№2354 平成の30年 都道府県別鉄道回顧 17.石川県(1)

 平成の鉄道回顧、今回は石川県です。石川県は、尾小屋鉄道が1977(S52)年3月19日を持って廃線になったのち、昭和末期の1988(S63)年3月25日にのと鉄道が特定地方交通線転換で開業するまでの11年間、国鉄→JR西日本と、北陸鉄道の2社体制が続いていました。しかし北陸鉄道もこの間に多数の路線が廃止になっており、県内では全体的に路線数を減らした状態で、平成の世を迎える事になります。

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平成随一の特急街道 新幹線開業で分断
能登半島の鉄路 観光客誘致に活路


新幹線開業前夜のJR線
 石川県内を東西に貫く北陸本線は、山陽や東北・上越新幹線が開通、国鉄が民営化して以降では、近畿圏や首都圏と北陸を結ぶ、在来線では随一の特急街道となった。大阪行〔雷鳥〕と、名古屋行〔しらさぎ〕、米原行〔加越〕がフリークエントサービスを提供、〔雷鳥〕を補完する形で福井・金沢~新潟間〔北越〕の運行があった。また、対東京で新幹線に接続する全車指定制のビジネス特急として、長岡行〔かがやき〕、米原行〔きらめき〕が、専用色をまとった485系グレードアップ編成により運行されていた。
 平成最初の1989(H元)年3月改正で、主要駅のみ停車で、大阪~金沢間を最短2時間34分で結ぶ〔スーパー雷鳥〕が設定された。最高130㎞/h運転は、〔スーパーひたち〕と並ぶ在来線最高速度だった。パノラマグリーン車とラウンジカーを連結した485系の専用編成を投入、多客期には長野へ直通した実績もあった。
 この時点で、能登半島を東西に結ぶ七尾線は、津幡~輪島間の全区間が非電化であり、急行〔能登路〕の他、DC特急〔ゆぅトピア和倉〕が、大阪から和倉温泉まで直通していた。同列車に使用されるキロ65形はキハ65形の改造で賄われ、両端部は運転室の上部に展望席を配置していた。大阪~金沢間は〔雷鳥〕の最後部に連結され(非協調)、電車+DCの併結運転の形態が注目されていた。
 1991(H3)年9月、津幡~和倉温泉間の電化が開業した。北陸本線は交流で電化されていたが、コスト低減のため直流での電化となり、津幡駅構内で交直切り替えを行う形態となった。和倉温泉までは、電車特急〔スーパー雷鳥〕と、名古屋からの〔しらさぎ〕の一部が直接乗り入れる形態に改められた。普通列車は、113系を交直両用化改造した415系800番台が、専用車両として投入されている。
 一方、北部の七尾~輪島間は、第3セクター鉄道ののと鉄道に移管された。のと鉄道は1988(S63)年3月、特定地方交通線の能登線(穴水~蛸島間)を転換して開業しており、能登半島北部の鉄路は同鉄道の運営に統一される事になった。なお、七尾線の線路は全区間JR西日本が保有、のと鉄道は第2種鉄道事業者となるが、七尾~和倉温泉間は両社の共用区間となる。JRの特急は和倉温泉まで直通する事になったが、普通列車は七尾で乗り換える事となった。後には〔かがやき〕も直通運転を開始している。この他、JRの急行〔能登路〕が引き続き直通運転を行う他、能登線で運行されていたのと鉄道の急行車両〔のと恋路号〕も、七尾まで直通を開始した。この影で、〔ゆぅとぴあ和倉〕は退役した。
 翌1992(H4)年4月、JR西日本では初の新型特急電車となる、681系が試作された。485系置き換えを見据えたもので、この年の年末に臨時〔雷鳥〕で営業を開始、結果を基に、1995(H7)年に量産車の製造が始まった。試作車は9両固定だったが、量産車は6+3連となり、七尾線や富山地方鉄道への直通に対応できるようになった。阪神大震災の影響により、当初の予定よりやや遅れて同年4月に営業運転に入り、当初は〔スーパー雷鳥〕の愛称に「サンダーバード」の副称がついていた。定期列車では7往復に投入され、大阪~金沢間を最速2時間29分で結んでいる。1997(H9)年3月、列車名も正式に〔サンダーバード〕となって、485系と差別化される事になった。2001(H13)年3月には、後継の683系もデビュー、485系の置き換えを進め、2011(H23)年3月ダイヤ改正で完了した。683系は〔しらさぎ〕にも導入され、2003(H15)年に全列車の置き換えが行われた。この時点で、米原発着の〔加越〕も、〔しらさぎ〕への統合が行われ、名前が消えている。
 1997(H9)年3月、新潟県内の北越急行が開通すると、対東京のアクセスに大きな変化が起きた。新たに北越急行を経由して越後湯沢で上越新幹線に接続する〔はくたか〕が新設となり、長岡経由からシフトする事になった。〔はくたか〕 はJR西日本の他、JR東日本と北越急行の共同の運行となり、JR西日本と北越は681系、後には683系を投入、北越編成も共通で運用した。北越線内では段階的にスピードアップが図られ、2002(H14)年3月には、在来線最速の160㎞/h運転を開始した。金沢~越後湯沢間は最速2時間26分、金沢~東京間は3時間44分となった。
 この影で、〔かがやき〕は〔はくたか〕新設と引き替えに廃止、〔きらめき〕も〔加越〕に統合され、専用色の485系は姿を消した。
 日本海縦貫線を構成する北陸本線では、大阪と東北地方の日本海側を結ぶ特急も設定されていたが、昼行の最長距離を誇っていた〔白鳥〕は2001(H13)年3月改正廃止、金沢を境に大阪側は〔雷鳥〕、新潟側は〔加越〕となった。夜行列車では大阪~青森・函館間〔日本海〕の他(1994(H6)年廃止の寝台特急〔つるぎ〕は、石川県内には停車していなかった)、豪華寝台特急〔トワイライトエクスプレス〕が1989(H元)年より運行を開始し、金沢にも停車していた(当初はツアー専用で、年末より一般の利用が可能になった)。また、大阪~新潟間の急行〔きたぐに〕が、寝台特急から転用された583系で運行されていたが、〔日本海〕は2012(H24)年までに、〔きたぐに〕も臨時格下げの後、2013(H25)年1月を持って、運行が取り止めとなった。
 東京方面では引き続き、信越本線経由の特急〔白山〕が上野~金沢間を結んでいた。「ラウンジ&コンビニエンスカー」を連結するなどサービス向上も図られたが、1992(H4)年3月改正で1往復に減便、1997(H9)年12月、後の北陸新幹線の一部となる長野行新幹線開業時に廃止となった。夜行では長岡経由の寝台特急〔北陸〕と、信越本線経由の急行〔能登〕があった。客車列車だった〔能登〕は、多客期には七尾線に直通、輪島まで運行された事もあったが、1993(H5)年3月改正では〔白山〕と共通の489系電車に置換えられ、1994(H6)年改正では福井まで延長されていた。しかし〔北陸〕は2010(H22)年3月改正で廃止、〔能登〕は碓井峠区間廃線と共に長岡経由に変更になったが、やはり2010(H22)年3月改正で臨時格下げ、事実上廃止の道を歩んだ。この結果、石川県内では、北陸新幹線開業を前に、夜行列車は全て姿を消す事となった。

