模な銃撃事件があったはずだし、他にもどこかで起きているような気がする。そんなに殺気立った国々、ではないはずだったのないのか。
 コロナ感染者数が完全に増加傾向に転じ、東京都は5,000人を超えました(東京都以上に島根県が大変らしいが)。正直どうしたらいいんだ、というのが個人的な感想だが、ニュースの扱いは案外小さい。それ以上に、今の関東地方は大雨の方が心配されています(JR久留里線は、明日の一部列車の運休が決定)。コロナに猛暑に大雨、インフレと物価高、どう暮らしていけばよいものだろうか?

№2518 首都圏の鉄道・バス 新型コロナウィルス感染影響まとめ Ver.113

西武池袋駅.jpg
 やはりコロナ禍は、一筋縄ではいかないようですねえ。全国的に感染者が再度増加傾向にあり、「第7波」の懸念も、チラホラ聞こえ始めています。東京都は、今日は3,616人との発表で先週より1,400人以上の増加とか。スポーツの世界も同様で、福岡ソフトバンクホークスでは感染者が多数出て、29日のロッテ戦と、昨日1日の西武戦が中止となりました(今日・明日は行われる)。世界的にも感染が再拡大しつつあるようで、だから余計、戦争なんてやっている場合じゃない、はずなのだけれど…。10月14日の「鉄道の日」、今年は150周年の記念すべき節目、なのだけれど、ちょっとばかり心配になってきました。感染がこれ以上爆発的に拡大して、イベントの中止・規模縮小などとはならないで欲しい。
 首都圏の交通のコロナ禍対応のまとめ、今回は、昨日7月1日までのリリースで確認できた事項を中心に記します。赤い文字は、先週の新規リリースです。
 対象の交通機関は、基本的に鉄道・バスとも、Suica・PASMO事業者です(それ以外も若干加えています)。特に終了予定日の記載がなければ、「当分の間」です。記載があっても、状況の変化により変更される場合があります。ウィルス対策以外の事項も若干加えています。なお、コロナ対策とは別に、「電力需給ひっ迫注意報」発令等に伴う節電対応を行い、内容を公表している鉄道事業者がいくつかあります。リリースがなくても、照明の消灯や券売機の一部休止を行っている所も確認しています(列車の運休・減車等は行われていない)。

*** 鉄道 ***

JR東日本 通常通り運行。自社線内完結及びJR東海及びJR西日本とまたがる区間の普通回数券は、9月30日を持って発売を終了する。
 ネスレ日本とのタイアップによる「STATION BOOTH supported by ネスカフェ 睡眠カフェ」が6月30日、大宮駅構内の「えきたびマーケット」(同日開業)内で営業を開始した。リクライニング式レザーチェアや、ネスカフェのコーヒー・お茶の無料サービス、Wi-Fi等のビジネス環境を整備する。15分330円。会員はC/C、個人は交通系ICカードで決済。

JR東海 通常通り運行。東海道新幹線の夏の臨時列車は、7月1日~9月30日は(定期・臨時含め)1日平均347本(8月10~17日は412本)を運行する。
 自社線内完結及びJR東日本(およびJR西日本)とまたがる区間の普通回数券は、9月30日を持って発売を終了する。
 東海道・山陽新幹線N700S系に「ビジネスブース」を試験導入している。7・8号車間のデッキ部に設置、テーブル・ハイチェア・コンセントなどを整備する。東京~博多間で7号車「S Work」車両利用者が利用可。1回30分以内。1グループ2名まで。当面は無料。3編成に順次導入、対象列車は当日朝、JR東海公式Webで告知する。この他、駅待合室のビジネスコーナーを品川・新横浜・京都の各駅に新規整備(7月以降)し、東京・名古屋各駅で追加整備(9月以降)する。

東京メトロ 通常通り運行。
 賀喜 遥香(乃木坂46)の写真集発売を記念した、オリジナル24時間券を発売する。大人用6種類をAセット・Bセットに分け、専用台紙付きで発売。特設サイトからの申し込みのみ。クレジットカードまたはコンビニで決済する。8月31日23時59分まで申し込みを受け付け、8月上旬より順次発送する。1セット1,800円(600円x3)。単品では発売しない。

 JR東日本・JR東海・東京メトロは、ANA・JALと共に「ただいま東京」キャンペーンを展開している。9月30日まで。

東京都営(地下鉄・都電・日暮里舎人ライナー) 通常通り運行。日暮里・舎人ライナーは順次330形を導入し、300形の置き換えを行う。
 アニメ映画「ドラゴンボール超(スーパー) スーパーヒーロー」とタイアップしたデジタルスタンプラリーを、7月31日まで実施している。

京成 通常通り運行。
 10月1日(予定)より、成田空港線の運賃の値下げを行う。通学定期は京成高砂~成田空港間全駅、普通運賃・通勤定期は京成高砂~印旛日本医大間で値下げを実施。
 
東武 通常通り運行。
 C11 123が7月18日より営業運行を開始する。同日より記念乗車券(1,000円)を、主要55駅で発売する。また、記念の扇子(1本300円 3種類)を、下今市・新鹿沼・鬼怒川温泉・東武日光の各駅で発売している。
 隅田川橋梁のライトアップは、節電対策で中止している。
 2023(R5)年の新特急車N100系の導入が発表になっている。特設サイトを開設している。愛称予想キャンペーンを、7月14日まで実施。

