№2383 平成の30年 都道府県別鉄道回顧 20.長野県(1)

 平成の鉄道回顧、今回は長野県です。長野県のJR線は、新幹線を含めて大半はJR東日本が運営しているが、中央西線と飯田線(どちらも早期の災害からの復旧が望まれます)をJR東海、大糸線の南小谷以北をJR西日本が運営しています。JR3社の路線がある都道府県は、長野県が唯一です。新幹線の開業は長野県の鉄道に大きな変革をもたらし、ひいては日本全国にも、特に新幹線と在来線の関係の在り方に、重大な影響を与える事となります。

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新幹線開通・延伸 並行在来線は経営分離
ローカル私鉄 元東急5000系は淘汰


新幹線開業前夜 信越本線
 長野冬季オリンピック・パラリンピックを翌年に控えた1997(H9)年10月1日、長野新幹線・高崎~長野間が開通した。1973(S48)年に政府が決定した「全国新幹線鉄道整備法」に基づいて建設される「整備新幹線」5路線では、初の開業となった。1989(H元)年の着工から、8年での開業である。
 この時点では後の北陸新幹線の一部に留まる事から、当初は、下りは「長野行新幹線」、上りは単に新幹線と呼称するのが通例だったが、後に純粋に長野新幹線と称するようになり、金沢延伸までこの名称が使われる事になる。長野県内には軽井沢・佐久平・上田・長野の4駅が新設され、全て在来線と接続。佐久平は小海線との交差地点に設けられた駅で、小海線側にも駅が設けられ、小諸との二次アクセスの接点としている。
 高崎~軽井沢間には30‰の急勾配区間を控える事から、勾配対応の新系列E2系が導入され、列車名は在来の信越本線特急から引き継ぎ、〔あさま〕となった。東京~長野間は最速1時間23分で結ばれ、在来線時代の〔あさま〕の半分以下と、大幅な短縮が実現した。
 新幹線開業前の信越本線は、特急〔あさま〕が約30分間隔のフリークエントサービスで、首都圏と長野県北部を結んでいた。一部は長野から更に北を目指し、新潟県の妙高高原・直江津まで足を伸ばしていた。また、上野~金沢間〔白山〕が、1往復設定されていて、長野県内では〔あさま〕ネットワークの一員に組み込まれていた。既に併走する上信越自動車道の延長工事が進行しており、1996(H8)年には群馬県内から長野市の近郊にまで到達していたから、高速道路や、高速バスは〔あさま〕にとって驚異となりつつあった。このため、1990(H2)年から、一部の編成でグレードアップ改造を施した編成を導入し、高速バス等に対抗した。1993(H5)年ダイヤ改正では20往復に達し、在来線特急としてはピークに達した。
 この他、夏期には避暑地として賑わう軽井沢には、臨時特急〔そよかぜ〕が設定され、新幹線開通まで運行された。〔あさま〕と共通の189系などの他、「サロンエクスプレス東京」を使用した列車の設定も見られた。
 夜行列車は、上野~金沢間〔能登〕、上野~直江津間〔妙高〕が設定されていたが、〔妙高〕は1993(H5)年に廃止、〔能登〕は同時に客車から〔白山〕と共通運用の489系に置き換えられ、新幹線開業まで走り続けた。その後は上越線経由に変更されている。
 横川~軽井沢間の66.7‰区間の介在は、スピード面では大きなネックとなった。補機としてEF63形の連結が必須で、横川・軽井沢両駅での連結・切り離し作業の時間も必要であったため、所要時間短縮の面では、これ以上の向上は望めなかった。新幹線の開業は、急勾配克服による所要時間短縮の面でも、待望されていたのである。

並行在来線 初の第三セクター移管
 一方、新幹線の開業は、在来線の信越本線にも重大な変化をもたらした。整備新幹線と並行する在来線は、新幹線を営業するJR各社にとっては経営上の重荷となる事が予想され、基本的にはJRから分離し、第三セクター鉄道に転換する事になっていた。その第1号として、軽井沢~篠ノ井間は、長野県が全体の約3/4、その他沿線の地方自治体が出資して設立された、しなの鉄道に移管される事となった。整備新幹線計画に伴う第三セクター鉄道移管の、初のケースである。なお、篠ノ井~長野間はJR東日本の運営のまま残され、しなの鉄道の列車は、篠ノ井~長野間はJR東日本に直通する形態となった。
 移管の時点で、JR東日本から115系、及び長野~飯田線方面の快速〔みすず〕などを中心に運用されていた169系の譲渡を受け、順次自社オリジナルカラーに塗り替えて運用した。普通列車を増発したほか、上田~長野間ノンストップの快速列車を朝ラッシュ時に設定。この快速は翌1999(H11)年12月より、乗車整理料金を必要とする、〔しなのサンライナー〕に発展している。
 しかし、国鉄時代末期から普通列車の増発が行われている程の、比較的需要の多い路線であったが、特急列車がなくなった事に加え、篠ノ井~長野間がJR東日本の運営で残存した事で、十分な運賃収入を得る事ができず、当初から苦しい経営となり、2001(H13)年には債務超過に陥った。経営立て直しのため、H.I.Sから社長を迎え、全列車ワンマン運転を導入する一方、トレインアテンダントの乗務を始め、新駅も設置するなど、ハード・ソフトの両面で経営の改善を進めている。2014(H26)年には、115系改造の観光列車「ろくもん」が運行を開始した。地元の木材を多用した内装に改造され、地元産の食材を使用した料理を提供するコースが設定されている。臨時快速として運行される他、篠ノ井線姨捨に入線する事もある。
 一方、横川~軽井沢間の「碓氷峠」越え区間は継承されず、新幹線開業と同時に廃線となった。JRバス関東により代替のバス路線が設定されている。軽井沢駅構内にはEF63型が静態保存される。
 長野以北は、新幹線に接続する〔信越リレー妙高〕が設定された。〔あさま〕から転用の189系を使用、指定席の設定もあった。その後改正の毎に各列車の停車駅が増加、大半が指定席を設定したまま、通過駅がない普通列車に格下げされていき、2003(H15)年には、単なる〔妙高〕となった。この他、急行〔赤倉〕に変わる特急〔みのり〕が長野~新潟間に設定された他、新幹線開業に伴い廃止となった〔白山〕の代替となる、臨時特急〔信州〕が、長野~福井間で運行された時期もあった。しかし〔みのり〕は、2001(H13)年には早くも長野県内区間が廃止、〔信州〕は1999(H11)年のGWを最後に設定がない。民営化直後には、大阪からの特急〔スーパー雷鳥〕や、スキーシーズンには「シュプール号」の乗り入れもあった長野以北区間だが、徐々にローカル色を濃くしていく。

新幹線金沢延伸と しなの鉄道北しなの線開業
 2015(H27)年3月、新幹線が金沢に到達し、晴れて名実ともに北陸新幹線となった。ただし、駅等の案内表記には「長野経由」の文字が入れられた。長野県内の新線区間には、飯山駅が新設され、飯山線との接続駅となった。
 東京~金沢間には、速達タイプの〔かがやき〕と、主要駅停車タイプの〔はくたか〕が設定され、東京~長野間区間運転の〔あさま〕との3本立てとなった。先行してE7系が開発、〔あさま〕に導入されていて、金沢延伸後は、JR西日本のW7系と共に、〔かがやき〕〔はくたか〕に専用される他、一部の〔あさま〕にも導入。グリーン車の他、東北新幹線E5系に次いで「グランクラス」が設定された。〔かがやき〕は全車指定席である。2017(H29)年には全列車がE7(W7)系に置き換えられ、開業時からのE2系は、北陸新幹線からは撤退した。
 一方、並行在来線となった北陸本線・長野~妙高高原間は、しなの鉄道に転換され、北しなの線となった。車両は在来のしなの鉄道線と共通運用となり、直通の運用もある。JR飯山線は、しなの鉄道に直通する形態となった。この結果、信越本線は群馬・長野・新潟各県下のみで三分割される格好になり、名称が実態を表さなくなった。
 国鉄時代には急行が運行された事もある飯山線だが、現在は全列車普通列車である。同線で運用された国鉄型車両は、1997(H9)年にキハ110系に置き換えられ、同時にワンマン化が実施された。キハ110系は、秋田新幹線工事関連で運行された特急〔秋田リレー〕から転用された車両が大半であった。元々豪雪地帯である上、近年は災害にも悩まされており、平成の30年間では3度に渡り水害で、加えて2011(H23)年には長野県北部地震によって、長期間、全線または一部区間が運休となる事態に追い込まれた事もある。北陸新幹線開業後は、飯山で新幹線と接続した事で、観光客の誘致も図られている。観光列車「おいこっと」の運行も、その一環である。

