№2526 首都圏の鉄道・バス 新型コロナウィルス感染影響まとめ Ver.115

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 前回更新の最後でも書いたのだけれど、これまで以上に感染者数が多い「第7波」。スポーツ界も、JOC山下会長が感染したらしくて、野球も相撲もサッカーも大変…、の割には、世の中はずいぶん平穏、ですよね…。少なくとも、表向きは。1年前は国家的行事でもあった東京オリンピックがあって、しかも緊急事態宣言の只中だったから、その是非が侃侃諤諤議論されていたのに。日本は案外、国レベルのイベント的なものが並行して行われているとかしていないと、大々的な議論には発展しないお国柄、のような気がします。むろん、ワクチンがとにもかくにも流通するとか、市民レベルの意識が変わってきた、という事もあるのだろうが。私の母には、4回目のワクチン接種の案内が来て、私が代行して予約を取りました。父にも間もなく来るはずです。私は…対象となるのか現状では少々微妙のようだが。
 首都圏の交通のコロナ禍対応のまとめ、今回は、昨日7月22日までのリリースで確認できた事項を中心に記します。赤い文字は、先週の新規リリースです。
 対象の交通機関は、基本的に鉄道・バスとも、Suica・PASMO事業者です(それ以外も若干加えています)。特に終了予定日の記載がなければ、「当分の間」です。記載があっても、状況の変化により変更される場合があります。ウィルス対策以外の事項も若干加えています。そうは言っても交通、特にバスへの影響がじわじわ出てきていて、一般路線バスでもドライバー不足で急遽減便、という所がいくつか出てきています。まずは感染された方々が無事、社会に復帰できる事が一番です。

*** 鉄道 ***

JR東日本 通常通り運行。自社線内完結及びJR東海及びJR西日本とまたがる区間の普通回数券は9月30日、JR北海道とまたがる区間の普通回数券は11月30日を持って、発売を終了する。
 只見線は10月1日に全線の運行を再開する。再開区間は3往復運行(全列車会津若松~小出間の運行)。大白川~小出間は1往復増発(月~金曜日のみ)。

JR東海 通常通り運行。東海道新幹線の夏の臨時列車は、7月1日~9月30日は(定期・臨時含め)1日平均347本(8月10~17日は412本)を運行する。
 自社線内完結及びJR東日本(およびJR西日本)とまたがる区間の普通回数券は、9月30日を持って発売を終了する。
 東海道・山陽新幹線N700S系に「ビジネスブース」を試験導入している。7・8号車間のデッキ部に設置、テーブル・ハイチェア・コンセントなどを整備する。東京~博多間で7号車「S Work」車両利用者が利用可。1回30分以内。1グループ2名まで。当面は無料。3編成に順次導入、対象列車は当日朝、JR東海公式Webで告知する。この他、駅待合室のビジネスコーナーを品川・新横浜・京都の各駅に新規整備(7月以降)し、東京・名古屋各駅で追加整備(9月以降)する。

東京メトロ 通常通り運行。
 銀座線・丸ノ内線・東西線・千代田線は8月27日、ダイヤ改正を行う。銀座線・丸ノ内線は終日に渡って減便し、日中は毎時12本(中野坂上~荻窪間10本)の運行になる。丸ノ内線は、方南町支線の3連運転を取りやめ、平日朝方の新宿始終着列車の一部を中野坂上方面へ延長運行する。東西線・千代田線は平日朝方で減便を行う。いずれも最終繰り上げ・初発繰り下げは行わない。
 有楽町線・新木場~小竹向原間は8月6日より、ワンマン運転を開始する。有楽町線・副都心線は全線ワンマン化。
 賀喜 遥香(乃木坂46)の写真集発売を記念した、オリジナル24時間券を発売している。大人用6種類をAセット・Bセットに分け、専用台紙付きで発売。特設サイトからの申し込みのみ。クレジットカードまたはコンビニで決済する。8月31日23時59分まで申し込みを受け付け、8月上旬より順次発送する。1セット1,800円(600円x3)。単品では発売しない。

 JR東日本・JR東海・東京メトロは、ANA・JALと共に「ただいま東京」キャンペーンを展開している。9月30日まで。

東京都営(地下鉄・都電・日暮里舎人ライナー) 通常通り運行。日暮里・舎人ライナーは順次330形を導入し、300形の置き換えを行う。
 アニメ映画「ドラゴンボール超(スーパー) スーパーヒーロー」とタイアップしたデジタルスタンプラリーを、7月31日まで実施している。
「都営地下鉄ワンデーパス」を、7月30日~8月28日までの土休日及び8月12日に発売する。大人500円・小児250円。発売当日限り有効。利用日のみ、沿線で各種特典がある(「都営まるごときっぷ」でも受けられる)。

京成 通常通り運行。
 10月1日(予定)より、成田空港線の運賃の値下げを行う。通学定期は京成高砂~成田空港間全駅、普通運賃・通勤定期は京成高砂~印旛日本医大間で値下げを実施。
 
東武 通常通り運行。
 C11 123が営業運行を開始している。記念乗車券(1,000円)を、主要55駅で、記念の扇子(1本300円 3種類)を、下今市・新鹿沼・鬼怒川温泉・東武日光の各駅で発売している。
 7・8月の特定日、〔けごん〕〔リバティけごん〕〔日光〕〔スペーシアきぬがわ〕の臨時列車を運行する。また〔リバティけごん〕〔リバティきぬ〕〔スカイツリーライナー〕で増結を行う。
 隅田川橋梁のライトアップは、節電対策で中止している。
「東武東上線 夏休み電車スタンプラリー」が、7月20日~8月31日の間開催される。同期間、「東上線1日フリー乗車券」を発売。大人1,800円・小児640円。みなみ寄居・寄居を除く東上線・越生線各駅で発売。
 2023(R5)年導入の新特急車N100系の愛称が「SPACIA X」(スペーシアX)、運行開始が来年7月15日と発表になった。料金も発表になっている。「スタンダードシート」1,940円・「コックピットスイート」1室(定員7名)12,180円(スタンダードシート特急料金に追加して支払い)など。「SPACIA X」利用の各種旅行商品が、各旅行代理店で発売が開始されている。

西武 通常通り運行。8月31日までの毎日、〔ちちぶ5・7・9号〕〔ちちぶ30・32・36号〕が芦ヶ久保に臨時停車する。
 7月22日~来年3月10日、「秩父市応援 秩父漫遊きっぷ」を発売する。大人640円・小児320円。

京王 通常通り運行。
「こどもといっしょ割 座席指定券」を、7月23日~8月28日の土休日発売する。大人・小児2席セット500円(通常820円)。対象列車は、〔Mt.TAKAO号〕上下全列車と、下り〔京王ライナー1~5号・31~37号〕。対象列車では「こどもといっしょ割」専用車両を設定する。下りは新宿・明大前、上りは府中までの停車駅と、多摩動物公園で発売。購入時にトレーディングカードがプレゼントされる。

小田急 通常通り運行。
「ロマンスカーミュージアム」は、事前予約制(ロマンスカーミュージアムWEBより受付)。空きがあれば、当日の入館も可能。
 小田急百貨店新宿店本館は、10月2日を持って、現行の店舗での営業を終了する。以降は小田急ハルクの一部を改装し、小田急百貨店として営業。
「小田急おでかけポイント」が始まっている。同一月内に同一運賃区間を2回以上、登録したPASMOで乗車すると、ポイントが付与される。「ONE」への会員登録が必須。「小田急チケット10」は、7月31日を持って発売を終了する。

東急 通常通り運行。
 二子玉川・鷺沼・青葉台の各駅の定期券発売所は、8月15日を持って営業を終了する。
「親子でめぐろう!東急線電車スタンプラリー2022」を、8月31日まで開催している。
 鉄軌道の運賃の変更(値上げ)は、来年(2023(R5)年)3月実施が認可された(具体的な期日は後日通知)。改定率12.9%。普通運賃(据え置きのこどもの国線を除き)は、初乗り運賃はIC・乗車券とも140円。他はほぼ改定率と同程度となる。渋谷~横浜間は、IC272→309円、乗車券280→310円。世田谷線はIC・乗車券とも160円。通勤定期券の平均割引率は37.8%で変わらない。通学定期券は73.9%→77.1%に引き上げる事で、相殺して運賃は据え置きになる。「子育て世代・シニア層に向けた施策」も合わせて検討するとしている。
「東急線キッズ100円パス」を、8月28日までの土休日限定で発売している。
 東急新横浜線は、来年3月開業予定。
 田園都市線8500系の、来年1月の定期運行終了が発表になり、「ありがとうハチゴー」プロジェクトが展開されている。

