「JTB時刻表2021年4月号」、先週金曜日・19日に発売になりました。
表紙は三陸鉄道の36-700型2連で、2両目はラッピング車。「三陸スマイルトレイン」と称するらしい。浪板海岸~岩手船越間は、JR山田線からの転換区間。
「のりもの情報局」は先月だけお休みだったみたいで、今月はまた掲載があります。「えちごトキめき鉄道 えちご押上ひすい海岸駅開業」「土佐くろしお鉄道 あき総合病院前駅開業」「弘南鉄道『鉄苦路~テツクンズ』発売中」「JTBパブリッシング JTBの首都圏鉄道路線図」。第三セクター鉄道の新駅が2つ並びました。
「鉄道模型プレゼントコーナー」は、「名古屋鉄道6000系1次車三河線4両セット」。デビューからもう45年になる。外形的な変化は記されているが、車内が当初はセミクロスシートだった事には、触れられていません。
私鉄ダイヤ改正 ココに注目!
先月がJRだったからか、今月は私鉄になりました。派手めに書いてあるが、私鉄も似たり寄ったりで、終電の繰り上げに減便が中心。今改正時点では、昨年の近鉄「ひのとり」のような目玉になる新系列もない。せいぜい、1月31日スタートの京阪3000系「プレミアムカー」位か。5月になると京急1000形1890番台がデビューするが、どちらも強烈なインパクト、とまでは行かない気がする。京急は、やはりこの顔つきはイマイチ。1500形のような切妻に振り切っても良かった。
しなの鉄道SR1系の一般車は金沢文庫で製造されているのを京急の電車からも見ているが、この投入により、115系スカ色編成の7月引退が発表になっていて、解りきっていた事ではあるが、撮影するなら急がないと。
新駅の話題もあるが、美乃浜学園は、実は20日にひたちなか海浜鉄道に乗って、立ち寄りました。少し離れた所に真新しい学園があるが、それ以外、駅付近には今の所、何もない。この駅と、磯崎及び阿字ヶ浦駅のホームには、ローカル鉄道らしからぬ?ホーム柵が作られていました。通学の利用が多くなると見込んでいるのか(今の所、他の駅にはない)。地元警備会社の防犯カメラもあります。
西武の西武遊園地駅は、以前の駅名の多摩湖に戻った事になるが、多摩湖→西武遊園地となった1979(S54)年は、ライオンズが西武になった最初の年。山口線はまだ新交通システムにはなっていなかったが、ライオンズを中心に、観光・行楽で売り出そうとした、当時の西武の戦略の一環としての改称だったのだろうか。
特集のページ
「NEWS」のイラストは、グラビアでも取り上げられている、東京メトロの17000系。他鉄道へは、試運転は行われているが、営業運転はまだのようだ。
会社線では、28日に全線の運行を再開する、上田電鉄の時刻が掲載になっています。日中11~15時台は60分間隔(上田発毎時10分・別所温泉発毎時11分)。しなの鉄道共々、早めに行かねば。
「鉄道系YouTuberのがみ」さんなる方が「時刻表の編集にチャレンジ」して制作した、らしい、架空の列車の時刻が掲載されている。「がみさん」の地元らしい尾久が始発で、大阪まで下りが夜行快速の〔ムーンライトがみ91号〕・上りが昼特急の〔乗ch昼特急92号〕。どちらも583系使用だが、下りの「B1」(B寝台個室「ソロ」)なんて、583系にはないよね?上りの食堂車は、和食提供になっている。グリーン車はない。
尾久始発とか、寝台や食堂車はともかく、東京~大阪間の夜行快速は、現実に設定・運行って、もうできないのでしょうかねえ?前にもどこかで書いたはずだが、この区間だと、低廉な夜行列車は歓迎されるだろうと思うのです。特に(今はいないけれど)ジャパン・レイルパスで乗るような、インバウンドの外国人観光客などには。〔ムーンライトがみ91号〕の座席は全車指定席としているが、料金部分に関しては、指定席料金(現実だったら530円)を多少は上回る金額になっても受け入れるので(1,000円くらいまでは)、乗車券部分は「青春18きっぷ」で乗れる列車を希望したい。
本文
JRに関しては、ダイヤ改正を行ったばかりで、臨時列車以外に目立った変更点はない。弘前のさくらまつりや、鎌倉のあじさい観賞などの臨時列車が多数掲載されているが、どうか全列車、無事に運行されて欲しい。去年はことごとく運休になってしまっているので…。
北海道新幹線は5月3~6日、昨年末と同様に青函トンネル内で210㎞/h運転を実施するため、〔はやぶさ〕〔はやて〕の一部に時刻変更があります。
