№2328 平成の30年 都道府県別鉄道回顧 14.神奈川県(1)

 平成時代の都道府県別鉄道回顧、関東地方も最後の神奈川県まで来ました。埼玉や千葉と同様、神奈川県も当然の如く、東京都の影響を大きく受ける事になります。

横浜市交通局10000形.jpg
都心への直通運転 拡充続く
多様な姿を見せる 小田急ロマンスカー


相模川の東側 新線相次ぎ開業
 平成の神奈川県では、新線の開業は相模川の東側に集中した。
 県内の平成初の新線は、1989(H元)年7月に開業した、横浜新都市交通金沢シーサイドラインだった。県内初の新交通システムで、横浜市南東部の開発に伴って建設された。八景島シーパラダイスや「海の公園」へのアクセスとしても利用される。金沢八景駅は開業以来、京急線の駅から道路を隔てた仮駅に設置されていたが、遅れていた再開発の進捗に伴い、2019(H31)年3月31日、新駅まで延長し、橋上駅舎建設工事を行う京急線の駅と直結、利便性が大幅に向上している。2013(H25)年には社名を横浜シーサイドラインと改称している。
 京王相模原線は1990(H2)年3月、南大沢~橋本間が開通して全通した。多摩ニュータウンと都心を結ぶ通勤新線として発展してきた相模原線は、新たに神奈川県北部と都心を直結する、第2の幹線としての役割も担う事になった。大半の列車が都営地下鉄新宿線に直通する。1992(H4)年には特急運転も始まり(以降中断の時期あり)、2018(H30)年には有料の座席指定制列車「京王ライナー」の運行もスタートした。なお橋本から先、相模中野までの延伸計画は断念された。
 横浜市西部の開発路線としていずみ野まで開通していた相鉄いずみ野線は、1990(H2)年4月にいずみ野からいずみ中央、1999(H11)年には湘南台まで延伸して全通、小田急江ノ島線と直結した。2014(26)年には本線と共に特急の運行を開始している。なお、慶応大学キャンパス付近を経て平塚方面への延伸計画が開業当初からあるが、今の所実現の見込みがない。一方、JR及び東急との直通で東京都心に直通する計画が浮上、東部方面線として、相鉄では西谷と、羽沢貨物駅に隣接する新駅の間の新線を建設、当初の計画より遅れたが、2019(R元)年度中に、JRとの直通運転が始まる見込みとなった。新駅は羽沢横浜国大と命名、羽沢貨物駅付近で貨物線から分岐して接続する、JR東日本との境界駅となる。
 橫浜市営地下鉄は、港北ニュータウンの開発の進捗に伴い、1993(H5)年3月に北側の新横浜~あざみ野間が開業し、港北ニュータウンを貫いて東急田園都市線と直結した。南側は相鉄いずみ野線に遅れる事約4ヶ月、戸塚から延伸し、越境して藤沢市の湘南台まで開業、横浜~湘南台間は相鉄と競合する事になった。本来は関内を境に湘南台方が1号線、あざみ野方は3号線となるが、実質的には1本の路線で、あざみ野~湘南台間40.4㎞は、都営地下鉄大江戸線全線開業までは、日本の地下鉄で最長だった。2002(H14)年、サッカーW杯開催(横浜で決勝)に合わせて駅ナンバリングを実施、本格的にはこれが、日本の都市鉄道の駅ナンバリングの始まりとなった。
 2008(H10)年、日吉~中山間に地下鉄の2号路線として、グリーンラインが開業した。大阪・東京・神戸に次ぐリニアモーター地下鉄だが、初めて地上部に営業線が走る事になった。同時に在来路線はブルーラインと命名されている。両路線はセンター南・センター北の両駅で接続する。ブルーラインでは2015(H27)年より快速の運転が始まった。2019(H31)年に入り、川崎市多摩区の新百合ヶ丘への延伸について、横浜市と川崎市の間で事業化に向けて合意された。今後2030(R12)年度の開業を目指し、着工の準備が進められる見込みである。
 横浜市の中心部では、2004(H16)年2月、横浜高速鉄道みなとみらい線が開業した。当初は東神奈川より旧国鉄横浜線と相互直通運転を行う計画が、国鉄の財政難により、横浜に接続し、東急東横線との相互直通を行う計画に変更された。同時に東横線の横浜駅は地下に移転し、横浜~桜木町間は廃止された。みなとみらい線の列車運行は、全面的に東急に委託されている。同社はみなとみらい線開業に先立つ1997(H9)年8月、通勤線化した東急こどもの国線の第3種鉄道事業者となった。

輸送力増強と空港アクセス
 東京都心の各私鉄の輸送力増強は、神奈川県内にも影響を与えた。東急の2大幹線、東横線と田園都市線は共に輸送力が逼迫し、他路線を延伸して利用を分散する形で輸送力の増強を図る事になった。東横線では、2000(H12)年9月に田園調布~武蔵小杉の複々線化が完成、目蒲線を分割した目黒線が乗り入れた。同線は目黒から東京メトロ南北線~埼玉高速線、都営地下鉄三田線と相互直通を行っている。2006(H18)年に急行運転を開始、複々線は2008(H20)年に日吉まで延伸した。
 田園都市線は二子玉川~溝の口間が複々線化、2009(H21)年より、大井町線が二子玉川から延伸した。大井町線では2008(H20)年より急行運転が行われており、一部列車は長津田・中央林間まで直通運転を行われている。2018(H20)年12月鵜より、夜間の一部急行で有料座席指定サービス「Q-SEAT」がスタートしている。
小田急小田原線の複々線化は、当初の計画より大幅に遅れ、残されていた下北沢付近の複々線化は、2018(H30)年3月になってであった。同時に大幅なダイヤ改正を実施、朝ラッシュ時に快速急行を増発するなど輸送力を増強し、混雑率の大幅な低下をもたらした。神奈川県内は登戸まで複々線となったが、登戸~向ヶ丘遊園間は、区画整理事業の進捗を待つ事となり、上りのみ2線の3線となっている。
 羽田・成田の首都圏2大空港の拡張も、神奈川県の鉄道に影響を与えている。1991(H3)年3月には成田空港ターミナル新線が開業し、JRでは特急〔成田エクスプレス〕が運行を開始した。大半の列車は横浜・大船発着と新宿・池袋発着の編成を東京~成田空港間で併結している。大船発着の列車は戸塚にも停車、東海道本線沿線の利用者の利便性を考慮した。また、総武快速線に直通する横須賀線も、一部が成田空港新駅に乗り入れている。
 一方、羽田空港の沖合展開事業に合わせ、京急線は空港輸送の充実を図ってきた。1998(H10)年には初めて、横浜方面~羽田空港間の直通列車を新設。その後京急蒲田駅の立体化工事の進捗に合わせて順次増強され、2012(H24)年にはエアポート急行の10分間隔運転ダイヤが確立した。なお、京急線からは羽田空港の他、成田空港への直通も設定されている。

