№2286 JTB時刻表2021年2月号(JTBパブリッシング)

「緊急事態宣言」は、栃木県のみ終了も、その他の10都府県は、1ヶ月延長、という事になってしまいました。感染の状況次第では早期終了もあるという事で、そこに期待するしか、ないです。でないと、各交通機関への影響が甚大なので…。
 
「JTB時刻表2021年2月号」、北陸新幹線E7系を表紙に、先月25日に発売になりました。
「のりもの情報局」は今月も表紙裏で、「国道九四フェリー 新造船『涼かぜ(すずかぜ)』2月1日就航」「西武鉄道 一部特急芦ヶ久保臨時停車」「伊豆箱根鉄道『旅助け』干支シリーズ発売」「名鉄×近鉄『サクラサク入場券』発売中」「三岐鉄道 鉄道むすめ『楚原れんげ』2nd Birsday 切符セット発売!」。
 四国~九州間のフェリーは去年、宇和島運輸の八幡浜~別府航路にも乗ったけれど、この航路はもっと短くて70分。の割に、国道九四フェリーのWebを覗いてみたが、かなり奢っているなという印象です。船旅も積極的に日程に組み込みたいが、ただし、四国側の三崎港の二次アクセスは、伊予鉄バスの松山~三崎港路線はコロナ禍の影響で6日から2往復が運休、1往復のみ(松山市9時10分発・三崎港12時50分発(八幡浜駅止まり))になるので、要注意(伊予鉄南予バスの八幡浜駅~三崎間ローカル路線は通常通り運行中)。
「プレゼントコーナー」は、今月はバスで、「熊本桜町バスターミナルセットA」。九州産交バスのブルーリボン、熊本電鉄のエアロスター、熊本バスの先代エルガ、熊本都市バスの新エルガ。熊本バスは中古導入だろう。都市バスは大型の新車が入ったのか。熊本のバスは近く共同経営に移行する事になっていて、この4月にはその準備室が立ち上がると、先日関係各社からリリースが出ています。そうなったら、路線の大幅な再編成が予想されるが、バス自体は、どうなるのでしょうか。

 巻頭グラビアは、今月は4ページを使って、3月13日のJRグループのダイヤ改正が詳報されています。基本的には、既に去年の12月18日に出されたリリースそのままなので、改めて書く事も少ないだろうと思います。
 JR東海の在来線は、この記事では「利用状況に合わせて時刻などが変更される列車があります」とだけ記されているが、JR東海のWebでは今日現在、一切発表がない。どこがどう変わるのか、3月号を見るしかないか。
 改正後の、首都圏・京阪神の主要路線の終電の時刻が記載になっているが、これを見た限りでは、1時を過ぎて運行があるのは、高崎線と宇都宮線、JR神戸線のみになる。どうやらJRグループの昼行列車(この時間帯ではヘンかも知れないが)で一番遅い終着の時刻は、高崎線の高崎着と、JR神戸線の西明石着、共に1時14分という事になりそう。

特集のページ
「NEWS」のイラストは、185系。〔湘南ライナー〕のヘッドマークも描かれています。3月号は完全に新ダイヤの掲載になるので、〔湘南ライナー〕の時刻の掲載は、この2月号で最後になるはず。
 3月13日からの新幹線・特急の新ダイヤが掲載。新函館北斗乗り換えの、東京方面⇔札幌方面間の連絡早見表も掲載になっています。〔北斗〕の、現状の上下最終がなくなる事で、鉄道だけで行くなら、東京発は14時28分発〔はやぶさ29号〕が札幌への最終接続となり、現状より1時間早く発つ必要がある。札幌発は〔北斗22号〕の繰り下げによって、新函館北斗での〔はやて100号〕への接続がなくなり、16時38分発〔北斗20号〕が、本州方面への最終接続となる(盛岡行〔はやて98号〕への接続。対東京は変わらない)。
 久大本線の〔ゆふいんの森〕〔ゆふ〕は、全線再開後の時刻を掲載。基本的には豪雨被災前と同じだが、〔ゆふいんの森〕は全列車、列車番号が8000番台になる(1・2・5・6号は、「6月30日まで運転」の臨時列車扱い)。なお久大本線は2月13日に由布院~向之原間、3月1日に豊後森~由布院間が開通して全線で再開、1日より特急は全列車、被災前と同じ形態で運行を再開する。
 会社線は先月と同じく、伊豆箱根鉄道駿豆線と、関東のライナー列車や、一部の高速バス。なお「スカイツリーシャトル」(スカイツリータウン~志木)は運休中。

