№2377 息抜きだってしたいんだ 長野へ 1.久しぶりの 上田電鉄

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 先月、7月の18~19日にかけて、長野に行ってまいりました。
 この時期、神奈川県でも新型コロナウィルスの感染者が再度増加しており、この直後の22日には、神奈川県独自の「緊急事態宣言」が発出される事になりました(このあと8月になって、正式な国レベルの宣言となる)。という事なので、少々慌て気味に様々手配をして、出かける事となりました。
 でもなぜ今?と問われると、しなの鉄道で運行されている115系旧塗装復刻編成のうちの、青+クリームのいわゆる「スカ色」編成が、7月を持っていよいよ退役と聞いていたからです。同鉄道の旧塗装は2年前、2019(H31)年3月にも撮りに行って、№1988でも書いたが、あの時は、スカ色は運用が合わず、撮れていなかったのです。いつかいつかと思っているうちにコロナ禍となり、さらには同鉄道よりスカ色引退の一報があって、多少焦りを感じながら、撮影の機会をうかがっていたのでした。
 そこに神奈川県独自の緊急事態宣言の発出の予告があり、もう行かなければならないと思って、同鉄道が公表しているスカ色の運用を見ると、19日(月)は、3連が北しなの線中心の運用になっていて、何とかなりそうです。天気予報も、長野付近は晴れ、と出ていて、これはもう今しかないと、慌ただしい出立になったのでした。
 でも、スカ色撮影もあるのだけれど、やっぱりどこかで息抜きが欲しいよねえ、と思っていたのも、事実でした。今年泊りがけで出かけたのは新年早々の北海道以来で、以降ずっと、基本的には自宅近辺でおとなしく?していたので。遠くに行きたいという願望は、抑えようがない。こらえ性が、ないよねえ。

 7月18日(日)

 午前中は仕事、出発は午後になりました。「青春18きっぷ」通用開始直前でもあって、今回は往復とも、新幹線になりました。

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 東京15時04分発〔あさま617号〕で出発。〔はくたか562号〕からの折返しになります。

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 自由席の4号車(E527-222)に乗車。

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 上野を出たところで、東京駅で買っておいた駅弁をほおばる。ズバリ「とりめし」(950円)。

 それにしても、4号車は空いていた。荷物置き場が増設されているが、それでも98人着席できるのに、上野発車時点での乗客数は21人。1/5強にしかならない。時間帯もあるだろうが、コロナ禍の影響か。〔あさま〕は車内販売がなくなっていて、飲料等の自動販売機さえなく、どうも冴えない。

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 185系の姿も見える、尾久付近。遠くに、大きな積乱雲。

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 埼京線のE233系を追い抜く。

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 赤城山にも、積乱雲。あの真下は、ドバドバ雨が降っているのだろうか。

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 軽井沢を過ぎて、浅間山。

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 佐久市の農村地帯。関東平野もだったけれど、青い空と白い雲、緑の田園地帯の車窓は、惹かれるものがありました。

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 今回は、上田で下車。新幹線をここで降りるのは、確か初めて。ホームが案外狭い。

 スカ色撮影は明日のお楽しみに取っておいて…夕暮れも迫っているし…、この日は、上田電鉄の乗車に充てる事にします。上田電鉄は、一昨年の水害で千曲川の鉄橋が流されて、1年以上も不通になっていたのだが、3月に全線の運行を再開していました。
 前回上田電鉄に乗ったのはもう12年前、2009(H21)年の10月。当ブログをスタートさせた直後の№63で書きました。7200系の「まるまドリーム」が走っていた頃。

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 上田電鉄の上田駅。構造自体は当然何も変わっていないが、どこかにぎにぎしい。

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 七夕は解るのだけれど、「タツローアバター」って…。上田電鉄の沿線あたりを舞台にしたアニメ映画「サマー・ウォーズ」で、山下 達郎は主題歌「僕らの夏の夢」を歌っていました(アルバム「Ray of Hope」「OPUS」に収録)。

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 ラッピング電車の運行予定表が窓口近くに掲げられているのだが、残念ながら今日・明日は、撮影にまでは手が回らない。別所温泉までの往復のみ。

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 改札入ってすぐ右手、左は別所線・上田市への、著名人の応援メッセージ。左から三人目に大河ドラマ「真田丸」に真田 昌幸役で出演していた、草刈 正雄(左隣の迫田 孝也も出演していた)。放映期間(2016(H28)年)中には、やはり真田丸のラッピング電車も走っていたらしい。右は、今年の大河ドラマの主人公・渋沢 栄一と、東急グループの創設者、五島 慶太の企画展。

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 地元の小学生が作った、色紙による千曲川橋梁の絵画。

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 上田駅のホームには、既に17時06分発の別所温泉行が、客を待っていました。1102F・日本遺産(レイライン)ラッピング編成。
 手前のキャラクターの看板は(ちょっと見づらくなってしまったけれど)、左は「上田電鉄別所線の存続を願う魔法少女(!?)」北条 まどか、右は「鉄道むすめ」八木沢 まい。

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 車内には、別所線100周年記念のお祝いのメッセージもありました。申し訳ないが、「ハラミちゃん」って、知りませんでした。ゴメンナサイ…。

 出発のアナウンスは、北条 まどかのCVなのだそう。メロディーは、「僕らの夏の夢」のアレンジ。

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 出発してすぐ、千曲川橋梁を渡ります。

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 豪雨で損壊した部分を渡る。色調は多少違って見えるが、構造は残った部分と、全く同じだ。

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 下之郷駅に留置されている6000系。今日は、運用がなかったようだ。

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 下之郷を過ぎると、左に独鈷山と、田園地帯を見る。12年前はレンタサイクルで、ヒーヒー言いながら走った所だったっけ。

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 別所温泉到着。

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 前回来た時には、リニューアルされた直後だった、別所温泉の駅舎。美しい姿は変わっていませんでした。
 ただし、駅員がもういない…(土休日は16時で窓口が閉まる)。

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 上田電鉄では、QRコード決裁の実証実験を行っていて、読み取りの機器が置かれていました。木製の改札口とは、ミスマッチ。

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 別所温泉駅にも、千曲川橋梁の絵画がありました。

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 前回来た時には、本来の「丸窓電車」2両が側線に置かれていたが、状態がかなり悪くなっていて、「このままではまずい」と、№63では書きました。その後、5251号はさくら国際高校に譲渡、5252号車は引き続きこの地に留まり、共に大規模な補修が行われて、美しい姿がよみがえっていました。残念ながら折返し時間もなく、詳しい観察もまた、次回。

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 車内に戻って、アマビエ。残念ながら今のコロナ禍は、アマビエの力を持ってしても、終息には、あまりに遠そうだ…。

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 舞田駅の駅名標。八木沢 まい。

 こうして、上田駅に戻ってきました。
 まだ少し明るいので、電車の撮影にはならないが、千曲川の鉄橋、特に損壊して復旧したトラスを見に行こうと思います。そんなに遠くないです。上田駅温泉口から、徒歩でも10分はかからない。

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 復旧したトラス部。やはり、全く違和感なく、調和を保ったまま再建されている。上田や別所温泉の色紙の絵画でも解るのだが、上田電鉄、というより上田市にとって、別所線のトラス鉄橋は、もはや町の「ランドマーク」的な存在と言っても、もはや過言ではないのでしょう。

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 鉄橋全体を、上り上田行きを交えて撮りました。
 それにしても、本来の千曲川は、この画像では左側に水流があります。しかし、一昨年の豪雨で破壊されたトラスは、一番右側です。堤防も、右側がかなり激しく損壊した後が見て取れます。いかにあの当時、千曲川の水量がけた違いに凄まじいものだったか。…ここで見ている限りでは、想像はあまりできないのだけれど。

