№2322 平成の30年 都道府県別鉄道回顧 13.東京都(2)

 平成の鉄道回顧・東京都編、2回目はJRが中心になります。さすがに日本の首都だけあって、通勤電車も常に、最新鋭車両が優先して導入されていきます。山手線など、平成の30年の間に2度置き換えがあった路線も、少なくありません。大手私鉄は複々線化などの輸送力増強に追われる日々が続くが、JRに関しては、質的な改善が進められた、という所でしょうか。一方長距離列車は、新幹線への転移や航空・高速バスとの競争もあり、在来線に関しては、ネットワークが縮小していきます。

E231系山手線 20110815.jpg


最新鋭車両を導入 山手線と京浜東北線
 山手線は、205系への置き換えが昭和末期に完了した後、1990(H2)年には乗降時間短縮を狙い、6ドア車両が試作された。ラッシュ時に座席を折りたたんで全て立ち席とする構造は、デビュー時には批判もあったが、翌年には量産車が製造され、各編成に2両ずつ組み込み、山手線は11両編成となって、結果的に輸送力の増強につながった。2002(H14)年にデビューした後継車両E231系500番台にも受け継がれた他、中央・総武線各駅停車や、埼京線・横浜線にも波及している。多扉の思想は、地下鉄日比谷線や、東急田園都市線、京王線にも波及した。
 転機となったのは、2001(H13)年1月に発生した、新大久保駅の転落事故である。ホームドアの整備を鉄道各社に強力に求めるきっかけとなり、ホームドアに適合できない多扉車は、一転して置き換えの対象となる。山手線では、埼京線延伸・湘南新宿ラインの開業による輸送の分散もあり、6ドア車は2010(H22)年以降、通常の4ドア車に置き換えられていった。埼京線や横浜線でも、E233系への置き換えと共に6ドア車の運行が終了、平成末期には、中央・総武線各駅停車のE231系のみとなっていた。山手線には2015(H27)年より、E235系が導入されて、E231系の置き換えが続けられている。
 一方、引き続き103系が使用されていた京浜東北線には、1992(H4)年にVVVF制御の試作車901系が導入され、試験結果を見て、1993(H5)年に量産車209系がデビューした。JR東日本初の量産型VVVF通勤車で、「寿命半分・価格半分・重量半分」の設計思想の下、鉄道車両の設計思想を大きく変える事になる。実際には想定より長期間使用された後、E233系に置き換えられ、大半は房総地域に異動していった。

郊外へ拡大 JRネットワーク
 国鉄時代末期から工事が続けられていた京葉線は、1990(H2)年3月10日に新木場~東京間が開業、全通した。東京は本駅から遠く離れた、鍛冶橋に近い地下駅に発着、長大な地下通路で連絡している。開業と同時に快速の運転が始まった他、特急〔さざなみ〕〔わかしお〕が京葉線経由に変更になった。東京ディズニーランドなどの行楽地がある事から、開業当初は急行形改造の「シャトルマイハマ」が運行された他、近郊各地からの臨時列車の発着も多い。
 横須賀・総武快速線では、1991(H3)年3月の成田空港ターミナル新線の開業に合わせ、特急〔成田エクスプレス〕の運行が始まった。新宿方面行と横浜方面直通を併結し、東京で分割・併合を行う列車が大半である。113系が使用されていた快速は、1994(H6)年より、普通車を4ドアとしたE217系に置き換えられていった。
 新宿まで開業していた埼京線は、山手貨物線の旅客化の進捗に伴い、1996(H8)年に恵比寿まで、2002(H14)年には大崎まで到達し、りんかい線との相互直通運転を開始した。首都圏でも有数の混雑路線となり、205系時代には6ドア車の連結も行われていた。JR東日本で初めて、車内に防犯カメラが取り付けられた路線でもある。
 また、埼京線と共用する形で、東海道本線・横須賀線と宇都宮線(東北本線)・高崎線を直通する湘南新宿ラインの運行が、2001(H13)年12月に始まった。当初は本数も少なく、横須賀線E217系や、ライナー用215系の新宿折返し運用が設定されていたが、2004(H16)年には、新宿・池袋の改良工事の完成により、運行時間帯・本数共に大幅に拡充されている。車両も4ドア一般型のE231系に統一された。これを機に、宇都宮線・高崎線では、グリーン車のサービスも始まっている。
 一方、東北縦貫線の名称で東京~上野間に建設された高架線を経由する上野東京ライン、も2015(H27)年3月に開業、東京経由で東海道本線と宇都宮線・高崎線を直通するルートが確立した。上野東京ラインでは特急〔ひたち〕〔ときわ〕や、常磐線通勤列車も、一部が品川まで直通する。
 中央線快速は、小金井市内・国立市内の連続立体交差工事の進捗により、東小金井、国立両駅に待避線が増設され、快速運転の増強が図られた。長らく中央線の顔だった「省エネ電車」201系は、2006(H8)年より導入が始まったE233系に順次置き換えられ、2010(H22)年に中央線快速から退役した。E233系には2022(R4)年をメドにグリーン車を増結する事になっており、準備工事が始まっている。
 全線非電化だった八高線は、1996(H8)年に八王子~高麗川間が電化、高麗川で系統を分断し、八王子側は川越線と直通運転を開始した。ラッシュ時には中央快速線からの直通列車も設定されている。八高線の電化で、東京都内の旅客営業鉄道路線は全て電化された。
 近年は南武線・横浜線・武蔵野線など首都圏の外周部の路線を「東京メガループ」と称し、サービスの向上が図られている。横浜線では快速が20分間隔にまで増発された他、1991(H3)年からは、電化された相模線列車の一部が、八王子まで直通運転を行っている。一方で185系によって運行されていた臨時特急〔はまかいじ〕は、2019(H31)年3月改正を持って運行を終了した。
 南武線では2011(H23)年に神奈川県内の区間で快速が復活。その後稲城市内の連続立体化の進捗に合わせて快速運転区間を拡大、2015(H27)年3月改正で、全線における快速運転が実現した。両路線とも、国鉄時代は他線区からの転用車両が使用されていたが、民営化以降は、新車両が直接投入されるようになっている。この事も、外周部路線の地位の向上を物語っている。

