10都道府県にまで拡大した、緊急事態宣言。ワクチン接種会場の拡大は何とか進むが、変異種の脅威も消えない。欧米では不安要素を残しつつも市民の制限の緩和が進んでいるようだが、日本はいつになるのだろうか。まん延するのはウィルスだけではない。イスラエルvsパレスチナの戦闘を筆頭に、アメリカ・ロシアで相次ぐ銃撃事件(米サンノゼでは、ライトレールの車庫で起きた)、アフガニスタンの爆弾テロ。世界中に吹き荒れる暴力の嵐。ナポレオン没後200年、信楽高原鉄道事故から30年、アルカイダ指導者抹殺から10年、米オバマ元大統領広島訪問から5年を迎え、そして、オリ・パラは?都議会選挙は?と、政治・経済・社会・スポーツ・国際、あらゆる分野に緊張感をはらみつつ、月が変わろうとしています。5月は何が起きたのか。
4月28日 運転開始から40年超原発3基 福井県が運転に同意
4月29日 中国全人代 「反食品浪費法」可決 食べ残し客に処分費用請求可
4月30日 河井元法務大臣 懲役4年求刑
1日 宮城県沖で地震 石巻市・大崎市・涌谷町で震度5強
2日 野口 聡一航宙士搭乗クルードラゴン1号機 地球に帰還
3日 韓国 「電子渡航認証」試験運用開始
4日 リオ五輪7人制ラグビー主将 桑水流 裕策 引退表明
5日 米トランプ前大統領フェイスブックアカウント停止 第三者機関 見直し要求
6日 国民投票法改正案 衆議院憲法審査会で可決
7日 津久井やまゆり園 パラリンピック聖火採火 相模原市が撤回表明
8日 北陸新幹線はくたか 軽井沢町内でクマと衝突
9日 新東名高速 マイクロバス炎上
10日 経団連 中西 宏明会長の来月退任発表 後任は十倉 雅和氏
11日 総理大臣官邸公式アカウント 「+メッセージ」に開設
12日 ソフトバンクグループ 最終利益4兆9879億円
13日 韓国脱北者団体 ムン・ジェイン大統領を告発
14日 ジャーナリスト北角 裕樹氏 帰国 ミャンマー軍から解放
15日 中国の火星探査機「天問1号」 着陸成功と発表
16日 プロ野球ロッテ佐々木 朗希 プロ初登板は5回4失点
17日 日本・ロシア宇宙飛行士 日本の子供たちとオンライン交流
18日 昨年度GDPマイナス4.6% リーマンショック時以上の下落
19日 星野 源・新垣 結衣 結婚を発表
20日 無人レジタグ情報 読み取り技術特許訴訟 ユニクロ敗訴
21日 香港政府 台湾の出先機関を一時閉鎖
22日 サッカー ミャンマー代表来日
23日 大相撲夏場所 大関照ノ富士 二場所連続優勝
24日 アウン・サン・スー・チー氏 拘束後初 弁護士と直接対面
25日 プロレスラー 武藤 敬司 横浜市山手署で一日警察署長
26日 改正著作権法成立 放送番組ネット配信時 手続き簡略化
27日 三菱自動車 「eK」など4車種30万台リコール
28日 米バイデン政権 予算教書発表 戦後最大6兆110億ドル規模
29日 将棋「名人戦」 渡辺 明三冠初防衛
新型コロナウィルス関連のできごとです。
4月28日 変異ウィルス「N501Y」感染 東京都 最多327人確認
4月29日 連合 メーデー中央大会 コロナ禍下の格差是正推進を宣言
4月30日 クルーズ船「飛鳥2」 乗客1人コロナ感染判明
1日 福岡県 「まん延防止等重点措置」適用を政府に要請
2日 NBAミルウォーキー・バックス 観客に予約なしワクチン接種
3日 横浜市 高齢者ワクチン接種予約中止 アクセス過多
4日 インド滞在韓国人 チャーター機で帰国
5日 NYブロードウェイ 9月再開 州知事発表
6日 インドの変異ウィルス 東京都内で感染者5人から検出
7日 東京都 コロナ感染者907人 900人越えは5月1日以来
