№2377 息抜きだってしたいんだ 長野へ 1.久しぶりの 上田電鉄

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 先月、7月の18~19日にかけて、長野に行ってまいりました。
 この時期、神奈川県でも新型コロナウィルスの感染者が再度増加しており、この直後の22日には、神奈川県独自の「緊急事態宣言」が発出される事になりました(このあと8月になって、正式な国レベルの宣言となる)。という事なので、少々慌て気味に様々手配をして、出かける事となりました。
 でもなぜ今?と問われると、しなの鉄道で運行されている115系旧塗装復刻編成のうちの、青+クリームのいわゆる「スカ色」編成が、7月を持っていよいよ退役と聞いていたからです。同鉄道の旧塗装は2年前、2019(H31)年3月にも撮りに行って、№1988でも書いたが、あの時は、スカ色は運用が合わず、撮れていなかったのです。いつかいつかと思っているうちにコロナ禍となり、さらには同鉄道よりスカ色引退の一報があって、多少焦りを感じながら、撮影の機会をうかがっていたのでした。
 そこに神奈川県独自の緊急事態宣言の発出の予告があり、もう行かなければならないと思って、同鉄道が公表しているスカ色の運用を見ると、19日(月)は、3連が北しなの線中心の運用になっていて、何とかなりそうです。天気予報も、長野付近は晴れ、と出ていて、これはもう今しかないと、慌ただしい出立になったのでした。
 でも、スカ色撮影もあるのだけれど、やっぱりどこかで息抜きが欲しいよねえ、と思っていたのも、事実でした。今年泊りがけで出かけたのは新年早々の北海道以来で、以降ずっと、基本的には自宅近辺でおとなしく?していたので。遠くに行きたいという願望は、抑えようがない。こらえ性が、ないよねえ。

 7月18日(日)

 午前中は仕事、出発は午後になりました。「青春18きっぷ」通用開始直前でもあって、今回は往復とも、新幹線になりました。

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 東京15時04分発〔あさま617号〕で出発。〔はくたか562号〕からの折返しになります。

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 自由席の4号車(E527-222)に乗車。

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 上野を出たところで、東京駅で買っておいた駅弁をほおばる。ズバリ「とりめし」(950円)。

 それにしても、4号車は空いていた。荷物置き場が増設されているが、それでも98人着席できるのに、上野発車時点での乗客数は21人。1/5強にしかならない。時間帯もあるだろうが、コロナ禍の影響か。〔あさま〕は車内販売がなくなっていて、飲料等の自動販売機さえなく、どうも冴えない。

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 185系の姿も見える、尾久付近。遠くに、大きな積乱雲。

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 埼京線のE233系を追い抜く。

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 赤城山にも、積乱雲。あの真下は、ドバドバ雨が降っているのだろうか。

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 軽井沢を過ぎて、浅間山。

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 佐久市の農村地帯。関東平野もだったけれど、青い空と白い雲、緑の田園地帯の車窓は、惹かれるものがありました。

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 今回は、上田で下車。新幹線をここで降りるのは、確か初めて。ホームが案外狭い。

 スカ色撮影は明日のお楽しみに取っておいて…夕暮れも迫っているし…、この日は、上田電鉄の乗車に充てる事にします。上田電鉄は、一昨年の水害で千曲川の鉄橋が流されて、1年以上も不通になっていたのだが、3月に全線の運行を再開していました。
 前回上田電鉄に乗ったのはもう12年前、2009(H21)年の10月。当ブログをスタートさせた直後の№63で書きました。7200系の「まるまドリーム」が走っていた頃。

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 上田電鉄の上田駅。構造自体は当然何も変わっていないが、どこかにぎにぎしい。

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 七夕は解るのだけれど、「タツローアバター」って…。上田電鉄の沿線あたりを舞台にしたアニメ映画「サマー・ウォーズ」で、山下 達郎は主題歌「僕らの夏の夢」を歌っていました(アルバム「Ray of Hope」「OPUS」に収録)。

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 ラッピング電車の運行予定表が窓口近くに掲げられているのだが、残念ながら今日・明日は、撮影にまでは手が回らない。別所温泉までの往復のみ。

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 改札入ってすぐ右手、左は別所線・上田市への、著名人の応援メッセージ。左から三人目に大河ドラマ「真田丸」に真田 昌幸役で出演していた、草刈 正雄(左隣の迫田 孝也も出演していた)。放映期間(2016(H28)年)中には、やはり真田丸のラッピング電車も走っていたらしい。右は、今年の大河ドラマの主人公・渋沢 栄一と、東急グループの創設者、五島 慶太の企画展。

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 地元の小学生が作った、色紙による千曲川橋梁の絵画。

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 上田駅のホームには、既に17時06分発の別所温泉行が、客を待っていました。1102F・日本遺産(レイライン)ラッピング編成。
 手前のキャラクターの看板は(ちょっと見づらくなってしまったけれど)、左は「上田電鉄別所線の存続を願う魔法少女(!?)」北条 まどか、右は「鉄道むすめ」八木沢 まい。