新幹線開業と 並行在来線移管
2015(H27)年3月14日の北陸新幹線開業は、石川県の鉄道の一大転機となった。E7系・W7系による最速の〔はくたか〕は、東京~金沢間を最速2時間28分となり、在来の越後湯沢経由より、1時間20分程度の大幅な短縮を実現した。この他、各停タイプの〔はくたか〕と、金沢発着に短縮された〔サンダーバード〕〔しらさぎ〕から接続する、富山行のシャトルタイプ〔つるぎ〕が設定されている。新幹線の愛称は全て、金沢を発着していた特急列車につけられていたものである。
 一方、並行在来線となる北陸本線の金沢以東は、第3セクター鉄道、IRいしかわ鉄道に転換された。特急は七尾線直通を除いて全て無くなり、〔サンダーバード〕や〔しらさぎ〕は、金沢で〔つるぎ〕に乗り継ぐ形態となった。IRいしかわ鉄道では普通電車及び、有料の快速〔あいの風ライナー〕のみが、倶利伽羅を境に富山県側を運行する、あいの風とやま鉄道と相互直通運転を行っている。
 この結果七尾線は、他のJR線と直接接続しない孤立した路線となって、全ての列車がIRいしかわ鉄道に直通する形態となった。北陸本線からの直通特急は〔サンダーバード〕1往復を残してなくなり、代って金沢~和倉温泉間に〔能登のかがり火〕が設定されている。また、特定日には観光特急〔花嫁のれん〕が運行を開始している。キハ48形を改造、石川県の伝統工芸品をモチーフに改装され、車内では和風テイストの軽食や喫茶の提供も行われている。
 JRとIRの共同使用駅となった金沢駅は、1990(H2)年6月には高架化が完成。新幹線開業に先立つ2005(H17)年には、東口のエントランスに「鼓門」「もてなしドーム」が完成。米旅行誌より「世界で最も美しい駅14選」に選出されている。

路線大幅縮小 のと鉄道
 最盛期には114.5㎞の営業キロを誇ったのと鉄道だったが、特に穴水以北の利用の減少が著しく、急行〔能登路〕廃止の後、穴水~輪島間は2001(H13)年3月いっぱいで廃止、元々の転換路線だった能登線も2005(H17)年3月いっぱいで廃線となった。残存区間は七尾~穴水間33.1㎞の第2種営業区間のみとなり、この結果、営業距離が最盛期の1/3となり、開業時点とは、(穴水駅を除いて)営業区間が全く変わる事になった。残存区間では、開業当初からの車両が〔のと恋路〕用も含めて全て置換えになり、2015(H27)年より、観光列車「のと里山里海」の運行を開始、観光客の呼び込みを図っている。能登の伝統工芸品を調度品としてあしらい、軽食や喫茶の提供も行っている。近年は、アニメの舞台のモデルとなった西岸駅を中心に、「聖地巡礼」で訪れるファンも少なくない。旧能登線甲駅の構内に有志によって保存されていた郵便車オユ10形は能登中島駅に移動、一般にも公開されている。

北陸鉄道 廃線と地下新線
 国鉄線から多数の支線的路線を伸ばしていた北陸鉄道は、平成の世になった時点では、石川線と浅野川線の2路線のみとなっていた。両路線とも旧型車両を使用していたが、石川線には1990(H2)年より、元東急7000系を導入、後には元京王3000系を追加導入し、車両面での近代化を達成した。起点の野町駅は市の中心部から離れていたため、昭和の終わりの1987(H62)年には、バス路線の乗継ぎの便を改善すべくロケーションシステムを整備、ジャンクションとしての機能を備えていた。しかし利用者は減少傾向にあり、特に利用者が少なかった鶴来~加賀一ノ宮間は、2009(H21)年10月限りで廃止となった。残存区間も便数の減少が続いている。2015(H27)年3月には、白山市の新興住宅地に陽羽里駅が開業、旅客の誘致に努めている。また、鉄道などで鶴来市の観光スポットを巡る「恋のしらやまさん」のキャンペーンを、白山市と共同で展開している。
 浅野川線は、金沢駅付近の再開発に合わせ、起点の北鉄金沢駅が2001(H13)年3月、地下の新駅に移転した。このため車両の難燃化を行う必要があり、1500Vへ昇圧の上、元京王井の頭線3000系を導入して、車両の総入れ替えを行っている。石川線、浅野川線とも以前は急行運転を行っていたが、現在は全て普通電車である。

 次回はデータ編です。

 当ブログでは直接のコメントは受け付けないので、何かありましたら、本体の「日本の路線バス・フォトライブラリー」上からメールを下さい。折返し返事をしたいと思います。何か質問がありましたら、やはり本体上からメールを下さい。解かる範囲でお答えをしたいと思います。質問と答えは当ブログにも掲載します。
 当ブログ上からでは発表できない緊急の事態が発生した時は、本体でお知らせします。


《今日のニュースから》 カッコ内は新型コロナウィルス関連
13日 イスラエル 新政権発足 12年ぶり政権交代
(川崎市 ワクチン6396回分廃棄 冷凍庫製品不備影響)
14日 米軍オスプレイ2機 事前連絡なく山形空港着陸
(金沢兼六園 約1か月ぶりに開園 石川県「まん延防止等重点措置」解除)
15日 民放ラジオ全国44局 2028年秋までのFM転換を表明
(ソフトバンクグループ職域接種 近隣住民にも拡大 孫 正義社長表明)

 ANAが13日より、ワクチンの職域接種を開始しました。職域接種は、ANAが全国初だそう。14日にはJALもスタートし、赤羽国土交通大臣が両社の接種会場を視察したそうです。
 AMラジオ局は、施設の老朽化などでAMの維持が難しくなって、FMへの転換を模索していました。既に大手の一部の局は、限定的ながら、FMも併用しているようです(東京のニッポン放送は、AM1242メガヘルツと、FM93.0メガヘルツ(「ワイドFM93」と称し、スカイツリーから電波を発している)を併用している。AMのサイマルで、放送内容は同じ)。ただし受信には、90.0メガヘルツを上回る周波数を受信できる「ワイドFM」対応のラジオが必要。ここで疑問があるのだが、高速道路などの長大トンネルの入り口などで、AM局の周波数を記した標識をよく見かけるが、AMから転換されるFMは、トンネル内では受信できるのだろうか?道路管理者が対応するのだろうか。クルマ側の対応はどうだろうか。なお、NHKはAMを維持(放送法で義務付けられている。将来的にはAM・FMとも1波ずつに再編)、北海道と秋田の民放3局もAMを維持するとの事。

№2353 首都圏の鉄道・バス 新型コロナウィルス感染影響まとめ Ver.61

ワクチン接種会場行送迎バス.jpg
 上の画像は、市川駅前と、市川市のワクチン接種会場(国府台市民体育館)で運行されている無料送迎バスです。京成バスのリエッセⅡ(貸切車・松戸〔営〕)が起用されています。全国各地でワクチンの接種会場の拡大が進み、このような、会場と駅などを結ぶ送迎バスがあちらこちらで見られるようになりました。一刻も早いワクチンの普及が強く望まれるし、そこで、どんな形態であれ、交通事業者(乗り物)が貢献してくれる事が、大いに期待されます。これも、「乗り物の力」です。
(ANAは明日から、JALは明後日から、ワクチンの職場での接種を開始するとしています)
 さて、首都圏の交通の、新型コロナウィルス感染に対する、特にダイヤ面での対応、今回は、昨日11日までのリリースで確認できた事項を中心にまとめます。赤い文字は、この一週間の間の新規リリースです。
 対象の交通機関は、基本的に鉄道・バスとも、Suica・PASMO事業者です(それ以外も若干加えています)。特に終了予定日の記載がなければ、「当分の間」です。記載があっても、状況の変化により変更される場合があります。ウィルス対策以外の事項も若干加えています。開催の是非の議論が続く中ではあるが、都内のバスでは、オリ・パラ開催(聖火リレーや前哨戦となる大会も含めて)に伴う運行内容の変更を告知している事業者が、下に挙げた以外にもいくつかあります。特に高速バスでルート変更や、バス停の休止が数多く発生します。それと、夏の行楽のバスの運行を予告している事業者もあり、富士山の登山バスも富士急グループでいくつか運行が予定されているが、無事運行にこぎつけられる事を願います。

*** 鉄道 ***

JR東日本 〔成田エクスプレス〕は、成田空港行9~39号・成田空港発2~38・48号が運休を継続している(38号は東京始発大船行で運行)。その他の新幹線・在来線は、定期列車は通常通り運行している。各新幹線は、夏の臨時列車の発表がない。
 東北・北海道・上越・北陸新幹線のグランクラスは、アテンダント乗務でフルサービスが行われる列車は、グランクラスサービスそのものを取りやめる(予約があっても、グリーン車などへの変更が必要)。座席営業のみの列車は、引き続き発売。〔サフィール踊り子〕のカフェテリア、その他の新幹線・在来線特急・首都圏の普通列車のグリーン車の車内販売は全て営業中止。
 インバウンド向けの期間限定企画乗車券「JR EAST Welcome Rail Pass 2020」は、発売の取りやめが発表になった。