明と暗 新幹線と在来線特急列車
 東北・上越新幹線は御徒町の工事現場の陥没事故により、当初の計画より2年遅れた1991(H3)年6月、上野から東京へ到達した。開業当時の東京駅は1面2線のみで、臨時列車は引き続き上野発着になった。その後1997(H9)10月の長野新幹線開業に備えてホームの増設が行われたが、南北の駅舎に挟まれて拡張のスペースがなく、在来線ホームを北側にずらす事でスペースを確保、中央快速線ホームは、新たに3階部に建設して移転する重層化が行われた。
 JR東海が運営する東海道新幹線では、2003(H15)年10月、品川駅が開業した。同時に裏口のイメージが強かった東口の開発が一気に進み、港南口として急速に発展を見る事になる。当初は一部通過列車もあったが、2008(H10)年の改正で、全列車停車となった。2016(H28)年度の乗車人員は約35,000人を数えている。また新幹線の他、港南口の再開発に京急線羽田空港直結などもあり、JR東日本の品川駅も乗降客が増加、2016(H28)年度には渋谷駅を追い抜き、JR東日本の都内の駅では、新宿・池袋・東京に次ぐ第4位のターミナルに躍進した。品川駅構内では現在もJR東日本による改良工事が続けられており、リニア中央新幹線の始発駅ともなる事から、今後も大きく伸びる事が予想される。
 新幹線の影で、東京・上野を発着する長距離列車は衰退を重ねた。東北特急の始発駅だった上野は、1993(H5)年の〔あいづ〕廃止で、東北行の昼行特急は、常磐線〔ひたち〕を除いて全廃。夜行列車も東北行は、2014(H27)年の〔あけぼの〕が最後になった。そして2016(H28)年の北海道新幹線開業によって〔カシオペア〕が廃止となり、既に北陸方面への夜行は全て消滅していたから、上野からの夜行列車は全て廃止となった。かつての北へのターミナルは、ダイヤ面では見る影もない。一方で駅舎は、1932(S7)年以来の現行の建築を活かしつつ、2002(H14)年にリニューアルオープンした。
 東京駅も東海道・山陽本線を走るブルートレインは1990年代以降衰退、1994(H6)の〔みずほ〕〔あさかぜ〕削減に始まり、それ以降も縮小を重ねていく。1998(H10)年には電車寝台特急〔サンライズ瀬戸・出雲〕運行開始の明るい話題もあったが、2009(H21)年の〔はやぶさ・富士〕廃止で、東京からもブルートレインが全て姿を消した。寝台急行〔銀河〕も廃止になり、夜行普通列車〔ムーンライトながら〕も、期間を限定して運行する臨時列車のみとなった。東京発着の特急は、伊豆方面行〔踊り子〕が中心である。
 この結果、かつて多数の長距離列車を牽引するELとブルートレインを多数配置していた東京車両区と、湘南電車の基地となっていた田町電車区は揃って廃止となり、配置車両は各地へ散っていった。跡地は高輪再開発事業の用地となり、アクセスとして、山手線・京浜東北線の新駅の建設が着手された。駅名は事前の公募により「高輪ゲートウェイ」となり、2020(R2)年の開業を目指した。

ライナー列車隆盛
 料金と引き換えに着席しての通勤・帰宅を保証する「ライナー列車」は、昭和の後期、小田急ロマンスカーの回送車両を、新宿~町田間で客扱いした事が始祖とされる。その後、京成のスカイライナー車両を利用した〔モーニングライナー〕〔イブニングライナー〕、京急のクロスシート車を活用した〔ウィング号〕が始まり、JR東日本でも、国鉄時代末期に上野~大宮間の特急車の回送車両を使用したライナー列車の運行が始まり、その後、他路線にも広がっていく。この他、元から有料特急を運行する東武(伊勢崎線)、西武でも、夜間にはライナー的な短区間の特急の利用が増えてきた。元祖格の小田急でも、増発や運行区間の延長、停車駅の増設や接続改善などが行われている。
 ライナー列車は、純粋な通勤車のみを使用する路線では、期待はされても実現は難しいと思われていた。その中、2008(H20)年6月にスタートした東武東上線〔TJライナー〕は、ライナー列車の新しい形態として注目された。車両そのものは通常の4ドア通勤車形態ながら、座席は、混雑時にはサイドシート形態、閑散時にはクロスシート形態に転換できるようになっており、クロスシート形態時に、有料のライナー列車として運用するものである。当初の夕刻下り60分間隔は、好評の内に増発を重ねて30分間隔運転となり、2016(H28)年にはオフピーク時間帯の上りにも設定される、ヒット商品となった。
〔TJライナー〕の成功をきっかけに、他の私鉄でもライナー列車新設の動きが広がる。純粋なロングシート通勤車のみが存在していた京王では、(新)5000系導入により、2018(H30)年2月より、〔京王ライナー〕の運行を開始した。朝夕の通勤時の他、行楽シーズンには高尾発着の臨時有料列車としても運行される。既に西武編成による〔S-TRAIN〕が土休日のみ運行されていた東急でも、同年12月に大井町線で「Q-SEAT」サービスを開始した。7連に増結された急行のうちの1両を、座席指定車両として運用する形態である。この結果、東京都内に路線がある大手私鉄は全て、自社車両による有料の列車が運行される事になった。
 JRでは、中央本線で〔中央ライナー〕〔青梅ライナー〕を運行していたが、2019(H31)年3月改正で中央本線特急がE353系に統一されたの機に、全車指定席の特急〔はちおうじ〕〔おうめ〕に発展した。東京都内のみで完結するJRの特急は初めてである。一方で宇都宮線や高崎線、横須賀線、総武快速線のライナー列車は全て廃止となった。また、高速バスとの競争に敗れた〔さざなみ〕が実質ライナー列車化するなど、JRのライナー列車は、特急化をメインに、資源を集中する方向に向かう。

赤レンガ駅舎 復元完成
2012(H24)年10月、東京駅丸ノ内の「赤レンガ駅舎」を、大正時代の創建時の姿に復元する工事が完成した。ステーションホテルの再開や、新しいエキナカのオープンもあり、新しい観光名所ともなっている。八重洲口も面目を一新、駅前は高速バスターミナルとして整備された。一方、神田の交通博物館は2006(H18)年に閉館、大宮に移転していった。

 当ブログでは直接のコメントは受け付けないので、何かありましたら、本体の「日本の路線バス・フォトライブラリー」上からメールを下さい。折返し返事をしたいと思います。何か質問がありましたら、やはり本体上からメールを下さい。解かる範囲でお答えをしたいと思います。質問と答えは当ブログにも掲載します。
 当ブログ上からでは発表できない緊急の事態が発生した時は、本体でお知らせします。


 次回は東京都のデータ編となるが、都合により、金曜日に更新します。また、通常土曜日更新の、首都圏の鉄道・バスの新型コロナウィルス対策等のまとめは、日曜日とします。来週火曜日から、本来の更新パターンに戻る予定です。

《今日のニュースから》
 5日 千葉県 熊谷新知事 初登庁
(しまむら 最終利益前年より倍増 「巣ごもり」需要増加)
 6日 松戸市 女児殺害事件 検察 上告断念
(北朝鮮 東京オリンピック不参加表明 コロナ禍理由)

 大阪府の新型コロナウィルス感染者の数が719人に達し、過去最多となりました。東京都(399人)・神奈川県(100人)・埼玉県(116人)・千葉県(62人)の首都圏一都三県の合計(677人)を上回る事になります。彼の地でどういう事が起きているかを目の当たりにしているわけではないから、軽々しくどうのこうのとは言えないが、正直ビックリというか、不気味です。今回はJRを中心に書いたが、JR東日本は昨年度の収入が対2018(H30)年度比でほぼ半減だそうで、とにかくコロナ禍自体がどうにかならないと、交通事業者はどうにもなりません。今後は関西を中心とした西日本の事業者にも、かなりの悪影響が出る事が予想されます。

№2321 平成の30年 都道府県別鉄道回顧 13.東京都(1)

 平成の鉄道回顧、今回はいよいよ東京都です。さすがにボリュームがあるので、3回に分けて書きます。前半は主に地下鉄と私鉄です。
 今のコロナ禍への対応でも明らかなように、東京は日本一の大都会であり、一極集中への対応も課題であり続けているが、東京都だけでは完結・解決できない事項も数多くあります。特に隣接する神奈川県、埼玉県、そして千葉県とは密接な関係があります。それは、鉄道も全く同じでした。東京都内で起きた事項は、ほとんどがそのままストレートに、近隣の他県に波及する事になります。

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地下鉄ネットワーク・私鉄輸送力増強策完成
品川が第4のターミナルに躍進