JRネットワーク 長距離列車から直通サービスへ
 東海道本線は東海道新幹線開業後、旅客の面では徐々に、長距離輸送の役割が薄れていった。平成に入った時点で、山陽・山陰・九州・四国方面への寝台特急が9往復、大阪行寝台急行が1往復設定されていたが、2009(H21)年の〔はやぶさ・富士〕を最後に「ブルートレイン」は全廃、夜行は電車化された〔サンライズ瀬戸・出雲〕を残すのみである。
「大垣夜行」と通称されていた夜行普通列車は、1996(H8)年3月より全車座席指定の〔ムーンライトながら〕となった。しかし、夜行バスの台頭などで輸送量は減少し、2009(H21)年より、学校休暇シーズンを中心に設定された臨時列車として運行されるのみである。
 また、急行〔東海〕はやはり1996(H8)年、特急に格上げになったが、2007(H19)年に廃止となり、1955(H30)年以来の伝統の列車が姿を消した。
 現在の東海道本線の長距離列車の主力は、首都圏と伊豆を結ぶ特急〔踊り子〕である。国鉄時代からの185系に加え、1990(H2)年より、251系〔スーパービュー踊り子〕の運行が始まった。一部車両を2階建てとし、展望席や個室、子供のプレイルームを備えた、本格的な観光特急として人気を博した。この他伊豆急行「リゾート21」使用の〔リゾート踊り子〕や、〔成田エクスプレス〕用の2代目、E259系を使用した〔マリンエクスプレス踊り子〕などの設定も行われている。2017(H29)年には651系を転用した観光列車「伊豆クレイユ」が、小田原~伊豆急下田間の運行を開始した。2020(R2)年度には新特急車E261系が、〔サフィール踊り子〕としてデビューする予定である。
 通勤輸送では、2001(H13)年より、湘南新宿ラインの運行を開始。山手貨物線を経由、新宿・池袋を経て宇都宮線・高崎線へ直通する。当初は運行本数も少なく、車両も横須賀線用E217系や、〔湘南ライナー〕用に製造された215系も使用された。しかし新宿駅・池袋駅の改良が完成した2004(H16)年より、運行本数・時間帯とも大幅に拡充され、車両も4ドアのE231系に統一された。
 さらに2015(H27)年には、東北縦貫線として工事が進められていた東京~上野間が上野東京ラインとして開通すると、東海道本線が東京から上野へスルーし、宇都宮線・高崎線への直通運転を開始している。車両面ではE233系がデビューし、3ドアの211系を置き換え、普通車は4ドアに統一された。
 横浜線は、経営的に国鉄時代から数少ない優良路線であり、205系の導入・103系置き換えは京浜東北・根岸線より早かった。山手線より転用された6ドア車両を連結していた時期もある。2014(H26)年にはE233系へ再度置き換えが行われた。横浜線では1996(H8)年より中央本線直通特急〔はまかいじ〕が設定され、土休日を中心に運行された。2往復が運行された時期もあったが、185系老朽化や中央本線の運転形態の変更、京浜東北・根岸線のホームドア整備の進捗もあり、2018(H30)年が最後となった。
 南武線も長らく103系が使用されていたが、205系・209系の導入により、順次置き換えが進められた。2014(H26)年には、横浜線に続いてE233系が導入され、再度の置き換えが行われている。川崎市内、東京都稲城市内の連続立体交差工事の進捗もあり、2011(H23)年には快速の運転が復活した。改正の度に増発と快速区間の延伸が行われている。日中のみの設定だったが、2019(H31)年3月改正で、夕方ラッシュ時にも設定されている。武蔵小杉駅の東側で交差する横須賀線や湘南新宿ラインには駅がなかったが、2009(H11)年にホームが新設され、南武線ホームとは長い連絡通路で結ばれた。ライナー列車を除く全列車が停車、2017(H29)年度の乗車人員129,637人は、神奈川県内のJR東日本の駅では横浜・川崎に次ぐ3位となり、川崎市の新都心の中心駅として成長している。
 浜川崎支線は、大湊線(青森県)と共に、JRでは初のワンマン運転が行われていた。JRでは101系最後の運用区間だったが、山手線から転用された205系改造車両に置き換えられた。川崎市との包括提携協定により、2016(H28)年3月に小田栄駅が開業、朝ラッシュ時には増発も行われている。
 鶴見線では103系の他、武蔵白石~大川間の支線では、戦前製のクモハ12形が使用されていた。1996(H8)年、急カーブ上にあった武蔵白石駅の大川支線ホームが撤去され、鶴見から直通運転する形態に改められた事で、クモハ12形は引退した。2004(H16)年には、山手線から転用された205系改造車両に置き換えられている。工業地帯の従業員の減少により減便が行われており、日中は、海芝浦支線は2時間に1本しか列車が無く、大川支線は運行がない。
 相模線は、国鉄民営化の時点では非電化で、電化されたのは1991(H3)年3月になってであった。205系500番台の新車が直接導入されている。同時に朝夕の一部列車が、横浜線八王子までの直通運転を開始した。相模線の電化により、神奈川県の旅客営業路線はJR・私鉄共、全線電化された。
 神奈川県のJR線の内、東海道新幹線と御殿場線は、JR東海が運営している。東海道新幹線は1985(S60)年の〔ひかり〕一部停車と、市営地下鉄の延伸以降重要度が増し、ダイヤ改正の度に停車回数が増加していった。1992(H4)年新設定の〔のぞみ〕の内、下り1本は新横浜停車後、名古屋・京都を通過して新大阪までノンストップとなるダイヤ設定が話題となった。航空対策もあり、2008(H20)年3月改正で全列車が停車となった。また、小田原も〔ひかり〕が2時間に1本停車している。相模線との交差地点に新駅を誘致する運動があるが、現状では進展がない。
 御殿場線は、現在は小田急線から乗り入れる特急〔あさぎり〕(2018(H30)年以降〔ふじさん〕)以外は、普通列車のみの運行である。1999(H11)年の313系導入と同時に、一部列車ではワンマン運転を行っている。東海道本線からの直通列車がJR東日本の車両で運行されていたが、2012(H24)年改正で取り止めになった。末期にはE231系の線内運用もあった。