西武 通常通り運行。7月10日までの毎日、〔ちちぶ5・7号〕〔ちちぶ32・36号〕が西吾野に臨時停車する。7月16日~8月31日の毎日、〔ちちぶ5・7・9号〕〔ちちぶ30・32・36号〕が芦ヶ久保に臨時停車する。

京王 通常通り運行。
「ヒプノシスマイク -Division Rap Battle- 」(「キングレコードが展開する音楽原作キャラクターラッププロジェクト」との事)とのコラボ企画を、7月9日まで実施している。デジタルスタンプラリー、記念乗車券の発売(新宿・明大前・調布・府中・渋谷・吉祥寺各駅の窓口)、山田 一郎役のCV木村 昴によるオリジナルアナウンス(新宿・明大前・調布・府中・渋谷・吉祥寺各駅で、10~17時の間15分間隔)、オリジナルグッズの通信販売などを行う。井の頭線では7月9日まで、オリジナルラッピング・ヘッドマークの「ヒプマイトレイン」を運行している(1000系1編成)。

小田急 通常通り運行。
「ロマンスカーミュージアム」は、事前予約制(ロマンスカーミュージアムWEBより受付)。空きがあれば、当日の入館も可能。
 小田急百貨店新宿店本館は、10月2日を持って、現行の店舗での営業を終了する。以降は小田急ハルクの一部を改装し、小田急百貨店として営業。
「小田急おでかけポイント」が始まっている。同一月内に同一運賃区間を2回以上、登録したPASMOで乗車すると、ポイントが付与される。「ONE」への会員登録が必須。「小田急チケット10」は、7月31日を持って発売を終了する。

東急 通常通り運行。
 鉄軌道の運賃の変更(値上げ)は、来年(2023(R5)年)3月実施が認可された(具体的な期日は後日通知)。改定率12.9%。普通運賃(据え置きのこどもの国線を除き)は、初乗り運賃はIC・乗車券とも140円。他はほぼ改定率と同程度となる。渋谷~横浜間は、IC272→309円、乗車券280→310円。世田谷線はIC・乗車券とも160円。通勤定期券の平均割引率は37.8%で変わらない。通学定期券は73.9%→77.1%に引き上げる事で、相殺して運賃は据え置きになる。「子育て世代・シニア層に向けた施策」も合わせて検討するとしている。
 東急新横浜線は、来年3月に開業予定と発表があった。
 田園都市線8500系の、来年1月の定期運行終了が発表になり、「ありがとうハチゴー」プロジェクトが展開されている。

京急 通常通り運行している。
「京急ミュージアム」の土休日の来館・(平日も含めた)「マイ車両工場」「鉄道シミュレーション」は、Web上での事前予約が必要。土休日の来館時間は、10時00分・12時30分・15時00分の3回のいずれかを指定する。
 PASMO搭載型のフリーパス5種類を発売している。「京急全線1日フリーパス」(大人2,000円・小児1,000円)は、京急線全線が発売当日乗り放題になる。「京急線・京急バス1日フリーパス」(大人3,000円・小児1,500円)は、京急線・京急バス(一般路線のみ)が発売時点から24時間乗り放題になる。どちらも京急線各駅(泉岳寺除く)で発売。この他「羽田空港発着地下鉄1DAYパス」「東京周遊パス」「みなとみらいきっぷ」を発売。全て有人改札窓口のみの発売で、券売機では発売しない。有効な定期券情報が搭載されているPASMO、モバイルのPASMO(モバイルPASMO・Apple PayのPASMO)、PASMO以外のICカード(Suicaも含む)には発売できない。

相鉄 通常通り運行。
 相鉄新横浜線(新横浜~羽沢横浜国大間)は、来年3月に開業と発表があった。

りんかい線 通常通り運行。

つくばエクスプレス 通常通り運行。

関東鉄道 通常通り運行。
 
新京成 通常通り運行。
 普通回数券は、8月31日を持って発売を終了する。

北総 通常通り運行。
 10月1日(予定)より、運賃の値下げを行う。全体で15.4%、通学定期で64.7%の値下げ。普通運賃(現金)は新鎌ヶ谷~千葉ニュータウン中央間580円→480円(▲100円)、通勤定期は京成高砂~新鎌ヶ谷間6ヶ月134,360円→108,870円(▲25,490円)、通学定期は京成高砂~印西牧の原間80,950円→26,950円(▲54,000円)など。

東葉高速 通常通り運行。

東京モノレール 通常通り運行。「キキ&ララモノレール」は、「トゥインクルツアー編成」(10031F)「キラキラスター編成」(10041F)は、今月一杯の運用を公表している。

ゆりかもめ 通常通り運行している。

多摩都市モノレール 通常通り運行。平日のみ、上北台9時45分発→10時23分着多摩センター・多摩センター10時26分発→10時50分着立川北間の臨時列車を運行している。