地下鉄新規開業路線はワンマン運転
 平成の世が始まった時点で、営団地下鉄のネットワークは、南北線・副都心線が未開通、半蔵門線は延伸の道半ばだった。1989(H元)年1月26日の半蔵門~三越前間開業が、平成になって最初の、日本の鉄道新線の開業だった。
 1991(H3)年11月、南北線が、他の地下鉄路線と繋がらない、駒込~赤羽岩淵間で先行開業した。営団地下鉄では初めてATOによる自動運転・ワンマン運転を実施、各駅には密閉式ホームドアを採用した。地下鉄では初のSF磁気カードも導入している。1996(H8)年3月に四ツ谷まで、翌年には溜池山王まで延伸し、他の地下鉄路線と繋がった。
 有楽町線は、東武東上線との相互直通運転が行われていたが、西武池袋線との直通は遅れていた。西武有楽町線とは直通運転を行っていたが、新桜台が終点で他の西武線と繋がりがなく、車両は全て営団車両だった。練馬延伸は新桜台開業から11年後の1994(H6)年12月、同時に、のちの副都心線の一部となる新線池袋~小竹向原間が、有楽町線の新線として開業した。
 東京都交通局でも、新宿線が1989(H元)3月19日に千葉県の本八幡まで延長し、全線が開業した。当初は本八幡から千葉県営鉄道と直通運転を行う計画だったため急行運転が想定されており、瑞江駅には通過線が設けられていた。1998(H10)年より急行運転を開始している。
 大江戸線の開業は1991(H3)年12月10日、やはり他の地下鉄路線との接続がない練馬~光ヶ丘間の先行開業で、単に都営12号線と称していた。大阪市交通局鶴見緑地線に次ぐ、日本で2番目の小断面リニアモーター地下鉄で、当初からワンマン運転を行っている。1997(H9)年12月に新宿まで、2000(H12)年4月に国立競技場へ延伸、同年12月に環状部が全線開業し、全通した。この時点で大江戸線と命名されている。
 営団地下鉄南北線・都営地下鉄三田線は、2000(H12)年9月26日、同時に目黒に延伸して全通した。両路線は目黒~白金高輪間を共用、営団が第1種鉄道事業免許を保有し、都営が第2種鉄道事業者として乗り入れる形態を取った。三田線は全駅にホームドアを設置し、ワンマン運転を開始している。
 半蔵門線は、東武伊勢崎線との相互直通を行う事になり、2003(H15)年3月19日に押上まで延伸、東武が建設した新線と連結して、相互直通運転を開始した。これが、営団地下鉄としては最後の新線開業となった。
 特殊法人だった営団地下鉄は翌2004(H6)年4月1日、東京地下鉄(東京メトロ)として民営化された。その後はエキナカやホテルなどの副業にも、力が注がれる事になる。
 2008(H10)年6月14日、有楽町線新線が渋谷まで延伸し、副都心線として開業した。東京メトロとしては初の新線で、ATOによる自動運転・ワンマン運転を実施している。最長10連で、当初から急行も運行される地下鉄路線のワンマン運転は、前例がない。
 副都心線の開業で、営団→東京メトロ、都営地下鉄、いずれも計画されていた路線が全て開業し、現在に至る地下鉄ネットワークは全て完成し、東京メトロが9路線174.9㎞、都営地下鉄が4路線109.0㎞、合計283.9㎞となり、世界でも有数の地下鉄ネットワークを誇る事になる。両者の懸案事項として地下鉄事業の一元化があり、乗継ぎ割引の拡大や、九段下駅で半蔵門線と新宿線のホームを隔てた壁の撤去など、ソフト面での動きは見られるが、体制の変更という面では、今の所前進がない。

大手私鉄 輸送力増強に苦闘
 郊外に向かう大手私鉄の大半に取って、輸送力の増強が喫緊の課題となっていたが、大規模な設備投資を必要とするため、1987(S62)年に認定された、「特定都市鉄道整備計画」によって整備が進められた。事業計画区間において運賃を上積みし、終了後に利用者に還元するものである。
 東武伊勢崎線は早期に竹ノ塚まで複々線になっており、1988(S63)年には草加まで高架複々線化が行われていた。1997(H9)年には越谷まで、2001(H13)年には北越谷まで延伸。越谷複々線化と同時に北千住駅ホーム立体化も完成し、輸送力の大幅な増強が実現した。
 これより前の1990(H2)年には、業平橋駅構内の貨物ヤード跡地にホームを新設、10両編成の準急列車を発着させ、隣接する都営浅草線押上駅を介して連絡運輸し、日比谷線に集中する旅客を分散させる措置が取られた。2003(H15)年3月の半蔵門線との相互直通開始まで使用され、その後跡地には2012(H24)年5月、東京スカイツリーとスカイツリータウンが開業、東武グループの新たな観光資源ともなった。
 西武池袋線は練馬~石神井公園間で高架複々線化が行われる事になったが、工事は遅れ、練馬~練馬高野台(新規開業)間の先行高架化は1994(H6)年12月になってであった。同時に西武有楽町線・新桜台~練馬間が開通したが、この時点では池袋線に直通せず、練馬折返しだった。複々線化は、2001(H13)年12月に練馬高野台まで完成したが、残る練馬高野台~石神井公園間の高架複々線化の完成は、11年も後の2012(H24)年12月になってであった。一方新宿線は、西武新宿~上石神井間で大深度地下線建設による複々線化が計画されたが、費用対効果が見込めないと判断、1995(H7)年に計画中止が発表され、運賃の還元が行われた。
 東急東横線・田園都市線はいずれも、他路線をバイパスとして整備する方法が採られた。東横線では、旧目蒲線を多摩川で分割、目黒側は車両の長編成・大型化させ、田園調布~日吉間に建設する複々線に直通し、さらに目黒から地下鉄線と相互直通させる計画となった。2000(H12)年9月、先行して地下化されていた目黒駅に地下鉄南北線・三田線が到達、目黒を経由しての直通運転が始まった。同時に急行に運転も始まっている。目蒲線は目黒側が目黒線と改称、蒲田側は東急多摩川線となり、多摩川~蒲田間の折返し運転に改められている。
 田園都市線では沿線の開発により急激に乗客が増加、6ドア車の導入や、準急の設定による混雑率の平準化が試みられていたが、輸送力の増強策が限界に達していた。このため大井町線を活用し、二子玉川~溝の口間を複々線化、大井町線を整備の上で直通させる事になった。2008(H10)年には6連の急行運転を開始、翌2009(H21)年の複々線化完成により、溝の口まで延伸した。新玉川線は2000(H12)年、田園都市線に編入されている。
 京王線は新宿(新線駅)~笹塚間が複々線となっていたが、その先は列車の側で輸送力増強を行う事になり、ラッシュピーク時の新宿発着の各駅停車を全て10連とした他、ピークの前後を含めた2時間の範囲で増発を行った。井の頭線は車両の大型化で輸送力を増強する方策が取られ、1995(H7)年に20m4ドア車の1000系を導入、在来の3000系を順次置き換えていった。渋谷駅では大規模な改良が行われている。事業終了後の1997(H9)年には運賃の還元による値下げが行われ、一般にも話題となった。
 小田急小田原線の複々線化は困難を極めた。喜多見~和泉多摩川間の高架複々線化は1997(H9)年に完成したが、世田谷区内では集団訴訟が提起されるなど激しい反対運動が起こり、工事は大幅に遅れた。梅ヶ丘~喜多見間の複々線化は2004(H16)年、残る下北沢付近は緩行線と急行線の2層の地下線による複々線化となり、2018(H30)年3月にようやく完成した。都市計画決定から40年、特定都市鉄道整備計画認定からも、31年の時が経っていた。同月のダイヤ改正では快速急行の大幅な増発など抜本的な輸送力の増強が実現、混雑率が前年度192%→151%と、劇的に改善された。この小田急の完成で、特定都市鉄道整備計画は、(中止の西武新宿線を除き)全て完成した。
 地下鉄ネットワーク完成、私鉄の輸送力増強策は、地下鉄を介して都内をスルーする相互直通ネットワークの拡大をもたらした。東武伊勢崎線は既に日比谷線との相互直通運転が行われていたが、2003(H15)年の押上新線開業で半蔵門線と直結、半蔵門線は東急田園都市線との直通運転を行っていたので、半蔵門線を経由した、東急~東武の直通運転が実現する事になった。中央林間(神奈川県大和市)~南栗橋(埼玉県栗橋町・今は久喜市)間は100㎞に近い。2006(H8)年には相互直通列車の大幅な増発が行われたほか、久喜発着列車も設定された。
 東武東上線と西武池袋線は、共に有楽町線とは相直運転が行われていたが、2008(H20)年には副都心線とも相互直通が始まり、渋谷まで到達。2013(H25)年、東急東横線の渋谷駅が副都心線の駅に統合される形で地下に移転して副都心線と直結、東武・西武~東急、さらにみなとみらい線との相直運転が始まった。副都心線が既に急行運転を行っており、東急と西武からの直通も、急行運転が主力になった。2016(H28)年には東上線でも副都心線直通列車の急行運転が開始、4社相互直通で最速となる列車には「Fライナー」の愛称が与えられた。この影で、東急東横線~地下鉄日比谷線の相直運転は、2013(H25)年に廃止となった。
 小田急小田原線との相直運転を行っていた千代田線では、2008(H10)年より、小田急ロマンスカー60000形MSEの乗り入れが始まった。地下鉄初の有料列車である。平日は通勤・帰宅需要、土休日は行楽の需要に応えた設定になっている。土休日は一時、有楽町線新木場発着の設定もあった。有楽町線・副都心線では2017(H29)年より、西武40000系を使用した座席定員制〔S-TRAIN〕を運行している。平日は通勤・帰宅需要に応えるべく有楽町線と、土休日は行楽客の利用を見込み、副都心線経由でみなとみらい線へ直通、さらに西武秩父行が設定されるなど、曜日により運行内容が大きく異なるのが特徴である。