通勤と行楽 大手私鉄の2面作戦
 JR湘南新宿ラインのスタートは、競合する大手私鉄にも対応を迫る事になった。小田急は江ノ島線に2002(H14)年、湘南急行を設定し、新宿~藤沢間の所要時間を短縮している。2004(H16)年には快速急行に発展、小田原線にも設定されている。
 東急東横線では2001(H13)年3月、同社史上初の特急の運行を開始。2013(H25)年の東京メトロ副都心線との相互直通運転開始時には、副都心線を経由し、西武池袋線・東武東上線との直通運転も始まっている。2017(H29)年には、西武40000系を使用した有料座席列車「S-TRAIN」の運行が始まった。土休日のみ運転で、1往復は西武秩父まで直通している。
 クロスシート車の高速運転で定評がある京急は、1995(H7)より品川~横浜間で120㎞/h運転を開始した。関東私鉄では東武特急スペーシアに次ぎ、無料の列車では初の快挙だった。品川~横浜間の快特は、一時最速15分で結ばれた(現在は16分)。1998(H10)年には日中の特急を快特に統合、快特と普通の2本建てのダイヤを確立。エアポート急行設定まで続いた。京急では1992(H4)年、夕方帰宅時の有料座席定員制列車〔京急ウィング号〕(現〔イブニング・ウィング〕)の運行を開始、現在に至る各鉄道の有料座席定員制列車の先鞭をつけた。2016(H28)年には上り通勤時の〔モーニング・ウィング〕も設定、2018(H30)年には行楽シーズンの土休日に臨時運行を行い、新たな可能性を模索している。
 県西部の箱根地域は、戦後間もない頃から観光客を惹きつけていた。小田急資本と西武資本の熾烈な競争は、小説の題材になるほどだったが、小田急は箱根登山鉄道を買収し、ケーブルカー・ロープウェイを経て観光船にまで連なる周遊ルートを完成させ、競争を有利に導いた。都心から箱根へ観光客を導くメインの足が、特急ロマンスカーであり、特に1963(S38)年新造の3100形「NSE」に始まる、前面展望室付きの車両は、絶大な人気を博した。その後、改良型の7000形「LSE」、ハイデッカー構造の10000形「HiSE」も製造され、平成の世になった時点では15編成を数え、展望室はロマンスカーを象徴するアイコンとなった。
 DC列車を始祖とするJR御殿場線直通〔あさぎり〕は「連絡急行」と呼称し、3000形「SE」が使用されていた。しかし老朽化が進んだ事と、西伊豆への観光の便を図るべく、列車を沼津まで延伸し、JR東海と相互直通運転を行う話となり、1991(H3)年に20000形「RSE」が製造された。SE以降のロマンスカーでは初めて通常のボギー編成となり、展望席はなく、代わって2階建て車両を連結、2階部をスーパーシート(JRではグリーン車扱い)とした、ロマンスカーとしては異色の存在となった。RSEデビューにより、1957(S32)年にデビュー、技術面でも数多くの金字塔を打ち立てたSEは引退する事となった。1編成が一部デビュー当時を復元した状態で大野工場に保管されており、今後建造される「ロマンスカーミュージアム」で一般公開される予定である。
 1990年代半ば、箱根への観光需要がやや低迷の一方、ロマンスカーには通勤・通学や買い物、沿線近郊への行楽などの新たな需要が生まれ、特に帰宅時間帯は増発が重ねられたものの、輸送力増強の必要性が生まれた。このため、これまでのロマンスカーとは異なるコンセプトの30000形EXEが、1995(H7)年にデビューした。大型ボギー車の10両編成で輸送力を重視、途中駅での分割・併合にも対応し、箱根方面と、江ノ島行〔えのしま〕の2方向併結運転も行われている。EXEのデビューは、秦野・大和など途中停車駅の追加と合わせ、ロマンスカーの利用が観光一辺倒から、日常的な利用の増加によって多様化している事を象徴していた。
 一方で本格的な箱根観光特急車両を求める声も根強く、2005(H17)年には、17年振りの展望室付きロマンスカー50000形「VSE」がデビュー。外部からデザイナーを迎え、展望席に加え、サルーン席の設定や、喫茶のシートサービスの復活など、ロマンスカーの最高峰と位置づけられる事となった。
 通勤輸送時のロマンスカー利用の増加は、メトロ千代田線直通の設定を促す事になり、2007(H19)年には60000形「MSE」が新造された。EXEと同様の10両編成となり、分割・併合にも対応している。通勤輸送の他、土休日にはメトロ~箱根直通列車にも使用されている。2012(H24)年には、RSEに代わり〔あさぎり〕(2018(H30)年から〔ふじさん〕)にも進出し、JR線への直通運転を行っている。
 2018(H30)年には70000形「GSE」がデビュー。展望室付きロマンスカーでは初めて、一般的なボギー構造となった。同時に下北沢付近の複々線化が完成し、事業が一段落した事で、小田急は同年8月、箱根観光開発に100億円規模の大型投資を発表した。今後もロマンスカーを旗艦とした、小田急グループの観光開発が注目を集める事になる。
 一方で近郊の行楽施設は不振で、小田急グループも例外ではなかった。2002(H14)年には向ヶ丘遊園が閉園。その前年には向ヶ丘遊園モノレールが、老朽化を理由に廃止となった。その前の1999(H11)年には、静岡県御殿場市のファミリーランドも閉園していた。跡地に造られたのが、御殿場プレミアムアウトレットである。

中小私鉄 進む車両の体質改善
 ロマンスカーと共に、小田急グループの箱根観光輸送を支えている箱根登山鉄道では、新型車両の導入や、3連運転開始による輸送力増強が進められた。2016(H28)年には展望に配慮した新型車3000系「アレグラ」がデビューしている。初夏の「あじさい電車」は、大勢の観光客を惹きつけている。なお、小田原~箱根湯本間は小田急電車の受け入れのため、標準軌と狭軌1,067㎜の3線軌道となっていたが、輸送力増強と安全性向上のため、2006(H18)年に全列車を小田急編成に統一、線路を1,067㎜に一本化した(入生田~箱根湯本間のみ、車庫出入りのため3線継続)。小田原~箱根湯本間の各駅停車は、レーティッシュ色に衣替えした小田急1000形の折り返し運転に改められた。
 箱根登山鉄道以外も、県内の各中小私鉄は、車両の体質改善が進んだ。同じく小田急グループの江ノ島電鉄では、平成に入り、1000形の後継となる2000形が新造、連結車の600形を置き換えて、全車両が連接車となった。その後もレトロ調車両の10形・20形の新造と在来車両の冷房改造により、2003(H15)年の初代500形引退で、全車両冷房化を達成した。2009(H11)年より、京都の京福電気鉄道(嵐電)と営業面での提携を実施。また、台湾の鉄道とも提携を行っていたため、近年ではアジアを中心とした外国人の利用も極めて多く、また、人気アニメの「聖地」とされた鎌倉高校前駅隣接の踏切は、撮影のファンの姿が絶えない。
 湘南モノレールは、昭和末期導入の500形の他、非冷房の400形も併用されていたが、2004(H16)年より5000形が導入され、在来車両を置き換えた。2015(H27)年になり、資本が三菱系から、みちのりホールディングスの傘下となった。
 伊豆箱根鉄道大雄山線は、昭和末期より投入が続けられていた5000系が引き続き導入され、旧国鉄や相鉄からの旧型電車は、1996(H8)年までに営業用としては全て退役、全車両高性能冷房車となった。旧型車は1両のみ事業用として残り、検査車両の輸送などで使用される。

 次回は、データ編です。

 当ブログでは直接のコメントは受け付けないので、何かありましたら、本体の「日本の路線バス・フォトライブラリー」上からメールを下さい。折返し返事をしたいと思います。何か質問がありましたら、やはり本体上からメールを下さい。解かる範囲でお答えをしたいと思います。質問と答えは当ブログにも掲載します。
 当ブログ上からでは発表できない緊急の事態が発生した時は、本体でお知らせします。


《今日のニュースから》
18日 名古屋市のステーキレストランで火災 50人避難
(プロ野球西武ライオンズ 試合前にファン対象抗原検査)

 富山の市長選挙が、今日行われました。当選確実とされている候補は、前職の「コンパクトシティ」構想を、そのまま受け継ぐ事になりそうです。富山市、ひいては富山県の鉄道には、どのような影響を与えるでしょうか。

№2327 首都圏の鉄道・バス 新型コロナウィルス感染影響まとめ Ver.53

東武鉄道 東武動物公園駅.jpg
 東京都に続いて、神奈川県・埼玉県・千葉県などにも「まん延防止等重点措置」が適用される事になりました。いずれも特定の市町村が対象となるが、感染者数がまた増加傾向にあり、しこかも今回は変異種が主力となっているため、これまでより危機感が高まっています。昨日あたり、「重点措置」への交通機関の対応が発表になるかと思ったが、今の所は、目立ったものはありません。しかしこのままだと、今年のGWもまた、去年と同様の悲惨な状況に陥ってしまいそうです。空気だけ運んで虚しく走り回るだけの鉄道・バスの姿など、見たくはないのだが…。
 首都圏の交通の、新型コロナウィルス感染に対する、特にダイヤ面での対応、今回は、昨日16日までのリリースで確認できた事項を中心にまとめます。赤い文字は、この一週間の間の新規リリースです。
 対象の交通機関は、基本的に鉄道・バスとも、Suica・PASMO事業者です(それ以外も若干加えています)。特に終了予定日の記載がなければ、「当分の間」です。記載があっても、状況の変化により変更される場合があります。ウィルス対策以外の事項も若干加えています。バスでは、下に記した以外でも、特に羽田空港発着の空港バスの再開のアナウンスがいくつかあります。その通りに実施されてくれれば良いが。