舞浜リゾートライン 通常通り運行。

千葉都市モノレール 通常通り運行している。

埼玉高速鉄道 通常通り運行。7月6日のサッカー輸送(Jリーグ 浦和vs京都 19時30分開始)は、試合終了後に浦和美園発6本の臨時列車を運行し、3本の時刻を変更する。
「劇場版アイカツプラネット!公開記念 東京メトロ×埼玉高速鉄道 ミラーイン☆スタンプラリー」を、7月24日まで実施している。鳩ヶ谷・浦和美園両駅と、東京メトロの京橋・新宿三丁目・飯田橋各駅にあるスタンプを集めると、先着順でプレゼントが進呈される。
 
埼玉新都市交通 通常通り運行。

横浜市営地下鉄 通常通り運行。
 グリーンラインは9月下旬より順次、6連運転を開始する。 

横浜高速鉄道みなとみらい線 通常通り運行。
 
横浜シーサイドライン 通常通り運行。
  
湘南モノレール 通常通り運行。

江ノ電 通常通り運行。「のりおりくん&大河ドラマ館入場券セット」を発売している。来年1月19日まで。大人1,800円・中学生1,300円・小児900円。藤沢駅・鎌倉駅のみ発売(鎌倉の大河ドラマ館は、鶴岡八幡宮の境内にある)。
 
箱根登山 通常通り運行。10月1日実施を予定として、運賃改定を申請した。小田原~強羅間680円→770円など。
 箱根登山鉄道の公式Webは閉鎖し、「箱根ナビ」に項目が移行している。

伊豆箱根 通常通り運行している。
 大河ドラマ「鎌倉殿の13人」とのコラボ企画を展開している。大河ドラマ館入館引換券と、三島~韮山間往復乗車券をセットにした「大河ドラマ館セット乗車券」(大人のみ800円)、入館引換券と「旅助け」(通常デザイン)をセットにした「旅助け・大河ドラマ館セット券」(大人のみ1,340円)を、来年1月15日まで間発売する(伊豆の大河ドラマ館は、韮山駅隣接の時代劇場)。
「HAPPY PARTY TRAIN」運行開始5周年を記念し、記念ヘッドマークを付けて運行するほか、「Aqours」デザインの「旅助け」を発売する。乗車券は「DREAMY COLOR」のコスチュームの「Aqours」がデザインされ、記念ヘッドマークを模したアクリルバッジが付属する。1セット1,400円。来年3月31日まで有効。終日有人駅(三島・三島二日町・大場・伊豆長岡・修善寺)及び通信販売で発売。また別に、「Aqours」の津島 善子誕生日(7月13日)を記念した「旅助け」も発売する。バースデーヘッドマークを模したアクリルバッジが付属する。1セット1,400円。三島駅でのみ発売しているが、7月12日までの各日は、発売制限が行われる。
 一般の「旅助け」と、大雄山線の一日乗車券「金太郎きっぷ」は、スマホアプリ「RYDE PASS」「ジョルダンモバイルチケット」でも発売している。いずれも発売金額・効力は紙券と同じ。
 三島・修善寺両駅では、クレジットカード・電子マネー・QRコードによるキャッシュレス決済を受け付けている(駿豆線はICカードは導入していない)。
 現在、駿豆線では次のラッピング列車・ヘッドマーク付き列車の運用を公表している(日付は運用が公表されている分)。
「HAPPY PARTY TRAIN」(3506F) 7月21日まで
「鎌倉殿の13人」(3505F) 7月21日まで

伊豆急行 通常通り運行。
「リゾート21」の展望席は、前方3列の使用を停止している。
 3000系「アロハ電車」(旧JR東日本209系)は、6・7月分の運用を公表している。7月13・26日は運用しない(他車両で運用)予定。
「温泉むすめ×伊豆急×鉄道むすめ」コラボキャンペーンを展開している。記念乗車券を、伊豆高原・伊豆急下田両駅で発売(1,390円)。1000部限定。

富士山麓電気鉄道 通常通り運行。〔フジサン特急〕は土休日のみ運行。〔富士登山電車〕は引き続き運休。
 富士急ハイランドで開催中の『劇場版 異世界かるてっと ~ふじきゅうわーるど~ 』とのコラボで、ラッピング列車を運行している。9月4日までの予定。記念入場券セットを発売。1セット1,000円。富士急ハイランド駅窓口、売店「ショップふじやま」で発売(富士急ハイランド休業日は、駅の窓口も休止する)。
 映画『ゆるキャン△』公開を記念したコラボイベントを開催中。オリジナルヘッドマーク・車内独占広告の編成を運行している。7月28日まで運行予定で、7月8日までの運用を公表している。記念乗車券を富士山駅で発売している。1セット1,000円。周遊スタンプラリーも開催している。
 7月9日、河口湖ステラシアターで開催の「真っ白なキャンバス フリーライブ2022夏」に合わせ、コラボ列車「真っ白なキャンバス号」を運行する。また臨時快速1本を運転。大月発9時03分→9時53分着河口湖。途中富士山のみ停車。この列車のみ、特別バージョンのアナウンスを行う。河口湖駅でも9時00分~17時00分、真っ白なキャンバスによる到着アナウンスを行う。

 7月16~18日、河口湖駅前で「富士山麓電鉄 ビール&トレインフェスティバルin河口湖駅」を開催する。地ビールや各種グッズの販売のほか、JR東日本「やまどり」編成撮影会(17日は除く)、バス車両展示撮影会(詳細は後日)等も行われる。この3日間は、臨時特急〔リゾート富士山〕(「やまどり」使用)を、高崎~河口湖間で運行する。高崎6時05分発→9時52分着河口湖・河口湖16時33分発→20時02分着高崎(熊谷・大宮・下吉田・富士山・富士急ハイランドに停車)。全車指定席。