羽田空港拡張 アクセス鉄道競合
 羽田空港は沖合展開事業の進捗により、1993(H5)年10月、旅客新ターミナル(現第1ターミナル)が開業した。対応して、東京モノレールは整備場から新線を敷設、ターミナル新駅直下に乗り入れた。一方、京急空港線は、旧羽田空港駅から路線を延伸、第1段階として、地下線を建設し、旧羽田駅で東京モノレールと接続、同時に本線直通列車を新設し、モノレールを介した鉄道アクセスの整備の始まりとなった。その後の1998(H10)年に京急線自身も、空港ターミナル新駅への新線を開業している。2002(H14)年には第2ターミナルが開業し、東京モノレールは路線の延伸により、第2ターミナル新駅に乗り入れている。京急線は、京急蒲田駅の工事の進捗に合わせて直通運転を増強、横浜方面行の列車の運行も始まった。
 都営浅草線では、京急線羽田空港ターミナル新駅乗り入れを機に、線内で急行運転を行う「エアポート快特」「エアポート特急」を新設した。のちにエアポート快特に一本化している。一方東京モノレールでは2007(H19)年、昭和島駅の待避線完成により、「空港快速」「区間快速」を設定している。
 2009(H11)年には京成により、成田空港へのアクセス新線となる「成田スカイアクセス」が開業した。京成高砂~印旛日本医大間は、1991(H3)年に京成高砂へ乗り入れが完成していた北総鉄道と共用している。スカイライナーはスカイアクセス経由に変更となり、新車両(新)AE形による160㎞/h運転が行われ、都心~空港間は最速30分台後半にまで短縮された。同時に羽田空港~成田空港間の直通列車が増強され、「アクセス特急」が新設されている。また、2010(H22)年には羽田空港再国際化により、国際線新ターミナルが完成。東京モノレール、京急線共に、国際線ターミナル新駅を新設した。モノレールは、再度ルートの変更を行っている。
 2002(H14)年、東京モノレールは株式の大半がJR東日本に譲渡され、JR東日本の傘下に入った。2019(H31)年2月、JR東日本自らが羽田空港アクセス線の整備を行う意向が表明され、東京モノレールの空港アクセス鉄道としての立場が微妙になる事も予想される。

臨海部で 郊外で 新鉄道開業
 臨海部では開発に合わせて新線の開業が相次いだ。1995(H7)年11月、東京都初の新交通システム・東京臨海新交通が新橋~有明間に開業した。元々は翌年の開催が予定されていた世界都市博覧会のメインアクセスとなる予定で、博覧会は中止になったが、臨海部の開発の進展は進み、輸送力は増強が図られた。仮駅で開業した新橋駅は2001(H13)年に本駅に移転、2006(H18)年には豊洲まで延伸した。汐留駅は周辺の開発を待ち、2002(H14)11月、都営地下鉄大江戸線と共に開業し、乗換駅となった。この間の1998(H10)年、愛称の「ゆりかもめ」を正式な社名としている。
 東京臨海高速鉄道りんかい線は、1996(H8)年3月に新木場~東京テレポート間で開業、2001(H13)年3月に天王洲アイルまで延伸し、新駅を建設した東京モノレールと接続した。翌2002(H14)年には大崎まで延伸、JR埼京線と連結して、新宿を経由し、川越までの相互直通運転を開始している。
 最後の都電となった荒川線は、1990年代以降、VVVF制御の新型車両の導入、軌道の整備など近代化が推進された。一方、2008(H10)年3月には、新交通システム・日暮里・舎人ライナーが開業。両線は熊野前で交差するが、東京都交通局は、路面電車と新交通システムを同時に営業する、初の(恐らくは今後も唯一の)事業者となった。
「常磐新線」として建設されていた首都圏新都市鉄道(愛称「つくばエクスプレス」)は、2005(H17)年8月に開業した。電気の町からポップカルチャーの発信地に様変わりしていた秋葉原の地下駅を起点とした事でも、話題になった。
 多摩地域には、都心から放射状に伸びる幹線鉄道を短絡する鉄道路線が待望され、多摩都市モノレールの建設が進められた。1998(H10)年には第1期区間の立川北~上北台、2000(H12)年には第2期区間の多摩センター~立川北間が開業した。

 次回は、主にJRです。

 当ブログでは直接のコメントは受け付けないので、何かありましたら、本体の「日本の路線バス・フォトライブラリー」上からメールを下さい。折返し返事をしたいと思います。何か質問がありましたら、やはり本体上からメールを下さい。解かる範囲でお答えをしたいと思います。質問と答えは当ブログにも掲載します。
 当ブログ上からでは発表できない緊急の事態が発生した時は、本体でお知らせします。


《今日のニュースから》
 4日 モンキー・パンチ氏展示施設 北海道浜中町にオープン
(巨人 丸・中島・若林・ウィーラー4選手陽性確認 1軍選手入れ替え)

№2320 首都圏の鉄道・バス 新型コロナウィルス感染影響まとめ Ver.51

 コロナ禍の前にまず、台湾の「太魯閣」の事故、悲惨な事態になってしまいました。亡くなられた方々には、お悔やみを申し上げたいと思います。今回の事故は台湾の鉄道史上最悪、とも報道されているが、台湾では3年前にも普悠瑪の事故があったし、両事故とも5年前に実際に乗っている区間だったので、うーんと思ってしまいました。立ち席がたくさん出るほどの混雑ぶりとも聞いていて、全体的に、インフラの不備もまだあるのだろうか。直接の原因はトラックが転落して列車が衝突、という事らしいが、日本でも去年11月、阪急神戸本線の踏切で似たような事故があったので(規模は小さかったが)、線路脇の路上の駐車車両の対策が、あるいは日本でも必要になってくるかもしれません。