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「東急グループ創立100周年」鉄道記念企画を、7月15日より展開している。「東急グループ創立 100 周年記念入場券セット」(受注生産)を発売している。全85駅の記念入場券+廃止駅・来年開業の新駅のレプリカ硬券11枚セット。15,000円。WEB販売サイト「TOKYU STYLE」の事前申し込みのみ(9月2日23時59分まで)。9月2日より、「東急創立 100 周年記念東急線ワンデーパス」を発売する。

京急 通常通り運行している。
「京急ミュージアム」の土休日の来館・(平日も含めた)「マイ車両工場」「鉄道シミュレーション」は、Web上での事前予約が必要。土休日の来館時間は、10時00分・12時30分・15時00分の3回のいずれかを指定する。
 PASMO搭載型のフリーパス5種類を発売している。「京急全線1日フリーパス」(大人2,000円・小児1,000円)は、京急線全線が発売当日乗り放題になる。「京急線・京急バス1日フリーパス」(大人3,000円・小児1,500円)は、京急線・京急バス(一般路線のみ)が発売時点から24時間乗り放題になる。どちらも京急線各駅(泉岳寺除く)で発売。この他「羽田空港発着地下鉄1DAYパス」「東京周遊パス」「みなとみらいきっぷ」を発売。全て有人改札窓口のみの発売で、券売機では発売しない。有効な定期券情報が搭載されているPASMO、モバイルのPASMO(モバイルPASMO・Apple PayのPASMO)、PASMO以外のICカード(Suicaも含む)には発売できない。
『京急 楽・宴ツアー「走る水族館」シーパラトレイン!』は、中止が決定した。

相鉄 通常通り運行。
 相鉄新横浜線(新横浜~羽沢横浜国大間)は、来年3月開業予定。

りんかい線 通常通り運行。

つくばエクスプレス 通常通り運行。
「TX!1 日乗り放題きっぷ」を、7月23日~9月11日発売する。大人2,420円・小児690円。

関東鉄道 通常通り運行。「常総線学生夏休み一日フリーきっぷ」は、今年度は発売を中止する。
 
新京成 通常通り運行。

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 普通回数券は、8月31日を持って発売を終了する。

北総 通常通り運行。
『北総鉄道創立50周年 夏お出かけきっぷ「北総線1日乗車券」』を、7月23日~8月28日の土休日、北総線各駅・京成高砂駅定期券発売所及びスマホアプリ「RYDE PASS」で発売する。大人1,000円・小児500円。50周年記念台紙が付属する(「RYDE PASS」の場合は、北総線各駅で当日有効の乗車券を提示する事で提供される)。
 10月1日(予定)より、運賃の値下げを行う。全体で15.4%、通学定期で64.7%の値下げ。普通運賃(現金)は新鎌ヶ谷~千葉ニュータウン中央間580円→480円(▲100円)、通勤定期は京成高砂~新鎌ヶ谷間6ヶ月134,360円→108,870円(▲25,490円)、通学定期は京成高砂~印西牧の原間80,950円→26,950円(▲54,000円)など。

東葉高速 通常通り運行。

東京モノレール 通常通り運行。「キキ&ララモノレール」は、「トゥインクルツアー編成」(10031F)「キラキラスター編成」(10041F)は、今月一杯の運用を公表している。
 8月28日までの土休日、夜間に臨時列車を運行する。羽田空港発空港快速3本(第2ターミナル発19時56分・21時35分22時30分)・浜松町発普通1本(21時55分発)。※下線付の列車は、8月12・15日も運行。

ゆりかもめ 通常通り運行している。

多摩都市モノレール 通常通り運行。平日のみ、上北台9時45分発→10時23分着多摩センター・多摩センター10時26分発→10時50分着立川北間の臨時列車を運行している。
「たまモノこどもワンデーパス」を、9月30日まで発売。1枚100円(通常の小児用一日乗車券は450円)。30,000枚を先着順で発売する。多摩センター・高幡不動・立川南・立川北・玉川上水の各駅では終日、中央大学・明星大学・多摩動物公園(多摩動物公園開園日のみ)・立飛・上北台の各駅では時間帯限定で発売。

舞浜リゾートライン 通常通り運行。

千葉都市モノレール 通常通り運行している。

埼玉高速鉄道 通常通り運行。本日埼玉スタジアムで行われたサッカー親善試合(浦和vsパリSG 19時00分開始)の輸送として、試合開始前に浦和美園行13本、試合終了後に浦和美園発20本の臨時列車の運行を行い、5本の時刻を変更した。
「劇場版アイカツプラネット!公開記念 東京メトロ×埼玉高速鉄道 ミラーイン☆スタンプラリー」を、明日7月24日まで実施している。鳩ヶ谷・浦和美園両駅と、東京メトロの京橋・新宿三丁目・飯田橋各駅にあるスタンプを集めると、先着順でプレゼントが進呈される。
 
埼玉新都市交通 通常通り運行。8月31日まで、「ニューシャトル夏休みシールラリー」を開催している。

横浜市営地下鉄 通常通り運行。
 グリーンラインは9月下旬より順次、6連運転を開始する。 

横浜高速鉄道みなとみらい線 通常通り運行。
 
横浜シーサイドライン 通常通り運行。『京急 楽・宴ツアー「走る水族館」シーパラトレイン!』は、中止が決定した。
  
湘南モノレール 通常通り運行。

江ノ電 通常通り運行。「のりおりくん&大河ドラマ館入場券セット」を発売している。来年1月19日まで。大人1,800円・中学生1,300円・小児900円。藤沢駅・鎌倉駅のみ発売(鎌倉の大河ドラマ館は、鶴岡八幡宮の境内にある)。
 2020(R2)年4月より発売を休止していた「鎌倉・江の島アフタヌーンパス」は、7月31日を持って正式に発売を終了する。
 
箱根登山 通常通り運行。10月1日実施を予定として、運賃改定を申請した。小田原~強羅間680円→770円など。
 箱根登山鉄道の公式Webは閉鎖し、「箱根ナビ」に項目が移行している。

伊豆箱根 通常通り運行している。
 大河ドラマ「鎌倉殿の13人」とのコラボ企画を展開している。大河ドラマ館入館引換券と、三島~韮山間往復乗車券をセットにした「大河ドラマ館セット乗車券」(大人のみ800円)、入館引換券と「旅助け」(通常デザイン)をセットにした「旅助け・大河ドラマ館セット券」(大人のみ1,340円)を、来年1月15日まで間発売する(伊豆の大河ドラマ館は、韮山駅隣接の時代劇場)。
「HAPPY PARTY TRAIN」運行開始5周年を記念し、記念ヘッドマークを付けて運行するほか、「Aqours」デザインの「旅助け」を発売する。乗車券は「DREAMY COLOR」のコスチュームの「Aqours」がデザインされ、記念ヘッドマークを模したアクリルバッジが付属する。1セット1,400円。来年3月31日まで有効。終日有人駅(三島・三島二日町・大場・伊豆長岡・修善寺)及び通信販売で発売。また別に、「Aqours」の高海 千歌誕生日(8月1日)を記念した「旅助け」も発売する。バースデーヘッドマークを模したアクリルバッジが付属する。1セット1,400円。7月26日より三島駅でのみ発売するが、7月31日までの各日は、発売制限が行われる。
 一般の「旅助け」と、大雄山線の一日乗車券「金太郎きっぷ」は、スマホアプリ「RYDE PASS」「ジョルダンモバイルチケット」でも発売している。いずれも発売金額・効力は紙券と同じ。
 三島・修善寺両駅では、クレジットカード・電子マネー・QRコードによるキャッシュレス決済を受け付けている(駿豆線はICカードは導入していない)。
 現在、駿豆線では次のラッピング列車・ヘッドマーク付き列車の運用を公表している(日付は運用が公表されている分)。
「HAPPY PARTY TRAIN」(3506F) 9月1日まで(明日7月24日までは津島 善子、7月26日~8月14日は高海 千歌バースデーヘッドマーク装着 ※7月24日は早朝2往復のみ)
「鎌倉殿の13人」(3505F) 9月1日まで