小湊鐵道 通常通り運行。

いすみ鉄道 通常通り運行。キハ28 2346の引退が発表になっている。定期運行は11月27日まで、その後来年2月初旬まで貸切等の不定期運行を計画する。「レストラン列車」は9月を持って終了する。

銚子電鉄 朝方3往復・土休日2往復の運休は継続中。

秩父鉄道 通常通り運行。
 PASMO導入キャンペーンとして当面の間、通常急行料金を必要とする急行〔秩父路〕は、乗車券のみで乗車できる。
 ラグビー・リーグワン「埼玉パナソニックワイルドナイツ優勝記念入場券」を発売している。一部510円(170円✕3)。熊谷駅、オンラインショップ「ちちてつ e-shop」で発売。
「SLパレオエクスプレス」は、8月27日は上下全区間、貸切運行となる。

*** バス ***
 バスについては、時刻表(バス停やWebサイト)に掲載されている時刻通りの運行を行っている場合は、その時刻がコロナ禍による影響を受けたものであっても、「通常通り」の運行と判断します。その時刻表上からさらに運休等が発生した場合に、その内容を書く事にします。
 基本的に一般路線バスについて記載。深夜バス・深夜急行バスについては、現状からの変更の発生を確認した時点で記載する事にします。
 新500円硬貨についていくつかの事業者からリリースが出ているが、大半は、当面は使用できない。使用できる路線がある事業者のみ、確認できた分を記載しています。

東京都営 一部深夜バスを除き、通常通り運行。劇団四季「ライオンキング」夜公演に合わせ、有明ガーデン→東京駅丸の内南口間に臨時バス〔四季48〕系統を運行(夜公演開催日のみ)。
  
日立自動車交通 通常通り運行。台東区「南めぐりん」は、7月1日にダイヤ改正を行った。途中停留所を2か所新設している。
 新500円硬貨は、「晴海ライナー」「風ぐるま」は不可。その他の受託コミュニティバスは使用可能。

京成バス 一般路線は通常通り運行。台東区「ぐるーりめぐりん」は7月1日より、途中停留所を1か所新設している。
 8月1日より、国際興業・ウィラーエクスプレス・リムジンパッセンジャーサービスと共同運行で、池袋駅西口~成田空港間の低価格空港バス(LCB)の運行を開始する。

京成タウンバス 通常通り運行。

京成バスシステム 一般路線は通常通り運行。

京成トランジットバス 一般路線は通常通り運行。

ちばフラワーバス 一般路線は通常通り運行。千葉駅発中野操車場行深夜バス2便は運休。〔特急海幕線〕〔ちば幕線〕は、運休を継続している。
 
ちばレインボーバス 通常通り運行。7月21日~8月26日の平日(8月15日を除く)、西白井線・新鎌ヶ谷駅~セブンパークアリオ柏間で臨時便を運行する。新鎌ヶ谷駅発6便・セブンパークアリオ柏発5便。
 小林線・滝野循環線は7月11日にダイヤ改正を行う。
 土休日限定1日乗車券は、紙券は9月30日まで発売が延長された。1,000枚限定。大人1,000円・小児1,000円(2枚)。車両の写真付き。船尾・白井両車庫、バス車内で発売。電話予約も受け付ける。また、「ジョルダンモバイルチケット」で発売を開始している。モバイル版は小児500円。モバイル版の発売終了日は未定。

ちばシティバス 一般路線は通常通り運行。
 新500円硬貨は、一般路線は不可。高速バスは使用可能。

ちばグリーンバス 一般路線は通常通り運行。「マイタウンダイレクト」は、平日は東京発夜間2便(千葉内陸バス1便含む)、土休日は1往復が運休。
 佐倉ふるさと広場の「風車のひまわりガーデン」開催に伴い、7月9~31日の土休日、京成佐倉駅北口~佐倉ふるさと広場間に臨時直行バス「ひまわり号」を運行する。京成佐倉駅北口9時15分~16時07分、佐倉ふるさと広場9時35分~16時20分の9往復。片道大人220円。「佐倉1日フリー乗車券」「旅する佐倉1日きっぷ」も利用可。

東武バス スカイツリーシャトル上野・浅草線は、7月1日より、平日はスカイツリータウン発10~19時00分(最終は上野駅止まり)・JR上野駅公園口発9~18時25分発の60分間隔に減便する。「スカイツリーエンジョイパック」を発売している(スカイツリーシャトル1日乗車券+東京スカイツリー展望デッキ入場券)。
 川越の「小江戸名所めぐり」は、土休日の運行本数を28→14便に減便している(平日は変更なし)。「小江戸川越一日乗車券」を、ジョルダンのスマホアプリ「乗換案内」で発売している。
 日光の定期観光バスは、「日光満喫一日コース」「午後から世界遺産満喫半日コース」とも、引き続き運休。東京駅発着の「東京~日光定期観光バス(世界遺産 日光東照宮と華厳の滝コース)」(はとバスと共同運行)は運行を再開している。
 〔竹51・52〕系統は7月31日を持って廃止し、「はるかぜ4号」は足立営業事務所→西新井〔営〕に移管する。
 花畑〔営〕は9月30日を持って廃止し、足立営業事務所に統合する。〔竹17-2〕系統は廃止、他の系統は足立営業事務所に移管する。