 上田電鉄も、今回は往復しただけで終わったが、またいつかどこかで、機会を作って、今度は撮影もやりたいと思います。運行本数が少ないので、やや大変そうではあるが。

 今日は篠ノ井に宿を取ってあるが、19時過ぎまで電車がなくなったので、駅付近を観察してみた。

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 上田駅お城口の路線バス案内図。上田バス・千曲バス・JRバス関東の乗り入れがあるものの、一部観光路線を除くとローカル線ばかり、コミュニティバス的な路線もあるが、大半は土休日運休。つまりこの日は運行がなかった路線が少なくない。
 加えて…。

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 千曲バスの佐久上田線廃止のお知らせが、乗り場のバス停に貼られていました。
 この路線も平日上田発5本・佐久発6本、土休日は運休という路線だが、この路線が廃止になると、千曲バスは上田エリアと佐久エリアで、一般の路線バスのつながりが完全になくなる事になります。上田の路線バスも、訪れるたびにやせ細っていくような…。新幹線が停車するようになってもうすぐ四半世紀、なのに、ローカルバス路線は、恩恵を受けていないようです…。

 今日はここまで。明日に備えて、今日の投宿地・篠ノ井に向かうが、19時16分発675Mは115系5連。長野方2連が、スカ色(S26・クモハ115-1076+クモハ114-1512)でした。この編成は、明日はラッシュのみ、しかも他編成との混結のようなので、撮影は難しいと思う。3連のS16に集中したい。予報通り、晴れてくれますように。

 当ブログでは直接のコメントは受け付けないので、何かありましたら、本体の「日本の路線バス・フォトライブラリー」上からメールを下さい。折返し返事をしたいと思います。何か質問がありましたら、やはり本体上からメールを下さい。解かる範囲でお答えをしたいと思います。質問と答えは当ブログにも掲載します。
 当ブログ上からでは発表できない緊急の事態が発生した時は、本体でお知らせします。


《今日のニュースから》 カッコ内は新型コロナウィルス関連
 8日 熊本地震 犠牲者の慰霊碑 除幕式
(甲子園 高校野球大会 関係者1人 陽性確認)
 9日 地球温暖化は人間の活動が原因 国連IPCC 報告書で断定
(神奈川県 コロナ対策会議 黒岩知事「より厳しい対処方針」国に要求)
10日 国家公務員ボーナス 人事院 2年連続引き下げを勧告
(東京都内重症者 過去最多176人) 

№2376 首都圏の鉄道・バス 新型コロナウィルス感染影響まとめ Ver.69

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 ついに公然と「ロックダウン」の是非に関して発言が行われるまでに、感染禍が急激に拡大しています。いくら交通そのものがウィルス対策を施して「安全」と胸を張っても、ロックダウンになってしまっては、ひとたまりもない。交通事業者の従業員の感染者が増えているのも心配の材料で去年暮れの大江戸線のような、運行に直接の影響が出る事態にならなければ良いのだが。何より、感染者全てが一日も早く、日常の暮らしに戻れる事を願います。
 首都圏の交通の、新型コロナウィルス感染に対する、特にダイヤ面での対応、今回は、昨日6日までのリリースで確認できた事項を中心に記します。赤い文字は、この一週間の間の新規リリースです。
 対象の交通機関は、基本的に鉄道・バスとも、Suica・PASMO事業者です(それ以外も若干加えています)。特に終了予定日の記載がなければ、「当分の間」です。記載があっても、状況の変化により変更される場合があります。ウィルス対策以外の事項も若干加えています。緊急事態宣言及びまん延防止等重点措置適用の範囲の拡大により、海水浴場や行楽施設等の休業に伴って、いくつかの臨時直通バスの運行が取りやめになっています。

*** 鉄道 ***

JR東日本 〔成田エクスプレス〕は、成田空港行9~39号・成田空港発2~38・48号が運休を継続している(38号は東京始発大船行で運行)。その他の新幹線・在来線は、定期列車は通常通り運行している。
 8月7~9日・14日・15日に予定されていた「ROCK IN JAPAN FESTIVAL 2021」の開催中止のため、同日の〔ときわ35・39・41・43・46・48号〕は取りやめ。
 8月18日~9月2日、臨時〔はやぶさ〕〔とき〕〔MAXとき〕〔新宿さざなみ〕〔新宿わかしお〕を追加で運行する。臨時〔MAXとき374号〕は8月22日、新潟→東京間で運行。臨時〔はやぶさ510号〕は8月23日、新青森→大宮間で運行するが、一部の車両は荷物輸送のため、利用できない。
 関東地方ではないが、小海線〔八ヶ岳高原列車1~5号〕は、8月18~31日は運休する。

 各新幹線のグランクラス(アテンダント乗務でフルサービス提供)は、8月6日より営業を再開している(当面の間、酒類は提供しない)。〔サフィール踊り子〕のカフェテリアは当面の間、酒類は提供しない。その他の新幹線・在来線特急・首都圏の普通列車のグリーン車の車内販売は全て、再開している(当面の間、酒類の販売は行わない)。
 高崎支社では、8月7~15日の間、熊谷・本庄早稲田・高崎・上毛高原・安中榛名各駅の新幹線改札内で、旅客(子供連れが中心になる)に除菌ウェットティッシュを提供する。新潟支社では8月7~9日・13日~15日、越後湯沢・浦佐・長岡・燕三条・新潟・上越妙高各駅の新幹線改札内で、旅客に除菌ウェットティッシュを提供する。旅客が自身で持参する。

JR東海 東海道新幹線の臨時列車は、8月は合計666本の臨時列車を運行、1日平均では定期列車を含めて331本(8月6~17日は345本)を運行する。9月以降は別途通知。新幹線回数券は、一部の区間は9月30日を持って発売を終了する。首都圏絡みでは、普通車指定席用の東京(都区内)⇔新神戸(神戸市内)・姫路・岡山・新倉敷・福山・広島・博多(福岡市内)、横浜(市内)⇔新神戸(神戸市内)。
 在来線は通常通り運行。

東京メトロ 通常通り運行している。半蔵門線18000系が、本日より営業運行を開始した。

東京都営(地下鉄・都電・日暮里舎人ライナー) 地下鉄各線、日暮里・舎人ライナーは、最終列車の繰り上げを継続中。8月15日まで予定していた「羽田空港往復きっぷ」は、発売を取りやめる。

京成 一部〔スカイライナー〕は運休。一部〔スカイライナー〕の青砥停車、〔臨時ライナー〕(印旛日本医大→京成上野)の運行を継続している。その他の列車は通常通り運行している。上野動物園のパンダ「シンシン」の出産を記念したヘッドマークを、3000形1編成に掲出している(8月31日まで)。8月31日まで「京成線ワンデーパス」を発売中。大人2,000円・小児1,000円。スカイアクセスを含む全線に乗車できるが、北総線区間(京成高砂~印旛日本医大)の各駅の乗降はできない。

東武 通常通り運行している。
〔尾瀬夜行23:55〕を、10月15日までの金・土曜日に運行している。浅草を23時55分に出発、会津高原尾瀬口3時18分着。専用バスに乗り換え、尾瀬沼山峠6時10分着。北千住・新越谷・春日部からも乗車可。500系「リバティ」3連。東武トップツアーズの旅行商品「東武の尾瀬」よりプランを選んで購入する。
 8月31日までの間、ソーシャルディスタンス確保のため、特急列車において、隣の席の特急券を小児料金で購入が可能になる特例措置が導入される。下りは、平日は日光線・伊勢崎線とも浅草を16時50分以前に発車する全列車。〔アーバンパークライナー〕は浅草発を除く全列車。土休日は、日光線は浅草を11時30分以降に発車する列車、伊勢崎線は全列車。上りは平日・土休日とも、伊勢崎線・日光線全列車。同時に購入する小児特急券に対する乗車券等は不要。無人駅等一部を除く本線各駅の窓口で発売。券売機・チケットレスサービスではこの取り扱いはできない。
「SL大樹」は毎日運行を開始している。9月30日までの運行計画が発表になっている。基本的に土曜日・日曜日が4往復(9月25日は運行されない)、その他の日が2往復。なお、「SL大樹運行開始4周年祭」は、内容の一部を中止する。
 8月7日より、200型2編成に、旧1800系カラーを復刻して運行する。同日より、主要駅で記念乗車券を発売。
〔りょうもう13・16・29・30・48・51号〕は8月18日より〔リバティりょうもう〕、〔けごん21・36号〕〔きぬ105・120号〕は8月21日より土休日のみ〔リバティけごん〕〔リバティきぬ〕として運行。〔スカイツリーライナー4号〕は8月21日より、土休日のみリバティ500系で運行。
 普通回数券・時差回数券・土休日割引回数券は、9月30日を持って、発売を終了する。