中央本線特急 高速バスと熾烈な競争
 一方、長野県内のJR東日本のもう一つの動脈、中央東線は、国鉄時代末期には、中央自動車道路との激しい競争にさらされるようになり、特に相次いで開業した、新宿発着の高速バスは、飯田線直通の急行を廃止に追いやっており、特急〔あずさ〕への影響も避けられなくなっていた。対抗策として、民営化後の1987(S62)年12月には、183系「グレードアップあずさ」編成が導入されたうえ、カーブが多い線形に対応し、1993(H5)年5月、制御式振子装置を備えた新型車両E351系が速達タイプの〔あずさ〕に導入し、所要時間の短縮を狙った。翌年12月には〔スーパーあずさ〕と改称、新宿~茅野間は最速2時間03分、新宿~松本間は最速2時間30分で結ばれている。在来の〔あずさ〕と同様、一部は大糸線への直通運転を行っている。
 E351系は翌1995(H7)年に5編成が出そろったが、費用対効果の点では今一つで、2001(H13)年からの本格的な183系置き換えには、より汎用的なE257系が導入され、〔あずさ〕でデビューを果たした。12月には一部の臨時を除いて、〔あずさ〕のE257系への置き換えを完了している。
 さらに2015(H27)年、E351系の後継車両として、空気バネ式の車体傾斜装置を採用した、E353系がデビューした。約2年の試運転の後、2017(H29)年12月改正で、〔スーパーあずさ〕に導入、翌年3月の改正で、置き換えを完了。さらに在来の〔あずさ〕のE257系も置き換えて車種の統一を図る事になり、2018(H30)年12月より導入を開始、2019(H31)年3月改正で、中央東線の定期特急は〔かいじ〕〔富士回遊〕と共に、E353系への置き換えが完了した。同時に全車指定席となり、新たな着席サービスを提供している。また、停車駅の整理・見直しが行われ、〔あずさ〕の速達化が図られた。
 急行〔アルプス〕は夜行の1往復のみが残存し、〔あずさ〕と共通で183系が運用されていた。1997(H9)12月改正では、上りのみ長野始発・篠ノ井線経由に変更となったが、4年後の2001(H13)年12月改正で廃止、大糸線直通の下りも翌年には廃止となって、長野県からは定期の夜行列車が姿を消した。しばらくは臨時快速〔ムーンライトながら〕が後を継いでいたが、平成最後の改正の2019(H31)年3月以降は、設定がない。
 一方、JR東海が運営する中央西線は、日本初の振り子特急車381系が運用されていた。こちらも昭和末期には中央自動車道との競争にさらされるようになり、1988(S63)年には短編成化とパノラマグリーン車の設定、定期列車の増発が行われていた。平成初のダイヤ改正(1989(H元)年3月)改正より、定期列車13往復体制が確立している。
 1994(H6)年より、制御付き振り子車両の新特急車383系がデビュー、1996(H8)年12月改正で、全列車が383系による運行となった。名古屋~長野間は最速2時間43分で結ばれている。なお、1往復は名古屋からさらに大阪まで運行されていたが、2016(H28)年3月改正で名古屋以西が廃止になり、定期列車は名古屋~長野間に統一されている。多客臨で大糸線直通の設定も残る。
 夜行列車は、大阪~名古屋~長野間に客車急行〔ちくま〕が設定、多客期には大糸線直通の〔くろよん〕を含めた臨時急行もあった。定期〔ちくま〕は1998(H10)年3月改正より、〔しなの〕と共通運用の383系となったが、2004(H16)年3月改正で臨時列車に格下げ、2006(H18)年以降は設定がなく、廃止となった。
 JR東海が運営する県内のもう一つの路線、飯田線は、国鉄時代末期には新宿・名古屋への直通急行が全て廃止、優等列車は北部から長野へ直通する〔みすず〕など、一部の快速のみとなっていた。1992(H4)年、豊橋~飯田間に臨時急行〔伊那路〕が設定され、多客期を中心に運行されていたが、1996(H8)年改正では373系に置き換えられて定期特急列車に格上げ、1往復増発されて2往復体制となった。近年では、特に静岡県境付近に存在する、乗降が極少の「秘境駅」を訪ねる鉄道ファンが多くなっており、「秘境駅」のみに停車する臨時急行の運行も行われている。
 篠ノ井線は信越本線と中央本線、長野県の2大都市・長野と松本を結ぶ幹線的な性格も有しているが、近年は「日本三大展望」の一つと称され、三段式スイッチバックを残す姨捨駅そのものが、観光資源として注目されるようになった。クルーズ列車「四季島」受け入れのための改修が行われ、しなの鉄道「ろくもん」が乗り入れる事もある。
 大糸線は、新宿や名古屋への直通列車に加えて、北陸本線からのリゾート列車や「シュプール号」の乗り入れもあった。1998(H10)年の冬季オリンピック時には臨時列車の大幅な増発で観客を捌いたが、新幹線に長野で接続する長距離バス路線の整備などもあり、優等列車は減少傾向にある。JR西日本が運営する非電化区間の南小谷以北は、国鉄型キハ52形の最後の活躍の場所として注目されたが、2010(H22)年に引退した。
 小海線は、新幹線長野開業時に佐久平駅が開業、新幹線が経由しない小諸との間の2次アクセスの役割も担う事になった。2007(H19)年には世界初のハイブリッド鉄道車両となる、キハE200系がデビュー、3両導入された。2017(H29)年には、キハ100・110型を改造した「HIGH RAIL 1375」がデビューしている。夜間の列車では車内照明を消灯させて星空の映像を天井に投影する他、好天時には野辺山駅停車中に、星空の観察会が行われる。

苦境に立ち向かう ローカル私鉄
 長野電鉄は、かつては善光寺平で3路線を運行しており、中小私鉄としては比較的規模が大きかった。歴史的な経緯から、屋代で信越本線と接続して木島に向かう河東線が本線核でアリ、須坂から長野に接続する長野線、信州中野から湯田中に上る山之内線が支線の扱いだったが、運行本数は長野~須坂~信州中野間が多かった。平成に入って運行本数増強のため、北須坂、延徳に交換設備が増設されている。
 しかし、21世紀に入ると一転して輸送量の減少が顕著となり、2002(H10)年3月を持って信州中野~木島間、2012(H20)3月をもって屋代~須坂間(木島区間廃止直後に屋代線と改称)が廃線となった。残存区間は長野~湯田中間を長野線と称しているが、近年は運行本数の減少が著しい。新幹線開業後は観光客誘致に力を入れており、2006(H18)年には元小田急HiSE10000系を導入して「ゆけむり」、2010(H22)年には元JR東日本〔成田エクスプレス〕用E253系を導入して「スノーモンキー」として、特急列車として運行している。両系列に置き換えられた2000系は1編成のみ籍を残すが、小布施駅構内の「ながでん電車の広場」で、事実上の静態保存状態にある。
 上田交通は、平成に入る頃には、別所線1路線のみとなっていた。新幹線開業に合わせた事業として、上田駅が1998(H10)年より、高架の新ホームに移転している。経営状況は厳しく、2005(H17)年には鉄道部門が分社となり、上田電鉄となった。
 松本電気鉄道は、新島々から上高地を初めとする北アルプス方面への路線が発着する事から、夏期は大勢の登山者や観光客の利用がある。松本電鉄を中心とするアルピコグループは、21世紀に入ると多額の債務の発生が判明。2008(H20)年にアルピコホールディングスを設立。さらに2011(H23)年4月、諏訪バス・川中島自動車等の吸収合併により、アルピコ交通として、再スタートを切る事になった。鉄道線の営業案内では、松本電鉄の名称も併用されている。
 長野県内私鉄3社の共通項として、元東急5000系(初代)が主力車両となっていた事があった。東急5000系は1954(S29)年より製造された、カルダン駆動と軽量車体を持つ高性能車初期の傑作であり、東急時代はその車体の構造と塗色から、「青ガエル」の愛称で親しまれた。後に各私鉄への譲渡が始まるが、長野電鉄はその第1弾だった。後に松本電鉄・上田交通にも譲渡され、車両の近代化に大きく貢献したが、老朽化に加えて、冷房化が不可能だった事から、平成の世に入ると、各社で置き換えが始まった。
 上田交通は、同じ東急の7200系によって、ステンレス車体となった5200形共々、1993(H5)年に一斉に置き換えられた。一部の車両は東急に里帰りし、静態保存されている。7200系は後に一部が、かつての別所線で有名だった、戸袋を丸窓とした旧型車(廃車後も長らく別所温泉駅構内で展示施設として使用されていたが、現在は1両が近隣の高校に譲渡)の姿を模した「まるまドリーム」となった。車内もレトロ調に改装されていた。2016(H28)年以降は再度東急中古の1000系によって置き換えが始まり、2018(H20)年には完了している。一部は豊橋鉄道に再度移籍した。
 長野電鉄は、03系導入で追われた旧営団地下鉄3000系によって、1993(H5)~1998(H10)年にかけて全車両が置き換えられた。同時に、地方私鉄の独自の新車では異例の4ドア車だったOS形、後継のOS10系も姿を消している。その3000系も2010(H22)年より一部が元東急8500系に置き換えられているが、8500系は抑速ブレーキを持たないため、信州中野~湯田中間には入線できない。
 5000系が最後まで持ちこたえていた松本電鉄は、京王井の頭線の3000系に置き換えられ、2000(H12)年までに全廃、21世紀を見る事がなかった。3000系は、グループのバスと同様のデザインとして、共通性を持たせている。
 アルペンルートの一角を構成していた関西電力のトロリーバスは、2017(H29)年度シーズンを持って廃止となり、翌年からEVバスが代替して運行されている。

 データ編は、次回です。

 当ブログでは直接のコメントは受け付けないので、何かありましたら、本体の「日本の路線バス・フォトライブラリー」上からメールを下さい。折返し返事をしたいと思います。何か質問がありましたら、やはり本体上からメールを下さい。解かる範囲でお答えをしたいと思います。質問と答えは当ブログにも掲載します。
 当ブログ上からでは発表できない緊急の事態が発生した時は、本体でお知らせします。


 JR東海のハイブリッド特急車HC85系が本日、公開で試運転を行いました。来年度のデビューが期待されるが、一方では来月、新幹線に関わる従業員9,800人を、一時帰休させるとも発表しました(一日当たり200人)。東海道新幹線も臨時列車を中心に減便を行うとしています。とにかくコロナ禍がどうにか好転しないと、新幹線もHC85系も、ないよねえ。
 コロナ禍と言えば、京阪は28日以降、また土休日は臨時ダイヤで運行します。前回(6月)の時点の臨時ダイヤは№2351でご覧いただいたが、その時と同じ内容になります。「二度と使われる事がないように」と書いたのに。ダイヤ改正までは、このまま行ってしまいそうな気がします。