8日 プロ野球巨人 長崎・佐賀の公式戦開催見送り
9日 新成人 カラオケ・飲食でクラスター発生 北海道岩見沢市
10日 北海道北見市市長 コロナ感染判明
11日 ワクチン接種に歯科医師の協力発表 神奈川県大和市
12日 WHO独立委員会 新型コロナ禍最終報告書 初期対応の問題指摘
13日 ワクチン「職場接種」「休暇」 河野大臣 経団連に要請
14日 JR西日本 「一時帰休」6月末まで延長
15日 台湾 感染者急増 台北市など警戒レベル引き上げ
16日 みなとみらいで流鏑馬 コロナ禍終息祈願
17日 海老名市歯科医師 高齢者ワクチン接種で検修
18日 プロ野球ソフトバンク 緊急事態宣言期間中 主催試合無観客開催を発表
19日 予約キャンセル分ワクチン 保育園などの職員に接種 兵庫県小野市発表
20日 モデルナ・アストラゼネカのワクチン 厚生労働省部会 承認を了承
21日 G20首脳 オンライン会議 途上国に公平なワクチン接種 協力で一致
22日 県営名古屋空港 ワクチン大規模接種開始前に模擬訓練
23日 プロ野球ロッテ 清田 育宏を契約解除 緊急事態宣言下外出など球団に「背信行為」
24日 米国務省 日本向け渡航情報「渡航中止」に引き上げ
25日 神戸市 独自の大規模ワクチン接種会場 運用開始
26日 ウィルス発生源再調査 米バイデン大統領指示
27日 成田空港会社 民営化後初の赤字 コロナ禍影響
28日 ワクチン1044回分常温で放置 廃棄処分 福岡県大牟田市
29日 沖縄県 感染者数335人確認 2日連続過去最高
今月はこの他、静岡県で竜巻被害、ビル・ゲイツ夫妻が離婚、国民投票法改正案が衆議院憲法審査会で可決、横浜市内でヘビ逃亡、中国ロケットの残骸がインド洋に落下、米パイプラインがサイバー攻撃、霊長類研究家河合 雅雄氏・俳優田村 正和氏・漫画家三浦 健太郎氏・同富永 一朗氏・作詞家伊藤 アキラ氏・「はらぺこあおむし」作者エリック・カール氏死去、アズベスト集団訴訟で国に賠償命令、愛知県知事リコール署名偽造疑惑で団体事務局長ら逮捕、メルカリ・「Omiai」から個人情報等大量流出、ベラルーシの旅客機強制着陸と反体制派ジャーナリストの拘束、大坂 なおみがスポーツ選手長者番付で女子トップ、などがありました。
月の前半は雪山の遭難、後半は船の事故が相次ぎました。
コロナ禍に苦しむ交通事業者だが、鉄道ではファンド設立などで資金を確保しようという動きがいくつか見られました。一方、ANAでは、ワクチン接種照明アプリの実証実験を開始しています。なんとか今の苦境を乗り切り、さらにその先の需要の回復を見据えた動きが、広がりつつあります。実を結ぶと良いが。
一方で、東海道新幹線の運転士が走行中に運転台を離れたとか、北九州市のバスの事故とかは遺憾。海外でも、イタリアのロープウェイ落下や、マレーシアの電車正面衝突などの事故がありました。
********************
≪今月この一枚≫
今月はついに、多摩川を渡る事がなかった…。つまり、東京都には行かなかったという事で、神奈川県の外には、ほとんど出ませんでした。一昨日の土曜日は熱海に行ったけれど。休みの大半は、地元神奈川を走る路線バスの乗り歩きに徹していました。その中から、先週の金曜日・28日に、JR相模線の寒川駅前で撮影した相鉄バスのポンチョです。海老名~寒川間には相鉄バスと神奈中バスとの共同運行による路線があり、共にポンチョを使用しています。神奈中(西・平塚〔営〕)が長尺2ドアに対し、相鉄バス(綾瀬〔営〕)は短尺の1ドアになっているのは、海老名市・綾瀬市のコミュニティバスの予備車両を兼ねているのかも知れません(海老名市は長尺も入ったが、1ドア)。