伊豆急行 通常通り運行。
「リゾート21」の展望席は、前方3列の使用を停止している。
 8月10日、「伊東温泉海の花火大会」開催に伴い、伊東~伊豆高原間で臨時列車を運行する。伊豆高原発18時18分・19時06分、伊東発21時15分・21時45分。
 3000系「アロハ電車」(旧JR東日本209系)は、7・8月分の運用を公表している。7月26日及び8月9・25日は運用しない(他車両で運用)予定。
「温泉むすめ×伊豆急×鉄道むすめ」コラボキャンペーンを展開している。記念乗車券を、伊豆高原・伊豆急下田両駅で発売(1,390円)。1000部限定。

富士山麓電気鉄道 通常通り運行。〔フジサン特急〕は土休日のみ運行。〔富士登山電車〕は引き続き運休。
 コニファーフォレストのライブのため明日運行を予定していた臨時列車は、ライブ中止のため運休が決定した。 
 富士急ハイランドで開催中の『劇場版 異世界かるてっと ~ふじきゅうわーるど~ 』とのコラボで、ラッピング列車を運行している。9月4日までの予定。記念入場券セットを発売。1セット1,000円。富士急ハイランド駅窓口、売店「ショップふじやま」で発売(富士急ハイランド休業日は、駅の窓口も休止する)。
 映画『ゆるキャン△』公開を記念したコラボイベントを開催中。オリジナルヘッドマーク・車内独占広告の編成を運行している。7月28日まで運行予定。記念乗車券を富士山駅で発売している。1セット1,000円。周遊スタンプラリーも開催している。

小湊鐵道 通常通り運行。

いすみ鉄道 通常通り運行。キハ28 2346の引退が発表になっている。定期運行は11月27日まで、その後来年2月初旬まで貸切等の不定期運行を計画する。「レストラン列車」は9月を持って終了する。

銚子電鉄 朝方3往復・土休日2往復の運休は継続中。

秩父鉄道 通常通り運行。
 PASMO導入キャンペーンとして当面の間、通常急行料金を必要とする急行〔秩父路〕は、乗車券のみで乗車できる。
「ガリガリ君×秩父鉄道」コラボキャンペーンが、展開されている。9月30日までは、急行6000系1編成にヘッドマークを掲出する。7月29~31日・8月19~21日は「SLガリガリ君エクスプレス」を運行する。この他スタンプラリー・記念乗車券の発売が行われる。
「SLパレオエクスプレス」の熊谷~三峰口間往復運行2900回(7月20日)を記念し、記念入場券を発売している。熊谷・寄居・長瀞・秩父・三峰口の各駅及び通販サイト「ちちてつ e-shop」で発売。1セット1,360円。
 なお、8月27日の「SLパレオエクスプレス」は上下全区間、貸切運行となる。

*** バス ***
 バスについては、時刻表(バス停やWebサイト)に掲載されている時刻通りの運行を行っている場合は、その時刻がコロナ禍による影響を受けたものであっても、「通常通り」の運行と判断します。その時刻表上からさらに運休等が発生した場合に、その内容を書く事にします。
 基本的に一般路線バスについて記載。深夜バス・深夜急行バスについては、現状からの変更の発生を確認した時点で記載する事にします。
 新500円硬貨についていくつかの事業者からリリースが出ているが、大半は、当面は使用できない。使用できる路線がある事業者のみ、確認できた分を記載しています。

東京都営 一部深夜バスを除き、通常通り運行。〔海01〕(平日のみ)〔宿77〕〔池86〕各系統は8月1日、ダイヤ改正を実施。
 劇団四季「ライオンキング」夜公演に合わせ、有明ガーデン→東京駅丸の内南口間に臨時バス〔四季48〕系統を運行(夜公演開催日のみ)。
  
日立自動車交通 通常通り運行。
 新500円硬貨は、「晴海ライナー」「風ぐるま」は不可。その他の受託コミュニティバスは使用可能。

京成バス 一般路線は通常通り運行。
 8月1日より、国際興業・ウィラーエクスプレス・リムジンパッセンジャーサービスと共同運行で、池袋駅西口~成田空港間の低価格空港バス(LCB)の運行を開始する。
「バスターミナル東京八重洲」開業に伴い、銚子・君津・木更津・鴨川・勝浦・三井アウトレットパーク木更津・大阪への高速バスは9月17日より、東京駅→バスターミナル東京八重洲発着に変更する(共同運行各社を含む)。(深夜急行バス(運休中)・「ちばきたライナー」・千城台線は現状通り)。東京駅京成高速バス案内カウンターは、9月16日を持って終了。

京成タウンバス 通常通り運行。

京成バスシステム 一般路線は通常通り運行。

京成トランジットバス 一般路線は通常通り運行。

ちばフラワーバス 一般路線は通常通り運行。千葉駅発中野操車場行深夜バス2便は運休。〔特急海幕線〕〔ちば幕線〕は、運休を継続している。
「バスターミナル東京八重洲」開業に伴い、「シーサイドライナー」(東京駅~成東)は9月17日より、東京駅→バスターミナル東京八重洲発着に変更する。
 
ちばレインボーバス 通常通り運行。8月26日までの平日(8月15日を除く)、西白井線・新鎌ヶ谷駅~セブンパークアリオ柏間で臨時便を運行する。新鎌ヶ谷駅発6便・セブンパークアリオ柏発5便。
 土休日限定1日乗車券は、紙券は9月30日まで発売が延長された。1,000枚限定。大人1,000円・小児1,000円(2枚)。車両の写真付き。船尾・白井両車庫、バス車内で発売。電話予約も受け付ける。また、「ジョルダンモバイルチケット」で発売を開始している。モバイル版は小児500円。モバイル版の発売終了日は未定。

ちばシティバス 一般路線は通常通り運行。
 新500円硬貨は、一般路線は不可。高速バスは使用可能。

ちばグリーンバス 一般路線は通常通り運行。「マイタウンダイレクト」は、平日は東京発夜間2便(千葉内陸バス1便含む)、土休日は1往復が運休。
 佐倉ふるさと広場の「風車のひまわりガーデン」開催に伴い、7月31日までの土休日、京成佐倉駅北口~佐倉ふるさと広場間に臨時直行バス「ひまわり号」を運行する。京成佐倉駅北口9時15分~16時07分、佐倉ふるさと広場9時35分~16時20分の9往復。片道大人220円。「佐倉1日フリー乗車券」「旅する佐倉1日きっぷ」も利用可。

東武バス 本日7月23日より、花畑〔営〕の一部系統で、一部便が運休する。
〔北11〕系統(土休日のみ日中1往復)・〔竹17〕〔竹17〕系統(平日7往復)・〔綾40〕〔綾40-2〕系統(平日6往復)
 その他の系統についても、急遽ダイヤを変更する可能性があるとしている。

 スカイツリーシャトル上野・浅草線は、平日はスカイツリータウン発10~19時00分(最終は上野駅止まり)・JR上野駅公園口発9~18時25分発の60分間隔に減便している。「スカイツリーエンジョイパック」を発売している(スカイツリーシャトル1日乗車券+東京スカイツリー展望デッキ入場券)。
 川越の「小江戸名所めぐり」は、土休日の運行本数を28→14便に減便している(平日は変更なし)。「小江戸川越一日乗車券」を、ジョルダンのスマホアプリ「乗換案内」で発売している。
 日光の定期観光バスは、「日光満喫一日コース」「午後から世界遺産満喫半日コース」とも、引き続き運休。東京駅発着の「東京~日光定期観光バス(世界遺産 日光東照宮と華厳の滝コース)」(はとバスと共同運行)は運行を再開している。
〔竹51・52〕系統は7月31日を持って廃止し、「はるかぜ4号」は足立営業事務所→西新井〔営〕に移管する。
 花畑〔営〕は9月30日を持って廃止し、足立営業事務所に統合する。〔竹17-2〕系統は廃止、他の系統は足立営業事務所に移管する。
『日光グリーンスローモビリティ』を、11月30日まで運行している。シンクトゥギャザーeCOM10を使用し、日光山輪王寺~西参道入口間を循環運行する。午前・午後各40分間隔運転。運賃150円(小児80円)。また、東武日光駅→大猷院・二荒山神社前及び大猷院・二荒山神社前→JR日光駅間を各1便運行する。東武日光駅発9時00分・大猷院・二荒山神社前16時20分発。運賃は一般路線バスと同額。PASMOなど交通系ICの他、PayPay決済にも対応する。各種パスも利用可。
 新500円硬貨は、東京都内の均一区間・運賃前払い方式の路線で使用可能。

国際興業 一般路線は、〔m02〕系統(東飯能駅~メッツァ)は運休している。その他は通常通り運行しているが、感染の状況によって、運行ダイヤを変更する場合があると予告している。
 浦和~羽田空港線は運行を再開した(浦和発5本・羽田空港発6本)。