下り〔はやぶさ95・1・7・13・19号〕〔はやて91号〕は木古内(停車列車)・新函館北斗到着が3分早くなり、〔はやて97号〕は新青森・奥津軽いまべつ出発3分遅くなる。5月4・5日運転(新青森終着列車の延長)の〔はやぶさ9号〕も、210㎞/hを行う。
上り〔はやぶさ10・14・18・22・28・32・34号〕は新函館北斗・木古内(停車列車)出発が3分遅くなる。
東京~新函館北斗間最速は、下り〔はやぶさ7・13号〕の3時間57分。新函館北斗で接続する〔はこだてライナー〕も、一部に時刻の変更が発生する。
先月号では気づかなかったが、鹿児島本線・小倉~久留米間の快速は、日中の5往復が「3月13日~6月30日運転」の臨時列車の扱いになっている。下りは小倉発10~14時台、久留米12~15時台と鳥栖始発16時台。7月以降も運行されるだろうとは思うが(思いたいが)、西鉄の改正も合わせてみると、九州は鉄道輸送の需要が全体的に相当減っている、その表れ、という事なのだろうか。
日光線の「いろは」は今月号にも掲載がないが、JR東日本の公式Webには運用列車の掲載がある。改正前と変わっていない。
特集ページには、JR北海道261系「はまなす」編成変更列車と、「ラベンダー」編成の〔フラノラベンダーエクスプレス〕の記載があったが、「ラベンダー」編成は先に、5月15・16日の〔オホーツク1号〕〔大雪4号〕、22・23日の〔北斗6・19号〕、29・30日の〔おおぞら3・8号〕でデビュー。「はまなす」編成同様、グリーン車はない。
会社線は、高速バスの下関~福岡線は、ここでは「当分の間全便運休」となっているが、6日から2往復を除いて運行が再開になっています。
沿岸バスの豊富駅~稚咲内路線が3月いっぱいで休止(廃止、だろう)。元々シーズン中3往復・それ以外2往復、ダイヤからして日常の生活の利用はなさそうな路線のようだが、それ故か、沿岸バス・豊富町、どちらも4月からの代替の交通については、今日現在では全く記されていない(豊富町では、スクールバスの一般客混乗を行っているようだが、ヨソからの観光客が利用できるものではない)。先月書いた岩手県交通のほっとゆだ~湯本温泉路線もだが、純粋なローカル線だけでなく、観光路線でも廃止になってしまうバス路線が、少なくなくなっています。公共交通でのアクセスが困難になった観光地が、最近はかなり多いです。
今号の特別付録は、「JTB時刻表オリジナル(トート)バッグ。バッグが入って小さめの段ボール箱は間に挟まって、時刻表はビニールひもでぐるぐるにまかれていました。
時刻表で使われている、あるいは使われていたマークがデザインされていて、グラビア特集に続いてマークの、ほんの一部だが解説書きもあります。国鉄~JRでは使われていないものもあるし、今はないものも、逆に最近できたばかり(グランクラスなど)もあります。ただ、「3扉」というものがあるが、JTB時刻表で使っていたかなあ?京阪が発行していた全線時刻表で、特急で8000系などのクロスシート車と区別するために使われたもののはず。他にも、JRでは見られないマーク(特に種別)も、多々見られます。
花びらみたいなマークって、何だったっけ?どこかで見た事があるような気がするのだが。マークだけでも鉄道の歴史をさかのぼれそうだけれど、ならば、あと数点、「赤帽のいる駅」(帽子マーク)、「指定券を一ヶ月一日前から発売する列車・連絡船」のマーク、単純な「〇」「●」(一般周遊券の周遊指定地あるいは周遊指定地接続駅)、「ホバークラフト」(宇高航路に就航し、最近まで大分空港アクセスでも使われていた)とかあっても、楽しかったかも知れない。
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ところで、特に私鉄や、JRでも都心の区間で、単純に停車駅を区別するための名称として、スピード感がある「特急」「急行」「準急」など、様々な名称が使われ、近年は「快速」「通勤」「区間」などと頭につけて細分化もされている。が、このやり方は、もう限界にきているのではないだろうか?長区間各駅に停車し、近郊列車の「普通」にどんどん抜かれていく京浜東北・根岸線の「快速」や、「急行」が通過する西谷に停車する相鉄線の「特急」など、矛盾がそこかしこに出てきています。料金が絡まない列車については、全く違った付与方法を考えるべきではないか。最近はそんな事を感じます。
《今日のニュースから》
24日 愛知県知事リコール署名問題 愛知県警 団体を家宅捜索
(首都圏1都3県知事 時短要請4月も継続で合意)
25日 北朝鮮 短距離弾道ミサイル 1年ぶり発射
(箱根町の芸者組織 神奈川県知事に支援要望)