*** 鉄道 ***

JR東日本 各新幹線・特急・快速・普通列車は、定期列車は通常通り運行。
 新幹線のグランクラスは、フルサービス提供列車は座席販売数が12席まで、専任アテンダントは2→1名に変更。〔サフィール踊り子〕のカフェテリアも再開している。その他の新幹線・在来線特急・首都圏の普通列車のグリーン車の車内販売は引き続き、全て営業中止(〔かいじ〕〔いなほ〕は終了している)。

JR東海 東海道新幹線は、臨時列車を一部運行している(27日まで発表)。御殿場線は通常通り運行。

東京メトロ 通常通り運行。「しぶさわくん×駅街かける 東京メトロスタンプラリー」を、16日~5月16日の期間開催。

東京都営(地下鉄・都電・日暮里舎人ライナー) 地下鉄各線、日暮里・舎人ライナーは最終列車の繰り上げを継続中。

京成 一部〔スカイライナー〕は運休、一般列車は通常通り運行。一部〔スカイライナー〕の青砥停車、〔臨時ライナー〕(印旛日本医大→京成上野)の運行を継続している。「京成線ワンデーパス」を発売中。5月10日まで。大人2,000円・小児1,000円。各駅(東松戸・新鎌ヶ谷・千葉ニュータウン中央・印旛日本医大を除く)の券売機で発売。成田スカイアクセスも乗車できるが、北総線区間での乗降はできない。

東武 アーバンパークライン(野田線)では、平日の柏発最終電車の繰り上げを実施している(公式Webサイトには記載がない。NAVI TIME調べ)。柏発0時56分発(大宮始発)高柳行・0時50分発(船橋始発)七光台行が運休している。その他の路線・列車は通常通り運行。〔DL大樹〕は6月5・6・17・18日、3・4・7・8号が運休する。6月11日まで、〔THライナー〕(下り・霞ケ関→久喜)が草加に停車する。草加までの利用の場合、新越谷までの指定券を購入する(料金同額)。

西武 通常通り運行。5月5日までの土休日、〔むさし63・65号〕〔むさし76・78号〕を西武秩父発着に延長運転。飯能~西武秩父間で各駅停車を2往復増発。また平日も含め、一部各駅停車を8連に増結。5月7日~6月27日の毎日、〔ちちぶ3・5号〕〔ちちぶ30・32号〕が武蔵横手・東吾野に臨時停車する。「52席の至福」ディナーコースは、5月9日出発分まで取りやめ。 
「レッドアロー・クラシック」(10105F)の定期運行終了(29日)を記念した「レッドアロー・クラシック ラストランキャンペーン」を実施している。5月1・2日は西所沢→西武球場前間3本の臨時特急として運行し、西武球場前では、特急券保有者限定の撮影時間が設けられる。方向幕は「臨時」特急料金300円(車内で購入すると+200円)。300席限定。5月15・16日は池袋~西武秩父間の臨時特急で運行する(池袋・西武秩父は特急専用ホームではない。所沢・入間市・横瀬は通過)。方向幕は「臨時」。5月29日は西武新宿~本川越間の臨時特急で運行する。方向幕は「小江戸」。いずれも、グッズ等の販売がある。

京王 通常通り運行。6月20日までの土休日、新宿~高尾山口間の座席指定列車を運行。往路は〔Mt.TAKAO号〕として、新宿→高尾山口間ノンストップで2本、復路は〔京王ライナー〕として、高尾山口→新宿間3本を運行する。

小田急 通常通り運行。「ロマンスカーミュージアム」が19日に開館する。当面の間は事前予約制(ロマンスカーミュージアムWEBより受付)。

東急 通常通り運行。大井町線「Q-SEAT」サービスは、171号(大井町17時30分発)~203号(大井町20時30分発)の6本で実施。21時台以降は引き続き休止(列車自体は通常ダイヤの急行で運行)。世田谷線の「バス特」は、30日を持って終了する。

京急 通常通り運行。5月7日より、〔モーニング・ウィング3号〕の金沢文庫→品川間を12連に増強する。

相鉄 通常通り運行。

りんかい線 通常通り運行。

つくばエクスプレス 通常通り運行。

関東鉄道 通常通り運行。

新京成 通常通り運行。

北総 通常通り運行。

東葉高速 通常通り運行。

東京モノレール 通常通り運行。「キキ&ララモノレール」「シン・エヴァンゲリオン劇場版公開記念装飾モノレール」は、今月一杯の運行スケジュールを公開している。 

ゆりかもめ 新橋0時20分・0時30分発有明行を取りやめている。

多摩都市モノレール 多摩センター0時00分発上北台行・0時17分発立川北行・上北台23時55分発多摩センター行を取りやめ。多摩センター23時43分発は立川北止まりに短縮。当面の間継続する。

舞浜リゾートライン 通常通り運行している。

千葉都市モノレール 通常通り運行している。

埼玉高速鉄道 通常通り運行している。
 
埼玉新都市交通 通常通り運行している。

横浜市営地下鉄 通常通り運行している。今日17日より、スマホアプリ「my route」で、「市営バス1日乗車券」「市営地下鉄1日乗車券」「市営地下鉄・バス1日乗車券」の購入が可能になる。また「市営地下鉄1日乗車券」「市営地下鉄・バス1日乗車券」は、PASMOへの搭載が可能になる(Suicaを含む他ICカード、クレジットカード一体タイプ、モバイルは不可)。

横浜高速鉄道みなとみらい線 通常通り運行している。
 
横浜シーサイドライン 通常通り運行している。
  
湘南モノレール 通常通り運行している。「コロナ終息祈願号」を運行している。5607F(黄色帯)。コロナ禍終息まで。新江ノ島水族館 えのすい公式キャラクター"あわたん"のデビューを記念した"えのすい あわたん"号を、6月30日まで運行する。5603F(青色帯)。モノレールの一日乗車券と、水族館の入場券がセットになったパックプラン「モノレールdeえのすい」を発売している(新江ノ島水族館は、GW中は完全予約制)。

江ノ電 鎌倉23時03分発藤沢行は江ノ島止まりとなり、23時55分発稲村ケ崎行は取りやめ。藤沢23時18分発鎌倉行は稲村ケ崎止まりとなり、23時49分発江ノ島行は取りやめている。当面の間継続する。小田急電鉄のMaasアプリ「EMot」で、「のりおりくん」デジタル版を実証実験で販売(9月30日まで。大人用のみ)。なお新江ノ島水族館は、GW中は完全予約制になる。