《今日のニュースから》 カッコ内は新型コロナウィルス関連
22日 「原爆小頭症」の人たちの集い オンラインで開催
(西川 貴教主催 草津市「イナズマロックフェス」 開催中止決定)
23日 全国高校女子野球大会 神戸弘陵優勝 決勝戦 初の甲子園開催
(米FDA ファイザー社製ワクチン正式承認)
24日 特定危険指定暴力団「工藤会」トップ 4人殺傷で死刑判決
(佐賀県 旧唐津市市域「まん延防止等重点措置」適用 国に要請)

 私も先週、ファイザー社製ワクチンの第一回目の接種を受けたが、承認が「あれ、今頃?」と思うかも知れない。これまではあくまで「緊急使用の許可」でした。正式承認によって、ワクチン接種をためらう人々が接種を受ける方向に進み、接種率が向上する事が、彼の地では期待されています。
 女子の高校野球の決勝戦、NHKも朝日も、(BSを含めて)TV中継がありませんでした(少なくとも関東は)。来年以降は、甲子園での決勝戦くらいは、TV中継があってもと思います。ちょっとだけ動画で見たけれど、試合前後の、あの程度の“ノリ”は、もう男子にあっても良いのではないでしょうか?
 パラリンピックが開幕したが、一方で「緊急事態宣言」が北海道・宮城・岐阜・愛知・三重・滋賀・岡山・広島の8道県に拡大される事も決まりました。今の世の中、どう考えたら、良いのやら…。とりあえずはしつこいが、我が身と自由な暮らしは、自分自身で護る、これが基本。

№2382 首都圏の鉄道・バス 新型コロナウィルス感染影響まとめ Ver.71

JR東日本 ワーケーション.jpg
 画像は、JR東日本が売り込んでいる、「ワーケーション」の動画広告(京浜東北線)です。しかし、感染者の増加に歯止めがかからない今、各道府県の知事はいらだちを隠せない様子で、神奈川県の黒岩知事などは、公然と「ロックダウン」を国に迫る発言をするようになりました。しかし「ロックダウン」では、自宅から出る事にも「制限」が加えられる事になるので、「ワーケーション」さえ成り立たない事になります。そうなったら、交通機関は、去年以上の打撃を被る事になるでしょう。それにしても、状況からして「ロックダウン」という単語が出てくる事自体は仕方がない、のかも知れないけれど、聞く限り、憲法を始めとした法規上の問題とか、補償などのおカネの話ばかりに終始し(それも大事だけれど)、どうも上も下も右も左も、「心」が感じられない。「巣ごもり」の精神的な弊害が明らかに出ているのに(DVや子供への虐待の増加など)、その辺はどう手を打つの?という話が、どこからも聞こえてこない気がします。去年も感じた事だが、命に関わる感染症がまん延する社会とは、こういうものなのだ、という事なのかも知れないけれど。
 首都圏の交通の、新型コロナウィルス感染に対する、特にダイヤ面での対応、今回は、昨日20日までのリリースで確認できた事項を中心に記します。赤い文字は、この一週間の間の新規リリースです。
 対象の交通機関は、基本的に鉄道・バスとも、Suica・PASMO事業者です(それ以外も若干加えています)。特に終了予定日の記載がなければ、「当分の間」です。記載があっても、状況の変化により変更される場合があります。ウィルス対策以外の事項も若干加えています。バスでは、運賃値上げの動きがいくつか見られるようになりました。なおコロナ禍だけでなく、豪雨による被害を受けている交通がいくつかあります。それも若干記しています。

*** 鉄道 ***

JR東日本 〔成田エクスプレス〕は、成田空港行9~39号・成田空港発2~38・48号が運休を継続している(38号は東京始発大船行で運行)。その他の新幹線・在来線は、定期列車は通常通り運行している。
 9月2日まで、臨時〔はやぶさ〕〔とき〕〔MAXとき〕〔新宿さざなみ〕〔新宿わかしお〕を追加で運行する。臨時〔MAXとき374号〕は明日8月22日、新潟→東京間で運行。臨時〔はやぶさ510号〕は8月23日、新青森→大宮間で運行するが、一部の車両は荷物輸送のため、利用できない。
 関東地方ではないが、小海線〔八ヶ岳高原列車1~5号〕は、8月31日まで運休する。
 各新幹線のグランクラス(アテンダント乗務でフルサービス提供)、〔サフィール踊り子〕のカフェテリアは当面の間、酒類は提供しない。その他の新幹線・在来線特急・首都圏の普通列車のグリーン車の車内販売は全て、再開している(当面の間、酒類の販売は行わない)。
 豪雨による被災のため、中央本線の一部区間が不通になっている。岡谷~辰野間は8月26日再開の見込み。8月23~25日は、岡谷~辰野(~伊那新町)間で代行バスを運行する。辰野~塩尻間は9月上旬再開の見込み。茅野~みどり湖~塩尻間は一部列車が運休。〔しなの〕全面運休のため、篠ノ井線で臨時快速4往復を運行。
 秋の臨時列車(10月1日~11月30日)が発表になった。在来線特急186本・快速及び「のってたのしい列車」904本、合計1,090本。

JR東海 東海道新幹線の臨時列車は、8月は合計666本の臨時列車を運行、1日平均では定期列車を含めて331本(8月6~17日は345本)を運行する。9月以降は別途通知。新幹線回数券は、一部の区間は9月30日を持って発売を終了する。首都圏絡みでは、普通車指定席用の東京(都区内)⇔新神戸(神戸市内)・姫路・岡山・新倉敷・福山・広島・博多(福岡市内)、横浜(市内)⇔新神戸(神戸市内)。
 関東地方ではないが、豪雨による被災のため、中央本線と飯田線で一部区間が不通になっている。中央本線は、上松~奈良井間は8月23日より特別ダイヤで運行を再開する。奈良井~塩尻間は再開まで10日程度、南木曽~上松間は9月中旬再開を見込み、共に8月23日より代行バスを運行する。〔しなの〕は全線再開まで全面運休。飯田線は、伊那松島~伊那新町間は8月23日より運行を再開する。大海~平岡間は状況調査中、伊那新町~辰野間は、再開まで長期間を要する見込み。8月23~25日は伊那新町~辰野(~岡谷)間、8月26日からは伊那新町~辰野間で代行バスを運行する。〔伊那路〕は大海~平岡間運行再開まで運休。
 秋の臨時列車(10月1日~11月30日)が発表になったが、指定券の発売は当面見合わせる。

東京メトロ 通常通り運行している。

東京都営(地下鉄・都電・日暮里舎人ライナー) 地下鉄各線、日暮里・舎人ライナーは、最終列車の繰り上げを継続中。

京成 一部〔スカイライナー〕は運休。一部〔スカイライナー〕の青砥停車、〔臨時ライナー〕(印旛日本医大→京成上野)の運行を継続している。その他の列車は通常通り運行している。上野動物園のパンダ「シンシン」の出産を記念したヘッドマークを、3000形1編成に掲出している(8月31日まで)。8月31日まで「京成線ワンデーパス」を発売中。大人2,000円・小児1,000円。スカイアクセスを含む全線に乗車できるが、北総線区間(京成高砂~印旛日本医大)の各駅の乗降はできない。

東武 通常通り運行している。
〔尾瀬夜行23:55〕を、10月15日までの金・土曜日に運行している。浅草を23時55分に出発、会津高原尾瀬口3時18分着。専用バスに乗り換え、尾瀬沼山峠6時10分着。北千住・新越谷・春日部からも乗車可。500系「リバティ」3連。東武トップツアーズの旅行商品「東武の尾瀬」よりプランを選んで購入する。
 8月31日までの間、ソーシャルディスタンス確保のため、特急列車において、隣の席の特急券を小児料金で購入が可能になる特例措置が導入される。下りは、平日は日光線・伊勢崎線とも浅草を16時50分以前に発車する全列車。〔アーバンパークライナー〕は浅草発を除く全列車。土休日は、日光線は浅草を11時30分以降に発車する列車、伊勢崎線は全列車。上りは平日・土休日とも、伊勢崎線・日光線全列車。同時に購入する小児特急券に対する乗車券等は不要。無人駅等一部を除く本線各駅の窓口で発売。券売機・チケットレスサービスではこの取り扱いはできない。
「SL大樹」は毎日運行を開始している。9月30日までの運行計画が発表になっている。基本的に土曜日・日曜日が4往復(9月25日は運行されない)、その他の日が2往復。なお、「SL大樹運行開始4周年祭」は、内容の一部を中止する。
「スペーシア」「リバティ」の車内販売(現在休業中)、飲料自動販売機は、8月31日を持って終了する(販売機は20日から順次終了)。〔SL大樹〕〔DL大樹〕の車内販売は継続。
 普通回数券・時差回数券・土休日割引回数券は、9月30日を持って、発売を終了する。
「東武動物公園駅西口商業施設」が9月16日にオープンする。旧杉戸工場跡地。

西武 通常通り運行している。
 多摩川線で「サイクルトレイン」の実証実験を行っている。平日は10時(改札入場)~16時(改札出場)、土休日は8時(改札入場)~18時(改札出場)。多磨駅は利用不可。武蔵境方先頭の1号車に持ち込む。上限8台。
「52席の至福」は9月12日まで、ディナーコースは休止、ブランチコースは酒類を提供しない。
 8月29日までの土休日、西武新宿~多摩湖間で臨時急行を運行。下り西武新宿発9時12分・9時51分、上り多摩湖発16時25分・16時45分。