西武 通常通り運行している。
 多摩川線で「サイクルトレイン」の実証実験を行っている。平日は10時(改札入場)~16時(改札出場)、土休日は8時(改札入場)~18時(改札出場)。多磨駅は利用不可。武蔵境方先頭の1号車に持ち込む。上限8台。
「52席の至福」は8月22日まで、ディナーコースは休止、ブランチコースは酒類を提供しない。
 8月29日までの土休日、西武新宿~多摩湖間で臨時急行を運行。下り西武新宿発9時12分・9時51分、上り多摩湖発16時25分・16時45分。

京王 通常通り運行している。8月29日までの土休日、新宿~高尾山口間の座席指定列車を運行。往路は〔Mt.TAKAO号〕として、新宿→高尾山口間ノンストップで2本、復路は〔京王ライナー〕として、高尾山口→新宿間3本を運行する。

小田急 通常通り運行している。〔ふじさん31・32号〕を、7~8月の土休日に運行。
「ロマンスカーミュージアム」は、当面の間は事前予約制(ロマンスカーミュージアムWEBより受付)。
「箱根フリーパス」「デジタル箱根フリーパス」及び「富士箱根パス」「箱根鎌倉パス」(共にインバウンド対象)は、10月1日より、大人向けのみ料金改定。全て400円の値上げ。
 小田急百貨店新宿店本館の、来年9月いっぱいでの閉店が発表になっている。以降は小田急ハルクの一部を改装し、小田急百貨店として営業。

東急 通常通り運行している。大井町線「Q-SEAT」サービスは、171号(大井町17時30分発)~203号(大井町20時30分発)の6本で実施。21時台以降は引き続き休止(列車自体は通常ダイヤの急行で運行)。二子玉川からの乗車も可能。「電車とバスの博物館」は、ミニ・ライブラリーは当面の間閉鎖。B棟はシェアオフィスとして営業している。

京急 通常通り運行している。8月15日まで予定していた「羽田空港往復きっぷ」は、発売を取りやめる。
「京急ミュージアム」の土休日の来館・(平日も含めた)「マイ車両工場」「鉄道シミュレーション」は、Web上での事前予約が必要。土休日の来館時間は、10時00分・12時30分・15時00分の3回のいずれかを指定する。
 京急油壺マリンパークの、9月いっぱいを持っての閉館が発表になっている。なお、いるか・あしかショーは事前の予約が必要。

相鉄 通常通り運行している。

りんかい線 通常通り運行している。

つくばエクスプレス 通常通り運行している。

関東鉄道 通常通り運行。8月21・22日に予定していた「関鉄ビール列車」の運行は取りやめ。

新京成 通常通り運行している。

北総 通常通り運行している。

東葉高速 通常通り運行している。

東京モノレール 通常通り運行。「キキ&ララモノレール」は、今月一杯の運行スケジュールを公開している。 

ゆりかもめ 新橋0時20分・0時30分発有明行を取りやめている。

多摩都市モノレール 多摩センター0時00分発上北台行・0時17分発立川北行・上北台23時55分発多摩センター行を取りやめ。多摩センター23時43分発は立川北止まりに短縮。当面の間継続する。

舞浜リゾートライン 通常通り運行している(リゾートゲートウェイ・ステーション発6時31分~23時30分)。なお、TDL・TDRは短縮営業を継続。

千葉都市モノレール 通常通り運行している。「ちばモノレール祭り」の開催及び「ちばモノレールガール」の募集は、今年も中止。

埼玉高速鉄道 通常通り運行している。
 
埼玉新都市交通 通常通り運行している。

横浜市営地下鉄 通常通り運行している。

横浜高速鉄道みなとみらい線 通常通り運行している。「GUNDAM FACTORY YOKOHAMA」ラッピングトレインを運行中。来年3月までの予定。
 
横浜シーサイドライン 通常通り運行している。
  
湘南モノレール 通常通り運行している。「コロナ終息祈願号」を運行している。5607F(黄色帯)。コロナ禍終息まで。

江ノ電 通常通り運行している。
 小田急電鉄のMaaSアプリ「EMot」で、「のりおりくん」デジタル版を実証実験で販売(9月30日まで。大人用のみ)。「江ノ電1日乗車券のりおりくんと新江ノ島水族館入場券」は、引き続き発売を休止している。

箱根登山 通常通り運行している。

伊豆箱根 駿豆線・大雄山線共に最終電車を繰り上げている。駿豆線は三島22時50分・修善寺22時22分発まで、大雄山線は現状の最終電車までは通常運転。〔踊り子〕3往復は全て、通常の運転日に運行。全車指定席で指定席料金が必要。駿豆線内のみ利用の場合、未指定券200円。
 駿豆線の「Over the Rainbow」「HAPPY PARTY TRAIN」編成は、8月19日までの運用を公表している。「Over the Rainbow」編成は、「Aqours」結成5周年記念ヘッドマークを付けて運行。駿豆線1日フリー乗車券「Aqours結成5周年記念旅助け Vol.2」(大人のみ1,300円(ヘッドマークを模したクリアバッジ込み))を終日有人駅(三島・三島広小路・大場・伊豆長岡・修善寺)及び通信販売「いずっぱこ SHOP」で発売している。利用当日のみ、三津シーパラダイスの入園が割引になる(伊豆長岡駅から伊豆箱根バス)。
 三島・修善寺両駅では、クレジットカード・電子マネー・QRコードによるキャッシュレス決済を受け付けている(駿豆線はICカードは導入していない)。

伊豆急行 通常通り運行している。「伊豆満喫フリーきっぷ」(JR伊東駅のみの発売)は、「Season2」は9月1日~1月31日(12月29日~1月3日を除く)の間発売。
〔サフィール踊り子〕〔踊り子〕の臨時列車を、8月7~15日、追加で運行する。
 JR東日本E209系の導入が発表になっている。運用は来年春からの予定。

富士急行 〔富士山ビュートレイン〕は運行(「スイーツプラン」は休止中)。〔フジサン特急〕〔富士登山電車〕は引き続き運休。
「富士急サイクルトレイン」の実証実験を、9月30日まで延長している(一部除外日がある)。大月9時13分発~14時17分発(土休日は15時50分発)、河口湖8時57分発~14時20分発。大月・都留市・谷村町・都留文科大学前・三つ峠・下吉田・月江寺・富士山・河口湖の各駅で乗降可能。大月・河口湖側の先頭車両に持ち込む。6台まで。特急とJR直通は対象外。
「BanGDream!ガールズバンドパーティ!in富士急ハイランド」ラッピング電車を、9月12日まで運行中。時刻は、富士急行公式Webに公表されている。
 茅原 実里のライブ(河口湖ステラシアター)に合わせて、今日・明日、臨時特別列車を大月→河口湖間で運行する。事前予約が必要。8000系(フジサン特急)で運行。また、コラボ電車を4往復運行する。
 来年4月1日をめどにした、鉄道部門の分社が発表になっている。準備会社「富士山麓電気鉄道株式会社」が設立されている。

小湊鐵道 水害のため、光風台~上総牛久間及び里見~上総中野間でバス(一部タクシー)の代行輸送を行っている。五井~光風台間は平日21往復・土休日15往復、上総牛久~里見間は平日・土休日共下り7本・上り8本を運行。「里山トロッコ」は運休。なお、光風台~上総牛久間は10月中旬、里見~上総中野間は今月中旬の再開の見込み。