伊豆箱根 駿豆線・大雄山線共に最終電車を繰り上げている。駿豆線は三島22時50分・修善寺22時22分発まで、大雄山線は現状の最終電車までは通常運転。〔踊り子〕3往復は全て、通常の運転日に運行。全車指定席で指定席料金が必要。駿豆線内のみ利用の場合、未指定券200円。
 駿豆線の「Over the Rainbow」編成は、「HAPPY PARTY TRAIN」と共に、5月27日までの運用を公表している。6月までは運行の見込みで、両編成とも「Aqours」結成5周年記念ヘッドマークを付けて運行される。駿豆線1日フリー乗車券「Aqours結成5周年記念旅助け」(大人のみ1,300円(ヘッドマークを模したクリアバッジ込み))を終日有人駅(三島・三島広小路・大場・伊豆長岡・修善寺)で発売している。「ホロライブ」(女性Vtuberのアイドルグループ)とタイアップしたラッピング電車「ホロ伊豆ム」トレイン(7501F)を運行中。5月27日までの運用を公表している。「限定ツアーパッケージ」も販売中。なお、三島・修善寺両駅では、クレジットカード・電子マネー・QRコードによるキャッシュレス決済を受け付けている(駿豆線はICカードは導入していない)。

伊豆急行 通常通り運行している。「伊豆満喫フリーきっぷ」(JR伊東駅のみの発売)は、「Season1」は4月1日~7月31日、「Season2」は9月1日~1月31日(12月29日~1月3日を除く)の間発売。

富士急行 〔富士山ビュートレイン〕は運行。〔フジサン特急〕〔富士登山電車〕は引き続き運休。〔富士回遊91・92号〕を、5月30日までの土休日運行。

小湊鐵道 新ダイヤの下で通常運行。「房総里山トロッコ」は、今年度の運行を開始している。「こみなと待合室」(カフェ)もオープン。キハ40形の導入が発表になっている。既に五井に搬入済みだが、詳細は後日発表。

いすみ鉄道 通常通り運行。「レストラン列車」は先月27日より再開している。

銚子電鉄 朝方5往復は、運行を再開ししている。夕方2往復は引き続き取りやめている。

秩父鉄道 通常通り運行。「SLパレオエクスプレス」は全車指定席となり、「秩父鉄道SL予約システム」からの事前予約を受け付ける。「秩父路遊々フリーきっぷ」「長瀞秩父おでかけきっぷ」は4月1日より料金を改定。「秩父路~」は大人1,600円・小児800円。通用日は変わらず土休日・「パレオエクスプレス運行日」・その他指定した期日。「長瀞秩父~」は大人1,000円・小児500円。9月26日までの間、この2種類のフリーきっぷの枚数に応じたプレゼントキャンペーンを実施する。秩父舞台のアニメ3作品をラッピングした「超平和バスターズトレイン」(7501F)を運行中(5月9日までの土休日に限り、運用を固定して運行する)。記念グッズも、主要駅などで販売。
 来年(2022(R4)年)3月より、ICカードを導入する。どのカードシステムになるかは検討中。 

*** バス *** 基本的に一般路線バスについて記載。深夜バス・深夜急行バスについては、現状からの変更の発生を確認した時点で記載する事にします。
「バス特」の終了のアナウンスが相次いているが、ここでの「終了」は、「バスポイントの新規付与」「特典バスチケットの新規付与」であり、終了前に付与された「特典バスチケット」は、10年間有効。

東京都営 〔深夜02・03・10・11〕系統で、最終バスの時刻を繰り上げている(各系統1便ずつ減便)。「みんくるガイド」(路線図)は、今年度の発行は行っていない。昨年度(2020年4月発行)のものを利用するよう案内している。
 
日立自動車交通 通常通り運行。

京成バス 一般路線は通常通り運行。「都内近距離定期券」は、販売を終了している。
ICカード「バス利用特典サービス」:25日を持って終了する。

京成タウンバス 通常通り運行。「都内近距離定期券」は、販売を終了している。
ICカード「バス利用特典サービス」:25日を持って終了する。

京成バスシステム 一般路線は通常通り運行。ふなばし三番瀬海浜公園潮干狩りの臨時バスを、25・29日、5月 1~3日、9・15・16・29・30日、二俣新道(京葉線二俣新町駅から徒歩5分)及び京成船橋駅~船橋海浜公園間で運行する。潮干狩り開始1時間前~終了1時間後の運行を予定している。京成船橋発着は大幅な遅延が予想されるため、二俣新道発着便の利用を推奨している。なお今年の潮干狩りは、土休日は、コンビニの端末で日付を指定した利用券の事前の購入が必要になる。

京成トランジットバス 一般路線は通常通り運行。創業20周年記念車両の運行を開始した。合わせてマスコットキャラクター「トラにゃ」を発表。
ICカード「バス利用特典サービス」:30日を持って終了する。

ちばフラワーバス 一般路線は通常通り運行。千葉駅発中野車庫行深夜バス2便は運休。「マイタウンライナー」は、フラワーバス担当便は全便運休(御成台車庫~東京間の担当便は、京成バスが代替運行)。植草学園大学線は、改正ダイヤで運行。
ICカード「バス利用特典サービス」:30日を持って終了する。

ちばレインボーバス 通常通り運行。
ICカード「バス利用特典サービス」:終了した。

ちばシティバス 一般路線は通常通り運行。
ICカード「バス利用特典サービス」:25日を持って終了する。

ちばグリーンバス 一般路線は通常通り運行。「マイタウンダイレクト」は、平日は東京発夜間2便、土休日はグリーンバス担当全便が運休。「佐倉1日フリー乗車券」を発売中。限定1,000枚。大人600円。5月16日までのうちの1日有効。佐倉草ぶえの丘などの観光施設が、団体割引料金で入場できる。25日まで、京成佐倉駅北口~佐倉ふるさと広場(チューリップフェスタ会場)間シャトルバスを運行。平日40分・土休日20分間隔。
ICカード「バス利用特典サービス」:25日を持って終了する。

東武バス スカイツリーシャトル上野・浅草線は30分間隔の臨時ダイヤ(上野駅公園口発8時25分~17時25分)。川越の「小江戸名所めぐり」は、土休日の運行本数を28→14便に減便している(平日は変更なし)。日光の定期観光バスは、「日光満喫一日コース」は1日より再開している。当面は20席限定。「午後から世界遺産満喫半日コース」は、引き続き運休。深夜バスは、一部の便の運行を再開している。〔ふじ05〕系統(ふじみ野駅東口~ららぽーと富士見)は、19日よりダイヤを改正。土休日は1往復減便して19往復運行。平日は9往復で変わらない。
ICカード「バス利用特典サービス」:終了した。
 
国際興業 一般路線は通常通り運行。埼玉スタジアムサッカー輸送は行っていない。「IC一日乗車券」を、26日より発売する。大人700円・小児350円。飯能〔営〕路線・催事輸送(サッカー輸送など)・IC定期券の取り扱いが無いコミュニティバスを除いた、東京都・埼玉県内の一般路線全線で利用可能。車内での当日発売のみ。〔西川64〕系統(西川口駅西口~南町~蕨駅西口:朝5往復・夕刻4往復運行)は、5月15日を持って廃止になる。
ICカード「バス利用特典サービス」:終了した。

西武バス 土休日運行の〔所18-1〕系統は、西武園ゆうえんちの休園に伴い、西武園駅発着の〔所18〕系統として運行。他の系統は通常通り運行。メットライフドームの観客輸送は、27日(西武vsロッテ戦)より運行を再開する。軽井沢〔営〕(西武観光バス)は、24日にダイヤ改正を行う。なお、万座バスターミナル~白根火山~草津温泉間は、引き続き運休する
ICカード「バス利用特典サービス」:終了した。

関東バス 一般路線は通常通り運行。吉祥寺駅~TDR直行バス・お台場直行バスは、一部の便の運行を再開している。お台場直行バスは土休日のみ運行。5月1~4日、2階建てエアロキングの臨時便を運行する。武蔵野市「ムーバス」は、全日特別ダイヤで運行。一日乗車券は大人530円→600円に改定。
ICカード「バス利用特典サービス」:終了した。