京王 通常通り運行している。11月28日までの土休日、新宿~高尾山口間の座席指定列車を運行。往路は〔Mt.TAKAO号〕として、新宿→高尾山口間ノンストップで2本、復路は〔京王ライナー〕として、高尾山口→新宿間3本を運行する。

小田急 通常通り運行している。〔ふじさん31・32号〕を、7~8月の土休日に運行。
 EXE1編成が、人身事故により車両の修理が必要になったため、8月23~25日は〔はこね11・16・27・52号〕〔さがみ74・82号〕〔モーニングウェイ72号〕〔ホームウェイ3・89号〕で車型の変更が行われる。23日はVSE、24・25日はMSE(6連)。
「ロマンスカーミュージアム」は、当面の間は事前予約制(ロマンスカーミュージアムWEBより受付)。
「箱根フリーパス」「デジタル箱根フリーパス」及び「富士箱根パス」「箱根鎌倉パス」(共にインバウンド対象)は、10月1日より、大人向けのみ料金改定。全て400円の値上げ。
 小田急百貨店新宿店本館の、来年9月いっぱいでの閉店が発表になっている。以降は小田急ハルクの一部を改装し、小田急百貨店として営業。

東急 通常通り運行している。大井町線「Q-SEAT」サービスは、171号(大井町17時30分発)~203号(大井町20時30分発)の6本で実施。21時台以降は引き続き休止(列車自体は通常ダイヤの急行で運行)。「電車とバスの博物館」は、ミニ・ライブラリーは当面の間閉鎖。B棟はシェアオフィスとして営業している。

京急 通常通り運行している。
「京急ミュージアム」の土休日の来館・(平日も含めた)「マイ車両工場」「鉄道シミュレーション」は、Web上での事前予約が必要。土休日の来館時間は、10時00分・12時30分・15時00分の3回のいずれかを指定する。
「みさきまぐろきっぷ」「よこすか満喫きっぷ」「葉山女子旅きっぷ」は、始発~9時59分と、13時00分からの限定発売。
 京急油壺マリンパークは9月いっぱいを持って閉館するが、記念して9月18日~10月31日、「マリンパークギャラリー号」を運行する。600形(606F "KEIKYU BLUE SKY TRAIN")に、過去に運行された「マリンパーク号」のものを模したヘッドマークを、車内には公募した写真・エピソードを掲出する。写真・エピソードは8月29日まで、公式WEB特設ページで募集中。

相鉄 通常通り運行している。

りんかい線 通常通り運行している。

つくばエクスプレス 通常通り運行している。

関東鉄道 通常通り運行。

新京成 通常通り運行している。

北総 通常通り運行している。

東葉高速 通常通り運行している。

東京モノレール 通常通り運行。「キキ&ララモノレール」は、今月一杯の運行スケジュールを公開している。 

ゆりかもめ 新橋0時20分・0時30分発有明行を取りやめている。

多摩都市モノレール 多摩センター0時00分発上北台行・0時17分発立川北行・上北台23時55分発多摩センター行を取りやめ。多摩センター23時43分発は立川北止まりに短縮。当面の間継続する。

舞浜リゾートライン 通常通り運行している(リゾートゲートウェイ・ステーション発6時31分~23時30分)。なお、TDL・TDRは短縮営業を継続。

千葉都市モノレール 通常通り運行している。「ちばモノレール祭り」の開催及び「ちばモノレールガール」の募集は、今年も中止。

埼玉高速鉄道 通常通り運行している。
 
埼玉新都市交通 通常通り運行している。

横浜市営地下鉄 通常通り運行している。

横浜高速鉄道みなとみらい線 通常通り運行している。「GUNDAM FACTORY YOKOHAMA」ラッピングトレインを運行中。来年3月までの予定。
 
横浜シーサイドライン 通常通り運行している。
  
湘南モノレール 通常通り運行している。「コロナ終息祈願号」を運行している。5607F(黄色帯)。コロナ禍終息まで。

江ノ電 通常通り運行している。
 小田急電鉄のMaaSアプリ「EMot」で、「のりおりくん」デジタル版を実証実験で販売(9月30日まで。大人用のみ)。「江ノ電1日乗車券のりおりくんと新江ノ島水族館入場券」は、引き続き発売を休止している。

箱根登山 通常通り運行している。

伊豆箱根 駿豆線・大雄山線共に最終電車を繰り上げている。駿豆線は三島22時50分発・23時20分発(大場止まり)、修善寺22時52分発。大雄山線は小田原23時12分発、大雄山22時38分発。駿豆線は三島22時50分発・修善寺22時22分発まで、大雄山線は現状の最終電車までは通常運転。〔踊り子〕3往復は全て、通常の運転日に運行。全車指定席で指定席料金が必要。駿豆線内のみ利用の場合、未指定券200円。
 駿豆線の「Over the Rainbow」「HAPPY PARTY TRAIN」編成は9月20日までの運用を公表しているが、「Over the Rainbow」編成は、9月20日を持っての、ラッピング列車としての運行の終了が発表になった。「Aqours」結成5周年記念ヘッドマーク掲出は8月31日まで、9月1日からはラストラン記念のヘッドマークを掲出して運行する。駿豆線1日フリー乗車券「Aqours結成5周年記念旅助け Vol.2」(大人のみ1,300円(ヘッドマークを模したクリアバッジ込み))を終日有人駅(三島・三島広小路・大場・伊豆長岡・修善寺)及び通信販売「いずっぱこ SHOP」で発売している。利用当日のみ、三津シーパラダイスの入園が割引になる(伊豆長岡駅から伊豆箱根バス)。
 三島・修善寺両駅では、クレジットカード・電子マネー・QRコードによるキャッシュレス決済を受け付けている(駿豆線はICカードは導入していない)。

伊豆急行 通常通り運行している。「伊豆満喫フリーきっぷ」(JR伊東駅のみの発売)は、「Season2」は9月1日~1月31日(12月29日~1月3日を除く)の間発売。
 JR東日本E209系の導入が発表になっている。運用は来年春からの予定。

富士急行 〔富士山ビュートレイン〕は運行(「スイーツプラン」は休止中)。〔フジサン特急〕〔富士登山電車〕は引き続き運休。
「富士急サイクルトレイン」の実証実験を、9月30日まで延長している(一部除外日がある)。大月9時13分発~14時17分発(土休日は15時50分発)、河口湖8時57分発~14時20分発。大月・都留市・谷村町・都留文科大学前・三つ峠・下吉田・月江寺・富士山・河口湖の各駅で乗降可能。大月・河口湖側の先頭車両に持ち込む。6台まで。特急とJR直通は対象外。
「BanGDream!ガールズバンドパーティ!in富士急ハイランド」ラッピング電車を、9月12日まで運行中。時刻は、富士急行公式Webに公表されている。ライブイベントに合わせて、明日8月22日も、河口湖→大月間に臨時列車2本を運行する。河口湖20時31分発(富士急ハイランド・富士山・三つ峠・都留文科大学前・都留市停車)・21時21分発(富士急ハイランド・富士山停車)。
 来年4月1日をめどにした、鉄道部門の分社が発表になっている。準備会社「富士山麓電気鉄道株式会社」が設立されている。

小湊鐵道 水害のため、光風台~上総牛久間でバス(一部タクシー)の代行輸送を行っている。里見~上総中野間は今日8月21日に運行を再開した。同区間は3往復(土休日は+里見~養老渓谷間1往復)を運行する(代行バスも一部運行)。五井~光風台間は下り22本・上り23本を運行。光風台~上総牛久間は10月中旬の運行再開の見込み。

いすみ鉄道 ダイヤは平日・土休日共通常通りだが、土休日の急行は国鉄型の運行を取りやめ、いすみ形で代走となる。レストラン列車・各イベントは休止。

銚子電鉄 夕方2往復は引き続き取りやめている。

秩父鉄道 通常通り運行。「SLパレオエクスプレス」は全車指定席となり、「秩父鉄道SL予約システム」からの事前予約を受け付ける。「秩父路遊々フリーきっぷ」「長瀞秩父おでかけきっぷ」は料金を改定している。「秩父路~」は大人1,600円・小児800円。通用日は変わらず土休日・「パレオエクスプレス運行日」・その他指定した期日。「長瀞秩父~」は大人1,000円・小児500円。9月26日までの間、この2種類のフリーきっぷの枚数に応じたプレゼントキャンペーンを実施する。「あの花」など秩父舞台のアニメ3作品をラッピングした「超平和バスターズトレイン」(7501F)を運行中。記念グッズも、主要駅などで販売。来年3月31日まで、「超平和バスターズトレインスタンプラリー」を開催。
 来年(2022(R4)年)3月より、ICカードを導入する。どのカードシステムになるかは検討中。

*** バス ***
 基本的に一般路線バスについて記載。深夜バス・深夜急行バスについては、現状からの変更の発生を確認した時点で記載する事にします。

東京都営 一部深夜バスを除き、通常通り運行。〔早81〕系統は9月16日まで、迂回運行を実施。
 PASMO・Suicaの「バス特」サービスは継続中。
 
日立自動車交通 「晴海ライナー」はオリ・パラ開催に伴い、9月30日(予定)まで一部経路を変更。有楽町駅は臨時バス停(外堀通りの平和交通高速バス乗り場)に発着する。