いすみ鉄道 ダイヤは平日・土休日共通常通りだが、土休日の急行は国鉄型の運行を取りやめ、いすみ形で代走となる。レストラン列車・各イベントは休止。

銚子電鉄 夕方2往復は引き続き取りやめている。

秩父鉄道 通常通り運行。「SLパレオエクスプレス」は全車指定席となり、「秩父鉄道SL予約システム」からの事前予約を受け付ける。「秩父路遊々フリーきっぷ」「長瀞秩父おでかけきっぷ」は料金を改定している。「秩父路~」は大人1,600円・小児800円。通用日は変わらず土休日・「パレオエクスプレス運行日」・その他指定した期日。「長瀞秩父~」は大人1,000円・小児500円。9月26日までの間、この2種類のフリーきっぷの枚数に応じたプレゼントキャンペーンを実施する。「あの花」など秩父舞台のアニメ3作品をラッピングした「超平和バスターズトレイン」(7501F)を運行中。記念グッズも、主要駅などで販売。来年3月31日まで、「超平和バスターズトレインスタンプラリー」を開催。
 来年(2022(R4)年)3月より、ICカードを導入する。どのカードシステムになるかは検討中。

*** バス ***
 基本的に一般路線バスについて記載。深夜バス・深夜急行バスについては、現状からの変更の発生を確認した時点で記載する事にします。

東京都営 一部深夜バスを除き、通常通り運行。〔早81〕系統は9月16日まで、迂回運行を実施。
 PASMO・Suicaの「バス特」サービスは継続中。
 
日立自動車交通 「晴海ライナー」はオリ・パラ開催に伴い、9月30日(予定)まで一部経路を変更。有楽町駅は臨時バス停(外堀通りの平和交通高速バス乗り場)に発着する。

京成バス 一般路線は通常通り運行。〔幕22〕系統・幕張本郷駅→海浜幕張駅方向は、オリンピック・パラリンピックによる交差点の規制のため迂回運行となり、富士通・NTT・テクノガーデンは停車しない。8月8日までと、8月24日→9月6日。逆方向は通常通り。
〔海58〕系統・幕張ベイパーク線(千葉海浜交通と共同運行)は、8月15日運行を持って、当面の間休止する。

京成タウンバス 通常通り運行。

京成バスシステム 一般路線は通常通り運行。なお、8月の観光バスツアーは全て催行中止。

京成トランジットバス 一般路線は通常通り運行。

ちばフラワーバス 一般路線は通常通り運行。千葉駅発中野車庫行深夜バス2便は運休。「マイタウンライナー」は、フラワーバス担当便は全便運休(御成台車庫~東京間の担当便は、京成バスが代替運行)。成東車庫・成東駅~蓮沼ウォターガーデンの直通臨時バスは、運行を継続している(蓮沼ウォーターガーデンは、今季は「アソビュー」からの事前登録が必要)。

ちばレインボーバス 通常通り運行。

ちばシティバス 一般路線は通常通り運行。

ちばグリーンバス 一般路線は通常通り運行。「マイタウンダイレクト」は、平日は東京発夜間2便、土休日はグリーンバス担当全便が運休。下志津線の東邦大学佐倉病院正面玄関前~ユーカリが丘駅間系統は、8月9日は平日ダイヤで運行する(病院が通常診療を行うため)。

東武バス スカイツリーシャトル上野・浅草線は、当面の間30分間隔の臨時ダイヤ。「スカイツリーエンジョイパック」を発売している(スカイツリーシャトル1日乗車券+東京スカイツリー展望デッキ入場券)。川越の「小江戸名所めぐり」は、土休日の運行本数を28→14便に減便している(平日は変更なし)。日光の定期観光バスは、「日光満喫一日コース」「午後から世界遺産満喫半日コース」とも、引き続き運休。一般路線は通常通り運行。
 東武バスセントラルの、東武バスイースト吸収合併が発表になっている。10月1日予定。
 
国際興業 一般路線は通常通り運行。埼玉スタジアムサッカー輸送は行っていない。
 さいたまスーパーアリーナでのオリンピック競技(バスケットボール)の開催に伴い、〔新都01・02〕系統は8月13日までの間、迂回運行を行う。北与野入口駅バス停は利用できない。

西武バス 一般路線は通常通り運行。さいたまスーパーアリーナでのオリンピック競技(バスケットボール)の開催に伴い、〔新都11〕系統は8月13日までの間、迂回運行を行う。北与野入口駅バス停は利用できない(白鍬電建住宅方向のみ)。
 川越駅西口・本川越駅~川越水上公園間路線は、プールの営業中止により、今期の運行は取りやめ。
 深夜急行バス(池袋駅東口→小手指駅北口)は、Web上の予約限定による完全座席指定制となっている。ただし当面の間、運休を継続。
 ナビタイムジャパンと共同で、「Bluetooth Low Energy」スキャンを利用してバス車内の混雑状況をリアルタイムで案内するサービスを実施中。練馬・上石神井・滝山・新座各営業所の350台が対象。

関東バス 一般路線は通常通り運行。お台場直行バスは、再度運休中。

立川バス 一般路線は通常通り運行。

西東京バス 8月9~31日、奥多摩駅~日原鍾乳洞路線は全日全便、東日原折返しで運行。その他の一般路線は、通常通り運行している。
 京王・JR八王子駅及び秋川駅~東京サマーランド間の直通バスを増便している。今月一杯は毎日、9月は土休日に増便(便数は期間によって異なる)。
 
京王バス 一般路線は通常通り運行。

小田急バス 一般路線は通常通り運行。武蔵野市「ムーバス」は、全日特別ダイヤで運行。
 
東急バス 平日は通常の平日ダイヤ。E-Liner・深夜急行バスは引き続き運休。土曜日は、一部の系統は引き続き休日ダイヤで運行。
 ナビタイムジャパンと共同の、バス車内の混雑状況をリアルタイムで案内するサービスを行っている。東急バス公式WEB、「バスNAVI TIME」の他、世田谷通り・目黒通り・山手通りでは、バス停のデジタルサイネージにも表示される。

京浜急行バス 9月26日までの間、油壷マリンパークバス停は土休日を中心に休止し、発着各系統は手前の油壷で折り返し。その他の一般路線は、通常通り運行(〔八8〕系統・金沢八景駅~関東学院(循環)は、学校休校のため臨時ダイヤ)。
 横浜のオープントップバスは、運行を取りやめている。三浦のオープントップバスは、8月11日は運行し、18日は運休する。

KMバス 通像通り運行。

銀河鉄道 通常通り運行。8月22日まで全日、日祝日ダイヤで運行。

東京BRT:プレ運行中。東京オリ・パラ開催に伴い、9月12日までの間、晴海BRT→勝どきBRT間でルートの変更を行う(バス停の休止はない)。
 
東京ベイシティ交通 一般路線は通常通り運行。

新京成バス 一般路線は通常通り運行。

千葉交通 一般路線は通常通り運行。

千葉中央バス 一般路線は通常通り運行。

千葉内陸バス 一般路線は通常通り運行。

千葉海浜交通 一般路線は通常通り運行。メッセ中央線・ベイタウン線(イオンモール幕張新都心方面行)は、東京オリ・パラのため、9月14日まで、プレナ幕張・タウンセンター・幕張メッセ中央は通過する。
幕張ベイパーク線(京成バスと共同運行)は、8月15日運行を持って、当面の間休止する。8月16日より、ベイタウン線・マリンスタジアム線の時刻を改正する。ベイタウン線は一部減便。ベイタウン線の新検見川駅行、マリンスタジアム線の稲毛駅行は、海浜幕張駅の乗り場を⑦→⑥番に変更する。

成田空港交通 一般路線は通常通り運行。

小湊鐵道 千葉白子急行は朝3往復・夕方1往復のみの運行に減便。一般路線は、平日は一部の系統が土休日ダイヤに変更または運休。土休日は一部の系統・便が運休。大網駅~白子車庫・サンライズ九十九里線は特別ダイヤで運行。