立川バス 一般路線は通常通り運行。
ICカード「バス利用特典サービス」:終了した。

西東京バス 一般路線は通常通り運行。奥多摩駅~丹波・鴨沢西路線の小袖川~丹波・鴨沢西間(山梨県丹波山村内区間)で予定していた、アニメ声優鬼頭 明里(「鬼滅の刃」(竈門禰 豆子役)など出演)による車内アナウンスは、実施の延期が発表になった。八王子市の新型コロナウィルスワクチンの接種会場へのアクセスとなる路線を案内している。
ICカード「バス利用特典サービス」:終了した。

京王バス 一般路線は通常通り運行。5日より、日野駅→日野自動車間直行バス・高尾駅南口→館ヶ丘団地間準急バス(両路線とも平日のみ運行)に連節バス(日野ブルーリボンハイブリッド連節バス)を導入している。日野→日野自動車線は、日野駅発7時40分・8時07分・8時33分発に投入。高尾駅南口→館ヶ丘団地線は、高尾駅南口7時11分発。
ICカード「バス利用特典サービス」:終了した。

小田急バス 一般路線は通常通り運行。武蔵野市「ムーバス」は、全日特別ダイヤで運行。
ICカード「バス利用特典サービス」:終了した。
 
東急バス 平日は通常の平日ダイヤ。E-Liner・深夜急行バスは引き続き運休。土曜日は、一部の系統は引き続き休日ダイヤで運行。
 シェアオフィスバス「Satellite Biz Liner」を、28日までの平日、実証運行する。Wi-Fi、化粧室の他、Yogiboの「Traybo2.0」(PC用のトレイ)を用意し、快適なテレワーク環境を提供するとしている。往路:新羽〔営〕8時20分・市が尾駅8時45分・たまプラーザ駅9時05分→渋谷駅10時15分・東京駅南口10時45分 復路:東京駅南口16時25分・渋谷駅17時05分→たまプラーザ駅17時35分・市が尾駅17時55分・新羽〔営〕18時25分。運賃は区間によって1,000円~2,300円だが、電車の通勤定期券を保有し、DENTOサービスより購入の場合は100円割引。
 ナビタイムジャパンと共同で、バス車内の混雑状況をリアルタイムで案内する実証実験を行っている。東急バス公式WEB、「バスNAVI TIME」の他、世田谷通り・目黒通り・山手通りでは、バス停のデジタルサイネージにも表示される。
ICカード「バス利用特典サービス」:終了した。

京浜急行バス 各地区で主に23時台以降(一部22時台)便の運行を取りやめている(既に昨年4月21日より運休となっている便も含む)。一部の便は1日より、運行を再開している。
ICカード「バス利用特典サービス」:終了した。

KMバス 通常通り運行。

銀河鉄道 1日改正ダイヤにより、通常運行。2路線とも「平日・土曜日」と「休日」の2本立てとなり、初便の繰り下げ・最終の繰り上げを行い、休日は30分間隔に減便。

東京BRT:プレ運行中。日中は虎ノ門~晴海間毎時3本+新橋~晴海間毎時1本で、連節バス(エルガデュオ)は、6時台1往復を除いて、新橋~晴海間で1時間毎の運行。
ICカード「バス利用特典サービス」:25日を持って終了する。
 
東京ベイシティ交通 一般路線は通常通り運行。一日乗車券「ぶらやすきっぷ」を、発売している。紙券の他、モバイルチケット(LECIPのスマホアプリ「QUICK RIDE」)でも発売する。大人700円・小児350円。3日、全線でダイヤ改正を実施した。運行本数や深夜バス運行時間対等の見直しを行う。37系統(堀江六丁目~TDS)を新設。
ICカード「バス利用特典サービス」:(「おさんぽバス」を含め)30日を持って終了する。

新京成バス 一般路線は通常通り運行。
ICカード「バス利用特典サービス」:終了している。

千葉交通 一般路線は通常通り運行。

千葉中央バス 一般路線は通常通り運行。
ICカード「バス利用特典サービス」:30日を持って終了する。

千葉内陸バス 一般路線は通常通り運行。
ICカード「バス利用特典サービス」:25日を持って終了する。

千葉海浜交通 一般路線は通常通り運行。
ICカード「バス利用特典サービス」:25日を持って終了する。

成田空港交通 一般路線は通常通り運行。

小湊鐵道 千葉白子急行は朝3往復・夕方1往復のみの運行に減便。一般路線は、平日は一部の系統が土休日ダイヤに変更または運休。土休日は一部の系統・便が運休。大網駅~白子車庫・サンライズ九十九里線は特別ダイヤで運行。木更津駅~川崎駅間高速バスは、川崎→木更津は迂回運行のため、10分程度の遅延になる。木更津→川崎は通常運行(一部便は折り返しの遅れで10分程度遅延する場合がある)。のぞみ野・長浦線は1日にダイヤ改正を行っている。
ICカード「バス利用特典サービス」:終了した。

日東交通 イオンモール木更津線は計画減便ダイヤで運行。「戦翼のシグルドリーヴァ」デザインの、房総館山地域の共通1日乗車券を発売している。館山市内線と、JRバス関東の洲の崎線・南房総本線(共に館山駅~相の浜間)で通用。2,000円。限定800枚。木更津駅~川崎駅間高速バスは、川崎→木更津は迂回運行のため、10分程度の遅延になる。木更津→川崎は通常運行(一部便は折り返しの遅れで10分程度遅延する場合がある)。のぞみ野・長浦線は1日にダイヤ改正を行っている。なお、上総湊出張所(旧天羽日東バス)担当路線は、富津〔営〕に移管された。上総湊出張所は、案内所業務は引き続き行うが、「高速バスネット」使用の業務は、30日を持って終了する。

平和交通 稲毛駅~平和交通本社・にれの木台中央、新検見川駅~にれの木台線は臨時ダイヤで運行。BYDのEV(大型K8RA・小型J6)の導入がツィッター上で公表されているが、運行開始日・運行路線等の詳細は確認できなかった。
ICカード「バス利用特典サービス」:25日を持って終了する。

あすか交通 一般路線は通常通り運行。
ICカード「バス利用特典サービス」:25日を持って終了する。

東洋バス・千葉シーサイドバス 通常通り運行。
ICカード「バス利用特典サービス」:30日を持って終了する。

関東鉄道 全線で最終バスを繰り上げている。主に22時00分より後に始発地を出発する便を取りやめ。

朝日自動車 通常通り運行。
ICカード「バス利用特典サービス」:終了した。

阪東自動車 通常通り運行。
ICカード「バス利用特典サービス」:終了した。

茨城急行 北越谷→松伏高校線で金曜日・祝前日のみ運行の深夜便2便の運行を取りやめ。
ICカード「バス利用特典サービス」:終了した。

川越観光 入西団地循環・マイタウン循環・東京電機大学循環の各路線は23時台の便の運行を取りやめ、最終バスを繰り上げ。
ICカード「バス利用特典サービス」:終了した。

国際十王交通 一般路線は通常通り運行。
ICカード「バス利用特典サービス」:終了した。

関越交通 一般路線は通常通り運行。

イーグルバス 小江戸巡回バスはダイヤ改正を実施した。平日・土休日統一の時刻となり、C01(喜多院・菓子屋横丁ルート)の平日運行が再開している。その他の一般路線は通常通り運行。
ICカード「バス利用特典サービス」:30日を持って終了する。