京成バス 一般路線は通常通り運行。〔幕22〕系統・幕張本郷駅→海浜幕張駅方向は、パラリンピックによる交差点の規制のため迂回運行となり、富士通・NTT・テクノガーデンは停車しない。8月24日→9月6日。逆方向は通常通り。
〔海58〕系統・幕張ベイパーク線(千葉海浜交通と共同運行)は、当面の間休止。
 京成バスとグループ各社(京成バス・船橋新京成バス・松戸新京成バス・千葉交通・千葉中央バス・成田空港交通・千葉海浜交通・千葉内陸バス・東京ベイシティ交通・ちばフラワーバス・ちばレインボーバス・ちばシティバス・ちばグリーンバス・京成タウンバス・京成トランジットバス・京成バスシステム)では、「バスの日」の記念行事として、バスの正面に『地域応援バスマスク』(正面に掲げる幕)に掲出するメッセージを募集している。京成バスの公式WEB上のフォームより応募する。9月6日まで。

京成タウンバス 通常通り運行。

京成バスシステム 一般路線は通常通り運行。なお、8月の観光バスツアーは全て催行中止。

京成トランジットバス 一般路線は通常通り運行。

ちばフラワーバス 一般路線は通常通り運行。千葉駅発中野車庫行深夜バス2便は運休。千葉~幕張間〔ツインシティライナー ちばまく〕は、運休を継続している。「マイタウンライナー」は、フラワーバス担当便は全便運休(御成台車庫~東京間の担当便は、京成バスが代替運行)。
 成東車庫・成東駅~蓮沼ウォターガーデンの直通臨時バスは運行を継続しているが、土休日も、平日と同じ時刻(午前・午後各2便)に削減している(蓮沼ウォーターガーデンは、今季は「アソビュー」からの事前登録が必要)。

ちばレインボーバス 通常通り運行。

ちばシティバス 一般路線は通常通り運行。

ちばグリーンバス 一般路線は通常通り運行。「マイタウンダイレクト」は、平日は東京発夜間2便、土休日はグリーンバス担当全便が運休。

東武バス スカイツリーシャトル上野・浅草線は、当面の間30分間隔の臨時ダイヤ。「スカイツリーエンジョイパック」を発売している(スカイツリーシャトル1日乗車券+東京スカイツリー展望デッキ入場券)。川越の「小江戸名所めぐり」は、土休日の運行本数を28→14便に減便している(平日は変更なし)。日光の定期観光バスは、「日光満喫一日コース」「午後から世界遺産満喫半日コース」とも、引き続き運休。一般路線は通常通り運行。
 9月1日より、イースト・日光でダイヤ改正を実施。イーストは運行回数の変更を伴う他、〔柏13〕系統は平日のみの運行となり、土休日は取りやめ。〔北柏01〕系統は、深夜バス(現在運休中)を廃止する。日光は「秋季ダイヤ」と称し、全線で減便を行う。
 東武バスセントラルの、東武バスイースト吸収合併が発表になっている。10月1日予定。
 
国際興業 一般路線は通常通り運行。埼玉スタジアムサッカー輸送は行っていない。

西武バス 一般路線は通常通り運行。
 川越駅西口・本川越駅~川越水上公園間路線は、プールの営業中止により、今期の運行は取りやめ。
 深夜急行バス(池袋駅東口→小手指駅北口)は、Web上の予約限定による完全座席指定制となっている。ただし当面の間、運休を継続。
 ナビタイムジャパンと共同で、「Bluetooth Low Energy」スキャンを利用してバス車内の混雑状況をリアルタイムで案内するサービスを実施中。練馬・上石神井・滝山・新座各営業所の350台が対象。

関東バス 一般路線は通常通り運行。お台場直行バスは、再度運休中。

立川バス 一般路線は通常通り運行。

西東京バス 8月31日まで、奥多摩駅~日原鍾乳洞路線は全日全便、東日原折返しで運行。その他の一般路線は、通常通り運行している。
 京王・JR八王子駅及び秋川駅~東京サマーランド間の直通バスを増便している。今月一杯は毎日、9月は土休日に増便(便数は期間によって異なる)。
 
京王バス 一般路線は通常通り運行。
 多摩地域は9月6日より、一部区間の運賃見直しを行う(全区間ではない)。10~30円の値上げを実施(現金)。桜ヶ丘地区の100円運賃は、9月5日を持って終了。

小田急バス 一般路線は通常通り運行。武蔵野市「ムーバス」は、全日特別ダイヤで運行。
 
東急バス 平日は通常の平日ダイヤ。E-Liner・深夜急行バスは引き続き運休。土曜日は、一部の系統は引き続き休日ダイヤで運行。
 ナビタイムジャパンと共同の、バス車内の混雑状況をリアルタイムで案内するサービスを行っている。東急バス公式WEB、「バスNAVI TIME」の他、世田谷通り・目黒通り・山手通りでは、バス停のデジタルサイネージにも表示される。
 9月1日より、センター北駅・センター南駅~羽田空港線と、京浜急行バス運行の新横浜~羽田空港線を統合して運行する。新横浜プリンスホテル~羽田空港間の便も、一部東急バスが運行する。

京浜急行バス 9月26日までの間、油壷マリンパークバス停は土休日を中心に休止し、発着各系統は手前の油壷で折り返し。その他の一般路線は、通常通り運行(〔八8〕系統・金沢八景駅~関東学院(循環)は、学校休校のため臨時ダイヤ)。
 横浜のオープントップバスは、運行を取りやめている。
 9月1日より、センター北駅・センター南駅~羽田空港線と、新横浜~羽田空港線を統合して運行する。

KMバス 通像通り運行。

銀河鉄道 通常通り運行。

東京BRT:プレ運行中。9月12日までの間、晴海BRT→勝どきBRT間でルートの変更を行う(バス停の休止はない)。
 
東京ベイシティ交通 一般路線は通常通り運行。

新京成バス 一般路線は通常通り運行。

千葉交通 一般路線は通常通り運行。「佐倉循環バス」は運休中(8月29日までの予定)。

千葉中央バス 一般路線は通常通り運行。

千葉内陸バス 一般路線は通常通り運行。

千葉海浜交通 一般路線は通常通り運行。メッセ中央線・ベイタウン線(イオンモール幕張新都心方面行)は9月14日まで、プレナ幕張・タウンセンター・幕張メッセ中央は通過する。
 幕張ベイパーク線(京成バスと共同運行)は、当面の間休止している。

成田空港交通 一般路線は通常通り運行。

小湊鐵道 千葉白子急行は朝3往復・夕方1往復のみの運行に減便。大網駅~白子車庫・サンライズ九十九里線は特別ダイヤで運行。
 コロナ禍対策として、8月29日までの間、一部路線で計画運休・減便を行っている。千葉駅~蘇我駅~鎌取駅間は平日のみ、夜間の下り3便(1便は蘇我駅→鎌取駅)・上り2便を運休し、最終バスが繰り上がる。千葉駅~千葉県がんセンター路線は全日、午後の4往復(1往復は蘇我駅東口~千葉県がんセンター)を運休し、蘇我駅東入口~千葉県がんセンター間は最終バスが繰り上がる。喜多~神崎~辰巳団地・喜多~うるいど南~辰巳団地・喜多~神崎~喜多の各路線は全便運休。

日東交通 イオンモール木更津線は計画減便ダイヤで運行。

平和交通 稲毛駅~平和交通本社・にれの木台中央、新検見川駅~にれの木台線は臨時ダイヤで運行。

あすか交通 一般路線は通常通り運行。

東洋バス・千葉シーサイドバス 通常通り運行。シーサイドバスの花島公園平日8時25分発幕張メッセ中央行は、9月18日まで海浜幕張駅止まりで運行されている。

関東鉄道 全線で最終バスを繰り上げている。主に22時00分より後に始発地を出発する便を取りやめ。守谷駅西口~自然博物館入口の臨時便は、自然博物館が休館となるため、8月は運行しない(自然博物館入口経由岩井バスターミナル路線定期便は通常通り運行)。
 PASMO・Suicaの「バス特」サービスは(観光・パープル・グリーン各分社を含めて)継続中。

朝日自動車 通常通り運行。10月1日より、一部系統で運賃改定を行う。全区間ではないが、対象区間では最大で50円の値上げ(南越谷駅北口~花田市立図書館前)。

阪東自動車 通常通り運行。

茨城急行 北越谷→松伏高校線で金曜日・祝前日のみ運行の深夜便2便の運行を取りやめ。

川越観光 入西団地・マイタウン循環・東京電機大学循環の各路線は、平日23時台の便の運行を取りやめ、最終バスを繰り上げている。
 入西団地線 北坂戸駅西口発23時24分・23時55分発は運休(最終22時56分)
 マイタウン循環線 東松山駅23時03分発は運休(最終22時34分)
 東京電機大学循環線 高坂駅23時29分発(深夜バス)は運休(最終22時59分)

国際十王交通 一般路線は通常通り運行。籠原駅南口~熊谷さくら公園間直行バスは公園の催し物に合わせての運行となり、運行日はその都度告知される。

関越交通 一般路線は通常通り運行。PASMO・Suicaの「バス特」サービスは継続中(一部、ICカードの導入そのものがない路線がある)。

イーグルバス 一般路線は通常通り運行。

横浜市営 「雨の日臨時便」は運行しない。「ピアライン」は運行時間を短縮、桜木町駅発は平日8時18分~20時18分・土休日8時48分~20時26分、ハンマーヘッド発は平日9時07分~20時37分・土休日9時07分~20時45分の間運行。
「ナイトズーラシア」臨時便は運行を取りやめる。
 
横浜交通開発 通常通り運行。

川崎市営 通常通り運行。深夜バスは全便運休中。市立川崎高校直行バスは8月25日再開予定(今日時点では運行の有無についてのリリースはない)。
 川崎駅発着の〔川04・05・07・10・21・40〕系統、生田駅発着の〔生01・02・03〕系統、西菅団地発着の〔登14〕系統は、9月1日にダイヤ改正を実施。一部は運行本数の変更を伴う。