横浜市営地下鉄 メッセージ.jpg
 さて新年度、緊急事態宣言が終わったばかりというのに、日本のコロナ禍は第4波が現実味を帯びてきて、大阪府では連日、東京都を遥かに上回る感染者数が報告されているという。爆発的な増加で、正直ビックリなのだが。宮城県でも感染者が急増して、JR東日本の東北DCがらみの臨時列車の取りやめが、相次いで発表になっています。何とかGWまでには収まってもらわないと、また悲惨な大型連休になってしまいます。そうなったら、交通事業者は、どうなってしまうのか。
 首都圏の交通の、新型コロナウィルス感染に対する、特にダイヤ面での対応、今回は、昨日2日までのリリースで確認できた事項を中心にまとめます。赤い文字は、この一週間の間の新規リリースです。
 対象の交通機関は、基本的に鉄道・バスとも、Suica・PASMO事業者です(それ以外も若干加えています)。特に終了予定日の記載がなければ、「当分の間」です。記載があっても、状況の変化により変更される場合があります。ウィルス対策以外の事項も若干加えています。少しは楽しそうな事もないと、精神的に良くない。「ポストコロナ」を見据えてか、スマホアプリを利用した電子チケット(フリーきっぷなど)などのサービスが、特にバスで普及しつつあるようです。

*** 鉄道 ***

JR東日本 各新幹線は、定期列車は通常通り運行。
 在来線の快速・普通列車は、定期列車は通常通り運行。特急は〔成田エクスプレス〕のみ、早朝・夜間を除き全区間、または一部区間を運休(38号は東京始発大船行で運転)。その他の定期列車は通常通り運行。
 新幹線のグランクラスは、フルサービス提供列車は座席販売数が12席まで、専任アテンダントは2→1名に変更。〔サフィール踊り子〕のカフェテリアも再開している。その他の新幹線・在来線特急・首都圏の普通列車のグリーン車の車内販売は引き続き、全て営業中止(〔かいじ〕〔いなほ〕は終了している)。

JR東海 東海道新幹線は、臨時列車を一部運行している(27日まで発表)。御殿場線は通常通り運行。

東京メトロ 通常通り運行。

東京都営(地下鉄・都電・日暮里舎人ライナー) 地下鉄各線、日暮里・舎人ライナーは最終列車の繰り上げを継続中。

京成 先月27日改正のダイヤの下で、一部〔スカイライナー〕は運休、一般列車は通常通り運行。一部〔スカイライナー〕の青砥停車、〔臨時ライナー〕(印旛日本医大→京成上野)の運行を継続している。

東武 通常通り運行。〔DL大樹〕は6月5・6・17・18日、3・4・7・8号が運休する。

西武 通常通り運行。5月7日~6月27日の毎日、〔ちちぶ3・5号〕〔ちちぶ30・32号〕が武蔵横手・東吾野に臨時停車する。 

京王 通常通り運行。6月20日までの土休日、新宿~高尾山口間の座席指定列車を運行。往路は〔Mt.TAKAO号〕として、新宿→高尾山口間ノンストップで2本、復路は〔京王ライナー〕として、高尾山口→新宿間3本を運行する。

小田急 通常通り運行。「ロマンスカーミュージアム」が19日に開館する。当面の間は事前予約制(ロマンスカーミュージアムWEBより受付)。

東急 通常通り運行。大井町線「Q-SEAT」サービスは、171号(大井町17時30分発)~203号(大井町20時30分発)の6本で実施。21時台以降は引き続き休止(列車自体は通常ダイヤの急行で運行)。世田谷線の「バス特」は、4月30日を持って終了する。

京急 先月27日改正のダイヤの下で、通常通り運行。〔イブニングウィング20・22号〕は臨時列車となっている。5月7日より、〔モーニング・ウィング3号〕の金沢文庫→品川間を12連に増強する。

相鉄 通常通り運行。

りんかい線 通常通り運行。

つくばエクスプレス 通常通り運行。

関東鉄道 通常通り運行。「キハ2401号復刻塗装お披露目撮影会」を、17日に水海道車両基地で行う。5日12時より、関東鉄道公式Webの専用フォームから申し込む。午前・午後各50名先着順。参加費3,000円(大人・子供同額)。

新京成 通常通り運行。

北総 通常通り運行。

東葉高速 通常通り運行。

東京モノレール 通常通り運行。「キキ&ララモノレール」「シン・エヴァンゲリオン劇場版公開記念装飾モノレール」は、今月一杯の運行スケジュールを公開している。 

ゆりかもめ 新橋0時20分・0時30分発有明行を取りやめている。

多摩都市モノレール 多摩センター0時00分発上北台行・0時17分発立川北行・上北台23時55分発多摩センター行を取りやめ。多摩センター23時43分発は立川北止まりに短縮。当面の間継続する。

舞浜リゾートライン ディズニーリゾートラインの正確な運行状況は公式Webでは解らないが、TDRが短縮営業を行っているため、モノレールも対応して、運行時間の短縮を行っていると思われる。

千葉都市モノレール 通常通り運行している。

埼玉高速鉄道 通常通り運行している。今日埼玉スタジアムで行われたJリーグ(浦和vs鹿島)の対応で、試合開始前に鳩ヶ谷→浦和美園間5本・終了後に浦和美園→鳩ヶ谷間3本の臨時列車を運行した。
 
埼玉新都市交通 通常通り運行している。

横浜市営地下鉄 通常通り運行している。「春休み子供110円」キャンペーンは実施しない。

横浜高速鉄道みなとみらい線 通常通り運行している。
 
横浜シーサイドライン 先月27日改正のダイヤの下で、通常通り運行。金曜ダイヤは廃止した。
  
湘南モノレール 通常通り運行している。「コロナ終息祈願号」を運行している。5607F(黄色帯)。コロナ禍終息まで。

江ノ電 鎌倉23時03分発藤沢行は江ノ島止まりとなり、23時55分発稲村ケ崎行は取りやめ。藤沢23時18分発鎌倉行は稲村ケ崎止まりとなり、23時49分発江ノ島行は取りやめている。当面の間継続する。「一日乗車券のりおりくん」などの企画乗車券は全て、発売を再開している。小田急電鉄のMaasアプリ「EMot」で、「のりおりくん」デジタル版を実証実験で販売(9月30日まで。大人用のみ)

伊豆箱根 駿豆線・大雄山線共に最終電車を繰り上げている。駿豆線は三島22時50分・修善寺22時22分発まで、大雄山線は現状の最終電車までは通常運転。〔踊り子〕3往復は全て、通常の運転日に運行。全車指定席で指定席料金が必要。駿豆線内のみ利用の場合、未指定券200円。
 駿豆線の「Over the Rainbow」編成は、「HAPPY PARTY TRAIN」と共に、4月15日までの運用を公表している。6月までは運行の見込みで、両編成とも「Aqours」結成5周年記念ヘッドマークを付けて運行される。駿豆線1日フリー乗車券「Aqours結成5周年記念旅助け」(大人のみ1,300円(クリアバッジ込み))を終日有人駅(三島・三島広小路・大場・伊豆長岡・修善寺)で発売している。「ホロライブ」(女性Vtuberのアイドルグループ)とタイアップしたラッピング電車「ホロ伊豆ム」トレイン(7501F)を運行中。6月9日までの運用を公表している。「限定ツアーパッケージ」も販売中。なお、三島・修善寺両駅では、クレジットカード・電子マネー・QRコードによるキャッシュレス決済を受け付けている(駿豆線はICカードは導入していない)。