JR東海 東海道新幹線の臨時列車は6月いっぱい、全て取りやめ。7月以降の運行は発表されている。定期列車は全て運行。在来線は通常通り運行。関東地方ではないが、7月22・25日の〔しなの85・82号〕(名古屋~松本間)は取りやめ。

東京メトロ 通常通り運行している。

東京都営(地下鉄・都電・日暮里舎人ライナー) 地下鉄各線、日暮里・舎人ライナーは、最終列車の繰り上げを継続中。
 浅草線:平日・土休日共 押上24時05分発西馬込行 → 泉岳寺行に変更
 三田線:平日・土休日共 白金高輪24時07分発新板橋行 → 取りやめ
 新宿線:平日・土休日共 新宿23時59分発瑞江行 → 大島行に変更
               24時10分発大島行 → 岩本町行に変更
               24時22分発岩本町行 → 取りやめ
             本八幡24時00分発新宿行 → 大島行に変更
                24時17分発大島行 → 取りやめ
 大江戸線:平日・土休日共 都庁前23時37分(土休日23時34分)発清澄白河経由光が丘行 → 都庁前行に変更
                 23時47分発清澄白河経由光が丘行 → 都庁前行に変更
                 23時59分発清澄白河経由都庁前行 → 清澄白河行に変更
                 24時32分発清澄白河行 → 取りやめ
              光が丘23時13分発清澄白河経由都庁前行 → 新御徒町行に変更
                 24時35分発都庁前行 → 取りやめ
 日暮里・舎人ライナー:平日のみ 日暮里24時38分発見沼代親水公園行 → 取りやめ
                 見沼代親水公園1時03分発舎人公園行 → 取りやめ

京成 一部〔スカイライナー〕は運休。一部〔スカイライナー〕の青砥停車、〔臨時ライナー〕(印旛日本医大→京成上野)の運行を継続している。その他の列車は通常通り運行している。

東武 アーバンパークライン(野田線)では、平日の柏発最終電車の繰り上げを実施している(公式Webサイトには記載がない。NAVI TIME調べ)。柏発0時56分発(大宮始発)高柳行・0時50分発(船橋始発)七光台行が運休している。その他の路線・列車は通常通り運行。〔DL大樹〕は17・18日、3・4・7・8号が運休する。12日運転のSL大樹「ふたら」73・74号・SL大樹8号の座席指定券をセットにした「乗り尽くしセット券」を、下今市駅の特設ブースにて100席の限定発売する。大人2,600円・小児1,300円。
(この3本は、「乗り尽くしセット券」購入者以外は乗車できない)
「スペーシア」「大樹」の車内販売は休止中。
 25日より〔尾瀬夜行23:55〕を運行する。10月15日までの金・土曜日、浅草を23時55分に出発、会津高原尾瀬口3時18分着。専用バスに乗り換え、尾瀬沼山峠6時10分着。北千住・新越谷・春日部からも乗車可。500系「リバティ」3連。東武トップツアーズの旅行商品「東武の尾瀬」よりプランを選んで購入する。
 5日より、100系「スペーシア」で、旧塗装を復刻して運行している。100系は5編成に、デビュー当時のカラーを復刻させる。今年度は2編成に実施。また、100系のもう1編成と200系2編成に別デザインの復刻デザインを施すが、詳細は後日発表。
 30日までの間、ソーシャルディスタンス確保のため、特急列車において、隣の席の特急券を小児料金で購入が可能になる特例措置が導入される。下りは、平日は日光線・伊勢崎線とも浅草を16時50分以前に発車する全列車。土休日は日光線は浅草を11時30分以降に発車する列車、伊勢崎線は全列車。上りは平日・土休日とも、伊勢崎線・日光線全列車。同時に購入する小児特急券に対する乗車券等は不要。無人駅等一部を除く本線各駅の窓口で発売。券売機・チケットレスサービスではこの取り扱いはできない。

西武 通常通り運行している。27日までの毎日、〔ちちぶ3・5号〕〔ちちぶ30・32号〕が武蔵横手・東吾野に臨時停車する。
 西武園ゆうえんちグランドオープンに伴い、27日までの土休日、西武新宿~多摩湖(旧西武遊園地)間の臨時急行を2往復運行。西武新宿発9時12分・51分、多摩湖発16時25分・45分。多摩湖線(萩山~多摩湖間)・山口線では30日まで、開園時間を中心に最大10分間隔に増発。
 7月1日から3か月間、多摩川線で「サイクルトレイン」の実証実験を行う。平日は10時(改札入場)~16時(改札出場)、土休日は8時(改札入場)~18時(改札出場)。多磨駅は利用不可。武蔵境方先頭の1号車に持ち込む。上限8台。
 PCR検査に特化した医療施設「チームメディカルクリニック池袋」が、7月1日池袋駅(西武池袋南口)に開院予定。土日も含め、毎日9時30分~18時の間、検査を受け付ける。また、トモニーの全有人店舗で、29日~9月30日、PCR検査キットを試験販売する。どちらも、株式会社アルムとの提携による。 


京王 通常通り運行している。20日までの土休日、新宿~高尾山口間の座席指定列車を運行。往路は〔Mt.TAKAO号〕として、新宿→高尾山口間ノンストップで2本、復路は〔京王ライナー〕として、高尾山口→新宿間3本を運行する。「井の頭線沿線のアジサイ動画」を配信中。東松原駅のライトアップは、今年は行わない。

小田急 通常通り運行している。「ロマンスカーミュージアム」は、当面の間は事前予約制(ロマンスカーミュージアムWEBより受付)。

東急 通常通り運行している。大井町線「Q-SEAT」サービスは、171号(大井町17時30分発)~203号(大井町20時30分発)の6本で実施。21時台以降は引き続き休止(列車自体は通常ダイヤの急行で運行)。二子玉川からの乗車も可能。「電車とバスの博物館」は、1日より再開している(ミニ・ライブラリーとB棟は当面の間閉鎖)。

京急 通常通り運行している。土休日の「ウイング・シート」は休止中(20日までの予定)。
「京急ミュージアム」の土休日の来館・(平日も含めた)「マイ車両工場」「鉄道シミュレーション」は、Web上での事前予約が必要。土休日の来館時間は、10時00分・12時30分・15時00分の3回のいずれかを指定する。「1000形新造車両デビュー記念乗車券」の新しい発売開始日は、別途通知。
 京急油壺マリンパークの、9月いっぱいを持っての閉館が発表になっている。

相鉄 通常通り運行している。

りんかい線 通常通り運行している。

つくばエクスプレス 通常通り運行している。

関東鉄道 通常通り運行。旧塗装復刻のキハ2401は、土休日に時刻を指定して運行。運用を公表している(平日は運行しないのか、運用を固定しないで運行するのかは不明)。

新京成 通常通り運行している。

北総 通常通り運行している。

東葉高速 通常通り運行している。

東京モノレール 通常通り運行。「キキ&ララモノレール」「シン・エヴァンゲリオン劇場版公開記念装飾モノレール」は、今月一杯の運行スケジュールを公開している。 

ゆりかもめ 新橋0時20分・0時30分発有明行を取りやめている。

多摩都市モノレール 多摩センター0時00分発上北台行・0時17分発立川北行・上北台23時55分発多摩センター行を取りやめ。多摩センター23時43分発は立川北止まりに短縮。当面の間継続する。