『日光グリーンスローモビリティ』を、11月30日まで運行している。シンクトゥギャザーeCOM10を使用し、日光山輪王寺~西参道入口間を循環運行する。午前・午後各40分間隔運転。運賃150円(小児80円)で、PASMOなど交通系ICの他、PayPay決済にも対応する。各種パスも利用可。
 新500円硬貨は、東京都内の均一区間・運賃前払い方式の路線で使用可能。

国際興業 一般路線は、〔m02〕系統(東飯能駅~メッツァ)は運休している。その他は通常通り運行しているが、感染の状況によって、運行ダイヤを変更する場合があると予告している。
 浦和~羽田空港線は7月16日に運行を再開する(浦和発5本・羽田空港発6本)。

西武バス 一般路線は、〔m02〕系統(東飯能駅~メッツァ)は運休している。その他の系統は通常通り運行しているが、今後の感染の拡大により、平日ダイヤを土曜日または休日のダイヤに変更する場合があると予告している。
 深夜急行バス「Midnight S-tarmine」(池袋駅東口→小手指駅北口)は「発車オーライネット」からの予約のみで、クレジットカードまたはd払いが必要。
 所沢→羽田空港線・所沢→成田空港線(運休中)・川越→羽田空港線(運休中)では、7月25日よりVisaタッチ決済を導入する。カードの他、Apple Pay、Google Pay、ウェアラブルでも可。共同運行他社は不可。羽田空港・成田空港→所沢・川越は不可。

関東バス 一般路線バスは通常通り運行。
 始発地を23時00分以降に出発する全便を深夜バスとして、深夜運賃を適用している。

立川バス 一般路線は通常通り運行。
 
西東京バス 一般路線は通常通り運行。
 始発地を23時00分以降に出発する全便を深夜バスとして、深夜運賃を適用している。
 本日7月2日より、京王・JR八王子駅~東京サマーランド~秋川駅間の直通バスを運行する(7月22日までは土休日のみ運行)
 アニメ声優・鬼頭 明里による「プレミアムアナウンス」(奥多摩駅~鴨沢西・丹波線の山梨県内区間)は終了した。なお丹波線は土砂崩れによる通行止めのため、鴨沢西折返しで運行中。運行再開の見通しは立っていない。
 機関車バス(トレーラーバス)「青春号」は、緊急点検のため運休中(一般中型車両で代走)。
「au Wi-Fi SPOT」は、9月30日を持って終了する。

  
京王バス 一般路線は通常通り運行。

小田急バス 本日7月2日現在、次の各系統で運休が発生している(全て平日のみ)。
 狛江〔営〕 〔渋24〕〔玉07〕各系統の一部便(小田急バスのみ)
 登戸〔営〕 〔向10・12〕各系統及び向ヶ丘遊園駅→登戸〔営〕間の一部便
 始発地を23時00分以降に出発する便を(土曜日・休日を含め)全便深夜バスとし、深夜運賃を適用している。
 
東急バス 〔渋24〕〔玉07〕各系統で、平日のみ一部の小田急バス便が運休している。土曜日は、一部の系統は引き続き休日ダイヤで運行。
〔あ28〕系統(あざみ野駅~虹が丘営業所)の深夜バスの運行を再開している。平日のみあざみ野駅発23時26分・23時40分発。金曜日深夜のみ23時59分発も運行(お盆期間となる8月12日は全便運休)。なお、今後の感染状況及び利用状況により、再度の運休・減便の可能性があるとしている。
 E-Liner・深夜急行バス(運休中)は、7月31日を持って全路線廃止になる。
 市が尾駅発着の羽田空港路線は7月1日より、たまプラーザ駅発着便の一部が経由する形態に変更した。現在の港北ニュータウン・新横浜駅発着路線は、市が尾駅発着の利用は利用できない(いずれも京浜急行バスとの共同運行)。
 二子玉川駅~宇奈根・喜多見地域間の〔玉04〕〔玉05〕系統は、来年3月1日より運行形態を変更する。朝方は砧本村を起終点とする一般路線型、日中以降は砧本村を起終点とするオンデマンド型となる。どちらも、指定停留所で東急バスに乗り換えの場合、PASMO・Suicaのみ2回目の乗車が無料になる。今秋に実証実験を行う予定。
 8月1日より、渋谷駅(渋谷フクラス)~成田空港間の低価格空港バス(LCB)の運行を開始する。
 新500円硬貨は、全車両で使用できる。

京浜急行バス 通常通り運行。
 7月31日まで、デジタルスタンプラリーイベント「スカッと!まち歩き謎解きスタンプラリー」を、横須賀エリアで実施している。あわせて「まち歩き謎解きフリーパス」を発売する。横須賀~観音崎~浦賀~久里浜エリアの京急バス路線が1日乗り放題になる。大人800円・小児400円。横須賀中央駅の京急バス案内所で発売(ラリーにはその他に京急電鉄が発売するフリーきっぷ等でも参加できる)。
 YCAT~羽田空港線(YCAT~お台場線のYCAT~羽田空港間も含む)は、スマホ決済(PayPay・LINEPay・Alipay)を導入している。
 新500円硬貨は、東京都内・神奈川県内(杉田〔営〕のみ)の均一区間路線及び高速バス・空港バスで使用可能。羽田空港・横浜駅・YCATの券売機でも使用できる。

