№2453 仙台空港鉄道の駅 2021年
2021(R3)年も間もなく終わろうという12月26~28日、宮城県を訪ね、仙石線・仙石東北ラインを中心にいくつかの路線を乗り歩きました。新年になってから、№2447・2449・2450の3回に分けて書いています。
最終日の12月28日、仙台空港鉄道(SAT)に乗車。初めて中間の各駅にも乗り降りしました。起点の名取を含めても4か所しかない、けれど空港アクセスとして重要な役割を担うSATの各駅をご覧いただきます。
画像は一部、№2450でも出したものです。被るものもありますが、ご承知おきください。
名取 なとり
JR東北本線の駅。SATはここで分岐します。JRとSATの共同使用駅だが、外観ではSATマークもなく、SAT色はほぼ感じられません。乗務員の交代もないし(全面的にJRに委託)。
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杜せきのした もりせきのした
中間の2駅は共に高架駅です。この駅はイオンモール名取と直結していて、買い物客の利用も少なくないようです。
コンコース。
券売機。
改札口。
待合室は、改札を入ったすぐ先にあります。
改札内コンコース。
ホームへ行く、エスカレーター。
ホームのエレベーター。
時刻表と路線図。快速は通過です。
ホームの発車案内表示。この駅は行き違いができない棒線構造なので、上下共用です。
ホーム。上り線を敷くスペースは既に用意されているが、その日は来るだろうか。
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美田園 みたその
この駅前広場には、名取市の乗合バス「なとりん号」が2路線入ります。美田園下余田線は仙南交通、東部閖上循環線は桜交通が運行。
コンコース。
券売機。
改札口。
改札内のコンコースは、ドーム状の屋根が印象的。
ホーム行のエスカレーター。
ホームのエレベーター。
ホーム。ここは行き違いが可能です。
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仙台空港 せんだいくうこう
地上から駅に上がる、エスカレーター。
仙台空港ターミナルと直結する、連絡橋。右には、NHKの朝ドラ「おかえりモネ」のポスターが未だ残っていました。気仙沼が舞台の一つでした。
コンコース。
券売機。
改札口。やはり少々広めに取られています。
一般的な精算機はなくて、ICカードのチャージ機が置かれています。SATはJRのSuica仙台エリアに入り、Suicaの他、PASMOなどの全国相互利用カード、及び仙台圏のicscaが利用できます。ただしicscaは全国相互利用は行わず、icscaエリア以外で利用できるのは、Suica仙台エリアのみ。
改札内。この駅は改札とホームが同一平面上にあります。
待合室は、1番線の終端部の延長線上にあります。
モニュメント「飛翔」。
最後に、ホーム。1番線は6連対応になっているが、6連は走っているのだろうか。
駆け足になったが、SATの全駅をご覧頂きました。仙台~名取~仙台空港間はJRとSATの相互直通運転の形になるが、「仙台空港アクセス線」の愛称で統一し、区間による会社の違いは、一般の旅客には気がつかないかも知れません。
SATは決して空港アクセスオンリーではなく、イオンモールもそうだし、美田園付近では割と新しめの住宅地も広がっていました。沿線住民の日常の足としても、機能する部分は多いだろうと思います。ただそうなると、№2450でも書いた事だが、快速が日中1往復だけ走っているが中途半端で、少なくとも航空便発着時間帯、できればほぼ終日、20分間隔のパターンダイヤを完全に確立する方が、航空利用者、沿線の住民、双方にとって利便性が高まるのではないかと思いました。
またコロナ禍がぶり返して試練を迎える事となったが、何とか乗り切って、仙台近郊、そして宮城県をいろいろな面で支える重要な路線として、発展して欲しいと願います。個人的には、仙台空港からIBEXまたはFDAの航空便に乗ってみた。両社とも路線網は関東地方をスルーしているので、簡単には乗れないんですよねえ。その際にまたSATを利用できればと思うが、いつの日になるか。
当ブログでは直接のコメントは受け付けないので、何かありましたら、本体の「日本の路線バス・フォトライブラリー」上からメールを下さい。折返し返事をしたいと思います。何か質問がありましたら、やはり本体上からメールを下さい。解かる範囲でお答えをしたいと思います。質問と答えは当ブログにも掲載します。
当ブログ上からでは発表できない緊急の事態が発生した時は、本体でお知らせします。
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今日は関東の鉄道で、いくつか大きな発表がありました。
① 東急新横浜線(日吉~新横浜間)・相鉄新横浜線(新横浜~羽沢横浜国大間)が、来年2023(R5)年3月に開業する見込みとなりました。工事現場の真上の環状2号線で陥没があったから、少々遅れるのではないかと思っていたのだが。東急と相鉄が相互直通する他、東京メトロ・東京都・埼玉高速・東武も直通で乗り入れる事になるようです(西武は、共同リリースに名を連ねているが、両新横浜線には直通しない)。しかし、東急側の相直先は目黒線になるかと思っていたが、東横線も入るとなる(相鉄には入らないかも知れない)と、既に相鉄はJRも受け入れているので、ダイヤ編成は大丈夫なのかと思う。定時運行できているうちはいいが、何かアクシデントがあると、広範囲でダイヤが乱れる事になり、下手すると長時間、収拾がつかない事態になりはしないかと、懸念もあります。相鉄側も、対目黒線(21000系)・対東横線(20000系)・対JR(12000系)と、運用を共通にできない直通先が3つもあっては、いろいろな面でどう対応する事になるのか。
② 多少関連するが、東急目黒線と、直通運転するメトロ南北線・埼玉高速線・都営三田線は、今年4月上旬から順次、8連運転を開始する事になりました。まずは東急編成1編成からスタート。三田線の6500形は既に東横線で訓練運転を行っているのも見ているが、5月14日より営業運転を開始する予定になっています。メトロ9000系・埼玉高速2000系はどうするのだろう?両社とも大半は20年以上経っているので、今さら中間車を増備して増結、というのも考えにくいし、といって新系列という話は今のところ聞こえてこない。在来編成の組み換えで対応するのか。
③ 秩父鉄道は、3月12日にPASMOを導入すると発表しました。長らく「どのICにするかは検討中」としていたが、西武からの直通もあるし、順当でしょう。一方、これと同時に駅務体制が大幅に縮小し、羽生・熊谷・武川・ふかや花園・寄居・長瀞・秩父・御花畑・影森・三峰口の各駅以外は、窓口営業を終了(完全無人化)します。これまで、時間や曜日がある程度限定されていても、全ての駅で、何らかの形で駅員を配置していました。それ自体は時の流れもあろうが、駅員がいなくなるのなら、駅によっては規模が利用の実態に合っていない所が秩父鉄道でもいくつか見られるので、バリアフリー対策も兼ねて、ここでも駅の「コンパクト化」が指向されるべきではないかと思います。
《今日のニュースから》
26日 ウェットティッシュ段ボール箱 700個落下・散乱 阪神高速道路神戸線
27日 石油元売り会社に補助金 ガソリン価格抑制策 全国のGSで適用
東京は今日も1日の感染者数が16,518人と、過去最多となりました。交通の従業員の感染報告も相次いでいて、今のところは直接運行に影響している所は、私が見聞する限りではないようだけれど、西武バスは予防的措置という事か、31日より2路線で減便を行うと発表しました(平日ダイヤのみ)。他にも続く事業者・路線も出てくるかも知れない。今回のオミクロン株は、これまでのウィルスとは少々違う所もあり、案外ピークは早く訪れるのではないかという分析も、海外からは聞こえてきます。是非そうあって欲しいと思うが、ともかく我々にできるのは、基本的な感染対策の徹底、それしかない。