横浜市営 「雨の日臨時便」は運行しない。「ピアライン」は運行時間を短縮、桜木町駅前20時18分発・ハンマーヘッド20時37分発が最終となる。大さん橋客船ターミナル循環系統は、当面運休。終日、約30分間隔で運行。
ICカード「バス利用特典サービス」:5月31日を持って終了する。
 
横浜交通開発 通常通り運行。

川崎市営 通常通り運行。深夜バスは全便運休中。市立川崎高校直行バスは全便運休(時差登校のため。通常登校再開まで。)。
ICカード「バス利用特典サービス」:終了した。

神奈中バス 通学対策系統・商業施設系統は運休・減便系統あり。
ICカード「バス利用特典サービス」:終了した。

相鉄バス 23時以降の多数の便が運休している。深夜バスは、平日の〔旭6〕系統1本(東戸塚駅→左近山団地)・〔旭11〕系統1往復(中山駅→鶴ヶ峰駅・鶴ヶ峰駅→西ひかりヶ丘)・〔旭22〕系統1本(二俣川駅→旭高校入口)のみ運行。旭〔営〕は5日、ダイヤ改正を実施。二俣川駅~羽田空港線(京浜急行バスと共同運行)は16日、一部便が再開予定。海老名駅~羽田空港線は引き続き運休。
ICカード「バス利用特典サービス」:終了した。

臨港バス 21時30分以降の減便・最終バスの繰り上げを行っている。「すみっコぐらし」ラッピングバス(鶴見〔営〕)は、11月まで運行する。木更津駅~川崎駅間高速バスは、川崎→木更津は迂回運行のため、10分程度の遅延になる。木更津→川崎は通常運行(一部便は折り返しの遅れで10分程度遅延する場合がある)。YCAT~浮島(江川一丁目)間高速バスは、浮島→YCATは迂回のため、10分程度の遅延になる。YCAT→浮島は通常運行。〔川03〕系統(川崎駅~浮島BT)も、大幅な遅延が予想される。
ICカード「バス利用特典サービス」:終了した。

江ノ電バス 一般路線は通常通り運行。深夜バスは運休中。藤沢・大船~羽田空港線(京浜急行バスと共同運行)は24日、一部ダイヤを変更した上で再開予定。一般路線も24日にダイヤ改正を行い、深夜バスは、横浜・湘南両営業所は全面廃止、鎌倉〔営〕も土曜日は廃止になる(平日は運行再開)。鎌倉〔営〕各路線のダイヤは平日・土休日の2本立てとなる。湘南〔営〕の大船駅発着の藤沢駅・江の島・アイパーク方面路線を、富士見町(横須賀線踏切)経由→大船消防署(立体交差)経由に変更する。
ICカード「バス利用特典サービス」:終了した。

箱根登山バス 定期観光バスは運休。小田原宿観光回遊バス「うめまる号」は、運行を再開している。一般路線は、桃源台線(T)・箱根町線(H)・箱根旧街道線(K)・箱根新道線(R)・元箱根港~箱根湯本駅間急行・観光施設めぐりバス(S)・国府津線・芦子橋線・ダイナシティ線で減便を行なっている。
ICカード「バス利用特典サービス」:終了した。

伊豆箱根バス 全線、特別ダイヤで運行。湯河原~箱根線は運休している。
 芦ノ湖の水陸両用バス「NINJABUS」は、1日より事業をプリンスホテルに譲渡した。
ICカード「バス利用特典サービス」:終了した。三島・沼津地域の路線にPASMOを導入している(韮山・修善寺駅発着計4路線及びシンクトゥギャザーのEVは除く)。

富士急モビリティ 河口湖~御殿場駅・プレミアムアウトレット路線は、一部減便。
ICカード「バス利用特典サービス」:終了した。

フジエクスプレス 「ハチ公バス」神宮の杜ルートは30分間隔で運行。「TOKYO NO KABA」は、運行を再開している。
ICカード「バス利用特典サービス」(横浜市内路線のみ):終了した。

富士急バス 富士五湖エリアは5日より、「レッドライン」は10往復(9~17時台)、「グリーンライン」は4本、「ブルーライン」は3本運行。富士山駅~新富士駅路線は、3往復で運行。「YAMANAKAKO NO KABA」は4便運行。コロナ禍とは関係ないが、河口湖駅~天下茶屋路線は路面凍結により、三つ峠登山口で折り返し運行を行っている。
 5月30日まで、「芝桜ライナー」(河口湖駅(一部富士山駅発着)~富士芝桜まつり会場)を運行。
ICカード「バス利用特典サービス」:終了した。

富士急湘南バス 一般路線は通常通り運行。
ICカード「バス利用特典サービス」:終了した。

富士急シティバス 「三島・河口湖ライナー」は2往復で運行を再開している。
ICカード「バス利用特典サービス」:終了した。

富士急静岡バス 新富士駅~富士山駅路線は、3往復で運行。鷹岡車庫~富士宮駅~イエティ路線は、廃止になった。
ICカード「バス利用特典サービス」:終了した。

山梨交通 一般路線は通常通り運行。
ICカード「バス利用特典サービス」:終了した。

東海バス 全エリアの大半の系統が減便。熱海市内「湯~遊~バス」は、18便中12便の運行を再開している(「湯~遊~バス 彩」はうち6便で運行)。熱海を除いた全線規模で、ダイヤ改正を実施している。江梨~大瀬岬間は廃止(大瀬岬へは、江梨で戸田行予約制乗合タクシーに乗り換え)。三島駅~修善寺~松崎間快速は、同日運行再開している。「三島エクスプレス」・定期観光バスは引き続き全便運休。下田海中水族館路線は、水族館休館日は運休。修善寺駅~八丁池口路線は、今年度は11月までの土休日及びGW期間中運行。
「あまんちゅ!」ラッピングバス2号車を、18日より伊東〔営〕各路線で運行する。同作品のファンの費用負担により実現したもので、初日はファンによる貸切運行、一般の利用は翌19日からとなり、運用を公表する予定(今日現在はまだ)。
 熱海市内路線(熱海自然郷線を除き、湯河原線・「湯~遊~バス」は含む)でPASMOを導入している。小田急電鉄のMaasアプリ「EMot」で、「伊東観光フリーパス」「みしまるきっぷ」「湯~遊~バス フリーきっぷ」「湯~遊~バス フリーきっぷ ワイド」の電子チケットを発売している。「伊東観光フリーパス」は、電子チケットのみ有効が2日になる。「EMot」では、東海バス一般路線の運行情報のリアルタイム配信も行う(12日からを予定していたが、19日10時からサービス開始)。

JRバス関東 一般路線は通常通り運行。宇都宮では平日に臨時便を運行中。栃木県内(宇都宮・塩原)路線は、ICカード「totra」を導入した。関東自動車・宇都宮ライトレール(2023(H5)年開業予定)と共通で、全国相互利用も可能。「戦翼のシグルドリーヴァ」デザインの、房総館山地域の共通1日乗車券を発売している。洲の崎線・南房総本線(共に館山駅~相の浜間)と、日東交通の館山市内線で通用。2,000円。限定800枚。「JR竹芝 水素シャトルバス」(JR東日本から委託 無料)は、運行時刻を変更している。東京駅丸の内南口発は平日11時00分~18時00分の6便・土休日11時00分~21時30分の12便。ポートシティ竹芝は引き続き通過。6月30日までこの形態で運行し、7月以降は別途通知。
 首都高速地下化工事により呉服橋出口が廃止されるため、5月10日より、高速バスの一部の路線(常磐道・東関道・アクアライン方面からの路線)がルート変更を行い、一部の路線で東京駅到着が5分程度遅くなる。