KMバス「お台場レインボーバス」 通常通り運行。スマホアプリ「Ringo Pass」で運賃の決済が可能。

銀河鉄道 通常通り運行。小平国分寺線の特別快速便は、運行を継続している(地域センター~国分寺駅北口間は直行し、中央大学付属中学・高等学校方面は経由しない)。

東京BRT:プレ(一次)運行中。
 
東京ベイシティ交通 一般路線は通常通り運行。深夜バスは、14系統は全4便、11・17系統は4便中2便が運休している。一日乗車券「ぶらやすきっぷ」は、紙券の他、ジョルダンの「乗換案内」アプリで、電子チケットも発売する。

新京成バス 一般路線は通常通り運行。

千葉交通 一般路線は通常通り運行。

千葉中央バス 一般路線は通常通り運行。
 千葉中線(誉田駅北口~千葉中~土気駅北口~大椎台団地)・平山線(鎌取駅~水砂~熊野神社~高根町整形外科)は、7月15日を持って廃止する。※土気駅北口~大椎台団地間は継続する。鎌取駅~平和公園間は特定日に運行する。

千葉内陸バス 一般路線は通常通り運行。7月16日より、〔Y83〕系統(四街道駅→総合公園→ケアプラザ→みそら団地)を新設する。土休日の四街道駅11時32分発の1本のみ運行。この他同日、〔T01〕〔T02〕(右回り)〔C50〕系統のダイヤ改正を行う。〔C50〕系統は、みつわ台総合病院への乗り入れ時間を1時間拡大する。

千葉海浜交通 一般路線は通常通り運行。幕張ベイパーク線(京成バスと共同運行)は、当面の間休止している。「海浜1日乗車券」を発売している。紙券の他、ジョルダンの「乗換案内」アプリで、電子チケットも発売する。大人600円・小児300円。
 新500円硬貨は、前乗り・運賃先払いの路線で使用できる。

成田空港交通 一般路線は通常通り運行。

小湊鐵道 千葉白子急行は朝3往復・夕方1往復のみの運行に減便。大網駅~白子車庫・サンライズ九十九里線は特別ダイヤで運行。一般路線バスは通常通り運行。
 三井アウトレットパーク~松戸駅線は、7月15日を持って廃止する。三井アウトレットパーク~新小岩駅線は、7月16日より1往復(京成バス運行便)が亀有駅発着に延長する。
  
日東交通 イオンモール木更津線は計画減便ダイヤで運行。「戦翼のシグルドリーヴァ」ラッピングバスは整備のため、運用を離脱している(館山市内線は通常通り運行)。

平和交通 一般路線は通常通り運行。

あすか交通 一般路線は通常通り運行。

東洋バス・千葉シーサイドバス 通常通り運行。

関東鉄道 一般路線は通常通り運行。
 荒川沖駅東口~あみプレミアムアウトレット路線は、7月16日より全便が関東鉄道の運行になる。途中停留所を新設し、10往復運行(荒川沖駅東口行初便・荒川沖駅東口発最終は阿見よしわらが起点・終点となり、アウトレットには入らない)
 関鉄パープルバスでは、「石岡・やさと観光周遊バス」を運行している。石岡駅~いばらきフラワーパーク~十三塚果樹団地~いばらきフラワーパーク~石岡駅間循環運行。平日3便・土休日6便(区間運転含む)運行。土休日のみ1日フリーきっぷを発売(1,000円)。提示により、沿線の施設や店舗で割引やプレゼント等の特典がある。なお、関東鉄道グループの「IC1日乗車券」(土休日のみ発売)は利用できない(普通運賃のICでの支払いは可)。
 関鉄グリーンバスは営業開始20周年を記念し、記念乗車券(1セット750円)・缶バッジ(2種 各500円)を、石岡・鉾田両営業所で発売している。

朝日自動車 通常通り運行。

阪東自動車 通常通り運行。
 深夜バス運行(深夜割増運賃設定)を予告しているが、今日現在では具体的な発表はない。

茨城急行 北越谷→松伏高校線で金曜日・祝前日のみ運行の深夜便2便の運行を取りやめ。

川越観光 マイタウン循環・東京電機大学循環の各路線は、平日23時台の便の運行を取りやめ、最終バスを繰り上げている。 

国際十王交通 一般路線は通常通り運行。籠原駅南口~熊谷さくら公園間直行バスは公園の催し物に合わせての運行となり、運行日はその都度告知される。

関越交通 一般路線は通常通り運行。高速バス〔尾瀬号〕は、今期は1往復増発し、川越駅西口始終着便は川越観光が運行している。

イーグルバス 東秩父村路線は、土休日の〔W03〕系統全便・〔W04〕系統(和紙の里~小川町駅)一部便が運休している。ときがわ町路線は、〔と01・02・05-2・06〕系統の平日の一部便(夕方以降)が運休している。「小江戸巡回バス」は当面の間、平日は全便運休・土休日は20→14便(あぐれっしゅ川越始終着の区間運転を含む)に減便する。