日東交通 イオンモール木更津線は計画減便ダイヤで運行。

平和交通 稲毛駅~平和交通本社・にれの木台中央、新検見川駅~にれの木台線は臨時ダイヤで運行。

あすか交通 一般路線は通常通り運行。

東洋バス・千葉シーサイドバス 通常通り運行。シーサイドバスの花島公園平日8時25分発幕張メッセ中央行は、オリ・パラのため、9月18日まで海浜幕張駅止まりで運行されている。

関東鉄道 全線で最終バスを繰り上げている。主に22時00分より後に始発地を出発する便を取りやめ。守谷駅西口~自然博物館入口の臨時便は、自然博物館が休館となるため、8月は運行しない(自然博物館入口経由岩井バスターミナル路線定期便は通常通り運行)。
 PASMO・Suicaの「バス特」サービスは(観光・パープル・グリーン各分社を含めて)継続中。

朝日自動車 通常通り運行。太田〔営〕の路線は本日8月7日より、一部時刻を変更。

阪東自動車 通常通り運行。

茨城急行 北越谷→松伏高校線で金曜日・祝前日のみ運行の深夜便2便の運行を取りやめ。

川越観光 入西団地・マイタウン循環・東京電機大学循環の各路線は、平日23時台の便の運行を取りやめ、最終バスを繰り上げている。
 入西団地線 北坂戸駅西口発23時24分・23時55分発は運休(最終22時56分)
 マイタウン循環線 東松山駅23時03分発は運休(最終22時34分)
 東京電機大学循環線 高坂駅23時29分発(深夜バス)は運休(最終22時59分)

国際十王交通 一般路線は通常通り運行。籠原駅南口~熊谷さくら公園間直行バスは公園の催し物に合わせての運行となり、運行日はその都度告知される。

関越交通 一般路線は通常通り運行。PASMO・Suicaの「バス特」サービスは継続中(一部、ICカードの導入そのものがない路線がある)。

イーグルバス 一般路線は通常通り運行。

横浜市営 「雨の日臨時便」は運行しない。「ピアライン」は運行時間を短縮、桜木町駅発は平日8時18分~20時18分・土休日8時48分~20時26分、ハンマーヘッド発は平日9時07分~20時37分・土休日9時07分~20時45分の間運行。
 横浜スタジアムでのオリンピック競技(野球・ソフトボール)開催に伴い、32・79・101・105・106・328系統では8月9日まで、運行ルートや、始発地・終点の変更が行われる。地下鉄関内駅・開港記念会館前バス停は休止し、港町バス停は、新横浜通り上に仮移転。横浜スタジアム前バス停(元町・本牧行き方向のみ)も移転する。
「ナイトズーラシア」臨時便は運行を取りやめる。
 
横浜交通開発 通常通り運行。

川崎市営 通常通り運行。深夜バスは全便運休中。市立川崎高校直行バスは8月25日再開予定。

神奈中バス 通常通り運行。なお通学系統は、学校の休みに合わせた運休がある。
〔間01〕系統(鶴ヶ峰駅~鶴間駅)は、8月10~14日は特別ダイヤで運行。〔横04〕系統(横浜駅西口~鶴間駅・通常平日ダイヤで早朝1往復運行)は運休する。
 9月12日まで、大磯駅~大磯ロングビーチ間直行バスを運行する。伊豆箱根バスとの共同運行。8月は毎日、9月は土休日運行。今日から運行を予定してたサザンビーチちがさき海水浴場シャトルバスは、海水浴場が休業になるため、運行を取りやめ。
 8月18日より、「金額式IC定期券」を発売する(使用開始は9月1日から)。

相鉄バス 23時以降の多数の便が運休している。深夜バスは、平日の〔旭6〕系統1本(東戸塚駅→左近山団地)・〔旭11〕系統1往復(中山駅→鶴ヶ峰駅・鶴ヶ峰駅→西ひかりヶ丘)・〔旭22〕系統1本(二俣川駅→旭高校入口)のみ運行。
 8月9日より、横浜FCホームゲーム開催日に、横浜駅西口→三ツ沢総合グランド入口(ニッパツ三ツ沢競技場最寄り)間の臨時バスを運行する(逆方向は運行の予定はない)。主に横浜FCラッピングバスを運用するほか、車内では選手によるアナウンスが行われる予定。
「ナイトズーラシア」臨時便は運行を取りやめる。

臨港バス 21時30分以降の減便・最終バスの繰り上げを行っている。「すみっコぐらし」ラッピングバス(鶴見〔営〕)は、11月まで運行する。
 川崎駅→浮島バスターミナル間で、8月16日~来年2月15日までの平日、川崎市と共同の「着席バス導入実証実験」として、高速バス車両使用の定員制着席バスを運行する。川崎駅西口6時30分・7時10分・7時50分の3本。キングスカイフロント入口・浮島橋西・東芝エネルギーシステムズ浜川崎工場前・浮島町五番地・浮島町十番地・浮島バスターミナルに停車。浮島バスターミナルまで38分の予定。乗車は川崎駅(⑲番乗り場)のみ。定員49人で先着順。運賃大人340円・小児170円(IC利用可)。
「ちびっこフリーパス」は、今年は発売しない。
 
江ノ電バス 一般路線は通常通り運行。深夜バスは、戸塚駅発の飯島団地行23時18分・33分・55分、見晴橋行23時30分、京急ニュータウン行23時30分、平島行24時07分、合計6本の運行(全て平日のみ)。
「鎌倉フリー環境手形」は発売を取りやめている。
 オリンピック競技(セーリング)に伴うヨットハーバー閉鎖に伴い、〔T31〕系統(藤沢駅~湘南港桟橋)は8月31日まで、江ノ島~湘南港桟橋間が運休(〔T3〕系統として運行)。

箱根登山バス 定期観光バス「まるごと箱根号」は運行を再開している(土・日・月曜日、祝日のみ運行)。一般路線は、桃源台線(T)・箱根町線(H)・箱根旧街道線(K)・箱根新道線(R)・元箱根港~箱根湯本駅間急行・観光施設めぐりバス(S)・国府津線・芦子橋線・ダイナシティ線で減便を行なっている。
 小田原・鴨宮エリアは8月10~13日は休日ダイヤで運行されるが、芦子橋線は朝方に臨時増便、小田原~石名坂路線(通常土休日運休)は、朝方のみ一部便を運行する。西成田線は、鴨宮駅発朝夕各1便のみ運行。いこいの森・水之尾線は、朝方の一部便をめがね橋経由で運行(14日まで)。「うめまる号」と、湯河原駅→小田原駅路線は運休(湯河原・真鶴エリアは平日ダイヤ)。

伊豆箱根バス 沼津駅~三島駅路線(新道経由・旧道経由共)は黄瀬川大橋崩落のため、黄瀬川橋南(東海バス)経由のルートに迂回して運行している。特別ダイヤで運行。湯河原~箱根線は運休している。その他の路線は、特別ダイヤにおいて通常通り運行中。小田原駅~箱根園路線は、8月12~17日は往復とも全便、大涌谷は経由しない。
 9月12日まで、大磯駅~大磯ロングビーチ間直行バスを運行する。神奈中バスとの共同運行。8月は毎日、9月は土休日運行。
 沼津駅~沼津港間のEVは点検のため、8月10~13日は運行せず、一般車で代走する。「ラブライブ!サンシャイン!!」ラッピングバス3号車は定期点検のため、8月16日より当分の間、運用しない。
「温泉むすめ・箱根彩耶」デザインの「箱根旅助け」を発売中。小田原・箱根・湯河原・真鶴・熱海の特定路線と、駒ケ岳ロープウェー・十国峠ケーブルカー・芦ノ湖遊覧船で利用可能。また水陸両用バス「NINJABUS WATER SPIDER」(現在はプリンスホテルが運行)の割引もある。2日間有効。大人のみ3,000円。 