舞浜リゾートライン 通常通り運行している(リゾートゲートウェイ・ステーション発6時31分~23時30分)。

千葉都市モノレール 通常通り運行している。

埼玉高速鉄道 通常通り運行している。
 
埼玉新都市交通 通常通り運行している。

横浜市営地下鉄 通常通り運行している。スマホアプリ「my route」で、「市営バス1日乗車券」「市営地下鉄1日乗車券」「市営地下鉄・バス1日乗車券」の購入が可能(釈 由美子によるPR放送を、地下鉄改札口・市バス車内で6月いっぱい実施している)。「市営地下鉄1日乗車券」「市営地下鉄・バス1日乗車券」は、PASMOへの搭載が可能になる(Suicaを含む他ICカード、クレジットカード一体タイプ、モバイルは不可)。「文豪ストレイドッグス」デザインの「みなとぶらりチケット」を、30日まで発売している。
 26日にダイヤ改正を実施。平日は一部区間で最終電車を繰り上げる。
 ブルーライン … あざみ野0時49分発最終新横浜行は新羽行に短縮し、2分繰り上げ。北新横浜・新横浜への最終は0時22分発となり、27分繰り上げ。なお、湘南台0時39分発上永谷行は2分繰りさげて、0時41分発(小田急江ノ島線下り最終藤沢行からの接続時間の確保のためと思われる)。
 グリーンライン … 日吉0時40分発中山行はセンター北行に短縮し、2分繰り上げ。センター南・都築ふれあいの丘・川和町・中山への最終は0時28分発となり、11分繰り上げ。中山0時16分発日吉行は2分繰り上げ。
 この他平日は、ブルーラインは、21~22時台に1往復を増発。グリーンラインは、朝ラッシュ時の運行間隔を3分30秒に拡大、日吉発17時台を1本増発。土休日のグリーンラインは、日吉発21時台の中山行1本をセンター北行に短縮。

横浜高速鉄道みなとみらい線 通常通り運行している。
 
横浜シーサイドライン 通常通り運行している。
  
湘南モノレール 通常通り運行している。「コロナ終息祈願号」を運行している。5607F(黄色帯)。コロナ禍終息まで。新江ノ島水族館 えのすい公式キャラクター"あわたん"のデビューを記念した"えのすい あわたん"号を、30日まで運行する。5603F(青色帯)。モノレールの一日乗車券と、水族館の入場券がセットになったパックプラン「モノレールdeえのすい」を発売している。湘南モノレールの定期券で、那須岳ロープウェイ(湘南モノレールと同じみちのりHD傘下の関東自動車が運営)の割引、大船フラワーセンター内のカフェでコーヒーまたは紅茶の1杯無料サービスが受けられる。

江ノ電 鎌倉23時03分発藤沢行は江ノ島止まりとなり、23時55分発稲村ケ崎行は取りやめ。藤沢23時18分発鎌倉行は稲村ケ崎止まりとなり、23時49分発江ノ島行は取りやめている。当面の間継続する。小田急電鉄のMaaSアプリ「EMot」で、「のりおりくん」デジタル版を実証実験で販売(9月30日まで。大人用のみ)。「江ノ電1日乗車券のりおりくん引換券」「新江ノ島水族館入場券」セット券の発売を再開している。

箱根登山 通常通り運行している。「夜のあじさい電車」は、今年度の運行は取りやめ。夜間ライトアップは実施する。

伊豆箱根 駿豆線・大雄山線共に最終電車を繰り上げている。駿豆線は三島22時50分・修善寺22時22分発まで、大雄山線は現状の最終電車までは通常運転。〔踊り子〕3往復は全て、通常の運転日に運行。全車指定席で指定席料金が必要。駿豆線内のみ利用の場合、未指定券200円。
 駿豆線の「Over the Rainbow」編成は、「HAPPY PARTY TRAIN」と共に、7月8日までの運用を公表している。両編成とも「Aqours」結成5周年記念ヘッドマークを付けて運行される。駿豆線1日フリー乗車券「Aqours結成5周年記念旅助け」(大人のみ1,300円(ヘッドマークを模したクリアバッジ込み))を終日有人駅(三島・三島広小路・大場・伊豆長岡・修善寺)及び通信販売「いずっぱこ SHOP」で発売している。利用当日のみ、三津シーパラダイスの入園が割引になる。また、「Aqours結成5周年記念旅助け Vol.2」(価格は同じ)の発売を開始したが、 「Vol.2」のみ当面は駅での発売は行わず、「いずっぱこ SHOP」の通信販売のみ。三島・修善寺両駅では、クレジットカード・電子マネー・QRコードによるキャッシュレス決済を受け付けている(駿豆線はICカードは導入していない)。

伊豆急行 通常通り運行している。「伊豆満喫フリーきっぷ」(JR伊東駅のみの発売)は、「Season1」は4月1日~7月31日、「Season2」は9月1日~1月31日(12月29日~1月3日を除く)の間発売。

富士急行 〔富士山ビュートレイン〕は運行(「スイーツプラン」は休止中)。〔フジサン特急〕〔富士登山電車〕は引き続き運休。〔富士回遊91・92号〕を、30日までの土休日運行。
 来年4月1日をめどにした、鉄道部門の分社が発表になっている。準備会社「富士山麓電気鉄道株式会社」が設立されている。

小湊鐵道 新ダイヤの下で通常運行。「房総里山トロッコ」は、今年度の運行を開始している。「こみなと待合室」(カフェ)もオープン。キハ40形の定期運用については、今日現在発表はない。19日、定期運行前のツアーとして、夜行急行「さと山」号を運行。

いすみ鉄道 通常通り運行。

銚子電鉄 夕方2往復は引き続き取りやめている。

秩父鉄道 通常通り運行。「SLパレオエクスプレス」は全車指定席となり、「秩父鉄道SL予約システム」からの事前予約を受け付ける。「秩父路遊々フリーきっぷ」「長瀞秩父おでかけきっぷ」は料金を改定している。「秩父路~」は大人1,600円・小児800円。通用日は変わらず土休日・「パレオエクスプレス運行日」・その他指定した期日。「長瀞秩父~」は大人1,000円・小児500円。9月26日までの間、この2種類のフリーきっぷの枚数に応じたプレゼントキャンペーンを実施する。「あの花」など秩父舞台のアニメ3作品をラッピングした「超平和バスターズトレイン」(7501F)を運行中。記念グッズも、主要駅などで販売。
 来年(2022(R4)年)3月より、ICカードを導入する。どのカードシステムになるかは検討中。

 関東地方26社局が企画していたインバウンド向けIC企画乗車券「TOKYO SUPPORTERS PASS」は、発売の取りやめが発表になった。

*** バス ***
 基本的に一般路線バスについて記載。深夜バス・深夜急行バスについては、現状からの変更の発生を確認した時点で記載する事にします。
「バス特」の終了前に付与された「特典バスチケット」は、10年間有効。今日現在、東京都営バス(都電荒川線を含む)、関東鉄道グループ各社、関越交通からは「バス特」終了のアナウンスはない。その他の事業者は全て終了した(最初から「バス特」がなかったPASMO事業者もある)。

東京都営 一部深夜バスを除き、通常通り運行。
「みんくるガイド」(路線図)は、今年度の発行は行っていない。昨年度(2020年4月発行)のものを利用するよう案内している。7日より全系統で、2人乗りベビーカーが、折りたたまずに利用が可能になっている。
 
日立自動車交通 「晴海ライナー」は、1日にダイヤ改正を実施した。晴海一丁目・呉服橋に新規停車。オリ・パラ開催に伴い、9月30日(予定)まで一部経路を変更。有楽町駅は臨時バス停(外堀通りの平和交通高速バス乗り場)に発着する。

京成バス 一般路線は通常通り運行。

京成タウンバス 通常通り運行。

京成バスシステム 一般路線は通常通り運行。

京成トランジットバス 一般路線は通常通り運行。

ちばフラワーバス 一般路線は通常通り運行。千葉駅発中野車庫行深夜バス2便は運休。「マイタウンライナー」は、フラワーバス担当便は全便運休(御成台車庫~東京間の担当便は、京成バスが代替運行)。