西武バス 一般路線は、〔m02〕系統(東飯能駅~メッツァ)は運休している。その他の系統は通常通り運行しているが、今後の感染の拡大により、平日ダイヤを土曜日または休日のダイヤに変更する場合があると予告している。
 西武観光バス軽井沢〔営〕は、9月25日まで夏ダイヤで運行する。なお万座バスターミナル~白根火山~殺生河原~草津温泉間は引き続き運休。
 深夜急行バス「Midnight S-tarmine」(池袋駅東口→小手指駅北口)は「発車オーライネット」からの予約のみで、クレジットカードまたはd払いが必要。
 所沢→羽田空港線・所沢→成田空港線(運休中)・川越→羽田空港線(運休中)では、7月25日よりVisaタッチ決済を導入する。カードの他、Apple Pay、Google Pay、ウェアラブルでも可。共同運行他社は不可。羽田空港・成田空港→所沢・川越は不可。
 西武バスが参加を予定していた「カデンツァ夏祭り」(7月24日予定)は、延期となった。

関東バス 7月26日より当面の間、阿佐谷〔営〕の〔阿01・02・03・04・05〕〔萩04・05・06・07〕〔中03〕各系統及び阿佐ヶ谷駅~阿佐谷営業所・阿佐谷営業所→練馬駅・その他出入庫系統は、特別ダイヤ(土休日ダイヤ)で運行する。
 吉祥寺~台場・有明線は8月28日までは毎日運行する。8月1日からはトイレ付き車両634号車(エアロエース)で運行する。8月11・13・14・15日はダブルデッカー車両(エアロキング)使用の増便運行を行う。

 始発地を23時00分以降に出発する全便を深夜バスとして、深夜運賃を適用している。
「小児50円運賃」制度は廃止した。

立川バス 一般路線は通常通り運行。
 
西東京バス 一般路線は通常通り運行。
 始発地を23時00分以降に出発する全便を深夜バスとして、深夜運賃を適用している。
 京王・JR八王子駅~東京サマーランド~秋川駅間の直通バスを運行している。
 丹波線は土砂崩れによる通行止めのため、鴨沢西折返しで運行中。運行再開の見通しは立っていない。土休日のみ、大津久~丹波間のアクセスバス3往復を運行している(7月25日~8月19日は毎日運行)。所要43分。途中丹波山村役場・丹波山温泉(道の駅たばやま)以外は停車しない(小菅方面を迂回して運行)。乗車定員29名(ドライバー含む)。運賃無料。
〔奥20〕系統(奥多摩駅~日原鍾乳洞)は8月11~31日の全日、東日原折返しで運行する。
 機関車バス(トレーラーバス)「青春号」は、緊急点検のため運休中(一般中型車両で代走)。
「au Wi-Fi SPOT」は、9月30日を持って終了する。
  
京王バス 一般路線は通常通り運行。

小田急バス 本日7月23日現在、次の各系統で運休が発生している。
 狛江〔営〕 〔渋24〕〔玉07〕各系統の一部便(小田急バスのみ) ※7月22日より運休便を追加し、本日7月23日より土曜日・休日も一部便が運休する。
 登戸〔営〕 〔向10・12〕〔新10・15・19・20〕〔百02〕各系統及び向ヶ丘遊園駅→登戸〔営〕間の一部便(平日のみ) 
 登戸〔営〕は8月1日、ダイヤ改正を行う(増減便・初発最終の時刻の変更を伴う)。
 始発地を23時00分以降に出発する便を(土曜日・休日を含め)全便深夜バスとし、深夜運賃を適用している。
 
東急バス 〔渋24〕〔玉07〕各系統で、一部の小田急バス便が運休している。土曜日は、一部の系統は引き続き休日ダイヤで運行。
〔あ28〕系統(あざみ野駅~虹が丘営業所)の深夜バスの運行を再開している。平日のみあざみ野駅発23時26分・23時40分発。金曜日深夜のみ23時59分発も運行(お盆期間となる8月12日は全便運休)。なお、今後の感染状況及び利用状況により、再度の運休・減便の可能性があるとしている。
〔青118〕系統は7月28日、平日のみダイヤ改正を行う。桂台6時28分始発青葉台駅行を設定するほか、朝方・夕方~夜間の増発を行う。また〔渋72〕系統は、毎月28日の縁日ダイヤのみ、変更を行う。
 E-Liner・深夜急行バス(運休中)は、7月31日を持って全路線廃止になる。
「夏休みファミリーワンデーパス」を発売している。利用は7月20日~8月31日の内の1日。東急バス一般路線全線・東急トランセ代官山循環線が1日乗り放題となる。スマホアプリ「RYDE PASS」でのみ発売、一媒体で大人2人(小児2名でも可)・小児2名が利用できる。1,000円。「夏休みこども50円キャンペーン」は中止する。
 二子玉川駅~宇奈根・喜多見地域間の〔玉04〕〔玉05〕系統は、来年3月1日より運行形態を変更する。朝方は砧本村を起終点とする一般路線型、日中以降は砧本村を起終点とするオンデマンド型となる。どちらも、指定停留所で東急バスに乗り換えの場合、PASMO・Suicaのみ2回目の乗車が無料になる。今秋に実証実験を行う予定。
 8月1日より、渋谷駅(渋谷フクラス)~成田空港間の低価格空港バス(LCB)の運行を開始する。1日3往復。
 7月31日~8月28日、「Tokyubus Goods Shop」を期間限定でオープンする。池上〔営〕1Fの特設スペースで、期間中毎週水・日曜日の10時00分~12時30分・13時15分~17時00分。東急バスグッズを中心に販売するが、7月20日までオープンしていた「東急バストレジャーショップ」で扱っていたバス廃品は販売しない。
 新500円硬貨は、全車両で使用できる。

京浜急行バス 通常通り運行。
 7月31日まで、デジタルスタンプラリーイベント「スカッと!まち歩き謎解きスタンプラリー」を、横須賀エリアで実施している。あわせて「まち歩き謎解きフリーパス」を発売する。横須賀~観音崎~浦賀~久里浜エリアの京急バス路線が1日乗り放題になる。大人800円・小児400円。横須賀中央駅の京急バス案内所で発売(ラリーにはその他に京急電鉄が発売するフリーきっぷ等でも参加できる)。
 YCAT~羽田空港線(YCAT~お台場線のYCAT~羽田空港間も含む)は、スマホ決済(PayPay・LINEPay・Alipay)を導入している。また、「Visaのタッチ決済」の実証実験を行っている(お台場線は除く)。羽田空港各ターミナル→YCATも対象(この路線は、空港ターミナルでの時刻指定の必要がない)。
 新500円硬貨は、東京都内・神奈川県内(杉田〔営〕のみ)の均一区間路線及び高速バス・空港バスで使用可能。羽田空港・横浜駅・YCATの券売機でも使用できる。

KMバス「お台場レインボーバス」 通常通り運行。スマホアプリ「Ringo Pass」で運賃の決済が可能。

銀河鉄道 通常通り運行。小平国分寺線の特別快速便は、運行を継続している(地域センター~国分寺駅北口間は直行し、中央大学付属中学・高等学校方面は経由しない)。

東京BRT:プレ(一次)運行中。
 
東京ベイシティ交通 一般路線は通常通り運行。深夜バスは、14系統は全4便、11・17系統は4便中2便が運休している。一日乗車券「ぶらやすきっぷ」は、紙券の他、ジョルダンの「乗換案内」アプリで、電子チケットも発売する。

新京成バス 一般路線は通常通り運行。

千葉交通 一般路線は通常通り運行。

千葉中央バス 一般路線は通常通り運行。
 
千葉内陸バス 一般路線は通常通り運行。

千葉海浜交通 一般路線は通常通り運行。幕張ベイパーク線(京成バスと共同運行)は、当面の間休止している。
「海浜1日乗車券」を発売している。紙券の他、ジョルダンの「乗換案内」アプリで、電子チケットも発売する。大人600円・小児300円。
 新500円硬貨は、前乗り・運賃先払いの路線で使用できる。

成田空港交通 一般路線は通常通り運行。

小湊鐵道 千葉白子急行は朝3往復・夕方1往復のみの運行に減便。なお7月29日にダイヤ改正を行い、8往復で運行する。大網駅~白子車庫・サンライズ九十九里線は特別ダイヤで運行。一般路線バスは通常通り運行。
 高速バス川崎木更津線は、7月19日にダイヤ改正を行なっている(平日のみ)。ほぼ全便が木更津金田バスターミナルに停車する(川崎駅発6時00分のみ通過)。便数の変更はない。
「バスターミナル東京八重洲」開業に伴い、勝浦・白子・袖ヶ浦~東京間の高速バスは9月17日より、東京駅八重洲口または鍛冶橋駐車場→バスターミナル東京八重洲発着に変更する。
  