神奈中バス 通常通り運行。なお通学系統は、学校の休みに合わせた運休がある。
 9月12日まで、大磯駅~大磯ロングビーチ間直行バスを運行する。伊豆箱根バスとの共同運行。8月は毎日、9月は土休日運行。サザンビーチちがさき海水浴場シャトルバスは、海水浴場休業のため、運行を取りやめ。
 横浜・藤沢・津久井各営業所では8月16日、一部系統でダイヤ改正を行った。横浜〔営〕は、〔船91〕(大船駅→上郷ネオポリス)の深夜バス運行を廃止(時刻を繰り上げ、通常運賃の最終バスとして運行)。土休日深夜のみ運行していた〔船19〕系統(大船駅~清水橋~港南台駅)は廃止。この他、一部で便数の削減を伴うダイヤ変更が行われる。藤沢〔営〕は、〔戸81〕系統(戸塚バスセンター~藤沢駅北口)の深夜バスを1本削減、土休日は30分間隔に削減し、〔藤55〕系統(藤沢駅北口~北口通り経由~横浜医療センター)に建て替え。平日の藤沢駅北口発最終は区間を短縮し、〔藤56〕系統(藤沢駅北口→聖母の園)として運行。この他、一部で便数の削減を伴うダイヤ変更が行われる。津久井〔営〕は藤野駅発着系統で減便を行い、〔野11〕系統(藤野駅~やまなみ温泉)は、藤野駅発20・21時台が取りやめになり、最終が19時43分(土休日19時41分)発に繰り上がる。
 8月18日より、「金額式IC定期券」を発売している(使用開始は9月1日から)。

相鉄バス 23時以降の多数の便が運休している。深夜バスは、平日の〔旭6〕系統1本(東戸塚駅→左近山団地)・〔旭11〕系統1往復(中山駅→鶴ヶ峰駅・鶴ヶ峰駅→西ひかりヶ丘)・〔旭22〕系統1本(二俣川駅→旭高校入口)のみ運行。
 横浜FCホームゲーム開催日に、横浜駅西口→三ツ沢総合グランド入口(ニッパツ三ツ沢競技場最寄り)間の臨時バスを運行すしている(逆方向は運行の予定はない)。主に横浜FCラッピングバスを運用するほか、車内では選手によるアナウンスが行われる予定。
「ナイトズーラシア」臨時便は運行を取りやめる。

臨港バス 21時30分以降の減便・最終バスの繰り上げを行っている。「すみっコぐらし」ラッピングバス(鶴見〔営〕)は、11月まで運行する。
 川崎駅→浮島バスターミナル間で、来年2月15日までの平日、川崎市と共同の「着席バス導入実証実験」として、高速バス車両使用の定員制着席バスを運行している。川崎駅西口6時30分・7時10分・7時50分の3本。キングスカイフロント入口・浮島橋西・東芝エネルギーシステムズ浜川崎工場前・浮島町五番地・浮島町十番地・浮島バスターミナルに停車。浮島バスターミナルまで38分の予定。乗車は川崎駅(⑲番乗り場)のみ。定員49人で先着順。運賃大人340円・小児170円(IC利用可)。
「ちびっこフリーパス」は、今年は発売しない。
 
江ノ電バス 一般路線は通常通り運行。深夜バスは、戸塚駅発の飯島団地行23時18分・33分・55分、見晴橋行23時30分、京急ニュータウン行23時30分、平島行24時07分、合計6本の運行(全て平日のみ)。
「鎌倉フリー環境手形」は発売を取りやめている。
〔T31〕系統(藤沢駅~湘南港桟橋)は8月31日まで、江ノ島~湘南港桟橋間が運休(〔T3〕系統として運行)。

箱根登山バス 定期観光バス「まるごと箱根号」は運行を継続している(土・日・月曜日、祝日のみ運行)。一般路線は、桃源台線(T)・箱根町線(H)・箱根旧街道線(K)・箱根新道線(R)・元箱根港~箱根湯本駅間急行・観光施設めぐりバス(S)・国府津線・芦子橋線・ダイナシティ線で減便を行なっている。

伊豆箱根バス 沼津駅~三島駅路線(新道経由・旧道経由共)は黄瀬川大橋崩落のため、黄瀬川橋南(東海バス)経由のルートに迂回して運行している。特別ダイヤで運行。湯河原~箱根線は運休している。その他の路線は、特別ダイヤにおいて運行中。
 静岡県の緊急事態宣言発出のため、「歴バス のる~ら」は9月12日まで運休。三島市老人福祉センターが休館になるため、関連する系統は三島市老人福祉センターを経由しない。
 9月12日まで、大磯駅~大磯ロングビーチ間直行バスを運行する。神奈中バスとの共同運行。8月は毎日、9月は土休日運行。
「ラブライブ!サンシャイン!!」ラッピングバス3号車は定期点検のため、当分の間運用しない。
「温泉むすめ・箱根彩耶」デザインの「箱根旅助け」を発売中。小田原・箱根・湯河原・真鶴・熱海の特定路線と、駒ケ岳ロープウェー・十国峠ケーブルカー・芦ノ湖遊覧船で利用可能。また水陸両用バス「NINJABUS WATER SPIDER」(現在はプリンスホテルが運行)の割引もある。2日間有効。大人のみ3,000円。 

富士急モビリティ 河口湖~御殿場駅・プレミアムアウトレット路線は、一部減便。
 
フジエクスプレス 「ハチ公バス」神宮の杜ルートは30分間隔で運行。

富士急バス 「レッドライン」は10往復(9~17時台)、「グリーンライン」は4本、「ブルーライン」は3本運行。富士山駅~新富士駅路線は、3往復で運行。「YAMANAKAKO NO KABA」は4便運行。富士スバルライン五合目線は、平日2往復・土休日3往復で運行。
 7月21日~8月31日(富士スバルラインのマイカー規制期間)、富士山パーキング~富士山五合目間のシャトルバスを運行。
 明日8月22日、富士急ハイランドの「バンドリ!」ライブイベントに合わせて、「三島・河口湖ライナー」の臨時便を運行する。三島駅南口12時10分発河口湖駅行(途中富士急ハイランドのみ停車)・富士急ハイランド20時40分始発三島駅南口行(途中三島駅北口のみ停車)。

富士急湘南バス 一般路線は通常通り運行。9月10日まで、新松田駅~須走浅間神社~須走五合目口間のシャトルバスを運行する。平日2往復・土休日4往復。

富士急シティバス ららぽーと沼津22時15分発・22時40分発沼津駅行は運休している。「三島・河口湖ライナー」は2往復で運行中。明日8月22日、富士急ハイランドの「バンドリ!」ライブイベントに合わせて臨時便を運行する。三島駅南口12時10分発河口湖駅行(途中富士急ハイランドのみ停車)・富士急ハイランド20時40分始発三島駅南口行(途中三島駅北口のみ停車)。

富士急静岡バス 新富士駅~富士山駅路線は、3往復で運行。
 新富士駅・富士宮駅~富士宮口五合目間の富士山登山バスは、8月30日までは4往復、9月1~10日は2往復。なお、大雨からの復旧作業により富士山スカイラインの一部区間が通行止めとなるため、今日8月21日より迂回運行を行い、グリーンキャンプ場入口は利用不可。水ヶ塚~富士宮口五合目間のシャトルバスは通常運行(9月10日まで)。乗車券購入前に検温が必要。

山梨交通 一般路線は通常通り運行。南アルプス登山バスが11月3日までの間運行される(甲府駅~夜叉神峠登山口~広河原・市営芦安駐車場~夜叉神峠登山口~広河原・奈良田~広河原)。期間・曜日によりダイヤが異なるので注意。なお、広河原~北沢峠間の南アルプス市営バスは、今シーズンも運休。「新宿発南アルプス登山者用直行バス」は、まん延防止等重点措置発出に伴い、9月10日まで取りやめ。

東海バス 全エリアの大半の系統が減便。「三島エクスプレス」・定期観光バスは引き続き全便運休。下田海中水族館路線は、水族館休館日は運休。修善寺駅~八丁池口路線は、今年度は11月までの土休日及びGW期間中運行。
 一部の観光路線で、夏季期間増便を行っている。
 国道135号線の通行再開により、熱海駅~七尾原(循環)路線は、往復とも国道135号線経由で運行を再開している(市道伊豆山神社線は引き続き不通のため、往復とも経由しない)。熱海駅発6時30分~20時30分の60分間隔。熱海駅~湯河原駅路線は全区間、通常の経路での運行を再開。熱海駅~伊豆山折返しは引き続き運休。紅葉ヶ丘・ひばりが丘~伊豆山直通系統は、引き続き紅葉ヶ丘・ひばりが丘~熱海駅間のみ運行している。沼津駅~三島駅路線(新道経由・旧道経由・柿田経由共)は黄瀬川大橋崩落のため、黄瀬川橋南経由のルートに迂回して運行している。

JRバス関東 一般路線は通常通り運行。
「JR竹芝 水素シャトルバス」は、東京駅丸の内南口発は平日11時00分~18時30分の6便・土休日11時00分~21時30分の12便を運行。ポートシティ竹芝は引き続き通過。
 東京駅~ムーミンバレーパーク直行バスを、11月28日までの土休日に運行している。9月よりムーミンバレーパーク(メッツァ)発を15時15分に繰り上げ。
 成田・日光の定期観光バスは運休中。
 9月11日より、東京駅~秦野丹沢登山口大倉(塔ノ岳への登山口で、神奈中バス〔渋02〕系統(渋沢駅~大倉)の終点)の高速バスを運行する。毎土休日運行(3月までの運行日が発表になっている)。東京駅八重洲南口発6時30分、秦野丹沢登山口大倉発15時30分。大人片道1,800円(ネット予約1,620円、バス車内で精算する場合は2,000円)、往復3,330円(ネット予約3,000円)。

