№2329 平成の30年 都道府県別鉄道回顧 14.神奈川県(2)

 平成の鉄道回顧、神奈川県のデータ編です。前回も書いたが、ここに挙げたデータ上の変化も、全て相模川の東側で起きている事です。
 ちなみに、相模川の西側で一番新しい路線は東海道新幹線(1966(S39)年10月1日開業)、一番新しい駅は小田急小田原線の開成(1985(S60)年3月14日開業)、一番新しい駅の改称は小田急小田原線の東海大学前(←大根)・秦野(←大秦野 共に1987(S62)年3月9日改称)でした。あとは東海道新幹線・御殿場線の運営が1987(S62)年4月1日より国鉄→JR東海となったが、それ以降平成の30年間では、西側では目に見える路線の変化はありませんでした。路線の数そのものが少ないという事も、ありますけれどね。令和の世においても、当分は変化がなさそう。

◆平成時代の新規開業路線・区間 〔カッコ内は新線開業に伴う新駅(県内のみ)〕
1989(H元)年7月5日
 横浜新都市交通 新杉田~金沢八景
 〔新杉田/南部市場/鳥浜/並木北/並木中央/幸浦/産業振興センター/福浦/市大医学部/八景島/海の公園柴口/海の公園南口/野島公園/金沢八景〕
1990(H2)年3月30日
 京王帝都電鉄 相模原線 南大沢(東京都)~橋本
 〔橋本〕
1990(H2)年4月4日
 相模鉄道 いずみ野線 いずみ野~いずみ中央
 〔いずみ中央〕
1993(H5)年3月18日
 横浜市交通局 3号線 新横浜~あざみ野
 〔新横浜北/新羽/仲町台/センター南/センター北/中川/あざみ野〕
1999(H11)年3月10日
 相模鉄道 いずみ野線 いずみ中央~湘南台
 〔ゆめが丘/湘南台〕
1999(H11)年8月29日
 横浜市交通局 1号線 戸塚~湘南台
 〔踊場/中田/立場/下飯田/湘南台〕
2004(H16)年2月1日
 横浜高速鉄道 みなとみらい線 横浜~元町・中華街
 〔横浜/新高島/みなとみらい/馬車道/日本大通り/元町・中華街〕 ※横浜は東京急行電鉄の駅として開業済み
2008(H20)年3月30日
 横浜市交通局 グリーンライン 中山~日吉
 〔中山/川和町/都築ふれあいの丘/北山田/東山田/高田/日吉本町/日吉〕
※正式名称は「4号線」。

◆平成時代の新規開業駅 〔新線開業に伴わない単独開業駅〕
2000(H12)年3月29日
 東京急行電鉄 こどもの国線 恩田
2016(H28)年3月26日
 東日本旅客鉄道 南武線 小田栄

◆平成時代の改称路線
2008(H20)年3月30日 横浜市交通局 ブルーライン 湘南台~あざみ野
                   (←1号線・3号線)
※正式には路線名付与で、正式名称「1号線」(関内~湘南台)「3号線」(関内~あざみ野)は変わっていない。 

◆平成時代の改称駅
1998(H10)年4月1日
 京浜急行電鉄 久里浜線 YRP野比(←野比)
1998(H10)年8月22日
 小田急電鉄 江ノ島線 六会日大前(←六会)
1999(H11)年8月29日
 横浜市交通局 3号線 北新横浜(←新横浜北)

◆平成時代の廃止路線・区間 〔カッコ内は廃線に伴う廃駅(県内のみ)〕 日付は営業最終日
2001(H13)年1月31日
 小田急電鉄 向ヶ丘遊園モノレール線 向ヶ丘遊園~向ヶ丘遊園正門
 〔向ヶ丘遊園正門〕
2004(H16)年1月30日
 東京急行電鉄 東横線 横浜~桜木町
 〔高島町/桜木町〕

◆平成時代の電化路線・区間
1991(H3)年3月16日
 東日本旅客鉄道 相模線 茅ヶ崎~橋本(直流1500V)

◆平成時代の事業者名称変更
1998(H10)年7月1日
 京王電鉄 ←京王帝都電鉄
2013(H25)年10月1日
 横浜シーサイドライン ←横浜新都市交通

14神奈川県.JPG

神奈川県の歴代知事
長洲一二→(1995(H7)年4月23日~)岡崎洋→(2003(H15)年4月23日~)松沢成文→(2011(H23)年4月23日~)黒岩祐治


 ここでいつもなら、各都道府県別の令和になってからの動きを記すのだけれど、7年前、当ブログの更新1000回記念で、当時の神奈川県の駅を全部撮影し、公開するという企画をやっておりまして、その最終回で、当時の時点での神奈川の(駅を中心とした)将来展望を記していました。7年経って、世の中も移ろい、当時予想したとおりになったのかならなかったのか、さらにその先はどうなるみたいな視点で、次回、別に記事を仕立てて記します。やはり地元なので、少し深く掘り下げます。

 当ブログでは直接のコメントは受け付けないので、何かありましたら、本体の「日本の路線バス・フォトライブラリー」上からメールを下さい。折返し返事をしたいと思います。何か質問がありましたら、やはり本体上からメールを下さい。解かる範囲でお答えをしたいと思います。質問と答えは当ブログにも掲載します。
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 南海は今日、5月22日ダイヤ改正について発表しました。やはり関西空港関係の影響が大きく、〔ラピート〕は日中毎時1本に削減(改正後も当分の間運休継続)、空港急行も一部を8→6連に減車した上で一部減便。また、22時以降の南海線は、空港急行・区間急行を一部減便。一方で平日の普通は上下2本ずつ運転区間を延長して、難波~和歌山市間で運行。この他、3月にリリースされている通り、難波24時25分発南海線普通住ノ江行、高野線各駅停車堺東行の運行を取りやめ、最終電車を繰り上げ(難波からの最終の出発は、南海線は24時08分発泉佐野行急行、高野線は24時10分三日市町行区間急行になる)。高師浜線は高架化工事のため運休・バス代行になる。また羽衣・高石両駅の営業キロ変更により、一部の区間で運賃の変更が発生する。普通運賃で対象となるのは5区間で、高石~泉大津間は50円上がって210円、羽衣~箱作間は40円下がって570円になる。ご多分に漏れず、南海も紙の時刻表が廃止になり、ポケット時刻表のみ、公式Web上でPDF形式により配信されています。

《今日のニュースから》
19日 小型ヘリ「インジェニュイティ」 火星での飛行に成功 地球以外の惑星初
(西武ハイヤー 雇用助成金一部 会社の特別利益として計上)
20日 2025年大阪万博 ドイツ・フランス等6か国参加表明
(日本百貨店協会 「緊急事態宣言」下の商業施設営業継続要請)