横浜市営 通常通り運行。「雨の日臨時便」・深夜バスは運休中。
「109系統特急」「BAYSIDE BLUE」「あかいくつ」「ピアライン」「ぶらり三渓園バス」「三井アウトレットパーク横浜ベイサイド直行便」で行っている「Visaのタッチ決済」の実証実験を、来年3月31日まで延長する。
 
横浜交通開発 通常通り運行。

川崎市営 通常通り運行。深夜バスは全便運休中。
 10月1日実施予定で、料金の改定を申請した。大人(現金・ICとも)210→220円・小児(IC)105→110円。通勤定期も値上げするが、通学定期は「子育て世代の経済的負担を軽減するため」値下げする。
 新500円硬貨は、全線で使用できる。

神奈中バス 一般路線は通常通り運行。
「湘南ひらつか七夕まつり」開催に伴い、7月7日(17時~)~10日(終日)は迂回運行を行い、一部バス停が休止する。また9・10日は平塚駅→豊田本郷駅及び平塚駅→東海大学間で臨時便を運行する。なお、今回は縮小開催(露店は出ない、県外からの来訪はできるだけ自粛を、など)のため、平塚駅~本厚木駅・平塚駅~浜見平団地間の臨時便及び平塚駅南口~河川敷駐車場眞のシャトルバスは、本年は運行しない(駐車場自体開設されない)。
「au Wi-Fi SPOT」は、9月30日を持って終了する。


相鉄バス 一般路線は通常通り運行。

臨港バス 一般路線は通常通り運行。
 鶴見・神明町〔営〕は7月1日、ダイヤ改正を実施した。〔鶴05〕〔鶴06〕系統(鶴見駅西口~東寺尾~寺谷~鶴見駅西口(循環))は、土曜日・休日は朝夕のみの運行となり、〔鶴07〕系統(鶴見駅~寺谷~三ッ池公園(~駒岡車庫))を日中24分間隔で運行する。この他一部系統で運行区間の延長・変更、初発便・最終便の時刻の変更、一部区間では複数の系統による等間隔運行が行われる。
「すみっコぐらし」ラッピングバス(鶴見〔営〕)は、11月まで運行される。コラボグッズを新発売した(じゆうちょう・アクリススタンドキーホルダー)。オンラインショップ「おとどけいきゅう」及び京急ストアの一部店舗で発売。
  
江ノ電バス 一般路線は通常通り運行。
 1日乗車券「江ノ電バスのり旅きっぷ」を、実証実験として発売している。来年3月15日までの予定。小田急電鉄のMaaSアプリ「EMot」のみ。大人600円・小児300円。1端末につき大人1人・小児3人まで利用可能。

箱根登山バス 一般路線は通常通り運行。
 座席定員制「芦ノ湖ライナー」の実証運行を行っている(土休日のみ運行)。下り小田原駅10時15分発(箱根ターンパイク経由)・箱根湯本駅11時50分発(箱根新道経由)元箱根港行。上り元箱根港13時50分発・16時00分発(箱根新道経由)箱根湯本駅行。乗車券小田原駅発大人1,200円・小児600円、箱根湯本駅発着大人980円・小児490円+乗車整理券500円が必要。各便30名。「EMot」アプリ・「箱根ナビ」で一ヶ月前~発車20分前まで事前予約可。出発場所では発車20分前以降、空席がある場合のみ紙製乗車券を発見。

伊豆箱根バス 沼津駅~三島駅路線(新道経由・旧道経由共)は黄瀬川大橋崩落のため、黄瀬川橋南(東海バス)経由のルートに迂回して運行している(黄瀬川大橋復旧までの間は、このルートが正規の経路の扱い)。
 沼津駅~沼津港間のEVバスは、当面の間運休する。
 湯河原~箱根線は運休している。その他の路線は、通常通り運行。
「函南町拠点循環バス」実証運行を行っている。函南町役場~伊豆仁田駅~道の駅ゲートウェイ函南間を、平日8往復・土休日5往復運行。大人200円・小児100円均一。10月31日まで運行予定。
 「温泉むすめ・箱根彩耶」デザインの「箱根旅助け」を発売中。小田原・箱根・湯河原・真鶴・熱海の特定路線と、駒ケ岳ロープウェー・十国峠ケーブルカー・芦ノ湖遊覧船で利用可能。また水陸両用バス「NINJABUS WATER SPIDER」(現在はプリンスホテルが運行)の割引もある。2日間有効。大人のみ3,000円。
 新500円硬貨は、全線で使用できる。

富士急モビリティ 通常通り運行。
 
フジエクスプレス 港区コミュニティバス「ちぃばす」、横浜市内路線共に、通常通り運行。

富士急バス 「レッドライン」(河口湖)は、9~17時台の30分間隔運行。「グリーンライン」(西湖)は4本、「ブルーライン」(鳴沢・精進湖・本栖湖)は3本運行。富士山駅~新富士駅路線は、3往復で運行。
 富士スバルライン五合目線は、現在は3往復で運行。7月1~15日は7往復で運行する。スバルラインが一合目まで営業(通行可)の場合は全区間運休、四合目まで営業の場合は四合目大沢展望台折返しで運行。
 7月9日、河口湖駅~ステラシアター間のシャトルバスの運行があると思われるが、今日現在ではリリースはない。

