
紀勢本線、となるといついらいかなあ?和歌山~御坊間は、紀州鉄道や、廃線になってしまった野上電鉄・有田鉄道の乗車で利用があったはずだが、それ以外の区間だと、たぶん昭和の終わり以来。平成時代には、乗った事がなかったはず。記録に残さない悪い癖が出ているが、ともあれ数十年ぶりの紀勢本線、一気に亀山から和歌山まで乗り通します。
(本来は和歌山市までだが、今回は未乗)
10月 5日(火)

四日市で泊ったホテルの最寄り駅、南四日市からこの日はスタート。1309Mは313系。2連だったが、この列車は車掌が乗務。

亀山到着が遅れて、伊勢市行917Dは乗り換えの時間が少なくなった。キハ25×2連。

ワンマン運転。一身田駅進入。

津を過ぎて、高茶屋で〔南紀1号〕通過待ち。コロナ禍の影響もあるだろう。去年から原則2連になってしまった。

雲出川を渡る。

多気で、新宮行329Cに乗り換え。長丁場なのに、キハ25×2連、ロングシート車。

昔ながらの集落も、時々現れるようになる。

滝原で326Dと交換。向こうもキハ25×2連のワンマン運転。
(では列車番号の「C」と「D」の違いって、何だ?)

伊勢柏崎で、〔南紀4号〕を待つ。これは3連だ。
紀伊長島までは、基本的に山道だ。

紀伊長島で28分も停車する(運転日なら〔南紀81号〕を先に通す)。

ついに海が見えた。古里海岸。

けれどやっぱり山越えの区間もある。三野瀬~船津間。

大河内川。

尾鷲駅の時刻表。今は〔南紀〕5往復と、普通列車10往復だけ。かつては東京行寝台特急もあったのに。

三木里駅。

新鹿付近。遠くに見える高架橋は紀勢自動車道路。ここまで乗ってきた限り、紀勢本線も長大ローカル線という雰囲気が否めないが、熊野市までは高規格の自動車専用道路があって、この先新宮までの延伸が具体化しつつあるから、鉄道は厳しいかもなあ、と思わざるを得なかった。

新鹿漁港。

熊野市まで来ると、地形は穏やかになってきた。神志山で〔南紀6号〕待ち合わせ。先に高茶屋で追い抜いて行った1号の折返しだ。

熊野川を渡る。これが三重県と和歌山県の県境になり、JR東海とJR西日本の境にもなります。

多気から4時間37分かかって、新宮到着。1番線には287系「パンダくろしお」(〔くろしお26号〕)が停車中、間もなく発車。

新宮駅。何十年ぶり?

駅前にはバス乗り場があり、熊野御坊南海バスのほか、三重県からも三重交通のバスが越境して乗り入れてくる(三交は別にターミナルがあるようだ)。黄色いバスが本来の、旧熊野交通のバスだが、南海バスからの移籍車も見られる。

〔くろしお〕の運転計画。コロナ禍の影響で、運休が多数発生している。新宮発着では5・30号が多客期のみの運行、他は運行が確保されているが、時刻表には記載がないが、本来京都直通の12号は新大阪止まりになっています。

串本行2334M 。和歌山の227系1000番台は初乗車です。

宇久井~那智間の「 狗子の浦」。
串本まで乗り通しても、その先の普通電車は後続と同じになるので、紀伊勝浦で途中下車しました。

紀勢本線の前身、新宮鐵道の碑。

紀伊勝浦駅にも、熊野御坊南海バスの乗り場があります。こちらは車庫然とした感じ。紀伊勝浦~新宮間はある程度便数があります。あとは那智山、新宮~本宮間が、熊野御坊南海バス本社のメインとなるか。昔は串本や、三重県になるが熊野市の方にも路線があったようだが。

勝浦港。本当は「勝浦漁港にぎわい広場」で昼飯にしたかったのに、休み!コロナ禍の影響、ではなく、単に火曜日が定休日だったというだけの事。何が何でも、というわけでもなかったが、少々残念。

16時16分発2336Mで紀伊勝浦を後にします。左は〔くろしお11号〕。一番右のホームは、今は〔南紀〕専用らしい。オフシーズン、普通の平日、コロナ禍、理由は様々あろうが、駅は全体的に、どこか寂れているかなあという印象がありました。

紀伊浦神付近の漁港。

227系1000番台の車内。やはりロングシート。今春改正より、御坊~新宮間の普通列車はこの系列に統一されています。

やはり海と山が繰り返されるが、太平洋は広々として気持ちいい。

見老津で、夕陽が海の向こうに消えていくのが、見えました。
この見老津を挟む周参見~串本間が、JR西日本区間の紀勢本線で一番本数が少なくなるわけで、この列車は帰宅の学生で賑わう場面もあったが、やはりここもローカル線そのものに近い印象がありました。車窓、特に広々した太平洋の眺めは見るものがあるが。

紀伊田辺で御坊行乗り換え。またも227系1000番台。
秋だと18時過ぎたら暗くなっちゃって、車窓に関しては見るべきものは、残念ながらない。

10月2日のダイヤ減量のお知らせが残っていました。きのくに線(紀勢本線)は、一部の列車が土休日運休になった程度で、まだ影響は小さいかも知れない。

御坊で1916M和歌山行に乗り換え。またも227系1000番台。ただしこちらは4連で、車掌が乗務していました。結局紀勢本線区間はJR東海・JR西日本とも、亀山から和歌山まで乗車した普通列車6本全てが、ロングシート車という事になりました。
前の方に立って前方を眺めてみたが、御坊~和歌山間は、ある程度高規格化がされているようでした。かつて野上電鉄が接続していた海南駅は2面4線の高架駅になり、野鉄は、駅付近に関してはもう面影がないようだ。

今日は和歌山線の橋本に泊るので、最後に和歌山線に乗車。またまた227系1000番台。
紀勢本線は和歌山~和歌山市間を残してしまっているが、またの機会です。和歌山線もまた久しぶりだが、同じくもう真っ暗。通勤客が多かったが、粉河までで大方降りていきました。
この晩は、橋本のホテルに宿泊、最終日に備えます。
当ブログでは直接のコメントは受け付けないので、何かありましたら、本体の「日本の路線バス・フォトライブラリー」上からメールを下さい。折返し返事をしたいと思います。何か質問がありましたら、やはり本体上からメールを下さい。解かる範囲でお答えをしたいと思います。質問と答えは当ブログにも掲載します。
当ブログ上からでは発表できない緊急の事態が発生した時は、本体でお知らせします。
《今日のニュースから》
17日 新幹線自動運転 JR東日本 実証実験を報道陣に公開
18日 住宅会社の民族差別資料配布 2審大阪高裁も違法と判断