ちばレインボーバス 通常通り運行。

ちばシティバス 一般路線は通常通り運行。

ちばグリーンバス 一般路線は通常通り運行。「マイタウンダイレクト」は、平日は東京発夜間2便、土休日はグリーンバス担当全便が運休。

東武バス スカイツリーシャトル上野・浅草線は、スカイツリータウン臨時休業に伴い、全便運休。川越の「小江戸名所めぐり」は、土休日の運行本数を28→14便に減便している(平日は変更なし)。日光の定期観光バスは、「日光満喫一日コース」「午後から世界遺産満喫半日コース」とも、引き続き運休。
 明日13日、さいたま市見沼区・岩槻区のコミュニティバスを臨時運行する(通常は土休日運休)。
(見沼区役所・岩槻区役所でそれぞれ、ワクチンの集団接種を行う)
 
国際興業 一般路線は通常通り運行。埼玉スタジアムサッカー輸送は行っていない。〔SC02〕系統(鳩ヶ谷駅西口~イオンモール川口)の運行を開始した。
「IC一日乗車券」を発売している。大人700円・小児350円。飯能〔営〕路線・催事輸送(サッカー輸送など)・IC定期券の取り扱いが無いコミュニティバスを除いた、東京都・埼玉県内の一般路線全線で利用可能。車内での当日発売のみ。

西武バス 〔所18-1〕系統は、西武園ゆうえんちのリニューアルオープンにより、西武園駅~西武園ゆうえんち間の運行を再開している。なお、西武園ゆうえんちバス停から新しいメインエントランスまでは、徒歩で20分程かかる。他の系統は通常通り運行。
 深夜急行バス(池袋駅東口→小手指駅北口)は、Web上の予約限定による完全座席指定制となっている。ただし当面の間、運休を継続。
 ナビタイムジャパンと共同で、「Bluetooth Low Energy」スキャンを利用してバス車内の混雑状況をリアルタイムで案内するサービスを開始している。練馬・上石神井・滝山・新座各営業所の350台が対象。

関東バス 一般路線は通常通り運行。お台場直行バスは全便運休。武蔵野市「ムーバス」は、全日特別ダイヤで運行。青梅〔営〕は、ダイヤ改正を実施した。〔萩32・34・36〕系統は増発を行う。

立川バス 一般路線は通常通り運行。

西東京バス 一般路線は通常通り運行。奥多摩駅~丹波・鴨沢西路線の小袖川~丹波・鴨沢西間(山梨県丹波山村内区間)で予定していた、アニメ声優鬼頭 明里(「鬼滅の刃」(竈門禰 豆子役)など出演)による車内アナウンスの実施は延期されている(特設ページを開設している)。奥多摩湖前(小河内ダム)道路の閉鎖は解除になり、関連する各系統(〔奥奥9・10・11・12・14・15〕系統は、通常運行に復帰している。武蔵五日市~つるつる温泉間「青春号」は、平日のみ運行再開。土休日は一般車両で運行される(つるつる温泉も平日のみ開館)。八王子市の新型コロナウィルスワクチンの接種会場へのアクセスとなる路線を案内している。
 八王子・日野地域~新宿駅西口間の高速バス「通勤ライナー」の運行を開始した。平日のみ運行。朝方は横川(4時39分発)→大和田団地下・北八王子駅入口・宇津木台南・日野駅など経由→新宿駅西口26番(ヨドバシカメラ脇・旧高速バスターミナル 6時48分着)・夜間は新宿駅西口26番(17時30分発)→日野駅・小宮駅入口など経由→北八王子駅入口(19時25分着)及び新宿駅西口26番(21時35分発)→日野駅・宇津木台南・JR京王八王子駅など経由→高尾駅南口(23時37分着)。高速バスタイプの車両を使用し、WC・Wi-Fi設置。朝方の便のみ、ハイウェイバスドットコムからの予約・クレジットカード決済が可能。運賃大人1,000円(IC・クレジットカード決済)・1,100円(現金)。

京王バス 一般路線は通常通り運行。

小田急バス 一般路線は通常通り運行。武蔵野市「ムーバス」は、全日特別ダイヤで運行。
 
東急バス 平日は通常の平日ダイヤ。E-Liner・深夜急行バスは引き続き運休。土曜日は、一部の系統は引き続き休日ダイヤで運行。〔渋11〕系統はダイヤ改正を実施した。一部時間帯を除き、全日12分間隔に統一。最終バスを繰り上げ。
 ナビタイムジャパンと共同の、バス車内の混雑状況をリアルタイムで案内する実証実験は、正式サービスに移行した。東急バス公式WEB、「バスNAVI TIME」の他、世田谷通り・目黒通り・山手通りでは、バス停のデジタルサイネージにも表示される。

京浜急行バス 大井町駅・大森駅・蒲田駅発着の一部の系統・便が追加で運休している。〔井30〕〔森30・40〕系統(東京クルーズターミナル駅発着系統・土休日のみ運行)は、全便運休。27日~9月26日の間、油壷マリンパークバス停は土休日を中心に休止し、発着各系統は手前の油壷で折り返し。
 ワンコイン運賃は、蒲田・浦賀・久里浜各エリアは今月一杯を持って終了、羽田空港エリアと、大森駅東口及び平和島駅~ビッグファン・ボートレース平和島劇場(平和島競艇)間は、7月1日より、交通系ICカードでも取り扱う。

KMバス 通像通り運行。

銀河鉄道 通常通り運行。

東京BRT:プレ運行中。16日は、連節バスは一般車両で代替運行。
 23日、ダイヤ改正を実施。平日朝の新橋行4便を虎ノ門ヒルズに延長するほか、所要時間の見直しを行い、下り便を中心に多数の時刻変更が発生する。東京オリ・パラ開催に伴い、23日~9月12日の間、晴海BRT→勝どきBRT間でルートの変更を行う(バス停の休止はない)。
 
東京ベイシティ交通 一般路線は通常通り運行。一日乗車券「ぶらやすきっぷ」を、発売している。紙券の他、モバイルチケット(LECIPのスマホアプリ「QUICK RIDE」)でも発売する。大人700円・小児350円。

新京成バス 一般路線は通常通り運行。

千葉交通 一般路線は通常通り運行。

千葉中央バス 一般路線は通常通り運行。

千葉内陸バス 一般路線は通常通り運行。

千葉海浜交通 一般路線は通常通り運行。

成田空港交通 一般路線は通常通り運行。「そらまるきっぷ」は、成田空港駅・空港第2ビル駅の「SKYLINER & KEISEI INFOMATION CENTER」でも紙チケットの購入が可能になった。

小湊鐵道 千葉白子急行は朝3往復・夕方1往復のみの運行に減便。一般路線は、平日は一部の系統が土休日ダイヤに変更または運休。土休日は一部の系統・便が運休。大網駅~白子車庫・サンライズ九十九里線は特別ダイヤで運行。

日東交通 イオンモール木更津線は計画減便ダイヤで運行。「戦翼のシグルドリーヴァ」デザインの、房総館山地域の共通1日乗車券を発売している。館山市内線と、JRバス関東の洲の崎線・南房総本線(共に館山駅~相の浜間)で通用。2,000円。限定800枚。
 中郷富岡線(木更津駅東口~草敷回転場)は30日を持って、木更津スポーツヴィレッジ~草敷回転場間を廃止、中郷線として、木更津駅東口~木更津スポーツヴィレッジ間の運行に短縮。

平和交通 稲毛駅~平和交通本社・にれの木台中央、新検見川駅~にれの木台線は臨時ダイヤで運行。

あすか交通 一般路線は通常通り運行。

東洋バス・千葉シーサイドバス 通常通り運行。

関東鉄道 全線で最終バスを繰り上げている。主に22時00分より後に始発地を出発する便を取りやめ。

朝日自動車 通常通り運行。

阪東自動車 通常通り運行。

茨城急行 北越谷→松伏高校線で金曜日・祝前日のみ運行の深夜便2便の運行を取りやめ。

川越観光 入西団地・マイタウン循環・東京電機大学循環の各路線は、平日23時台の便の運行を取りやめ、最終バスを繰り上げている。
 入西団地線 北坂戸駅西口発23時24分・23時55分発は運休(最終22時56分)
 マイタウン循環線 東松山駅23時03分発は運休(最終22時34分)
 東京電機大学循環線 高坂駅23時29分発(深夜バス)は運休(最終22時59分)
 国営武蔵丘陵森林公園の臨時休園に伴い、森林公園駅~森林公園南口路線(土休日のみ運行予定)は運休している(運休期間を延長している)。