伊豆急行 通常通り運行している。「伊豆満喫フリーきっぷ」(JR伊東駅のみの発売)は、「Season1」は4月1日~7月31日、「Season2」は9月1日~1月31日(12月29日~1月3日を除く)の間発売。

富士急行 〔富士山ビュートレイン〕は運行を再開した。〔フジサン特急〕〔富士登山電車〕は引き続き運休。〔富士回遊91・92号〕を、4月29日までの土休日運行。

小湊鐵道 3月22日にダイヤ改正を実施した。新ダイヤの下で通常運行。「房総里山トロッコ」は、今年度の運行を開始した。「こみなと待合室」(カフェ)もオープン。キハ40形の導入が発表になっている。既に五井に搬入済みだが、詳細は後日発表。

いすみ鉄道 通常通り運行。「レストラン列車」は先月27日より再開している。

銚子電鉄 朝方5往復は、1日に運行を再開した。夕方2往復は引き続き取りやめている。

秩父鉄道 通常通り運行。「SLパレオエクスプレス」は全車指定席となり、「秩父鉄道SL予約システム」からの事前予約を受け付ける。「秩父路遊々フリーきっぷ」「長瀞秩父おでかけきっぷ」は4月1日より料金を改定。「秩父路~」は大人1,600円・小児800円。通用日は変わらず土休日・「パレオエクスプレス運行日」・その他指定した期日。「長瀞秩父~」は大人1,000円・小児500円。9月26日までの間、この2種類のフリーきっぷの枚数に応じたプレゼントキャンペーンを実施する。
 来年(2022(R4)年)3月より、ICカードを導入する。どのカードシステムになるかは検討中。 

*** バス *** 基本的に一般路線バスについて記載。深夜バス・深夜急行バスについては、現状からの変更の発生を確認した時点で記載する事にします。
「バス特」の終了のアナウンスが相次いているが、ここでの「終了」は、「バスポイントの新規付与」「特典バスチケットの新規付与」であり、終了前に付与された「特典バスチケット」は、10年間有効。

東京都営 〔深夜02・03・10・11〕系統で、最終バスの時刻を繰り上げている(各系統1便ずつ減便)。
 4月1日、23区内の一部系統でダイヤ改正を実施。〔深夜02〕系統は、時刻を変更する(最終便は変更なし)。〔深夜03・10・11〕系統は、1月20日からの時刻を継続。

日立自動車交通 通常通り運行。

京成バス 一般路線は通常通り運行。「都内近距離定期券」は、31日を持って販売を終了している。
ICカード「バス利用特典サービス」:25日を持って終了する。

京成タウンバス 通常通り運行。「都内近距離定期券」は、31日を持って販売を終了している。
ICカード「バス利用特典サービス」:25日を持って終了する。

京成バスシステム 一般路線は通常通り運行。

京成トランジットバス 一般路線は通常通り運行。創業20周年記念車両の運行を開始した。合わせてマスコットキャラクター「トラにゃ」を発表。
ICカード「バス利用特典サービス」:30日を持って終了する。

ちばフラワーバス 一般路線は通常通り運行。千葉駅発中野車庫行深夜バス2便は運休。「マイタウンライナー」は、フラワーバス担当便は全便運休(御成台車庫~東京間の担当便は、京成バスが代替運行)。植草学園大学線は、改正ダイヤで運行。
ICカード「バス利用特典サービス」:30日を持って終了する。

ちばレインボーバス 通常通り運行。
ICカード「バス利用特典サービス」:4日を持って終了する。

ちばシティバス 一般路線は通常通り運行。
ICカード「バス利用特典サービス」:25日を持って終了する。

ちばグリーンバス 一般路線は通常通り運行。「マイタウンダイレクト」は、平日は東京発夜間2便、土休日はグリーンバス担当全便が運休。「佐倉1日フリー乗車券」を発売中。限定1,000枚。大人600円。5月16日までのうちの1日有効。佐倉草ぶえの丘などの観光施設が、団体割引料金で入場できる。
ICカード「バス利用特典サービス」:25日を持って終了する。

東武バス スカイツリーシャトル上野・浅草線は30分間隔の臨時ダイヤ。川越の「小江戸名所めぐり」は、土休日の運行本数を28→14便に減便している(平日は変更なし)。日光の定期観光バスは、「日光満喫一日コース」は1日より再開している。当面は20席限定。「午後から世界遺産満喫半日コース」は、引き続き運休。深夜バスは、1日より一部の便で運行を再開している。
ICカード「バス利用特典サービス」:終了した。
 
国際興業 一般路線は通常通り運行。
ICカード「バス利用特典サービス」:終了した。

西武バス 土休日運行の〔所18-1〕系統は、西武園ゆうえんちの休園に伴い、西武園駅発着の〔所18〕系統として運行。他の系統は通常通り運行。西武観光バス秩父〔営〕は1日、ダイヤを改正している。三峰口~中津川系統は1往復減便(小双里折り返しに短縮)。
ICカード「バス利用特典サービス」:終了した。

関東バス 一般路線は通常通り運行。吉祥寺駅~TDR直行バスは1日より、お台場間直行バスは3日より、一部の便の運行を再開している。お台場直行バスは土休日のみ運行。5月1~4日、2階建てエアロキングの臨時便を運行する。武蔵野市「ムーバス」は、全日特別ダイヤで運行。一日乗車券は大人530円→600円に改定。
ICカード「バス利用特典サービス」:終了した。

立川バス 一般路線は通常通り運行。
ICカード「バス利用特典サービス」:終了した。

西東京バス 一般路線は通常通り運行。奥多摩駅~丹波・鴨沢西路線の小袖川~丹波・鴨沢西間(山梨県丹波山村内区間)では、今月下旬より1年間(予定)、アニメ声優鬼頭 明里(「鬼滅の刃」(竈門禰 豆子役)など出演)による車内アナウンスを実施する。
ICカード「バス利用特典サービス」:終了した。

京王バス 一般路線は通常通り運行。1日、日野駅→日野自動車間直行バスを新設。平日朝方の日野駅発6便のみ。同日、高尾駅南口→館ヶ丘団地間準急バスを新設。平日の高尾駅南口発7時11分のみ。5日より、この両路線に連節バス(日野ブルーリボンハイブリッド連節バス)を導入する。日野→日野自動車は、日野駅発7時40分・8時07分・8時33分発に投入。〔桜84〕系統は今日3日より、土休日ダイヤ午前中の京王バス便は、南大沢駅~相模原駅間〔南84〕系統に短縮(聖蹟桜ヶ丘駅7時30分発は変更なし。午後の神奈中担当便は変更なし)。その他、1日に各地域でダイヤ改正を実施。
ICカード「バス利用特典サービス」:終了した。