 この他、各事業者で、駅の窓口や改札口、バスの案内所等の営業体制の変更(時間短縮や、駅では駅員配置の取りやめ)などを行っている所が多数ある。また、「緊急事態宣言」及び「まん延等防止措置」適用に伴う乗車券・指定券等の取り扱いが、各事業者より発表されている。

 一応、各社のリリースなどを細かく見てきたつもり、だが、見落とし・書き漏らしも多々あろうかと思います。発見次第書き直していますが、各事業者の公式WebやSNSで、再度確認して頂ければと思います。
 今日も全国の感染者数が25,000人を超え、重症者は1,888人とまた過去最多、先行きはさらに不透明になってしまいました。今日の時点で関東地方は、一部のバス路線を除けば、少なくとも定期ダイヤへの影響はほとんど出ていません。しかし、秋のイベントシーズンが近づいているのに、既にかなりの数のイベントが取りやめになるなど、行楽という観点では影響が現れ始めているようです。感染者数の推移次第だが、少なくとも日常の「おでかけ」くらいは、少しは自由にできるような状況が、早く戻ってきて欲しいと思います。現状では、甘い幻想かな…?
 それにしてもこの8月は、コロナ禍以外もひっくるめて、日本も世界も、「カオス」だねえ…!?

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《今日のニュースから》 カッコ内は新型コロナウィルス関連
20日 米駐日大使 ラーム・エマニュエル氏指名
(酸素ステーション県内に整備 栃木県福田知事発表)
21日 「ド・ドドンパ」連続負傷事故 山梨県 富士急ハイランド立入り調査
(緊急事態宣言対象地域へのワクチン供給増前倒し検討 河野担当大臣表明)


 こんな状況下だが、明日は横浜市長選挙があります。IRとコロナ禍対策が最大の争点となるが、結果は秋の衆議院選挙にも、ダイレクトに直結する事になるのは間違いありません。私は、行きますよ。正直私の一票で市政がどうこう目立って大きく動くとは思わないが、政治にはしっかり関わりますよ、という意思表示は必要、なので。

№2381 平成の30年 都道府県別鉄道回顧 19.山梨県

 平成の鉄道回顧、今回は山梨県です。山梨県の鉄道は、1962(S37)年7月の山梨交通鉄道線廃止以降、国鉄から民営化されてJR東日本に引き継がれた中央本線(中央東線)と小海線、JR東海の運営となった身延線、それに富士急行の実質4路線となり、平成の30年間、というよりもう60年近くもの間、路線の新規開業も廃止もありません。駅の開業も富士急行の1ヶ所のみで、平成の期間では、路線網の点では、最も鉄道の変化が少なかった県の一つと言えます。いつになるか解らないが、リニア新幹線開業までは、この状況は変わらないはずです。

山梨県.jpg

中央東線特急 高速バスと熾烈な競争
積極策に転じた 富士急行鉄道線


高速バスに対抗 長距離列車は新型特急にシフト進む
 民営化により中央東線を運営する事となったJR東日本が直面したのは、中央自動車道路の影響だった。新宿~甲府間でも、高速バスが20~30分間隔のフリークエントサービスを提供しており、特急〔あずさ〕も高速バス対策が急務だった。
 民営化直後の1987(S62)年12月に183系「グレードアップあずさ」編成が導入され、翌1988(S63)年3月改正では、甲府始終着列車を増発した上で、〔かいじ〕として独立させていた。この時点では8往復の設定だった。その上で、〔かいじ〕の利用に限定した格安企画乗車券「かいじきっぷ」を設定、料金面で高速バスに対抗した。〔あずさ〕は利用出来なかったものの、往復で普通乗車券より安く利用出来る、破格の乗車券だった。2001(H13)年まで発売、その後も各種企画乗車券が発売されている。
 1993(H5)年に制御式振子装置を備えた新型車両E351系が速達タイプの〔あずさ〕に導入され、翌年12月改正より、〔スーパーあずさ〕を名乗る事となった。対長野県を意識した列車だが、新宿~甲府間は、最速1時間26分で結ばれた。
 翌1995(H7)年には2次車もデビュー、5編成が出そろったが、費用対効果の点では今一つで、2001(H13)年からの本格的な183系置き換えには、E257系が導入される事になった。側面には「武田菱」をイメージしたデザインがあしらわれ、山梨県を強く意識したデザインになっている。〔あずさ〕でデビューした翌年に〔かいじ〕にも導入、183系や189系、波動用の165系を順次置換え、12月には一部の臨時を除いて、〔あずさ〕〔かいじ〕の、E257系への置き換えを完了している。2012(H24)年改正で〔かいじ〕は12往復にまで成長し、〔スーパーあずさ〕〔あずさ〕と合わせて、新宿~甲府間では約30分間隔運転を行っている。一部は東京駅発着としている。
 中央東線は観光・行楽地を多数控えている事から、臨時列車の設定も数多く行われた。中でも1996(H8)年より設定された横浜~甲府間の〔はまかいじ〕は、横浜線初の特急として、土休日を中心に、東海道線特急〔踊り子〕と同じ185系を使用して、長期に渡り運行されていた。2往復設定されていた時期もある。
 また1993(H5)年より、臨時快速〔ホリデー快速ビューやまなし〕が運行されている。湘南ライナー用に製造された全2階建ての215系を活用し、東京~小淵沢間で土休日を中心に運行。その後も運行区間や停車駅の変更を行いつつも、現在に至るまで、行楽の足として定着した。この他、武蔵野線などへ直通する列車など、多彩な臨時列車の設定も見られた。
 平成の世になった時点では、特急型を使用した夜行急行〔アルプス〕があり、登山シーズンには165系の臨時列車も多数設定され、さらにB寝台車を連結した客車列車が運行された日もあった。また、新宿発上諏訪行の夜行普通電車が残存していた。国鉄時代末期まで運行されていた新宿~長野間列車の名残であったが、1992(H4)年3月改正で、甲府→上諏訪間が廃止。1994(H6)年3月改正では、東京~大月間の中央線快速に建て替えられる形で、廃止となった。〔アルプス〕は1997(H9)年10月改正で上りのみ長野始発となったが、2001年(H13)年12月改正で廃止、下りも翌2002(H14)年12月改正で廃止となって、山梨県から定期の夜行列車が消滅した。しばらくは臨時快速〔ムーンライト信州〕が後を継ぐ事になる。
 普通列車は、横須賀線同様のクリーム+紺色をまとった115系、通称「山スカ」が長らく使用され、富士急行への直通列車にも使用されていた。また大月までは、東京からの快速が直通、201系を運用していた。1990(H2)年からは、富士急行への直通運用も設定されている。

中央東線 特急・ローカル共世代交代完了
 2015(H27)年になり、E351系の後継車両として、E353系がデビューした。振り子式のE351系に対して、空気バネ式の車体傾斜装置を採用している。約2年の試運転の後、2017(H29)年12月改正で、〔スーパーあずさ〕に導入、翌年3月の改正で、置き換えを完了した。
 さらに〔あずさ〕〔かいじ〕のE257系も置き換えて車種の統一を図る事になり、2018(H30)年12月より導入を開始、平成最後の改正となった2019(H31)年3月改正で、中央東線の定期特急は、E353系への置き換えが完了した。同時に全車指定席となり、新たな着席サービスを提供している。また、停車駅の整理・見直しが行われ、〔あずさ〕と〔かいじ〕の役割分担がはかられた。富士急直通〔富士回遊〕も、同時に運行を開始している。E257系は東海道線〔踊り子〕への転用が予想されている。
 臨時列車についても整理が行われ、長年運行されていた横浜直通〔はまかいじ〕、シーズン中のみ運行の夜行〔ムーンライト信州〕は、設定がなくなった。〔はまかいじ〕は、185系の老朽化や、京浜東北線のホームドア整備の事情もあった。
 普通列車は、東海道線や高崎・宇都宮線から房総地域に転用されていた211系が、2013(H25)年より長野を中心に運用を開始し、2017(H29)年に115系の置き換えを完了した。2006(H18)年より進められた、中央線快速のE233系への置き換えは2010(H22)年に完了、昭和末期から山梨県にも乗り入れていた「省エネ電車」201系は、デビューから31年で、中央線から別れを告げた。E233系は2022(R4)年をめどにグリーン車を増結する事になり、各種準備工事が進められている。実現の時点で、山梨県内の普通列車の運転形態の変化も予想される。
 JR最高地点を含め、JR線では唯一標高1,000mを超える区間を走り、高原列車の愛称でも知られる小海線は、山梨県側に避暑地の清里を控えている事もあり、シーズン中には多数のユニークな臨時列車が設定される。特筆は、1988(S63)~1992(H4)年に設定されていた、新宿~小海間の臨時快速〔葉っぴーきよさと〕で、165系電車を、小淵沢(通過扱い)~小海間はDD16型牽引の客車列車として直通させていた。2017(H29)年には、キハ100・110型を改造した「HIGH RAIL 1375」がデビューしている。夜間の列車では車内照明を消灯させて星空の映像を天井に投影する他、好天時には野辺山駅停車中に、星空の観察会が行われる。
 一般の列車では、1991(H3)年よりキハ110系が導入されて国鉄時代からの急行型などを置き換えた他、2007(H19)年には世界初のハイブリッド鉄道車両となる、キハE200系がデビューした。
 JR東海が運営する身延線は、165系の急行〔富士川〕が静岡~甲府間を結んでいた。一時期は東京方面からの新幹線接続を狙い、三島発着列車が設定されていた事もある。1995(H7)年には新型特急車373系により置き換えられ、特急〔ふじかわ〕に格上げされ、同時に1往復増発して、静岡~甲府間6往復運転となった(現在は7往復)。一般列車は2006(H14)年より313系が導入されて115系やクモハ123形を置き換え、同時にワンマン化も行われている。なお、近年は異常気象に起因する水害の被害に遭う事が多くなり、2011(H23)年9月~2012(H24)年3月にかけては、一部区間長期運休の憂き目に遭った。中部横断自動車道の新清水JCT~双葉JCT間延伸工事が進められており。2020(R2)年度予定の同区間全通後は、身延線にも影響が及ぶ事が予想される。