日東交通 イオンモール木更津線は計画減便ダイヤで運行(7月19日より平日のみ、イオンモール発17時58分・22時30分の木更津駅西口行の運行を再開している)。
 高速バス川崎木更津線は、7月19日にダイヤ改正を行なっている(平日のみ)。ほぼ全便が木更津金田バスターミナルに停車する(川崎駅発6時00分のみ通過)。便数の変更はない。

平和交通 一般路線は通常通り運行。

あすか交通 一般路線は通常通り運行。

東洋バス・千葉シーサイドバス 通常通り運行。

関東鉄道 一般路線は通常通り運行。
 関鉄パープルバスでは、「石岡・やさと観光周遊バス」を運行している。石岡駅~いばらきフラワーパーク~十三塚果樹団地~いばらきフラワーパーク~石岡駅間循環運行。平日3便・土休日6便(区間運転含む)運行。土休日のみ1日フリーきっぷを発売(1,000円)。提示により、沿線の施設や店舗で割引やプレゼント等の特典がある。なお、関東鉄道グループの「IC1日乗車券」(土休日のみ発売)は利用できない(普通運賃のICでの支払いは可)。
 関鉄グリーンバスは営業開始20周年を記念し、記念乗車券(1セット750円)・缶バッジ(2種 各500円)を、石岡・鉾田両営業所で発売している。

朝日自動車 通常通り運行。

阪東自動車 通常通り運行。
(深夜バス運行(深夜割増運賃設定)は、予告のリリースが削除されている)

茨城急行 北越谷→松伏高校線で金曜日・祝前日のみ運行の深夜便2便の運行を取りやめ。
 8月6・7・13・14・15日、東武動物公園駅~東武動物公園西ゲート(東武スーパープール最寄り)間の路線を運行する。駅発9時10分~13時35分の9便・西ゲート発13時10分~18時00分の10便。

川越観光 マイタウン循環・東京電機大学循環の各路線は、平日23時台の便の運行を取りやめ、最終バスを繰り上げている。
 鳩山町営バス北部線は先日の大雨の影響で、迂回経路で運行している。その他の路線は通常運行を行っているが、鳩山ニュータウン線は仮復旧区間が片側交互通行のため、遅延が発生する場合がある。

国際十王交通 一般路線は通常通り運行。

関越交通 一般路線は通常通り運行。高速バス〔尾瀬号〕は、今期は1往復増発し、川越駅西口始終着便は川越観光が運行している。

イーグルバス 東秩父村路線は、土休日の〔W03〕系統全便・〔W04〕系統(和紙の里~小川町駅)一部便が運休している。ときがわ町路線は、〔と01・02・05-2・06〕系統の平日の一部便(夕方以降)が運休している。「小江戸巡回バス」は当面の間、平日は全便運休・土休日は20→14便(あぐれっしゅ川越始終着の区間運転を含む)に減便する(8月11~16日は、現状の土休日ダイヤで運行)。

横浜市営 通常通り運行。「雨の日臨時便」・深夜バスは運休中。
「109系統特急」「BAYSIDE BLUE」「あかいくつ」「ピアライン」「ぶらり三渓園バス」「三井アウトレットパーク横浜ベイサイド直行便」で行っている「Visaのタッチ決済」の実証実験を、来年3月31日まで延長する。
 
横浜交通開発 通常通り運行。

川崎市営 通常通り運行。深夜バスは全便運休中。
〔登06・21〕系統は8月1日、ダイヤ改正を行う。カリタス学園発着便は全体的に減便し、土休日の日中は60分間隔になる。初発・最終便の運行区間の変更も行われる。〔登20〕系統(登戸駅入口~カリタス学園)は廃止。
 10月1日実施予定で、料金の改定を申請した。大人(現金・ICとも)210→220円・小児(IC)105→110円。通勤定期も値上げするが、通学定期は「子育て世代の経済的負担を軽減するため」値下げする。
 新500円硬貨は、全線で使用できる。

神奈中バス 一般路線は通常通り運行。なお、通常運行の確保が困難になった場合は、平日ダイヤの土曜ダイヤまたは特別ダイヤへの変更を行うと予告している。
 9月11日まで、大磯駅~大磯ロングビーチ・プリンスホテル間のシャトルバスを運行する(伊豆箱根バスとの共同運行)。7・9月は土休日のみ、8月は毎日運行。8月21日までの土休日・8月12・15日、茅ヶ崎駅南口~サザンビーチちがさき間のシャトルバスを運行する。両路線とも、金額式IC定期券・環境定期券・かなちゃん手形は利用不可。「ちびっこ50円キャンペーン」は適用されない。 
「au Wi-Fi SPOT」は、9月30日を持って終了する。

相鉄バス 一般路線は通常通り運行。
「ナイトズーラシア」開催に合わせた臨時便を、鶴ヶ峰駅~ズーラシア・中山駅~ズーラシア間で8月6~28日の土休日運行する(中山駅~ズーラシア間は横浜市営バスも運行)。
「au Wi-Fi SPOT」は、9月30日を持って終了する。

臨港バス 〔鶴01(鶴見駅西口~東高校入口)・02(鶴見駅西口~駒岡車庫)・03・05・06〕系統は7月29日まで、平日のみ一部便が運休する。
 高速バス川崎木更津線は、7月19日にダイヤ改正を行なっている(平日のみ)。ほぼ全便が木更津金田バスターミナルに停車する(川崎駅発6時00分のみ通過)。便数の変更はない。
「すみっコぐらし」ラッピングバス(鶴見〔営〕)は、11月まで運行される。コラボグッズを新発売した(じゆうちょう・アクリススタンドキーホルダー)。オンラインショップ「おとどけいきゅう」及び京急ストアの一部店舗で発売。
「夏休みちびっこフリーパス」を発売している。7月20日~8月31日の間、臨港バスの一般路線が乗り放題になる(川崎病院線は除く。〔日95〕系統は臨港バス便のみ)。1000円。
  
江ノ電バス 一般路線は通常通り運行。
 1日乗車券「江ノ電バスのり旅きっぷ」を、実証実験として発売している。来年3月15日までの予定。小田急電鉄のMaaSアプリ「EMot」のみ。大人600円・小児300円。1端末につき大人1人・小児3人まで利用可能。

箱根登山バス 一般路線は通常通り運行。湯河原駅~(鍛冶屋経由・長窪経由・福浦経由・中央経由)~真鶴駅間各路線は8月1日、ダイヤ改正を実施する。
 座席定員制「芦ノ湖ライナー」の実証運行を行っている(土休日のみ運行)。下り小田原駅10時15分発(箱根ターンパイク経由)・箱根湯本駅11時50分発(箱根新道経由)元箱根港行。上り元箱根港13時50分発・16時00分発(箱根新道経由)箱根湯本駅行。乗車券小田原駅発大人1,200円・小児600円、箱根湯本駅発着大人980円・小児490円+乗車整理券500円が必要。各便30名。「EMot」アプリ・「箱根ナビ」で一ヶ月前~発車20分前まで事前予約可。出発場所では発車20分前以降、空席がある場合のみ紙製乗車券を発見。

伊豆箱根バス 沼津駅~三島駅路線(新道経由・旧道経由共)は黄瀬川大橋崩落のため、黄瀬川橋南(東海バス)経由のルートに迂回して運行している(黄瀬川大橋復旧までの間は、このルートが正規の経路の扱い)。
 湯河原~箱根線は運休を継続している。その他の路線は、通常通り運行。熱海市内線・熱海十国峠線は本日7月23日、ダイヤ改正を行った。
 9月11日まで、大磯駅~大磯ロングビーチ・プリンスホテル間のシャトルバスを運行する(神奈中バスとの共同運行)。7・9月は土休日のみ、8月は毎日運行。
「函南町拠点循環バス」実証運行を行っている。函南町役場~伊豆仁田駅~道の駅ゲートウェイ函南間を、平日8往復・土休日5往復運行。大人200円・小児100円均一。10月31日まで運行予定。
「温泉むすめ・箱根彩耶」デザインの「箱根旅助け」を発売中。小田原・箱根・湯河原・真鶴・熱海の特定路線と、駒ケ岳ロープウェー・十国峠ケーブルカー・芦ノ湖遊覧船で利用可能。また水陸両用バス「NINJABUS WATER SPIDER」(現在はプリンスホテルが運行)の割引もある。2日間有効。大人のみ3,000円。
 新500円硬貨は、全線で使用できる。