小田急バス 一般路線は通常通り運行。武蔵野市「ムーバス」は、全日特別ダイヤで運行。
ICカード「バス利用特典サービス」:終了した。
 
東急バス 平日は通常の平日ダイヤ。E-Liner・深夜急行バスは引き続き運休。土曜日は、一部の系統は引き続き休日ダイヤで運行。
 シェアオフィスバス「Satellite Biz Liner」を、28日までの平日、実証運行する。Wi-Fi、化粧室の他、Yogiboの「Traybo2.0」(PC用のトレイ)を用意し、快適なテレワーク環境を提供するとしている。往路:新羽〔営〕8時20分・市が尾駅8時45分・たまプラーザ駅9時05分→渋谷駅10時15分・東京駅南口10時45分 復路:東京駅南口16時25分・渋谷駅17時05分→たまプラーザ駅17時35分・市が尾駅17時55分・新羽〔営〕18時25分。運賃は区間によって1,000円~2,300円だが、電車の通勤定期券を保有し、DENTOサービスより購入の場合は100円割引。
 ナビタイムジャパンと共同で、バス車内の混雑状況をリアルタイムで案内する実証実験を行っている。東急バス公式WEB、「バスNAVI TIME」の他、世田谷通り・目黒通り・山手通りでは、バス停のデジタルサイネージにも表示される。
ICカード「バス利用特典サービス」:11日を持って終了する。

京浜急行バス 各地区で主に23時台以降(一部22時台)便の運行を取りやめている(既に昨年4月21日より運休となっている便も含む)。一部の便は1日より、運行を再開している。
ICカード「バス利用特典サービス」:終了した。

KMバス 通常通り運行。

銀河鉄道 恩多青葉町線・小平国分寺線とも、1日よりダイヤを改正した。両路線とも「平日・土曜日」と「休日」の2本立てとなり、初便の繰り下げ・最終の繰り上げを行い、休日は30分間隔に減便。

東京BRT:プレ運行中。日中は虎ノ門~晴海間毎時3本+新橋~晴海間毎時1本で、連節バス(エルガデュオ)は、6時台1往復を除いて、新橋~晴海間で1時間毎の運行。
ICカード「バス利用特典サービス」:25日を持って終了する。
 
東京ベイシティ交通 一般路線は通常通り運行。一日乗車券「ぶらやすきっぷ」を、発売している。紙券の他、モバイルチケット(LECIPのスマホアプリ「QUICK RIDE」)でも発売する。大人700円・小児350円。3日、全線でダイヤ改正を実施した。運行本数や深夜バス運行時間対等の見直しを行う。37系統(堀江六丁目~TDS)を新設。
ICカード「バス利用特典サービス」:(「おさんぽバス」を含め)30日を持って終了する。

新京成バス 一般路線は通常通り運行。
ICカード「バス利用特典サービス」:終了している。

千葉交通 一般路線は通常通り運行。香取市「佐原循環バス周遊ルート」は、今日3日より運行を再開している。

千葉中央バス 一般路線は通常通り運行。
ICカード「バス利用特典サービス」:30日を持って終了する。

千葉内陸バス 一般路線は通常通り運行。
ICカード「バス利用特典サービス」:25日を持って終了する。

千葉海浜交通 一般路線は通常通り運行。
ICカード「バス利用特典サービス」:25日を持って終了する。

成田空港交通 一般路線は通常通り運行。成田空港(第2ターミナル28番A)~さくらの山線は、11日までの土休日に大幅な増便を実施。定期便(1往復)と合わせて9往復を運行。特典付往復割引企画乗車券を発売。花見などの宴会は控えるよう呼び掛けている。

小湊鐵道 千葉白子急行は朝3往復・夕方1往復のみの運行に減便。一般路線は、平日は一部の系統が土休日ダイヤに変更または運休。土休日は一部の系統・便が運休。大網駅~白子車庫・サンライズ九十九里線は特別ダイヤで運行。木更津駅~川崎駅間高速バスは、川崎→木更津は、浮島バスターミナル出発後迂回するため、10分程度の遅延になる。木更津→川崎は通常運行(一部便は折り返しの遅れで10分程度遅延する場合がある)。のぞみ野・長浦線は1日にダイヤ改正を行っている。
ICカード「バス利用特典サービス」:終了した。

日東交通 イオンモール木更津線は計画減便ダイヤで運行。「戦翼のシグルドリーヴァ」デザインの、房総館山地域の共通1日乗車券を発売している。館山市内線と、JRバス関東の洲の崎線・南房総本線(共に館山駅~相の浜間)で通用。2,000円。限定800枚。木更津駅~川崎駅間高速バスは、川崎→木更津は、浮島バスターミナル出発後迂回するため、10分程度の遅延になる。木更津→川崎は通常運行(一部便は折り返しの遅れで10分程度遅延する場合がある)。のぞみ野・長浦線は1日にダイヤ改正を行っている。

平和交通 稲毛駅~平和交通本社・にれの木台中央、新検見川駅~にれの木台線は臨時ダイヤで運行。
ICカード「バス利用特典サービス」:25日を持って終了する。

あすか交通 一般路線は通常通り運行。
ICカード「バス利用特典サービス」:25日を持って終了する。

東洋バス・千葉シーサイドバス 通常通り運行。
ICカード「バス利用特典サービス」:30日を持って終了する。

関東鉄道 全線で最終バスを繰り上げている。主に22時00分より後に始発地を出発する便を取りやめ。

朝日自動車 通常通り運行。
ICカード「バス利用特典サービス」:終了した。

阪東自動車 各路線で最終バスを繰り上げ。湖北北口線・川村線は「2020年度運行スケジュール」に基づき運行中。
ICカード「バス利用特典サービス」:終了した。

茨城急行 北越谷→松伏高校線で金曜日・祝前日のみ運行の深夜便2便の運行を取りやめ。
ICカード「バス利用特典サービス」:終了した。

川越観光 入西団地循環・マイタウン循環・東京電機大学循環の各路線は23時台の便の運行を取りやめ、最終バスを繰り上げ。緊急事態宣言発出により最終バスの繰り上げを行っていたピオニウォーク線は、22日より通常運行に復帰している。
ICカード「バス利用特典サービス」:終了した。

国際十王交通 一般路線は通常通り運行。
ICカード「バス利用特典サービス」:終了した。

関越交通 一般路線は通常通り運行。

イーグルバス 小江戸巡回バスはダイヤ改正を実施した。平日・土休日統一の時刻となり、C01(喜多院・菓子屋横丁ルート)の平日運行が再開している。その他の一般路線は通常通り運行。

横浜市営 「雨の日臨時便」は運行しない。「ピアライン」は運行時間を短縮、桜木町駅前20時18分発・ハンマーヘッド20時37分発が最終となる。大さん橋客船ターミナル循環系統は、当面運休。1日より、桜木町駅(市役所前口)始発便は朝・夕の数便のみとなり、大半は桜木町駅前(バスターミナル)発着になっている。終日、約30分間隔で運行。「春休み子供50円」キャンペーンは実施しない。
ICカード「バス利用特典サービス」:5月31日を持って終了する。
 
横浜交通開発 通常通り運行。

川崎市営 通常通り運行。深夜バスは全便運休中。市立川崎高校直行バスは全便運休(時差登校のため。通常登校再開まで。4月2日までは春休みのため運休)。
ICカード「バス利用特典サービス」:終了した。

神奈中バス 通学対策系統・商業施設系統は運休・減便系統あり。
ICカード「バス利用特典サービス」:終了した。

相鉄バス 23時以降の多数の便が運休している。深夜バスは、平日の〔旭6〕系統1本(東戸塚駅→左近山団地)・〔旭11〕系統1往復(中山駅→鶴ヶ峰駅・鶴ヶ峰駅→西ひかりヶ丘)・〔旭22〕系統1本(二俣川駅→旭高校入口)のみ運行。旭〔営〕は4月5日、ダイヤ改正を実施。
ICカード「バス利用特典サービス」:終了した。