富士急モビリティ 河口湖~御殿場駅・プレミアムアウトレット路線は、一部減便。

フジエクスプレス 「ハチ公バス」神宮の杜ルートは30分間隔で運行。

富士急バス 「レッドライン」は10往復(9~17時台)、「グリーンライン」は4本、「ブルーライン」は3本運行。富士山駅~新富士駅路線は、3往復で運行。「YAMANAKAKO NO KABA」は4便運行。富士スバルライン五合目線は、平日2往復・土休日3往復で運行。
 7月21日~8月31日(富士スバルラインのマイカー規制期間)、富士山パーキング~富士山五合目間のシャトルバスを運行。
 8月21・22日、富士急ハイランドの「バンドリ!」ライブイベントに合わせて、「三島・河口湖ライナー」の臨時便を運行する。三島駅南口12時10分発河口湖駅行(途中富士急ハイランドのみ停車)・富士急ハイランド20時40分始発三島駅南口行(途中三島駅北口のみ停車)。

富士急湘南バス 一般路線は通常通り運行。9月10日まで、新松田駅~須走浅間神社~須走五合目口間のシャトルバスを運行する。平日2往復・土休日4往復。

富士急シティバス ららぽーと沼津22時15分発・22時40分発沼津駅行は運休している。「三島・河口湖ライナー」は2往復で運行中。8月21・22日、富士急ハイランドの「バンドリ!」ライブイベントに合わせて臨時便を運行する。三島駅南口12時10分発河口湖駅行(途中富士急ハイランドのみ停車)・富士急ハイランド20時40分始発三島駅南口行(途中三島駅北口のみ停車)。

富士急静岡バス 新富士駅~富士山駅路線は、3往復で運行。新富士駅・富士宮駅~富士宮口五合目間の富士山登山バスは、8月30日までは4往復、9月1~10日は2往復。水ヶ塚~富士宮口五合目間のシャトルバスも、9月10日まで運行。

山梨交通 一般路線は通常通り運行。南アルプス登山バスが11月3日までの間運行される(甲府駅~夜叉神峠登山口~広河原・市営芦安駐車場~夜叉神峠登山口~広河原・奈良田~広河原)。期間・曜日によりダイヤが異なるので注意。なお、広河原~北沢峠間の南アルプス市営バスは、今シーズンも運休。

東海バス 全エリアの大半の系統が減便。「三島エクスプレス」・定期観光バスは引き続き全便運休。下田海中水族館路線は、水族館休館日は運休。修善寺駅~八丁池口路線は、今年度は11月までの土休日及びGW期間中運行。
 一部の観光路線で、夏季期間増便を行っている。
 国道135号線の通行再開により、熱海駅~七尾原(循環)路線は、往復とも国道135号線経由で運行を再開している(市道伊豆山神社線は引き続き不通のため、往復とも経由しない)。熱海駅発6時30分~20時30分の60分間隔。熱海駅~湯河原駅路線は全区間、通常の経路での運行を再開。熱海駅~伊豆山折返しは引き続き運休。紅葉ヶ丘・ひばりが丘~伊豆山直通系統は、引き続き紅葉ヶ丘・ひばりが丘~熱海駅間のみ運行している。沼津駅~三島駅路線(新道経由・旧道経由・柿田経由共)は黄瀬川大橋崩落のため、黄瀬川橋南経由のルートに迂回して運行している。

JRバス関東 一般路線は通常通り運行。
「JR竹芝 水素シャトルバス」は、東京駅丸の内南口発は平日11時00分~18時30分の6便・土休日11時00分~21時30分の12便を運行。ポートシティ竹芝は引き続き通過。
 東京駅~ムーミンバレーパーク直行バスを、11月28日までの土休日に運行している(運行期間が延長になった。9月よりムーミンバレーパーク(メッツァ)発を15時15分に繰り上げ)。
 取手→土浦・土浦→ひたち野うしく間の深夜バスは、運行を再開している。成田・日光の定期観光バスは、運休している。

 この他、各事業者で、駅の窓口や改札口、バスの案内所等の営業体制の変更(時間短縮や、駅では駅員配置の取りやめ)などを行っている所が多数ある。また、「緊急事態宣言」及び「まん延等防止措置」適用に伴う乗車券・指定券等の取り扱いが、各事業者より発表されている。

 一応、各社のリリースなどを細かく見てきたつもり、だが、見落とし・書き漏らしも多々あろうかと思います。発見次第書き直していますが、各事業者の公式WebやSNSで、再度確認して頂ければと思います。
 今日は東京都で4,566人、神奈川県が1,893人で共に過去2番目、全国では過去最多の15,753人の感染者数、正直私には、言葉がありません。オリンピックは明日で終わるが、パラリンピックとの間の2週間、特にお盆の帰省でどうなるのか(私には元々、帰るべきふるさとはないけれど)。本当は、公共交通の積極的な利用を呼び掛けたい所なのだが、どうにも悩ましいです。誰それが悪いという議論は、私は関わりたくはありません。とにかく早く、感染者数が減少に転じて、まっとうな暮らしが一日も早く戻って来る事を強く望むが、今月一杯は、難しいかもなあ。今後、減少傾向がかなりはっきりした形で見えないと、「緊急事態宣言」「まん延防止等重点措置」は、9月にまで引きずってしまいそうに思えてなりません。

 当ブログでは直接のコメントは受け付けないので、何かありましたら、本体の「日本の路線バス・フォトライブラリー」上からメールを下さい。折返し返事をしたいと思います。何か質問がありましたら、やはり本体上からメールを下さい。解かる範囲でお答えをしたいと思います。質問と答えは当ブログにも掲載します。
 当ブログ上からでは発表できない緊急の事態が発生した時は、本体でお知らせします。


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 昨日は小田急線快速急行車内の刺傷事件があって、コロナ禍やオリンピックを差し置いた大事件として、報道されました。乗客には重傷を負われた方もいたそうだが、まずは犠牲者が出なかったのが、何よりだったと思います。
 3年前にも東海道新幹線で刺傷事件があって、あの時には犠牲者が出てしまった事もあって、オリ・パラを控えて警備体制がどうのこうの、という話にもなった。今回も小田急が新宿などに加えて、オリンピック会場に近い狛江や片瀬江ノ島を控えていた事もあって、警備は強化されていたが、それでも防げなかった、という論調になっている所もあります。が、正直日本全国全部の列車でこのような事件は起こり得るわけで、むろん警戒はキチンとやって欲しいとは思うが、今回は「通り魔」的な事件でテロとは違うので、通勤電車まで含めた全部の列車で強化というのは、さすがに無理でしょう。新幹線・特急だけ、というのも不可能だし、前にも書いた事があるが、私は23年前、スペインの高速列車AVEに乗った事はあるが、ホームで手荷物検査を受けなければならないのは旅客機みたいだったが、マネしないで欲しい、と思いました。今でもそれは、変わりません。本当は、荷物検査だの、あるいは防犯カメラ(5000形にはついている)など必要でない世界の構築こそが、最も望まれる事のはずなのだが、人の心は複雑怪奇。

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 事件そのものからは離れるが、今日の早朝、早く目が覚めてしまったので(左下の時刻で解る通り)、小田急の公式WEBを開いてみたが、情報の運行状況は、「ダイヤ乱れが収束し、サービス時間外となります」とあるだけ。その通りではあるが、都心の近くで数時間電車がまるまる止まってしまった直後であり、始発電車は大丈夫なのか?という利用者が、少なくなかったと思う。せめて「7日は朝から通常通りの運行となる見込みです」位の一文は、追加で書けなかっただろうか?事故や自然災害とは違って、長期に渡って影響を与えるような事ではなかったかもしれないが、今後見直して頂ければと思います。