JR相模線がそもそもの相模鉄道の母体だったとはいえ、寒川に相鉄バスとは意外性があるが、昔は一般のローカル路線でも、海老名から寒川への乗り入れがありました。平成の世になって短縮・廃止の道をたどり、一度は相鉄バスの乗り入れがなくなるが(正月には寒川神社輸送があるが)、海老名と寒川、両コミュニティバスの路線を再編する形で繋がり(だから神奈中との共同運行)、実証運行から4年前に本格運行に移行して、多少変則的ながら、寒川町への乗り入れが復活する事となりました。このバスには、海老名駅から乗り通してきたのだが、海老名市内はまだしも、寒川町内は乗客がほとんどいませんでした。コロナ禍下の今の状況、あるいは昼過ぎという時間帯の要因もあるだろうが。運営は大変だろうと思うが、何とか末永く走って欲しいと願います。
(なお、この画像は一部加工しています)
当ブログでは直接のコメントは受け付けないので、何かありましたら、本体の「日本の路線バス・フォトライブラリー」上からメールを下さい。折返し返事をしたいと思います。何か質問がありましたら、やはり本体上からメールを下さい。解かる範囲でお答えをしたいと思います。質問と答えは当ブログにも掲載します。
当ブログ上からでは発表できない緊急の事態が発生した時は、本体でお知らせします。
エア・ドゥ(ADO)とソラシドエア(SNA)が、来年10月をめどに共同で持ち株会社を設立し、その傘下で経営を行う発表しました。予想されていた事ではあったと思うが、「経営統合」という言い方はせず、それぞれの経営の独自性は保つとしています。ADOは北海道、SNAは九州の路線を運航していて競合する部分はなく、この発表の通りなら、このままスンナリ行くのかな、とは思うが、コロナ禍自体がある程度でも沈静化しないと、また一波乱二波乱あるかも知れない。両社に資本参加している、ANAHDはどうする?その他のキャリアの動向も、注視されるところです。なおADOとSNAは別に、「ふたつの翼で 全国を旅しよう!」キャンペーンを7月1日よりスタートさせると発表、特設ページは今日開設しています。
九州新幹線・西九州ルート(西九州新幹線)の佐賀県内の整備を巡り、佐賀県と国土交通省で協議が行われました。詳しい内容は、今日の時点では佐賀県・国土交通省とも示していないが、佐賀県側は、フル規格は望んでいないが、可能性を追求する必要があるとして、佐賀駅経由のルートの他、佐賀市北部経由のルート、佐賀空港を経由するルートの3案を示して、フル規格で建設した場合の、地元へのメリット、デメリットを示すよう、国土交通省に要求したという事です。佐賀市北部は特に有力な町は見当たらず、わざわざ新幹線単独の新駅を造るメリットがあるとは思えないが、背振山地を抜けて、福岡市へ直行させよ、という事か?佐賀空港経由は相当南に遠回りになる。九州新幹線への合流地点は筑後船小屋あたりを考えているのか?いずれにしろ、協議の内容をキチンと見ないと、何とも言えないです。ともかく、穏便かつ早急な解決を望みます。長崎側の開業が迫っているので。
(佐賀県が望むフリーゲージトレインは、JR九州に導入の意志がなく、既に長崎開業時の車両(フル規格)の構想も発表されているので、可能性はほぼない)
《今日のニュースから》 カッコ内は新型コロナウィルス関連
30日 川崎フロンターレ鬼木監督 史上最速J1100勝
(余剰見込みワクチン 教職員に接種 徳島県北島町)
31日 全日本学生自治会総連合メンバーへの警察官暴行 東京地裁 賠償命令
(貸切バスでワクチン接種 市内巡回開始 長野県千曲市)
明日は更新を休み、次回の更新は6月3日・木曜日です。6月が、あらゆる物事が少しでも良い方向に向かうよう、強く願います。