国際十王交通 一般路線は通常通り運行。
 籠原駅南口~熊谷さくら公園間直行バスの運行を開始した。公園の催し物に合わせての運行となり、運行日はその都度告知される。

関越交通 一般路線は通常通り運行。群馬アリーナ(バスケB2(来季B1昇格決定)群馬クレインサンダースのホーム)・正田醬油スタジアム(サッカーJ2ザスパクサツ群馬のホーム)へのアクセスを案内している。

イーグルバス 一般路線は通常通り運行。

横浜市営 「雨の日臨時便」は運行しない。「ピアライン」は運行時間を短縮、桜木町駅発は平日8時18分~20時18分・土休日8時48分~20時26分、ハンマーヘッド発は平日9時07分~20時37分・土休日9時07分~20時45分の間運行。桜木町駅発臨時便を3本(7時28分・48分・8時08分)を運行している。7月31日までの予定。
(ハンマーヘッドでは7月31日まで、ワクチンの大規模接種が行われる)
「こどもバス50円・地下鉄110円」キャンペーンの終了が発表されている。
 
横浜交通開発 通常通り運行。

川崎市営 通常通り運行。深夜バスは全便運休中。市立川崎高校直行バスは全便運休(時差登校のため。通常登校再開まで)。藤子・F・不二雄ミュージアム休館のため、登戸駅~藤子・F・不二雄ミュージアム~生田緑地路線は、15~30日の間、全便運休。

神奈中バス 〔湘29〕系統(湘南台駅東口~〈直行〉~俣野公園・横浜薬大前)は14日まで(予定)、大学のオンライン授業により運休。〔原19〕系統(相原駅西口~〈急行・連節バス〉~法政大学)は、法政大学発午後4便の運行を再開している。〔湘25〕系統(連節バス)は、慶応大学のオンライン授業により、運行回数を変更している(21日より通常運行再開)。その他の系統は通常通り運行。

相鉄バス 23時以降の多数の便が運休している。深夜バスは、平日の〔旭6〕系統1本(東戸塚駅→左近山団地)・〔旭11〕系統1往復(中山駅→鶴ヶ峰駅・鶴ヶ峰駅→西ひかりヶ丘)・〔旭22〕系統1本(二俣川駅→旭高校入口)のみ運行。「2021横浜FCオフィシャルパートナー契約」を締結し、2日よりラッピングバスを運行している。横浜〔営〕の一般路線各系統(〔横4・5・17・18〕系統は除く)で運用。

臨港バス 21時30分以降の減便・最終バスの繰り上げを行っている。「すみっコぐらし」ラッピングバス(鶴見〔営〕)は、11月まで運行する。

江ノ電バス 一般路線は通常通り運行。深夜バスは、戸塚駅発の飯島団地行23時18分・33分・55分、見晴橋行23時30分、京急ニュータウン行23時30分、平島行24時07分、合計6本の運行(全て平日のみ)となった。
 東京オリンピック・セーリング競技開催に伴うヨットハーバー閉鎖に伴い、〔T31〕系統(藤沢駅~湘南港桟橋)は21日~8月31日の間、江ノ島~湘南港桟橋間が運休になる(〔T3〕系統として運行)。

箱根登山バス 定期観光バス「まるごと箱根号」は運行を再開しているが、6月は月曜日運休。小田原宿観光回遊バス「うめまる号」は、運行を再開している(停車地の追加を行っている)。一般路線は、桃源台線(T)・箱根町線(H)・箱根旧街道線(K)・箱根新道線(R)・元箱根港~箱根湯本駅間急行・観光施設めぐりバス(S)・国府津線・芦子橋線・ダイナシティ線で減便を行なっている。

伊豆箱根バス 全線、特別ダイヤで運行。湯河原~箱根線は運休している。
 三島・沼津地域の路線にPASMOを導入している(韮山・修善寺駅発着計4路線及びEVは除く)。

富士急モビリティ 河口湖~御殿場駅・プレミアムアウトレット路線は、一部減便。

フジエクスプレス 「ハチ公バス」神宮の杜ルートは30分間隔で運行。

富士急バス 「レッドライン」は10往復(9~17時台)、「グリーンライン」は4本、「ブルーライン」は3本運行。富士山駅~新富士駅路線は、3往復で運行。「YAMANAKAKO NO KABA」は4便運行。富士スバルライン五合目線は、平日2往復・土休日3往復で運行。
 7月21日~8月31日(富士スバルラインのマイカー規制期間)、富士山パーキング~富士山五合目間のシャトルバスを運行。

富士急湘南バス 一般路線は通常通り運行。7月10日~9月10日、新松田駅~須走浅間神社~須走五合目口間のシャトルバスを運行する。平日2往復・土休日4往復(7月24・25日はオリンピック競技のため運休)

富士急シティバス 「三島・河口湖ライナー」は2往復で運行中。富士急ハイランド・コニファーフォレストのライブイベントに伴い、7月9~11日、富士急ハイランド→三島駅南口間で臨時便を運行。毎日1便だが、日によって時刻が異なる。ららぽーと沼津発沼津駅行は、22時15分発・48分発が運休している。最終は21時38分発。

富士急静岡バス 新富士駅~富士山駅路線は、3往復で運行。新富士駅・富士宮駅~富士宮口五合目間の富士山登山バスは、7月10日より運行を開始する。8月30日までは4往復、9月1~10日は2往復。水ヶ塚~富士宮口五合目間のシャトルバスも、7月10日~9月10日運行。

山梨交通 一般路線は通常通り運行。南アルプス登山バスが25日~11月3日の間運行される(甲府駅~夜叉神峠登山口~広河原・市営芦安駐車場~夜叉神峠登山口~広河原・奈良田~広河原)。期間・曜日によりダイヤが異なるので注意。なお、広河原~北沢峠間の南アルプス市営バスは、今シーズンも運休。

東海バス 全エリアの大半の系統が減便。熱海市内「湯~遊~バス」は、18便中12便の運行を再開している(「湯~遊~バス 彩」はうち6便で運行)。「三島エクスプレス」・定期観光バスは引き続き全便運休。下田海中水族館路線は、水族館休館日は運休。修善寺駅~八丁池口路線は、今年度は11月までの土休日及びGW期間中運行。河津駅~バガテル公園間シャトルバスは、新型コロナウイルス警戒レベル引き上げに伴い、運休中(公園自体は営業を継続するが、イベントは全て中止)。コロナ禍とは関係ないが、松崎エリアの神田~宮ケ原線は、崩土による通行止めのため、一色橋バス停で折り返し運行を実施。
 小田急電鉄のMaasアプリ「EMot」で、「伊東観光フリーパス」「みしまるきっぷ」「湯~遊~バス フリーきっぷ」「湯~遊~バス フリーきっぷ ワイド」の電子チケットを発売している。「伊東観光フリーパス」は、電子チケットのみ有効が2日になる。「EMot」では、東海バス一般路線の運行情報のリアルタイム配信も行う。

JRバス関東 一般路線は通常通り運行。
 館山支店では、「戦翼のシグルドリーヴァ」デザインの、房総館山地域の共通1日乗車券を発売している。洲の崎線・南房総本線(共に館山駅~相の浜間)と、日東交通の館山市内線で通用。2,000円。限定800枚。
「JR竹芝 水素シャトルバス」(JR東日本から委託 無料)は、運行時刻を変更している。東京駅丸の内南口発は平日11時00分~18時00分の6便・土休日11時00分~21時30分の12便。ポートシティ竹芝は引き続き通過。30日までこの形態で運行し、7月以降は別途通知。
 東京駅~ムーミンバレーパーク直行バスを、8月29日までの土休日運行している。

 この他、各事業者で、駅の窓口や改札口、バスの案内所等の営業体制の変更(時間短縮や、駅では駅員配置の取りやめ)などを行っている所が多数ある。また、「緊急事態宣言」及び「まん延等防止措置」適用に伴う乗車券・指定券等の取り扱いが、各事業者より発表されている。