臨港バス 21時30分以降の減便・最終バスの繰り上げを行っている。「すみっコぐらし」ラッピングバス(鶴見〔営〕)は、11月まで運行する。木更津駅~川崎駅間高速バスは、川崎→木更津は、浮島バスターミナル出発後迂回するため、10分程度の遅延になる。木更津→川崎は通常運行(一部便は折り返しの遅れで10分程度遅延する場合がある)。YCAT~浮島(江川一丁目)間高速バスは、浮島→YCATは、浮島町公園入口出発後迂回するため、10分程度の遅延になる。YCAT→浮島は通常運行。〔川03〕系統(川崎駅~浮島BT)も、大幅な遅延が予想される。
ICカード「バス利用特典サービス」:終了した。

江ノ電バス 一般路線は通常通り運行。深夜バスは運休中。
ICカード「バス利用特典サービス」:終了した。

箱根登山バス 定期観光バス・小田原宿観光回遊バス「うめまる号」は運休。一般路線は、桃源台線(T)・箱根町線(H)・箱根旧街道線(K)・箱根新道線(R)・元箱根港~箱根湯本駅間急行・観光施設めぐりバス(S)・国府津線・芦子橋線・ダイナシティ線で減便を行なっている。
ICカード「バス利用特典サービス」:終了した。

伊豆箱根バス 全線、特別ダイヤで運行。湯河原~箱根線は運休している。小田原市内路線、沼津駅~多比・伊豆長岡駅、伊豆長岡駅~温泉場・三津シーパラダイス路線は4月1日より、ダイヤ改正を実施。沼津駅南口は乗り場が変更になる(多比・伊豆長岡方面行は、東海バス西浦線(シーパラダイス・木負・江梨方面行)と同じ③番線からになる)。 NINJABUSは、1日より事業をプリンスホテルに譲渡した。
ICカード「バス利用特典サービス」:終了した。1日より、三島・沼津地域の路線にPASMOを導入している(韮山・修善寺駅発着計4路線及びシンクトゥギャザーのEVは除く)。

富士急モビリティ 河口湖~御殿場駅・プレミアムアウトレット路線は、一部減便。5日ダイヤ改正を実施。正倉北→御殿場駅(平日のみ片道1本)は廃止。他の路線も大半が減便。小山町コミュニティバスは1日改正。
ICカード「バス利用特典サービス」:終了した。

フジエクスプレス 「ハチ公バス」神宮の杜ルートは30分間隔で運行。「TOKYO NO KABA」は、運行を再開している。
ICカード「バス利用特典サービス」(横浜市内路線のみ):終了した。

富士急バス 富士五湖エリアは、「レッドライン」は3往復(富士急ハイランド発9:55・11:55・13:55、4月4日までは河口湖駅発4便を追加で運行。5日以降は10便運行予定)、「グリーンライン」は2本(河口湖駅発10:10・14・10)のみ運行(土休日は12時30分発も運行)。富士山駅~新富士駅路線は、3往復で運行。「YAMANAKAKO NO KABA」は当分の間、平日は10時45分・13時45分発便を運休。富士急上阿原車庫7時05分発甲府駅行が運休。5日に全域でダイヤ改正を実施した。上野原・甲府では減便を伴い、甲府駅~下黒駒路線は廃止。上野原駅~井戸路線は、平日・土休日とも2往復のみに削減。
ICカード「バス利用特典サービス」:終了した。

富士急湘南バス 一般路線は通常通り運行。
ICカード「バス利用特典サービス」:終了した。

富士急シティバス 「三島・河口湖ライナー」は2往復で運行を再開している。
ICカード「バス利用特典サービス」:終了した。

富士急静岡バス 新富士駅~富士山駅路線は、3往復で運行。鷹岡車庫~富士宮駅~イエティ路線は、廃止になった。
ICカード「バス利用特典サービス」:終了した。

山梨交通 一般路線は通常通り運行。
ICカード「バス利用特典サービス」:終了した。

東海バス 全エリアの大半の系統が減便。熱海市内「湯~遊~バス」は、18便中12便の運行を再開している(「湯~遊~バス彩」はうち6便で運行)。1日に熱海を除いた全線規模で、ダイヤ改正を実施している。江梨~大瀬岬間は廃止(大瀬岬へは、江梨で戸田行予約制乗合タクシーに乗り換え)。三島駅~修善寺~松崎間快速は、同日運行再開。「三島エクスプレス」・定期観光バスは引き続き全便運休。下田海中水族館路線は、水族館休館日は運休。修善寺駅~八丁池口路線は、今年度は11月までの土休日及びGW期間中運行。
 熱海市内路線(熱海自然郷線を除き、湯河原線・「湯~遊~バス」は含む)でPASMOを導入している。小田急電鉄のMaasアプリ「EMot」で、「伊東観光フリーパス」「みしまるきっぷ」「湯~遊~バス フリーきっぷ」「湯~遊~バス フリーきっぷ ワイド」の電子チケットを発売している。「伊東観光フリーパス」は、電子チケットのみ有効が2日になる。「EMot」では、東海バス一般路線の運行情報のリアルタイム配信も行う。

JRバス関東 一般路線は通常通り運行。宇都宮では平日に臨時便を運行中。栃木県内(宇都宮・塩原)路線は、ICカード「totra」を導入した。関東自動車・宇都宮ライトレール(2023(H5)年開業予定)と共通で、全国相互利用も可能。「戦翼のシグルドリーヴァ」デザインの、房総館山地域の共通1日乗車券を発売している。洲の崎線・南房総本線(共に館山駅~相の浜間)と、日東交通の館山市内線で通用。2,000円。限定800枚。「JR竹芝 水素シャトルバス」(JR東日本から委託 無料)は、1日より運行時刻を変更している。東京駅丸の内南口発は平日11時00分~18時00分の6便・土休日11時00分~21時30分の12便。ポートシティ竹芝は引き続き通過。6月30日まで運行。7月以降は別途通知。

 この他、東京都・神奈川県・埼玉県・千葉県の事業者では、緊急事態宣言発出を理由とした定期券・回数券の払い戻しについて告知している。また、企画乗車券の発売を停止している事業者が多数ある。各種窓口の営業時間の休業・短縮も、各事業者で行われている。

 一応、各社のリリースなどを細かく見てきたつもり、だが、見落とし・書き漏らしも多々あろうかと思います。発見次第書き直していますが、各事業者の公式WebやSNSで、再度確認して頂ければと思います。
 繰り返しになるが、とにかく、少しでも明るいGWを迎えたいです。コロナ禍前のような、観光地がどこもかしこも押し合いへし合いの大混雑、というのも辟易だが、回送同然で虚しく走り回るだけの電車・バスなど見たくはないし、まして去年の小田急や西武のような、特急列車の運休とかいう事態には、なってもらいたくはありません。政治の世界ではいろいろゴタゴタもあって、思う所も多々あるだろうが、人は人、自分は自分です。とりあえずは、他人のことはどうでもいいです。まず我々自身が、自覚を持った行動を心するべきなのです。それが、少しは去年より明るいGW、そして明るい乗り物の未来にも結び付くはずです。
 今年度は、このコロナ禍でも、もう少し明るい乗り物のシーンを探して、当ブログで出したいと思います。でも、見つかるかなあ…。

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 2日 米連邦議会に乗用車突入 警察官2名死傷
(日本商工会議所会頭・東京都医師会会長会談 感染対策・経済対策で意見交換)
 3日 歌舞伎 松本 白鸚  史上最年長78歳で「勧進帳」弁慶役 
(沖縄県 117人感染確認 県独自「緊急事態宣言」解除後最多)