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 車内には、別所線100周年記念のお祝いのメッセージもありました。申し訳ないが、「ハラミちゃん」って、知りませんでした。ゴメンナサイ…。

 出発のアナウンスは、北条 まどかのCVなのだそう。メロディーは、「僕らの夏の夢」のアレンジ。

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 出発してすぐ、千曲川橋梁を渡ります。

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 豪雨で損壊した部分を渡る。色調は多少違って見えるが、構造は残った部分と、全く同じだ。

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 下之郷駅に留置されている6000系。今日は、運用がなかったようだ。

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 下之郷を過ぎると、左に独鈷山と、田園地帯を見る。12年前はレンタサイクルで、ヒーヒー言いながら走った所だったっけ。

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 別所温泉到着。

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 前回来た時には、リニューアルされた直後だった、別所温泉の駅舎。美しい姿は変わっていませんでした。
 ただし、駅員がもういない…(土休日は16時で窓口が閉まる)。

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 上田電鉄では、QRコード決裁の実証実験を行っていて、読み取りの機器が置かれていました。木製の改札口とは、ミスマッチ。

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 別所温泉駅にも、千曲川橋梁の絵画がありました。

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 前回来た時には、本来の「丸窓電車」2両が側線に置かれていたが、状態がかなり悪くなっていて、「このままではまずい」と、№63では書きました。その後、5251号はさくら国際高校に譲渡、5252号車は引き続きこの地に留まり、共に大規模な補修が行われて、美しい姿がよみがえっていました。残念ながら折返し時間もなく、詳しい観察もまた、次回。

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 車内に戻って、アマビエ。残念ながら今のコロナ禍は、アマビエの力を持ってしても、終息には、あまりに遠そうだ…。

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 舞田駅の駅名標。八木沢 まい。

 こうして、上田駅に戻ってきました。
 まだ少し明るいので、電車の撮影にはならないが、千曲川の鉄橋、特に損壊して復旧したトラスを見に行こうと思います。そんなに遠くないです。上田駅温泉口から、徒歩でも10分はかからない。

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 復旧したトラス部。やはり、全く違和感なく、調和を保ったまま再建されている。上田や別所温泉の色紙の絵画でも解るのだが、上田電鉄、というより上田市にとって、別所線のトラス鉄橋は、もはや町の「ランドマーク」的な存在と言っても、もはや過言ではないのでしょう。

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 鉄橋全体を、上り上田行きを交えて撮りました。
 それにしても、本来の千曲川は、この画像では左側に水流があります。しかし、一昨年の豪雨で破壊されたトラスは、一番右側です。堤防も、右側がかなり激しく損壊した後が見て取れます。いかにあの当時、千曲川の水量がけた違いに凄まじいものだったか。…ここで見ている限りでは、想像はあまりできないのだけれど。

 上田電鉄も、今回は往復しただけで終わったが、またいつかどこかで、機会を作って、今度は撮影もやりたいと思います。運行本数が少ないので、やや大変そうではあるが。

 今日は篠ノ井に宿を取ってあるが、19時過ぎまで電車がなくなったので、駅付近を観察してみた。

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 上田駅お城口の路線バス案内図。上田バス・千曲バス・JRバス関東の乗り入れがあるものの、一部観光路線を除くとローカル線ばかり、コミュニティバス的な路線もあるが、大半は土休日運休。つまりこの日は運行がなかった路線が少なくない。
 加えて…。

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 千曲バスの佐久上田線廃止のお知らせが、乗り場のバス停に貼られていました。
 この路線も平日上田発5本・佐久発6本、土休日は運休という路線だが、この路線が廃止になると、千曲バスは上田エリアと佐久エリアで、一般の路線バスのつながりが完全になくなる事になります。上田の路線バスも、訪れるたびにやせ細っていくような…。新幹線が停車するようになってもうすぐ四半世紀、なのに、ローカルバス路線は、恩恵を受けていないようです…。

 今日はここまで。明日に備えて、今日の投宿地・篠ノ井に向かうが、19時16分発675Mは115系5連。長野方2連が、スカ色(S26・クモハ115-1076+クモハ114-1512)でした。この編成は、明日はラッシュのみ、しかも他編成との混結のようなので、撮影は難しいと思う。3連のS16に集中したい。予報通り、晴れてくれますように。

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(甲子園 高校野球大会 関係者1人 陽性確認)
 9日 地球温暖化は人間の活動が原因 国連IPCC 報告書で断定
(神奈川県 コロナ対策会議 黒岩知事「より厳しい対処方針」国に要求)
10日 国家公務員ボーナス 人事院 2年連続引き下げを勧告
(東京都内重症者 過去最多176人)