富士急湘南バス 一般路線は通常通り運行。

富士急シティバス ららぽーと沼津22時15分発・22時40分発沼津駅行は運休している。
「三島・河口湖ライナー」は2往復で運行中。7月16日~8月31日は1往復増便し、3往復で運行する。また、富士急ハイランド・コニファーフォレストのライブイベント「W-KEYAKI FES. 2022」に合わせ、7月21~24日は臨時便を1往復運行する。往路は三島駅南口12時10分発で富士急ハイランドのみ停車。復路は富士急ハイランド始発21時25分で、他停留所からの乗車は不可。なお、8月1日以降出発便の予約受付を停止している。
 高速バス・沼津~東京駅線は、土休日のみ1往復運行。沼津・(三島)~渋谷・新宿線は、運休している。

富士急静岡バス 新富士駅~富士山駅路線は、3往復で運行。

山梨交通 一般路線は通常通り運行。
 11月3日まで、南アルプス登山バス(甲府・芦安~夜叉神・広河原及び奈良田~広河原)を運行する。期間・日によってダイヤが異なる。広河原~北沢峠間の南アルプス市営バスは、台風被害のため今季も運休(徒歩も不可)。

東海バス 一般路線は通常通り運行。定期観光バスは、新コース「絶景小室山リッジウォークと伊東映えスポットめぐり」を、来年3月26日までの土休日に運行、「下田名所めぐり遊覧バス」も、土休日のみの運行で再開している。
 ボンネットバス「伊豆の踊子号」は、105周年記念の一環で、半年間のリニューアル整備に入っている。整備の様子は、整備を行う新明工業株式会社のブログ(https://blog.shinmei.co.jp/restore/)で公開している。
「湯~遊~バス」「三島エクスプレス」は、車内で「PayPay」での支払いが可能(「湯~遊~バス」は一日乗車券の購入のみ)。
 沼津駅~三島駅路線(新道経由・旧道経由・柿田経由共)は黄瀬川大橋崩落のため、黄瀬川橋南経由のルートに迂回して運行している(黄瀬川大橋復旧までの間は、このルートが正規の経路の扱い)。
 フリーきっぷ全種類を、小田急のMaaSアプリ「EMot」で発売している。「EMot」に限り、全てのフリーきっぷの小児用は、上限が500円(大人1人に対し、小児5人まで)。
 新500円硬貨は、一般路線全線で使用できる。

JRバス関東 一般路線は通常通り運行。
 荒川沖駅東口~あみプレミアムアウトレット路線は7月15日を持って撤退し、全便関東鉄道の運行になる。
 JR竹芝水素シャトルバスは、平日は東京駅丸の内南口11時00分~19時30分発の8回、土休日10時50分~19時30分発の11回を運行。9月いっぱいまで平日2便・土休日3便が東京タワーを経由する(全体の運行回数は変更なし)。

 一応、各社のリリースなどを細かく見てきたつもり、だが、見落とし・書き漏らしも多々あろうかと思います。発見次第書き直していますが、各事業者の公式WebやSNSで、再度確認して頂ければと思います。
 夏休みが視野に入ってきて、様々なイベントの情報が入るようになってきました。自社オリジナル企画、他者とのタイアップ、さまざまだが、前述したとおり、とにかくウィルスの感染が再拡大し、せっかくの催しが台無し、などという事にならないよう、穏やかにサマーバカンスを迎えたいものです(気温が全然穏やかじゃないけれど)。

 当ブログでは直接のコメントは受け付けないので、何かありましたら、本体の「日本の路線バス・フォトライブラリー」上からメールを下さい。折返し返事をしたいと思います。何か質問がありましたら、やはり本体上からメールを下さい。解かる範囲でお答えをしたいと思います。質問と答えは当ブログにも掲載します。
 当ブログ上からでは発表できない緊急の事態が発生した時は、本体でお知らせします(なお本体の通常の更新は、当面の間休止しています)。

 BIGLOBEの「ウエブリブログ」が、来年2023(R5)年1月一杯でサービスを終了します。このため当ブログは通常更新の体制に戻す時点で、「Seesaaブログ」に移転する予定です。その時期になったら、改めてお知らせします。


《What' New》 
 1日 作家・林 真理子氏 日本大学理事長に就任
 2日 高知県早明浦ダム 貯水率低下 第三次取水制限開始

 au(KDDI)の通信障害は、交通にも影響が様々出ています。バスではICカードが使えない、バスロケが停止、とか。JR貨物も、コンテナの積み下ろしに必要なシステムが使用できないとかで、列車の遅れが出ているそうです。猛暑の影響もだけれど、暮らしの根幹を支えるインフラが、様々機能不全の様相を見せているように見えます。
 猛暑の一報で、台風4号が日本に迫っています。この数年、7月になると決まって大規模な災害になって(熱海の土砂崩れから1年)、鉄道などに重大な悪影響が出るようになっているので、まずは人的な被害が出ない事、そして公共交通が、少なくとも月・年単位での不通に追い込まれるような災害に遭わない事、私的には少なくとも、この2点はお願いしたい。