富士急モビリティ 通常通り運行。
 
フジエクスプレス 港区コミュニティバス「ちぃばす」、横浜市内路線共に、通常通り運行。

富士急バス 「レッドライン」(河口湖)は、9~17時台の30分間隔運行。「グリーンライン」(西湖)は4本、「ブルーライン」(鳴沢・精進湖・本栖湖)は3本運行。富士山駅~新富士駅路線は、3往復で運行。
 富士スバルライン五合目線は、8月31日までは12往復で運行する。スバルラインが一合目まで営業(通行可)の場合は全区間運休、四合目まで営業の場合は四合目大沢展望台折返しで運行。

富士急湘南バス 一般路線は通常通り運行。

富士急シティバス ららぽーと沼津22時15分発・22時40分発沼津駅行は運休している。
「三島・河口湖ライナー」は2往復で運行中。8月31日までは1往復増便し、3往復で運行する。8月1日以降出発便の予約は、富士急の予約サイト「SEKITORI」で受け付ける。現在の「発車オーライネット」は、7月31日出発便まで(「SEKITORI」は、当面は「三島・河口湖ライナー」のみ)。なお、コニファーフォレストのライブのため明日運行を予定していた臨時便は、ライブ中止のため運休が決定した。7月30日は運行予定。
 高速バス・沼津~東京駅線は、土休日のみ1往復運行。沼津・(三島)~渋谷・新宿線は、運休している。

富士急静岡バス 新富士駅~富士山駅路線は、3往復で運行。

山梨交通 一般路線は通常通り運行。
 11月3日まで、南アルプス登山バス(甲府・芦安~夜叉神・広河原及び奈良田~広河原)を運行する。期間・日によってダイヤが異なる。広河原~北沢峠間の南アルプス市営バスは、台風被害のため今季も運休(徒歩も不可)。

東海バス 一般路線は通常通り運行。定期観光バスは、新コース「絶景小室山リッジウォークと伊東映えスポットめぐり」を、来年3月26日までの土休日に運行、「下田名所めぐり遊覧バス」も、土休日のみの運行で再開している。
 ボンネットバス「伊豆の踊子号」のリニューアル整備が終了した。各種企画については後日発表される。
「湯~遊~バス」「三島エクスプレス」は、車内で「PayPay」での支払いが可能(「湯~遊~バス」は一日乗車券の購入のみ)。
 沼津駅~三島駅路線(新道経由・旧道経由・柿田経由共)は黄瀬川大橋崩落のため、黄瀬川橋南経由のルートに迂回して運行している(黄瀬川大橋復旧までの間は、このルートが正規の経路の扱い)。
 フリーきっぷ全種類を、小田急のMaaSアプリ「EMot」で発売している。「EMot」に限り、全てのフリーきっぷの小児用は、上限が500円(大人1人に対し、小児5人まで)。
 新500円硬貨は、一般路線全線で使用できる。

JRバス関東 一般路線は通常通り運行。
 JR竹芝水素シャトルバスは、平日は東京駅丸の内南口11時00分~19時30分発の8回、土休日10時50分~19時30分発の11回を運行。9月いっぱいまで平日2便・土休日3便が東京タワーを経由する(全体の運行回数は変更なし)。

 一応、各社のリリースなどを細かく見てきたつもり、だが、見落とし・書き漏らしも多々あろうかと思います。発見次第書き直していますが、各事業者の公式WebやSNSで、再度確認して頂ければと思います。
 感染はしばらくは拡大傾向、という分析らしいが、皆さん様々意見があるはずだけれど、私個人としてはとにもかくにも、行動制限がかかるよう事態にだけはならないで欲しいと願います。今日は、近くの住宅地で盆踊りが行われているようです。「3年ぶり」でしょう。他でも同じだと思います。これが楽しい夏休みの幕開け、となるよう願いたいと思います。

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《What' New》 
22日 鬼怒川豪雨災害 水戸地裁 国に賠償命令判決
23日 「LuckyFM Green Festival」 国営ひたち海浜公園で開催

№2525 平成の30年 都道府県別鉄道回顧 24.三重県(2)

「平成の鉄道回顧」三重県編、データ編です。近鉄から三岐鉄道に引き継がれた北勢線は、4つ駅が新設された一方で、7つ駅が廃止になりました。これまでのローカル私鉄は基本的に、駅を増やして利便性を向上させることで集客を図るのが一般的な戦略だったと思うが、小型車両ゆえ、スピードアップには障害になる部分もあった、という事だろうか。かなり思い切った策でした。沿線の利用者の反応はどうだったのだろうか。一方、JR東海は岐阜県同様ほとんど動きがなく、臨時駅の池の浦シーサイド(2020(R2)年3月13日限りで廃止)以外は新線も廃線も、新駅も廃駅もありませんでした。通年営業の一般駅としては、国鉄時代末期の関西本線朝日駅(1983(S58)年8月8日開業)が、三重県内のJRでは最新です。三重県は亀山市にリニアの新駅を誘致しているようだが、実現ははるか先の話だろう。

◆平成時代の新規開業駅 〔新線開業に伴わない単独開業駅〕
1989(H元)年4月28日
 近畿日本鉄道 名古屋線 南が丘
1989(H元)年7月16日
 東海旅客鉄道 参宮線 池の浦シーサイド(臨)
1991(H3)年3月16日
 伊勢鉄道 徳田
2004(H16)年4月1日
 三岐鉄道 北勢線 大泉
2005(H17)年3月26日
 三岐鉄道 北勢線 星川/東員
2018(H30)年3月17日
 伊賀鉄道 四十九

◆平成時代の改称駅
1997(H10)年4月1日
 三岐鉄道 三岐線 北勢中央公園口(←大長)
2015(H27)年4月1日
 四日市あすなろう鉄道 内部線 あすなろう四日市(←近鉄四日市)

◆平成時代の廃止駅 〔廃線に伴わない単独廃止駅〕 日付は営業最終日
2004(H16)年3月31日
 三岐鉄道 北勢線 大泉東/長宮/六石
2005(H17)年3月25日
 三岐鉄道 北勢線 坂井橋/六把野/北大社
2006(H18)年3月31日
 三岐鉄道 北勢線 上笠田

◆平成時代の営業譲渡路線・区間
2003(H15)年4月1日
 三岐鉄道 北勢線 西桑名~阿下喜(←近畿日本鉄道 北勢線)
2007(H19)年10月1日
 伊賀鉄道 伊賀上野~伊賀神戸 (←近畿日本鉄道 伊賀線)
2007(H19)年10月1日
 養老鉄道 桑名~揖斐(岐阜県)(←近畿日本鉄道 養老線)
2015(H27)年4月1日
 四日市あすなろう鉄道 内部線 あすなろう四日市~内部(←近畿日本鉄道 内部線)
            八王子線 日永~西日野(←近畿日本鉄道 八王子線)

24三重県.JPG


三重県の歴代知事
田川亮三→(1995(H7)4月21日~)北川正恭→(2003(H15)年4月21日~)野呂昭彦→(2011(H23)年4月21日~)鈴木英敬


令和以降の三重県の鉄道
 コロナ禍は、観光輸送が主力の三重県の鉄道にも重大な影響を与えた。近鉄は特に伊勢志摩方面への特急の影響が大きく、2021(R3)年7月改正では、平日を中心に削減が行われた上、大阪~伊勢志摩間では一部列車が「需要に応じて運転する列車」とされた。このため、大阪線内では定期列車の停車駅の見直しも行われている。一般列車も削減され、大阪線(青山町~東青山間)や志摩線では、日中1時間に1本程度まで減少している。JRの特急〔南紀〕は、運行本数は維持されているものの、2020(R2)年11月より編成の見直しが行われ、グリーン車の連結が取りやめになり、通常期は普通車のみ2両編成での運行が基本となった。
 近鉄の名阪特急(名阪甲)には2020(R2)年3月より新型特急車両80000系「ひのとり」が導入された。両端車をハイデッカー構造のプレミアム車、中間車をレギュラー車両として、特別車両料金を必要とした。全席にコンセントを備え、カフェスポットも用意されている。順次導入が進み、翌2021(R3)年3月には、名阪甲特急が全て「ひのとり」となった。これにより、21000・21020系「アーバンライナー」は名阪乙特急などに転用され、玉突きで経年化した一般特急車両の置き換えが図られた。「ひのとり」は2021(R3)年10月以降の多客期には、伊勢志摩方面への臨時運行も行われている。
 四日市あすなろう鉄道は2021(R3)年8月21日、ICカードICOCAを導入した。全国相互利用対象のICカードで利用できる。近鉄から分離された県内5路線で、ICカードを導入したのは初である。
 JR西日本は今年4月、「ローカル線に関する課題認識と情報開示について」と称するリリースを公表した。関西本線非電化区間(亀山~加茂(京都府))間は2019(H31~R元)年度の輸送密度が1,090人/日で民営化時点の1/4にまで減少、収支率14.6%・営業係数685と、厳しい状況に置かれている事が明らかにされた。三重県では協議体を設置し、対策を検討・協議する事になった。6月に第一回目の会議が開催されている。

