№2436 岳南電車 全線全駅
今月の「平成の鉄道」は、静岡県を取り上げました。
今回は静岡県の鉄道の中から、10月に旅した3日間の初日に訪れた、岳南電車の全線全10駅をご覧頂こうと思います。静岡県ではもっとも規模が小さい私鉄になるが、貨物営業が盛んだったので、その名残がそこかしこに感じられる駅がほとんどでした。全て今年(2021(R3)年)10月4日の撮影です。
吉原 よしはら
JR東海道本線との接続駅だが、駅舎は別々です。ただし、JRのホームから、連絡用の跨線橋が駅舎につながっています。
ジャトコ前 じゃとこまえ
ジャトコとは、日産自動車のグループ会社で、自動車用の変速機などを作っている企業。以前は日産前と称していたが、2005(H17)年4月1日に改称しています。
吉原本町 よしはらほんちょう
ここが、吉原の町の中心部に一番近い駅で、日中は駅員の配置があります。
本吉原 ほんよしはら
岳南電車の本社が駅前にある事は書いたが、駅の方は、駅舎と呼べるような家屋はありませんでした。ホームの上屋の形態が独特で、吉原も含め、島式ホームで行き違いができる駅は皆同じです。
岳南原田 がくなんはらだ
比奈 ひな
岳南富士岡 がくなんふじおか
ここに車両基地があります。「がくてつ電車のひろば」がオープンした事も、以前書きました。
須津 すど
ここも島式ホームで行き違いはできるのだが、駅舎はない。
神谷 かみや
岳南電車で行き違いができないのは、ジャトコ前、吉原本町、神谷の3駅。
岳南江尾 がくなんえのお
すぐ西側を、東海道新幹線の高架橋が横切っていきます。構内が広く、かつては側線が延びていて、その跡が残っているという事も、同じく以前書いています。
最後に、車内の路線図。各駅の営業内容も記されています。一日中駅員がいるのは吉原だけ。
貨物営業終了後の岳南電車は、厳しい状況は変わらないと思うし、富士山の眺望はあるが、目立った観光地はないから観光で客を呼び込む、という事もなかなか難しいけれど、それでも「夜景電車」などで活路を見出そうとしています。末永く走り続けてくれると嬉しいです。もう少し、日常の利用が増えて欲しい。
車両の手当てが、今後の課題かもしれない。現在の車両は全て元京王の中古だが(9000系は富士急経由)、老朽化もしているし、といって、特に単行で走れる電車は、現在は改造でないと入手できないので。今後の動きが注目です。
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《今日のニュースから》
19日 リニア中央新幹線 有識者会議中間報告 十分な対策で水資源影響抑制可能