 この他、各事業者で、駅の窓口や改札口、バスの案内所等の営業体制の変更(時間短縮や、駅では駅員配置の取りやめ)などを行っている所が多数ある。また、「緊急事態宣言」及び「まん延等防止措置」適用に伴う乗車券・指定券等の取り扱いが、各事業者より発表されている。

 一応、各社のリリースなどを細かく見てきたつもり、だが、見落とし・書き漏らしも多々あろうかと思います。発見次第書き直していますが、各事業者の公式WebやSNSで、再度確認して頂ければと思います。繰り返しになるが、例年通りとはならないとしても、少なくとも去年のようなGWには、なってもらいたくない。しかし、感染の状況がこのまま悪化するなら、来週には、GW中の各事業者の動きが相次ぐはずです。注視したいと思います。

 当ブログでは直接のコメントは受け付けないので、何かありましたら、本体の「日本の路線バス・フォトライブラリー」上からメールを下さい。折返し返事をしたいと思います。何か質問がありましたら、やはり本体上からメールを下さい。解かる範囲でお答えをしたいと思います。質問と答えは当ブログにも掲載します。
 当ブログ上からでは発表できない緊急の事態が発生した時は、本体でお知らせします。


《今日のニュースから》
16日 性別欄任意記載の履歴書 厚生労働省が案作成
(JR西日本 1600億円の社債発行発表 コロナ禍で経営悪化)
17日 楽天 田中将大 8年ぶり日本プロ野球公式戦登板
(兵庫県警察学校 48人の新規感染発表 合計61人)

 熊本地震から5年経ちました。亡くなられた方々には、改めてお悔やみを申し上げます。去年、パンデミックの直前に豊肥本線に乗って、阿蘇~肥後大津間はバス(産交のユニヴァース)だったのだけれど、外国人観光客が多かったのが印象的と、№2119で書きました。豊肥本線はその後復旧したが、今度はインバウンドがいなくなってしまった…。一日でも早いうちに、新生豊肥本線を体感してもらいたいと思っているのだが。スイッチバックもあるし。道路も主要路線は復旧が続いて、あとは、南阿蘇鉄道だね…。

№2326 銚子電鉄の駅 2020年冬

 今回は、どうしてもこれを書かねば、という更新のネタがなかったので、ローカル私鉄の駅の画像を並べて、お茶を濁してみたいと思います(?)
 昨年暮れの12月14日、日帰りで銚子に行ってきて、銚子電鉄の駅の写真を撮ってきました。仲ノ町駅のたたずまいを写した画像は、去年の大みそか更新の№2269でご覧いただいたところだが、改めて各駅の画像を、ご覧頂きたいと思います。

銚子電気鉄道01銚子 20201214.jpg
銚子 ちょうし
 JR線の2・3番ホームの先端部にあります。駅舎然とした瀟洒な建物はあるが、銚子電鉄の駅員はいません(切符は電車内またはJRの駅で購入する事になる)。このホーム、JRの列車の運転士・車掌の通路にもなっているようです。

銚子電気鉄道02仲ノ町20201214.jpg
仲ノ町 なかのちょう
 車庫がある事は、№2269でも書いたところです。駅員が常駐し、記念グッズも販売しています。クリアファイルは№2261の一番最後に出しました。

銚子電気鉄道03観音20201214.jpg
観音 かんのん
 以前たい焼き店があったので有名だったが、犬吠駅に移転し、現在は完全に無人駅。

銚子電気鉄道04本銚子20201214.jpg
本銚子 ほんちょうし

銚子電気鉄道05笠上黒生20201214.jpg
笠上黒生 かさがみくろはえ
 唯一行き違いができる駅です(ただし撮影日の時点はコロナ禍の影響による減便のため、行き違いが行われていなかった)。駅員が常駐し、タブレットの交換が見られます。ネーミングライツにより、駅名標は「髪毛黒生」になっています…。

銚子電気鉄道06西海鹿島20201214.jpg
西海鹿島 にしあしかじま

銚子電気鉄道07海鹿島20201214.jpg
海鹿島 あしかじま

銚子電気鉄道08君ヶ浜20201214.jpg
君ヶ浜 きみがはま

銚子電気鉄道09犬吠20201214.jpg
犬吠 いぬぼう
 観光物産店があり、有名な「ぬれ煎餅」も販売しています。以前は旧相鉄の電車が置いてあったが、近年解体されたとの事。

銚子電気鉄道10外川 20201214.jpg
外川 とがわ
 構内には、クリアファイルに描かれていたモハ801と、「澪つくし」のトロッコ客車が留置、というか放置された状態で置いてあります。

 少々駆け足で、もう少しじっくり見物・見学すべきだったのだろうが、スケジュールの都合で、やや駆け足になった感がありました。今月になって、運休になっていた朝の便の運行が再開された事もあるので、もう一度、できるだけ早めに訪れたいと思います。今はある程度話題性で持っている感がある銚子電鉄だが、№2269でも書いた事の繰り返しになるけれど、線路とか施設とかが貧弱で、このままだと近い将来に行き詰ってしまう危険性があると思う。駅も、味のある木造駅舎とかもいいが、バリアフリーという点では難点もある。距離が短いし、ほぼ全線に渡ってすぐ近くにバス路線(京成タクシー成田)があり、便数も電車と同じくらいはあるので、利用者がバスの方に流れてしまう可能性もあります。恒常的に残し続けたいのなら、どこかで抜本的な近代化をしなければならないと思う。施設も、駅も。それはもちろん銚子電鉄単独ではできない事で、銚子市(あるいは千葉県)が、銚子市の交通ネットワークのどこに電車を位置づけるのか、その辺から考えなければならないのではないだろうか。その時には、駅の姿も変わってしまうだろうが、良い方向に変わるなら、我々も受け入れるべきなのだろうと思います。

 当ブログでは直接のコメントは受け付けないので、何かありましたら、本体の「日本の路線バス・フォトライブラリー」上からメールを下さい。折返し返事をしたいと思います。何か質問がありましたら、やはり本体上からメールを下さい。解かる範囲でお答えをしたいと思います。質問と答えは当ブログにも掲載します。
 当ブログ上からでは発表できない緊急の事態が発生した時は、本体でお知らせします。


《今日のニュースから》
14日 アフガニスタンから米軍完全撤退 バイデン大統領表明
(れいわ新選組 木村 英子参院議員 国会活動復帰)
15日 中小企業サイバーセキュリティ対策 経済産業省など支援サービス開始発表
(京都祇園祭「山鉾巡行」 2年連続中止決定)

 大阪府のコロナ禍はかなり危機的な状況にあるらしいし(これまでの首都圏でさえなかったくらいのレベルに見える)、関東地方も神奈川県に埼玉県・千葉県・愛知県も、20日から「まん延防止等重点措置」の対象となる事が決まりました。今日現在で、関東に関してはこれに対応した交通事業者の反応はない(JR西日本は、金沢の新幹線・在来線の各総合車両所の、今年度の公開の中止を発表した)が、明日あたりには一斉に、措置に対する対応が発表になるような気がします(その場合は土曜日にまとめて記します)。どうやら今年のGWも今年並み、いや、今年以上に厳しい状況になりそうな気がします。毎日毎日、朝一番で、悪化する一方のコロナ禍のニュースを聞かされ続けていると、たとえウィルスに感染していなくても、なんだかヤル気が失われ、精神的にダメになってしまいそう…。