「平成の鉄道」、次回からは近畿地方となり、最初は滋賀県です。

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 JR北海道は昨日、11月一杯を持って、自社線内及びJR東日本と連絡の普通回数券の発売を終了すると発表しました。今年9月いっぱいで北海道以外のJRの普通回数券は全廃、北海道が終了すれば、JRの普通回数券は全てなくなる事になります。今のJR北海道⇔JR東日本間の連絡の回数券は必ず北海道新幹線がからむ事になるが、どの程度発売があったものなのだろう?留萌本線に関しては、JR北海道から、先の報道の通りの提案が留萌市など各自治体にされたそうだが、今日現在は、リリースとしては出されていません。

《What' New》 
20日 東京医科大学入試汚職事件 文部科学省元局長に有罪判決
21日 自衛隊のワクチン大規模接種会場 9月末まで延長決定


「第7波」も大変な事になってきていて、東京都は予想された通り、今日は過去最高の3万1878人の感染確認、他にも過去最高の感染確認の府県が続出、医療体制は各地でひっ迫、スポーツ界にも影響が及び、明日からの中日vs巨人3連戦は中止、大相撲も部屋単位で休場者が相次いでいます。交通、特にバスにも影響が出ていて、関東では東武バスや臨港バスも、これから一部の系統で運休が発生するとリリースが出ています。イベントの中止の話も聞こえてくるが、その割には、「緊急事態宣言」だの「まん延等防止措置」だのという話は、今のところは聞こえてきません。私個人はもちろん、そんな事にはなって欲しくないと思っているが、オリ・パラを控えて対応が侃侃諤諤議論された(緊急事態宣言の只中だったし)1年前とは、ずいぶん違うよなあという気がします。政治も静かだし(安倍元首相の「国葬」の是非の方が関心の的になっているようだ)。

№2524 平成の30年 都道府県別鉄道回顧 24.三重県(1)

「平成の鉄道」を回顧するシリーズ、中部地方最後は、三重県です。これで全47都道府県の半分を超える事になります。近鉄が主役の県だが、本線はビジネスよりは観光が中心になる部分が大きく、その時々の景気の動向に左右されやすい面はあります(令和になってからコロナ禍でより顕著になるが)。

近畿日本鉄道23000系.jpg
近鉄電車 観光特急と支線分離の明暗
四日市の新鉄道 開業2年目の快挙


伊勢志摩観光開発と新特急車
 2016(H28)年のG7サミット開催で、世界的にその名が知れ渡る事になった伊勢・志摩。三重県では随一、日本においても、そして世界的にも著名な観光地である両地域は、近鉄にとって長年、経営の行方をも左右する存在であり、それゆえ、自らの観光開発も積極的に行われ、アクセスとして、私鉄界を代表する特急車両が導入され続けてきた。
 1994(H6)年の志摩スペイン村オープンに合わせてデビューした23000系「伊勢志摩ライナー」は、1988(S63)年デビューの名阪特急「アーバンライナー」をベースとしつつ、デラックスカー・レギュラーカーに加えて、グループ客の利用を想定したサロンカーを設定、車内販売を行う「シーサイドカフェ」や、運転室の直後に全面展望を楽しめる「パノラマデッキ」を設けるなど、観光客を楽しませる仕掛けが各所に施されている。また、近鉄では初めて130㎞/h運転を実現している。3月15日ダイヤ改正で、大阪~賢島間(阪伊甲)・名古屋~賢島間(名伊甲)ノンストップ特急のうち、各2~3往復に導入された。その後、京都~賢島間(京伊)特急にも進出している。
 志摩スペイン村へのアクセスとなる志摩線は、昭和の終わりから、複線化を中心とした積極的な改良が進められていた。志摩線は元々、軽便鉄道の志摩電気鉄道を始祖としているため規格が低く、白木~五知間は、全長2,700mの青峰トンネルを含んだ複線の新線に切り替えられ、白木駅は新線途上に移転を行った。穴川駅付近も新線に切り替わり、駅も移転している。一連の改良で、鳥羽線は全長が0.7㎞短縮され、うち82.4%に当たる20.2㎞が複線となった。スペイン村は、当初は志摩磯部駅が最寄り駅となり、全特急列車が停車。駅はアンダルシア地方をモチーフにした意匠に改装された。

減量傾向の中 「しまかぜ」デビュー
 しかしこの直後から、伊勢志摩の観光に陰りが見え始める。1997(H9)年には、「伊勢志摩ライナー」以外の阪伊甲・名伊甲列車は、平日は特定日のみの運行となり、翌1998(H10)年には23000系では初めて、主要駅停車タイプの阪伊乙・名伊乙特急の運用が始まっている。
 近鉄では2002(H14)年より、特定区間フリーの乗車券(特急券引換券込み)に沿線のバス・船舶乗り放題、観光施設入館フリー、各種特典を盛り込んだ企画乗車券「まわりゃんせ」を発売、観光利用のテコ入れを図っている。志摩スペイン村のアクセスは2007(H19)年より、鵜方駅に変更となった。
 2010(H22)年以降は近鉄全体で輸送量の減少が顕著になり、2012(H24)年3月改正では、全体で10%とされる大幅な減量ダイヤが実施された。既に2003(H15)年改正より日中に阪伊甲特急との併結運転を行っていた京伊特急は朝夕の4往復まで削減、2010(H12)年3月改正で行われていた阪伊甲・名伊甲特急の削減(平日廃止)、阪伊乙・名伊乙特急の閑散期の運行区間短縮に続く、伊勢志摩地域の特急の縮小となった。
 62回目を迎える伊勢神宮の式年遷宮を控えた2013(H25)年の3月、新たな観光特急「しまかぜ」50000系がデビューした。在来の特急車よりランクを上げたアコモデーションを誇り、沿線の食材を使用した軽食を提供する、ダブルデッカー構造のカフェカーを連結する。大阪・名古屋~賢島間で運行を開始、翌年には増備の上、京都~賢島間にも導入された。リニューアルを行った「伊勢志摩ライナー」と共に、伊勢志摩地域の特急輸送を支えていく事になる。

名阪特急と通勤電車
 名阪ノンストップ特急(名阪甲)は1988(S63)年に21000系「アーバンライナー」がデビューしていたが、三重県内の停車はなかった。しかし2003(H15)年3月改正より、朝方の大阪行・夜間の両方向の一部列車が初めて津に停車、津~難波間は最速1時間20分強で結ばれる事になった。2012(H24)年には、全列車が津停車になっている。2018(H30)年1月には、名阪甲特急への新車両の導入が発表されている。
 一般の特急は、通勤利用の需要に対応するため、1990(H2)年より、通勤時間帯の一部列車が新たに桔梗が丘に停車、伊賀神戸や久居に停車する列車も増加しつつある。一方で、湯の山線の特急は2004(H16)年3月、廃止になった。
 一般列車は、1998(H10)年の鈴鹿線、1999(H11)年の湯の山線に続き、2001(H13)~2004(H16)年にかけて、幹線区の名古屋本線の白塚以南から山田・鳥羽・志摩線にかけて、順次ワンマン化が実施されている。2015(H27)年には2000系を改造した観光列車「つどい」がデビュー、当初は伊勢市~賢島間を走り、その後は足湯を設けるなど再度のリニューアルを経て、湯の山線中心の運行になった。
 大阪線の青山峠以西は大阪の通勤圏に位置し、ラッシュ時には名張を中心に長編成の通勤列車が多数発着するが、2012(H24)年3月改正では区間快速急行を快速急行に統合して廃止、その後も快速急行の急行への変更など列車の統合が進み、輸送力は減少傾向にある。
 参宮急行電鉄として開業した当時の面影を残す宇治山田駅は、2001(H13)年、国の登録有形文化財に指定された。リニューアルも行い、駅自体を観光資源として活用している。