 コロナ禍も大いに心配な状況が続くが、それ以前に、台風10号が関東地方に近づいています。各交通事業者からは、台風接近に伴う運行についての注意喚起の情報が出ています。今このテキストをまとめている21時30分現在では、少なくとも戸塚は台風の影響を全く感じないが、今後どうなるか。ほかの地域はどうでしょうか。10号が日本から逸れてくれても、今度は9号が九州地方を直撃しそうです。明日はオリンピック最終日、競技や閉会式への影響も心配だが、とにかく台風が直撃しても、最低限、人的な犠牲者が出ない事、それと去年7月のように、交通網を寸断するような悪影響が出ないよう、強く願います。
(叡山電鉄が、9月18日の全線の運行再開を発表しています。紅葉には間に合いそうです。あとは、コロナ…)

《今日のニュースから》 カッコ内は新型コロナウィルス関連
 5日 サッカー リオネル・メッシ バルセロナ退団発表
(米CNN ワクチン未接種理由に3人解雇 現地複数メディア報道)
 6日 日本水泳連盟 元常務理事 ストーカー規制法違反で有罪判決
(帰省・旅行自粛の協力 西村経済再生大臣 経済3団体に要請)
 7日 「まんが甲子園」オンライン決勝 宇都宮文星女子高校 初の2連覇
(「まん延防止」の琵琶湖 沿岸の駐車場 今日から全て閉鎖) 

№2375 バスマガジンvol.108 (講談社ビーシー/講談社)

「バスマガジンvol.108」、先月27日発売でした。ただ、他はどうだかわからなかったが、神奈川県下の書店は、店頭に並ぶのが少々遅かったような気がします。
 防長交通のレインボーが表紙。

おじゃまします!バス会社潜入レポート Vol.108 防長交通

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 防長交通はほとんど利用した記憶がない、というか、山口県自体、この数年、いや十数年訪問の機会がなくて、これではいかんとは思っているが、今の状況では、行くとしても来年、かなあ?
 山口県は中国JRバス、いわくにバス、船木鉄道、宇部市営バスがあるが、基本的に防長交通は県の東側全域をカバー、西側のサンデン交通とエリアを分け合う、という構図になるだろうか。
 元々近鉄の系列ではあるが、中古導入が高速・一般乗合共に近鉄バス色のままだし、タクシー会社の貸切車も、近鉄バスの貸切車に近いデザイン。もう少し独自色があっても、良いのではないか。一般路線の大型の自社導入車は近年はないようで、皆近鉄バスからの中古で賄っているのか。大型車の防長交通独自色も、見てみたい。
 旧山口市営、旧防石鉄道の復刻カラー車があるが、山口市営の1233号車が山口〔営〕ではなく、小郡駐在の在籍というのは意外。今の小郡(新山口)は、今は山口市だが、それ以前は小郡町という、独立した町だった。ただ、旧山口市営も市町境を越境して小郡駅に乗り入れていたので、間違いという事ではないが(市営バス事業廃止時に引き継いだ車両とは、若干デザインが違うようだが)。あとはやはり、一般系統・急行系統の旧塗装復刻車も出して欲しかった。緑系はかろうじて残っているが、急行系統は赤系で、一般系統が青系、だったっけ。いずれも、正面の白い逆台形が印象的でした。
 旧国鉄とはやや確執も見られたようだが、今の中国JRバスや、市営バス廃止後の山口市との関係は良好と思われる。あとは、ここでは名前が挙がらなかったが、サンデン交通との良好な関係の構築だろうか。今は、どのような関係だろうか。エリアが割とはっきり分かれているので、一般路線に関しては敵対的なものはないが、夜行高速バスの大阪線は競合になったので、引きずっていなければ良いとは思う。ICカードの導入はあり得るか。サンデンと同じnimocaか、JR西日本のICOCA、どちらかだろう。
 なお、コロナ禍のため、8月10日より福岡線が運休に入ると、リリースされています。

 防長交通そのものからは若干離れるが、防長交通が山口市営バスから引き継いだ、山口~宇部空港線は2018(H30)年に廃止になっているが、サンデン交通の下関~宇部空港線も、9月いっぱいでの廃止が予告されています。「下関~空港間のアクセスは、バスに代わるものを別途検討中」とはしているが、このままだと、県を代表する空港と、山口・下関の県内2大都市を結ぶ空港バスが、そろってなくなってしまう事になります(バスのアクセスは、宇部市営バスによる新山口行と、一般路線的な宇部中央行のみになる)。下関線の廃止は、コロナ禍による航空需要の減退もあるのだろうが、さすがにまずいのではないだろうか?

移籍バスの行方を追跡
 第5回は都営バス。中古車の流通は一時中断していたが、近年はまた活発になっているらしい。東日本大震災や、福島の豪雨災害関連の譲渡車両が目立つのが、「東京都営」らしいところだろうか。その時々の都政(特に知事)の動向によって、譲渡をする、しないの判断が左右されるところも、また都営らしいかも知れない。
 近年の都営バスはいすゞ・日野が中心になっていたので、譲渡車両もいすゞのエルガ、日野のレインボーがほとんど。一方で日産ディーゼルがない(リストにも記載がない)。それにしても毎度のことながら、良く調べてある。調査手法は、どうなっているのだろう?

帰ってきた 路線バス全方位レポート Vol.40 埼玉県 Part 2

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 前回はVol.47で掲載があり、当ブログでも取り上げました。ちなみにこの号ではイーグルバスのポンチョが表紙を飾っていて、会社自体、若干詳しく紹介されていました。
 今回は、秩父鉄道観光バスの名前がないが、熊谷市コミュニティバスからは撤退し、貸切に専念している。グライダー号・ムサシトミヨ号・さくら号を運行していたが、現在は共同バスの運行に代わっている。
 丸建自動車がコロナ禍の影響で経営が破綻した、というのは、一般のニュースになったけれど、丸建つばさ交通としての運行開始は、今年の1月16日。前号の東部でも書いたが、埼玉県は、平成の30年の間の新規事業者の参入が多かったが、出入りも激しいなという印象(神奈川県はフジエクスプレス・大新東・天台観光の参入はあったが、大きな路線の展開はない代わりに、撤退もない)。
 このエリアでは近年、朝日自動車のグループの2社、国際十王交通と川越観光自動車の健闘が目立つ気がします。どちらも画像がないが、国際十王はラグビーW杯を機に新造の大型車が、川越観光はハイブリッド車が導入されています。国際十王の伊勢崎〔営〕の路線が本庄早稲田駅にまで入ってきている所まで、触れて欲しかった。
 西武観光バスは、「あの花」のラッピングバスがあるのならば、放映10周年の今年は、何かイベントに関わったりはしないのだろうか?秩父鉄道は割と大々的にやっているようだし。西武バス「S-tory」新色は、西武観光バスにまでは波及しないのだろうか?
 大河ドラマの臨時バスについては、記載がありました(深谷観光の元都営エルガで、画像は「移籍バスの行方」の方にある)。
(東武バスセントラルは、前号に記載があったが、見落としてしまいました。でも扱いが少々小さかったよね)