 新幹線は、東海道・山陽新幹線は臨時列車も掲載されているが、今月いっぱいは全列車取りやめで、定期列車のみの運行。九州と、東北・北海道・秋田・山形・上越・北陸の各新幹線は臨時列車の記載がなく(ガーラ湯沢関連と〔とれいゆつばさ〕のみ記載)、スカスカ。
 偕楽園の臨時停車(13日~3月7日の土休日)の時刻が引き続き掲載されているが、今日現在は偕楽園・JR東日本共、引き続き何のリリースも出していない。ただ、緊急事態宣言が延長になってしまったので、茨城県は元々対象外ではあるが、影響が出てしまうかもしれない。

 会社線は、京阪の1月31日改正の時刻を掲載。3000系にプレミアムカーが連結されたので、基本的には10分間隔の設定となった。なお、近鉄特急は現在、土休日に加え、平日も相当数が全区間、または一部区間が運休。特に志摩線や南大阪・吉野線は半分以上が運休になってしまっています。「ひのとり」にも運休が発生している(「しまかぜ」「青の交響曲」は運行)。

 次号3月号は、JRグループ全列車の改正ダイヤが掲載になるので、可能な限り現状と比較したいが、どうにも気が重くなりそう。久大本線や水郡線の全線再開、というポジティブな話題も、あるのだが。

 当ブログでは直接のコメントは受け付けないので、何かありましたら、本体の「日本の路線バス・フォトライブラリー」上からメールを下さい。折返し返事をしたいと思います。何か質問がありましたら、やはり本体上からメールを下さい。解かる範囲でお答えをしたいと思います。質問と答えは当ブログにも掲載します。
 当ブログ上からでは発表できない緊急の事態が発生した時は、本体でお知らせします。


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 今日は、相鉄からダイヤ改正(3月13日)のリリースが出ました。終電繰り上げは予告されていた通り。全体的にダイヤパターンが再度かなり変わるようです。JRとの直通が開始になって1年以上、その実績を踏まえて、という事でしょう。

① 平日朝方、上りは海老名発各停2本を特急に変更(7時31分→7時33分・7時46分→7時48分)、海老名発特急は5時43分~8時12分の間、JR直通と横浜行が交互に運行される。その他も一部は急行に変更になる(各停は湘南台発で運行)。いずみ野線は、通勤急行・各停を1:2で運行し、西谷でのJR直通特急との接続は通勤急行になる。通勤特急はピーク時の前後の運行となり、いずみ野での各停追い抜きはなくなる。
② 平日夕方、下り横浜発のラッシュのパターン(17時30分~に繰り上げ)が変わり、急行・快速・各停が20分サイクルで現状の2:1:3→2:2:2になる。これにより、西谷・二俣川・大和での接続列車も変わる。
③ 平日の夜間は、利用状況に対応して、土休日とほぼ同じダイヤになる(土休日はほぼ現状通り)。
④ 土休日夕方、下り横浜発は急行・快速・各停を運行し、JRからの直通は特急で運行する。
⑤ 平日・土休日とも、日中のJR直通は全て各駅停車で運行する。その他、種別・区間・本数を見直す。

 なお、平日朝方のJR直通は3本が行先を池袋に変更するが、この内、海老名8時19分発の各停新宿行は、確か相鉄12000系運用ではなかったっけ?初めて定期列車で、新宿より先に乗り入れるのか?あるいは運用が変更になるのか?

《今日のニュースから》 カッコ内は新型コロナウィルス関連
 1日 巨大IT企業不公正取引規制 新法施行
(プロ野球キャンプイン 全球団無観客)
 2日 福島県大熊町 町立診療所開設
(三菱自動車 9か月間決算大幅赤字 コロナ禍影響)

 ミャンマーでクーデターが発生、アウン・サン・スー・チー氏らが拘束され、非常事態が軍によって発出されました。少数民族など問題は山積しつつも、とにもかくにも少しづつ民主化の道を歩んでいたはずなのに、また軍政にリバウンドしてしまうのか?「去年の総選挙に不正があった」と軍は言っているようだが、どこかでさんざん聞かされたセリフだ…。逆説的に、アメリカの選挙が途上国並みのレベルに落ちてしまった、証ともなってしまったのか?