ナロー新鉄道 ローレル賞受賞
 一方、県内には本線と軌間など規格が異なる支線が5路線あり、いずれも経営の重荷となっていた。21世紀を迎えた頃から、存続に関わる議論が本格化に繰り広げられ、結果的に全て、近鉄の手を離れる事になる。
 最も早かった北勢線は、1992(H4)年に、北勢鉄道製造の戦前製モニ220形を淘汰してワンマン化を行っていたが、2000(H12)年に策定された近鉄グループ経営改善計画には、北勢線の廃止が盛り込まれていた。2002(H14)年になって近鉄は、鉄道事業の廃止を届け出たが、沿線の自治体は、員弁川の対岸で鉄道を運行する三岐鉄道に財政支援を行う形で、鉄道を存続させる道を選んだ。北勢線は2004(H16)年4月より三岐鉄道の運営となり、以降、車両の高性能・冷房化、駅配置の見直しを行い、近代化が進められている。阿下喜駅に隣接した「軽便鉄道博物館」に、モニ220形が静態保存されている。
 北勢線以外の4路線は、「公設民営」への道を歩む事になった。伊賀線は21世紀に入って、近鉄と関係自治体による協議が重ねられてきたが、2007(H19)年10月より、線路は近鉄が保有、近鉄に加えて伊賀市が2パーセントを出資した第3セクター鉄道・伊賀鉄道が行う事となった。近鉄時代から使用されていた860系は、元東急1000系を導入して置き換える事になり、受け入れのための工事を行ったうえ、2009(H21)年に全車両の置き換えを完了している。近鉄時代からの「忍者列車」が、車両置き換え後にも運行されている。この年の4月、線路の保有が伊賀市となり、伊賀鉄道の伊賀市の出資比率も25%に引き上げられ、近鉄色は薄れつつある。
 岐阜県にまたがる養老線は、平成の世が始まった時点で使用されていた旧型車両は、1992(H4)年より名古屋線や南大阪線から転用の冷房通勤車両によって置き換えられ、車両面では近代化が図られたが、2004(H16)からの協議の結果、上下分離方式によって路線の維持を図る事になり、近鉄は線路を引き続き保有するが、運営は2007(H19)年10月より、近鉄100%出資の養老鉄道が担う事になった。2018(H30)年1月より、一般社団法人養老線管理機構が近鉄から線路施設の譲渡を受けている。同機構は養老鉄道にも一部出資している。平成最末期の元東急7700系導入は注目を集めた。
 残る内部・八王子線は、近鉄では最も早く、平成の世が始まって間もない1989(H元)年6月にワンマン運転が開始されていた。近鉄は2012(H24)年に両路線を廃止、線路跡をバス専用道として活用するBRTへの転換を表明。その後、四日市市との協議により、2015(H27)年4月、線路と車両は四日市市が保有、運営は近鉄75%・四日市市25%出資の四日市あすなろう鉄道が行う上下分離方式に移行した。通年運行のナロー専門の鉄道は、下津井電鉄(岡山県)廃止以来25年ぶりである。移行後四日市市は車両のリニューアルに着手、近鉄時代からの260系は新車同様の姿に生まれ変わり、冷房も搭載されて大幅にサービスが向上している。これが評価され、2016(H28)年の鉄道友の会ローレル賞を受賞している。開業2年目の快挙であった。

俊足快速で近鉄に対抗 JR東海
 近鉄特急の前に劣勢だったJRの伊勢・志摩輸送だったが、1990(H2)年3月、新規に快速〔みえ〕が設定された。当初から1時間間隔のフリークエントサービスで、指定席を設定、車内では名古屋からの新幹線の指定券も発券するサービスを行っていた。名古屋~松阪間の運行が中心(1往復は〔南紀〕を建て替え、紀伊勝浦発着で2年間運行された)で、行楽シーズンの土休日に一部が鳥羽へ直通する形態だった。翌1991(H3)年改正では、大半の列車が鳥羽・伊勢市まで毎日運転となり、1993(H5)年8月改正で、全列車が名古屋~伊勢市・鳥羽間の運行に統一されている。運行開始当初のキハ58・65形リニューアル編成は、新造のキハ75系に置き換えられ、名古屋~鳥羽間の最速は1時間36分と、7分の短縮が図られた(現在の最速は1時間43分)。
 関西本線では、〔みえ〕と同時に、朝夕に電車快速が設定されていたが、2009(H21)年3月改正より日中にも増発され、名古屋~四日市間は〔みえ〕と合わせ、快速毎時2本体制となった。この他、1996(H8)年3月~2011(H23)年3月の間、四日市→名古屋の片道のみ、〔ホームライナー四日市〕が運行されていた。
 特急〔南紀〕は、1990(H2)年改正で定期4往復体制が定着したのち、1992(H4)年よりキハ85系に置き換えられ、名古屋~紀伊勝浦間で40分前後の大幅な所要時間の短縮が図られた。キハ82系は〔南紀〕を最後にJRの全特急から撤退し、ナゴヤ球場輸送などで余生を送る事になる。キハ85系の〔南紀〕は、当初は座席配置2-1のグリーン車を先頭車に配していたが、需要が低迷したため、〔ひだ〕で使用されていた合造車タイプの中間車と差し替えられている。2017(H29)年6月にJR東海から製造が発表された、ハイブリッド特急車は、試験走行車HC85系が2019(R元)12月にお披露目された。2022(R4)年製造予定の量産車の、〔南紀〕への展開も期待される。
 名松線は、国鉄時代末期に特定地方交通線に指定されながら、代替道路の未整備を理由に廃線とはならず、今日では唯一、JRが運営を継続する特定地方交通線となっている。2009(H21)年10月の台風18号襲来で、家城~伊勢奥津間が甚大な被害を受け、JR東海では、同区間の廃線の検討もされた。結局沿線の自治体の支援もあり、2016(H28)年3月、6年半ぶりに運行を再開している。JR全社でも最後の、タブレットを使用した閉塞方式(松阪~家城間票券閉塞式・家城~伊勢奥津間スタフ閉塞式)を用いる路線である。
 JR西日本が運営する関西本線亀山以西は、2006(H8)年に急行〔かすが〕が廃止になり、以降は他線区への直通もなく、非電化区間(亀山~加茂(京都府))のみのワンマン運転が行われている。

伊勢鉄道と三岐線
 国鉄時代末期に第3セクター鉄道として、伊勢線から転換されて開業した伊勢鉄道は、〔みえ〕設定、〔南紀〕高速化に対応し、線内の最高速度を引き上げた上、1993(H5)年に河原田~中瀬古間が複線化された。JRの特急・快速等の通過料が収入の大半であり、線内の利用は稀少だが、沿線に隣接する鈴鹿サーキットで大レース(夏の「8耐」、秋のF1など)が行われる際は、鈴鹿サーキット稲生駅に特急・快速の臨時停車が行われ、臨時列車の運転や、線内の普通列車の増結も行われる。鈴鹿駅は、2006(H8)年より全特急・快速の停車駅となった。
 北勢線を近鉄から引き継いだ三岐鉄道の三岐線は、従来から旅客輸送と共に、石灰石の貨物輸送が経営の柱となっていた。加えて中部新空港(セントレア)建設工事用の輸送が2000(H12)年7月~2002(H14)年12月の間行われ、輸送力増強のため、東武からELの購入を行った。旅客車は、1992(H4)年以降は西武からの中古車両で統一され、以降は西武中古同士で置き換えが繰り返されている。日本の鉄道による貨物輸送開始130年を記念した貨物鉄道博物館が2003(H15)年、有志の手によってオープン、毎月1回公開を行っている。

 次回はデータ編です。

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 JR北海道は今日、11月一杯を持って、自社線内及びJR東日本と連絡の普通回数券の発売を終了すると発表しました。今年9月いっぱいで北海道以外のJRの普通回数券は全廃、北海道が終了すれば、JRの普通回数券は全てなくなる事になります。今のJR北海道⇔JR東日本間の連絡の回数券は必ず北海道新幹線がからむ事になるが、どの程度発売があったものなのだろう?留萌本線に関しては、公式な発表は今日現在、JR北海道からも、留萌市など関係自治体からもありません。

《What' New》 
17日 藤井 聡太五冠 「棋聖戦」3連覇達成
18日  日韓外相会談開催 4年9ヶ月ぶり
19日 サッカー日本代表久保 建英 レアルソシエダード移籍決定