鈴木 文彦が斬る!バスのいま 第34回
 ICカードを中心とした、バスのキャッシュレス決済。
 スマホアプリなどの決済は正直よく解らないのでICカードに絞ってしまうが、ICカードに関しては、同じ地域なのに互換性がないケースがあるという指摘は、その通りだと思う。例として挙げられた水戸(茨城交通「いばっぴ」と関東鉄道のPASMO)、金沢(北陸鉄道の「ICa」と西日本JRバスのPiTaPa)は、エリアが重複している部分が多いのに、互換性が全くない。「いばっぴ」と「ICa」は、JRなどの鉄道も利用できない(ICaは今の所、自社の電車にも導入されていない)。また、長崎バスの「エヌタスTカード」はTポイント(TSUTAYA・ファミリーマート等)と提携したので、長崎県営や長崎電軌が導入したnimocaのポイントサービスとは相容れないと考えたのだろうか。しかしその結果、長崎バスはnimoca等の全国共通カードは受け入れるようになったが逆は不可で、共通だった磁気式「長崎スマートカード」からは逆行する事になってしまった。
 近年のICカードは、単に旅客の利便性の向上だけでなく、導入事業者の経営戦略の一つに組み込まれるようになった事があるのだろう。JR東日本のSuicaもそう。「地域連携ICカード」も、そういう部分があるのではないだろうか(青森や秋田は自社の鉄道への導入がなく、山形も今の所は、地域の利用には向いていない)。しかし、たぶん一度導入してしまうと、数年はシステムを変えられないと思うので(その点実際にはどうかは解らないが)、導入前に各事業者間で、もっとキチンと話し合いはして欲しいと思う。
 単独ではICを導入できないだろうという事業者への支援が必要になるケースも、あるだろうと思う。上で上げた埼玉県も、その一つではないか。広島県のPASPYが、割と小規模の事業者(主にアストラムラインに接続する路線を運行)にも導入されていて、システムや収入の精算などの仕組みはどうなっているか解らないが、参考になるのではないか。
 それと、同じ事業者なのに、ICカードが導入されている路線といない路線が、かなり長期間続いている事業者もある。埼玉県では、国際十王交通は、熊谷〔営〕の路線は導入からかなり経つのに、伊勢崎〔営〕の伊勢崎~本庄路線は未だ導入の気配がない。元々は別々の会社だったからだろうか?しかし群馬県でも、朝日自動車や関越交通がPASMOを導入(関越は、自治体から委託の路線では導入していない路線もある)している上、先の「地域共通カード」が導入されると、いつまでも未導入というわけにはいかなくなるだろう。PASMO事業者でも他に数社あり、特にローカル路線が多いエリアだと導入コストが大変なのかもしれないが、「一社二制度」は、可能な限り廃して欲しいと。
 あとは、ここでは出てこなかった、買い物系ICカードの可能性はどうだろうか。三岐鉄道やくしろバスの一部路線、埼玉県では前号で取り上げられた埼玉観光が、イオンの「WAON」が導入されていたが、北海道では一昨年から、くしろバスに阿寒バス・十勝バスも加えて、一部の多区間運賃路線にも導入されているという(ただし、各事業者公式Webでは確認できなかった)。帯広や釧路は、恐らくJR北海道のKitacaや、札幌市営を中心としたSAPICAの導入は難しい(地域的なメリットがあまりなさそう)と思われるので、買い物客の誘致という点でも、注目できるかもしれない。ただ、鉄道(特にJR)の運行があまり頻繁ではない地域に限られるだろう。その点では、北海道では普及するかもしれない。

短期集中連載 キャメル号 33年の変遷

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 今年の3月15日を持って、運行が終了した、東京~鳥取・米子間の夜行高速バス〔キャメル〕(実際にはコロナ禍の影響で、既に長期間運休していて、再開できずに終わった)。京急バスでは〔ノクターン〕などと同時の廃止で、夜行高速バスブームの先頭を走っていた路線及び事業者だったから、やや衝撃的でもありました。
 車両面では、「現在の常識を真っ先に取り入れていた先進的なバス」と大きな見出しがあるが、既に阪急・西鉄の〔ムーンライト〕が先鞭をつけていたし、京急バスは〔ノクターン〕の先例があったから、その流れに沿ったものと言える。今はなくなってしまったサービスも、少なくないが。
 この路線の大きな意義としては、時には敵対関係にもあった、日ノ丸自動車と日本交通が手を組んだ、という事ではなかっただろうか?「八十年史」にも記されているそうだが、それ以前の両社は、鳥取駅前のバスターミナルも別、砂丘への路線でも競争関係にあったりしたが、〔キャメル〕で雪解けムードになり、その後の広島線〔メリーバード〕などにもつながる事になる。鳥取駅のバスターミナルも統一、砂丘への路線も共同運行になったりしたから、県内のバス事業の構図を変えた、という点でも、〔キャメル〕の功績は大きかった。ただ、「幹事会社」が日ノ丸だとは意外だった。京急だとずっと思っていたので。だから通常の運行の割合は日ノ丸:日交:京急は2:1:1だったそうで、当時のルールからすれば、日ノ丸に一番収入が入る事になったはずです。多客期の増便で調整していたのだろうか。
 今回の車両は日ノ丸と日交の両社で、日ノ丸は終始日野、日交は、当初は三菱ふそうだったが、21世紀になったあたりから、日野に代わった。京急バスに合わせた面もあったそうだが、ただし、鳥取の2社は途中からハイデッカーになり、最後までSHDだった京急バスとは、この点では異なる道を歩む事になった、と言えます。
 現在の東京~鳥取県間の夜行バスは、調べた限りでは、オリオンバスの東京駅鍛冶橋~米子・松江・出雲、WILLERのバスタ新宿~米子・松江・出雲、杉崎観光の池袋サンシャインシティ・YCAT・海老名・秦野~鳥取路線が運行されているようです(倉吉発着はないようだ)。〔キャメル〕は、これら旧ツアー組に後れを取った部分も、あったのだろうか?

終点の情景を求めて
 小湊鐵道の栗又・ごりやくの湯。序盤の日野の大型車は元横浜市営バスで、HMC東京(1枚は撮っておきたかった)を経由しての導入。養老渓谷は、普段は静かなのだろうが、紅葉シーズンはマイカーが多く、定時運転が難しいようだ。今年も、「マイカーなら」という観光客が多いのではないかと思われるし、加えて現在、小湊鐵道の鉄道線が水害の影響で一部不通になっていて、全線の再開は紅葉シーズンに間に合うか、という状況と思われる。バスは大変そうだ。本当は積極的に、公共交通の利用を推進したい所なのだが。

平成初期のバスを振り返る
 士別軌道とは、ずいぶんマイナー?な所が取り上げられました。士別~上士別間は、現在は全国版時刻表の掲載はないが、平日は2路線で10往復(一部デマンド)、土休日は1路線で4往復。前回の東京オリンピックの1964(S39)年の時点では30~60分間隔だったそう。唯一現存するモノコック車は、平日は10月15日までの川南線1往復で、デマンドなので事前予約が必要、土休日は9月14日~10月11日の朝比線1往復になるとの事。各種グッズも販売している。他は過去車両になったが、現状はどうなっているのだろうか。

 前号で「31社の一覧が欲しかった」と書いたつくばEXPOの連節バス、今号に記載がありました。地元茨城の事業者は、入っていなかったんだ。一般車によるシャトルバスに専念していたという事か。貸切専門の事業者が多く、今はなくなった事業者も少なくない。現存する事業者でも、いまはない営業所が目立つ。一般の路線バス事業者ですぐ思いつく所では、関東バスや立川バスが入っていない。この31社でつくばから一番遠いのは、常磐交通と神奈中バス、東武バス(沼田〔営〕)あたりとなるだろうか(箱根登山は、当時存在した東京観光営業所)。神奈中と京成は、後に自社路線で連節バスを運行する事になるが、なにかノウハウは生かされたのだろうか。
 ユニバースのコロナ対策の記事もあったが、とにかくいくらバスを初めとする交通のコロナ対策がしっかりしていても、そもそも「移動はやめてください」「外出は自粛してください」では、交通事業者は、いかんともしがたい…。

 次号は、長電バスと千葉県。業界のウラ話が載る、という事だろうか。

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《今日のニュースから》 カッコ内は新型コロナウィルス関連
 2日 保育園児死亡事件 福岡県・中間市 保育園に特別監査
(福岡市 高島市長記者会見 全国知事会「ロックダウン」検討要求意見に異議)
 3日 ASEAN・日中韓外相オンライン会議 茂木外相 債権国の規則順守必要性強調
(大阪府 通天閣・太陽の塔 赤色にライトアップ)
 4日 小山田 圭吾氏インタビュー雑誌 発売休止発表
(タイ 感染者2万200人・死者188人 1日では過去最多) 

 次回は土曜日に更新、首都圏交通事業者の、コロナウィルス対策について書きます。日本も同じく、のっぴきならない、事態だねえ…。今日も、関東地方は猛暑でした。ウィルスと熱中症のダブルパンチ、無理に外出しないで、涼しい場所でおとなしく過ごしていた方が、身を護るという点でいいでしょう。交通事業者には大変申し訳ない事だが…。