 一応、各社のリリースなどを細かく見てきたつもり、だが、見落とし・書き漏らしも多々あろうかと思います。発見次第書き直していますが、各事業者の公式WebやSNSで、再度確認して頂ければと思います。
 今日は午後、東武から地下鉄への乗り継ぎで、浅草を通過する機会がありました。人、多かったです。私はコロナ禍どうのこうの以前に、人混みがはっきり苦手になっていたから、わざわざ混みあう所に進んで飛び込むような事はしなかったけれど、どうやら人々が数多く外出する事は、いつの間にかネガティブな現象とされてしまっているようです。メディアでは。いや、緊急事態宣言下であれば当然なんだろうけれど、やはり人を狭い空間に長期間閉じ込めておくのは、(強制的に、でないのなら)不可能な事なのではないかと、私は思っています。結局は、ワクチン接種を加速させる以外、道は限られてきているのではないか(明日は、私の母が1回目の接種を受けます)。来週は、この緊急事態宣言の扱いをどうするのかが議論される事になります。なんとか20日を持って終了となり、そして、外に出る事が害悪視されずにすむ状況が、早く戻ってきて欲しいと願います。繰り返すが、それが「乗り物」のため、でもありますので。

 ところで、今回はJR東日本で、〔成田エクスプレス〕の運休について追記しました。去年からの運休が継続されているわけだが、言い訳がましくなってしまうのだけれど、運休のお知らせが肝心のJR東日本からほとんどなくて(地元の話なのに)、3月改正時あたりから全列車、運行を再開しているのかと勘違いしてしまっていた。いや、日中の鎌倉駅のE259系の留置を最近も見ているから、運休が続いているのかなとは思っていたのだが。

横浜駅10番線時刻表1.jpg
横浜駅10番線時刻表2.jpg
 この2枚の画像は先日、大船始発の〔成田エクスプレス〕が停車する、横浜駅の10番線の時刻表です。〔成田エクスプレス〕運休のお知らせは、私の自宅の近くの戸塚駅には全くなく、横浜駅でも、確認した限りはこれだけでした。
 各駅の発車案内表示や、列車内のドア上の表示にも、運休の告知は全くない。JR東日本の公式Webからして、「運行情報・運休情報」では、〔成田エクスプレス〕は「〇 平常運転」となっていて、「詳細」をクリックして、初めて運休列車の存在を知る事になります。
 これはどういう事なのか。時刻表上に記載されている列車に多数の運休が発生しているのに、「平常運転」のわけはありませんよね?北海道新幹線の日曜日の深夜の運休発生はしつこいくらい駅でも車内でも表示されるのに(しかも〔はやて100号〕は新函館北斗→新青森間の列車なので、関東地方はほぼ無関係)、地元を走っている特急列車の運休(いやしくもJR東日本の看板列車の一つのはず)の情報がほとんどないのは、やはりJR東日本は、各種情報の提供の優先順位を、明らかに誤っています。E235系に乗ると、山手線でも横須賀線でも車内はCMに埋め尽くされるような感覚を覚える(動画広告が、正直うっとおしい)のに、肝心の運行の情報がかなり疎かになっていると感じられてなりません。駅も含めて全体的に、どうにか考え直して頂きたい。

 当ブログでは直接のコメントは受け付けないので、何かありましたら、本体の「日本の路線バス・フォトライブラリー」上からメールを下さい。折返し返事をしたいと思います。何か質問がありましたら、やはり本体上からメールを下さい。解かる範囲でお答えをしたいと思います。質問と答えは当ブログにも掲載します。
 当ブログ上からでは発表できない緊急の事態が発生した時は、本体でお知らせします。


《今日のニュースから》 カッコ内は新型コロナウィルス関連
11日 ロシア国境警備局に拿捕の漁船 稚内港に帰還
(五輪パブリックビューイング開催中止 セーリング会場藤沢市決定)
12日 プロ野球交流戦 オリックス 11年ぶり優勝
(沖縄県 「入院待機ステーション」開設)

 大相撲の大関 朝乃山が、6場所の出場停止処分を受けました。外出禁止期間中に何度も飲食店に出入りした上に、協会に虚偽の報告を繰り返した事によるもので、大関どころか、幕内にもいられなくなるという事です。無論朝乃山本人が一番責められなければならないし、相撲協会自体もまた不祥事続出でどうなっているのよ、と思うが、口裏を合わせて、会社に虚偽の報告を繰り返していたスポーツ紙の記者も、大問題だと思う。思えば1年前、検察庁の検事長の賭けマージャンが発覚した一件も、胴元は新聞社の記者だった。検事長が関わっていたとか、緊急事態宣言下とかいう以前の話のはずだが、新聞記者も、しょせんは「人の子」だったという事なのか。

№2352 バスマガジンvol.107 (講談社ビーシー/講談社)

「バスマガジンvol.107」、先月末発売になったが、少々遅くなりました。
 表紙は、寝屋川市駅前を出発する、京阪バスのエルガ。駅は平成の間に立体化で高架駅となり、付近と合わせて、大きく姿がかわりました。

おじゃまします!バス会社潜入レポート Vol.107 京阪バス

京阪バス.jpg
 多少意外だったが、京阪バスは今号が初めて(京都バスはやっているが)。
 先に京都・滋賀のグループ会社で見ると、京都京阪バスは、元々は京阪宇治バスで、京阪宇治交通の分社だった。本元の京阪宇治交通が京阪バスに合併し、分社が独立して残ったというのは面白い。4社中3社に「京都」の2文字が入り、特に京都京阪バスと京阪京都交通は、紛らわしくも感じられる(路線は被っている所はない)。
(福井県の京福バスは京福電気鉄道の子会社で、京都バスと同じく、京阪電鉄から見ると孫会社)
 高速バスは、やはり夜行を中心とした長距離路線は縮小傾向だが、「直Q京都」(京阪バス公式Webでは「急行バス・観光周遊バス」のカテゴリーに入っている)が興味深い。京都~松井山手駅間は日中も1時間に2本はあり、40分弱で結ばれている。確かに松井山手から京都までは、鉄道だと京田辺経由の迂回・乗り継ぎを強いられるし、高速道路開通の恩恵と言えるが、松井山手駅の開業は平成になって間もない1989(H元)年3月11日、JR学研都市線(片町線)全線電化と同じだからまだ30年とそこいらしか経っていない。そこまで成長したのか。「直Q京都」にはなんば・USJ路線もあるが、京都と大阪の「ミナミ」をダイレクトに結ぶ交通は他にはなく、最速が1時間17分で、JR新快速+大阪環状線乗り継ぎよりは遅いが、大阪駅での乗り換えの労苦を考えたら、いい勝負になるのかも知れない。どの程度の利用があるものだろうか。
 車両面では、長らく日野と三菱ふそうが拮抗していて、他メーカーはほとんどない、というイメージがあったが、最近はいすゞも増えているようだ(京阪京都交通には、旧京都交通から引き継いだ、京阪カラーのキュービックも見られた)。日産ディーゼルは、旧京阪宇治交通からの引継ぎもあったと思うが、全滅している。「直Q京都」なんて、スカニアのようなダブルデッカーは向いているのではないか?

移籍バスの行方を追跡
 第4回、京王バスのその2。京王バスは、平成初期あたりまではいすゞ・日野・三菱ふそうがほぼシェアを分け合っていた感があったが、中型系の開発あたりから(大型も含めて)日産ディーゼル(UD)が中心になり、しかしUDは生産を止めてしまって、また元の3社が分け合う格好になっている。その辺の所が、今回の各車両の伺えるように思える。中型系は、都心ではやや評価が微妙になったが、地方ではどういう評価になるのだろうか。茨城交通に移籍した三菱ふそうエアロバスの高速車もあるが、去年退役した「ガールズ&パンツァー」のラッピング高速車、他者様のサイトに拠ると、あれって、元は京王バスだったらしい。出しても良かった?