ローカル線転じ 国際的観光輸送で賑わう富士急
 富士急行は富士山麓を中心に、富士急ハイランドを筆頭とするレジャー産業を展開する、県内屈指の大資本であるが、鉄道事業は、平成の初期までは停滞気味だった。JRから数本の普通列車の直通があり、行楽シーズンの休日には〔ホリデー快速〕の乗り入れもあったが、外は線内折り返し運転の普通列車のみであった。対東京は、自社が運行する中央自動車道経由の高速バスが主役となり、鉄道はほぼローカル輸送に徹していた。
 転機となったのは1998(H10)年7月改正で、元京王1200系クロスシート車による特急〔ふじやま〕が6往復設定された事だった。2002(H14)年には、前年にJR東日本から引退した「パノラマエクスプレスアルプス」を購入して置き換え、〔フジサン特急〕としてリニューアルしている。フジサンを擬人化したキャラクターを多数配したユニークなデザインが、人目を惹いた。
 21世紀に入ると鉄道事業は積極策に転じる。2009(H21)年には観光電車「富士登山電車」がデビュー、同時に下吉田駅も改装された。どちらも工業デザイナー・水戸岡鋭治氏の手によるものである。下吉田駅には2011(H23)年より、廃止となった九州ブルートレインに使用されていたスハネフ14形を展示し、「下吉田ブルートレインテラス」として公開されている。2016(H28)年には、特急〔成田エクスプレス〕が、新宿発着の定期列車を延長する形で直通運転を開始、土休日中心の臨時列車であるが、JR線からの有料の優等列車の直通は、国鉄時代末期に廃止になった急行〔かわぐち〕以来である。「フジサン特急」は2014(H26)年に元小田急ロマンスカーRSEの8000系、2016(H28)年に元JR東海371系の8500系に置き換えられた。8000系は「フジサン特急」の愛称とデザインを受け継ぎ、8500系は水戸岡氏の手によるデザインの「富士山ビュー特急」となった。以前は富士山南麓で特急〔あさぎり〕として行き交っていた両者が、今度は北麓の同じ鉄道路線を行き交う事になったのである。
 シーズン中の〔成田エクスプレス〕延長運転を経て、2019(H31)年3月改正で、新宿~河口湖間の定期特急〔富士回遊〕が運行を開始した。E353系3連による全車指定席特急で、新宿~大月間は〔かいじ〕に併結される。中央線直通の優等列車は、定期列車では急行〔かわぐち〕以来、33年ぶりとなった。
 近年の一連の施策は、2013(H25)年6月の富士山のユネスコ世界文化遺産の登録、前後して外国人旅客が急増している事が大きい。富士山の玄関口で富士吉田駅は世界遺産登録に先駆けて2011(H23)年に富士山駅と改称し、大幅な改装も行った。富士急では、山中湖での水陸両用バスの運行や、河口湖・西湖を周遊する路線バスの整備を行い、観光客の誘致に努めている。
 2004(H16)年11月、都留文科大学駅が開業、特急の停車駅が都留市から変更となり、都留市内の代表駅となった。平成の30年間で山梨県内に開業した、唯一の鉄道新駅である。
 リニア新幹線実験線に隣接する山梨県立リニア見学センターは、2017(H29)年9月、「どきどきリニア館」の入場者数が100万人の大台に達した。リニア中央新幹線の「山梨県」駅は、甲府駅の南東、甲府市大津町に建設される。

◆平成時代の新規開業駅 〔新線開業に伴わない単独開業駅〕
2004(H16)年11月16日
 富士急行 都留文科大学前

◆平成時代の改称駅
1991(H3)年12月14日
 東海旅客鉄道 身延線 下部温泉(←下部)
1993(H5)年4月1日
 東日本旅客鉄道 中央本線 甲斐大和(←初鹿野)
              勝山ぶどう郷(←勝山)
              春日居町(←別田)
              石和温泉(←石和)
2011(H23)年7月1日
 富士急行 富士山(←富士吉田)

19山梨県.JPG

山梨県の歴代知事
望月幸明→(1991(H3)2月17日~)天野建→(2003(H15)年2月17日~)山本栄彦→(2007(H19)年2月17日~)横内正明→(2015(H27)年2月17日~)後藤斎→(2019(H31)年2月17日~)長崎幸太郎


令和以降の山梨県の鉄道
 令和の世になった直後の〔富士回遊〕は、極めて高い利用率を誇り、2020(R2)年3月改正では、3往復に増強された。しかし、この頃から新型コロナウィルス感染禍が一気に日本列島を蝕み、渡航制限の強化により、インバウンドの利用がほぼ消滅してしまった。〔富士回遊〕は定期3往復運行を維持し続けているが、富士急行線内の特急はほとんどが運休となり、一般の列車も減便・最終列車繰り上げなどが行われた。現在も「富士山ビュー特急」は運行を継続しているが(車内サービスは休止)、「フジサン特急」「富士登山電車」は運休が続いている。
 なお、富士急行は今年の4月、鉄道部門の分社化を発表した。来年4月の実施が予定されているが、先行して5月に、準備会社として「富士山麓電気鉄道株式会社」が設立されている。鉄道開業以来、1960(S35)年5月の富士急行への商号変更まで使用されていた社名である(河口湖駅前には、開業時のモ1号が静態保存されている)。実際の社名がこの通りになるかは、まだ不明。
 中央東線は、定期〔あずさ〕〔かいじ〕はダイヤ通りの運行を維持している(去年の5月には一時減便・減車が発表になったが、結局通常通りの運行となった)が、多客対応の臨時列車は多数運休になった。〔ホリデー快速ビューやまなし〕は、今春3月改正で215系の運用がなくなった事もあり、設定が見られない。
 リニア中央新幹線は山梨県内でも建設工事が進められているが、南アルプストンネル静岡工区の工事を巡るJR東海と静岡県の対立が表面化、JR東海では、当初予定の2027(R9)年の開業は難しくなった、としている。今春の静岡県知事選挙では、建設反対を唱えている現職の知事が再選されていて、先行きはさらに不透明になったと思われる。

 平成の鉄道回顧、次回は長野県です。

 当ブログでは直接のコメントは受け付けないので、何かありましたら、本体の「日本の路線バス・フォトライブラリー」上からメールを下さい。折返し返事をしたいと思います。何か質問がありましたら、やはり本体上からメールを下さい。解かる範囲でお答えをしたいと思います。質問と答えは当ブログにも掲載します。
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 爆発的なコロナ禍感染拡大で、各交通事業者等でも、感染者の報告が相次いで発表されているが、JR西日本は、七尾線(七尾鉄道部)がコロナ禍による乗務員の不足により、今日から今月一杯の予定で(前後する可能性もある)、列車の減便が行われています。特急〔能登かがり火2・9号〕〔花嫁のれん〕と、普通列車の金沢~七尾間6往復・金沢~高松間下り1本・上り2本が取りやめとなり、日中は2時間に1本程度になってしまう時間帯もあります(乗車券のみで特急自由席利用可の救済措置あり)。朝方にも影響が出るが、学校が夏休みなので、まだ何とかなるかも知れない。私が知る限り、コロナ禍が鉄道の運行に直接影響を与えるのは、昨年暮れの都営地下鉄大江戸線に次いで2例目だと思うが、他にも影響が出ている所があるのかも知れない。まずは感染者が一日も早く、日常の暮らしに戻る事が最優先だが、感染に歯止めがかからないと、同じように交通の運行に影響が出るケースが、出てしまうだろう。

《今日のニュースから》 カッコ内は新型コロナウィルス関連
18日 敦賀原発2号機データ上書き問題 原子力規制委員会 再稼働審査中断
(カンタス航空 全社員にワクチン接種義務づけ)
19日 Jリーグ浦和レッズ 懲罰適用巡りスポーツ仲裁裁判所に提訴
(相模原市小中学校106校 2学期 今月一杯臨時休校決定)

 全国の感染者数が今日1日で2万5千人超と過去最多、なかなか先行きが見えなくなったけれど、そんな中、前回予告した通り、私は昨日、1回目のワクチン(ファイザー社製)の接種を受けました。体調は全く問題ないが、接種部位が今でもちょっと痛いです。でも、これでほんのわずかでも元の日常に戻れる日が近づくなら、この程度の痛み、充分に耐えられます。日本の今現在の問題はとにかくワクチンの供給体制にあるが、諸外国の例を見ると、ワクチン自体は十分確保できているのに接種を拒否する人が増加、接種率が上がらなくなってくる所が多く、これはいずれ日本でも問題になるはずです。打ちたくない人にもそれ相応の理由があるわけだが、そういう状況になった時、上で書いたカンタス航空のように、接種を義務化してしまうのか、あるいはアメリカの一部で見られたような「ご褒美」で接種を促すのか、どの方法も問題は多々あるはずだが、方法論は、近づく衆議院選挙の争点に、間違いなくなるでしょう。どのような主張が展開されるのか。