帰ってきた 路線バス全方位レポート Vol.39 埼玉県 Part 1

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 ここは前回も2回に分けての掲載になり、Vol.46Vol.47で取り上げられました。2011(H23)年3・5月と、当ブログスタート後の刊行なので、私も駄文を書いています。といっても、そんな大した事ではないが。
 今回はさいたま市を中心とした東部で、これは、前回ではVol.46掲載とほぼ同じ。事業者もほぼ同じで、前回は「代替輸送を担う 新規参入事業者」として表に記されただけの事業者も、大和観光自動車、マイスカイ交通、メートー観光は画像があり、他にも数社見られる(前回は社名があった埼京タクシーは今回はないが、今でも戸田市コミュニティ1路線を運航している)。でも新規参入は、次号になる西部にも多いが、浮き沈みが激しく、早めに撤退する事業者もあるようだ。安定した運行を望みたい。
 一方で今回はどういうわけか、東武バスセントラルが出てきていない。ウエストより東の、東武スカイツリーライン(伊勢崎線)沿線を中心に路線がある事業者だし、次号が西部地区を取り上げるであれば、ここで出てくるべきだと思う。
 朝日自動車は、東武バスからの引継ぎを除いたら、中型車ばかりだと思っていたのだが、今は大型車も普通に入っていて、ハイブリッドまであるとは、少々驚き。
 次号は大河ドラマの舞台の深谷市が範囲に入るはずで、血洗島(渋沢 栄一の生地)までの臨時バスも運行されているそうだが、掲載があるだろうか。

鈴木 文彦が斬る!バスのいま 第33回
 車種の選択肢が限られてきていて、事業者の間では今後どうする・どうなる?という話。
 特に7m級の貸切バスは、国産メーカーが相次いで終了してしまったので、旧型車を延命させて使用しなければならない、という事業者の嘆きがあるという。9mクラスも同様だというが、シロート考えだと、9mは路線バスに中型車としてあるので、そこから発展していけば作れるのではないか?と思ってしまうのだが、そう単純でもないのだろう。
 ノンステップ車は、走行条件、特に寒冷地で問題がありそうだが、これはやはりバス事業者やメーカーのみならず、道路の管理者の側にも、公共交通優先の立場に立った、道路(バス停等も含めて)考えてもらいたいと思う。低床化自体は時代の趨勢なので、今さら翻せないから。
(一方で鈴木氏は、このテキストを読む限り、路線バスは何が何でもノンステップでなければ、という考えではなさそうだ。そう思えた)
 ポンチョは、今後はBRD・J9や、今回イオンモール熱田でデビューのルポがあったオノエンスターEV7.0の中国製EV勢との競争になるのだろうが(EV7.0は車幅が広めなので、サイズ的に直接競合するかは微妙だが)、当然車両のみならず、エネルギー充填等のバックアップシステムも含めた選択になる。とはいえどれも小型のノンステップの宿命だろうが、やや収容力に難があるのは事実で、関東でも東急バスや京浜急行バスでは、若干リエッセを残して運行が継続されていたりする。そもそもポンチョ(中国製EVもだろうと思うが)はコミュニティバスに特化したモデルで、一般路線、まして長距離の運行は想定していないので、ここで無理が生じてしまうのか。
 路線バスタイプのトップドア車は、京阪バスでも立命館大学路線でブルーリボンⅡが見られたが、確かに高速線用モデルほどのスペックを必要としない短距離高速や、一般道のみの長距離急行バス、空港バス路線には向きそうだが、代替モデルがないので、今後どうするか、という事になる。高速モデルの廉価版(今号では、高速路線に特化したヒュンダイ・ユニバースが紹介されている)に置き換える事になるのだろうが、路線によっては、機動性に問題が出るのかも知れない。
 いずれにしろバスはマイカーなどと違って流れ作業で大量生産、には向かないし、需要自体も減ってきている。コロナ禍以降は特に心配だし、むろん日本のメーカーも頑張っているとは思いたいが、民間企業なので、売れないモデルは簡単には生み出せない。今後はダブルデッカーのスカニアに見られるように、海外のメーカーに、できる部分は委ねる、という方向になってしまうのだろうか。もう少し事業者サイド(メーカーから見たら「お客様」なのだから)が結集して、声をあげるべきなのかもしれない。やはり需要が生まれる事、生まれるようにバス利用者が増える事、が一番なのだろうが。

 このコラムで今後やって欲しいのは、「バス停」。3年前の横浜市内事故を契機に、横断歩道に隣接したバス停が危険視され、整備が可能な所は移動も行われているが(私の自宅の近くでも、1か所が去年移動している)、移動先を確保できずに、廃止になる所も出てきているようだ。一方で大都市部では、サイネージを活用した「スマートバス停」も見られるようになっているが、都市と地方部では「格差」が生まれつつあるよう。バス停周辺はどのような環境整備が行われるべきか、そもそも設置場所の確保はどうすべきか(住民感情も配慮しなければならない)、また鉄道の駅のホームと違ってスペースが限られてくるバス停では、どの程度までインフォメーションを整備すべきか、そこまで考察して頂けると、ありがたいです。

終点の情景を求めて
 瀬戸内海、広島県の大崎下島にある、沖友天満宮前。この路線は、旧呉市営バスなのだろうか。瀬戸内産交バス自身は公式Webを作っていないが、呉市の公共交通機関のページに時刻が掲載されている。中国労災病院・広駅から平日11往復・土休日8.5往復(上蒲刈島の営農センターまではもう少し本数が多い)。他に呉駅や、さらに広島からの長距離便(「とびしまライナー」と称するらしい)が来るなら、ロケーションからしたら健闘している。車窓から海が存分に見られそうなのは、いいよね。

平成初期のバスを振り返る
 宮城交通。冒頭の「3社統合後も経営難や労使問題で抜本的な経営改善が進まなかった」の文言は、岩手県交通と同じだと思った。車両もその辺を引きずった感があって、まだモノコック車も少なくなかった、という感じ。富士ボディの三菱MP117K、車両そのものは見た事がなかったが、カラーは見た事がある。屋根上の大きな広告板が、地方のバスらしい。

 1985(S60)年のつくば万博の時に走った連節バスも、なかなか興味深かった。「関東エリア31社」がどこなのか、一覧でもあれば良かった。当時の茨城県のバスは、関東鉄道、茨城交通、日立電鉄が最大手で、当時は東武鉄道バスもあったはずだし、国鉄や大利根交通、茨城オート、後に廃業した茨城観光もあった。東野交通も下館に路線があったらしいが、とうていそれらだけでは足りなかったはずで、どのくらいまでの事業者が、運行に携わっていたのだろうか。

 次号は、バス会社は防長交通、全方位レポートは埼玉県のPart2。しかし次号は、開催されているなら東京オリンピックの真っただ中の刊行という事になる。開催出来てもほぼ無観客になると思われ(海外からは受け入れないと既に決まっている)、バスが輸送面で活躍できる場面は、残念ながら少なくなってしまった。それでも、少しでもいいから、何らかの形で貢献出来ていればいい、と思っています。

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 大阪メトロ・御堂筋線では今朝、梅田駅で電車がホームに設けられたゴムの部材に接触したため、5時間にわたって不通になったという事です。緊急事態宣言下とは言えラッシュの真っただ中、混乱も大きかったと思う。電車とホームの隙間を小さくするために、最近は各地の鉄道で同じような部材を取り付けるケースが多いが、梅田駅は今日未明に取り付けられたばかりだという。試運転とかは、やらなかったのだろうか?
 解体中のビルが崩落、バスが巻き添えになって9人死亡、という韓国・光州市の事故は、全くお気の毒というしかありません。お悔やみを申し上げたいと思います。日本でも25年前、北海道中央バスがトンネルの崩落に巻き込まれて犠牲者多数、という事故がありました。

《今日のニュースから》 カッコ内は新型コロナウィルス関連
 9日 大塚家具決算 23億円の最終赤字
(時短協力金「不正受給」カラオケバー 東京都 店名・事業者公表)
10日 「アフィリエイト広告」 被害防止へ連絡会
(オリ・パラ パブリックビューイング中止 千葉県熊谷知事表明)